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スピーカー 2
では、羽生田慶介さんをお招きしての2本目でございます。
前回は、羽生田さんが経営していらっしゃるオウルズコンサルティンググループがテーマとされている、知性学であったり人権のことだったり、その辺りの話を中心に聞いてきたんですけれども、
羽生田さんがこの会社を起業するに至る道のりとして、いろいろなキャリアを経験されてきたということで、新卒で入社されたのがキャノン。
スピーカー 1
キャノンです。最初はキャノンです。
スピーカー 2
それは、なんでキャノンに?
スピーカー 1
これは就職氷河期で片っ端から受けたというと、メーカーは父親も日産自動車なので、メーカーにはもちろん思いがありましたし、いろいろ受けた中の一つではあって、いい会社ではあったという感じですね。
最初は経営企画、総合企画部、総合企画科というところを振り出してキャノンに入った。
新卒でいきなり中枢っぽいところに。
スピーカー 1
いい経験でしたよね。当時は三田雷さんという人が経団連会長になる前だったので、社群を専念していて、その中でいろいろと経営トップの考えとかを聞く機会に恵まれたのは良かった、ありがたかったですよね。
スピーカー 2
会社の総合的な戦略を考えるというような部署。
スピーカー 1
ただ自分自体は新人だったので、そこはいろいろとちょこちょこ走り回りながらでしたけどね。
スピーカー 2
そこからちょっと別のね、ポッドキャストで最近谷浦さん出てらっしゃって、そこでいろいろキャリアのお話をされてて、私も聞いて初めて知ることがあったんですけれども、
キャノンに在籍されている中で、経産省に最初出向みたいな話があったんですか。
スピーカー 1
そうですね、キャノンから実態上出向なんですけど、形式上は会社を辞めて国家公務員になるっていうちょっと変わった形の法律の立て付けて、
経産産業省に3年ぐらい行っていたというのがありまして、その時は公務員ですよね。
一回辞めて、その後もう一回キャノンに約束で1年間だけ再入社をしたんですけど、
役人の時は一応、実態出向ですけど辞めて。
スピーカー 2
それは会社側からそういうオファーというか、行ってこいという話があったんですか。
スピーカー 1
官民交流法というのがあって、いくつかの会社がそういうターゲットになっていたうちの一つで、
一応会社の中で私が3代目なんですけど、3代で終わりなんですけど、年次が上の人たちが行ってたんですけど、
私がまたまた最後の代に選んでいただいてという形ですね。
スピーカー 2
そんな入社数年の人を会社の代表として役所に送り込むっていうのは、
しかも中数の部署というか経産省の中でも通商交渉をするっていう、
新人に近い社会人歴数年の人がやれるの?って思うようなすごい部署に。
スピーカー 1
ありがたかったですね。私も最初、どういう部署になるか、経済産業省の中でも何やるのかなっていう、
あまり分かったようで分かってなかったんですけど、
当時は自由貿易ど真ん中の時代だったので、いわゆる交渉がひたすら多かったんですよ。
いろんなところで交渉していて、関税交渉が特に中心、自由貿易だったんで、
これは何がありがたかったかっていうと、
二党兵一兵卒に権限というかやることがすごく多いんですよね。
細かい交渉をいっぱい重ねるので局地戦が多くて、そういうのがありがたい部署でしたよね。
スピーカー 2
2000年代前半?
