1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 第45夜『あの日の遊園地の去り..
放送回エピソード:「福岡 あの日の遊園地は永遠に」(2022年2月25日放送)
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[音楽]
真夜中コンビニの駐車場で
このポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって定点観測する
方公共放送局のドキュメンタリーを大好きな二人が
番組についての感想や愛を語ります
[音楽]
はい 今回は「福岡あの日の遊園地は永遠に」ということで
こちら新作会になっています
2021年の年末に福岡市にある遊園地を舞台にしたもので
これがなぜここかというとですね
実は長いことやってきた老舗の遊園地なんですけど
年末に閉園してしまうということで
もう最後の閉園するまでの3日間に密着してきた会になっています
65年続いたというかなり歴史ある遊園地なので
本当に地元の人に愛されていて
まあいろいろとこの遊園地に思い出のある方々が
まあ3日間来ていて最後閉園するというところまでを取った
3日間になっています
はい今回山口さんいかがでしたでしょうか
はいまず閉まっちゃった
閉まった遊園地っていう話
この最後の3日間ってそれこそ閉まる直前だから
いろんな人がその自分の思い出とか誰かとの思い出みたいなの
やっぱこう胸に来てるわけですよ
だからこそこう割となんて言うんだろうな
全体的にこうエモーショナルというか
まあそうですね
そうそうそうあって
でこういう割とその閉まる3日間に密着みたいな
結構あるですけど
まあそういうのと同じような感じ
そういうエモーショナルなところはあり
これ福岡っていうのが結構ポイントだなと思ってて
はいはい
そのこれ東京のどっかとかじゃなくて
でも福岡でもちょっと外れじゃないですか
これ確か
中心街じゃなくて
やっぱりそういうのってその残る理由もあったし
65年間残ってきた理由もあったと思うんですよ
逆に今なくなってしまう理由っていうのもあると思うんですね
ですよね
その両方結構いろんな人々の思いはもちろんあるんだけど
残った理由残らなくなってしまった理由っていうのを
結構考えさせる回だったなっていう感じですね
65年も続いて遊園地ってことだって
なんかすごく懐かしい映像を盛りだくさんでしたよね
はいはいはい
なんかこうすごい古い遊園地っぽい遊具の数々というか
なんかこう機械音がボコボコしてて
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これ本当大丈夫か
なんか違う意味で怖い乗り物みたいな感じがあったりとか
なんか子供が言ってたけど
クレーンゲームで片方は簡単だけど片方はぼったくりだとか
なんかそういうゲーム調整のできてないクレーンゲームとか
なんかこうあのジェットコースターでこう
身長制限があって今まで乗れてなかったんだけど
乗れるようになった時に娘の成長を感じたみたいな
なんかこうすごい昭和から続くような
その懐かしい遊園地あるあるというか
みたいな満載のもの
しかもそれがなくなってしまうっていうことで
それらとこうお別れしながら
自分の思い出とも向き合っていくっていう
その来ている人たち
しかもそのお客さんとして来たっていうだけじゃなくて
ここで働いてましたとか
なんかこう旦那さんが園長だったとか
奥さんが働い
亡くなった奥さんが働いてたとか
なんか本当にそういうのがたくさん詰まった
エモーショナルな回だったなーっていうのがまず一つですよね
そうなんですよ
やっぱねこう
まあ誰だってこう別れは寂しいものじゃないですか
だからこそそういうね
思いを持ってくるっていうのはやっぱり分かるし
まあこう65年で多分今本田さんが言ったみたいに
時代的にもう厳しいっていうのも
多分一個理由としてあると思うんですよね
そうですよね
そもそももちろんそのじゃ
あと5年できなかったのかって言われると
まあ5年はメンテナンスしてできるかもしれないけど
じゃあ15年どうなのかとか
20年どうなんだって言われた時に
まあじゃあもう新しい機材売れなきゃいけないとか
でジェットコースターが低温で休業中ですみたいな
気温が低いと走らないっていう
聞いたことないじゃないですか
今の機材よっぽど寒いのか
みたいな感じじゃないですか
強風のためって聞いたことあるんですけど
低温のためって言う
そんな新しい話ないじゃないですか
そうそれがなんかね結構こう
まあ考えさせられるっていうか
今だったんだろうなっていうところで
もちろん
まああるんですよね
いろいろそのここででも
