1. Dialogue cafe
  2. #97-1 あらゆるものは終わる..
2025-07-02 43:08

#97-1 あらゆるものは終わる。だから、寂しくない大人なんていない【続・続・最後から二番目の恋part2 ゲスト:寅子の会メンバー 松江朝子さん】

▼番組のnote:
Dialogue cafe | note

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▼内容:
真夜中のオンライン雑談/「とらつば」に熱狂した日々はもう1年前/最後から二番目の恋、過去作放送時は何してた?/ドラマの舞台がほぼ地元/何かを成しえているようで成しえていないというリアリティ/年をとってもずっと必要とされ続けるなんて理想だけど幻想/独身女性と親の介護/生まれてからずっと「娘」であることの負い目/専業主婦という選択の行方/あらゆるものは終わっていく

▼出演:
ゲスト
松江朝子さん(寅子の会メンバー、株式会社I-ne CSuO、3児の母)

MC
田中優子(元クラウドワークス取締役、ビジネスアドバイザー、社外取締役、1児の母)
岡澤陽子(ブランドコンサルタント、戦略リサーチャー、ビジネスメンター、2児の母)

▼関連エピソード:
#56-1 ついに完結!寅子の一生、わたしたちの半年
#56-2 地獄の先の春に会おう!さよーならまたいつか!
#86 「港区女子」がアラフィフに⁈金銭感覚とファッションは年齢と環境で変化する
#92 昭和なら初老⁈整うまでの50年、ますます楽しい50年
#95 今夜ダンスには間に合う!「続続」に学ぶ幸せに老ゐるヒント

サマリー

このエピソードでは、松江朝子さんがオンラインゲストとして参加し、ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』やそのフィナーレについて語っています。彼女はサステナビリティや社会での女性の役割についての感想を共有し、ドラマがもたらすインパクトを考察しています。このエピソードでは、ドラマ『最後から二番目の恋』の人物を通じて、時間の経過と共に移り変わる独身女性の状況や心情が語られています。特に、キャリアや結婚に対する思いの変化、年齢を重ねることのリアリティが探求されています。このエピソードでは、寅子の会メンバー松江朝子さんをゲストに迎え、人生やキャリアの選択における葛藤について触れています。人々が抱える寂しさや介護問題、親子の関係などがリアルに描かれ、特に女性の社会での立ち位置やその選択が焦点となっています。このエピソードでは、人生の終わりや選択の重要性について語られ、個々のキャラクターが抱える孤独や悩みが描かれています。そして、専業主婦という選択がもたらすリスクや、仕事と家庭の両立についてのリアリティが強調されています。

ドラマのフィナーレについて
スピーカー 1
ダイアログカフェ。筋書きのない対話から、新しいアイディアと自分自身に出会う場所。
この番組は、様々なテーマで楽しみながらお届けします。
スピーカー 2
見ましたよ、ちゃんと。
スピーカー 1
見ました?
スピーカー 2
見ました、見ました。2回ぐらい見ました、最終回。
スピーカー 1
あ、最終回は2回見たの?
スピーカー 2
最終回は2回ぐらい見ましたよ。
スピーカー 1
今日はね、続々、最後から2番目の恋がフィナーレを迎えたということで、
続々好きなゲストをお招きして、オンラインで、
もう深夜というか、もう10時過ぎですけど、
3人でオンラインでやりたいというふうに思っております。
ゲストに来ていただいたのが、松江朝子さんです。
こんにちは。
スピーカー 2
こんばんは。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
松江さんはもう、どれぐらい前かね、2年前じゃない?2年ぐらい?
スピーカー 2
2年近いんじゃない?
スピーカー 1
本当ですか?ここ登場させていただいたの?
そうそう。結構前だよね。
2年ってことはないんじゃない?
このポッドキャストがそんなに続いてるっていうことですよね。
2年、だから2年だよ。
ポッドキャスト始まったのが、2023年の5月だから、
さすがに2年は経ってないか。
スピーカー 2
同じように1年半ぐらい?
