大人になりたい旅がしたい。このポッドキャストでは、旅行とお酒が好きな同級生2人が、大人だからこそ知りたい、ちょっとディープな国内旅行のモデルコースを紹介していきます。旅のお供はこの2人。
旅が行き甲斐ない旅行ガイドブックの編集者、晴谷です。 ディープな旅がしたいけど知識がない旅行初心者、内田です。
今回ですね、100回だそうです。 ついこの間1周年でしたけど、ついに3桁。
いやーすごいな。 早かったですね、そう考えると。 確かにね、意外と1年、計算上ね、丸1年で大体100回ぐらいかな、みたいな話をしてましたけど。
いやーついに100回ですか。 われながらすごいな。 いやーよく編集しましたよ、これだけ本当に。
それに言うとよくコースがね、これだけできましたね。 でもまだっていう感じですね、全然ね。
金沢だって今回が初めてだもんね。 そうだね。 本当は2、3回に分けた方がいいくらいなんですけどね、金沢ね。
今回は別に通常回なんですけど、今後ね、どんどんどんどんこの回を重ねていけたらいいですね。
ということで今回のこの100回目はですね、 隣羽創生金沢雨に捧ぐ施策と歌いの3日目という回ですね。
前回までで江戸時代が終わって少し元気がなくなってしまった金沢の地域。
で、そこのV字の谷の時代に生まれた金沢三文庫の記念館に寄ったり、そこから盛り上がっていく時代を作った谷口義郎、そして吉尾和役ですね、の建築館を見てきて。
で、その先に今に繋がる工芸の街としての金沢というところを2日かけて見てきたわけですね。
じゃあ3日目は何を見ていくんでしょうか?
はい。あのね、3日目はね、正直なことを言うと、このテーマとかちょっと関わりが薄れます。
あ、なるほどね。
はい。なのでもう今回のテーマは結構2日目まで割と完結してるんですけど、じゃあなんで3日目やるんだってことなんですけど、これがですね、今回はあくまで金沢という街だけをずっとやってきたんですけど、
僕はね、今回紹介している金沢は最初に言ったんですけど、あくまでも都市であり消費地なんですね。
じゃあその日本第4位の人口を抱えたほどとも言われている金沢は、どういった生産基盤に立ってこの街の経済は回っていたのか?
そこにむしろ経済に左右されない生産者としてのポテンシャルがあるんじゃないかっていう、そういったものを巡っていきたい。
ただしそれは金沢を離れなければならないので、そのための導入の回としたいんです。
つまり、もう全く予定ありませんけれども、今回一応金沢は終わりにしますが、その先に実は加賀方面には別の地域にそういった不思議な生産地がたくさんあって、これは尾の十日田と言ったんですよ、そっちの方にはね。
そういう別の二泊三日が本来できるので、そっちへ向けた導入を最後にして終わりたいなというふうに思っています。
じゃあ早速ね、紹介をお願いします。
1日目で行ったんですけれども、この3日目の工程だけは晴れてることが前提です。
結構歩いたりする?
というか自転車に乗るんですね。
あーなるほど、それは無理だな。
そうなんですよ。
あと行く場所行く場所が結構天気とかによって晴れてる方がいい場所だなって思うんですね、見られる景観がね。
なのでこの3日目は、もし本当にコース通りに行く方がいたら、3日目ということにこだわるんじゃなくて、晴れた日にこの工程を行ってください。
他の1日目と2日目のやつを雨の日にやってほしいと、そういうふうに聞いてもらえればいいかなと思います。
一応今回3日目というふうに話をしますけれども、3日目帰る日になりますのでチェックアウトしなければなりません。
ちょっと早いんですけれども、高林房周辺の宿を大体8時くらいにチェックアウトしたという想定にしましょう。
ちょっと今日夜帰るのに早めにしてあります。
なんですがあんまり歩きたくないというかですね、重い荷物持ちたくないのでチェックアウトをしながらも、後でホテルに戻ってくれるような動線にしてありますので、荷物を預かってもらった方がいいと思います。
なるほど。
なので手ぶらの格好で持ってチェックアウトだけ済ませた状態にしてください。
で、高林房の宿からですね、大体5分から10分ほどのところにあるのがひらみパンです。
おしゃれそうなベーカリーという感じだね。
そうなんですね。
え、メロンパンの量すごくない?
