機械設計者の労働環境
こんにちは、常蔵です。
デザイン・リビューFM第69回目始めていきましょう。
このデザイン・リビューFMは、世の中の様々なもの、主に工業製品について、
私の主観で勝手にデザイン・リビューをしていこうという番組です。
今回はですね、機械設計者のモニター事情をちょっと話してみようかなと思います。
これはですね、機械ブロガーであるリビーさんのポッドキャストがありまして、
モノギラジオというポッドキャストなんですけれども、
それのシャープ語で、PCのモニターどんな感じで使っているというお話がありまして、
それがとても面白かったので、私もちょっと真似して話してみようかなと思います。
まず前提的なところからお話しすると、私はほぼほぼ在宅勤務はしていません。
90%以上会社に出社していますね。
会社で使っているパソコンですけれども、機械設計者ですね、1人当たりパソコンを2台与えられています。
1台は3D CAD用のパワフルなデスクトップPCで、いわゆるワークステーションというやつですかね。
もう1台はノートPC、ラップトップですね。
基本的にはそのラップトップを使って仕事をするイメージです。
そのラップトップからワークステーションへリモートデスクトップでアクセスして、
そちらの中で3D CADを使っていく、そういう感じですね。
なので基本的にどこでも3D CADを使える環境となっていまして、
もちろん在宅勤務中でも使えますし、
ちょっと設計の事務所を離れて工場にいるときでも、
またはそのお客様のところへ出張中でも、どこでも設計ができます。
工場の中はWi-Fiが飛んでいますので、
そのLANのポートを探す必要はなく、そのWi-Fi経由でCADにアクセスできるし、
会社の電話としてiPhoneを支給されていますので、
出張中はこのiPhoneでデザリングをしてつなげるという感じです。
この辺りはコロナ禍の時にだいぶ整備されましたね。
それまではワークステーション1台しか与えられていなかった状態でしたので、
ちょっと検証で工場に行くとか出張するとかいうときは、
設計開発の部門で持っている共用のラップトップを借りる必要がありまして、
それは結構予約で埋まっているなんてこともありました。
なので今はとてもそこら辺は気を使わなくていいので快適ですね。
モニターとソフトウェアの活用
パソコン事情をわかっていただけたところで、モニターの話です。
会社では今モニターを2枚使ってますね。
2枚はですね、1枚は27インチ。
よくあるパソコン用の、ちょっと大きめですかね。
普通か、27インチですね。
もう1枚は50インチ、大きいモニターです。
モニターというよりか液晶テレビですかね。
設計の事務所の机にいるときは、27インチと50インチの2枚で仕事をしています。
どう使っているかというと、27インチの方はだいたい3D CADの画面を映す専用として使っています。
先ほど話したようにリモートデスクトップでつなげたワークステーションの画面を27インチの方に出して、
こっちがほぼメインのモニターという扱いですかね。
体の向き的にもこの27インチを正面になるような姿勢で座っています。
もう1枚の50インチの方はサブ的な扱いで、3D CAD以外のウィンドウを並べて使っています。
どんなウィンドウかというと、メールソフトとか、
自分用に作った社内フォルダのリンク集となっているExcelファイルとか、
今担当している機械の組み立ての日程表、あとはTo-Doリストとか、
PDMのソフトもこちらで並べています。
これらのウィンドウを50インチの大きな画面に並べているんですけれども、
これを自分で毎回毎回サイズを調整しながら並べようと思うと結構大変です。
なので私はこのウィンドウを自動でサイズを合わせて並べてくれるソフトを使っています。
どんなソフトかというと、PowerToyというソフトですね。
このPowerToyはマイクロソフトが開発しているオープンソースソフトウェアで、
Windowsをいろいろカスタマイズして使いやすくするためのユーティリティソフトですね。
無料で使うことができます。
このPowerToyの一つの機能として、ファンシーゾーンというものはありまして、
これがこのウィンドウのレイアウトを自由に配置できるものです。
このファンシーゾーンで50インチのモニターを5つのゾーンに分けて、
そこにメールの画面だったり、リンク集だったり、組み立ての日程表だったり、
トゥードゥリストというのを配置しています。
毎回パソコンを立ち上げるたびに、決まった場所に決まった大きさで
それぞれのウィンドウを配置できるので、とても気持ちがいいですね。
このウィンドウの配置というのは複数のモニターにも設定できますので、
この27インチの方にも設定しています。
通常は全画面でキャラの画面を映しているんですけども、
ファイルのやり取りをしたいというときはこの半分に分けられるようにしていて、
右側と左側、それぞれエクスプローラーの画面を表示したりというような使い方もしています。
その設定もいくつか保存できるようになっているので、
仕事の内容に合わせて配置を変えることができますね。
私はそこまではやっていません。
このファンシーゾーンですね、ぜひおすすめですので使ってみてください。
このPowerToyの中にはファンシーゾーン以外にもいろいろな機能があって、
カラーピッカーとか写真のサイズ、容量を変更するイメージリサイザーとか、
あとはキーボードのマッピングをするキーボードマネージャーとか、
マウスのポインターを見つけやすくしたり、蛍光ペンとして使えるようにしたりするマウスユーティリティとか、
ファイル名を一括で変更できるパワーアリネームとか、
あとはランチャー機能とか、たくさんの機能があります。
たくさんありすぎてちょっと私は全て使ってはいませんね。
この中でこの他にもいろいろあるんですけども、
ファンシーゾーン以外で特におすすめな機能がありまして、
それがファイルロックスミスという機能ですね。
何かそのファイルを削除しようとしたり、名前を変えようとしたときに、
別のプロセスがこのフォルダまたはファイルを開いているので操作を完了できませんと、
パソコンから怒られて、もうイライラした経験が皆さんあると思います。
そんなときはこのファイルロックスミスという機能を使えば解決することができます。
この削除できなかったファイルを右クリックして、
このファイルは何で使用していますかというコマンドがあるので、
それをポチッと押すと今削除できなかったファイルが、
どのプロセスで使用されているかわかるんですね。教えてくれます。
そこからそのプロセスを終了させることもできるので、
消せなかったファイルのロックされている原因を解決することができます。
これは標準であってもいいような機能ですよね。
ということで半分ぐらいパワートイの説明になってしまいましたが、
機械設計者のモニター事情について話してみました。
ということで今週はここまでです。
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ではお疲れ様でした。ご安全に。