スピーカー 1
5、6、7とかそのぐらいですよ。役所にいたのは。
スピーカー 2
交渉って国の代表としていくわけじゃないですか。
それってどのぐらいの自由度っていうか、
そのポッドキャストを聞いていると、
羽生田さんがもう日本人代表みたいな感じで、
一人で日本国代表として、
交渉の場にあたって海外にある国に行って、
そこの官僚やらトップの方々と、
しかも本来キャノンから一応行ってる出向っていうか、
行ってる人が交渉の、そこでどのぐらい決定権って言いますか、
どのぐらいカードを切っていいものなのかとかって、
ちょっとなんか怖って思っちゃうんですけど、自分が。
スピーカー 1
でもね思います。私も最初はありえんだろと。
自分が国の代表という体でいろんなことやるのって思ったんですけど、
さっき申し上げたように、関税交渉ってのはものすごく戦線が広い。
関税ってのはそもそも1万種類あるので、
スピーカー 2
1万種類もあるんですよね。
スピーカー 1
世の中のこの辺にあるものに全部番号ついてるわけですよ。
これは852829とか番号ついてるわけですよ。
そういうことに関税率決めていくと、
もう分野分野で下っ端が戦わなきゃいけないとこあるわけですよ。
かつて私がやってたのはTPPの前に初めて日本がやったマルチ交渉と言われる、
汗判全部10対1の交渉だったので、
もう10面挫しの名人将棋みたいなもんで、
もうとにかく現場に委ねざるを得ない部分が多いわけですよ。
その1万種類×10カ国×自分の方も守りもやらなきゃいけないので、
っていうともう偉い人は全部なんか把握できないんですよ。
これは下っ端がやりがいがあって。
ライバルが韓国だったりするわけですよ。
韓国とアセアンがどういう交渉内容だったかっていうのを横で見ながら、
スピーカー 1
韓国よりも悪い状況にして許さんぞっていうのを日本としてやるときに、
韓国と例えばタイ、韓国とフィリピン、韓国とブルネイ、
今度中国とシンガポールとか、
これが全部頭に入っている人間っていうのはまずいないわけですよ。
その下っ端はデータベースみたいなもんなんで、
これは楽しかったですよ。
もちろん最後に意思決定するのはもっと局長だ、審議官だ、
そして大臣だってなるわけですけど、
その人たちも細かい情報ないですから楽しかったですよね。
一番楽しいポジションが、もちろん大臣会合とかってあるんですけど、
当時アマリアキラさんとか大臣だったんですけど、
大臣の斜め後ろっていうのが、いわゆる関税交渉とかのエースのポジションで、
大臣の横には通商交渉官っていう偉い人が審議官級の人がいるんですけど、
大臣同士でいろいろ強い要求をされると、
大臣の隣の審議官にこれどうなっているんだって聞くわけですよね。
あまりにも細かいことが来るんで、
その審議官は真後ろを向いてどうなっているんだっていう時に、
自分が座ってるわけですよ。
で即答するわけですよ。
これは跳ねてください。絶対に向こうが間違っているんで。
3回NOと言えば絶対に折れますからっていうのとか言うと、
とりあえずそうなのかって。
あまりにも細かいんで。
例えばミャンマーとかがめちゃくちゃ言ってきたりするわけですよ。
日本はこういう状況じゃない。
日本からミャンマーに来るこういう状況はこうじゃなきゃいけないんだとか言うんですけど、
韓国と握ったのとあまりに返りがあるんで、
これはもう3回跳ねていれば絶対YESと言うからって言うと、
そうしましょうって言って。
そうやってくれると思い通りになった時とかは楽しくてしょうがない。
スピーカー 2
そこの場に座る前に当然いろんな情報、いろんな仮説を自分の中に持っていないと、
それに即座に対応できないと思うんですけど、
どんなことをインプットして望むんですか?