これ面白いんですよ。
え、すげえいっぱいあるじゃん。
これ通販できますよちなみに。
へえ。
正確に言うとメロンパン風のお菓子ですね。
はあはあはあ。
このメロンパンはどこかお菓子、パンのようでパンではない。
パンかお菓子か菓子パンか。
すごいなんか絵本みたいに紹介されてるね。
そうなんです。
へえ、かわいいな。
このひらみパンさんというのはこういうお店なんですね。
今見てもらっただけでなかなかちょっと不思議なお店だなというのがあったんじゃないかと思うんですけど。
ここはですね、おっしゃる通りベーカリーカフェ、そしてビストロとしてもやってるところなんですけれども、すごくコンセプチュアルなパン屋さんなんですよ。
で、このご挨拶のところを見てもらうとですね、自由に気ままに何かを表現していたいと。
なぜパンやお菓子を作っているかというと、そこに思想を込められるから。
作り手の生き方を投影できるというか、言葉にできない感覚や心情を形にできるというかということでね、試作するパン屋さんなんですね。
これいいお店なんですよ、めっちゃ。
つまりパンというものはもちろん口に含んで美味しいわけなんですけれども、それ以上に一つのアートみたいなのをこの人たちは考えているんです。
なのでもちろんパンとしてまずめちゃくちゃ美味しいんですよ。
すっごいこのパン美味しいんですけど、同時にこのお店の中のレイアウトとか見てもらうと本当にね、絵本の中の世界のような、魔法使いのイエナはないですけれども。
というものだったりとか、さっきのお菓子なメロンっていうオリジナルキャラクターが生まれていて、
要はパンを食べるまで、買うまでのストーリー性だったりね、そういったものにすごいこだわっていらっしゃるコンセプチュアルなパン屋さんです。
この外観もね、スターがすごい絡まってるおしゃれっていうか、独特ね。
実はこの辺り長町、長居町と書いて長町と言うんですけれども、加賀藩の武家屋敷があった昔の住宅街なんです。
だから一見高林房の繁華街とかから近いは近いんですけど、全然面向きが違くて、ちょっと本当に市民生活寄りなゾーンになってくるので、
観光地でもあるんですけれども、より静かでしっとりとした朝を食べられるような気がしますね。
ちょっとこの辺りはね、大道市場とのコントラストを意識した辺りなんですけど。
これが朝ごはんのメニューですね。
クロックマダムとかね、ティッシュとかね、そういった特製のパンにお飲み物がついているというモーニングメニューでね、
美味しいですよ、美味しいし、大切に時間過ごそうって思うというか。
なんかちょっとその丁寧な暮らしっぽい感じだよね。
写真の色合いもいいですよね。
いいね。
さっきね、もう内田がいきなり飛びついちゃったんですけど、お菓子なメロンね。
とかね、この辺ね、ストーリー、面白い人とグッズがあったりもするわけなんで、このお菓子なメロンすごいよね。
すごいな、これ何種類あるんだろう。
12個入りなんだけれども、種類で言うと何個あるんだろうね。
28?
かね、ちょっと同じものが増してるかもしれないけれども。
っていうところなんですよ。
この辺ね、オンラインショップもありますので、
ぜひ興味ある方は、このお菓子なメロンすごい可愛くて、プレゼントとかにも非常に喜ばれるのでね、
ホームパーティーにご用意なんてある方いいんじゃないでしょうか。
ちょっと見てみてほしい、可愛いこれ。
でしょ、これね、どっかで何かの機会で持って行きたいなと思うんですよね。
今度そうそう、お子さんが生まれたところの家とかにいいかなと思ってね。
ちょっと楽しいじゃないですか、これ可愛くて。
というね、すごい良いお店なので、面白いんですよ、このお店本当に。
まずホームページを見ていただくところを第一歩にしていただきたいと思いますね。
はい、ということでこのひらみパンさんでした。
で、こっからはですね、晴れた日にできる金沢観光を雑としておきます。
ということで行くのは、ひらみパンさんからちょっと逆方面になっちゃうんですけれども、
