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2025-06-17 06:41

miiboアップデート情報|BigQuery連携強化でAIデータ分析が劇的に進化

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生成AIの実力を最大限に引き出すには、豊富なコンテクスト(文脈)の提供が不可欠です。しかし、多くの企業では非構造データの処理に苦戦し、AIの潜在能力を活かしきれていません。この課題を解決するため、miiboはBigQueryエクスポート機能を大幅に強化し、Context Stream Agent(CSA)と組み合わせることで、より高度なデータ活用を可能にしました。

本メルマガでは、miiboの最新アップデート情報をお届けします。BigQueryとの連携が大幅に使いやすくなった3つの新機能により、データ分析基盤の構築が格段に簡単になりました。さらに、非構造データをAIフレンドリーな形式に自動変換するCSAの仕組みを解説し、トラッキングAPIを活用した実装方法を詳しくご紹介します。これらの機能を組み合わせることで、従来は困難だった時系列データの活用や、高精度なAIシステムの構築が可能になります。

BigQueryエクスポート機能が大幅に強化されました

miiboのBigQueryエクスポート機能に、3つの新機能が追加されました。これまで接続確認が困難だった問題を解決する「接続テスト」機能により、設定の正確性を即座に確認できるようになりました。また、初回接続時の「ステップバイステップガイド」で、技術的な知識が少ない方でも簡単に設定を完了できます。

新たに搭載された「データストリーム」機能は、BigQueryにエクスポートしたログをmiibo管理画面上で直接検索・ダウンロードできる画期的な機能です。これにより、BigQueryコンソールを開かなくても、必要なデータに素早くアクセスできるようになりました。SQL知識がなくても、直感的な操作でログデータを活用できる環境が整いました。

トラッキングAPIの設定においても、利用するプロンプトとモデルを個別に指定できるようになりました。この機能により、データ収集時の処理を用途に応じて最適化でき、より効率的なデータ収集が可能になります。GPT-4o-miniを選択すれば、コストパフォーマンスに優れた運用が実現できます。

Context Stream Agent(CSA)で非構造データを時系列で構造化

CSAは、あらゆる非構造データをAIが理解しやすい形式に自動変換する仕組みです。従来のAIシステムでは、断片的なデータや一時的な情報しか利用できず、ユーザーの行動履歴や過去のやり取りを踏まえた一貫性のある応答が困難でした。CSAは、データの流れの中にAIエージェントを常駐させることで、この課題を根本的に解決します。

CSAの最大の特徴は、フォーマットが統一されていない様々なデータソースから、Key-Value形式の構造化データを自動生成することです。例えば、「鈴木さんが100件のアカウント成約をABC株式会社に対して達成した」という自然言語のログから、ユーザー名、イベントタイプ、KPI種別、具体的な数値などを自動的に抽出し、構造化します。この処理により、後続のAIが過去の文脈を正確に理解し、より適切な応答を生成できるようになります。

実装も驚くほど簡単です。miiboでエージェントを作成し、トラッキング用のプロンプトを設定するだけで、あらゆる環境からAPIを通じてデータを収集できます。SlackやTeams、自社プロダクト、IoT機器など、様々なデータソースからの情報を一元的に管理し、AIの「記憶」として活用できる仕組みが構築できます。

トラッキングAPIとBigQueryの連携で実現する高度なデータ活用

トラッキングAPIで収集したデータは、BigQueryに自動的にエクスポートされ、高度な分析が可能になります。この連携により、単なるログの記録を超えて、ビジネスインサイトの抽出や予測分析まで実現できます。例えば、セールスチームのKPI達成状況をリアルタイムで把握し、AIが自動的にレポートを生成することも可能です。

さらに強力なのは、BigQueryに蓄積されたデータをRAG(Retrieval-Augmented Generation)として活用できる点です。CSAによって時系列で構造化された行動データや発話ログを、必要なタイミングで動的に参照し、LLMに渡すことで、より深い文脈を踏まえた高精度な応答が可能になります。顧客対応の一貫性向上や、社内の議論ログを活用した意思決定支援など、様々な領域での応用が期待できます。

