-
-
スピーカー 1
ダイアログカフェ。筋書きのない対話から新しいアイディアと自分自身に出会う場所。この番組は様々なテーマで楽しみながらお届けします。
スピーカー 2
優子ちゃんの幹・肛関開記念3本目。いよいよ過酷な抗がん剤治療へ。
スピーカー 1
そうですよね。抗がん剤のイメージってどんな感じですか。優子ちゃん結構親戚とかも含めてがんの方がいるんだよね。
スピーカー 2
いるいるいる、うちも眼科系だから、私の親戚の方もそうだし、夫のお父さんとかもそうだし、
スピーカー 1
だからなんか、あと友人とかもね、なんでかな、やっぱり口眼剤は本当にきついっていうイメージはめちゃめちゃあるかなぁ
まあ脱毛、髪が抜けるっていう 吐き気とか そうだよね、そういうイメージだよね
実際、髪も抜けたし 吐き気は
個人差がすごくあるみたいなので、必ず出るもんでもないんだと思うんだけど、私はムカムカするぐらいのムカムカ
なんだろうな、吐き気といえば吐き気かもしれないけど、本当に吐いちゃうとか、なんかそういうような感じでもないんだよね
凹凸しそうだなぁみたいな感じでは私はなくて、なんかちょっと気持ち悪いなぁとか、倦怠感とか、つわりにすごく似てた
私はね、つわりもそんなになんか入っちゃいそうみたいなつわりにはなってなかったんで、なんかこう
これは気持ち悪いのかなぁみたいな感じだったり、あとなんかもう何もやる気が起きないとか、なんかずっと寝てる状態とか
数日間、3週間に1回さ、点滴で薬を入れるわけだけど、3日目ぐらいからだんだん出てきて
5日目とか1週間ぐらいのタイミングで、まあ吐き気とかは結構迎えて落ちてくるみたいな感じなんだよね
副作用も複数あるものが出る、出現タイミングが違うっていうか、吐き気とかは比較的早い感じだと思うんだけど
私なんか2種類肛関剤をやったんだけど、1個目のやつはエピルビシンっていうのと、シクロフォスファミドっていうやつで
乳がん以外のがんにもよく使うものだと思うんだけど、それは吐き気系
倦怠感が強かったですので脱毛もしました。それが終わった後、次のロセタキセルっていう別のやつに変わったんだけど
それの時の副作用は吐き気とかよりも足の裏とかがめちゃめちゃ痛くなっちゃったのね
スピーカー 2
足の裏が痛い。手のひら、足の裏。むくみ?
スピーカー 1
むくみもある。むくみはどうやらハンセプチンっていう分子予適薬の副作用で出る。それはまた別なんだけど
ロセタキセルっていうやつで、どういう副作用が出るかっていうのは、一般的にこういうのが出ますよみたいなのがあるんだけど
なんかそれが自分に出るとは限らないんで、入れた数日後にたまたまスーツを着なきゃいけない日があって
ハイヒールを履いたわけ。したら、これなんか痛い感じがするなぁみたいな、足が。靴の中に何か入ったのかなぐらいに最初思ってたんだね
痛いっていうか、まあ違和感、一番最初。何かが入ったのかなと思うけど、もちろん靴の中にも何もないし
足にも何もついてないし、何も変わってないんだけど、なんか足を踏むだけで痛い、みたいな感じになってきちゃって
どんどんそれが悪化して、最初本当に何が理由かわからなかった。薬のせいだと思わなくて
何か踏んだのかなって思ってたんだけど、これはなんかおかしいぞと、どんどん痛くなっていくし、原因がわからないから
ググったわけよ、また。ドセタキセル、副作用、足が痛い。そしたら、なんか手足症候群っていうものがどうやらあるらしいと
でも出現率0.08%、0.8%とかって書いてあって。そんな低いんだ。そんな低いの。
入選結果に電話して、こういう症状が出てるんですけどって言ったら、ああそれはハンドフット症候群ですね
