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2025-07-19 06:05

SQL不要!miiboで15分で作る分析AIがデータ活用を革新する方法

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株式会社miibo代表のmaKunugi氏が、SQLの知識がなくても高度なデータ分析を実現する画期的な方法を公開しました。同氏のnote記事では、会話型AI構築プラットフォーム「miibo」を活用し、わずか15分で自然言語によるデータベース検索を可能にする「分析AI」の構築手法を詳細に解説しています。この革新的なアプローチは、データ分析の民主化を大きく前進させる可能性を秘めています。

今回紹介された手法の最大の特徴は、完全ノーコードでの実装です。SQLが書けない人でも、BigQueryと連携した本格的な分析AIを構築できます。完成したAIは、「今月の売上はどうだった?」といった自然な問いかけに対して、自動的にSQLを生成・実行し、分析結果を返します。この技術により、データ分析チームへの依頼待ちという業務上のボトルネックが解消され、誰もが即座にデータドリブンな意思決定を行えるようになります。

Text2SQL技術が実現する新しいデータ分析の形

maKunugi氏の記事で紹介された分析AIは、Text2SQL技術を活用しています。この技術により、自然言語の質問を適切なSQLクエリに自動変換することが可能になりました。記事では、実際の構築プロセスを通じて、この革新的な技術の実装方法を具体的に示しています。

分析AIの構築には、Google Cloud PlatformのBigQueryを使用します。BigQueryは、大規模なデータセットに対して高速なクエリ実行を可能にするサーバーレスのデータウェアハウスです。miiboとBigQueryを連携させることで、企業が保有する膨大なデータに対して、SQLの知識なしにアクセスできる環境を構築できます。

記事では、サービスアカウントの作成からAPIの有効化まで、BigQuery側の準備について詳しく解説されています。セキュリティ面での注意点も含まれており、実務での利用を想定した実践的な内容となっています。特に、必要最小限の権限設定やキーファイルの管理方法など、エンタープライズ環境での利用に不可欠な情報が網羅されています。

miiboの革新的な機能が可能にする爆速AI開発

miiboの新機能であるCustom ActionとWebhooksを活用することで、外部サービスとの連携が驚くほど簡単になりました。記事では、BigQueryとの連携に必要な2つのテンプレート「BigQuery SQL実行」と「BigQuery スキーマ取得」の設定方法を詳細に説明しています。

Custom Action機能により、複雑なAPI連携もテンプレートを選択するだけで実装可能です。環境変数の設定として、サービスアカウントのJSONキーとプロジェクトIDを入力するだけで、BigQueryとの接続が確立されます。この簡便さは、従来のシステム開発では考えられないレベルの効率化を実現しています。

Webhooks設定では、AIがデータベースのスキーマ情報を取得するタイミングとSQLを実行するタイミングを自動判断するように設定できます。Function Callingの仕組みを活用し、ユーザーの意図を理解して適切なアクションを実行する、真に実用的なAIアシスタントが構築できます。

実務で即活用できる具体的な構築手順

記事の最大の価値は、理論だけでなく実際に動作する分析AIを構築できる具体的な手順が示されている点です。プロンプトエンジニアリングの観点からも興味深い内容で、提供されているプロンプトテンプレートは実務ですぐに活用できます。

提供されているプロンプトでは、AIの役割定義から制約事項、エラーハンドリングまで、実用的なAIアシスタントに必要な要素がすべて含まれています。特に注目すべきは、SQLエラー時の処理方法です。エラーが発生した場合には原因を分析し、修正案を提示するという高度な機能が実装されています。

完成した分析AIは、miibo Agent Hubを通じて利用できます。また、miiboの特徴として、作成したエージェントはチャット画面だけでなく、LINE、Slack、API経由でも利用可能です。これにより、既存の業務フローに自然に組み込むことができ、真に「溶けこむAI」として機能します。