スピーカー 1
でもね、関税交渉なんて簡単なんですよっていうのがあって、
所詮貿易のセンシティビティ同士をぶつけっこして、
貿易量と競争力みたいなのをぶつけっこして、
これは日本であれば自動車の関税率を下げてほしいと、
向こうからすれば食品の関税率を下げてほしいって、
これはぶつけっこするわけですけど、
落としどころってある程度あるわけですよ。
その中で譲れるとか譲れないところっていうのと、
譲り方も、とりあえず韓国よりも悪くなかったらギリ譲れると、
その代わりに日本が要求する、
それいくつかの会社からリクエストもらうわけですけど、
そういう玉を持って、結構カードゲームに近い関税交渉ですよ。
スピーカー 1
もっと今やっている経済図書のドキツイやつはもっとハイレベルで、
赤澤大臣がやってるようになって、
これはちょっと違う世界ですけど、
関税交渉ってのは結構カードゲームに近いところがあって、
当時は紙でいっぱい持ち歩きましたから、
ものすごい分厚いバインダーをガンダムに出てくる仲間の横に立てされて、
それが大臣の斜め後ろに座って、
ひたすらでっかいバインダーを持って、
色々とやるっていうのは楽しかったですよ。
スピーカー 2
でも聞かれたりとかあった時に、
そんな紙ぐわーってめくれないから、
やっぱり頭にものすごく入ってないと答えられないんですよね、即答で。
スピーカー 1
結構即答してましたよ。
ブルネインとかってちっちゃい国が、
自分たちは韓国にこういう情報、
こういうふうな状況、条件で与えたんだとかっていう時に、
間違ってる、お前間違ってるから確認しろっていう風に、
ブルネインの役人に行って、
ブルネインの偉い人が後ろに確認させたら、
間違ってましたって。
スピーカー 2
それじゃあ裏側にいる人同士が、
どれだけ相手の手札とかを読んで、
どこまで相手はギリギリまで、
次はもうこのカード切ってきたら、
次はないなとかっていうのを読み合ってて、
表にしゃべってる大臣とかがしゃべってるかもしれないけど、
実は裏側同士がやってるってことなんですね。
スピーカー 1
関税講師とは細かいのが楽しいんですよ。
でも細かいとはいえ、
企業からすればめちゃくちゃ同じなんですよ。
関税の1%は法人税の10%に相当するって言っていて、
だいたいインパクトはそのくらい違うんですけど、
なのでこの時トランプがね、
ものすごい関税院っていうのはすごい話なので、
もちろん1万のうちの1つかもしれないけど、
それを扱ってる人からすれば大事なので、
やりがいありましたよね。
スピーカー 2
でも大きな法人というか、
国レベルもそうだし、
いろんな企業からの話とかを含めて、
ここは守らなきゃいけないというか、
大法人というか、
そういうのを持った上でやっていくって感じなんですか?
スピーカー 1
それはまさにね、
日本の場合は4つの省庁を中心に、
外務省、財務省、経済産業省、農水省がぶつけっこして、
とりあえず今回の交渉はこれを勝ち取ろうとか、
いうのをやっていくんですけど、
ただ経済産業省が攻めで、
農水省が守りになりがちなんですけど、
国と国で交渉する時には、
攻めと守りがごっちゃになったパッケージをいくつか用意しておくんですよね。
そこでね、やっぱり1万業務やってるとミスを受けるんですよ。
ミスを受けて面白かったですよっていう、
経済産業省の人間も農水省の商品詳しくなるんですけど、
日本は最初に関税下げるのがやりがちなんで、
エビの調製品が最初で、
あとエンゾウナス、塩漬けのナス、
これは最初に関税下げ、
1%しかないんだけど、
インパクト大きいとかっていうのでやっていって、
その次タコとか切るんですけど、
タコの関税率とか下げるんですけど、
パッケージの順番間違っちゃったりして、
すみません、間違ったタコの関税下げてしまいました。
その時はもうチームなんで、農水省の人も、
むむ、それは仕方がない。次行くぞって言われるとか、
結構それだけ10カ国で1万業やってる人いると、
現地で徹夜でパッケージを作ってくるんですよ。
現地って向こうからあれよこせ、これよこせが来るんで、
