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2023-09-08 27:33

5:【技術士】2次試験(機械部門) 筆記試験の振り返り

産業機械の設計者が世の中の色んなもののデザインレビューを勝手にしてしまうpodcastです。今回は7/17に受験した技術士2次試験(機械部門)の筆記試験について話してみました。X(Twitter)のハッシュタグ「#デザレfm」でご意見・ご感想お待ちしてます。X(twitter )アカウントは@makino_fan です。

サマリー

Design Review FMの5回目のエピソードでは、技術士2次試験の振り返りについて話されています。 → Design Review FMの5回目のエピソードでは、技術士2次試験の振り返りが話されています。 技術士2次試験(機械部門) 筆記試験の振り返りについて話しました。 → 技術士2次試験(機械部門)の筆記試験の振り返りについて話しています。

技術士2次試験の朝の準備と試験会場での待ち時間
こんにちは、禰豆です。
Design Review FM第5回目、よろしくお願いします。
このDesign Review FMは、世の中の様々なもの、主に工業製品や、それに関わる出来事について、私の主観で勝手にデザインレビューをしていこうという番組です。
何でこんな設計をしているんだろうとか、こういう設計にした方がいいんじゃないかという話を無責任にしていきますので、気軽に聞いていただければ幸いです。
前回はツルドフランスと空気抵抗についてお話しさせていただきました。
今回は技術士2次試験の振り返りと題して、今年の7月17日に受けた技術士の2次試験、筆記試験について話してみようと思います。
では本編をどうぞ。
はい、では本編です。
技術士2次試験の筆記試験ということで、私は機械部門の機械設計を選択科目として受けました。
実は筆記試験が終わったその日に、ノートというブログのようなサービスがあるんですけど、そのノートに書いた記事があって、それを元に今日は話します。
本当はですね、復元論文、再現論文、どっちも言い方あるんですけど、試験で書いた論文の内容を今後のためとか、高等試験のために書き起こすというのは本当は必要なんですけど、
ちょっとその日、疲れちゃってあんまりやる気がなくて、とりあえずノートに感想だけ書いておこうかなという感じで書きました。
再現論文はですね、その後日100%じゃないんですけど、60%ぐらいの量で書きました。
ということで、振り返っていきましょう。
まず当日の朝なんですけど、5時ぐらいに目が覚めてしまいました。
遠足の日の小学生かって感じですけど、本当そんな感じですね。興奮しちゃったんでしょうね。
それで二度寝するのがちょっと怖かったんで、そのまま準備して早めに家を出発しました。
6時ぐらいですかね。
試験会場はですね、神奈川県、私神奈川県で受験したんですけど、関東学院大学ってところでしたね。
ここには試験の1ヶ月前ぐらいに下見に行ってて、ちょうど受験票が届いたぐらいですね。
下見に行って、家から2時間ぐらいかかるっていうのが分かってたんで、
6時に出発して、ちょうど大学に着いたのが朝8時ぐらいでしたね。
そしたら着くのが早すぎて教室に入れなかったんですよ。
係の人に聞いたら、入れるのは9時15分からですよって言われて、
えー、1時間も待たなきゃいけないの?っていう感じで、
なんとか大学の校内でですね、待たなきゃいけない状況でした。
でも7月中旬だったんでだいぶ暑くてですね、
まあその日はもう天気も良くて、太陽が出てたので、
もうだいぶ駅から大学に行く間も暑かったですね。
ただまあ大学の中には結構日陰があって、
日陰のベンチに座って、パラパラと勉強しながら待ってました。
そしたらもう大学内に続々とおじさんたちが集まってくるんですよね。
これは皆さん技術史を受ける人だなと。
その会場っていうのは機械部門だけじゃなくて建築とかですね、
いろんな部門の人が来るんで、たまに女性もいたりするんですけど、
ほとんどおじさんでしたね。
まあそのおじさんたちを観察しながら待ってたんですけど、
ちゃんとノートとか開いて勉強してる人もいれば、
ただボーっとしてる人もいたり、
ツイッターやってる人もいたりっていう感じで、
まあツイッターやってたのは私なんですけど、
そういうツイートをしたりして待ってました。
という感じで9時15分になって会場の教室に入りました。
席なんですけど、ツイッターに美穂さんという技術史の方がいるんですが、
早めに受験の申込書を提出すると端っこの席が狙えるよっていうツイートをしてて、
それをちょうど4月ぐらいに見たんですね。
これはいいこと聞いたと思って、私も真似してみました。
申込期間があるんですけど、最初の日に送ったんですよ。
そしたらそれが大当たりして、私も教室の一番前の一番端っこの席をゲットできました。