ハンドフット症候群って英語で言ってるけど、手足症候群。どうしたらいいですかって言ったら、どうもできないんで、みたいな
近くの皮膚科に行ってください、みたいな。それね、ちょっと年末だったんだよね。年末で、もうその翌日ぐらいから実家に帰る予定があって
なんだけど、実家に帰る日の朝にもう痛くてしょうがないから、近くの皮膚科に行って見てもらって、これ手足症候群って言われたんですけど
でももう、薬とかはない。保湿をとにかくして靴下履いてくれって
で、歩かないっていうことしか言われなくて、実家しょうがないから帰って、そしたらもう歩いて痛くてさ、ヨロヨロみたいな感じ。しかもその時、足痛くなるのとほぼ同時に
えーとね、下痢。そのドセタキセル何がきつかったかって、ただね、この足の表面も同じなんだけど、やっぱね、その粘膜とか皮膚とかが
とにかくなんか非常に過敏になる感じで、粘膜、皮膚っていうのが。口の中とか。口の中、もう消化
管というかさ、口から肛門に至るまでの胃腸全部がヒリヒリしてるっていう状態。そういう状態だなっていう感じ。でも手足。結構しんどいね。めちゃめちゃしんどいそれが。だからまあ下痢もするんだけど、もうなんかもう全体的になんかもう
なんかもう体の内側が火傷になってるような感じで、ヒリヒリするわけ。でもなんか満身創痍ですよ。それが本当につらくて歩けないし、なんかもう食べても出ちゃうし、でそれも何回も何回もだからもう本当に、夜中とかも目が覚める。でもうトイレに行くみたいな感じで、それがねやっぱり何日間も続いて
それってさ、期間どれぐらいなんだっけ。だからその症状がきついのが1週間ぐらいのものを、でまた収まってくるんだけど、1週間とか症状が続いたら、その後だんだんこう楽になってきて、最後の1週間はあんまりほぼ健やかに過ごせるみたいな。3週間。だからね3週間に1回っていうのは本当にギリギリのライン。
スピーカー 1
それより頻度が高いと、もうやっぱり耐えられないというか、回復しないで次に行っちゃうことになるから。だからその1週間きつい症状が出て、それがだんだん収まって2週間で、まあだいたい消えたら最後の1週間で回復して、でその次の薬を入れてっていうのを、それを3回やったのよ。
同じ薬を3回。なんか嫌だけど、なんか1年間とかよりも3回っていうのはあと2回みたいな。これで最後みたいな。そう。で、1回目で私はこういう、だから記録してくださいって言われるのね。何日目にどの症状が出たかとかを全部記録して、例えば熱とかも測って、それでそれをその先生に報告すると、それに合わせて2回目は何か薬が出るのね。
例えば下痢止めの薬とか、手足の塗り薬とか、なんかそういうのをもらって、それによってちょっとこう、症状を抑えるとか。で、1回目が一番やっぱり予期してないから、そういうことが起きちゃう。そういう意味では1回目の、1個目のやつ吐き気ぐらいだったって言ったんだけど、そうだ、それの1回目がね、油断してたらさ、やっぱり交換剤って悪血球が殺されちゃうから、
悪血球ってさ、すごく増殖が早いタイプの細胞なんで、交換剤が攻撃しちゃうんだよね。で、悪血球の数がすごい減るわけ。で、それが2週間目終わるぐらいのところが一番減るんだけど、そのときってめちゃくちゃ免疫力が低下してくる。なんかいろんな感染症リスクが上がるんだよね。
で、あの、死肉がめっちゃ痛くなって、あの、すごい歯茎が腫れちゃって、出血したりとかして、それがもう痛くて眠れないみたいな状態に、1個目の薬のときになったんだよね。でも、つらすぎて。カロナールとかをさ、飲んでたんだけど、それがもう痛すぎて、1日もう限界まで飲んでたら、なんか切れちゃって。