実装例として、ZapierなどのiPaaSサービスを活用すれば、コーディング不要で外部サービスとの連携が実現できます。Slackでメッセージが投稿されたら自動的にトラッキングAPIに送信し、構造化データとして記録する仕組みを、わずか数分で構築できます。このような手軽さが、CSAの導入障壁を大幅に下げています。

データ駆動型AIの実現に向けて

miiboの最新アップデートにより、非構造データの構造化から分析、活用まで一貫したデータ基盤が整いました。BigQueryエクスポート機能の強化により、データ分析の敷居が大幅に下がり、CSAによって従来は活用困難だった非構造データも、AIフレンドリーな形式で管理できるようになりました。トラッキングAPIを活用すれば、リアルタイムでのデータ収集と活用が可能になり、より文脈を理解した高精度なAIシステムの構築が実現できます。これらの機能を組み合わせることで、真に実用的な会話型AIの開発と運用が、かつてないほど手軽に行えるようになりました。

BigQuery×miiboで実現するSQL不要のデータ分析AI|30分で構築可能な会話型分析基盤(https://miibo.site/bigquery-miibo-data-analysis-ai/)

AIドリブン経営実践ガイド|データから価値を生み出す8つのステップとmiibo活用法(https://miibo.site/ai-driven-management-guide/)



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サマリー

miiboのアップデートによって、ビッグクエリーとの連携が強化され、非構造化データの活用が劇的に進化しています。新機能により、AIがデータを効果的に分析できる環境が整い、データ駆動型AIに向けた重要な一歩となっています。

