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このポッドキャスト、まなびのはなしでは、大人の学びをサポートしている2人が、それぞれ見つけた、考えたことを話したいから話しています。
今日もよろしくお願いします。
今日はですね、読み物との向き合い方っていうテーマについてちょっと話してみようかと思ってまして、
改めてですけど、読み物、どうやって読んでます?みたいなことをお伺いしていいですか?
読むのはかなり苦手です。
なるほど。
なんか言語の世界だと、読み機能っていうのをね、よく言われると思うんですけど、読み、書き、聞く、話す。
はいはいはい。
その中で一番私が気が重いのが、読むなんですね。
やらなきゃならない。やるか!っていう。
小説とかもですか?
小説なんて一切読まないです。
ほんとに読んでない。
なるほど。
だからね、読む楽しみみたいなのを知らない気の毒な人なんですよ。
えー意外なんですけど、なんかすごいこう、本読んでるイメージがありました。
留学仲間にも文学の研究者とか哲学の研究者とか結構いて、
全然違うんですよね、なんか読み物との向き合い方が。
うんうん、わかります。
ほんとに息を吸うように本を読んでるみたいな、かっこいいな。
なんかあれですよね、私も日本で高校卒業してて、それまでずっと理系だったんですけど、
アメリカに来てビジネスの世界で出会う人たちの多くが、結構やっぱり哲学、古典文学みたいなところに精通してる人がすごく多いなと思ったのと、
ニューヨークタイムズとかもしょっちゅうブックレビューとかが出てて、
みんな読んでたりするんですよ、しかも話題になったとかをさらっとみんな読んでて、
なんか例えばミシェル・オバマの辞典が出たときは、もうなんかみんなさらっと読み終わって、
読み終わったって話したりとか、
みんなその話してましたもんね。
してたよね、してたしてた。
最近はクリンス・ヘンリーの辞典がすごく話題になって、
そういう辞典系はみんなさらっと読んでたりとかして、
こんなスピードで読めることに私はいつも圧倒されてるんですけど、
あんまり一般化できるかどうかはちょっとわからないですけどね、
私とかトモコさんの知っているアメリカの人たちなのでね。
確かに確かに。一部に偏っていることは。
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かなり偏りがあるとは思いますけど、
そういうのがわりと当たり前なんですよね。
わかります。
渡辺ゆかりさんっていう方が私結構好きで、
素敵ですよね。
ね、素敵ですよね。
彼女が書いたジャンル別洋書ベスト500っていうのを留学する前に買って持ってきて、
こういうふうに洋書ベスト500って言われてる洋書を読みたいなみたいな夢を持って、
この本を持ってるんですけど、全然読めてなくて。
彼女がベストセラーで読み解く現代アメリカっていう本を書いていて、
それをちょうど2020年に読んでて、すごい感動したんですよね。
その本自体もすごく面白くて、
その本に引用されてるんですよ、他の本が。
これも読みたい、あれも読みたいって思いながら一冊も読めてるっていう、
ベストセラーで読み解く現代アメリカを読んでおしまいみたいな。
なんかもうすごいなって本当に思うんですよね。
やっぱり読んでる量が多い人は書き方も豊かだなっていうのは、
作家に限らずあるなと思っていて、ビジネスパーソンとかも。
なのでやっぱりいろんなものを読むって大切なんだなっていうのを、
彼女たちのような、元ライフネットの社長だった出口社長とかもすごいどっちにかで有名ですけど、
そういう方々の存在を知れば知るほどいつもっていう自分との違いを空間させられることはあります。
もう言葉が出ませんけどね。
でもまあそういうことです。
本がたくさん読める人たちに実際に会ったりとか、
そういう人たちの行動を知って憧れた上で、
自分はなんて読めないんだっていう反省はありつつ、
まあでも日頃はですね、そうは言っても読まなきゃいけないものは日々ありますよね。
そもそも何を読んでます?普段。
私は文字があったら何でも読んじゃう病気なんですよ。
確かに結構読んでるイメージがあります。
なので、例えばレストランのメニューなんかもずっと読んでられるんですね。
メニュー。メニューが出てくると思わなかった。
で、あと前にちょっと言いましたけどね、
例えば占い、十二星座みたいなのも十二個読めるんですよね。
確かに。だからやっぱ私より読んでるイメージなんですよね。
