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みなさん、こんにちは。教育カフェテラス、進行役の水野太一です。
アシスタントの高橋さやかです。今日も楽しく学んでいきましょう。
リテらっこの概要
今回のテーマは、子どものネット問題と、それを解決に導くカードゲームリテらっこについてです。
情報源は東洋経済オンラインの記事で、2025年11月11日に掲載されたものです。
ゲームで学ぶ情報リテラシーですか?ちょっと意外です。どんなゲームなんでしょう?
そうですよね。ミテらっこは、サイバーセキュリティ企業のラックが開発したカードゲームで、遊びながらネットの安全な使い方を学ぶことを目的としているそうです。
ネットのルールをゲームで学ぶって楽しそうです。どんなきっかけで作られたんでしょうか?
開発を担当した清水正人さんによると、子どもたちがSNSで巻き込まれる犯罪被害が毎年1500人前後に上ることから、実感を持って学べる教材を作ろうと思ったそうですよ。
大人が注意するだけじゃ届かないということですね。確かに親や先生の話、つい右から左になっちゃうかも。
そうなんです。そこで議事体験を通して、自分だったらどうするかを考えてもらう仕組みにしたんですね。
それでカードなんですね。どんなカードが使われているんですか?
インシデントカード、アクションカード、そしてラッコインの3種類があります。トラブルのお題が出されて、子どもたちは自分の行動カードから最善策を選んで発表します。
まるでディスカッション型授業みたいですね。勝ち負けもあるって聞くと盛り上がりそう。
そうですね。しかも正解とは言えないような無視するおやつを食べるというカードもあえて混ぜてあるんです。
それユニークですね。でも、どうしてそんなカードを入れるんですか?
どんな視察でも、今できる最善の方法を考える力を育てるためです。つまり、困った時に自分で考え抜く訓練なんです。
なるほど。主体的に考える練習ですね。主体的、対話的で深い学びって、まさに今の教育で求められている姿。
その通りです。リテラッコンも学び合いを通じて、思考力や判断力を育てる教材として設計されています。
ネットトラブルの現状
ちなみに、インシデントカードってどんな内容なんでしょう?
情報・モラル・情報セキュリティ・消費者トラブルの3分野に分かれています。例えば、ご情報の拡散、個人情報の流出、高額課金トラブルなどですね。
まさに今の子供たちが直面している現実ですね。授業で扱いやすそうです。
開発元のラックはセキュリティ授業もしているので、現場の実例が詰まっているそうですよ。外部の専門家も監修しているとのことです。
それは信頼できますね。でも、学校でどう導入してるんですか?
2024年の年末から体験規模を募集したところ、半年ほどで20以上の学校や自治体、企業から応募があったそうです。
すごい人気ですね。特にどんな年代に多いんですか?
小学生向けのイベント依頼が一番多く、授業単位では中学校が中心だそうです。
コロナ禍の頃はネット依存とかが問題でしたけど、今はどんな課題が多いんですか?
最近はSNSを通じた誘い出しや、写真や動画の不適切な共有といったトラブルへの不安が増えているとのことです。
確かにそういう話、身近でも耳にしますね。学校が多様に困るのもわかります。
だからこそ、子供たち自身が自分でネットとの関わり方を考える学びが大事なんです。
こういう教材が広まれば、ネットの怖さだけじゃなく、上手に使う力も育ちそうですね。
そうですね。危ないから使うなってはなく、どう使えば安全化を考える、前向きな学びが広がっていくといいですね。
今日のお話、すごく面白かったです。教育とネットリテラシーの距離がぐっと近づいた感じです。
ということで、今回は子供のネット問題と、カードゲームで学ぶビテラカードについて、
お届けしました。
最後まで聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。
次回もぜひ聞いてくださいね。