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#20 標準語にない⁉︎関西弁が誇る高解像度システム「ヨル・トル」がうらやましい!
2026-06-04 26:10

#20 標準語にない⁉︎関西弁が誇る高解像度システム「ヨル・トル」がうらやましい!

Kei
Kei
Host

標準語の「〜している」って、実はかなり大雑把!?

今回は、関西弁(西日本方言)が誇る恐るべき時制の高解像度システム、「ヨル・トル対立」、そして語彙アスペクトの世界に迫ります!


【目次】

オープニング


コーナー① 101号室の言語学

関西方言の「よるとる」がうらやましい!  

文法的なアスペクトとは? 

状態動詞は進行形にできない?

Vendlerの動詞分類を学んでみよう!

状態動詞と到達動詞は進行形にしにくい

進行形=到達動詞の達成動詞化?


コーナー② Midnight Office Hour

お便り「不思議な頭高アクセント」

もちこも見つけた頭高アクセント

西日本の方言説

ジャーゴン説


エンディング


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【番組概要】

言語学者のKeiとアシスタントのもちこが

日常に溢れる「ことば」の不思議を

言語学」という特殊なレンズを通じて、

面白おかしく語るポッドキャスト番組。

通勤中や散歩のお供に、言葉の知的探求を。


📩 番組へのお便り(感想・質問はこちらから!)

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【更新】 毎週木曜夜7時

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出演者

Kei:若手言語学者。アメリカで博士号を取得後、現在は日本の大学で働いている。専門は生成統語論、形式意味論、形式語用論。ときどき、心理言語学の研究も。ウイスキーが好き。


もちこ:Deep Structure Radio アシスタント。仮面をかぶって会社員をしているが、中身は結構やべーやつ。苦手な科目は「せいかつ」と「どうとく」。

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【使用BGM・効果音】

本エピソードでは以下のサイトの音声素材を使用しています。

・DOVA-SYNDROME( https://dova-s.jp/ )

・ニコニ・コモンズ( https://commons.nicovideo.jp/ )

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#dsr101 #言語学 #関西弁 #アスペクト #英語学習

感想

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サマリー

このエピソードでは、関西弁の「よる・とる」という進行形と完了形を区別するシステムが、標準語の「〜している」よりも高解像度で便利であることが紹介されます。言語学者のKeiさんが、動詞の分類やアスペクトの概念を解説し、この方言システムが英語学習にも役立つ可能性を示唆します。また、リスナーからの質問コーナーでは、専門用語のアクセントが仲間内で変化する「ジャーゴン」の可能性について議論されます。

