デザイナーの給湯室。お疲れ様です。 お疲れ様です。
いやー聞いてくださいよ。はい聞きますよ。 確定申告による弊害、エピソード2ですよ。
前は何でしたっけ? 前は夜中までやって肩こりになって、ものすごい頭痛に襲われたっていう話ですよ。
そうでしたね。 今回違いますよ。
マイナンバーカードがロックされた話ですよ。 えー?ロックされるんですか?
あれね、なんかパスワード間違えるとね、ロックされるんですよ。 あ、なんか回数制限があるんだ、そしたら。
でもね、僕最初に確定申告の申告を電子で送信するやり方でやってるんですけど、
それを送信できたんですよ。 なんで一発、最初の一発目の時はパスワード間違えてないんですよ。
遅れてるんですもんね。 そう、遅れてるから。
なんですけど、その次ですよ今度。消費税の申告で送ろうとした時に、 一回間違えたんですよ。
間違えたのかな?ちょっと僕も一応確認したんですけどね。
なんか押し間違えたか何かした? そう、押し間違えたか何かで弾かれて、
じゃあもう1回ちょっとちゃんと確認して、送ろうと思って。 指差し確認をね3回ぐらいしたんですよ、ちゃんと。
それにも関わらずまた弾かれてしまって。 で、挙句の果てにそのロック画面が出ちゃったんですよ。
ロックされました。 2回までしか間違えられないのかもしれない。
いや、ひょっとすると回数が蓄積されている可能性があるんですよね。
なんか郵便局、郵長もなんかそんな感じでしたよね。 合計3回までだから。
僕もロックされたことがあるしね、1回ね。 そう、それで、なんか前にも多分間違えたんでしょうね、きっとね。
蓄積してたんで。 1、2回でロックですよすぐ。
あれってなんか控えってあるんでしたっけ? いや、あのね、もうロックしちゃったら公約書行かなくちゃいけないんですよ。
ああ、なんかその暗証番号これですよっていう控えみたいなのもらうんでしたっけ?
そうなの? 買えたとき。なんかもらっていますよね。
ハミデってこと? あ、そうそうそうそう。
違ったかな?それをどっかにもやっちゃってるけど。 失くしちゃったんですね。
その紙を忘れないでねってもらったような気がします。 それ番号じゃなくてマイナンバー?
マイナンバーの番号じゃなくて、設定するときに。 あれ、そうなんだ。 混同してるかもしれない。免許証拠してるかも。
で、ビル・ゲイツ、ココ・シャネル、ベトベン、スピルバーグ、ボブ・ディーラン、ミケランジェロ、まあなどなどですよ。
いろんなクリエイティブ業界の異人たちの小話がいっぱい入ってて、すごくいい本なんですけども、これもう1つ特徴があってですね、
このショーの終わりにね、なんかで分岐があるんですよ。分岐って言ったらいいのかな。あの、ゲームブック形式になってて、
このショーが納得いったら、次、62章へとか。納得いってなければ、次は41章。
納得いったか。 そういう項目もあったんですよ。
納得いかなかったら、もうそれ以上読むこと許されないんですか?
許されないかもしれないけども、まあ違うパターンのその方を読んだ時に、その発想があるかもしれないってことでちょっとエスコートしてくれるんですよ。
そこがちょっと面白くて、僕が普段こうやって目次だけでね、見てたら読まなそうな項目をこう、さらっとエスコートしてくれるので、
ちょっと新しい発見だったりとか、普段知り得ないような異人の方の話がちょっと読めたりして、面白かったんですよ。
本当になんか有名な人ばっかりですね。
そうですね、有名な人ばっかりで、科学者とかもいるんですよね。
そう、そこら辺もね、ちょっと面白いんですよ。やっぱクリエイティブなんだなっていうのが深いま見えて。
なのでちょっとね、皆さんおすすめですよ。
ただただ、このクリエイティブの処方箋になるかどうかはちょっと人によるかもしれないですけどね。
まあね、本のタイトルってなかなか、真に受けちゃうと結構違うやんってことになりますから、やっぱり。
そうなんですよ。まああんまり真に受けずに、ちょっと箸休み程度にね。
そうですね、読み物として楽しむっていうことで、良いんじゃないでしょうか。
完璧な発想につながるっていうわけではありませんので。
これで全てが解決するわけではない。
ないですね。っていう本でした、クリエイティブの処方箋。
でですね、2つ目ですね。2つ目もね、本なんですよ。
あ、出た。
あ、知ってますこれ。
目先になってるやつですね、僕も。
道尾修介さんのNっていう本ですね。
こちら、軽く概要を説明するとですね、全部で6章からなる本となっておりまして、
で、その章をどこから読んでもいいんですよ。
例えば5章から読んでいい。
で、次はどこの章行ってもいいんですよ。
その章を純不動に好き勝手読んでいいっていう本なんですよ。
1本1本は独立した別の話になってるってことですか?
