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#861 共通語と関西弁のアクセントのちがい from Radiotalk
2026-05-19 11:04

#861 共通語と関西弁のアクセントのちがい from Radiotalk

主要参考文献
山本好孝 (2013)『関西弁講義』東京: 講談社.

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#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育

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サマリー

このエピソードでは、共通語と関西弁のアクセントの違いについて解説します。共通語では音の高低で単語の意味を区別し、特に1拍目と2拍目の高さが異なる規則がありますが、関西弁では1拍目と2拍目が同じ高さでも許容され、特殊な拍(長音など)もアクセントの区別に関わることがあります。これらのアクセントの違いが、それぞれの言葉らしさを形成していると説明されています。

共通語と関西弁のアクセントの違いについて
今回のエピソードは、共通語と関西弁、関西方言のアクセントの違いについてお話ししていきます。
ここでアクセントと言っているのは、巷ではイントネーションと言われているものです。
このアクセントの違いによって、関西弁らしさ、あるいは共通語らしさというのがある程度あると思うんですよね。
例えば、ペーパーの紙というのは、共通語では紙という発音ですが、関西方言だと地域差あるかもしれませんが、紙という風になるので、
紙取ってとか、紙落ちてるよとか、共通語とは違う発音、アクセントとなっております。
今日はこの辺りを深掘りしていきます。
BGM、ゆけい。
始まりました、志賀十五のツボ。なぜベストを尽くさないのか。日本科学技術大学教授、植田次郎です。
共通語のアクセントの規則
まずは共通語のアクセントの規則からお話ししていこうと思います。
共通語も関西弁もどちらも日本語ですからね、それぞれ方言差ですので、共通するアクセントの規則というのもあります。
まず、これは共通語も関西弁も共通しているところですが、前提として、一つの拍、ないし網羅ごとに高いか低いかの値が決められています。
高いか低いかで音の工程で単語の意味を区別しているということですね。
例えば先ほどのpaperであれば、共通語だったら紙となります。紙。
これはどのようなパターンになっているかというと、低い高いというパターンですね。紙。
関西弁だとこれが逆になって、紙という風に高い低いというパターンになっています。
共通語であれば、この高い低いという紙というのはgodの意味になりますね。
関西弁の話は後でするとして、この紙とか神のように、それぞれの音、かとみに低いや高いの値が決められています。
ここで音の単位のことを拍とか網羅という言い方をしておりますが、
平たく言えば金一文字に相当するものです。
ただ小さいや、ゆ、よ、よう音みたいなものは拍ではないのでそこは注意が必要なんですが、
例えばんとか和音のんとか小さいつとか、あるいは伸ばし棒で書く長音とか、こういったものも日本語、共通語でも関西弁でも一つの拍、網羅と考えられます。
言ってみれば俳句とかね、千流とか短歌とかで文字を数えるときの単位が拍とか網羅ということになります。
共通語のアクセントの規則として、一拍目と二拍目は音の工程が違わなきゃいけないんですね。
ですのでペーパーの場合は上、これは最初が低いので二番目は必ず高くないといけません。
逆にゴッドの上の場合は一拍目が高いので二拍目は必ず低い、そのようなパターンになるんですね。
そしてこのアクセントの話をするときに大事なのは、専門的にはアクセント書くと言われるもので、
要は高い低いとなるパターン、そのアクセントが下がるところ、アクセント書くっていうのが非常に大事なんですね。
さっきの例ですけど、ゴッドの紙だったら一拍目が高くて二拍目が低いのでアクセント書くがある、存在するということができます。
一方ペーパーの方の紙は低い高いとなっているので下がるパターンはないじゃないかと思われるかもしれませんが、
これは助手をつけたときに紙がないとか紙を補充するとかいうふうに、助手がついたときに身が高くて次の助手が低いというやっぱり下がり目があるんですね。
