1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 第19夜『巨大熱帯魚店、小さな..
放送回エピソード:「巨大熱帯魚店 小さな命のある暮らし」(2021年8月20日放送)
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真夜中コンビニの駐車場で このポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって停電観測する
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな二人が番組についての感想や愛を語ります
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はい 今回は巨大熱帯漁店 小さな命のある暮らしということで 久しぶりの新作会ということになっています
舞台は国内でも屈指のですね 巨大な熱帯漁店が舞台ということになってまして
熱帯漁に限らずですね 水辺に生息する色々な魚であったり カエルであったりっていうような
ペットにするための動物たちが並んでいるというようなところで そこに来る本当に老若男女といいますかね
いろんなたくさんの人がこういう魚とかを買いに来るんですけれども どういう気持ちで買いに来ているのかなと
何のために買いに来ているのかなというのを聞く3日間となっています 山口さん今回いかがでしたでしょうか
まず 水族館ってなく巨大熱帯漁店っていうのがめちゃめちゃドキュメント72時間らしいですよね
ぽいですよね そうそう そうそうチョイスがめちゃめちゃっぽくて
じゃあそのなんか2つって何が違うんだろうって考えた時に 当然なんですけど巨大熱帯漁店の方が持って帰れるっていうか
家に連れて帰るわけじゃないですか そうですね
でそれってじゃあ水族館と巨大熱帯漁店ってちょっと大きい話からすると
何がこう違うのかってもう一歩踏み込んで考えると 生活自分たちの生活の侵食度合いが違うと思うんですよね
つまり熱帯漁店の方がより持って帰れたり 元々飼っていたペットにさらに仲間を増やしたいから買いに来るとか
生活の延長線上としての熱帯漁店はあるんだけど 水族館はどっちかというともう見るだけだから
あんまり生活層はかき離れているっていう 今回の場合もそのこの熱帯漁店っていうところを選んだことによって
そこに来る人々の生活が逆に浮き彫りになってくるっていうのがすごい面白いというか見どころのポイントなんじゃないかなって思ったんですよね
本当そうですよね やっぱりその一つがあるだけって来る人の感覚違いますもんね
買う買わないに関わらず買おうかなとか 買ったらどうなるんだろうなとか
今の自分の生活がこうだから買った方がいいのかな 買わない方がいいのかなみたいな
水族館とは全然違う心持ちで皆さん見てますよね
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買うっていうところで言うと以前のペットの動物病院とかいろんなペットの会でも話してますけど
ここでも出てくるその家族の共通の話題が増えたとか
ペットを介して一緒に夫婦だったりとか家族だったりとか一人暮らしとか
そういういろんな人の生活がペットを中心として変わっていく
その変わっていく様子みたいな話がこの話がすごい出ていて
5年前から魚を飼い始めて魚中心になったみたいな人
おじさん出てくるじゃないですか 出ましたね
そうだし他にもペットを飼い始めたからこそ生活が全然変わっちゃってみたいな
人はすごいいっぱいいて
すごいですね 小さいけど力は偉大みたいなことが感じますね
逆に本当は親は飼いたいんだけれども
やっぱりいろいろな理由とか本当に単純に寂しいとか
そういう理由で飼えないってことを子供に言ってちょっとなんでみたいになってるっていう
逆に飼えないことに関わる周りの生活みたいな
そういうのも見えてくるしっていうので
本当に地続きですよね このお店から生活っていうのが
今本田さんが話してくれた家族がいて
確か子供とお父さんが最初に移るんですね 1日目か何かに
