副業と日本経済のジレンマ
おはようございます。しばちょんです。この放送は、日々の出来事や、僕が気になるトピックを通じて、皆さんの生活に役立つかもしれない情報や、視点をお届けします。
はい、今日は1月25日、日曜日ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
はい、いつもなら、いつもならというか、今年に入ってからですね、日曜日はメンバーシップのライブ放送をやる日にしていたんですけれども、
今日はちょっと、通常放送も1本収録しようかなと思います。
昨日の放送で、副業とか収入の第2の柱というお話をさせていただきました。その放送の中で、僕がですね、AIと壁打ちをしたということをちょっとお伝えさせてもらったんですけれども、
その壁打ちの内容をですね、ノートブックLMの方に放り込んで、音声解説みたいなのをね、してもらいました。その音声の音源を今から放送したいと思います。それでは聴いてください。
こんにちは。さて、今回あなたが共有してくれた資料、これ、いや、考えさせられますね。しばちょんさんという男性と彼のAIアシスタントのジェミーとの対話形式の台本ですか?
はい。
読み始めると、最近よくあるお金の話かなって思うんですけど、すぐにその予想は裏切られますよね?
そうなんですよ。最初は副業って本当になるべきっていう、誰もが一度は頭をよぎるようなごく身近な疑問から始まるんですよね。
それがいつの間にか、個人の資産形成の話になり、最終的には日本という国全体が抱える、ある種の構造的なジレンマにまで切り込んでいくっていう。
そうなんです。このスケーラの広がり方が見事だなと。個人の合理的な選択と社会全体の利益が必ずしも一致しないんだっていう大きなテーマが隠されてる。
今回はこのしばちょんさんとジェミーの思考のラリーを追いかけながら、この複雑な時代を個人がどう生き抜いていくべきか、そのヒントを探っていきましょうか。
いいですね。この対話の形式がまたそのテーマを浮き彫りにするのにすごく効果的ですよね。
人間の感情的な本音とAIのロジカルで時に冷徹な事実、そのぶつかり合いから問題の本質が見えてくるような、そんな感じがします。
では早速その最初のぶつかり合いから見ていきましょうか。この対話、しばちょんさんのすごく素直な疑問から始まるんですよね。
世間は副業副業って言うけど、実質賃金がずっと下がってる日本で、今さら何か物とかサービスを売ろうとしても誰も買ってくれないんじゃないの?
これかなり本質的な指摘だと思いませんか?
思いますね。これは多くの人が肌感覚で抱えている不安そのものですよね。
はい。
頑張って何かを作っても、そもそも市場に購買力がないんじゃないかっていう、ちゃんとマクロ経済の現実を見てるなぁと。
そして彼はさらに本音を重ねるんです。それに副業ってライバルも多いし、成功するかもわからないことに時間を使うくらいなら、
あー言いますね。
今の会社でしっかり稼いで、余ったお金をニーサでS&P500とかオルカンに投資した方がよっぽど楽で確実じゃない?と。
うーん、これは正直すごく説得力があるように聞こえますよね。
はい。賢明な判断だと。
個人のリソース、つまり時間と労力をどう配分するかっていう観点では、極めて合理的な考え方です。
自分が汗水垂らして1円を稼ぐよりも、世界経済のトップ500社の成長に自分の資産を載せちゃう方が、効率的でスマートに見えますからね。
そうですよね。
ただ、AIのジェミーは一見賢明な判断に潜む、見過ごされがちな2つのポイントを鋭く指摘するわけです。
ここから対話がぐっと深まりますよね。1つ目の指摘がかなり強烈で、ニーサは最強の制度です。しかし、そこには残酷な真実が1つだけありますと。
それは、入金力が全てだということですと。入金力が全て。なかなか厳しい言葉です。
厳しいですけど、でも福利っていうものの本質をついてますよね。
ああ、なるほど。
ニーサの非課税メリットは素晴らしいですが、その恩恵は結局雪だるまの芯の大きさに比例するわけです。
はい、はい。
投資の選択肢とリスク
毎月の積立額っていう芯が小さければ、何十年転がしても期待するほどの大きさにはならない。
ジェミーはこの夢を見がちな投資論に、まず現実的な計算式を突きつけるんです。
そしてそのインパクトを具体的な数字で示しますよね。ここがAIらしいというか、容赦がない。
そうですね。
仮に本業の給料から節約して月3万円を積み立てるケース。それと副業を頑張って収入を増やし、月10万円を積み立てるケース。
ええ、この比較ですね。
年利5%で20年間運用した場合、最終的な資産の差はいくらになると思いますか?と問いかける。
答えが?
