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2023-10-17 15:37

12:【工作機械】MECT2023直前!この工作機械が見たい!

MECT2023開幕直前!
私が個人的に見たい工作機械を紹介しています。一緒に楽しみましょう!

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サマリー

MECT2023は、日本最大級の工作機械見本市です。今回は、マキノフライス製作所、松浦機械製作所、NIDEC、安田工業、杉野マシン、DMG森精機などの注目メーカーや新機種を紹介しています。自動化や切りくず対策、メンテナンスフリーなクーラントタンクにも注目しています。

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こんにちは、ツネゾウです。
デザインレビューFM第12回目、始めていきます。
このデザインレビューFMは、世の中の様々なもの、
主に工業製品やそれに関わる出来事について、
私の主観で勝手にデザインレビューをしていこうという番組です。
今回は、科学系ポッドキャストの日に参戦しまして、
10月のテーマ、スポーツにちなんで、
サメ肌水着とバイオミミクリについてお話ししてみました。
今回は、MECT2023直前ということで、
MECT2023この工作機械が見たいというテーマで話してみます。
MECTに行くよという方は、ぜひ参考にしてみてください。
MECTの開幕に間に合うように、今週は早めの配信となります。
では本編をどうぞ。
はい、本編です。
SNSを見ていますので、だんだん盛り上がってきているのを感じるMECT2023ですが、
MECTを知らないよという方に簡単に説明すると、
正式にはメカトロテックジャパン2023、略してMECT2023で、
今年2023年で日本最大級の工作機械見本市となっています。
会場は名古屋のポートメッセ名古屋で行われます。
日本ではジムトフという工作機械見本市もあって、
こちらの方が会場の規模は大きいのですが、
MECTとジムトフというのは1年おきに開催されているので、
今年の2023年はMECTの年ということですね。
今年一番大きい工作機械の見本市となっております。
今年は10月18日水曜日から21日土曜日までの4日間開催されまして、
この収録は10月15日日曜日に行っているのですが、
すでに会場の設営は始まってまして、
設営の様子はTwitterなどに各社写真をあげてくれています。
今回はMECT2023この工作機械を見たいということで、
私が個人的に見たいなと思っている、注目しているメーカーや
工作機械を説明していきたいと思います。
注目メーカーの新機種
まず1社目はマキノフライス製作所です。
マキノフライス製作所のホームページを見てみると、
MECT特設サイトとしてバーチャルブースが公開されています。
ここによると今年の出展機はDA300の自動化パッケージ、
カミングスーンという新機種の展示があるようです。
この新機種は名前だけ先行で公開されています。
工業系YouTuberのなんとか重工さんとのコラボ動画が公開されています。
この中で新機種の名前がDA500だと発表されています。
名前からすると、もう一台の展示機DA300の兄貴分的な
縦型五軸マシニングセンターだと思われますね。
実は私は工場でなんとか重工さんを目撃しまして、
私がいつも働いている工場で工場見学をしていたんだと思うんですけど、
このコラボ動画を撮影しているタイミングだったんですね。
このDA500、私もまだ見たことがないんですけども注目です。
2社目は松浦機械製作所さんです。
今回出展機を見てみるとホームページがあって、
出展機はMAM-72-42Vのパレチェーン付き、
あとはMX-420のパレチェーン付きを展示というところですね。
機械自体は新しくないんじゃないかなと思うんですけど、
新しいオペレーティングシステムMiOSというのが新しく搭載されているところですね。
そこにちょっと注目ですね。
この機械がストロークとかワークサイズ的に
木のフライソンのDA300と競合するような機械なので、
ブースも近いので、それぞれの機械の良いところと悪いところに比べてみてほしいなと思います。
あとは松浦の室長さんが毎日いらっしゃるそうなので、また筋トレが見れるかもしれませんね。
3社目は何かと話題のNIDECさんで、
NIDEC OKKの方ですかね。
こちらも新機種が出るようです。
こちらもシルエットのみが今公開されているんですけども、
OKK側の縦型5軸のような気がしますね。
詳細はわかりません。
ちょっと気になるので、こちらも見てみたいなと思っています。
NIDECさんといえば、先番メーカーの滝沢をTOBで買収しましたが、
多分ブースのメクトの申し込みの時にはまだそういう話がなかったのか、
裏では動いていたかもしれないですけど、間に合わなかったのか、
今回は別のブースでの出展になりますね。
滝沢さんはですね。
4社目は安田工業ですね。
こちらもその新機種のH40i-100というのが展示されるようです。
直径がπ1000、重さ300キロ、搭載可能といってですね、