オープニング
これ知ってたら、英語の勉強ちょっと楽だったかもしれないよね。
Welcome to Deep Structure Radio. この番組は、言語学者のKeiと
アシスタントのもちこが
言語学の面白さを広めるべく、私たちが普段何気なく使っている言葉について、
言語学という特殊なレンズを通じて、面白おかしく語っていく番組です。
今日は、関西方言に見られるヨル・トル問題についてお話ししていきたいと思います。
それでは、今日も言語の深層へ潜っていきましょう。
101号室の言語学:関西弁の「よる・とる」がうらやましい!
はい、ということで101号室の言語学のお時間です。
このコーナーでは、私、Keiが気になる言語現象についてお話ししていこうと思います。
はい、今日はですね、関西、特に中国地方異性、四国九州を含む西日本の方で広く見られるヨル・トル問題についてお話ししたいと思うんですけども。
ヨル・トル問題って何かっていうと、中国地方異性の四国九州を含む西日本の地方の方言では、
進行形と完了形にどうも区別があるらしいんですよ。
まず標準語から考えていきたいんですけど、
ドアが閉まる。これ、もちこさん、進行形にすると。
ドアが閉まっている。
はい、そうですね。今、閉まっている状態。閉まっていこうとしていると。
閉まりかけてるみたいな。
閉まりかけてるみたいなんですね。
これ、完了形にして、もう閉まっちゃったよっていう風にすると。
ドアが閉まっている。
はい、どっちも閉まっているですよね。
なので、標準語だと、これ、定義の形でもう決まりきっていて、どっちがどっちかそれだけ聞いても区別がつかないと。
ところが、この西日本、特に中国異性ですね。
これをきちんと区別する。そうなんですよ。
が、そのヨル・トル問題ってやつですね。
どうもお話を聞いたところ、調べたところによると、夜を使うときは、いわゆる進行形。
今、まさしくその動作が進んでいっているよっていう状態を、夜で表現していて。
INGなんですね。
そうです。BプラスINGですね。英文法の授業でやりましたよね、皆さん。
逆に、〇〇しとるっていう時っていうのは、もう完了形なんですって。
だから、もうその状態が完了して終わってしまったと。
だから、ドアが閉まり夜って言ったら、
もち子さんどっち?
ドアが閉まり夜は、今。
ドアが閉まり夜。
今、閉まりかけてる。
そう。今、だんだんドアが閉まっていってるっていう状態。
で、ドアが閉まっとるって言うと、
もう閉まった状態になっている。
そう。閉まって閉まって、もう今は開いていない状態になっているっていう風に、これ区別があるんですって、きちんと。
なんかわかる気がしますね。閉まっとるって言われたら、なんかもう閉まって閉まっているっていう感覚は。
感覚あります?
自分が発話できないんですけど、私ネイティブじゃないので。なんとなくわかる気がします。
僕これ夜とる問題聞くまで、全然知らなくて、
そこ区別するんだってこれ知ったときすげー感動したんですよ。
ある意味これ標準語より全然いいじゃん。この区別案の。
英語を勉強しやすいですよね。
文法的なアスペクトとは?
そうそう。進行形とか官僚形とかいわゆるアスペクトって呼ばれるやつですけど、
文法的なアスペクトって、僕はどっちかっていうと英語を勉強したときに初めて入ってきた。
これに日本語でも区別があるんだって知ったときすげー感動して。
でこれ、うちの研究室の周りの先生、英語の先生がいっぱいいるんですけど、
京都出身の先生と福岡出身の先生がいたのでお二人にちょっと確認してみたんです。
この夜とるの区別ありますかって言って。
今なんか変な関西弁になった。ありますかって言って聞いたんですよ。
でその時にテストの分として、この歯が落ちよるっていうと歯が落ちとるっていうのを使ったんですけど、
これやっぱり福岡の先生は落ちよるっていうと、今ちょうどこの葉っぱがヒラヒラヒラヒラ空中で舞ってる状態、
落ちてきている状態で、落ちとるっていうともう落っこっちゃって地面にある状態だねっていう区別がきちんと福岡の先生にはあるそうなんですけど、
京都出身の先生はその区別がどうもないらしくて、