それを受けて現地で1万業を処理するパッケージを、
1の家、2の家、3の家作るんで、
スピーカー 2
これでもうれいに戦争だね。
でも今はきっとAIとかでめっちゃ簡単に。
確かに。
スピーカー 1
入れたら多層複合的なパッケージがダダダってね。
一瞬一瞬。
FTA3年とか5年かけて1個の協定作ってきたんですけど、
私の持論ですけど、
関税交渉はAIで5分でできると思いますね。
5分でもうFTAはできると思ってます。
関税の部分だけはね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
っていう時代ですけどね。
これから変わっていくかもしれないから。
いやでもものすごく脳が鍛えられそうな。
スピーカー 2
それを3年間いらっしゃったわけですけど、
3年って限られた時間ですけど、
もう本当に入って、
かなり早い段階からその役割を担うようになった。
スピーカー 1
最初半年とかはもう意味わからんかったです。
つらかった。
本当に。
まず売上とか利益って言葉が出ない世界なわけですよ。
経済産業者なんで言っても経済産業の世界ですけど、
まあ言葉が通じないですし、
最初はつらかったですよね。
でも半年後からは楽しくて。
役所ってだいたい2年で人が入れ替わるので、
2年ごとに移動しますから、
2年以上いる人間っていうのはその部門で最長老になってくるんですよ。
そっからがね、楽しくてしょうがない。
やりたいことですよ。
みんな優秀な役人ですし、
経済産業者に長くいる方ですけど、
この部署には私より後から来てますから、
そっから先はね、楽しくてしょうがなかったですよ。
そうなんだ。
スピーカー 2
でも楽しいと思う人ばかりではないですよね。
スピーカー 1
半分の人は早く出港元に帰りたいって思ってるでしょうからね。
スピーカー 2
なかなかヒリヒリする。
そうですね。
スピーカー 2
そのプライスレスなご経験をして、
でも3年経ったら戻りますよって、
スピーカー 2
それはもう任期として。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
で、そのキャノンに戻られた。
スピーカー 1
戻ってM&Aをやってましたね。
交渉から交渉に出すんですけど、
まずM&Aで、ジャパンディスプレイっていうのはできる前に、
キャノンがヒタチディスプレイってとこを買収して、
500億円くらい入れたんですけど、
そのM&Aを交渉していって、
それこそね、最後500億円の振り込みは私がする。
正確に言うと株式公勘の紙を持っていく役割なんですけど、
そういうのをやったりするとか、M&Aをやったりしてたのが1年間だけですね。
で、その後AD化に。
スピーカー 2
そうですよね。
ちょっと別のポッドキャストに行った時には、
その時AD化に戻ろうという選択肢の前に、
前にとか並行してなのか分かんないんですけれども、
経産省に行こうかな、戻ろうかなって思われた。
スピーカー 1
中東国家一種っていう、いわゆる古い言葉で言うキャリア官僚の
中東の試験っていうのがちょうど始まった時で、
私、第1号になるのかちょっとよく分かんないんですけど、
2つしかない枠のうち1個合格いただいたんですよね。
それはアンフェアで、直前まで警察専業省で一応活躍して、
スピーカー 1
私、あんまり八木良大臣に可愛がられてたので、
民間から来た係長とか細高クラスが大臣に可愛がられてまずないので、
そんな人間が1年経たずして採用面接受けに来たら、
スピーカー 1
壊れ穴に浮かるんですよ。
もちろんフェアに面接なんかもやってますけど。
っていうので、警察専業省に戻ろうと思ったんですけど、
ちょっとね、コンサルも同時に、
警察専業省に受かるかも分からないですから、
同時に受けてた中で、ATカーニュというところにご縁をいただいて、
2つ選択肢ができてしまい、
そう考えた結果、ちょっと警察専業省には頭を下げて、
すいませんちょっとコンサル行きますと言ったら、
ものすごく怒られましたけど。
スピーカー 2
それはなぜコンサルの方を選択されたんですか?