従来のH40iよりも一回り大きなワークを乗せられるようにした
横型の5軸加工機のようです。
名前だけ見るとH40iの派生機のようなんですけどね、
ワークを大きくするって結構大変なんですよ。
特にこの機械のように、ワークを振り回すタイプの5軸加工機だと、
特に加工室内のカバーとのワークの干渉とか、自動化システムの干渉とか、
ワークを大きくするところで対応しなければいけない場所というのがたくさん出てくるので、
ほとんど新機種、1から作るようなことまではいかないと思いますけども、
大変な変更が必要になってくるんですよね。
次は杉野マシンさんの機械ですね。
ここも注目してまして、杉野マシンのギガフィーダーという変態チックな機械がありまして、
大型のEV部品の加工とかですね、そういうものを対象としているそうなんですけど、
1850×1450という大きい加工領域を、
ショースペースの機械で実現しましたという、少し前に発表されたこの機械なんですけど、
最大で主軸が6つとかですね、面白い構造している機械があって、
これ前から注目してたんですけど、実物が今回見れそうなので楽しみにしています。
最後は大手さんのDMGの森精機ですね。
エモ、今回ちょっと前にエモの2023があったんですけど、
そこで初公開されたINH-68、80というのが展示されるんじゃないかなってちょっと思ってたんですけど、
特にですね、そのエモではINH-68のちっちゃい方が展示だったんで、
今回2本で80の大きい方が見れるんじゃないかなとちょっと期待してたんですよね。
そのゼロスラッチクーラントとかですね、新しい技術が搭載されているので、
そこら辺は見れるかなと思ってたんですけど、
ちょっとただDMGさんのホームページを見てみると、その展示機として紹介されていないので、
残念ながら展示はされないかもしれません。
エモでもそうだったんですけれども、最近はその機械単体よりも、
パレットチェンジャーとかAMRを組み合わせた自動化の提案の展示が多いなと思います。
そういう印象です。
今回のMECTもその流れを組んで、各社ですね、自動化を組み合わせた提案が多いんじゃないかなと思ってます。
自動化について少しお話ししてみたいんですけど、一言で自動化といっても色々な取り組みがあります。
自動化の肝っていうのは、機械を止めないということですね。
機械を止めてしまう原因は、人間の作業が必要になってしまうということにあります。
例えば、加工するワークを機械に乗せる、下ろすという作業だったり、
加工室内に溜まってしまった切りくずを掃除しなければいけない状態になってしまうとかですね。
また何かしらその機械に異常が発生して、メンテナンスをしなければいけない、そういう状況ですね。
人間の作業が入ってしまう状況というのがその機械を止めてしまう、自動化を阻害する原因となります。
自動化と切りくず対策
1つ目の加工するワークの乗せ下ろしを人間にさせないという解決策としては、
だいぶ一般的にはなっていますけれども、パレットチェンジャーだったり、
ロボットアームでワークの脱着をしたりというのが提案になりますね。
それに付随してテーブル側のバイスだったりとかチャックだったりとか、
そういったところの自動化の提案というのも注目です。
2つ目に挙げた加工室内の切りくず対策ですが、
これは結構地味なんですけれども、各社ノウハウがあっていろいろ工夫されているところです。
例えば加工室内のカバーの傾斜を急に角度をつけて作っているとか、
滑りやすい支線列を採用しているとか、
またその切りくずが引っかかりやすいボルトの頭が見えないような設計をしているとか、
あとは力技で大量のクーラントを流しているとかですね、
いろいろ工夫をしているところがありますので、
そのあたりもちょっと注目してみていただけると面白いかなと思います。
メンテナンスフリーなクーラントタンク
3つ目のメンテナンスですけれども、
やっぱり一番多いのはクーラントタンク周りですよね。
問題なく使えているなと思って加工室でいきなりアラームで止まってしまうというのが一番困るんですけど、
定期的にメンテナンスだったり清掃ができていれば良いんですけど、
なかなかできていないのが現状だと思います。
なのでなるべくタンクの中にスラッチが溜まりにくいとか、
クーラントの流れの淀みがないようにとかですね、
メンテナンスフリーなクーラントタンクというのを、
各社いろんな名前をつけて売り出しています。
そこら辺もちょっと注目して見てみると面白いと思います。
あとは今回紹介できていないんですけど、
工具メーカーさんだったり工作機械に使われている様々な機器メーカーさん、
ここら辺でも自動化、機械を止めないというところに着目した商品だったり提案をしていると思いますので、
私個人的にも機械本体にも興味がありますが、
そういった工具だったり周辺機器というのも注目して今回見てみたいと思っています。
ということで今日はですね、
MECT 2023直前ということで、
この機械が見たいというお話をしてみました。
私もですね、ちょっとどこかでMECT行きますので、
ご挨拶とかさせていただければなと思っております。
では今日はこの辺でおしまいです。さよなら。
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