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2025-04-24 53:46

#99-2【金沢】雨に捧ぐ思索と謡Part2後編

霖雨蒼生・金沢 雨に捧ぐ思索と謡2日目後編


加賀100万石の首府・金沢。工芸、アート、グルメ……と多彩な魅力が集まる日本有数の観光都市です。しかし、今日の栄華へ至るまでに、長い苦難の時代を歩み、その歴史は特殊な文化や芸術を育みました。今回は、リピーターへ向けたディープな金沢へ、敢えて“雨”の時季に訪れることで“哀しみ”が醸した特有の気分を体感します。


【目次】

〜 前編からお聴きください!

〜 日本の伝統と革新を司った“親子3代”の遺伝子 【金沢建築館】

〜 ★歴オタ話★ 谷口吉郎が見据えた建築と街並みの真価

〜 旅先の飲食店に求めるすべてがここにあります! 【帆夏】

〜 ディープ・カナザワへ誘う魅惑の街区 【金沢中央味食街】

〜 希少な文学本も展示する暗がりのBAR 【漱流】

〜 1日の振り返り


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⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音楽:BGMer(⁠⁠⁠⁠⁠http://bgmer.net⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)

サマリー

金沢を舞台に、谷口吉郎と谷口義雄親子の建築家としての業績や、九谷焼の伝統と現代の建築の融合が掘り下げられます。また、明治村の設立に関わった歴史的背景や文化財の保存の重要性が語られます。金沢の街並みや伝統工芸を守り続けた谷口吉郎の建築家としての功績や、彼が築き上げた金沢建築館の重要性が振り返られ、彼の息子谷口義雄との親子の物語にも触れられます。さらに、金沢の飲食店での一人旅における体験やその魅力が紹介されます。金沢の居酒屋文化や食材の魅力が語られ、特に会話が生まれやすいL字型のカウンター席が特徴として挙げられます。また、金沢の個性的な店やその歴史的背景にも触れつつ、地元の美味しい料理や日本酒の楽しみ方を深く探ります。金沢の飲食店街や居酒屋、バーを通じて地元の食の文化と雰囲気が堪能される内容です。特に焼肉やおばんざい、フルーツカクテルなど、さまざまな料理が紹介されています。金沢の魅力的な飲食スポットが多く登場し、それぞれの店主や雰囲気にも触れられています。このエピソードでは、観光スポットや美味しい料理、歴史的文化施設の探訪が展開されます。特に、金沢の三文豪とされる徳田修正、泉強化、室生犀星の足跡をたどりながら、文化的な背景や独特の雰囲気が再発見される旅が描かれています。