代わりに落ちはるとかなんか別の表現使いたくなるかもみたいな話をされてたんで、
結構明確にこれ中国異性というか、京都、大阪にはあんまりその区別がなくて、
さらにもっと西の方では区別があるっていうようなことらしいです。
私の身の回りでも結構はっきりその区別がある方がいるんだなっていうのもちょっと嬉しくて、
面白かったんですけど、これ知ってたら英語の勉強ちょっと楽だったかもしれないよねって思いますよね、やっぱりね。
こういう進行形とか完了形とかっていうのはアスペクトって呼ぶんですけど、
これざっくり言うと時勢の考え方なんですよ。
だけど過去形、現在形、未来形とかっていう時勢とちょっと概念が違っていて、
いわゆるその現在形とか過去形とかっていうのは今起きてにしてそのイベントがいつ起きたかいつ起きるかっていう話なんですよね。
なんですけど、アスペクトって今言った文法のアスペクトですよね。
進行形とか完了形っていうのは、いつっていう視点に立った時に出来事がどう映ってるか。
ある意味そのカメラのレンズ的な。だから進行形で言えば今一緒にそのカメラが動いて走ってる様子を撮ってるとか、
逆に完了形で言えばその過去に向かってレンズが伸びてるとか撮影していて、
その今の時点でこういう状態になったみたいな、こうちょっと視点が違うんですよね。
じゃあその過去目線でその出来事がどうだったかとか、未来目線でっていう風に、
時勢は基本今にいつも立ってるけど、その立つ位置が変わるってことなんですかね。
そうですそうです。アスペクトは立つ位置を変える、視点の位置を変えるっていう操作なんです。
さっきのヨルトルもそうだし、英語の進行形完了形もこいつらの概念を文の中に入れてるっていう。
状態動詞と進行形
進行形って言うとよく英文法を勉強する時に、状態同士とかは基本進行形にできないよみたいな話って出てくるじゃないですか。
ちょっとこれをねせっかくだからアスペクトの話したんで、これを少し紐解きたいなと思ってて。
確かにI'm knowing itとかは変なんですよ。だから多分関西方言の人も知りよるはダメだと思うんだよね。
知っとるはいいけど知りよるはダメっていうのはあると思うんですけど、
これっていうのは実は言語学の世界でめちゃくちゃ有名なベンドラーの動詞分類っていうのがありまして。
これベンドラーさんが動詞には動詞固有のアスペクトっていうのがあるよねって言って、それを4種類に分類したっていう話なんですよ。
動詞が持ってる性質でってことですか?
そうです。さっきの進行形とか完了形っていうのはその文法的に視点を変えましょうっていう話なんだけど、
そうじゃなくて動詞そのものにもアスペクトってあるよねっていう話をしたのがこのベンドラーさんなのね。
ベンドラーさんは4つに分けてます。1つがさっき言った状態同士ってやつよ。
これは時間的な変化がなくてある程度一定期間持続するよねみたいなやつ。
知っているとか愛しているとかっていうのは例えば5秒ごとに愛したり愛さなかったりってことちょっと厳しいでしょ。
めいへらかな。
めいへらかなみたいな感じじゃん。
だからそういう性質を持つやつは状態同士と呼びましょう。
っていう風に言ってて、こいつらが進行形にできないっていう話だったのね。
2つ目はアクティビティ、いわゆる活動同士っていうやつなんですけど、これが一番一般的なやつ。
走るとか泳ぐとか投げるとか。
動作同士って言われるやつですかね。
そうですね。
動作同士の方が適切な翻訳かな。時間的にはある程度かかる。
瞬間的かもしれないし少し長いかもしれないけど。
でも走るとかってある程度の距離走らないと走ったことにならないから。
そういう風にある程度持続があってしかも明確なゴールがない。
走り続けること人間にはできないけど理論上は概念上はできる。
だからそういうのも動作同士と呼びましょうと。
この2つはそんなに区別困らないんですよ。
ベンドラーの動詞分類:達成動詞と到達動詞
残り2つがすげー難しくって。
これの区別がね、いっつもねぐっちゃになるんですけど。
これあのゆる言語学ラジオに出てた島村先生ですよね。