スピーカー 1
当時はキャリアの過逆性不過逆性って結構大事で、
要はこれ行った後こっち行けないだろってあったわけですよ。
昔ってやっぱベンチャー行った後、
トヨタ入れないだろっていう時代だったわけですから。
年齢もあって、
30私当時なるかならないか、
30ちょっとぐらいだったんですけど、
時に戦略コンサル行かないと、
役所に入った後、1年2年で辞めないですから、
そっから5年10年経ってもう1回役所辞めて、
40近くなって戦略コンサルってちょっとないだろうと思って、
コンサルに入りながら政府に貢献しようと思ったので、
一応そういう自分の中では、
キャリアとしては先にコンサルにしようと思って、
結果としてその後ずっとまだ役所、役人っぽく今やってますけどね。
スピーカー 2
先に言っておっしゃったのは、長期的なビジョンとして、
こうなりたいっていうのがハニウッドさんの中にあったってことですか?
スピーカー 1
やっぱり政府とか、
国に広く役立ちたいと思っていたので、
コンサルの後なのか、コンサルしながらなのか、
そういう政府の立場なんかも、
持てたらいいなとは思ってましたよね、なんとなくね。
国の役に立ちたいっていう思いは、いつ頃から?
それは経産省の中にいる時なのか、もっとそれ以前なのか?
スピーカー 1
まあでも、リアルに想像できるようになったのは、
経産省に行ったことによってでしょうね。
スピーカー 1
正確に言うと国というのが、
政府という意味よりも、広く世の中という意味なので、
別に日本を超えた世界も含めてですけどね。
スピーカー 2
社会的に意義のあることといいますか、世の中の役に立ちたい。
スピーカー 1
特定の商品にあんまり思いが、
車屋だったら思ったかもしれないですけど、
カメラは好きでしたけど、
特定の商品のマーケティングよりは、
広い市場を作るとか、産業にとかの方が好きだったんでしょうね。
スピーカー 2
そこへのアプローチで考えると、
経産省に行くよりも、
まずもう少し、
不可逆じゃないというか。
スピーカー 1
やりたいことは、
政府に最初から入っていたらできたのかもしれないですけど、
そこはやっぱりね、
コンサルに対する憧れとかも当時はあって、
ちょうどリーマンが始まった時なので、
その運よくエティカーに入ることができたので、
そこで存分にやってみてというのを、
その時は選んだ形ですよね。
スピーカー 2
これもまた違う世界ですよね。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
カーニーではどういった仕事が起こったんですか?
スピーカー 1
カーニーは、所属としては通信とかハイテク、
キャノンだったので通信、ハイテクという扱いでしたけど、
半分がグローバル展開とか新規事業で、
半分はひたすらM&A、デューディリジェンスみたいなのをやっていて、
とにかく私の中で産業革新機構の仕事を、
多分エティカーに一番やった人間だと思うんですよね。
当時は産業革新機構が一番、
当時の前世紀で、
エルピーダとかルネサスとか、
そういう会社が再編するっていう結構白馬の時期で、
それを片っ端からやっていた感じですよね。
スピーカー 2
結構新聞に義握はしていた時期ですよね。
スピーカー 1
国の仕事は国の仕事で、
他人からすればすごいビッグな緊張することをやっていたんですけど、
エティカーにいる時の話とかも結構緊張する話で、
当時世界2位の半導体のファウンドリーの会社とかを、
産業革新機構が売成するんだと。
結局無くなったので、時効なんで言っていいですけど、
そういうのを自分がマネージャーの立場で、
産納税というかミルピタスというところに行って、
英語でデューデリジェンスするとか、
今考えればよう頑張ったなと思います。
スピーカー 2
それだけの経験を経産者の中でされてきて、
もちろんキャノンの中でもM&Aとか大きなM&Aを担当されてきたっていう経験があっても、
あたしそれは全然違うスキルとか、
スピーカー 1
違うものが要求される感覚がありました。
ありましたよね。
エティカーニーの産業革新機構の仕事だけじゃなく、
戦略コンセプト、当時のそれこそ、
俺が若い頃は遠くですけど、
本当気持ちとしては、
ワンプロジェクト終えるごとに、
本当ね、戦争から帰ってきた気持ちになったんですよ。
で、今回も生きて帰ってくれた。
でも次はもう生きて帰ってこれないんだろうなって思いながら、
次の招兵がもういわゆるっていうのをずっと繰り返して、
いつか僕は死ぬんだろうけど、
今回は生きて帰ってくれたっていうのをずっと繰り返してた気持ちでしたよ。
スピーカー 2
なるほどね。
なんか分かる気がする。
スピーカー 1
そこまでそうかどうか分からないけど、
でもそういう感じだったじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。
なるほどね。
スピーカー 1
いいのか悪いのか知んないですけど、
強くはなりましたけど、
まあ健康な職場じゃなかったですよね。
当時はね。今は分からないですけどね。
スピーカー 2
でも一方で、計算書の時のその経験を含めて、
アドレナリン中毒というか、
ドーパミン中毒じゃないですけど、
生きて帰ってきたって思って、
また行くのかと思いつつも、
そのインターバルが長いのは耐えられないっていうか、
逆にまた戻ってくみたいな感覚はありました?