活字に向き合ってる時間。
目に入ってくる文字は片っ端から読んでしまうんですね。
それも読むののハードルを自分で上げてしまってる要因の一つなのかもしれないなと思ったりしますけど、
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それはもう本当に子供の頃からずっとそうなので、
目に入る文字は割と隅々まで読んでしまう癖があります。
なるほど。そこはすごいですよね。
私多分なんかコミックメントが低いのか、目に入ってきても最後まで読まないことが多かったりとか、
すごくなんか抽出して読んでしまう。
斜め読みが多分多くて、自分の興味があるものを多分フィルターする力がすごいあって、
ザーって見て、
多分小さなスポットライトでザーって見てるので、
スポットライトに入らないものが1回目とか多いタイプと自覚してます。
いやーでもそれもスキルですよね。スキミング。
そうですね。
それがあった方が読む量とかね、やっぱり速度っていうのはね、上げられると思いますね。
そうですね。
まあバイアスを助長してる可能性はありますけどね。
こういう結論を探したいみたいな。
確証バイアスを強化してるだけかもしれない。
実は私はオーディオにした方が全部記事を最後まで見ることが最近はあって、
形になっていると途中で力尽きることが多くなって、
これもなんかね、スマホによって人間の脳とか行動が影響を受けている大体の例だなと思う。
いやーでもオーディオのスキルが上がっている人っていうのも確実にいると思うんですよね。
目で文字情報を得るっていうことにね、やっぱり人類は長く晒されていたので、
それによる効果っていうのは明らかなんですけど、
読み物を音でキャッチするっていうのはまだまだ歴史が浅いので、
今後ね、目で文字を読むのと変わらないとか、
それより良い効果があるっていう風なことが出てくる可能性もあるとは思いますね。
一つ私が試してみたいなって思ってるものがあって、
Readwise、かしこく読むみたいな、R-E-A-D-W-I-A-S-Eっていうツールを今紹介してくれている人がいて、
これのなんかちょっとユニークなところは、
いろんな記事を読んだものを貯めてって、後で思い出させてくれるっていうツールなんですよね。
例えば4年前の時に読んだものを、写真であるじゃないですか、フォトアルバムでね。
Googleフォトが3年前の今日とかやってくれるの私結構好きで、
なんかそういうので読み物に対してもリマインドしてくれるツール、
使ってみたいなって思ったんですね。
けどそれを使ってみるためには、結局そのリマインドをするためのベースが、
ポケットっていう記事を読みやすくするツールとか、
インスタペーパーっていうツールをベースになんかこのReadwiseは機能しているらしくて、
だから要はこれを使うためには、記事を読む仕組みをツールに載せないと、
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Googleフォトがね、写真を貯めてるのはGoogleフォトだから3年前の写真が出てくるわけで、
なんかそれをシステム的に全体的に自分の行動に入れないと、
こういうツールの恩恵を享受できないなと今ちょっと思っている状況なんですよね。
なるほどな。いやーこれもすごく便利そうだなって思うんですけど、
今まさにね、ともこさんがおっしゃった通り、これまでの読んだ厚み、
まあアメリカにはたくさんいるので厚みがある人が、
その人たちが自分の読んだものを整理するのに使うっていう視点なんだろうなっていう気がしますね。
そうなんです。これを紹介してくれてすごく良かったよって言ってた人は、
リーダーシップの本を何百本読んでて、それについてポッドキャストをやっていて、
明らかにたくさん読んでる人なんですよね。明らかにたくさん読んでるから、
最初からポケットやインスタペーパーというツールでハイライトするっていうことを、
ずっとその今までの9年なり10年やっていれば、
その積み重ねがこのReadwiseとかいうのを使うことによって、
なると思うんですけど、積み重ねがない場合はどうすればっていう。
まあそうなんですよね。積み上げもね、いつでも一つ目からですからね。
いつ始めても確実に積み上がり始めるのはね、あるんですけどね。
そうですね。
ハイライトっていうのが今出ましたけど、読みながらともこさん、
ハイライトしたり、付箋を貼ったり、そういうマークをつけたりしていますか?