スピーカー 1
1年半ぐらい。
最初の半年ぐらいの時に出てもらったような気がするんですけど、
前回出ていただいたときはSDGsについて。
サステナビリティについて。
そう、サステナビリティについて。
CSUO、チーフサステナビリティオフィサーというお仕事をされている松江さんに、
サステナビリティってどうなのっていう話を聞いたっていうのが、
たぶんね、2023年の秋から終わりぐらいだったと思うんですよ。
そこからの、久々に今度はドラマの話っていう。
嬉しい。
触れ幅、触れ幅。
触れ幅ですよ。
たびたびこのポッドキャストで話してるけど、
トラコの回っていうのがあって、
トラビツバサが好きな妙齢の40代の女性中心に。
スピーカー 2
40代と言ってもね、アラヒフな。
スピーカー 1
アラヒフな。
私はそう言ってる間に50を迎えてしまいましたので、
アラヒフな女性がね、もうなんか、
うじゃうじゃっと増えて。
今やもう何人ぐらい、7,8人みんなでトラツバの最終回を見たりとか、
時々みんなでご飯食べに行くみたいなことをやっておりまして、
そこに松江さんもトラツバ大好きと。
大好きですね。
よかったよね。
スピーカー 2
よかった。
スピーカー 1
あれ放送してたのもう1年前よ。
いや、信じられないですね。
本当に。
スピーカー 2
勉強してたよね。
スピーカー 1
勉強しましたし、今でもね、いくつかのシーンが焼き付いてるんですよね。
スピーカー 2
わかる。
サステナビリティと女性の役割
スピーカー 2
すごいよね。そんなにインパクトを残すドラマって、
多いよね。
スピーカー 1
なんか、なぜか私たちの周りみんな見てるみたいな現象になったし、
普段朝ドラ全然見てない人もね、見るようになったみたいな、あのタイミングで。
松江さんって見てました?それ以前。
ぼちぼち見てるんですよ。
ぼちぼち見てて、三分青いとか、長野めいちゃんが出てた。
話題の。
話題のね。
幸せすずが出てたのとか。
夏空ね。
夏空見たり。
見るんですけど、でもなんかたまたまなんでしょうね。
それこそこう、その4歳の息子生まれた時とかはやっぱり見れないとか。
なんか空いたりとか。
あとあれなんか、何ですか、テンポじゃないですけど、リズムじゃないけど、見る習慣になってると見るんですけど。
そうね。
毎日見なくなると、なんかなんとなく見なくなるって言った時に、
トラツバ、多分久しぶりに見たんじゃないですかね。
はいはいはい。
なんか面白そうって言って。
でも私より多分夫が先にハマったんですよ。
そうなんだ。
スピーカー 2
どういうポイントでハマってた?
スピーカー 1
なんか多分ドラマ好きなんですよ。
基本的に。
そうなんだ。
面白い、最初の方から結構面白いドラマっていうので、
子供時代がなかったんでしたっけ。
なかった。
なかったなかった。
いきなりね。
もう一週目から面白かったもん。
うん。
もうなんか、それで多分もうデイワンから見てたと思いますね。
デイワンから見てて面白いって言って、
で私が一週目をダイジェストかなんかで見て、
で二週目ぐらいからジョインみたいな。
はいはいはい。
あの一週目の金曜日がもう号泣だったかしら。
スピーカー 2
地獄。
スピーカー 1
一週目の金曜日は、
あのほら石田由里子がさ、
スピーカー 2
地獄よみたいな。
地獄か。
スピーカー 1
うん。で松山健一に、
あなたがそうやって女性を潰してきたのよ。
スピーカー 2
あの短歌切ったのって一週目の金曜日なの?
スピーカー 1
一週目の金曜日。
スピーカー 2
そうなの?もっと後な感じがしてた。
スピーカー 1
でもいきなりだもん。
だって一週目はだから大学に行きたいみたいなこと言い出して、
でお父さんは賛成、俺はお前の味方だって言ってたのに、
お母さんに話しといてやるって言ってたのに話してなくて。
それでお母さんが知って、
あんなに言ってんの?みたいな。
あなたはお嫁に行くのが女の幸せなのよみたいな。
そんな大学に行くなんて地獄よみたいな。
でも私地獄でもいいから行きたいみたいな話になる。
スピーカー 2
でもあのさ、あれでよかったのはやっぱり石田由里子が、
母親として心配している立場だから、
それを男性側がいろいろ言ってるのに、
切れて単価を切った後に、
娘に対して地獄に行く覚悟はあるの?っていう流れがかっこよかったよね。
スピーカー 1
かっこよかった。
よかったし、もうほんと言わずにおられなかった。
あなたみたいな男性が潰してきたのよみたいな。
もうなんかすごい流韻が下がる感じっていうか、
こんなことをよくぞ朝ドラで言ってくれたみたいな。
大号泣だった。
スピーカー 2
でもさ、そこが描き方もさ、
