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Dialogue cafe 筋書きのない対話から新しいアイディアと自分自身に出会う場所
この番組は様々なテーマで楽しみながらお届けします。
では今回は岡橋惇さんをお迎えしての第2回ですけれども、
ロブスターというニュースレーターやポッドキャストをやっていらっしゃる岡橋さんなんですが、
前回ちょっと出たんですが、イギリスに結構長く中3から向こうの学校に行ったってことですよね?
そうですね。イギリスのいわゆるボーディングスクールに通ってました。
中3から行ったんですか?
中3の6月ぐらいに行って、ちょっと語学学校とか行って、
9月に運良く学校を見つけられて入れた。
それはイギリスの高校にあたるのが中高?
中高。
中に編入した。
だから境がないからってことか。
一応あるんですけど、イギリスの義務教育、中1みたいな。
ちょっと1学年下げて入って、そのプログラムが始まる学年で入りました。
GCSEっていう義務教育官僚プログラムみたいな。
私立行ったようが公立行ったようがみんなそれ受けるんですけど、イギリスの場合は。
ボーディングスクールに行くっていうのは、これはご自分の意思だったんですか?
そうですね。
ちょっと行った経緯はいろいろあって、あんまり話せないこともあるんですけど、
私兄が2人いまして、6歳と8歳離れていて、
私が中2から中3になる間の春休みに、
彼はその当時大学生で、交換留学でオランダのマーストリヒトっていう街に行ってて、
彼を訪ねに行ったんですよ、春休み。
行って、大学案内してくれたりとか、あと校内にあるカフェとか連れてってくれて、
本当にオランダですけど、いろんな国の人たちがいて、すごい楽しそうにしてるけども、
自分は会話に参加できないし、いろいろ聞かれるけど答えられない、英語喋れない。
普通の中2の男子中学生って。
公立中学生ですか?
中学は私立行ってたんですけど、
その時に、世界中に友達できたらめちゃめちゃ楽しそうだなと思って、
留学したいなと思いました。
その後、ちょっといろいろあって、じゃあ行くかってなって、
2ヶ月半後くらいにはイギリスにいました。
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そうなんだ。
話せる範囲で。
海外に行きたいなって思いがあったとしても、
どのタイミングで行くかって、
例えば大学とか、高校1年間交換留学とかある中で、
結構中学って早い感じがするんですけど、
特に親目線だと。
それは何故今だ?
ちょっとそのタイミングがあったっていう、
いろいろあったのがあるんですけど、
行ってた中学を辞めるってことになって、
僕東京出身なんですけど、
行ってた中学って茨城の筑波市にある学校で、
寮生だったんです。寮の学校。
なので、そもそも親元離れてたってことがあるんですけど、
で、辞めます。
東京の実家に戻ってきて、
普通に公立の中学行って、
高校受験するか、
もともと行きたいなと思ってた海外だけ。
極端な二択ですけど。
って思って、
その当時僕ラグビーすごいやってて、
すごい学校も強かったし、
普通に全国大会とか出るような、
ラグビーやりたいなと思ってたんですね。
なので、ラグビーと言えば、英語圏と言えば、
オーストラリア、ニュージーランド、イギリスみたいな感じで、
正直その違いほぼ分かってなかったです。
当時は。
父親に相談したら、
クイーンズイングリッシュとか
ブリティッシュイングリッシュ
喋れた方がいいんじゃないみたいな感じで、
じゃあイギリスか、OKみたいな感じで、
検討が始まったっていう感じです。
まだ早いとかそういう感じでもなく、
割とポジティブに。
全くなかったですね。
でも中学からね、全寮生の学校。
11からね。
行ってるわけだからね。
それは中学受験して入ったってことですよね。
その茨城の学校に行くのは、
それもご自分の意思ですか。
僕の2人目の兄がその学校に通ってたってのもあるんですけど、
2人とも中学から親元離れてるってのがあるんですけど、
都内の学校も受けましたし、
茨城の学校も。
都内の学校全部ダメだって、
最終的にそこしかなかったっていうのがあれなんですけど、
そういういろんな流れがあってそこに行き着いたっていう感じです。
でも中学生から親元離れるっていうのは、
ご家庭ではお兄ちゃんもやってるし、そんなもんかみたいな。
そうですね。
あんまり抵抗はなくて。
あんまりそこに対する抵抗とかはなかったかもしれない。