金沢建築館の紹介
大人になりたい旅がしたい。このポッドキャストでは、旅行と酒が好きな同級生2人が、大人だからこそ知りたい、ちょっとディープな国内旅行のモデルコースを紹介していきます。
内田です。今回は、林雨創生【金沢】雨に捧ぐ思索と謡の2日目の後編となっております。
前回の前編では、東茶屋街の遊芸文化に触れたり、現代で使える工芸品を見たり、それから金沢三文豪の記念館にそれぞれ巡ったりという前編でした。
前編からお聴きいただけると楽しめるかと思いますので、ぜひそちらからお聴きいただければと思います。
それでは後編です。どうぞ。
今までは文学の話をしましたが、最後に行く今日のミュージアムになります。
室尾水星記念館から徒歩10分ほどのところにあるのが、谷口吉郎吉祐記念【金沢建築館】です。
これ、秋田の、俺らが行った美術館。
秋田県立美術館。
かな?公園のすぐ隣。
藤田嗣晴の秋田の美術館を見た。
はいはい、秋田県立美術館。
あそこの入り口のところに似た雰囲気があるね。
似てますね。
ベンチがあって、その前に水張ったところがあって、その奥に公園みたいな。
ありましたありました。
ちょっと似た感じがありますね。
非常に綺麗な建物ですよね。
綺麗だね。
窓の外ももちろん綺麗なんですけど、その手前のね、この木とオレンジのこの明かりと、この中もすごい綺麗だなぁ。
すごいですよね。畳敷きの。
わぁいいなぁ。なんかちょっと和食のお店のお披露目みたいな感じもちょっとあるぐらいの、綺麗だなぁこれ。
はい、すごいですよね。
まさにもう和風建築の最高傑作なんじゃないかというぐらいのものなんですけれども、それも当然なんですね。
なぜかというと、これは金沢建築家の我々今写真を見ているわけなんですけど、とある建物の内部を完全復元したものになってるんです。
これがね、いわゆる芸品館、赤坂利休の中の雄心亭という和風の花がある。これの一室を完全再現してるんです。
へぇー。
つまり芸品館です。の中がこれになってるっていうんです。
へぇー、それがなんでここにあるんだろうっていう感じですけど。
ということですよね。
ということでね、それを紐解くためにまずちょっとお話をしたいのが、この金沢建築館に関している谷口義郎、義雄記念とあるわけですけれども、この二人のことです。
はい。
谷口義雄さんの方はさ、
さっきね、さっきっていうか前日か、出てきましたね。
はい。鈴木大節館を作った人で、金沢にゆかりがあるって話はしました。
親子の建築家としての影響
そしてこの方はね、残念ながら去年亡くなってしまわれたんですけれども、本当に世界的に活躍したもう大建築家ですよね。
で、我々は丸亀史実ね、猪熊県一郎美術館でそれを見てました。
はい。
でね、これは義雄さんの方なんですけど、その前の義雄さんというのはこの義雄さんのお父さんです。
はぁー。
つまりね、親子二代で日本のトップの建築家だったっていうすごい家なんですよ。
はぁー。
うん。
いやー、そんな家あんだなぁ。
いやー、ここだけだと思いますけどね。
で、この谷口義雄さん、お父さんの方は金沢の出身です。
まさにこの今建築が建ってる辺りにね、住んでいた方なんですよ。
うーん。
うん。
で、じゃあその義雄さんはどういう家に生まれたのか。
はい。
これがですね、九谷焼の鎌本に生まれてるんですね。
へー。
うん。
金沢にあった九谷焼の鎌本に生まれてるんです。
はぁー。
つまりやっぱりそういう芸術とかね、デザインとかってやっぱりある意味遺伝子環境どっちかはあっただろうけど、そういったことなんですね。
へー。
うん。
いやでも面白いね、そっから建築の方で花開いていったっていうのは。
そうなんですよ。
へー。
これはね、谷口義雄さんのね、お父様はそういうわけで九谷焼のね、そういう商売をする人だったんですけれども、
この人が、そのお父さんの世代っていうのはさっきの三文豪たちと同じくらいの世代なんですよね。
うーん。
つまりどういう状況だったかっていうと、
はい。
金沢がすごく苦しい時期ですよ。
はいはい。
で、当然九谷焼っていうのも、それこそ茶屋街とかで大変重宝されたろうけども、
うーん。
そこに西洋のショットが入ってきちゃって、そもそも金沢人がいなくなってるっていうので、まずいと。
うーん。
なった時に、ただこの人は悲しみに打ちひしがれてるだけではなくて、
はい。
ですからね、海外に渡って海外の衣装を取り込んで、
新しい九谷焼とか新鮮な芸術を起こそうとしたっていう人だったんですよ。
はあ。
つまり、この今錆びれてしまっている金沢の文化と芸術っていうものをもう一度立て直そうとしたその立役者がこのお父さん。
吉郎さんのさらにそのお父さんだった。
うーん。
そういうジェネレーションに生きてるんです、この人たちは。
はあ。
うーん。
で、なので九谷焼っていう一見伝統工芸で非常にね、
固いようなね、今でももちろん素敵な伝統工芸ではあるんですけど、
ものなんだけど、息子にはそれをどうこうとかいうことじゃなくて、
その現代のセンスとかっていうのをちゃんと取り込めってむしろ言ったんですよ。
はあ。
その中でこの吉郎さんを東京大学、この人頭良かったってのもそうですよ、なんだけど、東大に行って、
で、近代建築っていう全然九谷焼とは似ても似つかぬ不思議なものをやるって言った時も、
ちゃんとそれを認めた。
はあ。
うーん。
いやあ、なんか勝手なイメージだけど、やっぱり自分がね伝統の工芸をやってると、
やっぱり継いでほしいとか思うんじゃないかなって思うんだけど、
そこをこう、新しいものにチャレンジする、息子を応援するっていうのはなかなかできないことなんじゃないかなって気がするよね。
そう思いますね。
だからこれはね、僕は谷口吉郎・吉岡根となってるんですけど、親子3代の物語だと思ってるんですよ。
はあ、なるほどね。
そのお父さんはその暗い金沢にいたわけなんですよ。
だからそこで伝統芸能とか錆びれていって、自分はだからその中で新しいセンスと融合させて金沢の文化を復活させようとしてる。
だからその新しい文化とか芸術とか、西洋の技法とかの大切さっていうのを骨身にわたって知ってたと思うんですよね。
だからある意味これが彼なりのプラスエッセンスだったんですよ。
さっきの金沢三倉で言えば。
それを体現しようとしたのはこの最初の人だったんですね。お父さんだったんですね。
吉郎さんはそういうわけで東大で近代建築を学んで、どんどんとモダニズム建築の旗頭として活躍をしていきました。
その時代の日本全体としてどんどん近代化していく。
特に東京というのはもう建設バブルみたいな時期ですから。
こういった中にあって彼が手がけたのが代表作なんてキリがないんですけれども。
例えば我々が今見るもので言うと東京国立近代美術館。
これ不思議ないんだのが、そもそも国立工芸館があったのはこの美術館です。
そうか。
逆遊にして金沢に戻ってきたんです。
あとは帝国劇場、銀座のね。
そして東京国立博物館、東洋館上のあれを作った人です。
つまりもう見てもらうと分かる通り、国立とか帝国とか国の顔となるような文化施設をこの人がどんどん東京に作った人なんです。