そうですね それでお魚買いたいみたいな
ママがダメって言ってるでしょみたいなことで
2日目か3日目にそのお母さんと子供と旦那さんで来るんですよね
そうですね
それでやって面白かったのが反対してるお母さんが一番詳しいっていうの
なんで知ってるのみたいな
めちゃめちゃ詳しいっていう
話を聞くと動物病院の娘かなって思うんですよね確か
なんかすごい書いてますけど
親子のお母さん実は獣医の娘って僕のメモ帳に書いてますけど
実はそう
あれ結構いい展開だなと思って
1日目の印象だと本当に飼うのが嫌いな人というか
飼うのが興味ないお母さんなのかなっていう雰囲気に思ってたんですけど
2日目来た時に一番はしゃいでるというか
そうそう
めちゃめちゃはしゃいでて
みたいになるっていう
それこそ1日目と2日目みたいに来るんですけど
1日目の夜に店とは別の場所で
家族でそこのお家で家族会議的なものが開かれてるはず
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そうっすね
取材受けちゃったんだけどさみたいな
もしかしたらそんな冷徹なお母さんみたいに映るからやめてよみたいな感じで
バッと出てたかもしれないですし
もしくはそんな話があってっていうところから
本当にやっぱ買う買わないっていうところになって
ちょっとお母さんが見に行こうってなったかもしれないですし
そういうところもちょっと見える
本当に他にも結構常連さんとかもいて
たまたま来た半年に1回来るとかの人ももちろんいるんでしょうけど
割とですね断続的に来てる感がすごくいろんな人から見えてきて
そこもいいなっていうふうに思ったんですよね
毎日来てるおじさん3人組とか冒頭の方で映りますよね
うん
あれもなんかあれって僕思ったんですけど
なんかえ?だったら買う必要あるのかなみたいな
確かにね
家近くて裏だよみたいに言ってるのに
これ持ってるこれ持ってるとか言って
毎日ここに来て見るわけじゃないですか
いやそれは多分買ってるという保護欲みたいなものが結構あるでしょうけど
買ってるぜ感というかオーナーみたいな
だけどなんか近くて家裏手にあるのかみたいな
毎日みんなで来るっていう
おじいちゃんたちの釈放場みたいになってるのがちょっと面白かったですけどね
なんかそれって確かになんでなんでしょうね
別に通えばいいしその手間だけを考えたら
自分は忙しないで
そういうそのお店にある魚を見に
毎日見に行ってる方が楽なわけじゃないですか
そうですよね
でも買ってると
しかもこのおじさん3人はもうさらに上を行って買ってるけど
毎日熱帯牛肉屋に来てるっていう
上級者なんですけど
上級者なのか何なのか
これなんでしょうね金魚とか恋とか
この辺の品評会とかあったりするじゃないですか
そういうのも含めて
一定数めちゃめちゃ好きな人たちなんか
ちょっと特に高齢の方が多いのかなと思うんですけど
めちゃめちゃ好きな人いて
その人たちのモチベーションというか何が好きでっていうのが
どこから来るんだろうっていうのが
おじいさんたち3人を見て思って
また買ってるぜ感なのかな
なんなんでしょうね
所有欲みたいなものなのかな
もう一歩踏み込んだとこに考えると
魚、生き物のいる存在感みたいな話だと思っていて
家の中にあのおじさんたちが何人家族で住んでるかとかわからないけれども
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前の回でも話してたしさっきも言ったけど
ペットはやっぱり家族になるわけですよ
家族というか部屋の中に
例えば一人暮らしだったら
自分以外の何かこう自分の意思とは関係なく動くもの
生き物、動物、ペットがいることによって
やっぱり何かこうなんだろうな
何かと同居してる感というか
いやーそうですよね
そこがやっぱ欲しいんじゃないかな
それは家の中じゃなくて庭先とかでも全然いいと思うんですけど
自分の生活空間の中にそういうものがいることが
なんか生活、彼らの生活にとってプラスに働いてるんじゃないかなって思うんですよね
うん、そこでいくとちょっと微妙に細かな違いがあるかなと思っていて
僕はこう仕事と家族とは別にある世界もあるっていう風に思うんですよ