基本的にはしてないです。基本的にはしてなくって、
ツイートするときに一番印象に残った一文だけとかはしたりするんですけど、
やっぱり手元に紙で読んでいたりとか、または大学院に行ったときは
iPadでハイライトできるようなやつで宿題の記事を読んだりっていうのはしていて、
そういうなんか、読むぞ、さあ、みたいなセットアップになってるときっていうのは
ペン持ってたりすることが多いんですけど、
今、95%はなんか読むぞっていうセットアップの状態で読むというよりは、
もう携帯でマルチタスクでいろんなことをやりながら、
パッと記事のリンクを送ったのを読んで、サファリかChromeかなんかで見て、
おしまいってことが多いので、ハイライト機能は携帯上で使ったことないですね。
デバイスとしてはスマホで読んでいる?
スマホですかね。
まあね、仕事をしてて携帯じゃなくて、パソコン上で記事見ることももちろんありますけど、
携帯も結構の量を見てる気がします。
メールをチェックして携帯で、そこのメルマガに行ったものをクリックするみたいな、
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結構私多いんですよね。
多分500ぐらい空いてるみたいなパターンの人ですけど、
そうすると携帯で見ることが多くて、そこだとハイライトしないですね。
ゆみさんはハイライトする派?
そうですね、っていうのは今トモカさんがおっしゃって派って思ったんですけど、
私が読む時って毎回読むぞなんですよ。
あ、なるほど、読む時間になってるわけですね。
今はインプットの時間。
もうそういう時間を組み込んで読ませないと読まないので、
なるほど。
読んでるっていうことはもうそういうモードで読んでいるので、
付箋もあるし、ペンもある。
そうですね、Kindleなんかだとハイライト勝手にまとめてくれるので、
そういうものだったり、読み終わった後、ハイライト付箋を付けたところを抽出して、
ちょっと貯めておくって、そこまでセットにするようになってしまっていますね。
なるほど、なるほど。
なんかね、今回学びの話で、学習者の話ではなくて、自分たちの話ばかりしてますけど、
やっぱり大人の人が学ぶときに事前の読み物として、読み物を渡したときに、
渡された相手がどういうふうにその読み物に向き合っているかも、
すごく多分同じくらい多様なんだろうなと思いますね。
そうですね。
流し読みをしている人もいれば、付箋を付けて、
もしかしたら横にメモとか記載しながら、しっかり読む人もいるかもしれないし、
私の大学院の授業のクラスメイトには、3回くらい読んでる子がいて、
すごいな、みたいな、すっごいしっかり読んでて、
そういう人もいる、いろんな人がいるっていうのが、
読み物に対する向き合い方が一人一人違いそうだなっていうのは、改めてちょっと思いましたね。
せみさんと私でも結構違うかも。
そうですね。
うちの受講生の場合は英語学習者なので、
読むスピードとか、読みで引っかかるところとかをチェックしたり、
日本語であろうと英語であろうとね、
やっぱり読み物に対するそれまでの蓄積とか、
読むことが楽しいとか苦痛だとかね、
そういうことにも違いがありますからね。
どう読んだかっていうのを確認するっていうのはね、
それこそメタ認知がワッて開けるときかもしれないですね。
それを聞いてて一つ思ったのが、
ケーススタリーを大学院でやるときに、
ケーススタリーの読み方っていうトレーニングのセッションがあったんですね、
オリンペーション中に。
そのときは3回読むみたいに言われて、
3回が最低読むって言われて、
1回目はどんな漢字のことが書いてあるんだろうっていうのを読む、
2回目がニテールを意識しながら読む、
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3回目は自分だったらどうしてただろうみたいなことを意識して読むみたいな、
毎回毎回読み方を変えることで、
出るようにケーススタリーっていうのが書かれているので、
味わえみたいな感じのインストラクションがあって、
やっぱりそういうインプットがあるとケーススタリーの宿題があるときに、
例えば読み方がいろいろあるって学んだらみたいな、
自分が流そうとね、そういうインプットがなかったら、
たぶんさらっと状況だけを確認しておしまいにしてたかもしれないことを、
マインドセットがアンカリングされるというか、
さみさんが学習者の方にそう言ってるのはきっとそういう効果がね、
こういうふうに読もうっていうマインドセットのきっかけになったりするんだろうな、
って聞いてて思いましたね。
3回読むって聞いていれば、
この分量×3の時間をとっておかなくちゃいけないんだな、
という予定も立ちますしね。
だから全体像がどれくらいあるのか、
であれば今日はここまで読んでおこう、
みたいなジャンクダウンも読みを促進するためには、
使えるかなという気はしますね。
なんか面白かったですね。
読み物との向き合い方っていうだけでも、
あと海さんと話しながらいろんなことをちょっと考えさせられますね。
今トムコさん学生、現役の学生さんなので、
図書館の利用ってどうですか?