しかも隣の席が欠席だったんで、
試験中は他の技術者…じゃなくて技術史の受験者の存在を意識することなく受験することができましたね。
筆数問題の振り返り
実際、筆記試験ですが、午前中は筆数問題があるんですけど、そこから軽く振り返ってみようかなと思います。
午前中の筆数問題は2つ問題があって、
簡単に言うとエネルギーの持久率アップするにはどうしたらいいの?っていう問題と、
インフラですね。壊れた時に公衆に影響を及ぼすようなインフラの故障対応。
2つの問題がありましたね。
インフラの方はH3ロケットの打ち上げ失敗とか、原発の問題とか、そういうのをイメージしたのかなっていう感じです。
私の経験上はインフラの話は書きにくいなと思って、エネルギー持久率っていうのを選択しました。
その問題を軽く読んでみようかなと思うんですけど、
ちょっと読んでみますね。
2019年度の日本の一時エネルギーの約8割は化学燃料に依存しており、エネルギー持久率は12%である。
化学燃料への依存を低くすることで、カーボンニュートラルの実現にも貢献することができ、
さらにはエネルギー安全保障の観点においても、エネルギー持久率を高めることは最重要課題の一つと考えられる。
そしてエネルギーの持久率を今後高めていくためには、輸入化石燃料への依存率を現在よりも低くし、
下にエネルギー供給と電源構成というグラフがあるんですけど、
その図は資源エネルギー庁から提案されているエネルギーミックスを検討することも一つの案と考えられる。
そこで地球環境を考えつつ、日本の経済活動を今後持続していくためには、
エネルギーの入手・確保・輸送・備蓄・転換・利用について検討していくことが必要と考えられる。
このような日本を取り巻くエネルギー環境を踏まえた上で、次の問いに答えよう。
というところで、1、今後日本におけるエネルギー持久率を上げるため、
技術者の立場から考えた場合にどのような課題が考えられるか。
多面的な観点から3つ抽出し、それぞれの観点を明確にした上で、それぞれの課題内容を示せということですね。
この1、日本のエネルギー持久率を上げるための課題をですね、多面的な観点からという問いなんですけど、
この多面的な観点からというのはよくある問題のパターンなんですけど、
いつも過去問とかやってると、多面的な課題をどうしようかなと思って、
人、物、金とかですね、自分で観点を決めてたんですけど、
今回その問題の中に観点のヒントがあるなと私は思って、
問題の後半の方ですね、
エネルギーの入手・確保・輸送・備蓄・転換・利用について検討していくことが必要であると考えられると。
これはヒントを問題文の中に入れてくれてるんだなと思って、私はそこから観点を選びました。
課題の抽出ですけど、3つ選べってことだったんで、
私はですね、まず利用の観点からというところで、いかにエネルギーの需要を少なくするか、
使う量を減らせばいいんじゃないのというのを1つ持ってきたのと、
あとは転換の観点というところから、化石燃料に依存しているのを、
少しでも再生可能エネルギーに転換するにはどうしたらいいか。
あとは3つ目に人材入手というこの観点から、いかにグリーン人材を増やすか、
再生エネルギーに詳しい人材をどうやって増やすか、
この3つの観点を選んで、課題を抽出しました。
2つ目のこれもよくあるというか必ずこの問題のパターンなんですけど、
その1つ目で選んだものから最重要課題を選んで、解決策を述べようと。
私はですね、1-1のですね、いかにエネルギー需要を少なくするかというところを最重要課題として選びまして、
その解決策としては、エネルギーを少なくするためには省エネの機械を作ればいいんじゃないのということで、
省エネ機械の開発、あとはその生産性の効率、作るためのエネルギーも減らすためには効率化すればいいんじゃないのと。
あとはですね、CFP、カーボンフットプリントの可視化ということで、
どんだけ二酸化炭素を出しているのというのが見れれば、見ることができればその意識を変えて減らす方向に向かうんじゃないのというところで、
その3つの解決策を挙げました。
問いの3つ目として、これもよくあるパターンで、
その2つ目で出した課題と解決策を実行した上で得られる成果と波及効果、
新たに生じる懸念事項、土壌と。
ここはですね、成果としてはエネルギーの持久率がアップしますよと。
波及効果としては不確実な世界の中で安定的な生産活動を続けられるようになりますよと。
新たなリスクとしては、再生可能エネルギーが増えたことで、
自然災害の影響とかが受けやすくなると、電力供給が不安定になるリスクがあるんじゃないかというところを挙げました。
その対応策がちょっと私は失敗したなと思って、
あまり機械技術者として示せという問題に書いてあったんですけど、
機械っぽくないことを書いてしまって、
スマートグリとか、地産地消な発電設備とか、蓄電設備を準備するみたいなことを書いてしまいました。