データ分析の民主化がもたらす組織変革

maKunugi氏が示した手法は、単なる技術的なソリューションを超えて、組織のデータ活用文化を変革する可能性を秘めています。SQLが書けない営業担当者やマーケティング担当者も、自分のタイミングでデータに基づいた意思決定ができるようになります。この変化は、組織全体のアジリティ向上に直結します。

データ分析チームの負担軽減も大きなメリットです。定型的な分析依頼から解放され、より高度な分析や戦略立案に時間を割けるようになります。また、分析AIが生成するSQLを学習材料として活用すれば、非エンジニアのSQL学習にも役立ちます。

記事では触れられていませんが、この技術は教育分野でも大きな可能性を持っています。データサイエンス教育において、SQLの文法学習に時間を費やす代わりに、データから洞察を得る本質的なスキルの習得に集中できるようになるでしょう。

まとめ

maKunugi氏が公開した「SQLが書けなくても大丈夫!代わりにSQLを書いて分析してくれる『分析AI』を爆速で作る方法」は、miiboの実用性と革新性を示す優れた実例です。わずか15分でSQLの知識なしに高度な分析AIを構築できるこの手法は、データ活用の新しい時代を切り開く可能性を秘めています。ノーコードでありながら本格的な機能を実現するmiiboの技術力と、それを実務に即した形で紹介するmaKunugi氏の知見が組み合わさることで、真に価値あるソリューションが生まれました。データドリブンな意思決定を全社員が行える未来は、もうすぐそこまで来ています。



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サマリー

今回のエピソードでは、株式会社miiboが提供する新しい分析AIが、SQLの知識がなくても誰でもデータにアクセスできる可能性を探ります。特にテクストトゥSQL技術の活用がデータ分析の民主化を加速させ、専門知識を持たないユーザーが迅速に洞察を得られる未来を示唆しています。

