いつも研究はしてるけども、なかなか身につかない。
で、4つ目ですね。
はい。
これは書体の選定ですね。
うん。
書体の選定も、やっぱりなんか、あー、そんな書体あったんだっていうのもあるんですけど、
その書体をそういうふうに使えば、あー、やっぱいい感じに見えるんだなとかっていうのもね、あるんですよね。
特にオーブン書体とかは。
はいはい。
ちょっとしたアレンジでだいぶよく見えちゃったりするんで、やっぱりそういうのって書体いっぱい知ってるからやれるんだろうなと思って。
うん。
少ない書体しか知らない人が工夫してもやっぱりね、あー、やっぱりなんかちょっと足らないなって思ったりするんだろうなって。
いろんな書体を知ってる人がこういろいろ選んで、やっぱりそういうスタンドハートなやつ選んで、
すごいシンプルなレイアウト組んでると、すごいセンス感じるんですよね。
言ってる意味わかるかな、俺。
また伝わってないかもしれない。
いいですか。
また伝わってないかもしれない。
まあ要するにスタンドハートな書体の使い方が上手かったりとか、
そういうふうに、あー、使えば綺麗に見えるんだっていう、
なんか書体のそのデザインに依存してないやり方って言ったらいいのかな。
で、その中でそういう書体の選び方もやっぱり上手いんでしょうね、きっとねっていう。
僕、説明やっぱり今回下手くそだな、俺。
はい、っていうやつでした。伝わなかったかもしれないですけど。
まああの、センスっていうものを題材にしてるから、どうしてもね。
そうなんです。ちょっと理屈で伝えきれない。
感覚的な話になってしまうのはしょうがないかなとは思いますね。
じゃあ僕、いきましょうか。
はい、どうぞ。
じゃあそうですね、デザインセンスを僕が感じるポイント。
まあポイントっていうか、今回そうですね、最終的には多分宇多さんと話かぶっちゃう部分多いんですけど、
なんでしょうね、こういう部分に感じるっていうか、こういう時に感じてるっていう話で僕ちょっとまとめたので、
あの、若干違う感じで聞いていただけるかなと思うんですけど。
でもどっちにしてもですね、僕が話すのも結構感覚的な話にはなってくるんで、
分かんない人には分かんないけど、分かる人にはああ、分かる分かるみたいな話に多分なると思います。
だからさっきの宇多さんのも多分説明がうまくないとかっていうよりは、
個人の感覚について語るっていう話なので、分かる人は分かるけど分かんない人は分かんないみたいな現象が起きる。
まあしょうがないのかなと思うんですけど。
僕も多分同じようになるのかなってちょっと今ビクビクしながら話していく感じになるんですけど。
どの本って作り出せないんですけど、ビジネス系の書籍で結構多いんですけど、
ちょっとした形状とか文字の置き方、文字の大きさの代償の付け方とか、
そういうところだけで上手くできてるデザインって結構多くて、感心して見てるっていう感じですね。
デザインを司っている要素としては、書体が占めるデザインが見る人に与える印象の割合って結構大きいっていうか。
大きいかも。
フォントが上手く使えない人は多分デザイナー、デザインがあまり上手くないっていうことに割と直結するかなと思うんですけど、
なので上手く一言でちょっとまとめられてないかもしれないですけど、
シンプルなデザインが結構デザインが上手いなと思う場合にシンプルなものが多いかなっていうのが一つありますね。
これはもう完全にあれですよね、クロート好みって言ったらいいのかな。
多分デザインあまりわからない人には本当に伝わらないのかなって。
僕はすごくわかるんですけどね。
そうそうだから。
シンプルゆえの難しさがたくさんあるんで。
デザインって基本的にやっぱり引き算だと言われておりますんで、引いていくデザインが上手い人がやっぱり上手いのかなっていうことなのかな。
上手いですね。
足し算でデザインはね、どれどれだけやっていけることもできるとは思うんですけど、
まあ誰でもできちゃうっていう感じなのかなっていう気がしますね。
調味料に頼らない料理を作る人とか、
難しい。
飲み切りができる人みたいな。
そういう感じなのかもしれないですね。
それに近いかもしれない。
それちょっとだいぶややこしく長くなっちゃいましたけどそれが1個目で。
2つ目がですね、それも1つ目の話も含んでなんですけど、
特に自分にない引き出しを見てしまった時っていうのがやっぱりすごくこのデザインはセンスがあるなって感じている瞬間かなと思います。
