00:05
新日本駄洒落協会
お疲れ様です。帝国となりましたので理事会を開始します。 事務局長の上水です。
理事長の室です。 理事の野沢野沢です。
皆さんどうぞよろしくお願いいたします。 お願いします。
本日の議題は、駄洒落技術向上のための修練法について、です。よろしくお願いします。
お願いいたします。 いやー、有料コンテンツじゃないんですか、これ。
ね、これダジャレがみんな使えるようになるってことですよね。
全世界に無料で発信していいんですか、これ。
ちょっとこれ見切り発射してるんで、本当にそうなるのかわからないけど、もしそうすると、超有料級コンテンツだと思いますよ。
サムネ作んないと。 超有料級コンテンツとしてちょっとやってみましょう。
駄洒落技術向上のためってことなんで、お二人が駄洒落をどうやって作ってるのかどう練習してるのかわかんないけど、そういうのがもしあるんだったらお聞きしたいなと思ったんですけど。
そうですね、じゃあ、理事長からは後々深い解説がいただけると思うんで、私からはその通り一遍のですね、ダジャレの作り方みたいなところからご説明をした方が、じゃあどういう練習が必要なのかなみたいなのがわかりやすいと思うんで、
普段私がやっているダジャレの思いつき方、考え方みたいなものをまずご説明したいと思うんです。
ダジャレって基本的には似た音の言葉をかけるっていう営みなので、基本になるのは同音異義語を発見するっていうことだと思うんですね。
会話の中でダジャレ言えないかな、ダジャレ言う場面ないかなというのを市民の皆さんこしたんたんと狙っていると思うんです。
その中で多分多くの皆さんが既に発せられた会話文の中からダジャレで使えるワードを特定をして、それに同音異義語がどんなものがあるかっていうのを探すと思うんですね。
何か見つけたとして、会話に既に出てきたものと結びつけて、因果文である文を作ると。これが次のステップですね。
で、その作った文がこの会話の中に自然に入るかみたいなところを次判定する。例えば、型で有名な布団が吹っ飛んだとか非常に難しいわけですね。
会話している最中に布団が吹っ飛ばないと使えないので、有名ダジャレな割には使い勝手が悪い。
タイフーの日ぐらいしか使えないですよね。
03:02
だから、そういうのは思い浮かんだとしても捨てていかなければいけないので、同音異義語、別のものを探して、それで因を踏んだ文を作ると。
で、ある会話の中の語でそういうことができないときはその語を捨てて、会話どんどん進んでいきますので、会話のタイミングについていけなくなりますので、
適宜のタイミングで見切りをつけて、別の会話の中の語で同じ作業、つまり同音異義語を探して、因を踏んだ文を作って、文脈に合うか判定をするというのをずっと繰り返していく。
これはいけるなというふうに思ったら、Eを消して放り込んでみると。で、滑ると。ここまでが大きなサイクル。
滑るとこもステップ入ってますか?
もちろんですよ。入りません。
たまにこうやって受けてくださる得な方々がいますけど、滑ったらもう一回次のチャンスを伺って、同じサイクルをたどっていくというような感じなんですね。
例えば、練習方法としては同音異語を探すというのを日常の中でやっていただくっていうのがいいんじゃないかなと思います。
以前、室理事長から助言いただいたのは、辞書をめくるといいですよと。辞書をめくっていただくと多分、同音異語がたくさんあることがあるんですね。
例えば公演とかね、パーク、みんなの憩いの場としての公演っていうのと他に、有識者なんかが聴衆の前で喋る公演みたいなものもあれば、企業の活動を後から支えるっていう公演みたいのがあって。
あ、そういえば上水事務局長が編集でやられている公演もあれもダジャレですね。
完全に僕のホームページから持ってきましたよね。
公演活動をね、したりされたりということで頑張っておりますけど。
そういうのもありますね。皆さん、ダジャレを考えるのは公演がいいかなと思いますので、ぜひ上水事務局長の公演に行かれてね、毎月のサポート制度の存在としての公演もやっていただいて。
ぜひぜひ。あそこはね、ダジャレ空間なんで。
うん、ダジャレ空間。非常にいいダジャレ空間が広がっていると思いますので、そういったところどういう技巧を探す自主練をしていただければいいのかなと思いますね。
公演に辞書も置いときますね。1冊ね。
そうですね。
ぜひぜひ。国語で置いていただいて、その以降の印を踏んだ文を作るみたいなのは、今後は課金いただかないとちょっと言えないかなという内容になってきますので、またおいおい、協会のプログラムとして公演いただいた方に提供していこうかなと思います。
理事長からもぜひ、自主練方法などあればお伺いしたいなと思います。
06:03
僕がどうやってダジャレを作ってるかってことですか?