高林坊のほうに戻って、さらに渡って道路をね、金沢城公園ですね。
これ行ってなかったですから、今回。
確かに。
で、金沢城公園今更ともいう感じにはあるんですけれども、
なのでリピーターの方は飛ばしてもらっても結構かもしれません。
が、加賀藩の本拠地としてやっぱり名高いこのお城なわけなんですけれども、行きましたかね、ちょろっとね。
ちょろっと行ったかな。
もう知っている通りね、加賀百万国、というか、
加農別百何十万国の主婦としてね、栄えた北陸地方有数の城郭です。
でね、特徴といえばね、この色ですよね。
金沢城はね、白いんですよ、どこも。
そうね。
で、建物自体はね、天使閣とかも元々なかったような感じなんですけれども、
矢倉とかあるいは塀とかは湿気を残っていたり復元されたりしていて、
それが本当になだらかな平城みたいな感じでね、
ちょっと一見百何十万国の城にしては意外と建て替え建てもないなとかと思うかもしれないんですけど、
あんまりそういった思考じゃないんですね、金沢城というのはね。
一説に言えば悪に睨まれないようにしたとも言いますけどね。
一番要は経済規模とかで見えた強い大名であればね、
なんかやっぱり脅威なわけですよね、前田県はね。
まあそうね。
そこにこうすごくでかい巨城を作っちゃうと、
なんかまあいつでも攻められるぞみたいな姿勢にも見える。
そうなんですよ。
この辺りね、実は第二の大半である薩摩藩も同じですね。
薩摩藩もね、鹿児島城はね全然建物は大したことなかった。
仙台も同じです、青葉ね、伊達家。
だからこの辺、戸様のね、超有力大名を意外と起品したのかもしれません。
という感じです。
で、いずれにせよこの金沢城公園なわけなんですけれども、
本当に広いのでいろいろ見られます。
で、この矢倉の中に行くと実際資料みたいなの展示されてもいますし、
兼六運とは別にね、お庭もあったりして、
そういった方に行くとね、いろいろ文化施設もあったりするので、
晴れた天気だったり気候によってね、変えてもらってもいいと思います。
で、またあの金沢のこの鹿児島藩の話は割と最初にしてしまったのでね、
そんなに詳しくはもうお話はしないんですけれども、
一つね、ある意味伏線をずっと張ってたんですが、
この金沢城公園でね、関する一つエピソードとしてましてですね、
実はこの金沢城今でこそお城なんですけれども、
当初ね、前田利家という鹿児島藩層が入ってくる前はね、
ここにね、お寺があったんですね。
これね、お寺の跡なんです、そもそもここは。
へえ〜。
お寺の跡にお城を作った。
そうです。
なんでそんなことしたかっていうと、
これはね、戦うお寺だったんですね。
以前ね、越前の浅倉市のところでちょっとやったかもしれないんですけれども、
北陸地方の戦国時代というのはね、
一興一揆のもうすごかった時代なんですよ。
一興一揆っていうのは今で言う浄土新州ですね。
浄土新州の人たちが束になって、
上からの支配に対して跳ねつけるみたいなね、
そういったその都統を組んだことを一揆と言って、
それが戦いに及んでくると、
やっぱり一揆と第二の戦争になってきたりするんですけれども、
それがすごかったのが香川の国なんですね。
ああ〜。
で、金沢はね、今は主婦なんですけれども、
ここには当時ね、お山ごぼうっていう一興一揆の拠点があって、
これが猛威を振るってたんですね。
で、日本史の教科書、大学受験とかの教科書で、
香川の国という国名が単独で現れるのは、
おそらく15世紀末の香川の一興一揆というものです。
で、これはまあね、
黄泉の間に幕府がめちゃめちゃになる。
そして北陸は北陸で、
浅倉高谷みたいなよくわかんない物騒な奴が、
越前を掠め取ろうとしてる。
これが以前ありましたよ。
そして目指すのが、北鉄バスで32分ほど金沢港クルーズターミナルバス停です。
つまり海に来ちゃってるんですね。
金沢の海ってあんまり想像つきますかね?
あんまり印象ないんじゃないでしょうか?
あんまりね、そうだね。
でも地図上で言うと、野党半島の根本みたいなところなのかな?