で、まあ、でもまあ、成分見たら、アセトアミノフ塩100パーだから、同じものを市販の薬で飲んで痛いのをしのいだんだけど、それを先生に言ったら、あ、じゃあ死肉炎出ちゃったんですねっていうので、あの、抗生物質を予防的に飲めと。
1回目で出た、その死肉炎が出た数日前から飲み始めろって言われて、抗生物質を飲んで、2回目はあんまり出なかったんだよね。ほとんど、まあ少し腫れたぐらいで、そんなに痛みは出なくて、1回目のときは本当に死肉炎で38度の熱が何日も続いたりとかして、もうね、その、そんな感じだったわ。
スピーカー 2
本当に満身創痍だね。
スピーカー 1
満身創痍よ。でさ、またこれが笑うのがさ、笑うっていうか、1回目のね、その痛すぎてカロナイル飲みすぎたわけよ。それでね、私もさ、もう抗がん剤やってんのにさ、夜さ、寝酒とかしちゃってて。もうなんか、もうやってらんないみたいな感じで。
そう、お酒飲んだりしてて。これでね、3週間終わって、1回目のクールが終わったときにさ、まあ血液検査が毎回、抗がん剤の投与の前に血液検査やって、まあその白血球がちゃんと回復してるかとか、まあいろいろ調べてから、その抗がん剤、今日打てるかどうかって決まるのね。
で、初めての3週間が終わって、まあ死肉炎がようやく解消したかなぐらいのとこに行ったら、血液検査で引っかかっちゃって、肝臓の数値がめっちゃ悪かったのね。で、先生が、これはなんか何が起きてるんだみたいな感じのことを言われて、なんで肝臓の数値悪いのって、もしかして肝転移とかつって、肝臓に転移したのかって、すっごい心配になったんだけど、まあわかんないけど、とりあえずまた1週間後に来てって言われて。
1週間後に行ったら問題なかったんだけど、私も原因がわかんないなと思ってたら、なんか薬屋でもらうじゃん。このなんか副作用とか書いてあるじゃん。
そこにカロナルは肝臓にすごい影響があるから、負担をかけるから、お酒と一緒に飲んじゃダメって書いてあったけ。
これだ。確かによく言うよね、なんかそういう頭痛薬とか飲んでお酒飲むとものすごい悪いとかって、確かにそういうの聞いたことあるわ。
それだわって。これは私、お酒飲んでカロナル痛いから、痛みを逃がすためにカロナルめっちゃ飲んでたし、かつお酒も飲んでたわと思って。
それで1回目、肝臓で引っかかっちゃって、1週間実は伸びるっていうね。来週も1回来てって言われたっていう、大反省だったんだけど。
スピーカー 2
その話ね、なんか覚えてるわ。2回目か3回目の時に、ご飯行こうかなんかの話で、私ここお酒飲めないから、みたいな。前回引っかかってみたいな話をしてた。
スピーカー 1
先生に1週間後に行った時に、肝臓の数値戻ってたんだけど、何だったのかねって言われて、多分私カロナル飲みながらお酒飲んだからだと思いますって言ったら、そんな1回でここまでひどくならないけどねとかって言われて、1回じゃないって言わなかったけどな。
1回じゃないよって。割と毎日飲めたかもとか思って。ちょっとね、患者の自覚がなかったかな。
スピーカー 2
あれ、基本抗がん剤治療中ってお酒ダメって言われるの?
スピーカー 1
そういうことないんだけど、特に何も言われなかったんだけどね。別にダメだとも言われなかったけど、でもやっぱり薬との兼ね合い、特にその時はカロナルをとにかく痛くて飲んでたから。
スピーカー 2
だからきっとさ、カロナルもあるじゃん、1日の薬をとかさ、1回と1回の間をこれくらい開けてくださいとかあるじゃない?多分そういうのを無視して結構飲んだんでしょ?