紙が多分あっていると思うんですけど、一方助手がついてもアクセント書くがないというかね、音が高い低いにならないという単語もあります。
これはよく、何て言うんですかね、若者言葉的だみたいに言われることがあって、
彼氏がとか彼女がとかあるいはクラブでとかこういったものは助手がついてもアクセント書くがない、つまり高い低いのパターンが出ることがない、そういった発音となります。
関西弁のアクセントの規則
ではここから関西弁のアクセントのお話をしていきます。
それぞれの拍に高い低いの値が決められているというのは共通語と一緒ですが、
1拍目と2拍目の高さが違わなきゃいけないというルールは関西弁にはありません。
実際違うものもあるんですけどね。
例えばまたペーパーですけど、ペーパーの場合は関西弁では紙でこれは高い低いのパターンになっていますが、
つまり高い高いみたいなパターンとかもあるんですよね。
例えば風っていうのは、なんていうんですか、そのお外で吹いている風っていうのは、
共通語であれば風、低い高いですが、関西弁だと高い高いのパターンになるので風っていう風になります。
あるいは動詞の走るっていうのも共通語であれば走る、低高低でやっぱり1拍目と2拍目が高さが違うんですけど、
関西弁であれば走るっていう風に全部高くなります。
一方食べるっていうのは全部低いパターンなんですね。
ただここでちょっと問題になるのは、全部高いっていうのと全部低いっていうのはある意味で区別ができません。
なぜならその高さっていうのは絶対的なものではなくて、
周辺の拍、網羅との相対的な関係で決まるものなので、
ピアノの鍵盤みたいに高いアクセントはド、低いアクセントはラとかね、例えばね、そういう風に絶対的に決まっているものではありません。
ですので、関西弁で全部低いアクセントのパターンの場合は最後だけ音が少し上がります。
食べるっていうのは全部低いパターンですけど、食べるっていう風にややるが高くなるんですね。
もしこの食べるっていうのに助詞がつくと、その助詞が一番最後ということになって、
例えば、食べるわっていう風にわだけちょっと高くなって、食べる全体は低い低い低いというパターンになります。
このようにですね、関西弁は共通語と違って1拍目と2拍目の高さが同じでも構いません。
それと、関西弁のアクセントの規則で特徴的というか、共通語にない特徴として、
アクセント格、要は高い低いというパターンが特殊拍、特殊網羅でも見られるということです。
この特殊拍、特殊網羅っていうのはさっきもちょろっと言った小さい痛とか和音の音とか伸ばし棒の超音とかこういったものです。
共通語ではこれらはアクセント格にはなりません。
つまりそこから高い低いというパターンが生まれることはないんですけど、関西弁だとそれが許されて、
例えばブラザーの兄弟っていうのは共通語であれば兄弟、兄が高くて、一番最初の1拍目だけが高くて後が低いというパターンです。
が、関西弁だと超音、兄弟の大の部分、伸ばし棒のところだけ高くて、他全部低いみたいなパターンになるんですね。兄弟。
この兄弟みたいに超音がアクセント格を持つ、そこで高い低いというパターンを持つというのは共通語にはないパターンなんですね。
あとはこんばんとか、こんばんっていうのは共通語だったらこんばん、やっぱりこうが高くて、後全部低いっていうパターンですけど、
関西弁であればうんだけが高くて、それがアクセント格となるこんばんみたいな言い方になります。
これもやっぱり関西弁らしいということができるのではないかと思います。
まとめと今後の展望
というわけで今回は共通語と関西弁のアクセントの違いについてお話ししていきました。
話をまとめとくと、関西弁が共通語と違うのは、1拍目と2拍目の高さが一緒でもいいということですね。
共通語は1拍目2拍目は必ず高低か低高になってないとダメです。
そして特殊拍がアクセント格になりうるというのも関西弁らしい特徴と言えると思います。
アクセントについては過去のエピソードで何度かお話ししていると思うので、興味のある方は是非検索とか遡ったりとかして聞いていただけたらと思います。
それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう。
番組フォローまだしていない方はこれを機にフォローしてみてください。
お相手はシガ15でした。
11:04

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