1. デジタル時代の国語教育を語ろう
  2. #014 雑談回-日常の読書は難しい
2024-10-28 11:10

#014 雑談回-日常の読書は難しい

spotify apple_podcasts
今回も雑談回です。前回よりも迷走気味ですね…。
読書の話は自分の仕事でもあるので、ちょっと煮え切らないところがあると、曖昧な言い方になってしまいます。

放送の中で紹介しているbiblogはこちらです。
https://biblog.app/

ちなみにBookNotionも好きなのですが、有料でないと使いにくいので配信の中では触れていません。

ぜひ、皆様の読書術も教えてください。

感想はメールでもお待ちしています!
📩 skasaharagfe@gmail.com

お問い合わせGoogleフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfJO7WWWd2GMDSHMkRSOxrYBHBWputpkdFdNGN66WShYY9-9w/viewform
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/6698777b366ee42128ad2540

サマリー

このエピソードでは、日常的な読書の難しさについて語っています。特に新書の重要性やその活用方法、また個々の読書スタイルやメモの取り方に焦点を当てています。忙しい現代社会において、読書の優先順位をどのように保つかが討論され、具体的な解決策としてオーディオブックについても触れられています。

日常の読書の重要性
デジタル時代の国語教育を語ろうにようこそ、パーソナリティーのKasaharaです。
この番組では、ICTを活用した国語の授業実践に関する話題を中心に、
Google for Education認定トレーナーと認定コーチの資格を持つ、私、Kasaharaが、教育にまつわる様々な話を配信していきます。
職員室のスタッフ同士で行われる教育談議のようなものだと思って、ゆるっと聞いてください。
さて、今回も前回の雑談会に味を占めたので、同じく雑談会をやっていきます。
台本を作る手間がないので楽だ、ということに流された、というわけではないですよ。
せっかく前回の配信で、教育書や研究書についてあれこれ話をしたので、
それ以外の読書についても話してみようかなと思い、気ままに今回も話していこうと思っています。
前回の配信では教育書の話をしましたが、自分は国語科の教員でもあるので、
教育書以外の本をどれだけ読めるかということも、授業作りとしては重要だよなぁとは思っています。
なかなか忙しくて、一般的な本を読むことがおざなりになりがちなのはいつも反省しています。
気をつけていろいろな本を手に取るようにはしているのですが、それでも油断をすると読書が偏るんですよね。
今回はそんな反省をしながら、どんな読書をしているのかということを話していこうと思います。
特定のオススメの本の話をするというよりは、何を心がけて本を取るようにしているのかというような話をしようかなと思います。
ちょっと変わった切り口になるとは思いますが、ぜひお付き合いください。
新書の活用と読書メモ
さてここからが本題です。
教育書以外の読書について言うと、意識的に新書を1冊か2冊は毎月必ず読むようにはしているんですよね。
やはり生徒に読んでほしい本を探すとなると、まずは新書からというのが一番効率的なんですよね。
新書は授業でも使いやすく、値段もそれほど高くないので生徒にも勧めやすいんです。
また、新書を読むことでジャンルの方よりも減らせるような気がしています。
自分の好みとは関係なく、毎月いろいろなジャンルを読めるのが新書を意識的に読むメリットですね。
私は必ず毎月岩波ジュニア新書を読むようにはしていて、さらにそれに加えて自分が気になった新書を本屋で手に取るという感じです。
ちなみに新書に関しては、読書メモはあまり丁寧に作らないですね。
気になるところに付箋を貼るくらいです。
付箋を貼っておくと、後で授業で使いたいときに探しやすいので便利です。
iPhoneのアプリでViblogというものがあるのですが、気に入った本があればそのアプリに登録することもあります。
Viblogというアプリを使ったことはありますか?
このアプリはスマートフォンのカメラで本文を取り込むことができるので、読書メモを作る際にもとても便利なんですよね。
自分は致命的に手書きが嫌いなので、あまり手書きで読書メモを作りたくないんですよね。
そのため、この読書アプリで書士情報と必要なページを記録しておいて、後から見返すようにするのは非常に便利なんです。
話は変わりますが、読書メモの取り方もなかなか難しいですよね。
私はNotionやEvernoteなどいろいろなツールに飛びついてはうまくいかず、結局メモが散逸してしまうっていうことが多いですね。
自分の場合、必要なメモはその場でアウトプットに使ってしまうので、あまりメモがなくても困ってはいないのですが、蓄積できるようになった方がいいのかなという気もしています。
ちなみに読書メモは論文のメモとも少し違う感じがしています。
なんやかんや論文のメモは取れるのに、読書のメモがうまくやれないんですよ。
時々同じ本をまるで初めて読んだかのように感動して読み直していることもあるので、まあメモ取った方がいいですよね。
