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2025-07-05 05:02

偉い人は掃除や荷物運びを手伝ってはいけない

会社で掃除や荷物運び、資料作りなどの作業をしているときに
立場の高い管理職の人が手伝ってくれると親切に感じることがあるが、
これはあまり褒められたことではない。

https://mclover.hateblo.jp/entry/20200609/1591669434

サマリー

この記事では、職場の上司が掃除や荷物運びを手伝うことが必ずしも好意的に受け止められないという視点が提示されています。特に、経済合理性の観点から高い報酬を得ている管理職が本来の業務に集中すべき理由について考察しています。

経済合理性の問題提起
はいはい。さて今回掘り下げていくのはですね、ある日本のブログ記事なんです。職場の偉い人が掃除とか荷物運びを手伝ってくれても、実は喜んでばかりはいられないっていう、ちょっと、え?そうなの?って思うようなタイトルで。
はいはい。
上司がね、率先して手伝ってくれると、普通は、あ、いい人だなーって嬉しくなりますよね。
まあそう思いますよね、普通は。
でもこの記事は、ちょっと待ったと。そういうわけでもないんだよと。
うんうん。
なんで手伝ってくれることが必ずしも、こう、ポジティブじゃないのか。この一見逆説的な主張のその根っこにある考え方、これを一緒に見ていきたいなと思ってます。
ええ。この記事がまあ問題提起してるのは、非常にこうシビアな経済合理性の問題なんですよね。
経済合理性ですか?
はい。つまり、会社のコストっていう、そういう観点から見るとどうなのかって話なんです。
あの、立場の高い管理職とか経営層っていうのは、当然ですけど、それに見合った、まあ高い報酬を得てますよね。
それは確かに基本ですね。年収が高いということは、それだけその人の時間には価値があると会社が見ているわけですもんね。
まさにその通りです。記事ではですね、具体的に年収1,000万円の人を例に挙げて、その人の時給を試算してるんですよ。
え?時給ですか?具体的に?
ええ。仮にですけど、1日8時間、年間250日勤務っていう計算だと、時給がですね、約5,000円になると。
時給5,000円?うわあ、そう聞くとなんかすごいインパクトありますね。普段アルバイトの時給とかで考えがちですけど。
そうなんですよ。桁が違いますよね。
ここからがこの記事の確信部分なんですけど、その時給5,000円の人に、例えば誰でもできるような掃除とか、単純な荷物運びみたいな作業をさせる。
これって会社のリソースの使い方として、非常にコストパフォーマンスが悪いんじゃないかと。
ああ、なるほど。その作業自体は必要だとしても、時給5,000円の人にやらせるべき仕事ではないということか。
そういうことです。もっと言えば、外部の専門業者とか、あるいはもっと時給の低いスタッフに任せた方が、会社としては遥かに安上がりになる可能性があるわけです。
なるほど、なるほど。つまり、本人が良かれと思って手伝っていても、会社全体で俯瞰してみると、その人のすごく貴重な時間、つまり高いコストを、比較的価値の低い作業に費やしてしまっている状態だと。
ええ、そういう見方ですね。
うーん、これはちょっと考えさせられますね。単に親切だなって受け取るだけじゃ、もしかしたら済まないのかもしれないですね。
役割とコスト意識の関係
ええ、この記事の論点としては、高い報酬をもらっている経営人とか管理職っていうのは、もっと本来やるべきことがあるだろうと。
例えば、経営戦略を考えるとか、部下の育成とか、大きな取引の交渉とか、そういうもっと付加価値の高い業務に集中すべきなんだということですね。
だから、部下と同じような作業を手伝ってくれることを手放しで、わーい、ラッキーみたいに喜ぶのはちょっと違うんじゃないかっていう結論になるわけですね。
そうですね。この視点がなかなか鋭いというか。
いや、実に興味深い点ですね、これは。
というわけで、今回見てきたのは、上司の手伝いは必ずしも喜ぶべきではないという、一見すると少し冷たい感じもするかもしれないブログ記事の主張でした。
ええ。
1万円中1千万円なら時給5千円。その貴重な時間を本来のより付加価値の高い業務に外に使うのは、組織の効率性を損なう可能性があるんだよっていう、そういう経済合理性に基づいた考え方。
さて、あなたはこの視点をどう受け止めますか。
うーん、ここで改めて考えさせられるのは、やっぱり役割とコスト意識の関係性ですよね。
役割とコスト意識。
高い報酬を得ているっていうことは、それに見合った価値を組織に対して生み出す責任があるんだと。
その責任を果たすためには、自分の時間の使い方、つまりどの業務に自分のリソースを集中させるかっていうのが極めて重要になるっていう、そういうメッセージとも取れるかなと思います。
確かに。
何ていうか、善意とか人間関係とか、そういうものと組織全体の効率性、この2つをどうバランスさせていくかっていうのは、多くの職場で結構共通する課題かもしれませんね。
そうですね。単純にどっちが良い悪いって割り切れる話でもないですしね。
では最後に、あなた自身にちょっと問いかけてみてほしいんです。
もし、あなたの職場で結構高い役職の人が率先して誰にでもできるような残務をしている、そういう場面を見かけたとします。
このコスト感覚を知った今、その光景って以前と同じように見えるでしょうか。
うーん。
それとも何かちょっと見方が変わる部分があるでしょうか。
それは単なる親切心と見るのか、それとももしかしたら組織の非効率さの現れなのか、なんて、少し立ち止まって考えてみるのも面白いかもしれませんね。
はい。
05:02

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