だからまさに国運をかけた、絶対に失敗できない超ビッグプロジェクトを国が託したのが谷口義男さんだったんですね。
そのいくつかは今も焦燥を招かれて現代にも残っている。
みんなこれ分かりますよね。
だいたい言ったことあるんじゃないかと思います。
同時に吉郎さんにも面白いDNAが流れていて、
この人はモダニズム建築ということで非常に近代の新しい、当時の一番新しいものをどんどん取り入れて、それを日本にもたらした、作ったっていうことが大きな功績なんですけど、
一方で失われていってしまう日本に対することの大切さっていうのをめちゃくちゃ痛感してたんですよ。
これやっぱりお父さんと金沢の影響って非常に大きかったと思います。
つまり日本の古き良きものがどんどん失われていってしまう、経済とかの都合によって。
だからこれは単純な経済運動の中に置き換えた消費財としてじゃなくて、日本の文化施設として国が保護して残してあげるべきなんじゃないかっていうことを思った人なんですね。
それをとある時に東京にあった六名館っていう施設、これ聞いたことありますよね。
歴史の教科書でだいたい明治のところで出てきますよね。
文明改革の象徴みたいなダンスホールとかで、そこでもって外国の孔子たちを招いたっていうものですけど、
これが取り壊されてしまうところをこの人は偶然目撃してた時にそのことを思い当たって、
こんなことでいいんだろうか日本の進んでいく先は。
でも自分はモダニズム建築としてやっていかなきゃいけないけど、ある意味それと全く矛盾することを同時に考えたんですね。
そうか、モダニズムってことはやっぱりある意味その古いものを切り捨てていくことでもあるっていうこと。
明治村と文化財の保存
そういうことなんですよ。
でもその大いなる矛盾を抱えたままこの人は悶々としていた時に、そういえば同じようなことを言ってた奴が俺の高校の友達にいたなって思って、
しかもあいつ確か偉かったなって思って行ったのが土川本夫さんという方なんですけれども、
この人が何者だったかというと名古屋鉄道の副社長にまで就職した。
これ名古屋鉄道って今で言う名鉄です。
名鉄ってね、名古屋の人は当然知ってますよね。
副社長が高校時代、これ金沢の高校の友達だったんですね。
その人にこういうことを話したら、それはもっともだ。
うちでも何とか考えようって言って、日本からいろんなその失われていく古建築みたいのを一句保存して、
一箇所に集めた文化施設を作ろうと、名鉄のお金で。
そしてできたのが犬山にある明治村なんですよ。
これわかりますかね。
岡田がめっちゃ好きであいつ行ってますけど。
博物館明治村っていう、これもいつか絶対やりたいんですけど、
これめっちゃすごいところなんですよ。
帝国ホテルとかも一築された。
だから日本の失われてしまった、本当に名建築がドカーンってね、中にあるんですね。
やっぱり帝国ホテルの画像が多いね。
まあやっぱり看板ですからね。
これがあることによってね、現代日本が建築を学ぶ方とかはすごくこれにやっぱり助けられるって岡田から聞きました。
これを作ろうって言った時が谷口雄四郎さんなんですね。
あとまあやっぱり名鉄も偉かったと思いますよ。
よくぞそれに賛同したと思うよ。
高校の友達だったとは言う。
確かにね、それをここまでね、実現するっていうのもなかなか。
5丁目まであんだ。
すごい広いよ。本当に1日かかりますよ。
これ見始めると。
中も全部見られますからね。
すげえ。
なので明治村なんですよ。
明治の名建築を残さなきゃいけない。
昭和のモダニズムにおいてもっていうことを考えた人なんですね。
金沢の街と文化の保存
そしてその保存とか藍石の年というのを最後にやっぱりたどり着いたのは自分のふるさとである金沢だったんです。
この人はすごくね重大な功績があって。
これ意外と知られてないかもしれないんですけれども。
伝統環境保存条例っていうものを全国に先駆けて提言してその施行まで凝りつけた。
それを施行したの金沢氏なんですけど。
つまりどんどんどんどん宅地開発で伝統的な経過を失われていくってものを保存しなきゃいけないっていうのをちゃんと条例で自治体が言わなきゃダメなんだということを
金沢氏に行って全国に先駆けてこの景観保存条例を作った人なんですね。
だからこの金沢建築館というのは当然建築の技法とかも解説してるんだけど。
建築というものが街都市景観というものに何をもたらすのかっていうそういった大きなスケールでの解説もしてるんですね。
それは谷口義郎が他ならぬ街並み保存っていう分野における先駆者だったからなんです。
これが試行されているからこそ金沢の東茶屋街も西茶屋街も開発を招かれたんです。保存されたんですよこの街を。
そこにだから今の金沢の街並みだったり文化、そして彼のお父さんがあったその九谷家とかっていうものが産業から伝統工芸って形を変えながらも同じ街の中でずっと残り続けた。
それがこの谷口義郎さんの功績なんですね。
親子の建築物語
すごいな。だからもう本当に建築家としてももちろん一流なんだけど、それとまた別で昔の建築街並みっていうのを保存する運動をしてったっていう。
その功績もかなり大きい気がするね。
説得力もあったと思うんですよ。
一方で本業ではそういう開発のもうまさに象徴のようなのをどんどんどんどん作ってる設計方に、一方で金沢のような街に対しては、自分こうしてるからこそうちの悪いものは必ず守らなきゃいけないっていうことを同時に矛盾してもみったんですよ。
ただやっぱり日本を代表する人のもちろん話で、当然金沢にそしてお父さんへの思いというのがなみなみだられるものがやっぱりあったと思う。九谷家ってものに対してね。
その人が設計したのがそういうわけで赤坂立久なんですよ。芸品館。この吉郎さんがこれを設計してるんです。
なのでここにさっきの間があるわけなんですけど、この金沢建築館自体は吉郎さんが亡くなった後に息子の吉尾さんがこのお父さんとかこの日本の建築とか街並み保存ってものを谷口家のDNAとして引き継がなきゃいけないということで、それの考えてもらうためのミュージアムを建てたんです。
なのでこの施設自体の設計は子供の吉尾さんなんです。その中に再現されてるのはお父さん吉郎さんが作った赤坂立久なんで。っていうすごい物語なんですよ。
いいストーリーっすね。
一方で谷口吉尾さんね、残念ながら亡くなられてしまった谷口吉尾さんは僕らがもう本当によく言ってたところもあるんですよ。
悪画面の話はしましたけど、代表的なところで言うと笠江臨海水族園、あれを作った人でもある。
これいっぱいあるんだけど、あと銀座6とかね。
これ割と最近の話です。
一方でね、あの東京国立博物館、お父さんも携わった東京国立博物館の法隆寺宝物館っていうのがあるんですけど、これは息子の吉尾さんが作ってるので、あの国立博物館の中に親子2台それぞれの建物がある。
すげえ家だ。
そしてニューヨーク近代美術館っていうね、もう世界で活躍された方でした。
っていうね、この親子2台と密建見えるんだけど、僕は是非この吉尾さんのさらに1台前、九谷焼のね、鎌本氏と言って奮闘した、暗い金沢を何とか建て直そうとした親子3台の物語でね、この建築感を考えてほしいんですね。
