2024-09-05 19:21

#14 鬼滅の刃「水柱・富岡義勇の痛み」ってなんだろう 前編

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14回目 大人気の漫画・アニメ「鬼滅の刃」今回は「水柱・富岡義勇の痛み」を扱ってみました。富岡義勇(とみおか ぎゆう)さんにはなにやらお困りごとがあるようです。今回は「だれせめ視点」で彼の痛みについて2人でトークしています。

* ネタバレがありますので、ご注意ください

鬼滅の刃 柱稽古編 公式サイトhttps://kimetsu.com/anime/hashirageikohen/

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この番組は、臨床心理士の「ゆ―こさん」とキャリアコンサルタントの「ぼーちゃん」の二人が 「だれせめ」を使って、お悩みやお困りごとの解決のヒントや応援メッセージをおしゃべりでお届けしていきます。 


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#鬼滅の刃 #富岡義勇の痛み #富岡義勇 #水柱 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#だれせめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ #サバイバーズギルト  #他責 #自責 #カウンセリング  #メンタルヘルス  #セラピー



00:03
みなさん、こんにちは。だれせめ相談室のお時間です。
だれせめ相談室室長で臨床心理師のゆう子さんです。
ようこそお越しくださいました。
ようこそ。アシスタントでキャリアコンサルタントの坊ちゃんです。
だれせめ相談室は、職場や家庭での日常的なお困り事を、だれせめを使って解決するべく、
役に立つ考えや具体的エピソードなどを、おしゃべりでお届けしていく番組です。
ゆう子さん、鬼滅の刃ってご存知でしょうか。
はい、映画は行きました。テレビは見てなかったですけど。
映画、まずは見に行ったんですか。
映画は行きましたよ。映画は、無限列車見ましたよ。もう号泣しました。
初っ端からだいぶ、もう何回も泣きましたね。なんか泣いたのを覚えて。
終わり頃泣いたっていうよりは、なんかもう途中途中もうずっと泣きっぱなしみたいな感じの曲が残っています。
鬼滅の刃の柱とかの説明はもういらないですかね。
大丈夫です。バッチリ。
今日は鬼滅の刃の柱稽古編というのを取り上げてみたいなと思います。
6月に放送の柱稽古編で、富岡義勇の痛みっていう放送がされていたので、
富岡義勇さん、なんか悩んでいるみたいなので、その悩みというのをゆう子さんと話してみようかということです。
この柱稽古編というのは何で柱稽古編というのかというと、柱の人たちが、今8人いるのかな、
の人たちが各大使たちに稽古をつけてあげようという、そういうバージョンなんですけど、
この水柱の富岡義勇さんは、俺は参加しないよっていうふうに、そこから外れちゃったんですよね。
で、その鬼殺隊をまとめているオーナーさんという方がいて、それが親方様。
義勇さんは昔からコミュニケーションがあまりうまくなくて、一人で孤立してしまうタイプだから、
どうして一人で後ろ向いてしまう義勇が前を向けるように根気強く話ししてくれないかというふうに、炭治郎君にお願いをするわけですね。
なんか私はこの今回の柱稽古シリーズは見てないんですけど、いろいろ見たり聞いたりすると、
みんなこの富岡義勇を心配してるっていうのはわかりました。
03:00
富岡義勇さんは心配されてる人なんだなっていうのはよくわかりました。
そうですね。見てる人も心配してるし、柱何人かいらっしゃるんですけど、全員じゃないんですけどね、何人かもやっぱり大丈夫っていうふうに思っているみたいですね。
そうですね。そういうタイプなんですよね。
この親方様もそこ心配してるんだけども、だけどもこの本人はそうでもなさそうな感じですよね。
本人困ってない?もしかして。困ってない?悩んでない?本当はっていう感じがしたんですけど、どうなんだろう。
コミュニケーションについてはあまり悩んではないような気が、確かにしますよね。
他の会なんですけど、この会じゃなくて他の会なんですけど、他の柱の人がね、あなたそんなだから嫌われてるのよみんなにっていうふうにズバッて言う人がいたんですよ。
それに対してこの義勇さんは、俺は嫌われてないってはっきり返したっていう。
そこ面白いですね。でも嫌われてもいいよとかじゃなくて、それが何なんだとかじゃなくて、
嫌われてないって言ってるってことは、嫌われたくはない人なのかな。
嫌われてると思ってないっていうこと。
なるほどね。ポジティブじゃないですか。
今回の第2回のこの痛みっていうのはどこが痛みだったんですかね、このストーリー上。
思い出すシーン的に、富岡義勇のこれまでを視聴者に見せるみたいなシーンがあったのかしら、過去にあったこととか。
そこ回で説明的に、説明なのか雰囲気なのかわからないですけど、どういう流れだったんですかね。