えっとですね、一応メインストリームのストーリーがございまして、
それに付随して、いろんなキャラクターの視点でそのストーリーを紡いでいくっていう話なんですよ。
なので6人分のその1つのストーリーがあるんだったらいいのかな、いろんな視点で。
軸は通ってるってことだ、じゃあ。
そういうことです。軸は通して、そのメインストリームのストーリーがあって、そのストーリーを登場人物たちのお話ですね。
なんかよくアドベンチャーゲームでも、違うキャラクターに移行できたりするゲームあったりしません?
それに近いです。
僕の好きなサウンドノベルシリーズの街とか、渋谷とか、そういうゲームの類ですね。
そうそう。それの小説版と思っていただけるとわかりやすいかなと思いますね。
結構ね、面白かったですよ、これ。読んで。
でですね、これデザインディグじゃねえじゃねえかっていう話なんですけど、でも違くてですね。
これね、デザインディグ的な部分がすごいあってですね、これ6章からなってるんですけど、奇数の章が逆さまになってるんですよ。
なんかそのまま次の章を読めない仕組みになってるっていう。
そういうことです。作者の方がね、そのままズラズラって1章から読みやすくしてないようにしてるんですよ。
読めないようにしてるのか。
うん、一回次の別の章を読んでくださいねっていう仕掛けが。
そうそう、無理矢理ね。その仕掛けがね、その1章、3章、5章が逆さになってるんですけども、
これね、インデザインの観点からして、どうやって組んでんだって話なんですよ。
そうですよね。
そう、ありえないんですよ。
マスターデータどうなってるんだろうみたいな。
そういうことですよ。
感じですよね。
インデザインのね、僕なりに考えてみたんですよ。
インデザインってその章ごとにドキュメントを分けて、それを束ねるファイルを作れるんですよ。
で、なのでその章ごとで分かれてるのはいいんですけど、逆さまの章ですよ、問題は。
逆さまの章って、単純に逆さまにするので、逆さまにする前のドキュメントがあったほうがいいわけですよね。
そうですね。
ね、それをさらに逆さまにするドキュメントがあって、それで成り立つと思いきやそうじゃないんですよ。
さらに開きも逆にしなきゃいけないんですよ。
なので、言ってる意味わかりづらいかもしれないですけど、
元々のその聖遺地の組があって、ドキュメントがあって、それを逆さにするドキュメントを作るわけですよ。
で、それ逆さにしたドキュメントって開きが今度左開きになるわけですよ。
言ってることはややこしいと思うんですけど、ついてきてください。
だいぶ専門的な話になってきた。
で、左開きのまんまメインのそのドキュメントのほうに組み込もうとすると、頭おかしくなっちゃうんですよね。
頭がおかしくなるっていうのは、作業してる人の頭がおかしくなるってわけじゃないですよね。
それと、あと頭のほうがおかしくなる。
ケツのほうから始まっちゃうから、最初の普通の聖遺地のやつっていうのは右開きですよね。
で、その逆さのやつは左開きになっちゃうんで、左開きの状態のドキュメントを作ると、頭が逆になっちゃうんですよ。
開きも逆になっちゃうというか、言ってる意味がわからないと思うんですけど、ついていけないですよね。
で、さらにその開きを聖遺地のほうに戻すように、要するに右開きのドキュメントにさらに乗っけなきゃいけないんですよ。
なので、ドキュメントが二重の入れ子構造にならないとダメなんですよね。
それでようやく、もともとの聖遺地のほうのドキュメントに組み込めるっていう状態になるんじゃないかなと思って。
とても複雑な組み方なんですよ、これが。
全部インデザインでやろうと思うと結構しんどい。
しんどいし、他にあるのかな、やり方。
どうなんでしょうね。なんか物理的に反転とか。
そう、物理的に難しいですよね。
反転とかしたやつを。
いや、と思うじゃないですか、これ。反転してんの文章だけなんですよ。
目次はね、反転してないんですよ。
あー、ちょっと僕も現物を見てないから、わからんな。
これね、そう、わかりづらいと思うんですけど、目次はね、その順番通りになってて。
ちょっとね、うまく説明できないんですけど、とにかくインデザインで作ろうとすると、二重の入れ子構造になってしまうっていう仕事になっちゃうんですよ。
デザイナー泣かせだったよってことかな、そしたら。
そう、そういうことです。デザイナー泣かせどころか、お断り案件ですよ、これ。
お断り案件。相当複雑なことをやってるっていう。
そう。よくやったなあ、よくやり切ったなあと思って。
すごい、そういう意味でも僕はすごいなと思った本なんですよね。
もちろんストーリーも面白いですよ。
だけどこの作りもね、デザイナーさんにも本当にすごいなって言ってあげたい。
なるほど。
本となっております。以上、道尾修介さんのNっていう本でしたね。
はい。
はい。続いて、続いてで最後かな。続いてはこちら、知ってる方多いかもしれない。
キングジムからね、サンドイッドっていうカードケースみたいなやつが発売されていてですね。
カードケース。
そうなんですよ。ちょっと買ってみちゃったんです、僕。
なんかね、言葉で説明すると分厚いプラスチックの板で、それをゴム1本で挟んでる状態のカードケース。
なんかね、他に例えがないんだよなこれ。
カードケースって名刺ホルダーってこと?
そうですね。ちょうど名刺が入りました、ここの場合はね。パチパチさんに見せてるんですけど。