金沢の飲食体験
なるほど、いやすごい家だなあ。
すごいですよね。
まあ一流っていうところはまあもちろんすごいんだけど、ちゃんとその親のメッセージがしっかりこう受け継がれてる感じがするね。
そうなんですね。
だからまあね、あの本当にね、谷口和尚さんが亡くなったっていうのは僕自身すごくショックで、あのこの金沢建築館ね、正直その時行った3泊4日の中で一番印象に残った施設だったんですよね。
この、僕はあの実は晴れる時に言ってるんですけど、さっきの部屋あったじゃないですか。
このね、この水面がまた張られて、これもやっぱりさ、鈴木大雪館に似てるでしょ。
人工の池みたいなのが張られて。
確かにね。
これは赤坂力夫になくて吉尾さんオリジナルなんです。
この先が今樹木茂ってますけど、この先に西川が流れてるんですね。
あーなるほど。
これね、本楽寺にもなんか似てたんだから。
確かにね。
とかってね、その静かな水面で誰も邪魔しないようにね、そこに小さな鳥たちがここに降りて水浴びをしてる姿とかをね、このベンチに座ってずっと見てたんですけど。
なんかすごくね穏やかで上質で大切な時間がね、流れているなと思って思わずこのミュージアムずるく買っちゃってね、重いものだったんですけど、持って帰りましたね。
っていうぐらい、結構僕の中でこの3日間の肝になる場所でして。
っていうのがね、あったので谷口吉尾さんってそれですごく覚えてたんですけどね、ちょっとね。
本当にね、お年もお年だったので。
なのでね、この今ページ見ましたらね、その名誉館長だって吉尾さんがセーブされましたっていうのがね、あのトップページに今も書いてますけどね。
なので、まあこれね、何十年後の話かわからないけど、僕はこの親子3代の話はね、朝ドラになると思いますよ。
全然なると思います、本当に。
物語としてすごいと思うんですよね。
へー。
という金沢建築館で今日のね、観光は一旦終えたいと思います。
で、まあその後ね、金沢建築館からバス使ってもいいんですけれども、一旦歩きても帰れるくらいの距離なので、西川を渡るだけなのでね。
はい。
徒歩15分くらいかな、であればまあホテルに帰れると思うので、雨が降ってたらバスにまた乗ってください。
駅と同じもので結構です。
で、ホテルに着きました。
で、こっからね、また飲みに行くわけですね、雨が降っててもね。
はい。
ちょっとこれね、時間をかなり限定します、とある事情によって。
僕のこの工程だと、5時半頃にはホテルに着いている想定です。
で、そっから徒歩5分ほどで、18時に、昨日も言った木倉町にまた行ってください。
で、18時になりましたら、とあるお店の門を叩いてほしいんですね。
これが、ほなつさんです。
衝撃のホットペッパーグルメ、評価4.9。
すげえ、5じゃん。
もう5じゃん。
むしろ4.9の方が迫力がある気がしますけどね、リアルで。
これは、いやでもこれもなんかすごいね、品のいい感じがすごいしますよ。
あの、初めに言っておきますと、これね、このポットキャッスルで紹介しているお店、もうあらゆるところが全部美味しいから紹介してるんですけどね。
その中でもちょっとここはね、すごいと思いました。
僕ね、これ一人で一人旅してる時って、あんまり飲食店予約することないんですよ。
なんかお店にも悪いかなってちょっと思っちゃって、一人で席を抑えるのとかっていう遠慮をしちゃってないんですけど、
ここだけは金沢行くとき決まったら絶対まずここに電話しようと思います。
もうね、僕が理想とする旅先の飲食店のすべてのエッセンスがここに詰まってました。
っていうぐらいの店だと僕は今でも思っていて、絶対ここは採訪したいです。
本当に感動しました、このお店。めっちゃ良かった、ここ。
ちょっと説明して。
実は魅力としては本当にシンプルなんですよ。
で、これね、僕恥ずかしながら手前見せる申し訳ないんですけど、
花見小桜でだいたいもう金沢の話はやり終えてるんですけど、
この小夏さんがあまりにも感動したので、
なんかめっちゃとうとうと飲食店の話を語っちゃってるんですよ、この小夏さんのことをこのところで。
思うに、これが端的にはここのお店の魅力を表してるんですけども、
自分なりに旅先で出会ったら嬉しい飲食店の要素っていうのをここ書き出したんですけど、
地元の食材を美味しく味わえる。カウンター席に落ち着いて座れる。
メニューやデザインから土地の文革的背景がわかる。
一人用のサイズにも対応していただける。
お店の方や他のお客さんから土地の魅力や空気感が伝わる。
これ一人旅の話です。
この5大要素だなって僕、この店に入って気づいたんです。
僕が飲食店に一人旅の時に嬉しいのってこの5個だと思って、
それを全部叶えてくれたのがこの小夏さんなんですよ。
もうすごい。本当に感動しました、この店。
一つ一つになぞらえていくと、まず地元の食材を美味しく味わえる。
これは第一条件な感じするよね。
しますよね。
特にお勧めしたいのは、多く写真皆さん投稿されてますけどね、
刺身なんですよ。
この北陸の旬のお魚をこれでもかとね、
1枚のプレートというか板の上に乗っけたこれが、
もう抜群に美味しかった。
いや、うまそうだな。
特にね、僕が食べた時と絵柄がやっぱり違うわけですね。
僕これ6月に食べたんですけど、車指のね。
あと皮貼りとかもあったんですね。
それ卵乗ってんの?
そういうことです。
この辺は以前、富山のお寿司屋さんとかでも話しましたけれども、
なので季節によってもちろんメニューは変わるわけですけれども、
この刺身盛りは絶品です。
これだけでもいいぐらい絶品でした。
当然これがもう人気なのがわかっているので、
これね、はじめんとこのお店予約必須なんですよ。
予約マストです。
なんですけれども、予約で電話した時にね、
僕知らなかったんですけど、電話した時に店主のお兄さんが、
刺身盛り予約された方がいいですけどしますか?って言われて、
僕なので席を予約すると同時に刺身盛りの予約もしたんですね。
皆さんされますけど大丈夫ですか?って言われて、
じゃあしたいですって言ったら、
本当にしといてよかった。
これなかったら大後悔でした。
じゃあそこで予約しないと食べれないかもっていうこと?
そういうことです。
それぐらい厳選して、
要は人数も決まってるんですよ。
お店に入れる。
だからその分、この日は何人前必要だっていうのも、
多分そこではっきりさせたいんですね。
だからでもその分絶対的な品質のものを保証してくれるんですよ。
なるほど。
じゃあそれはもうマストだよね。
マストです。
もうマストです。
これは本当に美味しい。
マジで美味しかったこの刺身。
いや、いいね。
っていうのがまず地元の食材で、
もちろんお魚だけじゃなくて、
予約必須だとなんだこれ、コース料理なのかなって思われると思うんですけど、
これ違うんですね。
席の予約は必須なんだけど、
アルカルトで料理頼ましてくれるんですよ。
いろいろありますよね。
お夏のコテサラ、これもうまかったよ。
すごいな。
縦に包まれてる感じの。
これも加賀の野菜が入ってるからなんですよ。
コンサイがやっぱ入ってるんですよ。
あとこれも今思い出してもうまかった。