で、その環境が海外に変わるだけじゃんっていう、
そんな感覚。
大きな変化ではあるけど。
めっちゃ大きいですよね。
そんな感じですね。
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寮単体で見たら、
日本の方が自分で洗濯しなきゃいけなかったし、
冷蔵庫もなければなんもなかったんで、
こっちの方がいろいろやってくれるね、みたいな。
イギリスの学校は感覚はありましたけど。
で、その学校選びとかって、まだネットそんなに…
ないので、一応そういう留学専門の支援会社というか、
サポート、いろんなビザとか、
あとイギリスって未成年だとガーディアンっていう、
リーガルガーディアンっていう、
現地の親代わりになってくれる人がいないといけないんですけど、
そういうところとマッチングしてくれたりとかっていう、
結構お世話してくれる会社があって、
そこにまず話を聞きに行って、
そこも知り合いがすでに行っている方がいらっしゃったので、
紹介してくれてって感じでした。
でもさっきのお話だと、
行ってから学校を見つけたってことですよね。
本当は9月に入学したければ、
結構前の1月とかから行ってないといけないんですけど、
急に行くって決めたので、
5学がついて、
行ってから空きがある学校とかに、
面接してもらったりとかテストしたりとかで、
5学学校行っている途中に決まったって感じ。
それ自分でやってたんですか?
それも会社がやってて、
こういうところがあるよって。
5学って、5学学校行ったってことですけど、
オランダ行ったときはそんな喋れなかったってことですね。
全く喋れないです。
英語力ってそんなになくても入れるんですか?
入れましたね。
なぜか分からないです。
試験はどういう感じなんですか?
試験があったところは、
ちょっとあんま覚えてないですけど、
普通に筆記試験と、
あとエッセイみたいな感じと、
あと面接もあったり。
学校見学に行って、そこで先生と話してみたいなのがあったんですけど、
ほぼ喋れないです、正直。
なので、ポテンシャル採用じゃないですけど、
大丈夫っしょみたいな感じで、
日本人は真面目だし大丈夫っしょみたいな。
あとはレファレンスというか、
もともと行った学校の英語の先生に
レファレンスデータ書いてもらったりとか、
そういうプロセスはあります。
そうなんだ。
私立のウォーニングスクール?
そうです、はい。
いわゆるハリーポッターみたいな、
400何十年歴史が、
男子校ですか?
教学でした。
もともと男子校の学校ですけど、
確かイギリスで初めて教学がしたウォーニングスクール。
そうなんですか。
440年くらい歴史があって、
すごいどいなかにあって、
量によってつけるネクタイ。
まさにハリーポッター。
僕の量は緑のネクタイ。
上学年になると、
監督生はそのネクタイ。
へー、ハリーポッターだ。
Rで始まるところ?
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違います、じゃないです。
僕の学校はオーカムっていう、
ラグビースクールとか近いですけど、
ミッドランド中部にある学校でした。
その街も、
オーカムって街があるんですけど、
それも学校があったからできた街です。
じゃあ本当に学校の中だけで、
すべてが、
外に出ることって滅多にないって感じですよね。
近くのスーパー行ったりとかあるんですけど、
学校の中にもそういう、
もちろんほぼみんな寮生なんで、
学校の中で完結するっていう感じ。
今ってイギリスのボーティングスクールって、
結構中国系も含めてアジア人多いって聞きますけど、
当時っていましたか?
当時も香港出身の子とかいっぱいいました。
あ、そうなん。
香港だと英語をしゃべれるから。
あとイギリスの国籍持ったりするので、
ピーターとかが学ぶ。
その当時の香港人は結構返還前に、
イギリス国籍持った。
だからアジア人と言っても、
ちょっとイギリス文化を知ってる人たちですよね。
高校になると、
IB、インターナショナルバカロリアやるために、
ドイツ人とか結構ヨーロッパの人たちが来たり。
あとロシア人とかも。
でも日本人は他はいらっしゃらなかったんですか?
何名かいましたけど、
私が入った当時は、
日本人男子第一号みたいな感じです。
女子生徒はいましたけど。
でも英語全く分からない中で入って、
どうでしたか?授業とかも最初分かんないでしょ?
授業分かんないですし、
授業にもたどり着けない。
たどり着けない?
