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こんにちは、辻曽です。
Design Review.fm、第2回目です。よろしくお願いします。
このDesign Review.fmは、世の中の様々なもの、
主に工業製品やそれに関わる出来事について、
私の主観で勝手にデザインレビューをしていこうという番組です。
なんでこんな設計をしているんだろうとか、
こういう設計にした方がいいんじゃないか、
ということを責任にしていきますので、気軽に聞いていただければ幸いです。
前回は、川崎市の小学校で起きたプール流出事故についてお話しさせていただきました。
今回は、工作機械メーカーで働くということについて話してみます。
では本編をどうぞ。
はい、ということで本編です。
工作機械メーカーで働く魅力
今日は、工作機械メーカーで働く魅力について話してみたいと思います。
一口に工作機械メーカーと言っても様々な仕事がありますが、
その中でも私が関わっている設計開発業務についてお話ししたいと思います。
突然ですけれども、あなたが好きな機械は何でしょうか。
自動車が好き。
その中でもトヨタ車が好きで、その開発に関わりたい。
電気が好き。
キャタピラーの予圧ショベルを作りたい。
もしくは、今盛り上がっている半導体の製造装置に関わりたい。
という感じにですね、明確に関わりたい機械、業界が定まっている人は、
迷わずその会社を目指していただければいいんじゃないかなと思います。
熱意があればですね、いけるんじゃないかなと思うんですよね。
ただ私はそういう熱い思いがある学生ではありませんでした。
入社までの経緯ですよね。
話してみると、子供の頃はですね、利権の許可はなんとなく得意で、
みかみかしいものに興味があるんですけど、
これというものがない感じでしたね。
中学生の時にNHKで放送していたロボコンを見て、
こういうロボコンが作れる学校は楽しそうだなという理由で、
高生に進学しました。
ただ進学した後はですね、結局ロボコンはやらないで過ごしてですね、
大学に返入しました。
ずっとロボットには興味があったので、
それっぽい研究室に入って、それっぽい研究をしていた時に、
教授の推薦でですね、今の会社を知って、
受けて内定をもらえたという感じですね。
私のようになんとなく機械は好きで、
ものづくりに関わりたいけど、これというものはないという人は案外多いんじゃないでしょうか。
そんな人に工作機械メーカーはおすすめです。
おすすめの理由を説明していきたいと思います。
おすすめ理由1、何でも関われる。
本当に何でもなんですよね。
自動車ではエンジンはもちろんボディの金型だったり、
ホイールを削るとかですね、
また航空機ではウィングリブの削り出しだったり、
ジェットエンジンの部品など、
あとは新幹線の先端の部品だったり、
身近なところだとペットボトルの金型、ブロウ型の金型ですね。
あとスマホのボディとか、カメラのレンズとか、
半導体装置だったり、風車ですね、風力発電の部品だったり、
もうあげればキリがないんですけども、
もう世の中全てのものの製造に関われるといっても過言ではありません。
次におすすめ理由2、こいつ動くぞ。
というところでですね、メカが好きな人って動くものが好きですよね。
工作機械も動くんですよ。
もともとロボットが好きだった私はですね、
工作機械に興味を持ったっていうのも、
自動で動くっていうところがロボットみたいだなっていう風に感じたからです。
次におすすめ理由3、上流から下流まで関われる。
自動車メーカーに比べるとですね、会社の規模が小さいので、
そのものづくりの上流から下流まで関わることができるんですね。
お客様を訪問して機械の仕様を決めたり、
その仕様に合わせた機械を設計する。
設計した部品の図面を書いて、
部品の手配をすると。
手配っていうのは手配の部署があるんですけども、
工作機械の上流から下流まで関わる
手配の依頼をするということですね。
居物の業者さんだったり、部品加工の業者さんと打ち合わせしたり、
必要であれば工場に行ったりもします。
そのあと組み立てにも立ち会ったり、ちょっと手伝ったりということもありますね。
機械ができた後はお客様の工場に擦り付けに行ったり、
障害発生時には調査に行ったり、
これはあまり行きたくないですけど、そういうこともします。
あとは機械の開発チームの規模も小さいですね。
1台の工作機械の開発っていうのは大体4,5人ぐらいですかね。
のメカの開発チームで担当します。
その他に制御の人とかソフト担当の人も加わるんですけども、
メカ以外の人は1000人じゃないことが多いですね。
工作機械は開発のメンバー、開発するチームメンバーが少ないからこそ、
全員が機械全体を把握している必要があります。
簡単に言ってしまうとそれぐらいの人数で開発してしまうことができる機械ということですね。
これは自動車であれば多分何十人何百人とかはあって、
1人1人が担当する部分もかなり限定されるんじゃないかなと思います。
それこそチーフエンジニアという立場にならないと全体をなかなか把握できないんじゃないでしょうか。
具体的な業務内容はまた違う機会にお話しできればなと思います。
ということで今日はこれぐらいで終わりにしたいと思います。
私ツネ像という名前でツイッターもやってますのでそちらもご覧いただけると幸いです。
ではまたお会いしましょう。さようなら。