居酒屋の魅力
焼き海苔と中トロタクユッケ。
我々も体験しましたけど、石川ってマグロうまいんですよね。
実はめちゃくちゃ。
これうまかったね。
海苔の風味がすっごい引き立っててね。
あとはやっぱカニ味噌とか。
これ冬限って僕食べなかったな。
やっぱ冬のメニューかもしれませんね。
あとこれやっぱりお野菜ですよね。
みずなす、大葉、牡蠣もありますね。
っていう風に見て分かっていただいた通り、
非常に居酒屋的なメニューなんですよね。
白子炙り塩育ちでなんて。
銀杏唐揚げ気になるな自分に。
なのでですね、つまりお刺身だけは予約した方がいいんですけれども、
あとは本当気軽に楽しめるんですよ。
だから僕好きなんです。
貸し込まってカップおうっていうのももちろんいいんですけど、
僕はやっぱりそこまでの緊張感をなかなか耐えられないかもしれないので、
こういう居酒屋スタイルで楽しませてくれるんだけど、
僕が本当に求める旅先の居酒屋とか飲食店のすべてなんですよ。
大好きなお店ですここ。
ちなみに日本酒も当然、
五輪、手取川とか、
あと越前岬なんてのもありますけどね、
やっぱ北陸のお酒を中心にいただけるわけですね。
僕がその時飲んだのは、
獅子の里というね、
山中温泉、香川の山中温泉のお酒だったり、
手取川もやっぱりいただいてますね。
これも出てくるのが越中の農作産の異物で出てきたりするんです。
これは酒の温度を変えないためになんです。
特に夏だったので冷酒が欲しかったので。
なので二つ目の条件に入ってくるんですけど、
メニューやデザインから土地の文化的背景が分かると、
要は出てくる食材ももちろん石川のものですけど、
町の品とかも豆皿とかも管になったりするんで、
昨日のクラフィートさんとちょっと似てるんですけど、
より実用に即した面での魅力の伝え方をデザインとかからもされてる。
なので文化的背景が分かるんですね、北陸というものは。
そしてね、内科を見ていただくとですね、
席席これだけなんですよ。
これだけ?
これと後ろにテーブル、デート用の席みたいなのがいっぱいあるだけで、
つまり1,2,3,4,5,6でこれがL字型でしょ?
これが7,8、全8席ですかね。
のお店なんですね。
なので予約はマストなわけなんですけど、
僕は非常にこれで勉強になったのがですね、
カウンター席ってだいたい真っ直ぐじゃないですか。
けどこれね今オープンキッチンみたいな感じでL字型なんです、この6席がね。
3,3でね。
なので何が生まれやすいかっていうと会話なんですね。
これどこに生まれやすいかっていうと、
この店主の方、あとご夫婦でやってらっしゃったので、
奥様がホールみたいな感じでやってくださってたんですけど、
そこでも会話生まれるし、ここ。
僕ねこの真ん中に座ったんですけど、
右にいたのは長尾から来た人だったんですけどね、
ここはね札幌の学者先生だったんですよ。
結構、後の人はめっちゃ夢の人だったんですけど。
札幌からわざわざ学会で来て、
それで何か2人でいらっしゃってたご夫婦だったんですけど、
その方がやっぱりこのL字っていうね、
絶妙な距離感でこんなことしなくてもさ、
手元もお互い見てとれて、
で何かこんな変な若い、何かよく分かんないのが入ってるのが、
珍しかったのか分かんないんですけど声かけてくれて、
日本酒これも美味しかった、これも美味しかったっていうね、
メニューお互い指差しながらやって、
お互いにこう前の学者さんの飲んだものを、
今度僕が次オーダーしてくるとかで、
とかいうね、
でそれを店主の方がすごい笑いながら、
こういろいろ話してくださったりとかっていう、
この家庭のね、誰かの家に来たんじゃないかってくらい、
こじんまりとしたL字の空間っていうのがね、
居心地が良かったし楽しかったし、
思い出がすごくあります、ここ。
いやーいいお店だなぁ。
そしてね、一人用のサイズにも対応していただけるんですね、
それぞれのメニューね。
これありがたいんですよ、めちゃくちゃ。
一人で行くとそうだよね。
多分お店側としては損だと思うんですよ、
多分分量とかロットのことを考えると。
だけどこういうお店だからこそ、
一人でいらっしゃる方も多いでしょうから、
そういった一人用でこじんまりとしたお店なのでね、
ロットとか関係なくね、
一人のオーダーメイドみたいな感じの仲間作ってくれて、
だからね、いろんなお魚を食べさせていただけましたし、
だからいろんなメニューを食べれて、
なおさら良かったなってやっぱ思うわけですね。
といったね、
なるほど。
すっごいミスです。
本当うちだといつか行きたいなって思います。
いや、いいな。
ただね、僕一個だけすごい後悔をしていることがあるんです。
食文化の背景
このお店ね、条件を言っておきますと、
2部制です。
6時からが1部、
そして8時半からが2部、
というこの2部しかないんです。
なので席の予約はさっきも言いましたが、
マストですこれは。
なるほど。
一時点でいきなり行ってはいけません。
必ず事前に予約が必要です。
僕が後悔しているのはなぜかというと、
18時からの回にしてしまったんですよ僕。
全然いいと思ってたんですけど、
2時間じゃ全く足りなかった。
あーなるほど。
結論。もっと食べたかったんです。いっぱい。
一人前とかにしてくださるからこそ、
お腹までいけたんですよね。
なるほど。
話もいい感じで弾んできてたんで、
でももうお客さん後ろに待ってるんですよね。
8時半からお客さん多分ね、
想像するに。
でもそういうやつがないんですけど全く。
だけど泣く泣く退店したんですけど、
なるほど。
後で店主の方から聞いたら、
8時半からの回だったらもうちょいうずくんですけどね。
まあそうだよね。
うん。
欠が決まってるわけだよね。
そう。だから本当に申し訳なさそうに、
ちょっとでもすいません。
今日も後ろ満席でしたよみたいな。
でやったのが唯一無二の後悔。
なるほど。
8時半からの回にしとけばよかった。
あー。
今思ってるんですけど、
と言いつつ6時の回にしてるんですけどね。
これは僕なりの流儀で、
自分の言ったそのままの体験を一回発したいので。
僕はなんで6時の回にしか行ったことないんですかね。
でもゆっくりしたいんだったら、
8時半からの方がいいんじゃないかと。
次は8時半にしたいですね。
うん。
僕はいつかね、仕事を4時くらいに終わると、
だいたい金沢に7時に着くんですけど、
それで、
ホテルの高林房でしょ?
で、着くの7時半。
で、シャワー浴びたとして8時15分。
で、弘坂ハイボールはその日を断念して、
8時半にここ。
これやりたいんですよ。
木曜の金曜日。
できるもんな。
できる。
というお店なので、
僕は6時にしか行ったことないんですけど、
今回も6時にしたんですけど、
8時半の回も狙い目なんじゃないかなと思われます。
なるほど。
わかんない。逆にもしかしたら売り切れがあるかもしれないけどね。
あーそうか。
これはわかんないです。
行ったことないんで。
でもあり得るよね。
あり得るかもしれないね。
という大感動の店、ほなつさんですね。
で、僕はただ6時に行ったので、
出たんですね、途中で。