僕やっぱり1個気になるのが
このカシーカエンって
まあこの回でもちょっと何回か出るんですけど
シルバニアファミリーと切っても切れない
関係にあるんですね
はいはいはい
シルバニアガーデンっていうのが
カシーカエンの目玉なんですよ
多分この遊園地の
だから最後の方には映るんですけど
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結局年間パスポートで
通い続けましたっていう人って
シルバニアファミリーが好きなんですよ
はいはいはいはい
だから通ってるんですよ
だけど年間パスポート持って通いましたっていう人が
シルバニアファミリーの人しかいなかったってことなんですよ
その人でそこが好きですっていう人は
やっぱりその定期的にっていうか
1年に1回とかは来るけど
そんなに回数来るわけでもないし
そのいかにこう遊園地っていうものが
やっぱりディズニーみたいなメガコンテンツでない限り
固定ファンを作り続ける難しさみたいなこと
めっちゃ感じますよね
シルバニアがいたからファンにはなるけどみたいな
あるじゃないですか
はい
結構あるなと思いましたね
僕今回の遊園地が終わるっていうことで
そういう二軸のものがあって
時代として遊園地みたいなものが
なんていうかそれこそ
シルバニアファミリーみたいな
一定のコンテンツがない限りは人が来ないような
ものになってきているっていう終わりが
まずあるなって思うんですよね
これってそのこれも本当に今だと
ある一定の世代に伝わらなくなってきている
子供がお父さん休みの日に遊園地連れてって
仕事で行けなかった泣くみたいな
このドラマとかで何十回も見たことのあるような
この世界観ってあるわけじゃないですか
これがもうそうじゃなくなってきている
遊園地に休みの日に行くことが
しかもお父さんは働き詰めでいないみたいな
なんかそのテンプレートな昭和の価値観というものが
もう時代とともに終わってきてるなっていうのが
あるなと思うんですよね
これすごいそのこの柏家園で象徴的だと思っていて
今その本田さん話したみたいな
いわゆるその昭和からあった遊園地
遊園地っていう新しい楽しいエンタメが来ましたみたいな
のがまず最初の時代としてあって
その次の時代としてあったのは
やっぱりディズニーランドを川切りとする
コンテンツ型遊園地だと思うんですよね
ここもその流れに乗って
シルバニアを入れましたと
シルバニアガーデンができて
ある程度はまあ持っていたと
だけどそれも結局コロナももちろんあるんだけど
一回落ちてきてしまったと
じゃあこの後どうなるのかっていう話で
これここのちょっと今回のその放送の
では描かれなかった
その後みたいな話なんですけど
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この跡地に何ができるかって
本田さん知ってます?
いや調べてないです
再開発が始まる前まで
もちろんその後再開発するから
その前までなんですけど
何ができるかっていうと
キャンプ場なんですよ
これはもうめちゃくちゃ視差的で
遊園地という箱物がありました
そしてコンテンツの
シルバニアガーデンがありました
で何もないキャンプ場ができるっていう
この柏彼塩を見ることによって
もう日本の素材を表してるんですよ
この流れは
見えてきましたね
これめちゃくちゃすごくないですか
視差的というか
うん
でも別に何もこうなんか
違和感がないじゃないですか
確かにその流れだよなって感じじゃないですか
いやそうだんですよ
あのねこれだから
私はメモには昭和の終わりって書いてあるんですけど
これ終わってなかった昭和が
やっぱここで終わるんですよね
世界観として
でそれは3世代の終わりでもあって
今回すごく来ていたお客さんで
目立ったというかすごくたくさんいたのは
やっぱり3世代で来ている
おじいちゃんおばあちゃん
息子娘でその孫みたいなので来たりしてるのが
多いんですけど
もうその3世代の世界観が
なんか終わりを迎えてることを象徴しているな
っていうのをすごく思ったんですよ
でこれ象徴的なのは
僕が30とかなんですけど
そのちっちゃい頃は
その当然3世代じゃなくて
戦前戦後我々の3世代だったんですよ
でもこれ戦後も終わるんですよ
単純に
そうですね
で来てたおじいちゃんとかおばあちゃんが
子供の頃にこれに乗ってたっていう話なんですね
そうですね
でちょっと前までは
おじいちゃんおばあちゃんっていうのは
子供の頃には何もなかった
要は戦前戦後なので
何もエンターテイメントがないっていう子供時代なんですよ
っていう人たち自体は
本当にもういなくなってしまい
今いる人たちは
子供の頃に遊んでいた幼稚園
遊園地なんだけれども