スピーカー 1
確かにずっと続けるわけにはいかないなと思ってたんですけど、
次のコンサルに転職した時にした理由としては、
ちょっと働き方変えようと思って、
転職した節もあったんですよ。
せっかく出ると言った時はね。
だけど結果として別に暇にしなかったですから自分で。
中毒か分からないですけど、
そういう意味での、
自分で好き好んで、
刺激を作るようになってしまったかもしれないですね。
お二人もそうかもしれないですけどね。
私はね、ここ数年は好きなことしかやってないからね。
スピーカー 2
かなり。
環境を変えてみて、自分で忙しくされたってことですけど、
スピーカー 2
カーニーの時とはちょっと違うアジェンダというか、
ソーシャルインパクトみたいなものを立ち上げられたということですけど、
ちょっと扱うテーマとかも、
立場もパートナーとしてということなので、
ご自分でプロジェクトを設計していくし、
どういうことをクライアントに売っていくか決めていく形になると思うんですけど、
その時にはやっぱりカーニーではできなかったことをやろうみたいな、
そういう感じだったんですかね。
スピーカー 1
カーニーの時に産業革新機構で、
やっぱり日の丸連合的な産業再編に関心があって、
産業を捉えてたんですけど、
そういうことじゃねえなっていう結論に達し、
結局ルールで負けてるからって大きいなと、
反動体一つ見ても思ったので、
なのでルールメイキングっていうのに思いを馳せて、
デロイトって大きいとこ、2、30万人いますから、
何かあるだろうと思っていったら、
結論としては別に何もなかったんですけど、
やっぱり別に私のテーマの大切なエクスパダイザー。
ただ自由にやらせていただいたので、
要するにアジェンダを自分で決めて、
チームを作ってやらせていただいて、
これは本当に恵まれてたと思いますよね。
そこでルール形成、レギュラティストラテジーであり、
ツールを使ったソーシャルインパクトであり、
いろいろとね、いろんな出会いに恵まれてありがたかったですよね。
スピーカー 2
デロイトでされてたことっていうのは、
今の独立をされる前段階の、
共通するものをやってらっしゃったということなんですか?
スピーカー 1
共通あると思います。
当時はやっぱり自分で考えて、
やっぱり世の中に必要なものをデザインしていた時代ではあるので、
なので当時いたメンバーが今のうちの会社には一定すいますし、
そういう意味では言い場でしたよね。
スピーカー 2
それがでも10年前ぐらいですか?
