科学系ポッドキャストの日のテーマ
今回は、科学系ポッドキャストの日の企画に参加します。
Design Review FM第88回目。
このDesign Review FMは、世の中の様々なもの、主に工業製品について、
私の主観で勝手にデザインリビューをしていこうという番組です。
はい、ということで今回は科学系ポッドキャストの日ということで、
科学系ポッドキャストの日とは、様々な専門性を持つポッドキャスターたちが、
共通テーマについてお話ししましょうという企画となっております。
今回のホストはですね、町内細菌相談室さんと宇宙話さんの共同ホストとなっています。
今月4月の共通テーマは、保険。4月7日は世界保険デーらしいですね。
ちょうど5年前の4月7日は、緊急事態宣言が初めて発令された日となっているそうです。
これを機会に、保険、医療、健康についてお話ししましょうということで、
今回、Design Review FMでですね、機械設計者の職業病と健康対策ということで、
機械設計者はですね、長時間のデスクワークが多かったり、
ある意味細かい作業が多かったりするので、特有の職業病というとちょっと大げさなんですけれども、
いろいろな体の不調に悩まされることがあります。
腰痛だったり、眼性疲労だったり、県床炎、あとはストレスなどね、
そういう設計者の健康に影響を与える問題についてちょっと考えて、
具体的な対策をね、みんなで考えてみようかなと思っております。
では本編をどうぞ。
職業病の考察
はい、じゃあまずは設計者側ですね。
機械設計者が陥りやすい職業病についてちょっと考えていきましょう。
まずパッと出てくるのはね、腰痛、肩こりですね。
やはりどうしても長時間のデスクワークになってしまいますので、
だいたいね、本当に1日中設計をしているような日だと8時間、10時間ぐらいデスクに座っていることになりますので、
姿勢が悪くなって腰だったり肩に負担がかかってしまいます。
またその図面作成だったり、こうぐっと集中して画面を見ていると、
無意識のうちに猫背になったりしてしまいますね。
そういうことで腰痛、肩こりが起こりやすいと。
あとはそれに伴って眼性疲労ですね。
そういう図面作成だったり、モデリングの作業でずっとモニターを長時間見続ける。
設計するための資料を見続ける。
レポート作成などで画面を見続けると。
デスクに座っている8時間、10時間、その間はすなわち画面を見ている時間になりますので、
目が疲れやすくなります。
ピント調整の負荷が蓄積してしまうことで視力の低下を引き起こすこともありますね。
そして県症炎。
キーボード、マウス、当然デスクにいる間は操作しますので、
指だったり手首に負担がかかって県症炎になるリスクがあります。
特にクリック、スクロールの動作が多いと、手首へのダメージが蓄積されていって県症炎になっている方も多いですね。
最後は心のストレス、メンタルヘルスの問題ということで、
設計業務は脳筋に追われたり、高い集中力を要求されることが多いですので、
ストレスが溜まりやすいと思います。
またそのプロジェクトにおける使用変更だったり、
お客様で起きたトラブルの対応が必要だったりというところで、
結構精神的な負担も大きいというところで、心の問題もあるということですね。
健康対策の提案
では、これらの職業病を予防・改善するためにどうしたらいいか。
まず一つ目の腰、肩への影響なんですけども、
エルゴノミクスを意識したワークスペースの改善ということで、
椅子やデスクの高さ調整をして、なるべく正しい姿勢を維持できるように、
自分の体格に合わせて、
なかなかやっぱり机とか椅子というのは会社で支給されるものを使っていることが多いと思いますので、
机の高さを合わせるというのはなかなか難しいですけども、椅子は高さが調整できると思いますので、椅子の高さを調整する。
あとはスタンディングデスクの活用ということで、長時間座り続けることを避けて立って作業する時間を増やすのも効果的ですというところなんですが、
やはりこちらもね、一人だけ立って作業とかっていうのはなかなか会社だと難しいと思いますので、
まあなかなかね、スタンディングデスクってのも難しいかなと思います。
あとはその正しい姿勢を維持できるように、サポートシート、姿勢を矯正するためのサポートシートっていう椅子に引いて使うものもおすすめです。
私も使ってまして、バックジョイっていうメーカーの5000円くらいしたのかな、椅子に座るときにお尻の下に引いて使うものなんですけども、
強制的に猫背にならないように、背中がピンと伸びるようにサポートしてくれるものですね。
こちら使うことで腰痛の予防になっているんじゃないかなと思ってます。