それすらこの柏彼園のように
つゆと消えていっているっていう
時代に入ってきてるんだな
それが最終的にはキャンプっていう
全然その遊具とかではない
何もなさこそが価値を持つという価値観に
移り変わってきてるっていう象徴ってことですもんね
中でもこれって
今話して
本田さん話して戦後の終わりみたいな話
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はい
遊園地ってそもそもなんだったかっていうと
日日常の場所だったわけですよ
そんで元々戦後の
戦後のその
もう直後の話で言ったら
じゃあGHQがいろんな飴を持ってきてくれることが
日日常だったみたいな話あるわじゃないですか
それからその後はこういうジェットコースターとか
なんかわかんないけど見たことない
早いものがあるっていうのが
日日常だったわけじゃないですか
でも僕らはやっぱ日日常のものを
何回も味わうと日常になっちゃうんですよ
飽きるんですよ
それがただ飽きてきて
じゃあ遊園地はもう飽きちゃいました
いわゆるジェットコースターとか
そういう乗り物系の遊園地は飽きちゃいました
で今シルバニアファミリーみたいなのも
とかコンテンツ系の遊園地も飽きちゃいました
じゃあ次何ですかって言われたら
キャンプ場がただ今日日常として来てるっていう
そのこういう日日常日常みたいな軸で言うと
別にやってる人が思っていることって
一貫してるんですよね
日日常を求めてるっていう
でも日日常だからこそ
こういう人の記憶に残るし
別に僕は長く続くことが
正直いいことだと思わないんですよ
この遊園地は正直65年間で
ちゃんとある意味寿命を全うしたというか
天に延命しないでこのまま綺麗に
今何かその新しいなんだろうな
すごいこうなんかめちゃくちゃすごい
アトラクションが来るとかわかんないけど
あったら盛り返したかもしれないけど
ちゃんと綺麗に終わっていってるんだなっていう話
さり際ね
そうそうさり際がこの柏海の3日間を見ると
さり際がめちゃめちゃ綺麗だなって思うんですよ
ちゃんとみんなに愛されて
それも結局その入園者数が落ちてきてるっていう話
でしまっちゃったって話もあるから
別にずっとそうだったわけでもないけど
いざしまるって言われると
やっぱみんなに愛されてたんだなっていう
失って気づく喪失感じゃないけど
的なところが
やっぱりこの柏海の話からは
全体的に伝わってくるものなんじゃないかなって思いますね
本当そうですね
自分が思ってたことを話し切ってしまうと
今言ったようなそういうやっぱり価値観の終わりっていうのが
一つあるなっていうのが今話してきたことで
なんかもう一つやっぱり如実に感じたのは
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人が作ったものって技術的な問題はあるけど
だいたい5,60年でやっぱり無くなっちゃうんだなっていう
そうですね
ことですよね
途中で自転車をやって溶接をやっていたお父さんが
実はここのバラ園のアーチを溶接していたと
しかもそれを全然息子娘は知らずに
その50年お父さんその後すぐ事故で亡くなっちゃうんだけど
それが亡くなって50年後とかに
ようやく実はそうだってことを知るみたいなのを見に行きました
っていう方がいらっしゃったんですよね
でもそれももうこれが亡くなっちゃうわけですよ
自然に朽ちたわけではないとは言いながらも
やっぱり人が作ったもので
それぐらいの寿命でしかないなっていうのは
50年もったってすごいことではあるんですけど
はい
いやそういう人類の歴史からすると
結構人の底に重いものっているわけで
それが完全に50年とか100年単位で亡くなっていって
次の世代になっていて
そういう死兼ね的なものの上に
また新たなものが立っていくっていう
人間の流れが見えたっていうのもあるんですよね
価値観だけじゃなくて
ものとしてのっていうのが
そうなった時に
やっぱ世界で見回しても100年以上
500年とか1000年続いてるのって
結局宗教施設とかのようなものの方が長く
当然ものとしては何回も立て替えられてはいるものの
そういう意味でも長くの人類の中で
残っていってるものってそういうものなんだっていうのが
改めて理解したみたいな
結構当たり前のこと言ってるだけなんですけど
そのものは50年ぐらいで朽ちるっていうね
そうなんかやっぱりものとしての
物理的な耐久性と寿命って
ちょっと違うものだっていうのが
最近いろんな人が気づき始めたっていうか
最近人類が気づいたことだと思うんですよね
なぜかっていうと要は技術が発達しないと
そもそもその寿命とものの耐久性の関係で言うと
結局ものの耐久性がなくなっちゃうから