約3000万円。
いやー、この数字はさすがにちょっと無視できないですよね。
月7万円の差が20年後には3000万円。単なる算数ですけど、将来の選択肢がどれだけ変わるかって考えると衝撃は大きいですね。
ええ。
楽な方がいいっていう、まあ感情論だけではなかなか正当化しづらい差です。行動する人としない人の間にこれだけの格差が生まれる可能性を示唆しているわけですから。
ただ、面白いのは、ジェミーの指摘はここで終わらないんですよね。
そうなんです。むしろ二つ目の反論の方がより本質的かもしれないなーと感じました。
あー、わかります。
それが、稼ぐスキルというもう一つの資産という考え方。
ええ、お金という目に見える資産だけじゃなくて、目に見えない資産の話にシフトしていく?
はい。
ここで興味深いのは、シバチョンさんが最初に言った、ライバルが多いからやらないっていう最もない言い訳を、ジェミーがどう切り崩すかなんですよ。
まさに逆転の発想ですよね。ジェミーはこう言うんです。逆です、シバチョンさんと。
ええ。
みんながライバルが多い、難しそうと考えて諦めるからこそ、そこを乗り越えて挑戦し続けた人にだけ、いざとなったら自分一人で一円を稼げるというスキルと自信が残るんですって。
この、いざとなったらっていう部分がすごく重要ですよね。
というと?
これは、会社の給料というたった一つの収入源に依存するリスクからの、まあ、解放を意味しますよね。
ああ、なるほど。
市場の状況次第で、価値が半分にもなり得る兄さんの評価学とは違う。自分のスキルっていうのは、市場がどうなろうと自分の中に残り続ける、ある種のお守りみたいな資産になると。
不確実な時代における、最も信頼できるセーフティーネットは、実は自分自身の稼ぐ力かもしれないと、問いかけているわけですね。
そういうことです。金融資産と人的資本、その両方を持つことの重要性を説いているんですね。
ここまでで、しばちょんさんも一度は納得したかのように見えるんですけど、彼がここから繰り出す反撃が、この対話全体のレベルをもう一段グッと引き上げるんですよね。
ここからの展開が、この対話の博弈というか、一番面白いところですね。
はい。
ミクロな個人の話から、一気にマクロな国家レベルの話へと、資産が上がっていきますから。
構造的な問題の核心
しばちょんさんはこう切り替えします。
わかった、ジェミー、君の言うことは最もだと。
じゃあ、こうしよう。副業で必死に種連れを稼いで、そのお金を兄さんに入れる。
でも、投資先として最も合理的なのは、結局アメリカ株のS&P500や全世界株のオルカンになるよね。
はい、なりますね。
それって、僕たち個人が賢く合理的に振る舞えば振る舞うほど、僕たちの虎の子のお金が日本から海外の企業にどんどん流出していくってことじゃないかと。
この問い、ハッとさせられます。
これは非常に重要な問いですね。
自分の資産を増やすための最適な行動が、自分が所属するコミュニティ、つまり日本という国の国力を削ぐことにつながるんじゃないかっていう矛盾。
多くの人が心のどこかで感じていながら、ちょっと見て見ぬふりをしてきた点かもしれないです。
彼はさなりロジックを続けるんですよね。
はい。
個人の合理的な投資が海外への資金流出を加速させる。
すると、国内の企業、特に僕たちの生活に身近な中小企業にはお金が回りにくくなって、活力が失われると。
その結果、僕たちの周りの景気はどんどん悪化して、巡り巡って、僕が副業で何かを売ろうとしても、そのお客さん自身が貧しくなっていて、結局売れないと。
わあ、すごいロジック。
彼はこれを、自分で自分の首を絞めている壮大なブーメランじゃないかと表現するんです。
そして、この痛烈な指摘に対するジェミーの答えがこの対話の核心であり、最も衝撃的な部分ですね。
はい。
彼は一瞬の間を置いて、静かにこう答えます。
その通りです。と。
うわあ。
それこそが、今の日本経済が直面している残酷な正体なのですと。
このセリフはちょっと背筋が寒くなりますね。
AIに淡々と、しかし的確にこの国の構造的な問題を突きつけられるっていう。
そうなんです。この残酷な矛盾の本質は、個人の利益最大化と共同体の利益最大化が完全に反してしまっている点にあると。
うーん。
貯蓄から投資へというスローガンは国策としては正しい。
でも、グローバルな資本市場ではお金はより成長するところに流れるのが自然の節理じゃないですか。
まあ、そうですよね。
結果として、国民が金融リテラシーを高めれば高めるほど、お金は成長期待の低い日本から期待の高い海外へと向かう。
これは個人の努力とか倫理観だけではどうにもならない極めて大きな構造的な問題なんだと、ジェミーは認めたわけです。
まさに八方塞がりですね。じゃあ僕たちはどうすればいいんだと。
はい。
二刀流の生き方
この絶望的な矛盾に対して、ジェミーが最後に提示する処方箋が二刀流で生きるという考え方でした。
え?