miiboのアップデートと新機能
こんにちは。今日、これからお預かりした資料、miiboアップデート情報、ビッグクエリー連携強化でAIデータ分析が劇的に進化、これを一緒に掘り下げていきたいと思います。
今回のテーマ、生成AIの力を引き出す文脈、特に扱いにくい非構造化データをどう活用可能にするか、そのあたりが中心ですね。
そうですね。多くの企業さん、やっぱりスラックのログとかメールとか、そういう非構造化データの扱いに結構苦労されていて、AIの可能性を十分に生かし切れていないっていうのが現状かなと。
今回のmiiboのアップデートは、まさにそこの課題解決に焦点を当ててるんですよね。ビッグクエリーとの連携強化、それと新しいコンテクストストリームエージェント、CSAっていう仕組みが中心になります。
なるほど。じゃあ、今回の探求の目的としては、これらの新しい機能でデータ分析の基盤作りがいかに簡単になって、AIがより深く文脈を理解できるようになるか、その発信に迫りたいと。
特に技術的な知識があまりなくても大丈夫っていうのが気になりますね。
まず、ビッグクエリー連携なんですけど、具体的にどう使いやすくなったんでしょうか。資料を見ると、3つ新機能があるみたいですが。
はい。まず、接続テスト機能。これで設定が正しいか、もうすぐに確認できるんですね。
それから、ステップバイステップガイド。これがあると、初めての方でも迷わず設定を進められる。技術的なハードルはかなり下がっていると思います。
そして目玉になりそうなのが、データストリーム機能ですかね。ビッグクエリーの画面を開かなくても、Miiboの管理画面から直接ログを検索したりダウンロードできるっていう。
そうなんです。
これはかなり便利そうですね。SQLとかちょっと苦手な人には特に。
まさに、その専門知識があまりなくても直感的に操作できるっていうのは、データ活用の民主化っていう点ですごく重要ですよね。
さらに、トラッキングAPIで使うプロンプトとかモデル。例えば、コスト効率の良いGPT-4 miniとか、ああいうのを個別に指定できるようになったんですね。
なので、データ収集そのものを最適化できるようになったというのもポイントです。
なるほど。データへのアクセスが簡単になって収集も効率化できると。
そうなると、ついにそのデータの中身、特に非構造化データの扱いが重要になってきますよね。
もう一つの柱であるコンテクストストリームエージェント、CSAについて教えていただけますか。非構造化データを時系列で構造化するってどういうことなんでしょう。
はい。CSAというのは、例えば、自然言語のログとか、いろんな形式の非構造化データをAIが理解しやすい形、具体的にはキーバリュー形式の構造化データに自動で変換してくれる仕組みなんです。
これによって、AIはその断片的な情報だけじゃなくて、過去のやり取りとか文脈を踏まえた一貫性のある応答が可能になるわけです。
非構造化データの活用と分析
資料にあった、鈴木さんが100件のアカウント制約をABC株式会社に対して達成したっていうログから、ユーザー名とかイベント種別、数値を自動で抜き出す、みたいな具体例がわかりやすかったです。
まさに、まさに、その構造化が鍵なんですね。
SlackとかTeams、自社製品のログ、IoT機器とか、本当にいろんなソースからの情報をAPI経由で集めて、それをCSAで構造化してAIの記憶として蓄積できる。
しかも実装もmiiboでエージェントを作ってプロンプトを設定するだけっていう、驚くほど簡単なんですよ。
へー、その収集して構造化されたデータが、さっきの強化されたビッグクエリー連携と組み合わさると、そうなると、なんかさらにすごいことができそうな感じがしますね。
おっしゃる通りです。そこが今回のアップデートの一番のポイントかもしれません。
トラッキングAPIで収集して、CSAで構造化されたデータがビッグクエリーに送られる。
そうすると、ビッグクエリーが単なるログ置き場じゃなくて、もう高度な分析ができる基盤になるわけです。
例えば、セールスチームのKPI達成状況をリアルタイムで把握して、自動でレポート作ったりとかですね、そういうことが視野に入ってきます。
なるほど、分析できる、使えるデータになるわけですね。
さらに資料にはRAG、リトリーバルオーグメンテッドジェネレーションとしても使えると、これはどういう意味ですか?
ええ、ビッグクエリーに蓄積された時系列の構造化データというのは、言ってみればAIにとっての長期記憶みたいなものなんです。
で、LLM、つまり大規模言語モデルが応答を生成するときに、この記憶を参照させる。
そうすることで、より文脈に沿ったというか、ちゃんと事実に基づいた高性能な応答ができるようになる。
これがRAGですね。
なるほど、例えば顧客対応で過去のやり取りを踏まえた一貫性のある回答をするとか。
あるいは社内の議論ログを活用して、何か意思決定をサポートするとか、そういう応用が広がりそうですね。
そうですね、応用範囲はかなり広いです。
しかも、JPRみたいなツールを使えば、コーディングなしで、例えばスラックの投稿を自動で記録して構造化して、みたいな連携もほんの数分でできちゃうんですよ。
それはすごい、アイディア次第でいろいろできそうですね。
今回の資料から見えてきたのは、つまりmiiboのアップデートによって、これまでちょっと扱いが難しかった非構造化データをAIがちゃんと理解できる形に整えて、それを分析して活用するための一貫した流れが、より手軽に実現できるようになったということですね。
まさにデータ駆動型AIの実現に向けた、これは大きな一歩だと思います。
ビッグクエリー連携の簡便化、CSAによる非構造化データの構造化、そしてトラッキングAPIによるリアルタイム収集と活用、これらがうまく組み合わさることで、文脈を深く理解した、本当に実用的な会話型AIの開発とか運用が、かつてないほど身近になったと言えるんじゃないでしょうか。
では最後に、あなたに考えてみてほしい問いかけがあります。
このように非構造化データ、特に時系列の情報が簡単に構造化できるようになった今、これまで不可能だと思っていたどんな問いを、あなた自身のデータに投げかけることができるでしょうか。
チームのコミュニケーションとか、顧客とのやりとりの中に隠れていた、どんなパターンが見えてくるかもしれませんか。
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