読書のレベルの紹介
読書のレベル、はい、行きますか。
行きますか。
ちょっと読書のレベルを最初にざっくり喋っちゃいましょうか。
そうですね。じゃないと困っちゃう。
レベル99まであったらどうしようみたいなね。
チャンスとレースみたいなのまであると大変です。
スペシャルステージみたいなね。
で、読書には4つのレベルがありますよっていうのがあって、
1個目が初級読書、2個目が点検読書、3個目が分析読書、
4個目がシントピカル読書っていう4段階です。
で、1個目の最初の初級レベルの読書っていうのが、
もう本当に基本中の基本で、
小学生とかで学習するような、
つまり文章を読み、文章を理解するっていう、
本当に一番なんですかね、
ここだとエレメンタリーっていうあれが振られてますけど、
初級っていう感じのレベルですね。
単語分かりますね、文法分かりますね、
意味を解釈っていうとあれか、ひどいけど、
自分の中で意味を理解できますね、みたいな感じですね。
2番目のレベル2が点検読書っていうやつで、
1から2まですごいジャンプアップって感じがしますけど、
点検読書は本を短時間でざっと読んで、
本の概要を把握しましょうと把握する方法。
で、あと目次とか序文とか結論を確認し、
重要な部分を拾い読みするっていうのが点検読書で、
これがレベル2だと言ってますね。
で、レベル3になると分析読書っていうのがあって、
本の主張とか構造を深く理解し、
著者の意図を探っていくと。
で、本のテーマや論理的な流れを分析しながら読むっていうので、
目次とか序文とか結論とか、
つまりこういうことですっていうところだけを
かいつまんで読むんじゃなくて、
もうちょっと本の中身を深く読んでいきましょうっていうのが
分析読書ですね。
で、レベル4になるとシントピカル読書っていうのが、
シントピカルっていうのはなんか普段聞き慣れないんで、
ちょっとあれですけど。
比較読書法っていう風に訳されているとか、
法則されてますね。
で、これが複数の本を比較し、
テーマごとに整理分析しながら読んで、
自分自身の視点で新たな知識体系を構築しましょうっていうような
読書法、読書レベルっていう風に言ってますね、この本では。
そう、だからこれを使い分けることによって、
読むべき価値のある、今必要な本にしっかり時間割いて、
それ以外の方は低いレベルでバーって読めばいいか、
みたいな働きができるはずっていうのが、
多分この本を読んで一番分かりやすい、
手に入る価値というか、収穫できるものかなっていう気がします。
そうですね。レベル1は特に話すことはないですか?
レベル1は、たぶんレベル1について気になるんだったら、
この本じゃない。
そうですよね。
心理学とか、認知心理学とかそっち側の話になりそうな気がする。
子供がどうやって本を読めるようになっていくかとか、
気になる場合は、認知心理学とか発達心理学とか、
たぶんそっち系に行くんでしょうね。
そうですね、言語学とかそっち側に。
じゃあ、レベル1はスキップで。
レベル1はクリアして。
レベル1クリアして。
レベル2の点検読書についてちょっと話していきますか。
点検読書は広い読み、あるいは下読みと呼んでも差し支えないが、
ただ広い読みと言っても気ままに読みかじることではない。
点検読書とは、系統立てて広い読みする技術である。
っていうふうに28ページに書いてますね。
これあれかな、今回は僕のと芸術家さんので同じなんですかね、ページ。
いや、たぶん同じはずですね。
さっきのようやくは、ようやくっていうかさっきしゃべってたレベル2のこれこれはっていうのは
たぶんどっかにまとめページがあって、そっから抜粋してきたやつです。
ちゃんとまとめページがあるんですよね、レベルごとに。
点検読書はこれは僕一番やることが多いかなっていう気がしてはいますが、
どうでした?点検読書なるものがあるぜっていうふうにこの本を読んで言われていて、
源永さん的にはどんな印象ですか?