ちょっと見てみましょうか。
ここです。
この辺り。
これです。
つまりね、加賀藩にとっての外港ですね。
外の港、つまりちょっと離れた郊外にある港が、
この金沢港クルーズターミナルのあったエリアなんですね。
これを金沢大野って今は言ったりします。
大野というのがこの辺の地名です。
大野金沢っていうところのエリアなんですけれども、
とにかくこの金沢大野エリアを3日目のメインのスポットとしてご紹介したいと思うんですね。
これなかなか金沢単純に行くだけじゃいかないと思います。
結構最近注目が徐々にされ始めてきた、一足伸ばしてスポットなんだね。
ただここが実はめちゃくちゃ面白いんですよ。
ということで海までやってきました。
クルーズターミナルはちょっと後で話しますので1回飛ばしますが、
ここを拠点に観光したいので、
ここでまずレンタサイクルを借りてください。
クルーズターミナルにポートがあるんですね。
ここでレンタサイクル待ち乗りというものが金沢市さんのサービスでやっていますので、
これに乗っていただいて自転車を借りましょう。
そしたらこの大野地区を自転車で散策するわけですね。
まず最初の目的地がクルーズターミナルから10分ほど行ったところにある大野港食堂です。
食堂だけどラーメンだね。
はい。ここの売りはラーメン屋さんなんですね。
へー。
あーいいね。
中華そばっていう感じですね。
はい。本当にね、今お腹空いてるんでいいですね。
いいね。
餃子も大振りな感じというかね、身が詰まってそうな感じでうまそうだったな。
ラーメンはどうですか?見てる感じ。
いやーこれはもう本当普通に醤油のスープに黄色い中華麺で、
チャーシューが結構立派だね。
本当ですね。
いやもう本当シンプルな中華そばという感じですよね。
はい。そうなんです。
これはね、見た目一見普通の醤油ベースの中華そばなんですけど、
この金沢大野はですね、醤油がただの醤油じゃないんですね。
これはかつて日本古代醸造地とも言われたほどの醤油の超名産地なんです。
金沢大野というのは。
なのでこの地場産のね、大野加賀醤油ですよいわゆる。
これを使った特製醤油そばなんです。
へー。
じゃあどういう違いが出てくるんですか?
これね、このラーメンに限らずの話なんですけれども、
もちろん醤油もいろいろあるから、
これは多分ラーメン、醤油ベースのラーメンを作るに適した醤油をセレクトされてると思うんですけど、
金沢に行っていただいて、特に旅会系のお店に行っていただくと、
醤油が甘いということに気づくと思うんです。
あー、そうだった気がするな。
これ我々九州にゆかりのある人間からすると、
あれ?なんか九州の醤油に近い?
人吉の醤油に近いのかなとかって思うと思うんですけど、
これね、金沢もね、加賀醤油というのは甘いんですね。
へー。
もうほんと同じ感じ?九州の醤油と。
そうね、ちょっと違うけど、
粘度がちょっと違う気がしますけどね。
でもね、加賀醤油だから九州の人間はすごく食べやすいと思いますが、
ただ全然その甘くて受け付けないということはないと思います。関東の人でもね。
ただこれが特色でね、
これがやっぱり昔の発酵技術とかをね、
活かした昔ながらの製法でもて作られた醤油の名産地なんですね。
なので、この大野港食堂でぜひ食べていただきたいのはやはりね、醤油ラーメンです。
ほんとにシンプルなんだけど、使っているお蕎麦の醤油はめちゃくちゃいい醤油なので。
へー。
すごい醤油蕎麦を食べられるはずです。
ここがね、その中華料理店が舞台になってるんですけど、このお店が使われてるんですね。
へー。
なのでやっぱりこの港町のね、ちょっとノスタルジックな形で、
しかもこれ運河沿いにね、運河というかもう港の河口沿いにね、本当に面しているので、
船とかがこう燃える、ぷかぷかと浮いている風景を見ながらね、
この散歩したらラーメン屋さんがあるよっていう、まさにちょっとストーリー性を帯びたね、ロケーションなわけです。
はー、いやでも確かにいい雰囲気の場所にあるね。
港感があるね。
港感ありますよね。
この幸せの香りっていうのがね、ちょっと映画自体はね、僕まだ見てないんですけれども、
この中谷美希さん演じるシングルマザーが、
年老いた中国出身の名料理人に弟子入りする。
へー。
そしてその絆をね、描いたっていうようなハートフルなストーリーだそうなんですけれども、