スピーカー 1
トラツバの話になってくるけど。
スピーカー 2
良き良き。
なんかそのお母さんが、
お母さんの思いもあるけど、
あと自分がいろいろ飲み込んできた思いもあるけど、
でもやっぱり娘の幸せを考えた時にって言ってたことが、
これまでのあの時代の朝ドラの描き方だと、
もっと盲目的っていうか、
メタ認知してない社会の流れに
埋め込まれた感じの描き方の中で、
対立的に描くのが多かった気がするんだけど、
なんかでもお母さんちゃんとわかってて、
わかった上で言ってるっていう。
スピーカー 1
確かに確かに。
これまでの描き方だと対立しているものが、
娘の情熱に絆されるとか、
あなたがそこまで言うならみたいな、
そういうお母さんが変容するみたいな、
そういうのはあったと思うんだけど、
でもそうじゃなくて、
お母さんの中にも何か閉じ込めるものがあって、
その相反するものが、
一つのきっかけで露呈して、
お母さん自身の人生もそこに、
自己否定になる部分もあるわけじゃん、あれって。
でも自己否定してでも乗り越えたい、
何かお母さんの中にある怒りとか、
フラストレーションみたいなものが、
表に出る感じも、
スピーカー 2
なんかね、あるある。
あとは、
ドラマのエルピスってあったじゃない。
エルピスの中で、
もう飲み込めないっていうのがあったんだよね。
長澤正美がね。
それに近い感じ。
トラツバのお母さん、
飲み込んで、
自分の中に消化して、
これが正しいって、
飲み込んで飲み込んできたんだけど、
その娘の純粋で器用にある思いと、
横で男性が言ってるのを聞いている中で、
もう飲み込めないっていう感じ。
もうまた刺さるんだよね。
スピーカー 1
確かに。
あそこで結局、
トラツバって、
ジェネレーションとか、
同じ世代だとしても、
いろんなバックグラウンドを抱えた女性たちが、
時代っていうか、
自分らしく生きたいっていうところにチャレンジしながら、
打ち死にしていく、
たくさんのシシルイルイ。
シシルイルイの中で、
最後まで泳ぎ切るトラコの話だったから、
でもそのシシルイルイたちの思いを引き継いで、
チャレンジしていく感じのものが、
1週目のお母さんの中で、
もう既に表現されてたっていうのは、
でも最終回で回収される部分もあるじゃん。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
あれもすごい良かったし。
スピーカー 2
良いドラマでした。
スピーカー 1
トラツバは、
トラツバって何のテーマ?
今日のテーマは、
続々なんですよ。
どうやら松井さんはですね、
続々にめっちゃハマったっていう話で、
松江さんの初体験
スピーカー 1
これ、
ぜひどんなポイントでハマったのか、
教えていただきたいなと。
そうですよね。
伝えていただきたいですよ。
ゆう子さんには事前に告白したんですけど、
続々のシリーズを見るのが今回初めてっていう。
そもそも。
過去の見てない。
過去の見てないんですよ。
でも10何年前だ。
見てないんですよ。
でも1作目って、
2012年かな。
そのぐらいだよね。
次が2014年らしいんですよ。
その時って、
私が12年の時はね、
一人目が2歳ぐらい。
スピーカー 2
なかなか余裕がないよね。
スピーカー 1
そう。
二人目の時は、
3歳と1歳とかで、
そもそも今の自分の子育て人生の中でも、
マックスにしんどかった時。
マックスにキャリア迷子だったんですよ。
一人目の時はまだコンサルティング会社にいて、
でももう育てながら働いてる人なんか誰もいないし、
二人目の2014年頃はもう、
育休を明けて辞めてたかもしれないですけど、
その次の会社でも、
ドラマと共感
スピーカー 1
もうどうにもうまくいかないっていう状況の中で、
なんか全く先見えないっていう時に、
多分続々のあのドラマの設定は、
全く刺さらないんですよ、私に。
そうかもね。
私はね、
多分一作目の時は、
なんかショップチャンネルにいたか、
その後かに戻ったぐらいのタイミングだったんですよ。
で、もう絶賛独身だから、
絶賛独身で、結婚予定も全く見えず、
みたいな状態だったの。
でも、きょんきょんって私より10個ぐらい上だから、
なんか当時まだ30、
私は内田幸とか、
坂口健と同い年だったのね。
スピーカー 2
35、36ぐらいかな。
2人目の子の育休中なんだよね。
そっかそっかそっか。
2010年だね。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
だから、35、36とかそれぐらい。
スピーカー 1
そうだよね。
だから、35、36だと、