これめっちゃやってるって思いながら読んでましたね。
で、たぶんこれが一番大量に本を読むとか、いろんな知識を手に入れる。
上辺だけでいいから知識を手に入れる。
その分野について導入というか、知った気になれるためにやる上で結構大事だと自分は思っていて、
本って全部買ってきて200ページ、300ページあってこれ全部読むぞって言って、
一冊につき3時間とか、早くても2時間、2、3時間かけて読んでたら、
たぶんもう世の中の本多すぎて終わらないんですよね、読むの。
世の中の本をすべて読まなければいけないっていう命題がおかしい気がします。
すべてっていうのは。
そうですね、世の中じゃなくて自分の部屋にある本が読み終わらないってなっちゃう。
もうそうだし、例えばマネージメントについて知りたいと思った時に、
マネージメントについて知ろうと思ったら、一冊読んだら大丈夫かなって言ったら、
いやでもエンジニアリングマネージメントとそうではないマネージメントはなんか違うかもなって思った時に、
あれもこれもちょっと読んでみないと、みんながどういうこと話してるかってわかんないなって思うと、
じゃあ何冊か買ってきて読むぞってやったら、
それやってるだけで半年終わりましたって言ったら、
なんかあんまり前に進んでる感じはしないので、
こういう点検読書みたいなのをやって、なんとなくみんながどんなことを話しているのか、
この界隈ではどういうことが大事と言われているのか、みたいなことをつかむためにもやっぱりこれって大事で、
かつどの本を読むべきかって見極めるって意味でも、結構これは自分はやってるなって思いましたね。
広い読みの重要性
特にあれなんですよね、仕事の文脈とか、ソフトウェアエンジニアリングの結構なんだ、
業務で使うようなレベルって言うと伝わるような伝わらないような表現があるかもしれないですけど、
アカデミックなところまで踏み込まないで、
どうやって明日以降のうちの現場で役に立てていくかみたいなレベルの話だと、
結構要するに知れればいい、動きたいみたいな深さの知識インプットというかインストールで良いはずなので、
その意味で言うと本当に点検読書が一番実用的な感じはしますよね。
あと、これ別に良いことじゃないんだけど、知ったかぶりはすごいやりやすくなりますね。
私はそれに関心がありますよってことをアピールする時とかに、深くまで知らなくてもある程度キーワードを知ってるとか、
こういうことが話されてますよねっていうことを知ってると向こうからこの人は関心持ってくれてるんだなって思ってもらえるっていう意味では、
結構こういうのを使うと、やってると良いこともある。
知ったかぶりをした結果、痛い目を見る場合もありますけどね。
突っ込まれたらわかんないとかね。
あれですね、職場での立場が上がったりとか、上にいるまで情緒が変わったりとかしたタイミングで、
おすすめの本とか、普段の仕事に一番影響を与えている本って何ですかみたいなのを聞いて、
次の週にある、次回のワンワンまでに一応読んでおくと楽。こびることができます。
こびることができるっていうのはあるんですけど、
単純にあいつが言ってるのはこういうコンテキストかみたいなのが盗みやすくなるのでとても楽ですね。
そうですね。そういうのと同時に、この点検読書について思ったんですけど、
これやるのって結構ムズくないっていうことも思ったんですよね。
これができるって、つまり本を全部読まなくたって、それなりの概要を理解できるっていうことは、
本についてどういう構造になっていて、どこを読めばいいかとか、
どこをどういう順番に読んでおけばいいかとか、どうやったら知りたい情報が手に入るかっていうことを、
全部読まなくても分かる方法が事前に身についているっていうことだと思うんで、
レベル2なんだけど、実はこいつは結構すごい高いレベルなんじゃないかなっていうのは思いましたね。
トレーニングいるでしょうね。レベル1もそもそもスムーズに読み書きできるみたいな意味で、
トレーニングすればするほど上手くなるって話はあると思うんですけど、
点検読書的な、本当に広い読みみたいなところは身につけておくとめちゃくちゃ役に立つ。
差がつくみたいな意味で役に立つ気がしますね。
僕は少なくともめっちゃ救われたなっていう気がしてるので、