スピーカー 1
そうそう、2013年にデロイト入ってますから。
スピーカー 2
そうですね、13年。
その頃と10何年経つと環境も変わってきて、
よりソーシャルインパクトに対しての注目度が上がってると思うんですけど、
十数年前はまだそこまでピンとこないクライアントも多かったんじゃないかなって気がするんですけど。
スピーカー 1
本当そうですよね。
CSR一つ取っても、儲かったらやるんだっていう。
CSRはレスポンシビリティですから、
儲かるか儲かなかろうがやるのがレスポンシビリティですけど、
そのあたりがずれは感じた時はありますし、
ただSDGsっていう謎の日本で流行ったカラフルバッジがあって、
あれで少し流行りにはなったのはありますけど、
ただ本質的に世の中の社会課題解決っていうものを
ちゃんと経済合理性ある形でっていうのは、
そんなに日本が進化したとは今でも思ってないので、
まだまだここからチャレンジは多いと思いますけどね。
スピーカー 2
起業をされるっていうのは、もちろんアジェンダが連続的にね、
もともとやってきたことから起業するってことなので、
そこは別にジャンプがあるわけではないと思うんですけど、
でもこれまでそれなりに大きな団体の中で、
外資系のたくさんのコンサルタントがいて、
リソース、使えるリソースはあるぞっていう状態の中でやってきたところから、
起業するってなると、またこれはこれで一起業家としての
チャレンジがあったんじゃないかなと思うんですけど、
そこはどうですか?決意が必要でした?
スピーカー 1
決意も必要ではありました。ちょうどコロナ禍だったんで立ち上げたのが、
周りは心配しましたですよね。
ただ決意の中で迷いがなかったのは、
プロフェッショナルとしての10年後の自分に説明つくかどうかということを考えて、
これやっぱりね、IP、知的財産ではあるんですよ。
うちの大きいファームにおいて、いろんな出会いに恵まれて
自分の知的財産ができている面は一定あったと思いますけど、
やっぱりIPの所属が大きい会社になるっていうのは、
やっぱり自分の出しているアウトプット的には説明つかないと。
このIPは自分のものであるっていう、
やっぱりそこは一定思いが出てくるようになって、
それこそテレビ出てるより増えてきた辺りからですね。
なので独立した方がと。
なのでうちのオールスコンサルティンググループももちろん会社なので
IPは会社に所属するんですけど、
中にいるメンバーがいろんな世に発信しているところの
名義でありIPでありっていうのは
かなり個人のプロフェッショナルにちゃんと紐づくように
やっぱりそこはしないと
会社が搾取してはいかないと思っているので、
もちろんね、どこにIPが所属しますかって
リーガリー言うとすれば会社なんですけど、
極力プロフェッショナルがちゃんと自分の名前でできるようにはしたりとか、
その辺は自分が独立した理由の一つでもあるので、
そういう意味では別に迷いはなかったですけどね。
スピーカー 2
独立最初にもうじゃあ何人かと、
もう複数人でも一気に独立されたんですか?
スピーカー 1
最初は私プラス5ですね。
ただまあ引き抜き行為は禁止されてございますので、
そこは個人がねっていうことですけど、
まあそういう私プラス5で、
たまたまね今でもそうなんですけど、
うちジェンダーバランスがちょっとおかしいことになっていて、
30人くらいいるうち男性6人くらいしかいないんで、
先客コンサルの中で結構異常なジェンダーバランス、
20何人ほぼ女性なので、
そういう意味では、
最初のもう私プラス5人の女性だったんですけど、
スピーカー 2
そうなんですね。
スピーカー 1
今でもその掃除系の間も大きくなっていってるんで、
扱ってるテーマが人権とかサスペラビリティとか多いと、
受けに来る人自体が、
そもそもジェンダーとして偏りがあるっていうのはありますけど、
ただ多少ねプライドもあって、
ひと頃そのうちのこのジェンダーバランスでも、
マッキン勢より一人当たり売り上げ高かった。
今ちょっとさすがにつらいんで何年かしてますけど、
いう形にするっていうのはやっぱりね、
こういうジェンダーバランスだから産むんではなくて、
ちゃんとこれで戦略コンサルとして、
ちゃんと戦って勝っていけるっていうのはね、
証明したいと思いますよね。
スピーカー 2
バックグラウンド的にはコンサル出身者が来ることが多いんですか?