島村先生ってすごい有名な東語論の先生なんですけど。
ぐっちゃになるんですよねっておっしゃってて。
僕もそれめっちゃわかるわかるってうなずきながら見てたんですけど。
1つが達成同士。でもう1つが到達同士。
もうこの時点で怪しいじゃないですか。
怪しいですね。
でこの達成同士っていうのが英語で言うとaccomplishmentって言うんですけど。
ゴールに向かうプロセスがあってかつそれが到達するところまでがセットになってる。
例えば家を建てるとか。
家を建てるって言った時って家が建つところまでが家を建てるプロセスじゃないですか。
そうですね。
でこれが01みたいにバコって急に変わらない。
徐々に徐々に家が建っていくプロセスがあってだから土台を組んで、
足場を組んでその上に柱を建てて屋根を乗っけてっていうプロセスがあるわけじゃないですか。
で家が最終的に建ったら完成なわけですから達成なわけですから。
そういうプロセスがあって最後ゴールがあるよっていうのがこの達成同士。
で最後アチーブメントって言うんですけど到達同士っていうのはこれは状態の変化が発生するし瞬間的な発生なんですよね。
例えば死ぬとか割れるとか見つけるとか到着する。
その到着するとか割れるって一瞬じゃないですか。
点っぽいですね。
そう点っぽいんですよ。
なので時間的な発生がすごく点。
瞬間同士みたいなやつですかね。
そうですそうですそうです。
っていうのを到達同士っていう風に言うんですよね。
でこの中で進行形にほぼできないって言われるのがステイと一番最初の。
ノーとかラブとか。
MacはI'm loving itってやってるから問題なんですけど。
とかあとやりにくいって言われるのがアチーブメント。
うんうん。
到達同士なんですよ。
死ぬとか割れるとか。
うんうん。
で割れているって割れゆく情景にはすごくしにくいじゃないですか。
そうですね。
もうそれが1000分の1スーパースローカメラみたいなの撮ってたら話は別だけど。
うんうん。
仕掛けているっていう間もなく到達するっていう瞬間であれば過労死でできると思うんですけど。
結局一瞬なんですよね到着する瞬間っていうのも。
もう着いてからはある意味状態になるわけじゃないですか。
そこにいるっていう。
なのでその瞬間が点すぎてなかなかそこを描写するっていうところも少ないですし。
そうなんですよ。
なのでやややりにくいんですけどただアチーブメントは時々。
その到達同士死ぬとか割れるは時々進行形にすることがあって。
ほにゃほにゃ死にかけているみたいな。
そうですね。
クマさん死にかけている。だんだんだんだん弱っていってみたいな感じの時に死に寄るとか。
The bear is dyingみたいな言い方ができたりするっていうのがあって。
これ結構面白くってベンドラーさんがさっき言った4つの区別ってそれぞれの動詞がこういう時間的特性を持ってるよねっていう話だったわけじゃないですか。
それをさっきの文法的なアスペクト進行とか完了っていうアスペクトで上書きするっていうことを結構やってるんですよね。
ある意味その文法的なアスペクトによって語彙的アスペクトを上書き保存して時間の概念をより複雑に面白おかしく。
今こういうふうに見えてるんですっていうのを表現してるって結構面白いなと思っていて。
なのでこのせっかくヨルトル問題の話でアスペクトの話が出たのでちょっと難しいんですけどこの話もしてみたいなと思ってお出ししました。
あれなんですかね到達動詞側を本来であれば動詞の語彙的な区分で言えば瞬間的なものなのを統合論的なアスペクトを足すことによってやや達成動詞っぽくしてるんですかね。
死にかけてるって言ったら死ぬっていう瞬間的に発生するものよりもそこに向かい行くプロセスみたいな変化があるのかなと思ったんですけど。
動詞の分類上分かられてた達成よりに実はこのアチーブメントの動詞がシフトしているなんて思ったんですけどそういうわけではないんですかね。
めっちゃ鋭いですね。すっげーいいこと言いました今。
本当ですか。
そうなんですよ。これまたちょっともう一段深掘りしちゃうんでもしかしたらカットするかもしれませんけど達成動詞と到達動詞って何が違うかって言ったら時間的な差だけなんですよ。