現代社会と読書の課題
少し話を読書に戻しましょう。
新書以外の読書では、自分は比較的韻文が好きなので、詩や短歌の本を手に取りがちですね。
高校の授業では韻文の扱いがやや軽いので、読んだものを活かす機会がなかなかありませんが、しかし授業数自体が厳しくなっていることを考えると、韻文はもう少し見直されても良いのかなというふうにも思います。
小説を読むにはそれなりに時間がかかる一方で、授業数が限られている中で韻文をうまく取り入れることができれば文学作品の楽しみ方というのもちゃんと授業で取り扱えるんじゃないかなというふうに思っています。
勤務校では私は現代の国語や論理国語を担当しているので、文学を正面切って教えられる機会があまりないんですが、
どこかで韻文を使った授業は試みてみたいなというふうに思います。
国語総合を教えていた時には授業で短歌を作ることもよくありました。
生徒がクリエイターになること、作品を作ることって大切だよなと思っているので、気軽に作品作りができる韻文って面白い素材だと思っているんですよね。
韻文以外の文学を読むかと言われると、これが自分のアキレス圏なんですよ。全然読めてません。
平日はなかなか時間が取れず、文学を読む時間が確保できないんですよね。
論理的に書かれた本であれば、とびとびに間を置いて読んでも筋が追えるんですが、文学のように流れが重要なものは間が空くと全然読めないんですよ。
そのため、長期休暇などまとまった時間が取れるときに集中して読むしかないかなというふうに思っています。
平日の読書量にはあまり自信がないです。
ライトノベルも世代的には好きなのでよく買ってるんですが、摘読がたまる一方でもはや消化できてないですね。
ライトノベルについては電子書籍でも買ってるので、電子書籍の摘読状況はもうこれは話せないぐらい大変ですね。
物理的に形があれば焦るのでしょうが、電子だとどんどん溜まってしまうので、これは良くないですね。
現代社会に関する評論だとかについては、書店に足を運んで気になったものを手に取って買うようにはしています。
教えているのが現代の国語や論理国語なので、いわゆる評論分野を教えることになります。
そうなると教科書の文章だけではなく、リアルタイムに起こっていることを資料として組み合わせることが重要になってきます。
だから色々な本をひたすら読むしかないんですよね。これはもう自分にとっての修行です。
なんかこういう言い方をするとすごい読書をしているように聞こえますが、実際には買った本を丸々一冊読むわけではなく、必要な部分をピックアップして読むことが多いです。
ですから、1ページ目から最後のページまで読み通すことが正しい読書だとは思っていません。
生徒に話を聞くと、最初から最後まで本を読まなければならないという脅迫観念が強く、結果的に本を取るのを億劫にさせてしまっているということもあるみたいですね。
個人的には途中で放り出しても構わないので、気になった本を手に取ることが大切だと伝えたいと思っています。
読書について考えると、やはり根本的には時間がないと難しいなぁと今話しながら改めて思っています。
国語の教員をしているので、生徒にはたくさん本を読んでほしいなぁとは思うのですが、生徒の生活を考えるとそれは難しいのだということもよくわかります。
今の高校生ってとっても忙しいですからね。
そうした忙しい生徒たちに国語科の教員としてどのようなアプローチができるのかと考え、自分は定期的にリーディングワークショップを授業で行うようにしていますが、
勤務校では自分が担当する科目が週2時間になっているものばかりなので、リーディングワークショップもちょっと厳しくて、どうやって生徒に本を読んでもらおうかなというのはいつも悩んでいます。
自分自身も読書量が増えていないので、まあ読書って難しいなというのが今日の結論ですかね。
今回の配信はいかがだったでしょうか。
読書について考えてみると時間が足りないということに突き当たりますね。
普段の生活の忙しさの中でどれだけ読書の優先度を上げるかということになりますが、これはやっぱりハードルが高いわけです。
自分は読むこと自体が職業みたいなものなので何としてでもやりますが、必ずしも読まなくてもいい人にとって読書って何なんだろうなぁと考えてしまいます。
一つの解決策はやっぱりオーディオブック、音声の読書体験はあり得るんじゃないかと思うんですよね。
ただこれも文字で読むという体験とは全く別であるので、何か知的生産をするとなると文字の方の読書というものを向き合う時間は必要なんだろうと思います。
リスナーの皆様方は普段集中して本を読めていますか?どういう時間に読書をしているのでしょう?
ぜひコメント欄などで読書のテクニックなど、または読書メモなどについて教えてくれると嬉しいです。
ちなみに書籍代なんかも教えていただけると嬉しいです。
自分は5000円未満の本は試写購入すると0円という利用なので、月額ほぼ0円ですね。
今回の配信を聞いて何か参考になったことがあれば、いいねを押してもらえると番組作成の励みになります。
また、アウトプットの一環としてお気軽にコメント、SNSでのシェアをよろしくお願いします。
概要欄のメールアドレスやGoogleホームに直接感想をいただいても嬉しいです。
この番組は毎週月曜日に1回配信されます。
次回の配信もお楽しみに。ではまた。
11:10

コメント

スクロール