スピーカー 1
多分ね、めっちゃ痛かったから、とにかく夜起きてもう痛すぎて、夜目が覚めて起きて飲んだりとか、だから1日も何回も多分3回か4回までなんだけど、6回くらい飲んでんだよね。
3、4時間しかもたなくて、痛みのあれが。薬もさ、めちゃくちゃいっぱいもらうわけよ。吐き気止め。吐き気止めもなんか2種類あって、なんかめっちゃ強い強力なやつがあるんだけど、そういうやつとかちょっと緩い、なんかそこまで強くない吐き気止め。
それから胃腸薬、カロナある系のものを。2回目からは抗生物質ももらうようになって、それを毎日毎日飲んでいくわけだけど。症状がいったら新しい薬をもらって、薬を変えて、みたいなのが続く感じで、1回目のところが死肉炎。
で、死肉炎がひどかったんで、予防的にいつも抗がん剤の治療の直前に会社行って、毎回クリーニングしてもらってっていうのを3週間に1回行ってた。
で、それも免疫力があまりにも低下しているときは、やっぱりそういうので、それもちょっと歯を傷つけたりすると、ばい菌入ったら嫌だから、本当に直前、白血球が一番回復しているときに会社に行って、3週間に1回クリーニングして、それで抗生物質飲んで、みたいなので、それで死肉炎は1回目だけで、2回目以降はほとんど出ない感じだったよね。
スピーカー 1
で、それが終わったわと思ったら、どうせタキセルで大変なことになっちゃって、これがね、体ボロボロ、足が痛いのが治ってきたなと思ったら、今度は手のひらがめっちゃ痛くなって、水に濡れるだけで痛くて、湿疹みたいなのが出てきて、すっごい痒くなって、痒みがすごいことになって、
で、もう、かくからなのかなんなのか、でももう皮膚が青黒くなっちゃってさ、黒くっていうか青黒みたいになっちゃって、もう全身がね、顔色とかもそんな感じ、ちょっと黒ずんじゃって、でもそのときにはもう髪も抜けてるし、全身のね、体毛が抜けるのね、髪だけじゃない、まつ毛も眉毛も全部抜けるし、顔の産毛とかも全部抜けちゃうから、
そうするともう、やっぱ傷つきやすくなるんだろうね。
そもそも過敏な感じになってるから、乾燥するというか、とにかくね、もう中も外もヒリヒリしてん、とにかく。
スピーカー 2
つらいね。
スピーカー 1
そうなの。手も洗ったらさ、もうヒリヒリして痛くなっちゃって、それも実家に帰ってるときでさ、親はもちろん知ってても不便な顔をしてるんだけど、おばあちゃん知らないじゃん。
でも私もうウィッグじゃん、そのとき。だからなんか、まあ実家帰ったけどほとんど部屋で寝てるみたいな状態で、おばあちゃん結構大丈夫なの?みたいな。
大丈夫、大丈夫、みたいな感じで。親戚もさ、そんなに言ってなかったから、親だけ。だから、まあちょっとね、あんまり人目に出ないようにしてたみたいな感じ。
まあほんとね、ドセドキスリはきつかったな。だからサンクールやっても、もういいわ、みたいな。さっき横ちゃん言ったけど、3回が限界で、あともう1回頑張ろう、みたいな感じだよね。筋トレとかもさ、あるじゃん。3回だから、もう1回頑張ろう、みたいな。
あと3回。
3回だから、みたいな、あるじゃん。そういう感じ。もうほんとね、なんか、そうね、それが終わって。
スピーカー 2
しんどいね。いやなんかさ、やっぱ体がしんどいって、やっぱ心にも来るじゃん。
スピーカー 1
来る、来る。来るよ。
スピーカー 2
みなさん寝てるよね、気持ちも。
スピーカー 1
そうそうそう。だからさ、症状がきついときって、何もできないし、やっぱ寝てる時間が。
なんかね、そんなに副作用あったけど、どうだったかなとか、結構忘れがちになるんだけど、でも確かによく寝てたなっていうことと、あと自分が今と比べると、明らかに今元気だから。
当たり前なんだけどさ、そのきつい治療が終わった後、やっぱむちゃくちゃ元気になるのね。
健やか。特にその3週間あったら最後の1週間とか、やっぱり元気なのね。
だからそのギャップを考えると、やっぱりきついんだなって思うし、
だからやっぱり仕事とかもさ、ほんとリモートワークが原則だったから、当時は。
ほんと毎日出社するのはきつかったかもねっていう感じはする。
だからなんかさ、抗がん剤やりながら仕事を続けられるのかみたいなのも、結構気にする人も多いと思うのね。
自分もどうなのかなと思ったけど、リモートワークならやれんじゃないかなとは思うけど、
でもやっぱりペースは落ちざるを得ない感じはするかな。
でも休んじゃうまでしなくてもいいと思うんだけどね。
抗がん剤治療やってる間は休職するっていう人も多分できなくはないと思うの。