時間に追われてこの本読んどかないとまずそうだぞみたいな場面でめちゃくちゃ味方になってくれるんで、
1冊30分で読みましょうとか、別にこのレベルだったらできるなってなります。
物によるんですけど。
例えばこれが突然、自分の場合は日本語の本はそれなりに読んできたけど、
英語の洋書とか読んだことない。全然読んでこなかったんで、
多分英語の本を読めって言われた瞬間に突然レベル2じゃなくてレベル1になるみたいな世界観なので、
できないみたいなことがさらにあるなとか思いましたね。
そうですね。セキュアバイデザインを1時間で読んでこれとか読めるとつい気がする。
でも逆に、僕それこそめちゃくちゃ締め切り過ぎましたけど、
一時、スクラムとかアジャイル系の本について1冊1記事でアドベントカレンダーみたいなのが出たんですよ。
しかもそれ2つ同時にやってて。
2つ同時に。
パート1はスクラム系で、パート2がそれ以外XPとかアジャイル全般みたいなのをやってて、
あれは結局2月くらいまでかかった気がするんですけど、
そういうことをやろうとすると、そういうことをやろうとしなくていいからあれなんですけど、
でもその時に同じ分野の本を何冊も読んでるんですよ。
スクラムだけで25冊読んでるので、最低でも。
ってなると、同じこと言っているだなとか。
たぶんここで熱量を持って語られているのは、
おそらくあの本に書いてあったこれの続きというか、勝手だなみたいな。
差分を取りながら読むとかっていうのができるようになってたので、
非常に幅広くインプットするときに本当にお役立ちすぎるっていう感じですね。
点検読書。
なんか関連して思い出したのは、
最近うちの社内で1時間で3冊本を読むみたいなワークショップっていうか、
他の勉強会イベントでそういうことをやってるのがあって、
それに行った人が1冊15分とか20分とかで本を読んで、
ざっと読んでそこに書いてあったことをまとめるみたいなことを、
タイムボックスを決めて本を読むんだみたいなことをやっていて、
そこでやってることってまさにこの点検読書だよなみたいなこともちょっと思ったりしましたね。
点検読書の技術
そうですね。点検読書ができたって言えるようになるには、
こういう問いに答えられるようにしなければならないみたいな。
どこかで書いてありましたよね。どこだっけ。
どこに書いちゃったか忘れたけど。
さっきまで開いてたんだけどな、そのページ。
多分その問いはあれかな。
でもこれは全部、全部の似たような話が他にもあったような気がするな。
各レベルについて達成基準みたいな、受け入れ基準みたいなの書いてありましたっけ。
これかな。
あったあった。28。
50ページ。
あれ、うそ。半分違った。
28の方の定義というか、読むと、
どの本は何について書いたものであるかっていうのを答えられなきゃいけなくて、
具体的に言うと、この本はどのように構成されているか、
どのような部分に分けられるかという問題。
で、もう一個が、それはどういう種類の本かっていう問題について答えられるようにするべきで。
おや、ここだっけ。
自分がさっきパッとここだろうと思って開いたところは54ページで、
これは積極的読書への4つの質問だったんで、
ちょっと違ったなって思いながら、
第2レベル以上の読書の技術は、
こういうことに答えられないといけないよっていうのがあって、
全体として何に関する本なのか、
何がどのように詳しく述べられているのか、
その本は全体として真実か、あるいはどの部分が真実か、
それはどんな意義があるのかっていうのが、
この4つの問いに答えられないといけないよっていうのがあって、
ここはその点検読書っていうよりは、
このレベルの234に関して、
こういうことが言えないとダメだよっていうふうにあるという話でした。
読書の意義
なんかでも、今ゲイさんが読み上げてくれた4つの観点みたいなのは、
ちょっと3が言い回し難しい部分もあるなっていう気がしつつ、
その本は全体として真実か、あるいはどの部分が真実かっていう表現は、
なるほど、そういう言い回しになるのかっていうふうに思ったではしたんですけど、
この4つができると、いかに読み飛ばしてる点検読書的な、
即読に近いような読み方してても、