なので、次の楽しみ方を逆にご提示できるんですね。
はいはい。
これもまた面白いんですけど、
ほなつさんとは全然って変わった魅力があるんですけど、
ほなつさんからどう3分、
ほど6時1分抜けたくらいなんですけど、
金沢中央未食会というものをご存知でしょうか。
いやーわからんな。
ここ怪しいんだよね。
あーこの感じね。
もう本当にそのお店の看板がずらっと並んでる。
なんか一覧みたいな看板がついてる。
そうなんですよ。
これちょっと寄り入り全体がこんな感じです。
はいはい。
たまにこういうスナック街みたいなのあるよね。
あります。
でもそれの飲食店版みたいな感じなのかな。
そうなんですよ。
ここも楽しいんですよ、めちゃくちゃ。
これはちょっとどこ行こうかってなるね。
なりますね。
どこ行こうかじゃなくて何軒行こうかですね。
確かに確かに。
いわゆる東京にいる方はゴールデン街なんてところはありますけれども、新宿に。
ああいうイメージで小規模な飲食店がぐわっと連なってる飲みやがりなんですね。
中央未食会というのは味食会と書いて未食会と言います。
ちょっと具体的な説明に行く前にね、
まずこれがなんでこんな金沢の街の中に生まれて、
これ異質なんですよ、はっきり言って。
金沢の雰囲気とはちょっと違うかもしれないと思うんだけど、
こんなディープな飲み合いがあるっていうのがね、
今までのクラフィーと金沢さんとは全然違うでしょ、雰囲気が。
こういうディープな魅力も知りたいわけですね。
この異空間はですね、なんで生まれたのかが、
実はまだまずはっきりしないそうなんですね。
ただ言われてるところによると、
戦後ね、闇市というものがやっぱりブース地が非常に少ないときにできていて、
それを名残になんじゃないかと。
なるほどね。
高林房片町界隈に点在していた闇市がやがて屋台っぽくなって、
屋台っぽくなったんだけれども、
それがめちゃくちゃ雑然としていて、
高林房界隈でそれを終わってしまったものらしいんですけれども、
それをポツポツと点在して各地に散らばって、
ただいろいろ風紀が乱れとかわかんないですけどね、
いろんな理由でなくなってしまって、屋台をとある一角に集めて、
集合して復活させよう、あの人気バイオン。
これ何かに似てると思いませんか、この話。
何かあったっけ。
このコースの今日の朝。
今日の朝。
市場?
東茶屋街の成立ですよね。
あれも要は飲食店、金沢城下に点在していたものが、
集中させましょうってここに。
僕ね、それ同じこと考えたんじゃないかなって思うんですよ。
名も無き、今誰かわからないこの発案者が。
つまり現代、昭和の茶屋街みたいなね、
そういった大人の歓楽街じゃないかと思います。
なるほど。
これはそういう推測でいけるだけですけどね。
金沢の飲食店の魅力
つまりはっきりしたとかわかんないそうです。
中橋前発生的にこの飲食店街は形成されたというふうに伝わっています。
お待ちかねのお店のことになるわけなんですけれども、
大体これ多分変動あると思うんですが、
20軒ほどのお店が2つの外区に分かれて、
東と西に小さな人一人入れるくらいの路地があって、
そこの周りにあるんですね。
見ていただくとね、お寿司屋さんもあれば、
往復キッチンのあるみたいのもある。
地産地消の居酒屋さんもありますよね。
ビストロワインバーなんてのもある。
この雰囲気にしてはといったらあれなんですけど、
非常に多彩なんです。
本当だね。
なので自分の好きなお料理を避けたら、
必ず見つかるんじゃないかなと思うわけですね。
焼肉も。
やはり目をつけられましたね。
その中で僕が実際に行ったお店が2軒あるんですけれども、
ご紹介したいのが、
これね、初めに言っておくと、
小夏さんの後に行ったわけではありません。
僕はあくまでここを主食として別の日に行ったんです。
焼肉のぶさんなんですね。
これね、
結婚できない男だったら乗り切れなかったね。
乗り切ったんですけど彼は最後。
一人焼肉をやらせてもらえるカウンター席。
ほぼほぼカウンター席。
一人焼肉ができるお店なんです。
嬉しいんですよ、これ。
うまそうだな。
金沢ってどうしてもね、
魚介とかがやっぱり多くなるので、
僕も結構長く滞在して、
たまにお肉が食べたくなるなというふうに
納得的にこれを見つけてしまったんですね。
特に美味しくてお得なのがね、
のぶおまかせ3点盛り。
これ値段ちょっと今変わってるかもしれませんけど、
僕が行った3年前は1980円で、
すごい希少部位まで含めてね、
その日の3点盛りをくださって、
これ東京だったら全然こんなに収まらないと思いました。
だったり、和流炙りいちご。
いちご、ユッケ風っていうね、
これもね、
ヒレをサッと食べてそのすぐ食べるみたいな。
半生みたいな感じで食べるんですよ。
これうまかった。
これが一番名物だって言ってました。
本当に早技ですね。
そういう風に食べてくださいねって言われて、
それを生卵にサッとタレと一緒に食べて、
すぐ食べるっていう。
これうまかったなあ。
いやあ、いいなあ。
こういうお店があってね、
店主の方も面白くて、
この方ね、杖原金沢っていう、
地元のJリーグのチームの超大ファンで、
僕ね、偶然その日土曜日に行ったんですよ。
夜。
なので試合がずっと流れてて、
最初焼肉のお肉のポスターが取ったら、
真っ赤のユニフォーム、杖原のユニフォームが
もうめっちゃ飾られてて、
みんな杖原こうやってやりながら見てたので、
僕も全然地元民でもないのに、
混ぜてもらって、
その日だけ杖原サポーターの、
こうやりながらでみんな焼肉食べるっていう、
地元の方々と。
楽しかったですね。
っていう風にね、これね、地元の方々なんですよ。
基本お客さんここはね、
この未食街は。
っていうのが如実だったのがですね、
金沢の味満月さんですね。
ここはね、
逆にまた全然雰囲気が違う、
お袋の味みたいなね。
おばんざ屋さんなんですね。
もうほんとにちっちゃな寮邸みたいな感じなんですけど、
ここはね、
お母様がね、やってらっしゃるんですけど、
この人がね、
非常に慕われてる方だったみたいで、
面白かったのは、
僕も2軒目だったらあんまり料理大変なかったんですけど、
日本酒メインでね、
この牛すじ煮込みとかで一緒にやってたんですけど、
同窓会、
高校の同窓会帰りの、
女性の方3人、
4人くらいが、
いらっしゃって、
その人も3軒目とかで来てるんですよ。
めっちゃ盛り上がって入ってきて、
僕だけ予想なかったんですけど、
それでいっぱいになっちゃったんですよ。
だけどその人は、
すごいノリノリくて、
タメだったんですよ、
めっちゃ盛り上がって、
高校の時の話とか全然知らない高校ですよ。
同窓会で誰誰がイケメンだったとか、
誰誰が老けてたとかって、
別に知らないんですよ。
知らないんだけど、
めっちゃ盛り上がって、
写真撮ろ写真撮ろみたいな感じになって、
撮った写真がこれ。
右側はそのお母さん。
左側が酔っ払ってる、
そのお姉さん。
すごいな。
地元感がやっぱすごいね。
でもこのやっぱりお母さん、
非常にノリが良くて、
このお写真見ても。
っていう感じで、