頼まれた炭次郎君は、義勇さんのところにしつこく行って、何とか話を聞くように頑張ったんですね。
義勇さんは炭次郎が水柱にならなくてはいけないって思ってたらしくてね。
なんでかっていうと、俺は水柱じゃないからって言うんですよ。
実際でも今、水柱だよね。
一体何?ってなぜですよ。
なんでしょう。水柱としての俺を認めてないってことなんですかね。
そうなのだと思うんですよね。
その後に、自分は柱にふさわしくないからって発言するんですよね。
だから水柱になっていい人間じゃないと。
そもそも他の柱の人たちと対等に肩を並べていい人間じゃないんだからっていう発言をするんですよね。
06:03
なるほど、なるほど。
こういうキャラの人なんですね。キャラというか、こういう背景を持った人なんですよね、この義勇さんは。
この鬼滅の刃っていう物語の中でも、この鬼殺隊の中でも。
そうですよね。こういう考え方をする人はたぶんこの義勇さんだけなんじゃないかな、登場人物の中って。
この俺の居場所はない、水柱になっていい人間じゃないとか、この背景にはなんでこんなことを言うことになったんでしょうかっていうのは明かされてないんですかね。
その底の場面でも言ってたんですけども、鬼殺隊って組織に入るためには、なんか試験が必要なんですよ。
はいはいはい、知ってる知ってる。
鬼がたくさん出没する山にみんなで入って、鬼を退治しながら生き延びたら合格っていうやつ。
義勇さん曰く、彼が若い頃にその試験にもちろん参加しましたと。
同期にいたサビト君という同期がいたんだけども、彼と一緒に山に入ったんだけど、義勇さんは一番最初に鬼にバーンとやられちゃって、気を失っちゃったんですって。
その気を失ってた間にサビト君がすごい活躍して、他にもたくさん候補者がいたんだけども、応募者がいたんだけど、彼がほとんど鬼を退治してしまい、
ただし不幸なことにサビト君自身は鬼にやられちゃって死んじゃうんですよね。
義勇さんが気がついた時には全てが終わっていて、サビト君は死んじゃってる。
で、他の応募者は義勇さん含めて全員が生き延びたっていう、生き残るっていう。
なるほど、なるほど。
サビト君以外が全員が鬼と戦わずに合格してしまったっていう、そういう過去が。
あ、戦わずになんだ、これ。
そうなんですよ。
そうか、それを気に編んで、俺は柱にふさわしくないとか、鬼殺隊に俺の居場所はないとか、そういう展開になってるのかしら、この義勇さんの中で。
そうなんだよ、二人で成長してたわけだから、仲良かったから、死んじゃったサビトを助けられなかったっていうことも一つあって、
サビト君は鬼と戦わずに合格しちゃった。
なるほどね、そっかそっか。
これはなかなか、この時代背景とか考えると、今ほどじゃないかもしれないけど、ショックな過去のトラウマみたいな感じなんでしょうかね。
09:10
そうですね、多分ね。
今で言うと、生き残り罪悪感っていうやつですよね、サバイバーズギルトっていうね、大事故とか大火事とかで、自分だけ生き残って、自分を責めて苦しむトラウマティックなPSD用のストレスで苦しむってことはありますけど。
ありますよね、災害とかね、今たくさんそういう方いらっしゃると思います。
このギルさんの最初の試験の時も、ちょっとそんな感じなのかしら、ここまでずっと追ってるってことは、そのぐらい辛かった話なんでしょうかね。
今よりももちろん若かったでしょうしね。
まだ10代の前半ぐらいの話なんじゃないかと思うので、ショックとしては大きかったんですよね。
そうかそうか、なるほどね。
それでこの炭治郎は、このお館様に頼まれて説得しろと言われた炭治郎は、どういうアプローチをとっていくんでしたっけ、この会話。
これはですね、面白いんですよね。結構グイグイいくんですよ、最初。
炭治郎さんらしい。
ギルさんはわりとそういう意味でコミュニケーションベタだから、ともかく柱と別れて引きこもってるんですよ。
すごい大きなお屋敷に一人でずっと引きこもってるんだけど、そこに炭治郎はギルさんギルさんって言って、おにぎりとか食べ物をまず持ってくるんですよ。
食べ物を持ってきたんですよって言ったら、返事しないのにもかかわらず勝手に入ってきちゃうんですよ。
入ってきちゃって、最初は別になんで稽古しないんですかっていうふうな、いきなりそういう問いかけをしないで、
ともかくギルさんギルさんギルさんってずっとまとわりついてくるんですよ。
顔があれじゃない、顔が急に点々になる、4コマ漫画顔になる、ちょっと思いついちゃった。
ギルさんが一生つきまとうのかなって、ボロっとこぼすぐらいにまとわりついていたら、なんとなくだんだんそれで心を開いてきてくれる形になって、
そのあたりで炭次郎が、親方様が心配してますよって、僕はこうやって頼まれたから来たんですよって明かしたところに、
12:00
さっき言ったように、俺はふさわしくないっていうふうな言い方をしたんですよね。
本当にそう思ってるのかなって気もしないでもないけどね。
ふさわしくないって、居場所はないって言うけど、でもそこに鬼殺隊にいるし、走って逃げてるわけじゃないし。