日本ってホームルームで先生が入れ替わりじゃないですか。
教室に。
大学みたいな感じで、
生物の授業はここ行って、
国語はこっち行ってみたいな感じで、
休み時間はみんな寮に戻ってくる感じなんですね。
チャイム鳴るんですけど、
いきなりみんないなくなったぞみたいな感じで、
そしたら授業始まってて、
でも自分の授業が最初何かも分からないし、
どの教室に行けばいいか分からないから、
一人取り残されちゃって、
みんなその話してたと思うんですよ、周りで。
でも英語分かんないから。
いきなりみんないなくなったみたいになって、
両母さんに聞いたら、
こここうだからここに行きなさいみたいな感じで、
そんな感じでした。
英語が分からない人をサポートしてくれる担当みたいな人はいないんですか。
いなかったかな。
いないですね。
全部自分でやるしかない。
友達も最初はいないって状態ですか。
なんとかなるっしょってみんな思ってると思うんですけど、
若いし、そうなっていくっていうのは結果として分かってる。
それなんかホームシックじゃないけど失敗したなとか思いませんでした?
もう嫌でしたよ。
12:02
でも英語で話したくて行ったんだよね。
英語というか、
友達作りたいなと思って。
それはそうでした。
あとラグビーやりたいっていう感じ。
あと授業をたどり着けても、
国語の授業とかシェイクスピアだったりするから、
もう英語も違うもんね。
英語も違うし、
あとスペイン語の授業とかあるんですけど、
英語も話せないのにスペイン語を英語で学ぶ。
夢ですね。
そういうのが大変でしたけど、
まあなんとか。
どれくらいで軌道に乗ってきたんですか。
9月入学で全然喋れない時期が続いて、
12月クリスマス休暇があるので1回帰ってくるんですけど、
その手前ぐらいに夢を英語で見始めたんですよ。
そこが結構自分としては覚えているターニングポイントで、
そこからどんどん上達しては壁にぶち当たって、
上達してはこういう感じではあるんですけど、
それはすごい鮮明に覚えています。
3ヶ月、3、4ヶ月ですね。
6月に入ったら半年ぐらい英語付けの生活で、
ようやく夢を英語で見るようになった。
でも英語を学ぶって言っても、
話せない人に、語学学校は教えてくれると思うんですけど、
学校へ入ってしまうと英語を学ぶっていうか、
体験の中で学ぶしかないってことですか。
そうです。
全然別に英語の授業があるわけではないってことでしょ。
話せない人に対するっていうのはないわけでしょ。
じゃあもう、ただただ…
平行して読学っていうか、
学習的なものをやってたんですか。
いや、やってない。
何もやらずに、ただもう行ったら、
なんか気が付くと話せるようになっていったってことですか。
多分そうですね。
でも授業について行くとか、
行こうと思うための、例えば予習とか、それ自体が…
そう、できないもんね。
でもそれ自体が…
勉強になるってことね。
そうですね。
なのかもしれない。
日本語喋る機会はほぼないので、周りにいないので。
でも15歳とかだと、3、4ヶ月で、
半年か、6月か、半年で、
それぐらい行けるもんなのかな。
あと、当時って、それこそ日本と連絡取ろうと思うと電話…
電話カード、KDDIにかけてつないでもらうみたいな。
そんななんか今みたいに…
LINEとかないし、スマホもないし。
ヘースタイムとかもないから、
そんな気軽にも連絡取れないじゃないですか。
確かに。日本語に触れることがないですよね。
Wi-Fiとかなかった。
寮の中にパソコン3台ぐらいあって、
それは使えたけどって感じでしたね。
ネット通じて繋がってなかった。
そうですね。
全然日本とも、お母さんとかご両親とかともそんな話さず?
15:02
ですね、はい。
一回も、私は電話してましたけど、
母親から電話かかってきたことないです。
えー!
お母さんもすごい…
たくましい!
いつ電話したんですか?
私からは結構2週間に1回とか、
週末の時間とかはしてましたけど。
お母さんはもう別に、
大丈夫でしょう、行ってらっしゃいみたいな感じ?
そんな感じです。
そういうお母さん、割と独立心の強い。
そうですね。
お母さんは働いてらっしゃるんですか?
