本題なんですけど、なんでこの素人質問で恐縮ですががこんなに怖いのかっていう話を肝解いていくのに、キーワードになってくるのが、ブラウン&レヴィンソンっていう人のポライトネス理論と呼ばれる理論がございます。
これは語用論、人がコミュニケーションするときに言葉をどう使うかっていうふうな研究分野のことを語用論って言うんですけど、語用論の研究分野で提唱されている理論の一つです。
この人たちの理論、何が面白いかっていうと、コミュニケーションは常に顔面パンチだってこの人たちは言ってるわけですね。
どういうことかっていうと、コミュニケーションするとき常にそこには相手のメンツを潰す、そういうリスクをはらんでいると。
だから常に我々はそれを計算しながら、押し量りながらコミュニケーションをとっているんじゃないかと。
そういうのがこのポライトネス理論の骨子ですよということなんですね。
もちろん親密な人だったら多少強いパンチを繰り出しても大丈夫だし、逆に初めての相手にいきなりメリケンサックで顔面パンチぶち込まないでしょっていう、そういう考え方のもとに人間はコミュニケーションをとっているんじゃないかという仮説ですね。
そのポライトネス理論の中で彼らは2つのメンツ、フェイスって言うんですけど英語だと。
その2つのフェイスっていうのが重要だと、それに気を使って人間コミュニケーションをとっているんだって言ってるんです。
1つがポジティブフェイス言うなれば好意的なフェイスなんですけど、簡単に言うと構ってとか認めてっていう承認欲求みたいなやつですね。
最近増えてますね承認欲求モンスターがね。
Xとかねインスタとかね多いですよね。
でも人間の根底にやっぱあるものじゃないですか認められないっていう欲は。
結構ずっとありますね根底にね。
なので1つはその相手のポジティブフェイスその構ってとか認めてっていう欲求を侵害しないようなコミュニケーションのスタイルっていうのが大事だよねと。
そこを殴りに行かないようにしようと。
っていうのが1つのストラテジーなわけです。戦略なわけです。
なので侵害する行為っていうのは例えば意見を否定することであったりとか無視したり仲間外れにされるようなそういうコミュニケーションはしないように計算をしましょうってことですね。
もう1つはネガティブフェイス。これは逆でネガティブって言うとマイナスなイメージなんですけどそうじゃなくて承認欲求とは逆という意味ですね。
なので邪魔しないでとかほっといて1人にしといてっていうフェイスがあるっていうふうに定義してます。
これは他人から自分の領域例えば時間とか空間とか行動の自由を邪魔されたくないよねっていう欲求。
簡単に言えばパーソナルスペースですよね。
向け手側のパンチを食らう側のパーソナルスペースに配慮してコミュニケーションを取りましょうってことですね。
例えば無理なお願いをするとかプライベートに踏み込んだことを聞くみたいなコミュニケーションっていうのは相手のメンツを潰す可能性が高い。
なんでお前にそんなこと答えなあかんのやみたいになる時ありますもんね。
あるよね。そういうのは相手のネガティブフェイスを侵害している行為ということになるわけですね。
なるほど。ちょっとネガティブって言うと印象が違いますね。
多分ポジティブフェイス、調人欲求みたいな方の対比としてネガティブって呼んでるんだと思うんですけど。
その2種類があると。
その2種類があってそれぞれのメンツに配慮してそれぞれをなるべく傷つけないようにコミュニケーションしていこうねみたいな話なわけです。
そこを守ったパンチを食らわせましょうと。パンチしないといけないんで。
どっちみちコミュニケーションを取るという方はパンチをすることなんですけど、パンチをする時にネガティブフェイスもポジティブフェイスも傷つけすぎないという。
考慮をした、計算をした上でパンチをお見舞いしましょうと。
はい、そういうことです。
これねアンミュートは僕も確かに思い返すとコロナの頃ズーム授業が間髪だった頃に
You're muted. Unmute yourself.