私は結婚に焦るというか、
結婚したいけど、全然結婚の予定もなく、
でも仕事中心みたいな、
そういう生活の中で、
きょんきょんって自分より10個ぐらい上で、
大人な独身女性で、
結婚願望があるようにも見えないけど、
あのドラマの中で、
でもまだ現役の女性感がある感じで、
仕事はすごい充実してて、
東京で働いてるんだけど、
鎌倉に一軒家に住んじゃうみたいな、
現実を分かっているのか分かっていないのか、
分かんない、
ちょっと余裕のある女性が、
鎌倉移住しちゃうみたいな、
鎌倉に住んでいる人からしてみたら、
ああそういうパターンね、みたいな、
そう言われちゃうかもしれないような、
独身を満喫している、
自由気ままな女性って感じだったから、
ちょっと先輩というか、
そっちの方向?みたいな、
そうもなりたかったわけではないけど、
でもなんとなく先輩みたいな気持ちで、
私は比較的1作目の時から、
ややシンパシーを感じる、
でも世代が違うから、
そこまですごい共感するとかいう感じではなかったんだけど、
でも会話劇としての面白さとか、
テンポの良さみたいな感じで、
1作目、2作目は、
すごい好きなドラマだったよね。
で、今回は、
なんか自分も歳をとって、
もちろん依然として、
小泉京子は私より10歳上だけど、
けど、より共感というか、
自分の将来も含めて、
投影するものは、
以前より増えた感じがするんですよね。
ものすごい増えました。
本当なんですよ、ほぼほぼ。
そうなんだ。
鎌倉じゃないって隣の市なんですけど、
高校が鎌倉高校なんですよ。
だから、あの絵の殿に乗って通学してたりとか、
あそこに映るところって、
高校の前の駅とか隣の駅とかだから、
まさに鎌倉に移住してくる、
余裕のある独身女性の話っていうのが、
流行ってるのは知ってたけど、
その頃の10年前の自分の状態と、
真逆すぎて、
シンパシーを持てるようなもんでもなかった。
見たら、実は他にもいろんな登場人物がいて、
そこにいろんなシンパシーがあったのかもしれないんですけど、
パッとしたドラマの設定が、
心の余裕ないよみたいな。
自分が少なくとも対象になるようなドラマじゃない、
っていう感じがしたかもね。
年齢と成功のリアリティ
スピーカー 1
なるほどね。
今回は、
自分とキョンキョンの歳の差って、
10年前と私も当然変わらない。
変わらないから、柔軟行為になるんですけど、
共感っていうか、
あのサラリーマンとして、
成功してるじゃないですか、あの人って。
成功してるけど、
だけど最後に、
企画が通らない。
っていうのが、
すごくいいなと思ってて。
それまでやってきた、何シリーズもやってきたね、
ドラマを骨幹でやるってのが、
もう最後の仕事になって、
定年っていう、
何かを成し得てるような、
でも成し得ずにやっぱりサラリーマンとして、
終わっていくみたいなところが、
すごくいいと思ってるんですよ。
すごいリアル。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
確かにリアルかも。
最終回結構納得感強かったんだ。
すごい納得。
でも途中もずっと納得感強かったですよね。
ある種、45歳ぐらいの、
10何年前かの設定だと、
ちょっと余裕あるっていう、
成功者っぽい雰囲気があるじゃないですか。
あったあった。
あるけど、
でもバリキャリ、
そのバリキャリを、
そのバリキャリを見ることができる。
もちろんあったけど、
そこから10年経って、
もちろん、
あの歳でね、
あやって実績をテレビ局とかで作り続けるのって、
もう並大抵の人じゃないんだけど、
でも、
だからといって、
歴史に残る作品があるのかとか、
何かの章を得るとかではないじゃないですか。
だから、シリーズは同盟だからね、そうですね。
スピーカー 2
なんか、設定がリアリティがあるよね。
スピーカー 1
あるあるある。
スピーカー 2
なんかね、役員になってとかって、そういうわけでもないし、
スピーカー 1
ないないない。
スピーカー 2
そのチーム、チームを持ってて、
チーム吉野千明は持ってるけど、でもチームじゃん。
なんかの部長とかそういうところでもないし、
成功してるんだけど、すごい突き抜けてる感じではない、
生々しさっていうか、リアリティがすごいある設定だなって。
スピーカー 1
友達たちもそうじゃないですか。
スピーカー 2
そう、今回特にそれを感じたね。
スピーカー 1
女子3人でしょ。
スピーカー 2
森内、広子と渡辺真希子の、
スピーカー 1
あの3人が、1作目2作目はまだ40代前半とかそれぐらいで、
独身でシティライフを楽しんで、バリカリでみたいな、
そういう感じ、バブル世代?