いや、専業主婦で、
でもなんかすごい他趣味な人で、
友達のギャラリー手伝ってたりとか、
なんかそういうのが好きなタイプです。
だって息子さん3人もいて、
3人とも割と早かやと手元を張られちゃって、
結構お母さんね、自由が早くやってきたみたいな。
そうですね。
でもなんかすごいそこで、
親がなんかこう、
大丈夫?大丈夫?みたいな感じになられるよりも、
どっしりしてる方が、
なんかこう気持ちが落ち着く気がするなと思って。
ちょっと今自分が、
逆に親の立場だったらと思って聞いてて、
なんかすごい、大丈夫?食べてる?とか、
いろいろ言っちゃいそうと思って。
毎日アメリカに息子ちゃんが行ってた時、
LINEでやりと言うような。
でも全然連絡してくれなくて。
してくれなくて。
お母さんしちゃうみたいな。
そう、なんか元気?みたいな。
送っちゃうみたいな。
そうそうそう、送っちゃう。
なるほどね。
ラグビーもやりたかった。
ラグビー部に入ったんですか?
イギリスです。
イギリスで。
イギリスは部活って概念がなくて、
冬はみんなラグビーやる。
春の学期はホッケやる。
夏は陸上学リケットやる。
みたいな感じで。
体育みたいな。
体育の延長です。
部活ってないんだ。
その中で上手い子たちとかは、
ファーストチームとかにセレクトされていて、
個別の練習とかあるんですけど、
あんま選ぶというよりはみんなやるって感じです。
その中でも本当にラグビー嫌な子は
違うことできるんですけど、
基本ベースのものは季節によって変わってくる。
そうなんですね。
そっかそっか。
なんかね、部活とかに入ったら
友達もすぐできそうな感じがするなって。
なのでラグビーは、
みんなやるんで、
その中で上手ければ友達になる。
お前ラグビー結構できるぞみたいな。
喋れないけどできるじゃんみたいな感じで。
なので何かスポーツでもいいし、
音楽でもいいし、
何か得意なことがあると
非言語でコミュニケーションできることがあると
すごい大きい。
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それは大きいね。
確かに。
それはそう。
そっか。
そこからコミュニティーができて。
あと子供たちって
何かそういうのできる人に
ちゃんと一目置くっていうか。
リスペクトしてくれる。
だからあれか、
子供を将来ボーディングスクールに入れようと思ってるうちって
子供にバイオリンやらせたりとか
結構そういうご家庭が多いなっていう印象があるんだけど
それはそういう時のためなのかな。
それもあるのかな。
でもやっぱり自分自身も
好きなこととか自信があることみたいなのがある方が
よりどころになるし
絶対そのコミュニティー作る上でのフックになるし
すごいね。確かにね。
そして非言語っていうのがいいね。
そうだよね。
確かに。
喋らなくても伝わる。
なるほどね。
英語はでもだんだん上達もして
でももうそこで
イギリス行っちゃったら
大学も基本的にはそのまま海外の
普通そうなりますよね。
そうですね。
一瞬その日本に戻るかどうかとかって
考えたりはしなかったんですか?
大学でですか。
あんまりなかった気がします。
じゃあもうそのまま。
はい。
なんかボーディングスクールだけでイギリス生活終わっちゃうと
本当に閉じられた世界なんで
僕はなんかもっと
もともと東京出身ですし
ロンドンに行きたい。
田舎だからね。
確かに確かに。
すごいコントロールされた。
確かに高校生。
イギリス行って社会と接したいみたいなのは
ロンドン行って大学入って
あとボーディングスクールに来てる子達ってやっぱりすごい
アッパー層の人たちも多いし
価値観もすごい
白人が多いしとか
あるバックグラウンドが結構
一緒の人たちが多いので
なのでちょっともっと
違う人たちと
アッパーありたいし
ロンドンに住みたいなっていうのは
大人になりました。
確かにね。
中高の生活の話に戻ると
日本で私立の中学に
2年間行って
で、4年間
イギリスで
比べると
相性とかもあると思うんですけど
イギリスの方は
日本の中高と比べて
こういう特徴があったなとか
こういうところが自分に向いてたなとか
そうだな
何かあるかな