そこからも解説いただけるのであれば大変ありがたいです。
なるほどね。僕は、まずある言葉が出てきたときに、その言葉を味わいます。
説明してもらっていいですか?
例えば、アクション、行為っていう言葉が出てきますよね。そしたらその行為という語を味わうわけですよね。
その味わうという行為を説明してもらっていいですか?
まず、音を楽しむ。行為という音をね。
まあ確かに日常聞き流しちゃいますからね。
深いところまで意識せずにね。
頭の中でいくつか発音を変えてみたりとかしてみてね。
行為なのか、恋なのか、いろいろあるじゃないですか。
こうやって語を味わった後、この語が持つ情景を思い浮かべます。
その意味の領域を思い浮かべます。
行為っていう言葉が持つ、なんていうかな。
服用化さというか。
どういう意味があるかな、みたいな。
どういう時の行為ということを使っているかな、みたいなのを思い浮かべ。
今、事務局長目を閉じて思い浮かべてらっしゃいましたけど、どんなものが浮かびましたか?
全然関係ない情景を浮かんできちゃったんですよ。
難しいなと思った。
で、その言葉が、今思い出した情景からどの側面を取り出してくるかってことを考えてくるわけですよね。
その次に側面、その言葉の持つ側面みたいなものに対応する形で関連する言葉を考えてくるわけですよね。
ちょっと難しいぞ、この辺。
ずいぶん哲学的になってきましたね。
なぜこれが関連する言葉かというと、
例えば、猫という言葉を味わった後に、猫が歩いているのを一緒に見ている人に対して、
キャット驚いているねとかっていう時に、音だけに着目したりとか、動音意義語だけに着目してしまうとダジャレの幅を狭めるので、
関連する言葉まで含めて考えてみた方がいいわけですよね。
例えば行為っていうのを、僕はアクションって英語で訳したけど、これが例えばbehaviorでもいいんじゃないかとかいうことを考えていくことによって、
09:08
その言葉のどの側面からダジャレを作ることが可能かみたいなのを、いろいろな角度から考えてみるわけですよね。
事務局員が困惑の表情を浮かべてます。
ノゾノゾ理事は文脈に合うか判定するって書かれてますけど、僕の場合はそこでダジャレを置いておいて、
この後ダジャレを言って場がめちゃくちゃになっても、元の話題に戻すためにどういう風にすればいいかなってことを考えるわけですよね。
リカバリー策の方を考えて。
やっぱり滑る前提じゃないですか。
それで言います。
これ文脈に合うか判定すると、ノゾノゾ理事のやり方だと文脈に合うか判定して、ここで判定で負荷が出た場合言わないっていう選択だと思うんですけど、
僕の場合、判がどんだけめちゃくちゃになってもオッケーだと思ってしゃべるので、思いついたことは大抵言います。
なるほどな。
深いな。文脈を壊しても破壊された文脈をどう戻すかみたいなところを考えれば壊してもいいんだっていう。
そこで壊れた信頼は元には戻らないんですけど。
文脈は戻っても信頼は戻らない。
文脈は戻っても信頼は戻りませんので。
少なくとも文脈は戻せますから。
あとそれに関連して、自主伝とは少し変わるんですけれども、ダジャレを言いやすくするテクニックとして、私以前理事長から学んだのは、文脈がなければ自分で作ればいいっていうテクニックがあるとご教示いただいて、
例のダジャレ飲み会の席でですね。