読んだ価値が出せると言えるかどうかっていうのは、
しっくりくるなあみたいな気はしましたね。
こういう読書ノート作って売ったら売れますかね。
この穴埋めをしましょうみたいなので、
読んでここにまとめて、これを積み重ねていくと、
あなたは100冊読みましたみたいなことが、
100冊読んでこんだけ積み上がってきましたよってことが分かるみたいなのとか。
やるとこのボットキャストも一旦そのフォーマットでやらなきゃいけなくなりますね。
そうですね。
でも、それにはどんな意義があるのかみたいなところは、
どんな人に勧めたいですかとか、どんな人が読むとよさそうですかねっていう、
違う表現で同じことは言っている気もしますね。
結構このリードラインFM上でそういう会話をするなあと思う。
そうですね。
今回ちなみに自分もノーションにまとめているときに、
一応そういうふうにまとめてみるかって書いたんですけど、
何に関する本かっていうのは、本の読み方に関する本ですよ。
何がどのように詳しく述べられているかって、
本の読み方をレベル別に紹介している。
その本は全体として真実か、あるいはどの部分が真実かって言われて、
これ真実かどうかって言われるとちょっと難しいなっていうことを思って、
ちょっと蔵にしちゃったんですけど、
どんな意義があるかって言ったときに、
難しい本をどのように読めばいいのか、
ゼロからオリジナルの読書のやり方を考える必要がなくて、
ある程度体験的にこういうやり方っていうものがあるので、
それを身につけることによって難しい本が読めるようになっていくっていうふうに、
自分は割と全体的にはこの本を思ったなっていうのはちょっと思いました。
やっぱり全体として真実か、あるいはどの部分が真実かっていうのが、
一番差がつきますよね。
それ以外の3つは表紙、後書き、目次でどうにかなるかもしれないなっていう気はしていて。
でももしかしたら、この本ではその3番、その本は全体として真実とか、
どこが真であるかっていうことを聞いてるけど、
ある意味では1回これをすっ飛ばして他のものを埋められるぐらいに、
表紙とか後書きを読めばわかるじゃんっていうことかもしれないけど、
でもそこをまず読むんだっていうことが、
近所さんは多分それがわかってるから、
こことここと押さえとけば大丈夫でしょってなるけど、
それがわかってない人にはまずはそこを押さえようねっていうことでもあるから、
結構この問いっていいなって思ったりしました。
そうですね。まずは本全体の構造を見抜いて、
そのために前書きとか目次とか、
使えばいいのにほとんどの人がやってない何たることかみたいな、
結構ブチ切れのトーンで書いてましたよね。
そうですね。この本の中でも、
君たちが飛ばしているところっていうのは結構重要なんだぞっていうことがありましたね。
で、事実か、あるいはどの部分が真実かみたいな話で言うと、
なんか批評的に読めるようになりましょうみたいなことを提案してて、
そこに近いですよね。
そうですね。
合意するか合意しないかっていうのはその先にあるけど、
まず真実かどうかっていうのが、
正しい、もしくは理にかなったでもいいのかな、
ことを言っているのかどうかっていうのをまず読み解けるようにして、
その上でなぜ筆者が、著者がこんなことを言っているのかっていうのを考察したりとか、
その上で自分のオピニオンを持って、
じゃあどうすると正しい話になるのかっていうところまでやっていこうぜ。
どうだ疲れるだろうみたいな感じがあるし、
で、さっき言った点検のレベルの読書って、
トレーニング必要だよねとか、
習熟度で差がつくよねみたいなことを言ってたのは、
多分その本を全体として真実かあるいはどの部分が真実かっていうところまで、
しっかりトゥルーフォルスみたいなつけられるっていうのを、
どのぐらいの効率と精度でやれるかっていうのが、
結構手腕問われる部分かなーなんて思ったんで、僕はしてましたね。
いや、点検読書だけでもだいぶしゃべれるな。
点検読書の部分までそれこそ、
これからたくさん本読みたいんだよなって思っている人、
特に我々に近い職種だとマジで点検読書バチクソはもらうはずなんで、
多くね。
点検読書のところまで一体読んでみてほしい気がする。
そして意味でもいいのか。