ちょっとそこが失敗したなというところですね。
最後4つ目に、今まで挙げた業務に対して、
技術者としての倫理、社会の持続性、持続可能性の観点から必要となる要件、留意点を述べようと。
ここはお決まりな感じで、公衆の安全・健康・福利を最優先としますよとかですね。
社会の持続可能性という観点からは、カーボンフットプリントを意識した設計を行いますよみたいなことを書きました。
で、ちょっと最後ですね、結構焦っちゃって、
どうしようどうしようと、あと残り30分で1枚残したんですね。
問題紙3枚あるんですけど、1枚残ってて、結構焦りながら最後書いてしまってて、
結局、あまり文章の量を考えることができなくて、最後5行ぐらい残しちゃいましたね。
あと、よく絵を描きなさいという指導をあったんですけど、絵も書けませんでした。
ちょっと振り返ると、残った5行のところに絵を描いちゃえばよかったんですけど、ちょっとそこは焦ってできませんでしたね。
ちょっと反省が多い筆数問題でした。
で、午前中の筆数問題はそんな感じですね。
午後の選択問題の振り返り
はい、じゃあ続いて午後ですね。午後はですね、選択問題ということで、
機械部門の中でも機械設計という科目の問題です。
選択問題は2-1、2-2、3という大きな3つのくくりがあって、それぞれの中も問題がいくつかあって選択するようになっています。
まず2-1ですけど、2-1もですね、ちょっと4つ問題があるんですけど、もう1つしか解けるものがなくてですね。
ちょっと問題をさっと見てみると、2-1-1は蘇生加工について、炭像とか圧縁引き抜きというところから3つについてその特徴とか、どんな部品に使われているかというのを述べようと。
これは頑張れば書けるかなという感じですかね。
2つ目が2-1-2、ネジについて、そのネジの設計で用いられる内力係数について説明しようと。
あとそのネジに加わる荷重の求め方というのも説明しようと。
ちょっとここは勉強不足で全然わかりませんでした。
2-1-3、機械の経年変化とか変形を測定するための変異型というのがいくつか種類があって、
歪みゲージとか渦電流系とか、その原理とかを説明しようと。
これもちょっと頑張れば書けるかなと思ったけど自信がありませんでした。
最後2-1-4というのがデザインデビューベースド、フェーラーモード、デザインデビューですね。
その手法について、FMEAという、フェーラーモードアンドエフェクトアナライシスというのを比較して述べようと。
これはわかりやすいなと思って、私はこの2-1では2-1-4番の問題を選びました。
次2-2ですね。2-2は問題が2つあって、これも最初ばーっと説く前に見たんですけど、
2-2-1というのは最適化問題を進めるにあたって、いろいろ述べなさいと。
2-2-2がある試作品、新製品の試作品を作りましたと。
それをテストしたところ、ちょっと何か一つで不具合が発生しましたと。
その不具合を調査して、原因究明して、対策して、というところを指揮するにあたってどういう内容がありますかと。
これはなんかいつもやっている内容だなと思って、2-2-2を私は選びましたね。
3番目。3番目はですね、必須問題、午前中の必須問題と結構似たような問題が出るんですけど、
これも問題が2つあって、3-1が簡単に言うと物流、運搬、ある製品を運搬するにあたって、
運送の効率化はどうすればいいかと。
問題選択と回答
2-2が少子高齢化による人手不足とあったときに、サイバーフィジカルシステムを活用したデジタルツインによる対応を進めていくにあたってどうしたらいいかと。
それをですね、その実際の生産ラインとかに取り入れるためにはどうするべきか、どういう課題があるかというところで、
サイバーフィジカルシステムというのがなんとなくイメージはあるんですけど落とし込めていないところがあったので、そこは3-1を選択しました。
そういうのを午前中に問題が配られたときにまずばーっと問題を見ちゃって、これこれこれってまず選びましたね。
始まる前は技術士のすすめっていうツイッター、今はXですね、Xで春山さんという技術士の方がやられているスペースがあって、
そこでお話が誰かからあったんですけど、配点の大きさとかから、3番目から逆に書いといた方がいいよっていう話があって、
最初私もそうしようかなと思ったんですけど、問題を見たときに、これはなんか最初に2-1、2-2の寄せました方がいいかなとか、
書けるかなと思ったんで、結局順番通り書いちゃいましたね。
具体的な回答の内容については、どうしようかな。
2-1については割愛しますけど、2-2ですね、2-2-2、試作品の不具合調査みたいな形で、
私は工作機械の設計をしているので、工作機械の中でもワークを回転させるテーブルっていうところをちょっとイメージして、
テーブルに使用しているギア、減速器ってあたりに不具合が発生したというところをストーリーを勝手に作ってですね、
減速器が悪いんじゃないか、まずはそこの原因がわからないと。