バブル世代だよね。
そういう感じの独身を謳歌してる人たちが、今回も定年っていうことでね、
最終回から1個前の老害誤爆、あれもめっちゃ心が痛いというか、
確かに見ることって、
スピーカー 2
生々しいじゃないですか。
スピーカー 1
もし10年前だったら、自分が誤爆する側になってたかもしれない。
だから分からないで、そういううすうす、自分が若い人たちから取ったら、
もうちょっと老害になってるのかなっていう、
うすうす感じてるかもしれないものを、
ああいう形で見せられて、
怒るのも違う感じがしたりして、
打ちのめされちゃう感じとか、
ああ、なんか分かるっていうか、
つらいみたいな感じだよね。
ああいうの。
スピーカー 2
分かる分かる。
なんかそう、生々しいよね。
あと何だっけ、打ち上げ的なところに、
きょんきょんするちやきがさ、いかない?
のとかあったじゃない。
あれとかも、
スピーカー 1
いやー、分かる。
スピーカー 2
ああいう気の使い方。
スピーカー 1
そうそう、すごくリアルだと思う。
リアルですよね。
なんかさ、
年を重ねても、いつまでも必要とされるとか、
年齢差があっても、
若い人たちと心が通じ合えるとか、
そういうのって、一つ理想かもしれないけど、
幻想な感じもあって、
多分本当に、
でもドラマだとそういうふうに描かれがちじゃない?
そうであってほしいみたいな。
スピーカー 2
極端にね。
スピーカー 1
そうそう、極端に。
ものすごい嫌われるか、
そういうのを乗り越えちゃうか、
みたいに描かれがちだけど、
でもリアルって、
多分そこまで表だって嫌われたりとかまではないけど、
でもちょっと、もしかして私、
もう若いつもりでいたけど、
実際は相手からはそうは思われてないんだろうな、
みたいなコロナと何とも言えない、
後ろめたさというかなんだろうね、
なんかちょっと、
そういう気持ち?気遅れする気持ち?
みたいなのが、
なんかすごいリアリティがあって、
言葉にすると悲しすぎるんですけど、
必要とされなくなっていくわけじゃない?
そうだよね。
スピーカー 2
もうなんか、
スピーカー 1
しあきさんを騙そうとしたみたいな人も出てきたじゃない?
はいはいはい。
なんかどっかのプロデューサーかなんか、
でもなんかその人も、
その人もまたリアルだなと思って、
悲しい話じゃないですか、すごく。
うんうん。
分かる分かる。
でもそう、
かもしればやっぱりみんなこうやって、
人からなのか、
世の中なのか会社か分からないけど、
やっぱり年を取っていく中で、
必要とされる人減っていくと、
なんか、
うまくランディングできないっていうか、
そこに自分をね、
うまくアジャストしていければいいけど、
そうじゃないと、
ちょっとまあ、
闇落ちみたいなことですよね。
なっちゃうことも、
ほんとあるんだろうなっていうのが、
リアルだなって。
スピーカー 2
いやほんとリアルだと思う。
なんか、
あのー、
なんだっけ、
仕事と存在価値の模索
スピーカー 2
やっぱりその、
会社員で、
これ以上先にはいけないかな、
みたいなのが見えるのが、
40後半とか、
50年後ぐらいで、
あと役職定年とか、
50前半とかで、
ある中で、
だからそこももちろん一つの区切りだし、
で、さらに、
あの設定のほんと定年手前みたいになってきた時に、
やっぱりその会社の中で、
自分の存在価値とか役割とかみたいなのを、
多分なんか、
模索し続ける10年みたいな。
人生の中の葛藤
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 2
あると思うんだよね。
で、ほんと一部の人は、
あのー、
なんていうか、
気持ちよくエスカレーターの方に行くけど、
大多数の人が、
その、
なんか、
ずーっと進んでった、
進んでいくと思ってたものが、
あれ、もうこれ以上進まない、
みたいな感じに大多数の人が、
なるわけだよ、会社の中で。
やっぱそうなった時に、
なんかそこからのその、
ほんと自分の存在意義との戦いとか、
でも別に楽しくないわけじゃなくて、
楽しいこともたくさんあるし、
やれることもあるんだけど、
なんかでもその、
折り合いのつけ方?