Unmute yourselfって言うとそのミュートを解除しなさいっていう意味なんですけど。
みたいに言われるとん?ん?ん?みたいな気がする。
そうなんです。どっちだってなっちゃうんですよ。
なる時ありますよね。
これ多分ですけど人間側の話をすると結構その認知的に否定語ってやっぱ解釈しにくいんだと思うんですよね。
そのそもそもミュート自体が音が消えている状態なのにそれをデフォルトにしたミュートという消音っていう単語があって
でその消音を解除するとか消音状態にしてみたいなことをやってるわけじゃないですかアンミュートって。
だから入れっこみたいな感じでなんかこうマイナスかけるマイナスかけるマイナスであれ今マイナスなのかなみたいな感じで
処理が複雑になっているような音消してなら大丈夫だったのに音消す機能をオンにしてとかオフにしてとか言われると
だんだんこうひっくり返している回数が増えていくにつれて分かんなくなっちゃうのかなと思っていました。
そうですねでこれ多分アンミュートとかの話でいくと一つはそのミュート状態がすでに音がないのにそこに何か否定語がかかっているっていう違和感があるんだと思うんですけど
文章レベルになってもやっぱり否定語っていうのはちょっと解釈が遅れる。難しいですよね。
後になるっていうのがそのノウハウの実験とかでもどうもわかってるらしいので
多分やっぱその否定語と実際の状況音が出てる出てないとかっていう状況とかスイッチがオンになってオフになってるっていう状況との認知的な相互というか
合ってない状態っていうのが負荷を上げていて難しく感じているっていう風なことなのかななんていうふうに思いました。
なんかもう一層音が出てるか出てないかにしてほしいなって。
もしもアップルの人とかWindowsの人が聞いてたら是非直してほしいんですけどシステムを。
確かにマイクオンだよオフだよみたいな。
通知をオフにする機能とかマイクをオフにする機能をオンにするってやっぱちょっと難しいんですよ私には。
僕にも難しいです。マイクがオンなんだったら音が出る。マイクがオフだったら音が出ないにしてほしいよね。
通知が来るか来ないかみたいな一回にしてほしいなと思いますその否定を。
だからあのさiPhoneのスイッチの緑になったり消えたりするUIあるじゃないですかユーザーインターフェースあれは結構優秀だなと思ってて。
わかりやすいなと思います。
そうそう緑になってたらついてる緑になってなかったらついてないっていうあれ結構統一してほしいよね。
結構あのフォローフォローバックとかもあれこのフォローの画面が白くなってるってことはボタンの話になっちゃうんですけど
どっちなんだろうできてるのかなできないのかなとかっていうのがあったりして
私デザイン系詳しくないのであまり突っ込んだ話はできないんですけど
結構あるあるで皆さん苦しんでて両方試して一回試してこれだと音出るんかとかこれだと通知来ないんかって言って
試してやってる乗り越えてる方が結構多いんじゃないのかなと思ったので。
そうね我々の希望としてはさ実体と言葉を合わせてほしいですよね。
そのミュートっていう言葉をまず使わないでほしいというか。
ミュートするって言ったら一瞬消えたの出てるのみたいな感じになっちゃうから
なんか音出ます出ませんみたいにしてほしいよね。
そうですねなんかそこがこうあっててほしいのと否定を使う回数は1回までにしてほしいですね。
2回以上になってくるとちょっと計算が複雑になってきますからね。
ぜひリスナーの皆さんもミュートアンミュート問題みたいななんかこれいつもわかんなくなっちゃうんだよねみたいな言語現象。
結構ねECサイトとかの購入とかでもあると思うんですよね。
ぜひそういうのを送っていただきたいですね。
ぜひこのコーナーでは皆さんが日常で感じた言葉の違和感を大募集しています。
街中で聞こえた変な声は職場の謎ルールあるいはオンラインとかも増えているのでそういった画面上の分かりにくいとかでも構いません。
あなたが確保した生きたサンプルをぜひ持ち込までお知らせください。
優秀な報告書はKさんが分析して当番組のアーカイブに永久保存しちゃいます。
報告フォームは番組の概要欄にございますのでぜひご確認ください。
皆さんの投稿お待ちしております。
さてそろそろ101号室の明かりを消す時間です。
もち子さん今夜の素人質問で恐縮ですがお話いかがでしたか。
使っちゃいますね。
やっぱり自分でもちょっと思い返してたんですけどでも本当に悪気がないというか。
こっちに火があるんですっていう時も多分一定以上あるなって私は思いました。
なのでそのお前を傷つけないための防護だぞっていう意味じゃなくて本当に自分側の問題かもしれない。
自分の理解が及んでないだけかもしれないっていうのは別に裏にないんです。
そのお前の説明が悪いんだぞって言ってないんです。
だから逆にそれが乗っちゃうってなるとこっちが伝えたかった意図じゃないのが変に乗っちゃってて厄介だなってむしろ思いました。
たぶんきっとその黄金少年先生もその傷つける意図はないんだよって。
だから本当に純粋に相手に敬意を払っていて。
あとは本当にたぶんあなたはちゃんと説明してくれたんだけどこっちがそこに追いついてなくて分かってないんですよが言いたくて。
あなたの説明が分かりにくかったからもう一回聞くんですけどは乗ってないのに逆にそれが乗っちゃうんだとしたらなんかいい表現ないのかなどうしようっていう風に思いましたね。
難しいですよね人間やっぱ邪推しちゃうところもあるから。
そう言われたら確かにそう思っちゃうしでもあんまり深く考えすぎなくてもいいのかなと思っちゃいました。
そうかもしれませんね。
なんかこう誠善説寄りというか悪意はないのかなといきなりズバッと言ったら怖いからそこにホニャホニャですがっていう情報とかホニャホニャですけどもっていうのを挟んでるっていうのは変に詮索しない深ぶりしない方が自分の精神衛生にはいいかなって思いましたね。
確かにそうかもしれないですね。
私もねこれから学会発表する機会もありますし若手の研究者の方々もたくさんあると思うんでなんとかこれに立ち向かって頑張ってやっていきたいなと。
そんなに悪気はないですよきっと。
思います。
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