理事長が用事をおもむろに取り出して、妻用事いりますかってその場にいたメンバーに聞いたんだよね。
いりませんって。あ、じゃあ用事はないってことですねっておっしゃったんです。
妻用事に用事はないっていうダジャレを言うために、この人は文脈を今作ったんだと。
妻用事に用事を作ったんだと一緒やね。
そこの用事は言わせるみたいなものを自ら文脈を作っていく。すごいねやっぱ。
だから文脈に合うか判定するっていう考えでいたんです。
文脈を作るというテクニックがあるんだなというのを学びましたね。
ダジャレが先にあって文脈が終わったから付け足すっていうやり方ってことですよね。だからすごいね。
そうそうそうそう。一個会話で挟んで自分で作ればいいんだっていう。
確かに。そのテクニックは僕よく使うかもしれないです。
12:01
振っとくんです。
例えば恋話をしている人とかと話しているときにジムとかでね。
ジムで恋話してるんだ。
ジムで恋話してるときにちょっと着替えてくればみたいな言うみたいな。
でも全然文脈に沿ってないから相手はえ?なんで?とかってなるわけじゃないですか。
行為があるので行為室みたいな。
ちょっと解説願います。
到達負荷につき解説願います。
これあんまり今の冗談空間になってなかったですね。
理事会はシリアス空間なんですよ。
恋話している情景をもうちょっと味わってくださいよ。
恋話をしている情景の思い描き方がちょっと足りないと思う。
ジムで恋話してるって言ったときにどういう状態?
ランニングマシン一緒に別々で走ってるみたいな。どういう状態ですか?
どういう状態でもいいじゃないですか。
別に行為室がある場所だったらどこでもいいんですよ。
行為があるなら行為室っていうことを言いたいんだから、
行為室がある場所ならどこでもいいんですよ。別に。
行為室があるタイプの職場でもいいんですよ。
カフェのバイト同士とかでもいいですよ。別に。
ジムよりそっちの方が。
ジムよりそっちの方がいいかもしれない。
恋話してる可能性があるなと思った。
先輩後輩とかでね。
そんなに好きなら服着替えた方がいいかも。
行為室っつってねって言って。
100年の恋も冷めますね。
冷めたら悩み相談そこでお終了なんで、解決じゃないですか。
恋話解決。
まだ我々情景を思い描くっていうのが上手くできてない可能性がありますね。
そう、それ難しい。全然違う映像を噛んじゃう。
今の理事長の説明を聞いてピンとこないっていうことは、
我々が理事長のレベルに全然追いついてなくて、
ダジャレを見てる景色が全然違う可能性があるなと思いました。
語を味わう、この状況を思い描く、このフェーズをどう練習すればいいか教えてほしい。
ここが難しいわ。
どうやったら理事長の高みに近づけるのか教えてほしいですね。
詩です。
また詩集作ろうとしてるの?
すぐ詩集作ろうとしますね。
前、言語化が難しいみたいな時も、
詩だって仰って詩集作ってましたけど、
ダジャレもやっぱり詩なんですか?
詩です。詩を読んで、状況を思い浮かべるじゃないですか。
15:04
アメユジュトテチテケンジャって言われたときに、
病床の妹を思い浮かべるでしょ。
雪の積もる北国で、青々とした松の葉に積もる雪を思い浮かべるでしょ。
こう、茶碗に雪を入れる状況を思い浮かべるでしょ。
思い浮かべますけど、
同じです。
思い浮かべますけど、同じなんですか?
同じです。
同じなんですか?本当ですか?