うん。
スピーカー 1
なんかさ、
介護の現実
スピーカー 1
ああいうテーマって、
当然男性はね、
ずっと前から、
同じようなテーマってあったと思うんだけど、
女性が、
それは別に男性でも女性でも同じなのか、
女性ならではの感覚とか、
思いみたいなのってあるのかって、
どうなんだろうね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
またリアルにはね、
あれの世代って第一世代に近いですよね。
そうそうそうそう。
だから、
少数派だったと思うんだよね。
働き続けるっていうことを選ぶ女性が、
っていう中で、
初めて定例まで働いちゃう女性の、
だよね、
っていうことだと思うんだけど、
なんか自分がしてきた選択、
でもあそこで出てくる人たちは、
自分がしてきた選択を迷ってるとか、
後悔してるみたいな描かれ方は、
別に少なくとも、
働き続けてきた人たちにはない。
ないですね。
スピーカー 2
なかったね。
すごいなんか、
ものすごくドラマドラマというよりは、
リアリティを描いている。
けれども、
一つ入ってなかったこととすると、
介護とかの話が出て、
やっぱり介護の話が出てくるときに、
どうしても現実問題、
女性がそれを受けることってすごく多くて、
私の豊田時代の先輩とかで、
定年迎えたい、
定年ちょっと前の人たちとかで、
そこまで働いてきたけど辞めた人は、
結構介護。
介護で早期退職をしたりとか、
いうのはすごくあったんだよね。
なるほど。
だから、それはね、
かなりあるんじゃないかなと思う。
子どもたち、
独身の人もいるし、
結婚して働き続けてっていう人もいたけど、
でもやっぱり、
かなりもう仕事はやり切ったなっていう感覚が、
自分の中であるときに、
その介護問題が結構出てきたときに、
それを合わさったときに、
でも早期退職みたいな選択肢もあると、
一旦ちょっとそこで仕事を区切って、
介護の方に専念して、
後悔ないようにしたいみたいな。
スピーカー 1
なるほどね。
親子関係の影響
スピーカー 2
専念してる人は結構何人かいたんだよね。
スピーカー 1
これってさ、どうなんだろう。
ちょっと言ってること間違ってるっていうか、
違うかもしれないんだけど、
もしも自分がずっと独身で、
自分自身の子どもとかそういうのはいなくて、
自分がなんか、
自分自身の、
自分の親よりもって言うと変だけど、
自分がケアしなきゃいけないとか、
自分的に思う相手っていうのがいなかったときに、
なんかずっと独身で、
好きにやらせてもらった、
どこか、
なんか老い目って言うと変だけど、
なんか親、
なんかそういう気持ちで自分が、
事実やっぱり、
私結婚したの40のときだから、
結構気持ちとしては、
どこか親に申し訳ない気持ちっていうのが、
ゼロじゃなかったと思うのね。
スピーカー 2
なんか安心させていられてないなとか、
スピーカー 1
孫の顔じゃないけど、
ずっと心配かけてるなみたいな。
ただなんか、
結婚して自分の家庭を持つみたいなことがあるまで、
やっぱずっと娘。
娘っていうのが自分の第一属性っていうか、
結婚したら妻とか母とか、
そういう自分の仕事っていうのを除くと、
自分自身は何なのかって言ったときに、
スピーカー 2
母ですとか、
スピーカー 1
妻ですっていうのが出てくるんだけど、
ずっと娘じゃん。
スピーカー 2
生まれてからずっと娘じゃん。
スピーカー 1
その娘であり続けてるので、
なんか親を見ると、
ちょっと申し訳ない気持ちっていうか、
なんかいつまでも、
別に何か親の経済的とか、
いろんなことで、
世話になってるわけじゃないんだけど、
なんかまだずっと自立してないというか、
親から決定的に離れてない、
どこか申し訳なさみたいなのが、
なんかあって、
その割に別に親も元気だしっていうのに甘えて、
好きなようにやってると。
自分で稼いだ分は自分で使い、
別に介護問題もなければ、
親と一緒に住んでるわけでもなくて、
なんかただ心配だけかけてるっていう、
なんか追い目があって、
それで40とか40ちょっとぐらいまでは、
でも私まだ結婚するかもしれないし、
まだ子供を産むかもしれないし、
っていうところにチャンスっていうか、
そういう思考があって、
それをまだ自分は諦めてないって気持ちがあると、
いや娘をいつか卒業するかもしれないし、
そのつもりだしって思ってるから、
言い訳が立つんだけど、