でもみんな
試験はするし
それに向けて勉強するし
基本的なところはそんな変わらないんじゃないかなと
結構ボーディングスクールの子って
大学受験もそれなりに大変だし
みんな勉強してるっていう感じですか
そうですね
みんな大学行くって感じなので
なるほどね
21:01
でもより
生徒たちに
委ねられてた
監督生が
下級生の面倒を見るとか
勉強を見るとか
寮だと沈黙の時間みたいなのがあるんですけど
勉強する時間
それも監督生が
ちゃんと静かになってるかを
マネージする
なるほどね
あとは何だろう
結構キャリアを考えるイベントとかはあって
自分が興味ある業界の
知り合いを呼んできて
一緒にディナーして
その仕事について聞くとか
あと成人の話でも
例えばイギリスで選挙が
行われてる期間と同じ時に
その
議事立候補になって
演説をして
そしてみんなが投票する
そういうもうちょっと社会と
接点のあるようなイベントが
多かったかもしれないですね
あとは環境は
抜群にいいですよね
芝生の
例えばラグビーとかピッチが10面とか
あるので
10面とかすごい広大な
敷地があるんで
そういうのもそうですし
そういう設備面は
充実してました
週末は
基本フリーなんですか
基本フリーです
あんまりやることないんですけど
みんなでスポーツしたりとか
プール入ったりとか
スパッシュしたりとか
あんまり外に遠くまで
ロンドンに行ける距離ではないかもしれないけど
あんまりないですね
そういうイベントが
あるときはあるんですけど
基本学校の周辺に
そういう感じでした
それじゃあ親は安心
変な
変なものに
触れることはないっていう
安心感はあるかもしれないけど
あとイギリスの学校って学期の途中に
ハーフタームって1週間休みがあるんですけど
その間は僕の場合は
ガーディアンのお家に
1週間お世話になって
いろんなとこ連れて行ってくれたりとか
旅行に連れて行ってくれたりとか
その家の
子供みたいな感じで
日本人学校?
いや本当にイギリス人
大学は
イギリスの大学に
行く人が多いんですか
それとも結構例えば
アメリカの大学とかヨーロッパとか
今はちょっとどうか分からないんですけど
その当時は
ほぼイギリス人
だったので
イギリスの大学が多かったですね
今は
僕がいた頃に
IBが導入されたんですよ
イギリスはイギリスAレベルっていう
IBのような
高等教育のプログラムがあって
それをやってしまうと
イギリスの大学しかアプライできないけど
24:01
IBを持ってると多分全世界の大学がアプライできるので
アメリカとか行ってる子も
増えてるのかもしれないですけど
学費がイギリス人だと
イギリスの大学すごい安いので
私立でも安いんですか
イギリスって私立の大学ないんですよ
全部国立の大学とか
あるんですけど
全然そのグレードとしては
高くないので
そうなの?知らなかった
オクスポールとかケンベリッジとかあれ全部国立なの?
国立です
皆さんが多分知ってるような大学全部国立で
そうなんだ
イギリス国民とか
EUの人たちも同じ価格で
数十万円年間
その前は
1000ポンドとか
その数年前は
全部無料だったんですよ
イギリス人だったらですか
EUだったら
日本人だと
EU外だと
高いです
それはイギリスの高校で出てても
国籍が日本人だと
外国人
そうです
香港人の子とかはイギリスのパスポート持ってれば
イギリスプライスで
入れる
なるほどね
大学は
ロンドン
UCL
ユニバーシティカレッジ
専門は何?
心理学
それはどうやって選択したんですか?
やっぱり
日本人として海外で
それが心理学なのか
人類学なのか
ツッコミはやりそうですけど
やっぱりバックグラウンドとか
育ってきた環境で
思考が違うというか
考え方が違うな
人間の心理とか
脳とか
面白いなと思って
心理学を目指した
その前は
映画監督になりたかったので
そういうクリエイティブ系もあるかな
と思ったんですけど
そこで
一番というか
もっとできる人がいっぱいいるなと思って
心理学にして
将来的にそういうクリエイティブな仕事とかを
違った側面から
関わっていけたらいいなと
つながってる
イギリスの場合は
1年生から学部選択がある?