それ以外のエンドポイント終着点があるかどうかっていうのと動きがダイナミズムがあるかどうかっていう点は実は達成動詞と到達動詞って全く一緒なんですね。
で、到達動詞っていうのは基本的に発生が瞬間的っていうのがすごく大きなキーなんですよね。
その瞬間的っていうのが例えば死ぬとか割れるとか見つけるとか到着するっていうのはその動作自体は瞬間でしか起きないわけじゃないですか。
それを進行形で上書きしてあげることによってここには実は時間的なその幅が瞬間じゃなくて動詞としては瞬間的なんだけど時間的な幅がそこにあるんだっていう視点を統合的に与えている文法的に与えているっていうそういうことなんですよ。
それすごくいい視点でこれを形式意味論上で定式化した論文とかも出てたりするんですよね。
すごいいいとこつきますね。
ありがとうございます。
方言の優位性と語彙アスペクト
こんな感じでちょっとやや話がこんがらがって難しいところに行っちゃったんですけど、
ベンドラーの動詞分類っていう語彙アスペクトの部分と今回のヨルトル問題あるいは英語の進行形官僚系みたいな文法のアスペクトっていうのをうまく使いこなしながら人間、
いかにこの言葉で条件をありありと描くかっていうのをこんな難しいことしながらやってるっていうのも結構すごいなって思うんですよね。
ぜひこのヨルトルの区別標準語にも欲しいなって思ってて、
方言の方が時に優れてる時ってあるしちょっと羨ましいなと思ったそんなお話でした。
では今日の101号室の言語学はこんなところで次のコーナーに行ってみましょう。
Midnight Office Hour:不思議な頭高アクセント
ミッドナイトオフィスアワー。
このコーナーでは大学のオフィスアワーになぞらえてリスナーの皆さんからの質問にKがお答えしていくコーナーとなっております。
本日もいつもお便りをくださる5歳さんからお便りが来ております。
もち子さんお便り読みをお願いします。
Kさんもち子さんこんばんは。
第14回アクセントが平板化するお話、とっても興味深かったです。
くまモンと図書館は絶対に変だって気持ち悪いもんと今でも不服な私です。
私ごとですが、新年度に全くの未経験である不動産業界に転職をいたしまして、
そこで不思議なアクセントを耳にしたのでお二方に聞いてもらいたくお便りします。
私の新職場では土地の開発についての部署をそのまま職場の皆さん開発と呼ぶのですが、
そのアクセントが変なんです。
頭の音が高くなって開発と発音するんです。
開発はもともと平板アクセントですよね。
第14回で聞いた平板化すればアクセント論争がなくなるという究極の平和主義とは反対のことが起きています。
これでも争いが生まれてしまいます。
番組内で餅子さんが話されていたように辞書に載っている一般名詞としての意味ではない、
自分たち特有の専門用語であること、業界人っぽさをアピールするために使っているアクセントなのかなとも考えたのですが、
職場内でいわば仲間内で喋っているのに一体どこの誰へアピールしているということなんでしょうか。
つまりパニックです助けてけいさんとお便りを頂戴いたしております。
ジャーゴン説
お便りありがとうございます。ため息が出るぐらいいい観察。また仕込みかって言われそうなんだけどどうしよう。
いい質問というか、ありがたいお便りですね。
確かに珍しいですよね。標準語のアクセントだったら開発って平板になるはずのものが開発っていう頭が一番最初の文字が高いっていう
そういうアクセントになってるっていうことですよね。
これなんか僕はすごく珍しいアクセントだなと思ったんですけどもちこさん聞いたことあります。
私も実は5歳さんと似たような状況に遭遇しておりまして、私も転職をいたしましてですね。
人材系にいるんですけれども、そこに入ってから頭高を聞く機会があるなと思っておりまして、
一つが在宅勤務の在宅。
平板ですね。
私在宅って言ってるんですけど、在宅っていう方がいているんですよ。
さすがに勤務までついたら在宅勤務って平板にはなるんですけど、そこを切り離して言うときに在宅っていう方がいたりですとか、
