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2025-11-19 05:10

若者が社会を動かす力に!インド・エクアドル・南米に広がる起業家的リーダー教育

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世界経済フォーラム(World Economic Forum)が取り上げた「起業家教育がリーダー育成に与える影響」について語ります。エクアドルやインド、南米の事例を交えながら、教育がどのように社会リーダーや民主主義を支える人材を育てているのかを、わかりやすく紹介します。

サマリー

起業家教育は、単なるビジネスの授業ではなく、リーダーシップ教育として社会に適応する力を育てる重要な要素です。インドのJELFやエクアドルのUDLAなどの事例を通じて、この教育の広がりと若者のリーダーシップ育成の可能性が探求されています。

起業家教育の重要性
みなさん、こんにちは。教育カフェテラス、担当の水野太一です。
今日は、世界経済フォーラムの記事から、2025年10月24日に公開された
「起業家教育がグローバルリーダーシップのギャップをどう埋めるか?」というテーマを取り上げたいと思います。
こんにちは、高橋さやかです。起業家教育ってビジネスの授業のことかなって思うんですけど、それがリーダー育成と関係あるんですか?
いい質問ですね。実はこの記事では、起業家教育は単に会社を立ち上げるための教育ではなく、
変化の激しい社会を生き抜くためのリーダーシップ教育として紹介されているんです。
リーダーシップ教育としての起業家教育、なんだか新しい考え方ですね。どんな力を育てることが目的なんですか?
主に、姿勢、適応力、失敗から学ぶ力などです。OECDが提唱するデデュケーション2030フレームワークにも、
未来に備える学びとして、これらのスキルが重要だと言われています。
なるほど。確かにこれからの時代って正解が一つじゃないですもんね。そういう力がないとリーダーは務まらないのかもしれません。
その通りです。例えばエクワトルのUDLA大学では、すべての学生が学際的な起業家教育を受けていて、
大学内のCOSMOSというハブを通じて、実際にアイデアを形にする取り組みをしているんですよ。
大学全体でやってるなんてすごいですね。日本だったら、起業を目指す一部の学生だけが学ぶようなイメージです。
UDLAでは、どの専攻の学生も、自分の夢やアイデアを社会に役立てる体験をします。
だから学んだことが、将来どんな職業にも活かせるようになっているんです。
あ、それってちょっと、総合的な探求の時間にも通じますね。自分で課題を見つけて、解決策を考えるっていうてね。
まさにそうです。そして、この学びを社会全体に広げる試みもあるんです。
例えばインドのJELFでは、3000校以上でスキルデューというカリキュラムを展開していて、500万人以上の子どもたちが学んでいます。
500万人、すごい規模ですね。でも、インドでは何を重視しているんですか?
インドのJELFは、単にスキルを教えるだけでなく、社会のために行動するリーダーを育てようとしているんです。
学生が1年を通して地域課題に取り組むユースリーダープログラムも人気ですよ。
グローバルなリーダー育成の事例
学んだことを、実際の社会活動につなげるんですね。それってリーダーシップだけでなく、ボランティア精神も育ちそうです。
そうですね。さらに南米では、政治リーダー育成にも応用されています。
例えばデモクラシアプラスというプログラムでは、7カ国で1、100人以上の政治リーダーを育成し、そのうち180人が実際に公職に就いています。
政治の世界にも、起業家マインドが政治に生きるって、ちょっと意外です。
ええ。でも、ここで言う起業家的マインドセットは、課題を見つけ、解決策を試し、データに基づいて改善する、という姿勢なんです。
これは政治にも教育にも欠かせない力ですよね。
それを聞くと、日本でも学校教育の中で起業家マインドを育てることがもっと大事になりそうですね。
実際、世界ではAFLATONという団体が、100以上の国で幼児から高校生までを対象に、金融教育と社会教育を一体化したカリキュラムを展開していて、特に女子学生の自信や挑戦意識が高まったというデータもあります。
幼児期からですか。そんな小さいうちから主体性を育てるなんて面白いですね。
そこがポイントなんです。起業家教育はビジネスを教えることではなく、自分で考え、社会に働きかける力を伸ばす教育なんです。
なるほど。つまり、これからの時代のリーダーを育てるには、試行錯誤する力とか、挑戦を恐れない心が大事ってことですね。
はい。そしてこの記事でも、今それが欠けていることが世界的な課題だと指摘されています。
特に民主主義の信頼が由来でいる今こそ、そうした教育が必要なんです。
確かに、ニュースを見ていても違いを認めながら協力できるリーダーって本当に貴重ですよね。教育の力がそこに結びつくのはとても希望を感じます。
ええ。私たち教員や教育を学ぶ皆さんが、その種をまいていく役割を担っているんですよ。
今日の話を聞いて、リーダーシップって特別な人の技術じゃなくて、誰でも育てられる力なんだって思いました。
そう思ってもらえたら嬉しいです。ミスナーの皆さんも、授業や日常の中で、自分から動く体験を大切にしてみてください。それがリーダーシップの第一歩です。
本当にそうですね。では、今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。次回も教育カフェテラスでお会いしましょう。
05:10

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