スピーカー 1
コンサル出身者はでも3分の1か半分ですかね。
役人出身がちょこちょこいたりとか、
あとは事業会社ってちょこちょこいなくはないですね、とかですね。
スピーカー 2
その役人出身者で、やっぱり経産省系とかもいろいろなんですか?
スピーカー 1
いろいろです。今は経産省もいますし、
総務省、内閣府、財務省、そして最近だと防衛省とかも。
まあ面白いですよね。
スピーカー 2
いやでも重要ですよね。
すぐその知性学のところで。
スピーカー 1
そうそう。学びになります。
スピーカー 2
ちなみにオールズはどういうネーミングの?
スピーカー 1
聞かれますよね。もちろん知恵の神様とかね、
かっこいい説明あるんですけど、せっかくなんで本音を話すと、
いろいろ考えたんですよ、その会社名をね。
さっきのいろんな柱の仕事、人権なルール形成だ、知性学だ。
これを一言で表す言葉が思いつかなかったと。
あえて言うならばレシプロカルって言葉は好きだったんで、いわゆる語形的なとかね。
だからレシプロカルって言葉自体は使おうかと思ったんですけど社名に。
ただレシプロカルコンサルティングとか意味わかんないですし日本だと。
なのでっていうのと、あと事業ドメインを社名にしてしまうとそれに引っ張られると思ったんで。
我々まだ若いのでこれから変わっていくだろうとした時に事業ドメインを社名にしないって決めた瞬間何でもありになるんで。
フクロウが可愛くて好きだから。
かわいいじゃないですか。
かわいいですよ。
めっちゃかわいいのよ、お目目が。
でね、ロゴは面フクロウっていう細いやつじゃなくて、お目目ぱっちりきれいにしたいなと思ったんで。
どっちかっていうとすっちょ前面に立ててるアフリカのコノハズクとかいろいろいるんですよ、ミミズクの種類とかで。
お目目ぱっちりの子が可愛いです。
スピーカー 2
かわいいからだって。
あと言うても猛禽類なんで強いんですよ。
確かに。
スピーカー 1
なるほどなるほど。
イーグルとかコンドルとかファルコンとかいったら中二病みたいな。
スピーカー 2
確かにね。
そうかそうかそうか。
優しい感じが、見た目ちょっと優しいんだけど。
かわいいけど強い。
そういうことだったんですね。
なるほど。これなんかの略とかなのかな。頭文字とかなのかなと思ったら。
全然違う。
スピーカー 1
フクロウが可愛くて好きだから。
スピーカー 2
ロゴも作りやすいですよね、もうフクロウだから。
スピーカー 1
かわいいんですよ。
スピーカー 2
なるほど。
知性学、人権の分野が女性がものすごく多いってことで、
人権女性多いってのもすごくイメージつくんですけど、
知性学の方も女性多いんですか。
スピーカー 1
半々ぐらいですかね。
一人水穂創権で長くやっていた私よりも先輩の年も上の
本当に専門家を参考の例で3、4年前に招き入れて、
その人の相当リーダーシップ、菅浦さんって言うんですけど、
その人の相当リーダーシップのもとに私も全く詳しくないわけではないので、
混ぜながらいろいろとやったりとか。
ただ女性の知性学の専門家もうちにはいますから、
そういう意味だとうまいバランスかもしれないですね。
スピーカー 2
なるほど。
ちょっと2本目はここまでにしたいなと思うんですけれども、
3本目は全く別の観点から、菅浦さんがキックボクシングやってるっていう
格闘家だっていうのがあってですね。
なんでっていう話を。
スピーカー 1
そんなお話しが良ければ。
スピーカー 2
そんな話を次回ちょろっとしたいなというふうに思います。