です
高校の時から結構
絞られていて
3科目しかやらないんです
なので
それに応じて受けられる
学部が決まるんです
3科目しかないんですか
選択が専門的になっていて
そのAレベルっていうやつは
最後の2年あるんですけど
1年目は4科目選んで
そこから1個落として
最終学年は3科目しかやらない
受験に必要だとかだけじゃなくて
教えるのもそれだけになるんですか
27:03
例えば
それを選ぶのは人によって違う
例えば医学部に行きたい子とかは
生物科学
数学物理のうちの
2個はやらなきゃいけない
美大に行きたい子はこれをやらなきゃいけない
条件がない学部もあるんですけど
美大に入ってから専門的なことになるので
ベースがないと
ついていけない
地理学部に行きたいんだったら
地理をやってあげない
逆に
日本の学校出て
イギリスの大学に行きたいと思っても
スタートラインが違うから
ファウンデーションは1年挟まないと入れない
イギリス大学って3年なんですよ
教養学部みたいのがない
リベラルアーツみたいのがない
なるほど
高校時代にそれやってねってことなんですね
ベースはちゃんとやっておいてね
心理学だと
バチュラブサイエンスだったので
数学科
サイエンス科目どっちか
一つはやっておいてね
みたいな感じだった気がします
心理学もサイエンスなんですね
日本だと文系ってことになってる
そこ結構大きな違い
それすごい大きいですね
統計とか
入路系だと
農科学
確かに
なるほど
すごい大きいね
サイエンスと扱うのか
文学、哲学みたいな領域と近いように
見とられるのか
日本の心理学のイメージって
半分占いみたいに思ってる人がいる
性格診断とか
占いかみたいなね
バチュラブアーツでもあるし
サイエンスでもあるんですけど
イギリスは結構サイエンスが
色が強い
なるほどね
僕が行った学部はバチュラブサイエンスでした
受験って
イギリスは大変なんですか
どういう形式なんですか
最近もっとすごい大変なってきてる
ニュースとかで
言うんですけど
Aレベルって全国共通テストなので
それで
例えばトップ
ウォークソードとかだと
AAAとってね
4科目頑張ってる子は
それをとってね
学部によって全部条件が決まって
で
アプライするのも
同じ共通システムの中で
で
コンディショナルオファー
条件付きオファーみたいなのが届いて
その後の試験で条件を満たせれば
入れますよ
みたいな感じ
なので
楽っちゃ楽ですよね
日本みたいに色んなところに別に
願書出さなきゃいけないわけではない
なるほど
別に学校別対策とかが
30:01
必要ないってことですね
共通テストでそのスコアで決まる
学校の中でその共通テストで成績が出せれば
なるほどね
でも今
Aとか取っちゃってるので
Aスターとか
そういう
上のところで差をどうつけるか
日本でもそうかもしれない
それなんか別のとこでも聞いたな
アメリカでもそうだって言って
アメリカもその
共通テスト的なもののスコアは
上位層はめちゃめちゃ
ハイレベルだからもう
満点の人がいっぱい続出しちゃうから
差がつかないから
じゃあ別のところでどうするかみたいな
話になってくるっていう
でもさ
それはそれで
なんかありっていうか
それこそ
今の日本の中学受験とかは
そうやって差がつかないから
どんどんそのハードルを難しくして
もう不必要な
満点取れないようにしちゃうっていうね
難しくしてるからっていうところで
負荷が高くなっちゃうよね
そういう意外もある
そういう発想にはいかずに
それはそれとしてあって
別のところでも
別の活動とかで
合わせてみるっていう
それで言うと多分
イギリスの私立の学校は
学業だけじゃないところも
プログラムとして組み込まれていて
公立は全くそういうのがない
スポーツもできない
多分そこがなのかなと
今お話聞いてたじゃないですか
だからいいね
大学に行くためには
そこから始まってるみたいな
欧米だとね
なるほどね
そっか
大学は
ロンドンに住む
ついに夢のロンドンに住めて
楽しかったですか?