新しい分析AIの登場
今回、掘り下げていくのは、SQL、データベース言語の知識がなくても、結構高度なデータ分析ができるようになるかもしれないという、画期的な方法についてです。
株式会社miiboの代表、くぬぎさんのノート記事が元になってるんですね。
なんと、わずか15分くらいで、普段私たちが使っている言葉でデータベースに質問ができる分析AIっていうのを作れちゃうそうなんです。
15分ですか。
この誰でもデータ分析の可能性を秘めた技術、今日はあなたと一緒にちょっと詳しく見ていきたいと思います。
これは非常に興味深いですね。データの活用の仕方そのものが大きく変わるかもしれない、そんなアプローチだと思います。
と言いますと?
特にこれまで専門知識がないと難しかった、そういう方々でもデータに基づいて素早く判断ができるようになる、その点が大きいかなと。
なるほど。
つまりデータが専門家の宝の山みたいなものから、もっと現場の誰もが扱える道具に変わっていくということかもしれませんね。
まず驚いたのは、やっぱりSQLが全くいらない。しかもプログラムのコードとか書かずに実現できるっていう点ですよね。
そうなんです。
今の売上は?みたいに普通に聞くだけで、AIが裏で適切なSQLを作って実行して答えを返してくれると。
ええ。
これ、にわかには信じがたい手軽さじゃないですか。
まさにおっしゃる通り、その手軽さが鍵ですね。中心になっているのはテクストトゥSQLっていう技術なんです。
テクストトゥSQL。
はい。自然な言葉での質問をSQLクエリ、つまりデータベースへの命令文に自動で変換してくれるんですね。
へえ。
資料では、このAIを作るために会話AIのプラットフォームのmiiboとGoogleクラウドのビッグクエリ、これを連携させる手順が紹介されてましたね。
はいはい。miibo側の設定も記事読む限りではかなりシンプルそうに見えましたけど、
miiboが用意しているテンプレートを選んでビッグクエリにつなぐためのいくつかの情報を入力するだけみたいな。
そうですね。
へえ。専門的なスキルなくてもいけちゃいそうな感じがしましたけど、実際はどうなんでしょうか。
そうですね。記事で紹介されている手順自体はかなり簡略化されている印象です。
miiboの新しい機能、カスタマーアクションとかWebhook、こういう外部連携の仕組みを使ってサービスアカウントの認証情報とかプロジェクトIDを設定すればビッグクエリとはつながると。
なるほど。
もちろん実際の運用では、セキュリティ面、特に誰がどのデータにアクセスできるかとか、その認証情報の管理とか、そういうのはすごく重要になります。
ああ、それはそうですよね。
ええ。その手も資料ではちゃんと注意喚起されてますね。でも、従来の開発プロセスを考えたら、これはもう格段にスピーディーなのは間違いないです。
データ分析の民主化
AIへの支持、プロンプトっていうんですかね。あれも具体的で面白いなと思って。
はい。
ただ質問に答えるだけじゃなくて、AI自身の役割を決めたり、あと答え方の形式に制約を設けたり。
ええ。
さらに、もしSQLの実行でエラーが出たら、AI自身にどう直したらいいか考えてみたい、支持するっていうのはかなり実践的だなと感じました。
まさに。ここで注目したいのは、この手法がもたらす組織全体へのインパクトかもしれませんね。
組織へのインパクトですか。
ええ。これまでだと、データ分析が必要になったら、専門チームにお願いして結果を待つみたいなことが多かったと思うんです。
はい。よくありますね。ボトルネックになりがちで。
そうですよね。でもこの方法なら、例えば営業担当の方とか、マーケティングの方とか、現場に近い人が自分で直接データにアクセスして、必要な時にすぐ洞察を得られるようになるかもしれない。
うわあ、それは大きいですね。データ分析の民主化って言葉が記事にもありましたけど、まさにそれが現実味を帯びてくると。
ええ。
ただそうなると、誰でも簡単にデータに触れるってことは、何か解釈を間違えたり、誤った使い方しちゃったり、そういうリスクも考えられませんか?
ああ、それは非常に重要なご指摘ですね。資料では直接は触れてなかったですけど、二伝性が上がるのと同時に、やっぱりデータリテラシーの教育とか、組織の中でのガイドライン作りとか、そういうのが一層大事になってくるでしょうね。
なるほど、なるほど。
ただ一方で、良い面もあって、例えば分析専門チームの負担が減って、彼らがもっと高度な分析に集中できるようになったり。
ああ、それは助かりますね。
あとは、非エンジニアの方がAIが作ったSQLを見て、ええ、こうやってデータ出すんだって自然と学習する機会になったりとか。
あ、副次的な効果もあるわけですね。
ええ、そういう可能性も考えられます。
なるほどなあ。非エンジニアの学習機会っていう点では、教育分野への応用とかも面白そうですね。
ええ、もっと広く見れば、そういう応用も十分期待できると思います。SQLの文法を細かく覚えるところからじゃなくて、まずデータから何を知りたいかとか、どういう問いを立てるかみたいな、もっと本質的なスキルに早くから焦点を当てられるようになるかもしれないですね。
SQL不要で、誰がデータと対話できる未来。なんかデータとの付き合い方、根本から変わりそうでちょっとワクワクしますね。
ええ、本当に。
で、これは結局どういうことなんでしょう?
まさにデータとの新しい関係性の始まりと言えるんじゃないでしょうか。今回ご紹介した手法は、その可能性の一端を見せてくれたと。
新しい関係性。
ええ。そこで一つ考えてみたい問いが浮かぶんですよ。
はい。
もし誰でも本当に簡単に必要なデータを引き出せるようになったとしたら、次に重要になるのはこれはもう間違いなく、何を問うか。その問いの質じゃないかと。
ああ、なるほど。何を問うか。
で、あなたならこの分析AIにどんな問いをまず投げかけてみたいですか?
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