これが60近くなってきたみたいな感じになったら、
ここから自分が子供を産むのはもうないってなると、
あれ娘で終わるのかな、
ここまで来て、
親もちょっと弱ってきてみたいになると、
なんかやっぱり介護みたいなのは、
一つの自分の責任っていうふうに、
なんか思う気持ちは、
分からないではないなっていう気はする。
それが正しいとか正しくないとか、
スピーカー 2
よく分かんないんだけど。
それは多分ある、双方にあるのと、
あとよく聞くのは、
親の方も途中から独身の娘がいるのが心強い。
そうらしいよね。
そうなんですね。
なので、実家の部屋とかを片付けたりして、
いつでもあなたが泊まりに来ても大丈夫みたいなことを言われると困るみたいな話とかも聞いたりするから、
だからそこは、
例えば結婚してると、
配偶者側の実家の話もあったりとか、
子供が小さいといろいろ子育ての方で忙しいとかって、
いろいろ他にも役割がそれこそあるので、
この子、まだ娘だって。
娘役割をやれるわって思うと、
戻る。その親子の関係にまた戻るっていうか、
そこが強化される。
スピーカー 1
分かる分かる。
スピーカー 2
ある。見たよ。
スピーカー 1
今泉さんがさ、
今泉さんってこのね、
ポッドキャストのゲストに出てくれた、
もう60代半ば後半になられたから、
ずっと独身だったんだよね。
独身だというか、今もそうなんだけれども、
3姉妹なんだって、兄弟。
真ん中なんだけど、
姉も妹も結婚して子供がいて、
今泉さんだけずっと独身で、
最初はずっと、
親には早く結婚しろ、結婚しろって、
あんただけ結婚しないみたいなこと、
ずっと言われてきたんだけど、
ある時から、もう結婚しなくていいみたいな、
親の面倒見てくれるのは、
あんただけだみたいな感じになって、
結局やっぱり一番親のケアを、
最後までやっぱりしたっていうかね、
そこの責任を負うのは、
自分みたいな感じになったから、
だんだんそういう風になったっておっしゃってて、
まさに今よこちゃんが言ったのが、
その通りっていう感じ。
スピーカー 2
結構リアリティとしては割とそういうのもあるから、
それをドラマに入れると、
メッセージがよくわかんなくなっちゃうし、
スピーカー 1
今回初めて親出てきたじゃん。
スピーカー 2
親出てきたけど、でも元気だし、
自立してるし、
明るいトーンだったじゃない?
だし、
まだ結婚して欲しい感じの、
スピーカー 1
きょんきょんのところはそうだったね。
60近いのに。
スピーカー 2
多分普通はないんだよ。
60近い娘に対して、
結婚して欲しいとかっていうよりは、
よりかかる気持ちになる人たちの方が、
スピーカー 1
おそらくマジョリティな感じはする。
スピーカー 2
そうかもね。
でもさ、そこだけはね、
リアリティで描くと、
スピーカー 1
ドラマとしてつらい部分があるから。
あれだって、基本ファンタジードもすごいじゃないですか。
一方で。
確かにね。
きょんきょんはね。
リアリティのバランスが多分すごい。
確かにね。
きょんきょんは60になってもね、
ずっとモテ続けてるし、
素敵な隣人がね、
異常なモテだし、
おじさんたちもね、
仲良きイチもモテるし、
みんなモテてるね。
そう、みんな割とモテてるし、
飯島直子もね、新しいチャンスをね、
スピーカー 2
見つけるしね。
そうなんだよね。
リアリティとファンタジーのバランスがいい。
スピーカー 1
確かに。
松井さんは飯島直子にも共感するっていう、
自分を投影するっていう。
投影しますね。
投影っていうか、どっちもね、
どの人もだから、
多分うまくリアリティがあるからなんでしょうけど、
きょんきょんは、
ちあきはやっぱりサラリーマンとして、
降りていくみたいなね。
うまく降りていくとか、
折り合いつけていくとか、
そういうところを、
10年後見させてもらってるなーみたいなね。
人生の終わりと選択
スピーカー 1
どういうところからの、
こういう風になっていくのかなーってなりますし、
確かに。
のりこは、
のりこ最後はファンタジーだから、
あれでのりこが一生孤独のまま、
何もなくて、
そこからもうタイミーのバイトだけでとか、
苦しすぎるじゃないですか。
ああいうエンドになってくれてよかったんですけど、
本当のリアリティは、
ああいうことは起きなくて、
もうずっと、
タイミーのバイトで引っ越し屋とかを、
やり続けて、
夫と息子ともいまいち連絡も取れなくて、
そうね。
確かに。
確かに。