楽しかったですね
全くなんだろうな
もっと多様性があるし
イギリス人の中でも
結構よく覚えてるのが
家族の中で初めて
大学に入りました
これまで中卒
親も中卒だったし
おじいちゃんもずっと
ワーキングクラスで
入りましたみたいな
人が同じ学部にいて
お前なんか
何百万も学費で払って
私立行ってたのみたいな
結構敵対心があって
そういう会話があったりとか
今までそんな
イギリス人ですね
イギリスって階級意識が
すごくあるっていう
逆に僕は面白いなと思って
よかったなと思ってたんですけど
そういう
ボーディングスクールだけに
いたら会えなかった人たちも
会えたし
あと海外からやっぱり
いろんな学生がいるので
先週もちょうど学部時代の
シンガポール人ですけど
来てて会ったりとか
未だに仲良くしてます
心理学って日本もそうかもしれないけど
33:01
女性が多くて
9割女性
すごい高いですね
100人中90人くらい女子生徒
イギリスの社会回想みたいなのって
なかなか根強いイメージが
すごいある中で
例えば友達みたいなので
イギリス人は
固まりがちなんですか
回想に
そうだと思いますけどね
逆に
イギリス人じゃない
お母さんとか日本人とか
フラットにどっちとも友達がいる
みたいな感じなんですか
僕はどちらかというと
大学に行ってからできた
友達はイギリス人は少なかったです
外国人
シンガポール人とかベルギー人とか
っていう方が
友達になりやすかった
それか元々の高校の友達
今聞かれて思い出しましたけど
そんな感じ
イギリス人どうなんだろう
考え方的には
イギリス人的な方が多いですか
そうでもない
ロンドンってイギリスじゃないって
イギリス人
ロンドンで普通に暮らしてたら
すごいプログレッシブというか
先進的なマインドを持った人が多いですし
実際に
僕が働いた会社も
イギリス人がマイノリティじゃない
マジョリティじゃないんですよね
みんなワンノブゼムみたいな感じで
ミーティングして6人いたら全員国籍違う
それが普通
ロンドンの感覚はそんな感じ
今聞かれて思いましたけど
イギリス人がどうこうってあんまり考えなかった
なるほどね
ロンドンとそれ以外でまた
全然違いそうですよね
ボーディングスクールの世界と
大学以降の世界って
かなり違う感じ
確かにね
イメージ的にボーディングスクールに
イメージがあるイメージはないね
その話だけ聞くとね
やっぱり白人文化の
上積みというか
むしろそれを醸成する環境
っていうか
そういう感じはするよね
そこに順応できたとは思うけど
別にそれをいいとも思ってない
自分がいる
そういうアイデンティティはありますね
そこに行けばそういうふるまいができる
けど
それは別にそんなに
いいとも思ってない
もっとフラットに
いろんな国籍の人が
いて
グローバルなマインドの方が
36:01
自分には合っている
ボーディングスクールの
同級生たちは今どういう仕事とか
どういう生活をしている人が多いですか
結構家業を継いでいる人もいれば
アーティストとして活躍している
ミュージシャンとして
この間も日本にライブしていたりとか
すごい
芸術系で活躍している
人もいれば
普通に
金融業界に入っている
結構いろんな人がいます
ロンドンで
大学生として
生活を始めて
そこから
途中に
モノクルでのインターンを
始めた
それが大学3年になった
夏休みだったんですけど
日本人の海外大学
在学生って
ボストンキャリアフォーラム
秋にボストンでキャリアイベントがあって
そこに行ったりして
一応日本の企業も就活して
いました
ヨーロッパ系の学生も
ロンドンキャリアフォーラムもあるし
LAとかもあるんですけど
一番本丸はボストン
そこに行くんですよね
毎年
泣いてもらったりとか
私もいろいろ受けましたけど
インターンしたところから
どう?って言われてたんで
せっかくここまで
イギリスにいたから
仕事までできたらいいなと思って
そんな考えなかったです
日本にいたら
最初は大企業入って
なるのかもしれないですけど
全然そんな感覚がなかった
よくも悪くも
なので普通に小さい会社に
入って
入社したり
入社って概念もそんなにないんですけど
同期とかいない
例えばご両親がね
そんな感じは全くないけど
それなりにすごいお金かけて
入学させて
リターンっていうか
そういうのを意識する親もいると思うんですよ
これだけお金かけて
教育やったんだから
稼ぐ仕事やってほしいよとか
こういう道を進んでほしいよ
みたいな
そういうプレッシャーとか期待は
特に感じなかったですか?
全くないんです
もう好きにやればいいよっていう
好きにも別に言わない
どういう接し方ですか?
