時間を節約するための読書
さて今回は、時間がないからこそ本を読むべき、というちょっと逆説的な考え方ですね。これについて掘り下げていきたいと思います。
あなたが共有してくれたブログ記事、プチメタ3.0からですね。
はい。
このパーソナルな生産性についての記事みたいですけど、時間がないなら本を読めって、これかなり思い切った主張じゃないですか。
そうですね。そこが非常に興味深いポイントだと思います。
普通は逆を考えちゃいますよね。
ですよね。忙しいとどうしても読書って後回しにしがちですけど、この記事は時間がない人こそ、むしろ本でショートカットしなさい。そういう提案なんですよ。
ショートカットですか。
特にいわゆるビジネス書とかノウハウ本みたいな実用書に焦点を当てていますね。
なるほど。時間がないから本を読まないのではなくて、時間がないから本で済ませると。
そういうことです。
具体的にはどういう理屈になるんでしょうか。
正直最初聞いた時は本当って思ったんですけど。
格になる考え方は他の人の経験とか知見を効率的に使おうという点ですね。
他の人の経験。何か新しいスキルを身につけたいとか、あるいは問題解決のヒントが欲しいなっていう時にですね、ゼロから自分で全部試行錯誤するよりも、
すでに誰かが苦労して見つけ出した結論みたいなものがまとめられている本を読む方が結果的に早いことが多いと。
ああ、なるほど。
そういうわけなんです。言ってみれば他人の時間を買うみたいな感覚に近いのかもしれないですね。
他人の時間を買う?
ですか。それは分かりやすい表現ですね。
確かに例えばですけど、何か新しいソフトウェアの使い方を学ぶぞって時に、自分で手探りでやるよりも解説書を読んだ方が早いっていうのは実感として分かります。
そうですよね。
失敗する時間とか遠回りする時間とかをグッと節約できる可能性があるということですね。
まさにおっしゃる通りです。さらに著者は、読書によって自分が生きてきた時間以上の経験値を得られるとも言ってるんですね。
自分が生きてきた時間以上の経験値?
ええ。これは単に知識が増えるってだけじゃなくて、他の人の成功体験とか、あるいは失敗体験なんかを本を通して追体験することで、自分の判断基準とか視野そのものを広げることができると。そういう意味合いが強いと思います。
なるほど。追体験ですか?
しかも書籍っていうのは、得られる情報量に対して考えると非常に安価な投資であるとも指摘していますね。
自分が直接経験できないことまで、本である意味記事体験できると。
そういうことです。
確かに。そう考えると、コストパフォーマンスってめちゃくちゃ高い学び方とも言えそうですね。
ええ。
でもこの記事、ただ単に本を読めばいいよって推奨してるだけでもないんですよね。いくつか注意点も挙げてましたよね。
そうなんです。そこがまた現実的で大事なポイントで、まずつまらない本とか、役に立たないと感じる本を読む時間は無駄だと。
プロセスの重要性
バッサリ言ってますね。
ええ。かなりはっきり言ってます。それから、本に書いてあることが全て正しいわけではないとも釘を指していますね。
それも大事ですね。鵜呑みにするなと。
そうなんです。だから、読んでいて、あれ?これ面白くないなーとか、ちょっと違うなーと感じたら、もう途中で読むのをやめる勇気も必要だと。
なるほど。
それと、一つの情報源だけを信じ込むんじゃなくて、できれば複数のちょっと違う視点の本を読むことで、より本質的な理解に近づけるんじゃないかとも言っています。
つまり、読むんじゃなくて、自分にとって本当に価値のある情報なのかどうかを見極める力、占九眼みたいなものと、その内容をちょっと引いた目で批判的に吟味する姿勢、この二つが不可欠だということですね。
ええ。まさに、受け身じゃなくて、もっと能動的に情報を獲得しに行く、そういう姿勢ですね。
そして、著者は小説とか漫画みたいな物語を楽しむ読書とは、この情報を得るための実用書の読み方はちゃんと区別すべきだとも言っていますね。
そうですね。そこは分けて考えているようです。今回の議論の中心はあくまで、その時間を効率的に使って知識とかスキルを得るっていう目的での実用書の価値というところに絞られていますね。
なるほど。
物語を楽しむ読書には、もちろんまた別のすごく豊かな価値がありますけれども、それはまた目的が違うっていうことでしょうね。
確かに。目的意識が大事だと。
ええ。あなたにとって、この時間を節約するための読書っていう考え方、どう響きましたか?
正直結構刺さりましたね。忙しい毎日の中でついつい新しいことを学ぶのを諦めがちというか後回しにしがちだったので、
でも他人の知恵を借りて時間を短縮するっていう視点はすごく実践的ですし、これはちょっと試してみる価値があるなと感じました。
まさにあなたのような日々忙しくされている方にこそ役に立つ考え方かもしれないなと思いました。
そうかもしれませんね。
さて、ここまで結論を読むことの効率性について見てきましたけど。
ええ、この記事では特にそこが強調されていましたね。
ただ、ここで一つちょっと考えてみたいなと思うのは、その結論に至るまでのプロセス、つまり著者の方とか先人たちがどういう試行錯誤をしてその結論にたどり着いたのか、その過程を知ること自体の価値って何だろうってことなんです。
ああ、プロセスですか。結論だけじゃなくて。
そうなんです。結論だけをポンと知るのと、その背景にあるうよ曲折というか、試行錯誤のストーリーまで理解するのでは、得られる学びの深さとか、あるいはそれを応用する力にどんな違いが出てくるんでしょうかね。
うーん、確かに。
結論をより深く自分の血肉にするために、そのプロセスを知る意味について、少しあなたも思いをめぐらせてみると、また面白い発見があるかもしれませんね。