この中華料理がね、要は大野港食堂なんですよ。
へー。
ロケ地です。
ちょっと僕も見てないんでごめんなさい、これ以上わからないんですけど。
ただそういったね、使われ方も納得するような良いロケーションのスポットになっています。
で、ここでまあ腹ごしらえをしていただいた後ですね、
こっからがね、その世界を開いていく不思議な話をしていきたいわけなんですけれども、
大野港食堂から自転車で5分ほど、より海の方に近づいていただくとですね、
大野からくり記念館というものがあります。
わー、なんか不思議な建物。
わー、なんだこれ。
不思議な建物ですよね。
なんかね、こう丸っこい感じのね、かわいらしいよね。
まあだからそれこそからくりだから、なんかおもちゃの街みたいな感じですよね。
はいはいはい。ドーム状になってね。
このね、なんで大野にからくり記念館なんかあるのかって話なんですけれども、
これがね、実はね、独身的なものなんですよ。
江戸時代に実在した伝説のからくり儀式、
大野弁吉という人物がここにいたことによってね、生まれた記念館なんですね。
この人物です。
大野弁吉、1801年から1870年なので幕末ですね。
の人で、何者だったかというと、
京都に生まれた人なんですけれども、
金沢にはね、向こう入りしてきた人なんですね。
で、向こう入りをしてきたんだけれども、実はそれ以前にね、
長崎とかに留学をしていて、
そこでね、西洋の最新技術をいろいろ学び取っていた。
で、化け学とかね、そういったものに通じていて、
この人はそういうのに天性の才能があったのかね、
それをすごいスピードで体得したんですよ。
一説には、朝鮮とか津島にも密かに渡っていたっていうんですよ。
これもちろん国境ですよ、朝鮮は特に。
なんですけれども、密かにそっちまで行ってね、
世の日本人が全く知り得ない技術を知ってたっていう謎起き人物なんですよ。
っていう噂がある。
これによって、向こう入りしてきた金沢で、
その体得してきた技術でもって、
いろんなものを作った発明家なんです。
面白いなあ。
今の時代にそういう人ってあんまりいない気がする。
発明家っていう職業があるのかどうかわかんないぐらい。
そうですね。
面白いね。
この人がそういうわけでね、自動でゼンマイ軸掛けでね、
カラクリ人形とかをいろいろ作ったっていうので、
カラクリ技術としてね、やってたわけなんですけれども、
このお人形さんとか可愛いんですけれども、
ところがね、この人のカラクリ技術はね、
ただ人形を作るためにあったわけではなかったんですね。
で、これがね、あくまで一節二話ですよ。
一節二話なんですけど、
湿版写真っていう技術わかりますか?
湿ってる板の写真と書いて、
今の写真とは違う撮り方なんですけれども、
個人の問題でね。
これを一節二話、
世界で初めて発明した人って言われてるんですよ。
日本人じゃないかっていう説があるんです、これを発明したの。
はあ〜。
そんなことあんの?
湿版写真というのは一般的には、
ヨーロッパの方で1850年代に生まれたっていうのがこの世の定説なんですけど、
王の弁吉の遺物とかを見ていると、
こういう人ね写真機持ってるんですね、自分の。
自分で写真機持ってる、発明してるんですけど、
これもしかしたらその年代より遡るんじゃないかっていう説があるんですね。
もしそれが本当なのだとしたら、
世界で初めて湿版写真を作ったのはこの人ということになるんですよ。
え〜。
だからもうノーベル賞並みの発明家ですよ。
そうだね。
はあ〜。
うん。
すげえな。
だからその時のね、やっぱり、
このポッドテストでも結構この年代、
マイナーな時代の割にはすごいやってるんですけど、
これは年表を見て欲しいんですけどね、
秋田蘭河の流星の話、
そして謎を置きあえずサザエ堂が謎の造形をできていた話、
とか高田赤兵衛がロシアへ行った話とか、
そういった時代の系譜にあるので、
おそらく日本の教科書から見たときに、
一途とも終えるような不思議な西洋流入文化がね、
この時代の日本というのはね、
我々が思ったより遥かに先を行ってたんじゃないかって気がしてるんですね。
で、突然変異的に、
そういった謎の科学書みたいのが出てきて、
こういった着足跡をヒントを残していったっていうんですね。
あ〜。
うん。
え〜。
なんで知らないんだろうこういうの。