また口から出まくるじゃないですか。
またリスナー信じますよ。検索し始めますよ。
詩集作り出しますよ、みんな。
みんな、文学不倫マンに詩集作って出したらいいと思うんですよ。
ダジャレの練習として。
確かに詩をあんまり読んでこない人生だったな。
それをシリアス空間としてやらないでほしいな。
冗談空間としてやってほしいな。
でも野沢爺爺のやり方の方がやっぱり、
同音異義を想起するっていうのは大事。
これ結構、基本技能みたいなところありますからね。
この同音異義語を想起するっていう、
野球で言うと球を握るぐらいに近いですからね。
確かに野沢爺爺の書いてる方が大事かもしれない。
同音異義語を想起するっていうのは、
野球で言うと球を握るぐらいに近いですからね。
書いてる方が大事かもしれない。
同音異義語を想起する。
それで韻を踏んだ文を作る。
文章に合うか判定するっていうのは、
飛んできた球を拾って、
各類に送給するみたいな基本動作ですもんね。
ただすごく形式的なんですよね。
内容を踏み込んで、
ダジャレの深いところまで味わいながら作っていくみたいなところに到達するには、
理事長のおっしゃるような語を味わう、
情景を思い描く、
どの側面を出すか考えるっていう、
そういうステップを踏んでいかないと、
次のステージには立てないのかなと思いましたね。
難しいな、状況を浮かべるの。
ただ私のやつ、形式的ではある一方で、
皆さんやりやすい部分が多いかなと思いますので、
最初はきっちり同音異義語を想起するみたいなところからやっていただいて、
だんだんそこを慣れてきたなと思ったら、
肩から外れて、
キューブリックから急にびっくりみたいなものを伝送して、
ダジャレをアバンギャルドの方向に進んでいってもよし。
たしぬかにね、キューブリックが出てきて急にびっくりは、
語を味わってると思うんだよな。
キューブリックを相当味わわないと、急にびっくりは出てこないと思うんだよな。
そうか、そういうことか。
語を味わうっていうことの意味が少し今のでわかったような気がしますね。
例えば僕たち、スープを飲むときに、
18:04
あ、美味しいって思ってるじゃないですか。
多分それだとダメで、味わうっていうのは、
これは鶏のスープだなとか、
これは鶏のスープに椎茸が入っているなとか、
そういう風な味わい。
これは塩をちょっと入れすぎだなとか、
これは塩をもうちょっと入れた方がいいんじゃないかなとか、
そういうことじゃないですか。
キューブリックという語を、
それのように味わった頃こそ、
やっぱ急にびっくりが出てきたと思うんですよね。
キューブリックが急にびっくりする情景が浮かんでいたってことですかね。
情景は浮かんでいたと思いますね。
キューブリックが急にびっくりする情景浮かんでいたと思いますね。
最初ね、私の説明と室さんの説明、
全然違うなと思ったんですよ。
いやでも繋がってるなって思いましたね、今のご説明を聞いて。
同位義語を想起するときに、
いかに深く語を味わうかっていうところをしっかりやるかによって、
どこまで飛んでいけるのかっていうのが変わってくるんだろうなっていう風に思いました。
同位義語を想起するっていうのは、
辞書をめくって自分の知識を補うみたいなところ、確かに大事だと思うんですけど、
そうじゃなくて、やはりしっかりこう味わって、
状況を描いて、そこからどこに言葉で飛んでいけるのかっていうのをね、
真剣に考えないと、やはりキューブリックから急にびっくりは出てこないんだろうなっていう風に思いました。
やはりタケルさん、基礎がしっかりしていらっしゃるんだなというのを、
この話からもね、感じ取りましたね。
そうですね。
勉強になった。
勉強になりましたね。
難しいということはわかりましたね。
最初はインプットが大事ですね。
たくさんのダジャレを摂取して、
ぜひ理事長やタケルさんのツイッターをフォローしていただいて。
ダジャレだけじゃなくて、やっぱ日々いろいろなアートに接するのも大事かもしれませんね。
音楽を聴いてみたりとか、絵を見てみたりとか。
詩を足しなんで、詩集を作ってみたりとか。
見たりとか。
そこを描くときですからね。
そうすることで、この語を味わう語の多面性を見るみたいなことが
寛容されていくかもしれないですね。
つながってきました。
だから前回タケルさんの数々のダジャレをご紹介しましたけど、
幅広く素養が終わりにあって、
だからこれほどまでにダジャレがポンポンと出てくるんだなと。
なるほどな。
つながりました。
そのように、ダジャレの素養を寛容していくのが寛容だということで。
お後がよろしいようで。
会議は以上になります。
21:00
皆さま、本日はご参加いただき誠にありがとうございました。
ありがとうございました。
いやー、ダジャレって本当にいいものですね。
さよなら。