特にその中でも自分の中ではこれは絶対やってはいけないって思っていることをその人はうまく消化しているとき。
これね、たぶんさっきの宇田さんの初体の話に通じるんですけど、
森沢さんには悪いんですけど、信号ですごく嫌いだったんですよ、ずっと初体の。
はいはい。
信号、信号。
信号を使うシーンっていうのがあんまり。
僕もないですよ。
想像できないっていうのもあるんですけど。
でもだからその信号なんかデザイン、割と使いがちじゃないですか。
なんかデザイナーになりたての時とか。
まあそうですね。
普通と違うゴシックに見えて、なんかデザイン初体っぽい感じがやっぱりするから、
信号を使いがちなんですけど、そこを通り越していくとだんだんその信号を使っているデザインってダサいみたいな、
なんかこう暗黙なりがたいみたいなのができるじゃないですか。
いや、ありますね。
ありますよね。
ありますよね。
なんかそういうところを普通に通過してデザイナー人生を歩んでいったので、
信号は基本的には使わないものっていう常識がずっとあったんですよ、僕の中には。
でもある時ね、なんか信号をタイトルにすごく小さい給数で、
ものすごく文字感あけて入れたタイトルがすごく素敵に使われているものを見て、
へー。
あのね、こういうふうに信号って使えばめちゃくちゃいいじゃんって思ったんですよね、その時。
それ見てみたいな、その。
具体的にどれっていうのはもう結構昔の話なんで、今はこれも出せないですけど、
あのね、やってみてください。
信号って結構小さい書体で、時間開け目で使うとね、
意外にこれはスマートだぞっていう感じになるんですね、不思議とね。
信号ちっちゃく、しかも時間開け目で使ったことない。
ないですよね。
そういうふうに使うもんじゃあんまりなかったんで。
だから、デザインがうまい人っていうのは、さっきの料理の話じゃないですけど、
素材のなんて言うんでしょうね、素材が悪いっていう言い方がちょっと悪いですけど、
素材が良くなかったとしても、その人の調理の仕方によっては美味しくなるんだなみたいな発見があったんですよね。
これも、これは色も多分そうですよね、配色も。
そうですよね。
そうですね。
僕はこの色の組み合わせは多分しないなみたいなのを、その色を使って素敵にデザインしてる場合とかも結構あるから。
そうですよね、自分にないものっていうか、自分がダメだと思ってたものを使ってうまくデザインしちゃってるのを見たときっていうのが2つ目。
悔しいとか。
配色の特に。
そう。
こんなことできるのっていう。
そう。
素直に驚きがありますよね。
シアンとかマゼンタとかでもそんなセンスよくいけんだって。
そう。
なんかグレーって意外に良い色じゃんみたいなのとかあったりするんですよね。
そう、ありますあります。
パステルトーンの中に無彩色のグレーが混じると結構雰囲気がガラッと変わるなみたいなとか、いろんな発見があったりします。
それが2つ目で、最後がこれが多分一番何言ってるかわかんないと思うんですけど、
最終的な世界観の設計にすごく納得感があるものを見たとき。
具体的に。
そんな感じか。これは全く多分わかんないと思うんですけど、デザイン作っていくときってコンセプトを考えるじゃないですか。
だいたい。
考えますね。
こういうコンセプトで作ろうと。
それはコンセプトがデザインのアイディアだったりするとは思うんですけど、そういうものをよりどころにして作っていくと、
なんか最終的にターゲットに対してそれが適切な世界観で作られてない場合が割とあるっていうかそうなってしまう傾向が僕結構あって、
一応プロセスを重視して順序立ててものを考えながらデザインしていくことは大事だから、そういう感じでよく作ってるんですけど、
そこに固執するあんまり最終的なデザインの仕上がりがいい感じになってないっていうことですね、わかりやすく言うと。
理屈っぽく作りすぎてて、結局パッと見のこのデザインはいいのか悪いのかよくわかんないみたいな状態になってしまいがちなんですよ、僕。
それエンドユーザーにも響かないような形になってるっていうことですかね。
多分ね。お客さんは説得できるんだけど、エンドユーザーには響かないみたいな感じのものづくりになっちゃってることが多いから、
最終デザインだけを、これも最初の話に通じる部分はあるかもしれないですけど、
デザインを見るエンドユーザーがすごく納得感がある世界観になってるかどうかっていう。