一般の王道の歴史じゃないからなんですね。
あくまで地域の中でささやかれてる噂っぽいんだけど、
実はそれが本当の歴史なんじゃないかと。
ただもちろん王の弁吉が実在したのは事実ですし、
彼がいろんなものを残していって、
出版写真を手にしてたのも事実なんですね。
え〜。
すごいな〜。
本当にもう最先端の科学者発明家っていう感じなんですね。
そうなんですよ。
一回の要は商人ですからねこの人もね。
別に科学者やってるわけじゃないんで。
科学者職業そんなにないですから。
そうか。
っていう謎多き人物がいたことによって、
ただこのミュージアム生まれていて、
これも非常に建築的にも面白くてね。
まさにカラクリ仕掛けって本当感じですよね。
これ写真としても非常に映えるので、
たまにインスタグラムとかでも結構インフルエンサーの方が撮り上げてたりしますので、
これ見たことあるって人もいるかもしれません。
展示室の中から見るとすごいかっこいいんだよね。
そうなんですよ。
木組みでね。
こんな感じです。
いいね。
かっこかわいいって感じですね。
そうですね。
いずれにしろすごくSNS映えするスポットになってるので、
その観点で知ってる方もいるんじゃないかなという気がしますね。
実際にはこの建築家はいくらでも写真撮れるんですけど、
大野弁吉の遺物だったり写真というのは残念ながら撮影禁止なので、
ここはしっかり目に焼き付けていただいて、
歴史の不思議を体感してもらえるといいんじゃないかと思います。
そしてね、この大野からくり記念館からちょっと離れた内陸の方、
そうなんですよ。
チーズケーキもあったりしますね。
いやこれも美味そうだな。
というものになっていますので、
こちらでね、スイーツをいただいてもいいです。現地でね。
カフェでね。
買っていただいてもいいので、最後に寄っていただいた。
そしてね、次はもう本当に最後の目的地になります。
自転車で7分ほど行ったところにあるのが、
金沢港クルーズターミナルです。
なんか新しそうな感じだね。
おっしゃる通りです。
これは2020年にオープンした、めっちゃ最近のターミナルなんですね。
これ名建築ですよ。
これね、もう屋根がもうその水面というか、
海面の感じでこう、緩やかな曲線でね。
かっこいいな。
波を意識したデザインですっごい洗練されててかっこいいと思いませんか。
で光るしね。
そうなんです。
かっこいいなこれ。
そうなんですよ。
これがね、もちろんターミナルですので、
そもそもこれクルーズが寄港してくるんです。
はいはいはい。
なので海の玄関口としてね、税関の役割とかもになってるわけなんですけれども、
観光地としてもね、最近注目を集めているんですね。
ここを目的地にするってことね。
で実際ですね、ここ行ってみるとすごく良くて、
僕もこれ晴れている時に行ってるんですけど、この写真。
なるほどね、海を見ることができるってことね。
そうなんです。
ああ。
しかもその船もね、間近で見れるしね。
うん。
なるほど。ああ、これいいな。
でね、なんでここ僕行ったかっていうと、
これちょっと笑えるというか、変な話なんですけど、面白い話なんですけど、
これを僕に教えてくれたのが、さっき金澤未職がやったお姉さんなんですよ。
この恋花に花が咲いたんですよ。
あら。
しかも知らない人の恋花ですけど、僕一人で。
笑
で、それは為ということもあって、で、プロポーズされたと。
高校の同級生に。で、それでウィデンの初めての同窓会で、
それを披露した場だったらしいんですよ、女友達に。
ああ、なるほど。
で、もう超盛り上がってて、
何々君と結婚するんだよなって、もうめっちゃ大騒ぎになってて、
で、え、どう、ちゃんと話して最初からみたいな。
で、だから短いコンテ、俺も何故か混ぜてもらって、
それであの未職外の満月さんにその話になったんですけど、
はいはいはい。
それで、こうこう出て、で、ああ、みたいな話になって。
大体来るんだ。
なって、え、どこで捕獲されたの?って言ったら、
ここだった。
へえ。
いや、いいよね。
うん。
見晴らしいいですし。
うん。
まあ、ここね、全然いいんじゃない?ロマンチックなんじゃない?
そう。で、ちゃんと場所まで知ってる、このベンチです。
笑
この僕のインスタントップでこのベンチで捕獲されたそうなんですよ。
笑
笑
なんでそこまで教えてくれたの?