会社の多分規定上、疾病休暇みたいな感じに。
申請すればできなくはないんだろうけど、私は役員だったからそういうのないんだけど、
でも気持ちもメイルからさ、仕事してるのもよかったというか、
気が紛れる部分もあったと思うよ。
仕事はやろうと思ったら、何時から何時まできっちりやるみたいなのは難しいけど、
リモートワークが許されて比較的自由に自分でコントロールできるんだったら、
スピーカー 1
だからそれが日常になると、本人もさ、別に何も言わなくなるんだけど、
最初はね、ちょっと変にテンション上がってたよね。逆に。
心配っていうよりは変にテンション上がってた。最初髪の時はね。
体調が悪い時は、お母さん大変なんだなぐらいには思ってたと思うけど。
そうね。だから、当時はリモートワークで夫も家にいるし、
もちろんいたわってもらったとは思うけど、
でもどうすることもできないんだよね。周りの人もね。
スピーカー 2
これさ、やっぱり体調と合わせて気持ちの波みたいなのも結構すごいんだよね。
スピーカー 1
あったと思うよ。
やっぱりアキ系とかがあったり、いろんなとこ痛いと、
もうやっぱり気持ちも落ち込むよね。
これを再発したらまたやらなきゃいけないって思うと、
絶対再発したくないなとは思ったけど、思っててもやっぱりまださ、日が浅いわけじゃないですか。
そしたらもうちょっとしたことがとにかく気になっちゃう時期で、
再発したんじゃないか、なんとかなんじゃないかみたいな不心配にもなるしね。
血液検査の3週間に1回の血液検査もやっぱりいろいろ気になっちゃうしね。
スピーカー 2
オフラインでも話してたみたいに、
がんになるといろんな人がさ、
よかれと思って、心配して、
家族もね、家族も多分友人とか、
あと全然関係ない、
例えばそれこそSNSとかで公表してる人とかには、
いろんなこう伝えなきゃみたいな。
私はこうしてこれがよかったとか、
こういうのを見たけどこれがいいらしいとか、
この人がこういうことを言ってたみたいなことを、
本当にピュアに悪気なく、
伝えてくる人たちはいっぱいいるわけじゃん。
本当に悪気なくて、その相手のことを思ってると思うんだけど、
私、周りに何人かがんになった人たちの話を聞いてると、
結構そういう情報が苦痛?
どっちかっていうと苦痛っていうふうに感じてる人の方が多かったんだよね。
スピーカー 1
そうだろうね。
スピーカー 2
ゆう子ちゃんはどうだった?
スピーカー 1
私はあんまり人に言ってなかったから、
他にそういうのは特になかったよね。
それはなかった、私はね。
もっとオープンに言ってたら、
いろんな距離感の人がやってくる可能性はあると思うし、
ブログとかいろんな人のやつを見てても、
普通の標準医療じゃないものに頼ってたり、
あとスピリチュアルな方向に行っちゃう人とか、
でもそれを勧めてる人、そういうのも見るよね。
SNSとかで誰かが書いてることに、
例えば小林真央さんって、
スピーカー 2
乳がんで亡くなった、
スピーカー 1
彼女のブログとかもコメントつけてる人とか、
それを引用してSNSでつぶやいてる人とかが、
こういうことやってるからなんとかなんだとか、
こういうもの、彼女が何々を食べてるの、糖が良くないみたいな、
なんかがんは糖を食べて増殖するから、
それなのにいちご食べてるみたいな、
いちご食べてるのは糖分を取って、
糖ががんに悪いって知らないのかしら、
みたいなことを書いてる人とかがいて、
そういう投稿とか見ると、
いやそりゃさ、がんは糖を確かに食べるかもしれないけど、
あらゆる細胞は糖を食べるんですよ。
人間、糖がないと生きていけないっていうか、
スピーカー 2
栄養だからね。良いのも悪いのも栄養だからね。
スピーカー 1
だから糖を取らずに人間は別に生きていけないから、
だから別に糖を食べたからがんになるわけじゃないし、
糖を食べたら、摂取したらがんがスピードが上がるわけでもないって、
そんなこと、別に実際糖を食べたら再発率が上がりますとか、
がんが増殖しますなんていうエビデンスはどこにもないし、
だけどそういうことを言ってる人がいて、
そういう人が、糖を食べない方がいいですよみたいなことを
アドバイスするんだと思うのね。
有名人に対処するかもしれないし、
自分の身の回りにそういう人がいたら、
そういうことを言ったりするんだけど、
そういうのはもう余計なお世話というか、
私は幸い、あんまり周りの人がそういうことを言ってくるってことは
なかったかな。
スピーカー 2
- 旦那さんも含めて?