今父親たかえしちゃってるんですけど
母親から聞いた話だと
父親の
子育てのポリシーが
あるとすると
自分の意見を子供に伝えない
こと
それを聞いたら
全然気づいてなかったですけど
確かに勉強しろとか
結構礼儀とかには
うるさい人
テーブルマナーとかうるさい人だったんですけど
39:01
どんな宿題やったかとか
ここを受けたほうがいいよとか
こういう仕事したほうがいいよ
っていうのは全くなかったんです
っていうのは
母親も多分それを尊重して
あんまり言わなかったと思います
意志を持って
そこは任せるっていうか
何も
その葛藤すらも
あんま見たことないので
できてない
いやぁ
なかなかできないと
ピアノは練習しろとか
そういうのはすごくうるさかったです
お父さんはどういう
系統のお仕事
広告代理店で働いて
日本企業ですか
そうなんだ
ちっちゃい頃にニューヨーク住んでたりとか
海外との
感覚はあって
英語も喋る
あともう一つ言ってたのは
世界中どこ行っても
生きていけるようになってほしい
みたいなことは僕には言わなかったんですけど
母親には言ってたみたいで
その二つが結構私としては
印象に残ってるというか
実体験としてはそんな気づいてないですけど
でもそうだとお父さんって
何考えてるんだろうみたいな
風には思わなかったですか
思いましたよ結構
寂しさとか
イギリス行った後から
それまですごい
僕は父親が怖くて
すごい礼儀とか厳しいので
だけど
イギリス行った後から結構父親と会話を
するようになって
すごいフランクに話せるようになったので
でも本当に何を考えてたか
わからないです
なんか前回ね
本を残す
ニュースレターを残すとか
子供にシェアしたい
っていう話がありましたけど
そういう意味では
お父さんは自分の考えを
全くシェアしてくれない人だった
それは影響してますか
だと思います
お父さんの考えたことを知りたかったな
好きなことは
歌を歌ってたりとか
合唱やってたりとか
そういう行動からは
やっぱり好きだし
のめり込むんだなとか
音楽が大好きでした
何考えてるんだろう
っていうのは確かに
もっとインタビューとかで
しておけばよかったな
背中で伝えてる感じが
すごくあるけど
グローバルマインドだけど
なんだろう
背中で伝えてる感じはしょうがない
面白い
なるほど
イギリスで
仕事を始め
インターンでやってたところに
そのまま入って
仕事は充実してた感じがしますけど
42:03
日本に帰国というか
30歳
そうですね
30歳手前に
天気があったんですか
妻と結婚
するってなって
日本人ですけど
彼女の仕事が医療系なので
ダメスティック
日本の免許しか使えないので
彼女とは出会いは
ロンドンだったんですけど
日本だし結婚して一緒にいたいなったら
僕が帰ってくるしかない
ってなって
奥さんは留学中ってこと
留学中にシリア
奥さんは日本で働くっていうことで
もちろん今後海外行きたいね
とは言ってるんですけど
成り立てだったし
彼女の仕事は
そのままだと海外では
仕事できないので
資格がある
っていう感じです
僕も10年ロンドン行ったし
なんとなく
これぐらいでいいかな
という感じは
ありました
お仕事は
モノクルに
それまでずっとお勤めだったんですね
帰ってきたタイミングで
転職をして
外資系の
コンサルティング会社に入って
その当時仕事の話をすると
コンサル会社がデザインファームを
買収したりとか
クリエイティブに進出して
ロンドンにいた時には
すごい見てて
この流れはグローバルに来るかなと思って
結構大きい台店とかも
イギリスの
買収したりとか
クリエイティブとビジネスの間
で仕事したいなと
思って
ビジネス的な経験が足りないなと
思ったので
そちら側に振って
普通にコンサルタントとして
コンサルティング企業に
転職した
スーツ着るのも初めてでしたし
満員電車に乗るのも
初めてだったし
なるほど
外資系の会社とはいえ
クライアントは日本人が
日本の会社が多いわけですよね
カルチャー違いを感じました?
全然違うし
共通言語がなくてすごく戸惑いましたし
価値観も違うし
規模も違うし
全てが違ったので
最初は本当に大変でした
そうなんですね
本当に
こんな自分仕事できなかったっけ
っていうぐらい
そうなんですか
朝3時ぐらいまで毎日
やってるけど全然できない
日々が
最初の2、3ヶ月
でもまあね
コンサル行った人は
だいたいみんな最初はそう
45:01
だいたいそう
思いますけど
そんな岡橋さんですけど
5時半に帰ってるんですよね
今はね
3時までやってた人が
5時半に帰ってるっていうことで
それはなぜかというと
お子さんのね
3人いらっしゃって
みんな未就学児
そうです
保育園
幼稚園
保育園の送り迎えで
非常に重要なミッションを家庭で
持っているっていう
フルフル友働きのね
次回はね
子育てとか
教育のお話をしたいな
というふうに思います
ありがとうございました