寿命がなくなるっていうのがこれまでだったんですよ
ものの耐久性がいろんなテクノロジーの発達によって伸びたんですよ
そうするとものは大丈夫なんだけど
寿命がその前に尽きるっていう
そうそうそう
ことが起きるっていう話ですよね
うん
結局そうすると
その結局その価値観的な耐久性の方が
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50~60年で終わっちゃうので
ものとしてはもうそれ以上なんかあまり残りようがないですよね
人類のものって
うん
だから結構ここがこの遊園地とか
まあいわゆるその箱物って言われるもの
まあこれから向き合っていかなきゃいけない問題として
じゃあ本当に100年持つ建物っていりますか
みたいな話だと思うんですよ
そうそうそうそうそう
本当そういうことだと思います
でこれその柏家園って今日その
今日ってか今回のその年末で
まあなくなっちゃうわけじゃないですか
うん
だけど別にその場所自体は残り続けるし
その後キャンプ場になったりして
結局さっきの僕の話と紐付けで言うならば
人々に日にちじを与える施設としての役割は
別にこれからも担っていくわけですよ
はい
担っていくと実はこの遊園地って
もの自体の耐久性は
それこそジェットボースターが止まっちゃうって話だから
終わったのかもしれないけど
実は寿命は迎えてないんじゃないかなっていうふうにも
見えるような気はするんですよね
まだまだこれからも
まあこれからそのキャンプ場がどうなるかによるけど
そこがちゃんとその人の
みんなのこの憩いの場っていうか
みんなが来て遊べるような施設にさえなれば
まだ延命できるというか
役割を全うし続けているっていうことも
っていうふうにも思えるような気はするんですよね
うん
そうですね
その可能性はあるとは思いますよね
そう
まだ別にこれから実際どうなるかなんてことは
わからないからあれですけど
うん
それこそそのキャンプ場も別に再開発前までの
誘致というか
そのまあ土地の問題としてただ使っているだけなので
正直どうなるかは
この後それこそ住宅家になっちゃうかもしれないし
うん
でもそれはそれで何かこう
いいような気もするというか
ものとものの耐久性と寿命みたいなことを
もうちょっと大きい視野で考えていく
必要があったっていう
この回を見てすごい思ったことですかね
うん
だから最初の話に戻ると
結局3世代で終わるんですよ
そう
なんかね
それがね多分ね最近の特に日本人は
勘違いしてたと思うんですよ
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そうですね
なぜならそのやっぱり戦前戦後っていう
大きなエポッグメイキングがあったからこそ
その前は結構切断されているけど
その子は実続きだって思いがちなんですけど
やっぱり今回のこれを見る限り
戦後ももう終わるんですよね
そうですね
だから全然それは戦前戦後だけで
時代が変わるわけではなく
なんか普通に戦後っていうものも
3世代が終了して次の世代に行くにつれて
普通になくなりますっていう
なんか事実をこの回で突きつけられた気はします
パラダイムシフトですね
うん
あんまりないと思いがちだと思うんですけどね
特に日本人は
そうですよね
まあこういうなんていうか
まあコロナもそうですけど
外覧というか不可攻力というか
そういうものにこう
まあ当たって世の中が変わるみたいな経験ってね
海に囲まれてるからなかなかないわけじゃない
あんまり歴史的に見ても
そこは結構大きいというか
これを機に考えなきゃいけないところ
たぶんその前回とか以前その撮ったやつでも
結構いろんなこう
あのもうなくなってしまう施設の話とか
はいはい
まあいろいろあった
ありましたね
関係するような
まボロシ博覧会とかまさにそうですけど
そういう過去の遺産と
どう我々は向き合うべきなのか
はい
いかに正しくお別れを言うべきなのかみたいな話
が結構鍵になってくる
はい
なあっていうのは
今思うところですかね
そうですね
そうなんですよ
なんか他のこの
今回で気になった場合がありますか
いやもうなんかこう大丈夫です
今日言いたいことはいつかした気がします
子供たちが楽しそうだったとか
大丈夫ですか言わなくて
大丈夫ですとかなんで最後に
前澤裕作さんがみたいな話も別に大丈夫です
前澤さんにDMしたけど
ところまだ何もアクションの記録がついてる話ですよね
はい
それもちょっとどうでもいいかなと思っちゃいました
はいということで
今回はこの辺で
はいありがとうございました
ありがとうございました
♪~
24:04

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