スピーカー 1
- そうね、そういうことは何も言わなかった。
自分が本を読んで、食生活の本とか読んで、
こういうものを食べる、そう言いながらお酒を飲んでいたわけですけど、
お酒も別に、がんのなんとかガイドラインみたいなやつを、
食生活のガイドラインみたいな本を、がんになった人向けなんだけど、
ちゃんとエビデンスが全部ついているもので、
その本を読んだら、
エビデンスがある絶対ダメなものっていうのがほとんどなかった。
これやったら悪いみたいなものは、
エビデンスで出ているものはほとんどなくて、
喫煙とかはダメなんだけど、
お酒も別に多量じゃなかったら、
明らかに悪いってエビデンスもないらしいのね。
そのガイドラインを読むにはね。
だから、そんなに気にしないでいいかなって思った。
加工食品がダメとかね、
それは多少あるのかなとは思うけど、
ちょっとは気にしたかもしれないけど、
でもそこまでね、
ここはさ、考え方いろいろだと思うんだけど、
あんまり気にしすぎることが、
あれもやらない、これもやらない、
自分を制限していくのもなんか嫌で。
なんかこう、本当つらいわけじゃん、ただでさえ。
ただでさえつらいから、
やっぱなんかちょっとバランスを取りたいっていうか、
なんかどっかで息抜きをしたいというか、
甘いものを食べるとかもね、
糖が良くないとか、
そういう説がある人が言ってたとしても、
でも、いいじゃん、みたいな。
スピーカー 2
そんななんかさ、
致死量のスイーツを食べるわけでもないし。
スピーカー 1
そう、そう思ってね。
スピーカー 2
だから、あんまり気にしなかったかな。
スピーカー 1
そうだし、そういう幸い、
スピーカー 2
あんまり広く言わなかったからだと思うけどね。
スピーカー 1
ブロックで多数に言ってたら、
いろんな人が言ってきたかもね。
よく知らない人とかからね。
そういうのブロックで言われたら、
ちょっとやっぱりね、嫌だったと思うよ。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
いちいち反応するのも嫌だったと思うし。
スピーカー 2
確かに、なんか悪気がない分ね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
でも、ありがとうございます以外に言いようがないよね。
スピーカー 1
そうだね、そうですね。
そうなのよ。
スピーカー 2
そりゃそうよね。
スピーカー 1
それを乗り切って、今はあると思ってるんだけど、
抗がん剤をやったって、それだけの治療をやったって、
再発するときはするわけなんだよね。
私の理解、これ正しいかどうかわかんないんだけど、
たぶん、がんってなった段階で再発をするケースとしないケースは、
たぶん最初の段階である程度決まってるんじゃないかなって思う。
だから、何もしなくても再発しないケースもあるんだと思う。
実際そういう人、時々いるじゃん。
治療だけど再発しませんでしたっていう人。
フルコースやったけど再発してなくなっちゃう人とかもいるじゃん。
それは、たぶん最初からあって、真ん中にほっといたら再発するんだけど、
抗がん剤ないし、やるべき治療をやることによって再発しなくなる人っていうのが、
それなりのボリュームゾーンがいて、
自分がその3パターンの中のどれなのかっていうのはわかんない。
蓋を開けてみたら、その3パターンがいますっていうだけのこと。
実際に生き残って再発しなかった人は、
最初からそれをやってもやらなくても再発しなかった人なのか、
それとも治療したから再発しなかった人なのかっていうのはわかんない。
っていうものなんじゃないかなって、
私はなんとなく解釈していて、
自分のイメージでは、やっぱり自分は治療したから再発せずに
今いる人なんだというふうに認識してるんだけどね。
それはわかんないけど。
だから無責任に抗がん剤なんかやっても、
意味ないみたいなね。
抗がん剤やらなくても生きてるケースがいるよとか、