なんかよくわかんないけど、加工できなくて機械が止まってるよっていうところからスタートして、
最初のだいたいヒントがあるんですよね。
こういうアラームが出てるよとか、異音がしてるよとか、だいたいそのトラブルの発覚の原因があるんで、
その原因からこういう問題が起きてるんじゃないかって推測して、こういう調べ方をすればいいんじゃないかっていうことを書いて、
実際調べました、結果が予想と一致しました、一致しませんでした。
じゃあここが悪いんじゃないか、減速器が悪いんじゃないか、
じゃあ減速器をどうやって改善しますかっていう話を、ちょっとストーリーを作ってですね勝手に。
途中そのFTAで要因を検討しますよとか入れながら書いて、最後関係者との調整っていうところがあるんですけど、
調達部門と納期コストを検討しましょうとか、組み立ての部門と減速器を交換したいので、
分解と再組み立てのコースを確保してもらいましょうとか、そんな話を書きましたね。
実際の回答内容
これ結構自信があるんですよね。
3-1、3-1はですね、輸送効率を向上するための課題っていうところで、
ここも私の専門分野ですかね、マシニングセンターというところで考えました。
輸送効率を向上するための課題というところで3つ挙げなさいと。
そこではそもそも輸送しなきゃいいんじゃないのってところで、ユニットの現地生産、
あと輸送形態を考慮した設計、その輸送しやすくコンテナに入りますよとか、トラックに乗りますよとか。
あと3つ目、廃棄時の輸送。
お客様のところに持っていくだけじゃなくて、最後捨てることも考えましょうねと。
その分解性とかですね、環境性、設計っていうんですかね。
そういうところを3つ挙げました。
その中で1-1のユニットの現地生産っていうのを最重要課題として、
ユニットの現地生産するためにはモジュール化しましょうよ、インターフェースを定義しましょうよ、
あとはカーボンフットプリントっていう話を入れてみたり、
データドリブンなんて話を入れてみて、
新たなリスクとして、現地生産してしまうことで国内の技術の伝承がうまくいかないんじゃないのっていうリスクを挙げて、
その解決策としては、現地生産するんだけど、
妥当性確認はちゃんとこっちでやりましょうねとか、
リスクアセスメントやりましょうねとか、
3Dモデルをちゃんと共有しましょうねとかですね、そういう話を書いて、
最後ですね、こっちも業が余っちゃったんで、
以前、支部長さんって方がいらっしゃるんですけど、
その方も言ってたんですけど、最後はパッションだよと、
熱い思いを書きましょうと、
私もですね、ちょっと熱い思いを最後書いてみました。
でも一行ぐらい余ったのかな、一行ぐらい余って以上と書いて、
終わりましたね。
終わりましたね。ちょっとここもですね、3の方もちょっと筆数寄りの回答になったかもなぁ、
もうちょっとその専門性を入れないとダメだったかなという反省があります。
はい、ということでですね、午後は時間的には30分ぐらい残して書き終わったんですけど、
ちょっと色々書き直すには時間がないなと思ってですね、
あとは見直して5時、間違った字を直したり汚い字を直したりという感じで午後の部は終了しました。
という感じでですね、今日は技術士の二次試験、筆記試験を振り返ってみました。
なんで今頃って思うかもしれないんですけど、
筆記にうかわるとですね、年末に高等試験があるんですね。
今9月になったんで、高等試験年末なのであと3ヶ月4ヶ月ぐらいですね。
そろそろ高等試験の準備を始めようかなと思って筆記を振り返ってたんですけど、
ついでにポッドキャストにしてみようかなというところで今喋ってます。
ちなみに筆記試験の合格発表がですね、11月ぐらいなんでちょっとまだまだ結果が出なくてですね、
もんもんとしてるんですけど、
結果次第だと高等の準備を始めても無駄に終わる可能性もあって、
微妙なところなんですけど、今そういう状況です。
はい、ということで今日はですね、技術士二次試験の筆記試験についてお話しさせていただきました。
このポッドキャストもですね、今回で第5回目ということで、
今まで4回配信してきましたが、
1回あたりですね、4人の方に聞いていただいてますね。すごいですね、4人ですよ、4人。
何もツイッターとかでね、宣伝もしてないんですけど、たまたま見つけて聞いてくれたんじゃないかなと思います。
ツイッターの方でこんなポッドキャストやってますよってお話しかけば、
もう少し聞いてくれる方増えるんじゃないかなと思うんですけど、
ちょっと恥ずかしい。恥ずかしいって言ったらですね、続くかどうか恥ずかしいって言うんですかね。
途中で終わっちゃうのが嫌なんで、10回目まで続いたらツイッターの方でも宣伝してみようかなと思ってます。
ということで今日は以上です。さようなら。
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