あとはね、休憩と運動も大事ですね。
1時間に1回立ち上がって軽くストレッチをするだけで血流が改善されると。
あとは目の休憩で20×20×20ルールというものがあるそうです。
20分ごとに20秒、20フィート先を見て目を休めると。
そうすることで眼線疲労が軽減されますということですね。
20フィートは約6メートル先を見るということです。
これは結構私も休憩をしていて、やっぱりずっと触っていると疲れちゃうので、
ちょっと疲れるとぐるっと開発のフロアを出て階段を1階分降りて、
ぐるーっとフロアの反対側まで歩いて、また階段を登って戻ってくるとか。
ちょっと軽く2〜3分、疲れたなと思ったら立ち上がって無駄に歩いて帰ってくると。
そういう時間を作ったりしていますね。
あとはツールの工夫ということで、エルゴノミックマウス、キーボードの導入ということで、
手首の負荷を軽減するために形状が工夫されたマウスやキーボードを使うのもおすすめです。
私もトラックボールマウスを使っていますね。
普通に手で持って動かすんじゃなくて、
トラックボールを親指とかでクルクル回すことでマウスを操作する。
ということで、手首を使う負荷を軽減してくれるようなマウスです。
ロジクールのトラックボールマウスを使っていますね。
さっきの正しい姿勢にもつながるんですけども、モニターの高さ調整というのもやっぱり重要で、
目の高さに合わせてモニターを設置することで首や肩への負担を減らすことができます。
あと高さもですけど距離も大事ですよね。
モニターと目の距離というのかな。
どうしても目が疲れてくると画面が見づらくなってくるので、
そういうときはモニターを近づけてあげて、
なるべくストレスないように目の負担を減らせるようにしてあげればいいかなと思っています。
最後、メンタルケアの方法でこれが一番大事だなと思っていて、
まずタスク管理ですね。
作業の優先順位というのを決めて無理のないスケジュールを組むことで脳機のプレッシャーを軽減できます。
いついつまでに図面を出土しなきゃいけないよという日程があるときに、
なるべく前倒しで余裕を持ったスケジュールでできるように優先順位を決めたり、
作業はやらないで決めたり、迷う時間を少なくするということですね。
やっぱりこの迷う時間をいかに減らすかというのが本当に大事だなと思っていて、
本当に10年目とか若手の頃は自分が迷っている時間も大事だなと思っていたんですよね。
やはり迷うというところで、何で迷うかというと自分で判断できないからどうしようかなって迷うんですよね。
何で判断できないかというと知識がないとか経験がないとかというところで、
若手の頃は迷って考えることも大事だなと思っている時期もありました。
そうしたらやっぱりそこがどうしても時間がかかってしまって、なかなか設計に着手できないとか、
設計を進められないとかという原因になってしまうので、
最近は迷ってもしょうがないなというふうに考えることが多くて、
私が迷ってしまうということはもう考えても決められないなということで、
迷ったらもうすぐ上司とかに相談して方針を決めてしまうと。
そんな考えで最近はやってますね。
なるべく迷う時間を減らしましょう。
あとはリフレッシュの時間を確保するということで、
仕事以外の趣味だったり運動する時間を取り入れることでストレスを解消しましょうということで、
私は趣味らしい趣味ではないんですけど、読書くらいかな、小説読んだり、
お風呂張りながら小説読んだり、
最近は子どもたちと一緒に遊ぶってこともないんでね、
あまり運動もしなきゃなと思ってるんですけどできてないんですけど、
そういうリフレッシュの時間を確保しましょうということで、
本当に心が一番大事ですから。
なるべくストレスは解消しましょう。
ということで今回は機械設計者の職業病と健康対策についてお話ししてみました。
もう一度ポイントを振り返ってみると、
機械設計者は腰痛、眼性疲労、県床炎、ストレスなどの職業病に注意が必要ですと。
ワークスペースの工夫だったり定期的な休憩運動が重要となってきます。
適切な良い体に合ったツールを選んで、
健康を意識しながら働くことで長く設計の仕事を続けられるようにしましょうと。
設計者の健康は良い設計につながります。
皆さんも自分の働き方を振り返ってみて、
健康を意識した仕事の進め方を試してみてください。
健康的な設計は健康な体から。
ということで今回はここまでです。
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はい、ということで今日は科学系ポッドキャストの日、
4月のテーマ、保険ということでお話ししてみました。
ではお疲れ様でした。ご安全に。