ほなつさんとはまた別の意味での、
全く気取らない金沢市民の、
本当のありのままの姿を、
わーみたいな感じで楽しめるんで、
非常に楽しかったです。
お母さんがすごい素敵でしたね。
あのお母さんがやっぱりいるからこそね、
話したくなっちゃうんだと思います。
なるほどね。
おばんざいと地元の雰囲気
でも本当に地元民の行き着ける、
みしょくがいいってことね。
そういうことですね。
本当に観光客が知る人と知るだと思います。
なかなか入りづらいですよ。
雰囲気としては本当に。
そうだね。
でも入ってみるとそういう風に、
受け入れてくれるっていう感じですね。
なので僕もまだこの2軒しか行ったことないですけど、
もうちょっと深めたいですね。
いろいろ行ってみたいですね。
というね。
ほなつさんの後だったら、
実際焼肉というよりはやっぱり、
金沢の町満月さんとかの方がね、
いいかもしれませんね。
自分の気になるところに入ってみるのがいいかもね。
養殖もありますからね。
というのが金沢中尾みしょくでした。
文学とフルーツカクテルのバー
そしてね、金沢で過ごす今回のモデルコース、
最後の夜になりますので、
このポッドキャストおなじみのね、
バーに最後行きたいと思うわけですね。
はい。
中尾みしょく街からちょっとね、
大通りを逆に渡ります。
広坂ハイボールのあった方に抜けるんですけれども、
僧侶というお店です。
はい。
素敵だ。
うん。
ちょっとなんかクラシックな感じがありますね。
うん。
ただね、ちょっと本当に自慢で申し訳ないんですけど、
僕ね、
このハナキン小桜のインスタの中でも
特に気に入っている写真がこれ撮れたんですよ。
それがこれなんです。
おーいいね。
これはメニュー?
はい。
何ですか?なんか本が照らされてますけど。
この僧侶というお店なんですけれども、
はじめに概要を言っておくと、
中尾みしょく街の反対側に
たてまちストリートっていう、
いわゆる本当に表参道みたいな、
アパレルショップとかオシャレなセレクトショップが
点在しているストリートがあって、
そこ非常にやっぱり昼間はすごくにぎわうんですけど、
居酒屋があるとかっていう感じはないんですね。
だけどそれを抜けた先に、
路地を左に入ると、
怪しげなレンガ作りの洋館が見えてきて、
ツタがこうふわーっと張り巡らせる。
そこにこの看板があって、
これがそのバーなんです。
なので非常にダークな感じのね、
不思議でちょっと怖い感じの
バーなんですけれども、
これが僧侶さんなんですね。
怖いとかって言ったけれども、
実はね、
味はむしろすごくライトで優しいんですね。
お店のこちらの売りは、
もちろんすべて美味しいんですけど、
特に入ってやっぱり印象深いのは、
その日の旬のフルーツっていうのが
黒板に書いてあって、
実はフルーツカクテルが非常に名物なんです。
こんな感じでね。
お好みのノンアルコールカクテル、
あるいはフルーツカクテルっていうね、
お酒が苦手な方でもすごくね、
受け入れ態勢が整っている。
というものなんですね。
へー。
なのでね、
デートとかでもすごくいいと思いますよ。
そうだね。
どちらかがお酒好き、どちらかは余りという方でも、
ここはすごく楽しめると思いますし、
ダークな印象から裏腹にね、
非常にまろやかで優しい味のバーになってますね。
ここはね、何度か行ってるんですけど、
夏に行った時のメニューかな、
わかんないんだけど、
ゴールデンキウイ、
あるいはバナナ、
パッションフルーツ、
パッションフルーツのカクテルを頂きましたね。
そういうお店なんですね。
へー。
さっきから気になっているこの、
謎のメニューみたいなものなんですけど、
これはね、実はお店のね、
店名の由来に関係していまして、
これがね、
中国の古事世にある、
沈石僧侶というね、
枕の石に、
このすすぐ僧侶ですね。
これはお店の名前と一緒ですね。
っていうような四字熟語があるんですけれども、
これがね、どういうことかっていうと、
世俗を離れてね、
自然の中で隠遁するみたいな意味なんですけど、
これを言い間違えた人が、
僧石陳流って言って、
それを言い間違えたけど、
これは言い間違えじゃなくて、
こういう言葉もあるんだって、
画を張ったっていうのが、
そのエピソード自体が僧石陳流の意味になって、
頑固者っていう意味になったんですね。
で、夏目僧石っていうのは、
こっから来てるんですよ。
ということで、
どういうことかっていうと、
これね、店内にね、
文学のね、貴重な本がね、
展示されてるんですね。
これ夏目僧石の本ですけれども、
三種論とかね、
その他諸々の、特に僧石作品の文学の、
本当に初版本とか、
めっちゃ貴重な貴重本がね、
飾られてるんですよ。
だから今日一日ね、
文学というものを色々見てきたわけなので、
フィルフィルさんと僧流さん、
別にどっちにどっちにしてもよかったんですけど、
今日はこの僧流さん、こっちの辺にしたいなと思ってね、
文学で締めるわけね。
そういうことです。
なので特に文学とかが好きな方は、
この僧流さんにはいろいろ思うところがやっぱあるんじゃないかと、
思いますね。
へー。
面白いなあ。
夜中3時までやってるということでね、
もう絶対安心ですね。
よかったです。
金沢の夜と朝食のプラン
中央飲食会でどれだけ飲み潰れても、
あそこもあそこでランチまでってのをよく考えてます。
へー。
いやーでも素敵な雰囲気だなあこれ。
うん。
本当に静かなんですよ。
お店出ても静かでね。
小さな猫たちがね、
なんか集会を開いてる路地裏みたいなところにあったので、
金沢のこのちょっと影の深いね、
夜の街並みがね、
まさにね、
そのまま現れてきたような感じでしたね。
へー。
というね僧流さんで、
金沢の夜を締めてですね、
ここからまああとほぼ5分ほどあれば、
高林坊のホテルには戻れると思いますので、
一応日付が変わるくらいで、
戻れればいいかなという想定で、
今回は締めたいと思います。
それでは2日目を振り返っていきましょう。
前日は、
高林坊付近のお好きなホテルに
泊まっているということで、
そのホテルを朝8時40分頃、
出発します。
この晩も同じホテルに
泊まるという想定ですので、
チェックアウトはせずに、
朝ホテルを出発するということですね。
そこから徒歩5分ほど、
高林坊のバス停から
北鉄バスで4分ほど、
武蔵勝大見町市場のバス停で
降ります。
そこから徒歩3分ほど、
大見町市場ですね。
まあもう名前の通り市場ですので、
海鮮だったりね、
まあ他にもいろいろなお店が
ありますので、
そこで自分の好きなお店で、
朝ごはんをいただくと、
ようですね。
そこから徒歩3分ほど、
武蔵勝大見町市場のバス停に
戻りまして、
また北鉄バスに乗って、
3分ほど、
橋場町のバス停で降ります。
そこから徒歩5分ほど、
島ですね。
江戸時代の建物が残っている、
重要文化財ですね。
昔の茶屋街の
遊んでいる様子が、
金沢の三文豪を巡る旅
この建物から
うかがいしれるという建物ですね。
ここでこう、
昔の遊んでいる様を
妄想してみたりとかね、
するのがいいかなと思いますね。
