富裕層の収入の実態
こんにちは。えーと、今回はですね、あなたが共有してくださったブログ記事、プチメタ3.ジャロから、「ヨットの上で寝ている金持ちは必死で働く会社員より稼いでいる。」という、ちょっと刺激的なタイトルの抜粋を一緒に見ていきたいと思います。
はい、よろしくお願いします。
これ、記事が投げかけているのは、なぜ一見すると優雅に過ごしているような富裕層がですね、日々一生懸命働いている会社員よりも多く稼ぐことがあるのか、という素朴な疑問ですよね。
えー、そうですね。
この記事が示す、資産運用による収入の実態、それと経済学者のピケティが指摘したRGという関係性、これについてあなたと一緒に理解を深めていけたらなと。
はい。
じゃあこの記事、具体的に見ていきましょうか。記事はまず、映画とかドラマでよく見るようなヨットでくつろいでいる富裕層のイメージから入るんですよね。
はいはい、ありますね。
でも、彼らはただ休んでいるんじゃなくて、その間にも稼いでいるんだ、と。そういう指摘から始まります。
うんうん。
具体例として挙げているのが、1億円分の株式を持っているケース。もしその株式配当の平均年利が仮にですけど5%だとするとですね、年間で500万円の利益が発生する、そういう掲載になるんですね。
なるほど、500万。
これって驚きなんですけど、日本の年収中央値、つまり国内の全労働者の年収を低い順に並べてちょうど真ん中に来る額ですね、これを上回るんですよ。
ああ、そうなんですね、中央中央。
そうなんです。だから記事によると、これはつまり特に働かなくても日本の半分以上の人より多く稼いでいる計算になる、と。まあそういうことなんですよね。
うん。
もちろんこの年利5%っていうのは、あくまで記事で使われている仮定の数字ですけどね。でもすごく考えさせられます。
そうですね。ここで興味深いのは、これが単なる不労所得っていう、まあそういう話だけじゃないってことですよね。
あ、というと?
資本、つまり株とか不動産みたいな資産そのものが、さらに収益、お金を生み出す力を持っているんだっていうことを具体的に示しているわけです。
なるほど。
ええ。労働の対価としての給与とはまた別に、資産が資産を増やすっていう、そういう経済の仕組みの一端がここに見えるのかなと。
ふむふむ。資産自体が働いているみたいなイメージですかね。
ええ、そういう捉え方もできると思います。
で、さらにですね、記事が次に示す例、これがまたすごいんですけど。
はい。
もし、保有株式が今度は2億円分だったらどうなるかと。
2億?
同じく年利5%で考えると、年間の利益は1千万2円になるわけです。
1千万ですか。大きいですね。
大きいですよね。記事はこれが日本の年収ランキングで見ると、上位5%に入るレベルに相当するんだと指摘してるんです。
上位5%?
ええ。そしてこの記事が特に強調してるのが、この収入が何もしなくても受け取れる可能性があるっていう点なんですね。
だからこそ、真面目に働くことと比べて楽に稼げるっていう、ちょっと挑発的とも言えるかもしれませんけど、そういう見方を示してるわけです。
まさにそこでこの記事が論拠として引いてるのが、経済学者のトマ・ピケティが提唱した、あの有名なアールダイナリーGっていう不当式なんですね。
RGの法則とその影響
ああ、出ましたね。アールダイナリーG。
アールっていうのは資本収益率のことです。つまり株とか不動産みたいな資産が1年間でどれだけ価値を増やすかの割合ですね。
一方で、アールっていうのは経済成長率。これは国全体の経済の規模がどれだけ成長したかを示す指標で、大まかに言うと社会全体の平均的なお給料の伸び率に関わってきます。
ピケティが指摘してこの記事も触れてるのは、歴史的に見ると、特に経済成長があんまり高くない時代には、このR、つまり資産運用からのリターンの方がG、つまり経済全体の成長とか平均的な賃金の伸びよりも大きくなる傾向がある。そういうことなんです。
ああ、RがGを上回ると。
そういうことです。もちろん、このRっていうのは市場の変動リスクも伴いますし、常に保証されるわけではないんですけど。
ええ。
ただ、記事の言いたいこととしては、長期的に見た場合、この傾向っていうのは個人の資産形成において無視できない要因になるんじゃないかと。
うーん、確かに。
結果として、より豊かな生活を目指すんだったら、一生懸命働くだけじゃなくて、資産への投資っていうのも大事な要素になるだろうと、そういう示唆をしてるんですね。
なるほど。つまり、この記事があなたに伝えたい確信っていうのは、資産が生み出す収益っていうのが、時にはその労働によって得る収入を大きく上回る可能性があるっていう現実。
ええ。
そして、その背景には、RGっていう構造的な傾向があるかもしれないということですね。
そうですね。
だからこそ、日々の労働の収入に加えて、投資っていう選択肢も視野に入れることが大事になってくると。そういう問いかけなわけですね。
ええ、その通りだと思います。この話を踏まえて、最後にちょっとあなたにも考えてみていただきたいことがあるんです。
はい、何でしょう。
この記事は、資産がどうやって富を生み出すかの一例を示唆してくれましたよね。
ええ。
では、もしこの資本からの収益率であるRと、経済成長に伴う労働所得の伸びであるG、この差が今後も維持される、あるいはもしかしたらもっと拡大していくとしたら、
それはあなたの個人の資産形成計画にとっては持ち込んですけれど、もっと広い視点で見ると、社会全体の富の分布とか機械の在り方に対して一体どういう意味を持つと考えられるでしょうか。
それは深い問いですね。
この問いについて少し立ち止まって考えてみるというのも、今回のこの情報から得られる一つ、大きな収穫になるかもしれないですね。