もう酔っ払って、たぶん全然あの人の記憶ないと思う。
笑
正直、めっちゃ酔ってたんだよ。
笑
このベンチでね、
へえ。
クルーズの寄港するのに合わせてね、オープンしてまだ3ヶ月ぐらいのときに行ったらしくて、
へえ。
ここで告白されて、付き合って、結婚をすることになったそうなんですね。
ああ。
うん。
いや、いいじゃない。
うん。
いや、でもそのぐらいね、ほんと綺麗な場所ですよ。
いや、全然納得できましたよ。
うんうん。
夕方のこの静かな波間にね、こう。
いいね。
うん。で、実際カップルめっちゃ多かったです。
ああ。
うん。こんな感じでね。
ああ、ほんとだ。
うん。ここに入れる、これね、全然切符とか持ってなくても入れるんですよ。
へえ。
この船が寄ってくるとこ。
テラス。
うん。
なので、すっごいいいね。
夕方僕も行ったんで、やっぱよかったですね。シリーサイドで。
ああ、いいね。
うん。
ここはやっぱ晴れてる方がいいですね。
そうだね。
うん。
うんうんうん。
というね、この金沢港クルーズターミナルでね、ちょそういった面白い駅と。
でもそれがあったのでね、ここを知れたのでね。
うん。
これすごく綺麗な建築でね、いいデートスポットになってます。
うん。
で、僕の想定だとここね、17時15分頃に着く予定になってます。
はいはい。
で、そこで自転車返しちゃいたいんですね。
27分、19時前に金沢駅西口に着きます。
はい。
ので、ここで最後荷物をピックアップいただいて、
それぞれの鉄道路線で帰っていただければいいかなという感じです。
うん。
それでは3日目を振り返っていきましょう。
前日からですね、というか初日からか、
泊まっている高林坊の近くの宿を朝8時頃チェックアウトします。
で、荷物はね、いったんここのホテルに預けておくのがいいかなと思いますね。
そこから徒歩5分ほど、ひらみパンさんですね。
ここはちょっとね、コンセプチュアルな、すごくかわいらしい、そしておいしいベーカリー、カフェ、ビストローということで、
ここでモーニングにクロックマダムとか、キッシュとかをいただくと、メロンパンもね、好きになりますね。
はい。
そこから徒歩15分ほど、金沢城公園ですね。
香川百万石の主婦になった金沢城の公園ですね。
なのでここでお城見たり、公園散策したり、狩猟館とかもあるんですね。
ありますね。一部の屋倉の中に狩猟が展示されてます。
ですのでゆったりね。
ただ狩猟館あるんですけど、結構ね、割と規模は小さいんですよ。
なので、より体系的にちゃんと香川藩の歴史を学びたいと思ったら、
初日に行った石川県立歴史博物館の方がいいですね。
なるほどね。
ですので、城と公園を散策するっていう感じですかね。
そこから徒歩7分ほど、兼六園ですね。
ここはもう本当、言わずと知れた日本三大名園の一つ。
素敵なお庭の6つの要素を兼ね備えているという兼六園ということですね。
ここはもう本当にゆっくりもできないのか。
まあ、1回目に最初に金沢に行く時はゆっくりと。
お茶室とかもあってね、本当に半日くらいいられますので。
ただ今回はリピーター向けということで少し省略はさせてもらいました。
ですので、ここを散策をしましてね。
そこから徒歩10分ほど、香林坊近くのホテルに荷物をピックアップします。
そこから北鉄バスで10分ほど、金沢駅のバス停でおりますね。
そこで荷物を一旦ね、ロッカーなどに預けておくと、この後楽かなと。
そのまま金沢駅を抜けて、金沢駅の西口のバス停に行きますね。
そこから北鉄バスで32分、金沢港クルーズターミナルのバス停でおります。
そこでレンタサイクル、街乗りで自転車を借りまして、その自転車で10分ほど。
大野港食堂ですね。ここは中華食堂ということで、大野醤油を使った醤油ラーメンが名物ですので、
この土地の醤油の味を楽しめるラーメンなんじゃないかと思いますので、ここで醤油ラーメンをランチにいただきます。
そこから自転車で5分ほど、大野カラクリ記念館ですね。
当時の日本の最先端の技術を開発していった発明家、大野弁吉のカラクリを集めた記念館という感じですかね。
その大野弁吉の生涯とか功績も伝えるということで、
カラクリですから、ちょっと楽しみながら、可愛らしいのを見ながら、そういう当時の技術を知ることができるということですね。
そこから自転車で20分ほど、石川県前谷護兵記念館ですね。
加賀の繁栄を支えた前谷護兵の表の顔と裏の顔をここで垣間見ることができる記念館ですね。
なので、ここでいろんな妄想が膨らむかもしれませんね。
そしてそこから自転車で15分ほど、大和工事パークですね。