もちろんコンセプトとかアイディアとかがその中にちゃんと存在した上でいい感じのデザインになってるっていうか、
そのデザインを一言で説明できるような仕上がりになってるっていうか。
分かるな、それ。難しいんだよな。お客さん側の好みがあるからなってなっちゃう。
結局そこを向いて仕事してしまいがちなので、お客さんを説得できればいいかなっていう感じでやってしまいがちなんですけど、
それでやるとパッとしないよねっていう感じになってしまうというのが。
想定内のデザインになっちゃいますよね。
そうなんですよね。そこをちゃんと見越した上で俯瞰でプロジェクトを観察しながら、
お客さんもエンドユーザーのことも考えながら誰が見てもいいものに作れているデザインはやっぱりセンスを感じるなという。
それは分かるわ。すごい分かる。
これはちょっと難しい話かもしれないですけど。
いやでも分かりますよ。最後の話が一番分かるかな。
なんか一番リアルな話ですよね。
そうですね。そこがちゃんとできている人はやっぱりセンスがある。デザインセンスがあるんだなっていう感じですね。
分かるわ。分かるけど。
番外編として最後ね。これができているデザイナーさんはすごくデザインが上手い人だなっていうポイントがあるんですけど、
楽しくてパワーのあるデザインができる人、これもすごい感覚的になるんですけど、
シンプルなデザインができる人が上手いって話とちょっと逆説的にはなっちゃうんですけど、
シンプルに作ることはすごく難しいんですけど、
シンプルに作ろうと思えば上手い人は割と誰でもできるかなと思うんですよ。
ただなんかそのすごい力強くて骨太なデザインっていうか、
コンセプトとかアイディアがものすごくしっかり作り込まれていて、
最終的にそのデザインとしてパワーを持っているっていうものって、
デザイナーだと感じ取れる部分はあると思うんですけど、
なんかないですかそういうの。
ありますけど、具体的にどんな作品かって言われるとちょっとうまく言えないなこれ。
たぶんね、昔の広告業界がすごく頑張っていた時代のポスターとか、
ああ、でもそっかわかるな。
昭和とか昭和時代のまだそのみんながパソコンじゃないものでデザインをしていた時代。
そういう時って結構アイディアとかコンセプトがやっぱりとても重視されている時代だったと思うので、
あれみたいなもんですよ。
ファミコンのゲームがいまだにやっても面白かったり覚えてたりとか、
音楽が記憶に残ってたりするみたいなものと一緒かなと思うんですよね。
だから今はファイナルファンタジーも3とか4とか、
あの辺りはすごく記憶に残って何回もやりたくなったけど、
最新作は何かあまり覚えてないっていうか何回もやる気もしないっていうか。
ただグラフィックはすごく良くなってるけど。
確かに。
なんでしょうね。
ストーリーが良かったりとかシステムが素晴らしかったりとかいろいろあったと思うんですけど、
見た目のグラフィックにとらわれない部分でいろいろみんなアイディアを出し合って頑張ってたんだなっていう。
そういう作品ってやっぱりすごく力を持ってくるから。
ありましたね。
そうか。
あった。
昔あったなんか通販生活の広告とかすごい良かったな。
何だっけ、外国人が筆でなんか数字で書いてたやつ忘れちゃった。
忘れちゃったけどいいや。
だからなんかね僕大抜き拓也さんの広告デザインが割とそれに該当してるっていうか、
そういうものすごくいっぱい上手に作ってる人だなっていう気がしていて、
ずっと好きだったとか今好きじゃないわけじゃないですけど、
そういうデザインが作れるようになりたいなっていうふうに思って、
思ってっていうか思いながら今でも仕事してるような感じですかね。
でもなかなかね、そういう仕事があったらいいなって思いますけどね。
なかなかもうそういう仕事やったことないから。
わかんないんですけど。
いやでもわかるなぁ。
ですよね、そうやって伝説に残りそうな広告ですよね。
なんかそういう昔のやつって。
そう昔のね、今の人がなんか頑張ってないとか恵まれてないという話でもないと思うんですけど。
ワンアイディアで突き抜けるような広告ですよね。
そうそうそう、そういうのがなんかやっぱり力強いなっていうか記憶にも残るし。
これどれだけの人がわかってくれるかなって。
デザインを学び始めの人とかはあまり今日全く面白くない回かもしれないし、
その割にあまりお互い具体例をちょっと出せずにいるというもどかしさというのもあるんですけど。