学生のパソコンが動かなくなった日
- こんにちは。えっと、今日はあなたと一緒に、ちょっと昔の話、そうですね、約20年前のある出来事について見ていきたいと思います。
- はい。
- 情報源はですね、プチメタ3.0っていうブログの記事なんですけど、46日に学生たちのパソコンが一斉に沈黙した話っていうタイトルで。
- あー、ありましたね、そういう話。
- えー、なんかある特定の日に、たくさんの学生さんのパソコンが一斉に動かなくなったっていう筆者の方の体験なんで、これ一体何が起きたのか、そしてなぜそうなったのか、で、そこから今にも通じるような教訓みたいなものが見えてくるんじゃないかと。
- えー、そうですね。
- 早速ちょっと詳しく見ていきましょうか。
- はい。まず時代背景として、2000年頃っていうと、今みたいに誰もがインターネットを使えるっていう状況ではなかったんですよね。
- あー、確かにそうでしたね。
- 大学の研究室とか、一部の本当に限られた環境でしか、なかなか自由にというわけには。
その辺をまずちょっと頭に入れておくと、話がわかりやすいかなと思います。
- なるほど。で、その記事によると、忘れもしない4月26日の朝、一人の学生さんが、パソコンが起動しないんですって相談に来たと。
そしたらまあ、次から次へと、教室に行ってみたら、クラスのほとんどの学生が同じ状態だったっていうんですから。
- うわー、それは結構なパニックですよね。
- ですよね。もう授業どころじゃなくなっちゃったと。
それでまあ、原因を調べてみると、これがまたちょっと意外なところに。
- 原因ですか?
- はい。クラスの中にパソコンに詳しい学生さんがいたらしいんですね。
で、その人がネットで見つけたゲームを自分のパソコンで遊んでたと。
- あー、はいはい。
- それを見た他の学生たちが、それ面白そう、自分もやりたいってなったわけです。
- あー、なるほど。それでまあ、親切心というか。
- そうなんです。
- 好奇してあげたみたいな。
当時、フロッピーディスクとかでそういうやりとり結構ありましたよね?
- まさにそれです。
フロッピーディスクでね、友達同士でソフトとかゲームとか貸し借りするっていうのはごく普通でしたから。
- うんうん。懐かしい感じがします。
- えー。で、その学生さんも別に悪気は全くなくて。
- ですよね。
- むしろ無料で面白いゲーム、みんなにもやらせてあげようっていう前衣だったわけです。
- うんうん。
- でも結果的にその、なんていうか、前衣の共有、今でいうとピアツーピアの共有みたいなものが、
意図せずにリスクを広げることになっちゃったんですね。
- リスクですか?というと。
- えー、実はそのゲームのプログラム本体、あの実行ファイルってやつですね。
- はいはい。
- そこにウイルスが存在していたんです。
- うわー、やっぱりそうだったんですか?
え、どんなウイルスだったんですか?
- それがですね、コピーされることで、どんどん感染を広げていって、
で特定の、まさにその4月26日になると、ハードディスクの出跡を破壊しちゃうっていう。
- うわー。
- 当時結構恐れられていた、チェルノブイリーっていう名前のウイルスだったそうです。
- チェルノブイリー、あの原発事故の。
- えー、おそらくその破壊的な性質とか、特定の日付に作動するっていう点が、あの事故を連想させたんでしょうね。
- なるほど。じゃあその学生さんたちのデータとかは、新学期が始まったばっかりとはいえ心配ですね。
- それがですね、不幸中の幸いだったのが、おっしゃる通り、まだ新年度が始まったばかりで、
だからものすごく重要なデータがまだそんなにパソコンに入ってなかった。
- あー、それは良かった。
- えー、それと授業中に問題が発覚したんで、先生がすぐに対応方法を説明して。
- あ、なるほど。授業で。
- そうなんです。それでその日のうちに、ほとんどのパソコンは復旧できたそうですよ。
- へー、それはすごい。でも学生さんたちにとっては、相当ショックな出来事だったでしょうね。
- それはもうまさに、単なるこう、機械のトラブルっていうんじゃなくて、
出どころがよくわからないソフトウェアの危険性とか、あとやっぱりウイルス対策って大事だよねっていうのを。
デジタルリテラシーの重要性
- 見もって知ったみたいな。
- そうなんです。もう痛感する機械になったわけですよね。
ある意味、デジタル時代の信頼っていうものを考えさせられるというか。
- 信頼ですか。
- えー、仲間口でゲームを共有するっていうすごく自然な繋がり、
善意の繋がりが、そのままデジタルの脅威を広げる経路になっちゃったわけですから。
- うーん、その構図ってなんか形は変わっても、今も同じようなことってあるかもしれないですね。
- まさにそう思います。
- 無料のアプリとか、なんかよくわからないけどクリックしちゃうリンクとか。
- その通りです。だから、この20年前の出来事から得られる本質的な教訓っていうのは、
ただとか簡単っていうものの裏にあるかもしれないリスクに、ちゃんと健全な疑いの目を持つことの重要性ですよね。
- なるほどなー。
- 当時の学生さんにとっては、ある意味高い授業料を払った勉強になったわけですけど、
でもこの経験が、今の私たちのデジタルリテラシーにどう繋がっているのか、そこはちょっと考えるべき点かなと。
- そうですね。最後にこれを聞いているあなたにも少し考えてみてほしいんですけど。
- はい。
- 当時はそのフロッピーディスクっていう物理的なもので、時間をかけて広がっていったわけじゃないですか。
- えー、手渡しで。
- でも今の時代って、SNSとかメッセージアプリとかで、情報ってもう本当に一瞬で拡散しますよね。
- あっという間ですね。
- えー、それがまあ、時に誤情報だったり、あるいはマルウェアだったりするわけですけど、そのリスクって当時よりも格段に広がりやすくなっている。
- 確かに。
- 私たちって、じゃあ本質的に当時よりも慎重になったんでしょうか。
それとも、ただその手口が巧妙になっただけで、相変わらずうっかりっていうことはあるんでしょうか。
- うーん、深い問いですね。
- えー、ちょっと立ち止まって考えてみる価値がありそうです。