で、坪庭を眺めながら、
抹茶だったり和菓子をね、
いただくこともできるので、
ぜひ落ち着いて、
お茶とお菓子をここでいただきたいですよね。
そこから徒歩1分ほど、
金沢御蔵ですね。
前日から言っている通り、
この金沢は
工芸の首都という形で、
工芸品がすごくね、
発達してますから。
その工芸品にプラスエッセンス
というコンセプトで、
現代的な、今でも使える
工芸品というものを
集めている
セレクトショップになっています。
なのでここで、
自分だったり、
誰か大切な人の
お土産だったりとか、
いうのをここで買うのが
いいかなと思います。
そこから徒歩5分ほど、
徳田修正記念館ですね。
金沢三文豪の
まず1人目の
徳田修正の業績を紹介する
記念館と、
この文学の資料館を
巡る旅がここから始まるわけですね。
そこから徒歩5分ほど、
インデアンカレー
東山店、もう金沢の
ご当地グルメの一つである
金沢カレーの名店の
一つということで、
金沢カレーの
何か源流があったんじゃないかっていう、
ホテルニュー金沢で
働いていた野村さんが
開いたお店ということなので、
元祖のうちの一つと
言っていいんじゃないかなという感じですね。
ここで金沢カレーを
お昼にいただきまして、
そこから徒歩5分ほど、
泉強化記念館ですね。
金沢三文豪の
2人目、泉強化の
業績を紹介している
記念館ということですね。
とてもちょっと
不思議な文体の
文言の一人ですね。
なので、記念館で
知識として得るっていうのも
いいのかもしれないですね。
そこから徒歩3分ほど、
橋場町のバス停に
行きまして、そこから
北鉄バスで11分ほど、
片町のバス停で降ります。
もしね、金沢みくら
のところで
お土産買って、ちょっと荷物が重いなと
置きたいなということであれば、
高林坊のバス停で降りて、
ホテルに1回荷物を
置くというのも手ですね。
片町のバス停から
徒歩6分ほど、
室生再生記念館ですね。
金沢三文豪の
3人目、室生再生の
業績を紹介していると。
主人としても名高い
室生再生ですが、
ちょっとね、この金沢を
好きになりきれてなかったんじゃないかという、
老いたちからもね、
そういうような感じがしますが、
その室生再生の
人生だったり、作品だったりっていうのを
ここで見ることができると、
ということですね。
そこから徒歩10分ほど、
谷口義郎、義雄記念
金沢建築館ですね。
金沢に生まれた
名建築家、
谷口義郎と
その子、義雄の
業績をね、展示している
建築館。
春矢が言うには、この義雄の
さらにお父さんの
文化と観光の復興
業績もね、とても大事な
ものであるということなので、
その義雄のお父さんの
思いもちょっと
感じながら、この建築を
見て回るのはいいんじゃないかと
思いますね。
そこから徒歩15分ほど、
バスに乗るのも
手というほどですね。
ホテルに一旦戻りまして、
そこから徒歩5分ほど、
穂夏さんですね。
二部製の小料理屋さんになって
おりますので、今回の
コースで言えば18時から。
18時からの回と
20時半からの回がありますので、
どちらかお好きな方に
事前に予約をね、
必ずして向かっていただければと
思いますね。
春矢が言う、その
旅行先の料理屋に
求める要素すべてが
詰まっているという
小料理屋さんですね。
地元の食材と、
地元の文化を知れて、
そして一人で行くにも
優しい。そして現地の
方とのコミュニケーションも取れるという
素晴らしい小料理屋さん
ですね。
ここでまず晩御飯をいただきまして、
そこから徒歩3分ほど、
金沢中央
未食街。ここはもう本当に
入りやすい、
おいしいお店が集まっている
通りになってますので、
この中でご自身が
気になるお店に入っていただくのが
いいかなと思いますね。
そこから徒歩10分ほど、
総流さん。
ここはバーですね。
文学作品のレアなね、
レアな文学作品が
インテリアとして置いてあったりとか
して、そして
飲み物としてはフルーツカクテルが
飲み物のバーですね。
なので、しっぽに
落ち着いて
締めのカクテルをいただいて、
そこから徒歩5分ほどで
ホテルに戻りまして、2日目は
終了ということですね。
はい。
この番組ではお便りを募集しています。
番組の感想、質問、リクエスト、
旅の情報、ふつおたなど何でも結構です。
番組概要欄に記載している
お便りフォームのURLから
投稿お願いします。また、
文学プラットフォームのフォロー、レビュー、コメント、
それから我々の関連
SNSアカウントのフォローなど
よろしくお願いいたします。そして
感想つぶやく際はぜひハッシュタグ
おとたびポッドキャストをつけて
投稿していただけると大変励みになります。
よろしくお願いします。
そして引き続きになりますが、
我々のマイマップ、
そして年表のノーションですね、
こちらも公開しておりますので、
ぜひ参考にしていただければ
と思います。
前日江戸時代、
映画を誇った江戸時代が
終わって、そこから
衰退していってしまった金沢の
町で、現在は工芸品の
町として、
そして観光の町として
復興していった、その
V字の、ある種
谷の時代に
生まれた方々の
作品を巡る
2日目っていう感じですね。
そうですね。なので、
そういった谷の時代では
あったんですけれども、だからこそ
内省をしたり、
考えたり、あとは疑問を
持ったりとか、いろいろあると思うんですけど、
そういった中で、それぞれが独自の文学
世界を生み出していったっていう、
この小さな区画の中に同じ年代で
教科書に載るような文豪が3人も
いるってのはなかなか珍しいことですね。
やっぱりそれは、
それぞれの出生だったり育った環境
っていうのが、何らかの金沢の文化
とも関連しているので、
そこにやっぱり金沢という街の特異性が
現れていって、それぞれの人なりに
自分なりのこの文学世界へ
その暗い金沢だった時代を
消化していったっていうのがね、大きな
ポイントになっていくんじゃないかなと。
そしてね、そのV字に行く
この兆しみたいなのも見えたと思うんですよ。
つまり、それを
握っていたのが谷口義郎さんですよね。
この人が要は
お父さんの思いをきついりつつもね、
モダニズム建築でどんどん
金沢と反するようなことをやってたんだけれども、
一方で金沢の街の保全に
すごく貢献した人で、
この人の提言とか、
それを認めた条例があったからこそ、
今のこの観光都市としてのね、
魅力を守られたわけですよね。
確かにね。
だからこの2日間が、金沢の
谷の時代から、再びもう一度
山の時代帰り咲く、そして別のもっと
より独自性のある山の時代
へ行くための
人物たちが、
この2日間を通して見ているんじゃないかなと。
そうですね。
文化的な側面から
この人たちが金沢を
さらに盛り上げていったというか、
持ち上げていったという感じなのかな。
そうですね。
ということで、今回はこの辺で。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
53:46

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