この二刀流、具体的にどういうことなのか、詳しく見ていきましょうか。
ジェミーが提示する一本目の刀は刀刺、つまりニサなんかを活用したグローバルな資産形成です。
はい。
これは、いわば防御の刀だと位置付けられていますね。
防御ですか。
もはや自分の資産の未来を日本経済の低調だけにかけるのはリスクが高すぎると。
だから自分の資産の一部は日本という船から切り離して、世界経済というもっと大きな船に乗せておくと。
なるほど。
ここはもう感情を挟まずに、自分の資産を守るために冷鉄に海外で担ぐと割り切るしかないという現実的な判断ですね。
自分の生活を守るための防衛策としてのグローバル投資ということですね。ではもう一本の刀は何なのでしょうか。
もう一本の刀が副業に代表される個人の稼ぐ力です。
あーなるほど。
こちらは先ほどの議論にもあったように、自己防衛の防具でありながら同時に攻撃の刀でもあると。
攻防一体みたいな。
そうですそうです。会社の給与という一本の綱にぶら下がるんじゃなくて、自分自身の足で立つためのスキルを磨く。
これはたとえ周りの日本経済がどうなろうとも、自分だけは生き残るためのより能動的なサバイバル術と言えますね。
なるほど。防御の投資と攻防一体の副業、この二本の刀を携えると。
そしてこの対話の締めくくりとして、ジェミーはこの二本の刀をつなぐ最も重要な心構えを提示します。
それが、稼ぐ場所と使う場所を意識的に分けるというアイデアです。
ここがこの対話が示す、個人レベルで実践可能な唯一の希望ともいえる部分ですよね。
矛盾を矛盾として受け入れた上で、それでもなおどう行動するかという指針を示している。
つまりこういうことなんですよね。
ニサなんかを通じてグローバルな市場で得た利益とか、副業で稼いだお金。
そのお金を、例えば海外の巨大なネット通販サイトで消費するんじゃなくて、意識して自分の住んでいる地域の商店街とか。
ああ、なるほど。
あるいは応援したいと思っている日本の飲食店とか、国内のクリエイターのサービスに使うと。
稼ぐのは最も効率的なグローバルな舞台で。
でも、その稼いだお金を消費する、つまり還元するのは、自分の足元であるローカルな経済圏でということですね。
そうなんです。
そうすることで、先ほどしばちょんさんが指摘した、自分の首を絞めるっていう矛盾に対して、個人レベルでささやかな抵抗を試すわけですね。
海外への資金流出という大きな流れそのものは止められない。
だけど、その流れから得た利益をどこに貫流させるか、その最終的な着地は我々個人がコントロールできると。
世界経済の成長の恩恵はしっかりと受け取りつつも、自分の足元にあるコミュニティを完全に見捨てるわけではないと。
このバランス感覚こそが、この対話がたどり着いた少し切ないけれど、非常に現実的な現代日本の生存戦略なのだと締めくくられています。
未来の日本を考える
副業の是非っていう身近なテーマから、ここまで大きな話に着地するとは本当に密度の濃い対話でしたね。
本当にそうですね。この対話が示している核心はおそらく、こうした複雑な問題に唯一無二の正解はないということなんでしょうね。
その上で、矛盾を矛盾として認識して、それを抱えながらも自分なりにどういうスタンスで経済活動に関わっていくかを見つけることの重要性を示唆しています。
本当にそう思います。
稼ぐという行為と、使うという行為、普段何気なく行っているこの二つに少しだけ意識的になる。それだけで日々の風景が少し違って見えるかもしれません。
ええ。自分の消費が未来への投票になるみたいな感覚ですよね。
完璧な答えではないからこそ、我々一人一人が当事者として考え続ける必要がある。そういうメッセージにも聞こえます。
さて、最後にあなたに一つ思考の種を投げかけさせてください。
はい。
この対話が示したグローバルに稼ぎ、ローカルに使うという戦略は、個人にとっては非常に力強く納得感のある解決策に聞こえます。
ええ、そうですね。
では、もし仮に日本中のほとんどの人がこの戦略を完璧に実践したとしたら、その先の日本はどのような姿になっているでしょうか。
国民の資産の多くは海外の成長によってもたらされ、その利益を国内で消費することで経済が回る。
それは果たして持続可能な国の形なのでしょうか。
その未来の日本の姿を少し想像してみてください。