私、大学生の時と大学院生1回目の時を振り返っても、
図書館全然活用しきれてなかったんですよね。
で、今はさすがに大人になって、
リソースのアクセスに対してすごく敬意を払っているんだろうなと思うんですけど、
オンラインの図書館になっているので、
全てかなりの確率でデジタルバージョンで資料が手に入る図書館へのアクセスが今あって、
本もそうだし、記事もそうだし、
あと研究ペーパーもそうですけど、
すごいですよ、アクセスの量が。
Googleとかで検索して見つけられる量のレベルと違うものに
ダイレクトにアクセスできるので、すごく使っています。
オンライン図書館。
本当にあれも、やっぱり膨大に読める人たちがたくさんいるっていう前提でできてる図書館なんだなっていう感じが、
私はすごくするんですよね。
読みたい欲求だったり、必要な情報を探しているっていう、
まさに大人の学び方にすごくうまく適応している仕組みなので、
アメリカの図書館の仕組みは素晴らしいなと思っています。
なるほどね、確かに。
そうですよね。
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チャットGBTの話をした時も確か目的意識があって、探したいものがある時は便利だよね。
そうじゃない場合はあれ使いこなせないしみたいな話になったと思うんですけど、
ちょっとオンラインの図書館と似ているものがあるなと思っていて、
だからこそ図書館の専門家がいるじゃないですか、
こっちはライブラリアみたいな。
こんなことを探したいんだけどっていうざっくりしたものでもサポートしてくれる人間がいて、
あとは今月のお勧めがあって、こっちにプッシュしてくれる仕組みもあったりとかするので、
その両方があるから目的意識がある人もあんまない人も、
とりあえずドアを開けさえいれば、いろんなことが学びの刺激になるっていうのがアメリカの図書館だなって私も思っていて。
やっぱりこの読み手の成熟具合だったり、
増書の幅とか層の厚さみたいなもので、それに膨大でありながらアクセスする速度みたいなのが圧倒的に優れているなという気がします。
エミタごめんなさい最後に一つ。
原液学生は本当に使えるところがフルで使えるので、
たっぷり使ってください。
エミさんの卒業後はアルムナイム系図書館のアクセスは一部あったりするんですか?
あります。ありますけど、やっぱり一部なんですよ。制限がかなり感じます。
私は原液の時はもう本当にめちゃくちゃお世話になったので図書館で。
いやそれ博士号の人とかすごい使ってそうですよね。
だけどね確かに図書館はまだまだ私も使い切ってない気はするんですよね。
それだけでもオンラインだけでもすごい満足してて、在校生の特権っていうのもすごいわかってるので、卒業生もね、もちろんアクセスはあるんですけど、少し制限があるのは知っているので。
羨ましい。
何かあっという間に言ってください。
本当すごいですよね、この仕組みはね。
本当に幸福っていうのはこういうことなんだなって思うし、今はその権利を失われてなおさら思うので、ぜひ活用してください。
はい、活用します。引き続きこのポッドキャストをね、テーマによってはちょっと参考資料はそこらへんに探してみようかなと思います。
ぜひ。
というわけで今回は読み物について話しました。
学びの話は毎週1回配信予定です。
それではまた次回。