抗がん剤やったけどダメだった人もいるよとか、
それはそうなんだよ。事実そうなんだけど。
でもその人がどうなるかわからないっていうか、
抗がん剤は毒だみたいな。
抗がん剤やらないほうが、
陰謀論みたいな感じで言う人とかもいるじゃん。
抗がん剤を売りたい医者と製薬会社の何とかだみたいなさ、
でももし本当に抗がん剤やらなくて済むなら、
それでも生きられるなら、抗がん剤誰もやんないよね。
だってきついからね。
でもやることの意義が一定度あるってことが
エビデンスで出てるから、
やるしかない。買ったのかなって思ってるけど。
なんかでもさ、その辺を、
スピーカー 2
いろんな考え方とか、
あとその相性っていうかさ、
対策とか相性とかあるから、
必ずしも全てにおいて、
全ての人において何が正解ってのはないかもしれないけど、
でもやっぱり科学の中で、
ある程度のサンプルの数を持って、
検証があって、論文があって、
薬にしたって認可される中でのいろんな、
知見があってっていうのを踏まえると、
やっぱりすごく論理的に考えるのであれば、
その角度が高いものに対してまずやれることがあるのであればやってみるっていう。
スピーカー 1
そうだよね。それをやるかやらないかはもう意思の問題だから。
スピーカー 2
本当そうだよね。
スピーカー 1
だからもう何を優先するかだけかなっていう気はするよね。
スピーカー 2
そうね。あとさ、それこそ例えば、
で、今そのユコちゃんが45でかかって、
子供が3歳でっていう時の判断と、
もう70後半とか、80歳になってとかっていう時では、
やっぱりまた違うじゃん判断も。
スピーカー 1
そうなんだよ。やっぱりあれだけきついから、
じゃあ80過ぎて90になってとかで、そこでがんになったところで、
そこからそんなきつい治療とかをして、
寿命とどっちが早いかっていう話じゃんし。
スピーカー 2
本当そうそう。うちの親とかはもう完全、今77だけど、
80過ぎたら検査も受けなくていいとか言ってんだよね。
でも積極的治療を基本もうしない。
もう寿命だと思うから、何が来たらそれは寿命だと思って、
ギリギリまで苦しい部分を取り除くような、
一般的なケアはしたいけれども、積極治療はもう不要っていう。
スピーカー 1
そうだね。
考え方なんだよね。
それはわかるよ。
スピーカー 2
でも80歳で手術する人とかもいるじゃん。
スピーカー 1
いるいるいる。
いるよ。
中層乳腺外科に行ってると、いろんな患者さん来るじゃん。
入院の当日に怖くなっちゃったおばあちゃんっていうのが来てたのね。
話してたのよ。
それが聞こえたんだけど、どうしても本人が怖くて、
でももういいんじゃないおばあちゃんみたいな感じだった。
結構だから80代かなっていう感じのおばあちゃんが来て、
怖くなって、その日やっぱりやめるって言ってやめたんだけど、
でもまた多分それは家族が何か言ったのか、もう1回来てたのね。
それでまた本当にどうするみたいな話を先生としてる。
で、なんか家族が付き添ってて、でも前回はやっぱりちょっともう、
そこはだからさ、本人は怖いとかね。
怖いもあるし、やっぱその治療も受けたくないと思ってても、
家族はさ、やっぱそうは思えなくてさ、
頑張ってほしいみたいな、私たちのために治療を受けてみたいな、
スピーカー 2
気持ちになっちゃうケースっていうのもあるんだなっていう。
それはさ、やっぱり家族のエゴだよね。
スピーカー 1
エゴ、エゴだと思うよ。
エゴだと思うけど、でもそういうのも聞くよね。
あるね。
もうちょっと頑張ってほしいみたいな。
それは本当、治療を受けるも受けないも、本人の意思みたいなものがね。
あれさ、なんだっけ、ネクストドア。
スピーカー 2
ネクストドアね、スペインのね、監督の。
スピーカー 1
スペインの映画で、あれなんだっけ、ネクスト、何だっけ、
フルタイトルはそれじゃなかった気がするけど、
なんかあの、がんで、末期がんになっている主人公の女性が、
安楽死を求めると。
で、その安楽死に、友達に協力してほしいというか、