まさしくこの家族で飼う
犬とか猫とかって結構みんなのアイドルになってたりするわけじゃないですか
そのワンちゃんを巡って家族の会話が増えるとか
そういうきっかけになるとかっていう
ちょっと職場としながらその家族間の繋がりとか関係性とか
日常が作り上げられていくっていう感じがするんですけど
熱帯魚の場合っていうと割と個人と
私個人っていうのとペットの熱帯魚っていうところの関係性が
よくフューチャーされるかなと思っていて
場合によっては特にたぶんおじいちゃんたちとかなんですけど
鯉とかアロアナとか飼っても
他の家族は誰も興味がないパターンもあるわけじゃないですか
もうお父さんしか世話してないみたいな
水槽邪魔なんだけど1個減らしてくれないみたいなやつですね
ああいうのはそれをもとに家族との会話が増えているとか
家族との絆が深まっていくっていうのはなくて
どちらかというと仕事とか家族とかとも別にある
自分の中のプライベート世界でのペットとのコミュニケーション
みたいなところがあって
そういうのが一つ動物病院的なのが出てきた
ペットとの日常っていうところとまたちょっと違うかなっていうのが
少しあったなっていうのがあって
そこがやっぱりその1つそのコミュニケーションが取れないっていうのも
関わってくるのかなと思っていて
取れないというか取りづらいだったりとか
リアクションみたいなものが微妙にしかわからないみたいな
ワンちゃんとか猫ちゃんみたいに泣いて呼んだりとか
うれしそうに走り回ったりっていうようなコミュニケーションよりは
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どちらかというと今日元気ないなとか
私が昨日水かえるのサボったからちょっともう
しおれてってるなとか
そういうことでのすごく微妙な際を築くっていう
それは多分私とそのペットの間の中でしか生まれない際
みたいなところが少しちょっと違うのかなというふうに思いましたね
熱帯魚って器の大きいんだと思うんですよね
そうだと思うんですけど
魚って機嫌わかんないじゃないですか
そうですね
不機嫌なのか上機嫌なのかとか
お腹空いてるのか減ってんのかとか
その魚の気分ってわかんないじゃないですか
わかんないから僕ら見る側が解釈するしかないんですよ
なんか餌をあげた時にすごい食いつけよかったら
お腹空いてたんだなって思うし
そういう解釈の幅が他のペットに比べると
すごい広いんだと思うんですよね
そうですね
さっきの本田さんの話で動物
犬とか猫はわかりやすいじゃないですか
すごい嫌そうな感じだしとか
魚はわからないから
だからこそある意味好き勝手に感情移入できるんだと思うんですよね
そうですね
そこがやっぱり今の本田さんの話にかぶせるんだったら
もう一害としてはあるのかなと思いましたね
うんうん
個人の解釈に委ねられるから
共通概念にしにくいんでしょうね
だから家族間でも
今のこの魚は怒ってるのかお腹空いてるのか
見る人によって違うじゃないですか
意見が食い違うんです
だから多分個々のコミュニケーションになりやすいんですよ
そうですよね
そこがあるよなと思って
今回のこの熱帯漁店って
別に熱帯魚だけじゃないじゃないですか
はいはい
色々こう
餌の土壌を買いに来る男性とか
水槽とかね
水槽とか
やっぱ外せないのがカエルじゃないですか
はい
カエルのモミちゃんですよ
モミちゃん
プログラマーで不眠症だった
カエルのモミちゃんを買うことによって救われていくっていう壮大なストーリーですけど
いやもう本当に某テレビ局のドラマにありそうな設定ですよね
ありそうですよ
某民放の
モミちゃんが喋るのだけはやめてほしいですけどね
それはまた違うちょっとサイコな世界になっていくなと思うんですけど
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いやそれもそのモミちゃんもそうだし
お魚さんたちも含めてとか
今回の演出というか映像の撮り方とか含めてちょっと思ったんですけど
これなんかすごい雰囲気が
最近っていうんですかね
2000年代後半から2010年代ぐらいにあったような
暮らし系の方が
わかります?