お昼に食べたラーメンに使われている大野醤油をはじめとして、いろんな調味料を作っていらっしゃる工場もありつつ、
アンテナショップ的にお土産を買うこともできる。
あとはドブロックもね。
そうなんですよね。これ行ってみたいですね。
ただ今回のコースだと自転車なんでね、飲むことできないんですけど。
そういうショップとかカフェとかでお土産とかおやつをね、いただいたりとかしまして、
そこから自転車で7分ほど金沢港クルーズターミナルに行きまして、
ここでね、バスが1時間ほど待つ感じになりますので、
海をね、テラスで眺めたり、あとはレストランでちょっとおやつを食べながら海を眺めたりとかして過ごしますと。
そこから金沢港クルーズターミナルのバス停に行きまして、
そこから北鉄バス27分金沢駅に戻ります。
そして荷物をピックアップしてご自宅へということでこの旅は終了ですね。
この番組はお便りを募集しています。
番組の感想・質問・リクエスト・旅の情報・不増となど何でも結構です。
番組概要欄に記載しているお便りフォームのURLから投稿お願いします。
また各プラットフォームのフォロー・レビュー・コメント、
それから我々の関連SNSアカウントのフォローなどよろしくお願いいたします。
そして感想を呟く際はぜひハッシュタグおとたびポッドキャストをつけて投稿していただけると大変励みになります。
よろしくお願いします。
そして我々のマイマップそれから年表ございますのでそちらもね参考にしていただければと思います。
最後はちょっとやっぱなんか不思議なミステリアスな感じがありますよね。
これがそのいつかやる南加賀のコースにつながっていくっていう形ですね。
消費地としての金沢、加工地としての金沢、生産地はじゃあどこだったのか。
加賀の南へ何が埋まってるのかっていうことですね。
この1日目2日目ではやっぱり加賀っていうのがどういうふうに盛り返してきたのか。
というかどういう歴史をたどってきたのかっていう感じですよね。
これも谷があったからこそ生まれた文化とか文芸作品とかっていうのがあったんだなっていう。
そこからこう類似回復というか今につながるようになっていったんだなっていうのはよくわかりましたね。
やっぱり一般的な観光地としての金沢とはまたちょっと違う目を見れた感じがしますね。
今回タイトルの改修をしてなかったなと思ったんですけども。
リング創世金沢。
雨に捧ぐ詩作と歌いというふうにしたんですけれども。
このリング創世っていうのはどういう意味かっていうと。
そのまま辞書を読んでみると苦しんでいる人々に救いの手を差し伸べること。
また民衆の苦しみを救う自信深い人の人というふうにあるんです。
リングっていうのは長雨です。
長雨はその喉が渇いている人だったり。
患抜に苦しんでいる植物を生育させる。
3日以上降り続く恵みの雨のことをリングっていう作品ですね。
なるほど。
なのでこれがリングが降ったことで青々と生き返るっていうのがリング創世ということ。
ここにやっぱりちょっと今回のテーマと絡みたいんですよね。
つまり今回やっぱり金沢の一般的な観光コースでは正直ない。
21世紀美術館も描いてないし。
他のアートスポットもあんまりないんですけども。
けどその、要はどうしても金沢ってすごくこう。
東茶屋街とか西茶屋街のあれを見てみると江戸時代からそのままちゃんと守られ続けてすごい。
すごいんですよそれは。
すごくやっぱりずっと発展してきて工芸都市としてずっとやってきてすごい街なんだっていう理解になっちゃいがちなんですけど。
そうじゃないんですね。
すごく辛い暗い時代が一時期はあった明治の初頭とか中期までね。
ただその苦しい時代とともにかつての繁栄というのはわかっているからこそ
優しかったあの人楽しかったあの頃とか賑やかだったあの街とかっていう
そこに対する憧れっていうのは生地ひっかかるが故にすごくみんな苦しい精神の中で持ちこたえようとした。
そのような悲しい歴史があったからこそそこで頑張って見ていたからこそ
多くの谷間の時代に生まれた人たちが文学だったり芸術だったり哲学だったり建築だったりっていう方の
日本第一人者にまで到達していったっていう
そういったある意味内政の街でもあるわけですよね。
そしてそれが結果的に谷口義郎さんを引いておるんですけれども
その憧れの金沢の持続、そして文化っていうのを工芸ってものに別の次元に昇華させることで
その金沢の王子の憧れというのを今現代に谷間を入れて取り戻していった。
それがこの隣羽創生っていうのにちょっとかけられたらいいなと。
そういった苦しい金沢の救済が今現代にそれが達成されたっていう
そういった話をしたいと思いました。