あとは職務経歴書も職務経歴書っていう方が、これ結構ゴブゴブとまでは言わなくても全然テイスいるなっていう感じがあって、
私は職務経歴書って平田区平和主義なんで言ってるんですけど、職務経歴書って言ってる方も結構いてっていう形で、
一般用語なんだけどちょっと業界感もある単語なのかなと思いながらも、一定頭高があるぞっていうふうな感覚があったので、
合わせて持ち込みとしてKさんに持ってこられたらと思っていました。
ありがとうございます。
僕なんかすごく耳慣れないアクセントだなって思いながら聞いてました。
一つ持ち子さんに聞きたいんですけど、例えば在宅っていう人とか職務経歴書っていう人って結構西の人が多いですか?
いや、そうでもないですね。
関東の人でもやる?
そうですね。可能性としてはレッスンは受けたというか、研修を受けた人が関西にバックグラウンドがあったとかまでいったらもう追い切れないんでわからないですけど、
ご本人としては私も職場東京なので東の方が多いかなっていう感じはします。
うーん、そうですよね。なるほど。
最初5歳さんからのお便りを読んだ時にパッと思ったのは、一つは関西の方がやや頭高のアクセントを好みがち。
特に京都とかの方で強いんですけど、この方は中国地方の方なんで、中国地方だとそこまででもないかなと思いつつも地理的にはやや関西寄りなので、
標準語だと屈ですけど、関西の人、特に京都とかの方面の人は屈って言ったりとかするじゃないですか。
なので、頭高のアクセントを好む西の地域だから、もしかしたらそれがちょっとプレステージというかかっこいいよねみたいな感じで、
残ってる名残の可能性っていうのを最初考えたんですけど、東の方の人も使うっていうとちょっとその可能性が減ってくるなっていう風にもちこさんからの垂れ込みで思いました。
で、もう一つ可能性としてあるのは、さっき言ってくれた専門家アクセントみたいな話あったじゃないですか。
14回のくまモンの話の回の時もしたと思うんですけど、平たく発音するとプロっぽい。日常的に使っているからプロっぽく聞こえるよねみたいな話っていうのはあるんですよ。
ギターじゃなくて、下北のバンドマンはギターっていうみたいなやつね。
なんだけど、今回ゴサイさんもおっしゃってくれてるように職場内で、要は外の人に私これ使い慣れてるんでってアピールしてるわけではなく、職場内で使ってるっていうところがちょっとミソだなと思っていて、
可能性として一番高いかなと思ったのは、いわゆるジャーゴンと呼ばれるやつですね。
ジャーゴンって何かっていうと、仲間内で貴族意識を高めるためだったりとか、このグループに所属してますよっていうことを示すために仲間内で使う特殊な単語だったり特殊なアクセントだったりっていうのをジャーゴンっていうふうに呼ぶんです。
なので、ある意味私人材系で働いてるんですよとか、私開発の部署で働いてるんですよっていうのを示す。
こじするって言うと言い過ぎかもしれませんけど、そっちの側の人間なんですっていう印として。
ちょっと私たち違うんでみたいな、仲間内固有の感じを出したいみたいなやつですよね。
そうです。で、開発って言ったり在宅って言ったり職務系歴書って言ったりする人がいるのかなっていうのがパッとこれを聞いたときの私の頭の中でした。
結構面白いのが最初めちゃくちゃ気持ち悪いんですよ聞いてると。で、キモって思うんですよ。でもだんだん受け入れられてくる自分もいるんです。
慣れてくる?
慣れてくる。で、さすがに私が自分の発音までそれになってましたまではいかないんですけど、でもやろうと思えばいけるなくらい。
で、職務系歴書って私も多分ちょっと意識すればもういけるんですよ。それで浸透してきちゃうっていうのも全然あり得るんだなというふうに思っていて、
わざと書き順を変な風に遊びで書いてたらその書き順で書くのに慣れちゃったみたいなのを私小さい頃にやったことあるんですけど、
それと一緒に変だな変だなって思ってふざけ半分でやってても意外と適応できちゃうという人間の柔軟性の高さみたいなところもあって、