なぜか
こういう飯出すっていうよりは
どこか都会だったり地方だったりで一人とかでなぜか暮らしていて
毎日のルーティーンが決まっていて
そこになぜか水槽の中に熱帯魚がいて
餌をやるとかカエルちゃんがいるとかっていう
その映画の中ではほぼ何の事件も起こってないのに
個人の心象が変わっていく世界だけを見せていくっていう
暮らし系の何も起こらない方があるじゃないですか
なんかこう
いろいろわかりますよ
いろいろ思い浮かびますよね
はいはいはい
なんかこうあの世界観になんかこれ吊られてないかなっていう
ここに来てる人もこれを撮った演出の感じとか
なんかその雰囲気
やっぱりさっき生活は続いてるって言ったんですけど
そういう続き方もあると思っていて
なんかこう暮らし系法が的なこう
ちょっと丁寧な暮らしって言うとすごい
ちょっと皮肉がかった言い方ですけど
なんかそういう暮らしの中の一つのルーティーンにあるもの
みたいな感じの世界観みたいなのが
すごい吊られてないかなっていう思ったんですよね
特に若い人
あの
大沢さんの日課はペットの金魚に餌をやること
みたいなのから始まる方がってことですよね
そういうことです
あんまりうまく焼けなかった朝食のパンを食べて
青い椅子に座るみたいな感じですよね
そうですね
それちょっとまた別の民放のドラマだったりするんですけど
例えばですけどイメージ的に
そうですね
そのナレーションが入るかどうかは別として
放画の場合は何のナレーションもなく
そのシーンがあって
これが日常なんだなと思わせるという最初の冒頭シーンがある
みたいな話で結局一緒なんですけど
なんかそうだな
確かにこう
多分それって結構重要な話で
丁寧な暮らしみたいなものって
割と多義的というか
いろんなことを組んでいて
今話している
仮に田舎から出てきて
東京で一人暮らししてますっていう
本物20代を描いた映画とか
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そういうものって
果たして丁寧な暮らしなんだろうかっていう話じゃないですか
いや本当そうなんですよね
彼らはただただ生活を送っているだけで
別に丁寧に暮らしたいと思ってない
それはその
例えばバブルの頃から比較すると
自信のない若者たちとして描かれる姿だと思うんですよね
そうなんですよ
今の生活をよりこう
例えば彼女を作って家庭を持って家を買ってみたいな
生活的な家族の形としてのレベルアップ
そうかもしれないし
ブラップというか変化かな
そうかもしれないし
仕事面でもそうだけど
とりあえずだらだらと続いていく
いわゆる日常系みたいなもの
っていうことが果たして丁寧な暮らしなのかってことですよね
いや本当そうなんですよ
だから僕が言った2000年代後半ぐらいのっていうのは
結構本当その意味があって
それがやっぱりだんだんと
そういう社会に実際なっていったし
認められるようにもなっていったが
果たしてそれはその丁寧な暮らしなのかっていうこととか
逆のそんなファンタジー
丁寧な暮らしじゃないよみたいなこともあると思っていて
これは別にこういう飯出さないですけど
よくわかんない北欧の港町で
レストランを開いている日本人がいてみたいな
そこには水槽があってみたいな
なかったと思うんですけど
そういう世界観
そういうのにも使われそうだなっていうのもあって
結構いろんなパターンで暮らし系ってあって
それって果たして丁寧なのかとか
幸せなのかとか
そんなことが本当に現実にあり得るのかとか
いろいろなことを思わせる
一つの仕掛けみたいなところが結構あるなと思うんですよね
さっきの僕が言った
魚は器が大きいという解釈の仕方
個人次第っていう話に多分つながって
それって今法画ってフィクションの話
演出として多分魚と住んでいる彼なりしは彼女が
どう向き合っているかっていうのを描くことって
非常にその人の個性を表すことにつながると思うんですよ
指を当てて集まってくるのを確認するとか
よく法画である演出だと
冒頭はそうやって魚に対して結構愛情を持って接してたんだけど
仕事が忙しくなるにつれて魚にあんまり触らなくなるとか
水が汚くなるとか
そういう魚を置くことによって
そこに住んでいる人の距離感を描き出しやすくなるんですよね
本当そうだと思います
だからそういう舞台装置としても使われやすいし
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実際それは別にフィクションだからそうって話じゃなくて
現実がそうだからフィクションに応用されているっていう
本当そうですよね
今回の回で話してた人たちそれぞれが
そういうワンシーン感があったなっていうか
結局卵が先かニワトリが先かで
こういう現実があるからおっしゃったように
演出に使われるという形なので
本当に映画を作りたい人はこの回を見て学ぶべきですね
このそれぞれの人たちの関わり方っていうのを
距離感みたいなやつを
分かります
そんなところですかね
そんなところですかね今回は
はい大丈夫です
はい今回はこれで以上ということでありがとうございました
ありがとうございました
ご視聴ありがとうございました!
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