のが、
っていう人が、
いっぱい世の中にいるんだろうなと思ったんですよ。
で、お母さんとのりこ自身は、
あんなに兄弟が仲いいことも異常じゃないですか。
だから、
確かにね。
恵まれてるんですけど、そこは。
スピーカー 2
だけど、
スピーカー 1
なんか女の人で、
なんていうんですかね、
やっぱり専業主婦を続けていくことが、
さっきのトラツバじゃないですけど、
ずっとなんか、
ある種の、
執着点だったりとか、
安排、
公務員みたいな、
こうだったら大丈夫みたいに言われてきたのがあったけど、
いや、のりこって、
それをやってきたのに、
結果子供が育ったら、
マンションっていうかアパートで孤独じゃないですか。
あの安排ですよっていうルートは何だったのっていう。
そうだよね。
また現代っぽいんですよね。
そうだよね。
スピーカー 2
現代っぽいよね。
さっき、
スピーカー 1
ずっと働き続けて、
結婚せず子供いなかった3人は、
結婚してる風がないって言ったけど、
のりこは、
結果としてファンタジーでね、
すごくこう、
ハッピーエンドな感じにはなってるけど、
やっぱり自分の選択を、
どこか後悔してるシーンがあったんじゃない。
どっちかというと、
働き続けて結婚を選択しなかった人は、
でもやっぱり結婚してた自分って、
想像できないんだと思うんだよね。
それってさ、相手がいなきゃいけないし、
じゃああの時の誰かと結婚、
昔の彼氏と結婚してたら、
今の自分はもっと幸せだったかって言ったら、
いやいや、たぶん違うわって、
なんか言える気がするんだけど、
でもなんか、
家庭を優先して仕事を辞めちゃったみたいな人は、
もしかしたらそののりこと同じような状態になった時に、
私はなんで仕事辞めちゃったんだろう、みたいなので、
なんか後悔するっていう気持ちにつながるっていうのは、
それも含めてすごくリアリティがある感じがするんだけど、
それは選べた道だったのに、
自分でその時は結構確信を持ってやらなかったんだなって、
これが自分の選択だと思って、
能動的な選択でそうしてた。
でもなんかさ、結婚しなかった人は、
スピーカー 2
能動的な結果っていうよりは、やっぱ結果。
そうね。
あとさ、なんか、
でもとはいえ私自身は、
専業主婦という選択をしたこととかが、
すごくリスクが高い選択をしたとか、間違いみたいな感じにも、
一概にもそうは言えないんじゃないかなと思うんだよね。
そうせざるを得なかった人ももちろんいると思うし、
そういう選択をして、幸せをすごく感じる人もすごくいると思うし、
ただ、仕事もそうだけどさ、
会社も卒業が絶対あるじゃん。会社員でいる以上は。
子育ても絶対卒業があるじゃん。
だから、永遠の仕事っていうのは、
すごく本当に限られた、死ぬまで動ける職人とか、
そういうのじゃなくて、自分でやるのじゃなければ、
区切りがあるものであって、
だからその区切りがあるものに対して、
この区切りが来た後、自分の人生はでも続いていくから、
そこをどう生きるかっていうことを、
やっぱり考えていかないといけない。
スピーカー 1
確かにね。
スピーカー 2
なんかその、
スピーカー 1
この3作目の、今回はやっぱりなんか、
いろんなものの終わり方っていう。
そういう感じが。
スピーカー 2
区切りとか終わりとかね。
スピーカー 1
もちろん続くんだけど、
でもこれまでずっと何十年頑張ってきたこととか、
信じてやってきたことが、やっぱり必ず終わるよ。
それは人生も終わるし、
必ず置いていくし、
なんかあらゆるものが絶対終わっていくっていう前提の上で、
どんな心構えだったり、
どんな気持ちでそれを抱きしめていくのかみたいな、
そういうテーマが。
専業主婦のリスクとリアリティ
スピーカー 1
共通テーマがあって、
そうなんですよ。
なんか千恵とのりこが、
だからやっぱりA面B面みたいなところがあって、
スピーカー 2
結局、
スピーカー 1
なんかそれこそ若い頃とか30代40代って、
なんか結婚してる人とね、独身とか、
なんか専業主婦と友働きみたいな感じになるけど、
結局一緒になっていくよねみたいな。
結局終わっていくよね。
結局終わっていくよねっていうのが、
なんかその、
降りていくのが千恵バージョンとのりこバージョンがあるみたいな。
スピーカー 2
そうなの、そうなの。
43:08

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