人口が増えていくと定着もしますしっていうのはもしかするとあるのかなっていうふうな感じは私自身は感じましたね。
そうですね。慣れって結構怖いよね。やっぱりそのコミュニティに所属してたらそっちを使う方が自然だから、どんどんどんどんそっちに適応していって。
主の保存みたいな。
そっちを使うようになるっていうのはあるかもしれませんね。だからもしかしたら今回のその開発にしても職務系歴書にしてもその業界では頭高くアクセントで使うことで、
ある意味私そっちの業界の人なんで、またちょっと別のプロアクセントとは別の理由で使ってるかもなっていうふうには思いましたね。
こういう例結構多分日常の中でもいっぱいあると思うんですよ。
例えば私の分野でも専門用語の省略とかがあって、もうそれって外部の人には全然伝わらないみたいなのがあったりして、
例えば今パッと思いついたのにピーアイシーっていうのがあって、これフェイズインペネトラビリティコンディション、フェイズ不可侵条件っていうすっげー難しい名前の専門用語なんですけど、
これをピーアイシーとかってパッて言ってくる人ってあーはいはい同じ研究分野の同じ穴の虫だなのねみたいな感じがする。
そういうのも含めて結構ジャーゴンって世の中いろいろあると思うんで、ぜひ探してみていただきたいですね。
エンディングと「チョル」への言及
はい、ゴサイさんいつも面白いお便りありがとうございます。
さてそろそろ101号室の明かりを消す時間です。もち子さん今日の夜撮る問題いかがでしたか。
便利な使い分けだなというふうに思いまして、私が方言のネイティブではないので、ちょっとこれは是非ネイティブの人に聞きたいなと思っているのがもう一個ありまして、
チョル。
あーしっチョルとかのチョル。
チョル、頑張っチョルねーとか。
はいはい。
しっチョル、あれも多分西だと思うんですよ。私のイメージだと。
そうですね。
四国や中国地方、島根の方とか山口の方とか、広島の方とか、あとは九州の人で。
九州もなんかそのイメージありますね。
夜と撮るのなんか間なのか、なんかあそこに分布がある気がするんですよ。チョルに関しても。
で、あの今私が少し調べてたんですけど、結構山口県の話がよく出てきていて、
結果だっていうところがチョルと夜と撮るの区別が山口のおいでませ山口へっていうホームページに載っておりまして、
そこにやっぱり夜撮るだけでは表しきれない何かその被ってるところあると思うんですけど、
チョルがいるぞというふうに思っておりまして、
結構各地方のタイトに載ってたりしたので、ちょっとこのチョルに詳しい方のお話聞いてみたいなと。
求むって感じですね。ぜひお便りコメント欄ぜひぜひ書いていただければなと思います。
あとあの方言って調べていったり知っていたりすると、標準語ではこれ言い表せないがあるじゃないですか結構。
標準語だと一つにまとまっちゃうとか、標準語にはこの表現ないよねみたいな。
だからそういうのもぜひお寄せいただけたら嬉しいなと思いますので、ぜひ皆様お便りコメントお待ちしております。
はい番組ではリスナーの皆さんからの素朴な疑問や番組の感想などをお持ちしております。
このチョル結構求むって感じです。
持ち込みに持ってきてください。
今パッと調べててもうINGだっていう話もあれば結果だっていう話もあればで、
どうやら意見が割れて、意見だけではなく本当に使い方が割れてるのかもしれないので、
チョルネイティブの方がいたらぜひお便りお願いいたします。
そうですね、いろんな動詞のパターンで試してみたいですね。
その辺結構やろうと思えばいくらでもできるので、また今度その辺も含めてぜひお話しましょう。
概要欄にあるGoogleフォームズリンクからチョルだけじゃなくてもいいんですけど感想お待ちしております。
番組のフォローと高評価もよろしくお願いします。
それから番組公式Xもございます。
XのIDは、
フォローの方もよろしくお願いします。
皆様からのお便りお待ちしております。
それではまた次回お会いしましょう。
言語学者のKでした。
26:10

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