簡単に走るには慣れないじゃないですか。
そのためにすごい努力はもちろんしているはずだから、そこら辺の実績は自分は認めてないのかなってすごく不思議には思いますよね。
本当はこの柱としての役割を果たさなきゃっていう責任感みたいなものはがっちり持ってるけど、
どっかで、いや俺はふさわしくないんじゃないかっていう思いがちらつくっていう感じで、
質問とか語りかけてきた人の聞き方とかタイミングとかその対話の流れによっては、
いやー俺はその立場じゃないっていうことが出てくることもあるっていう、そういう感じなのかもしれないですね。
そうですね、その辺はコミュニケーションがあまりめんどくさいと思ってるのかもしれないですね。
そうなんですよね。だから柱稽古そんなもの、俺やりたくねーよって思ってるだけかもしれない。
そうなんですよね。ふさわしくないものというよりも、なんかめんどくさいなと思ってるだけなのかもしれない。
俺はね、基本オフは自宅にいたい人なんで。
確かにね、だってね、稽古するには、鬼殺隊の人たちとコミュニケーション取らなきゃいけないですもんね。
いろいろね、もちろん鬼と違うから、殺すわけにはいかないし。
いろいろ大変じゃないですか。しんどいし、汗かくし、暑いし、夏は暑いし、冬は寒いしで。
周りが思うほどね、深刻なことなんかなっていうのをちょっとちらっと思いました。
そんなこと言ってたら物語にならないので。
そういう見方はね、ちょっとうがった見方はしないことにするとして。
でも、このストーリーの通りに考えると、確かにこういうのはあるよあるよって感じですよ。
ここまで身近な人を自分を守ってくれて亡くしてしまったっていうのは、現実だったらすごいドラマになると思うけど。
ここは物語なのと時代もあるのとシチュエーションもあるので、
ちょっとそこは軽めに言ってるように聞こえてもしょうがないぐらいのトーンで言ってますけど。
何か自分のせいで誰かが困ったとか、つらい思いしたとか。
15:03
自分を責める気持ちのさなかにいると、ずっとそれも引きずっていると、
自分のせいでっていう思いから、なかなか逃れられるもんでもないだろうし、逃れる必要もないんだけど。
これってよく最初坊ちゃんが言ってくれたように、よくある人間の悩みの一つのパターンというか形かもねって思いましたよね。
そうですよね。だから、もちろんその人のキャラクターにもよりけりなんだけど、
特に自己肯定感をね、自分なんて自分なんてって思いがちの人にとってみれば、
その一つの事件、ずっとこう、自分の後ろ向きになるための理由でずっとつきまっとってくるっていう気持ちはすごいわかるんですよ。
だから、多分これが理由だから、私ってコミュニケーション下手くそなんだよ、例えばね、とか、
こういう過去があるから、私今後ろ向きでもいいでしょ、みたいな、そういう気持ちになってしまってる。
そういう傾向になる人の気持ち、すごく私はわかる。
ネガティブな坊ちゃん。
ネガティブな坊ちゃん。だから、何だろう、もちろんそれは良いこと、あまり良いことではないのはわかっているんだけれど、
でも、そうやってその逃げ場、ある意味、逃げ場じゃないですか、逃げる理由を作ることによって、
そのネガティブである自分を安心する場所が欲しいんですよ、やっぱり。
うんうん、わかるわかるわかる。
それはね、すごくいいと思う。多分ね、まだそこから、
しんどいけどそこから出て変化するタイミングじゃない時にそうなるんだよね、多分ね。
そうそうそう。
そこ抜けるでしょ、だから。タイミングが来たり、何かシチュエーションがはまったら、
ちょっとこの辺でそろそろ何か考えようかな、みたいにそっちに行くんだと思うんだけど。
あとはその理由が理由じゃなくなってしまう時ね。
うんうん。
例えば、誰かに言われると、そんな理由は、
例えばその理由づけがくるってひっくり返ってしまったりとか。
あー、なるほどね。その理由を理由としてあげられないような流れになる。
なった時に、その逃げ場がなくなっちゃうと、多分変化せざるを得ないということになるかな。
じゃあね、結果良かったねってことになるかもしれないね。
あ、そうそうそう。まあ、もちろん本人にとってはすっごいつらい状況なんですよね。
その逃げ場がなくなっちゃったらどうしよう、どうしよう、どうしようなんだけれど、
肌からとか見てたりとか、あとは改めて見返してみると、
あ、あそこでそういう風になって良かったなって思うことはあると思います。
なるほど、なるほど。このね、ギユ君はどう、ギユさんはどうなんだろうな。
18:01
まだ、まだなんか、あれだな、まだちょっと悩んでおきたい年頃なのかしら。
うん。なんか多分、そこの立ち位置が本人にとっては気持ちが良かったんじゃないですかね。
ね、居心地が良かったんだ。
鬼滅の刃 柱稽古編
このお話は後半に続きます。
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お待ちしております。
では次回もだれせめお楽しみに。
19:21

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