1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 第69夜 『真夏のかき氷、誰も..

放送回:「真夏の大阪 かき氷のメモリーズ」(2022年9月9日)

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[音楽]
真夜中コンビニの駐車場で
このポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって定点観測する
方公共放送局のドキュメンタリーを大好きな二人が
番組についての感想や愛を語ります
[音楽]
今回は真夏の大阪 柿氷のメモリーズということで
まさしく舞台は真夏の大阪になってくるんですけれども
その大阪の平方にある七日星の氷屋さんということになってます
氷屋さんでやってるんですけれども
かき氷を地域の人向けにやっていて
たくさんの人たちがそこに来ているということで
それももう本当に40年以上通ってるとか
両父さんとか本当に子どもたちが通ってくるとか
あとは学生とか本当にいろいろな人がここのかき氷に思い出を持って
通ってくるという夏の3日間ということになってるんですけれども
こちら山口さんいかがだったでしょうか
これ途中に初日かに出てくる人が言うんですけど
この場所の魅力は何ですかみたいなことを聞いたときに
いろんな人がいるところが好きですみたいな
その人は言う兄弟から役者までって言うんですけど
いろんな人が同じ人じゃないのがここはいいんですよみたいなこと言うじゃないですか
確かに実際おばあさんが来てれば学生も来てるし
家族も来てるしみたいないろんな人が来てるわけですよ
それなんでだろうなって思ったときに
飲食店とかじゃなくてかき氷だからなのかなって思ったんですよね
かき氷なんでかき氷かっていうと
かき氷って夏じゃないですか基本的には
いろいろシーズン1やってる店もあるけど基本的には夏の食べ物
そういう季節と強烈に結びついた食べ物だからこそ
年に一度のお盆とかお祭りとか年末年始みたいな行事とかも知りつくじゃないけど
夏=かき氷今年食べてない食べなきゃみたいな
その不思議なロジックが日本人だけなのか分かんないですけど
なんかこう染み付いてる気がするんですよね
それは別にさっきの話でいうと兄弟からヤクザまで風習は残ってるわけですよ
だからみんなやっぱりかき氷屋さんあると行くし
それはここの大阪のかき氷屋さんもそうだし
東京でもあるじゃないですかかき氷
それはお祭りとかもそうだけど
最近東京とかおしゃれかき氷屋さんとかもあるし
そういうのにも人いっぱい来たりしてるし
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そういうかき氷の魅力みたいのを改めて感じさせられた回なんだなっていうのを僕見てて感じました
この場所っていうよりもかき氷自体の魅力を結構強く感じた回ですね
本当かき氷って圧倒的に平等じゃないですか
そうそうそう平等なんですよ
それに対しては平等で
しかも今回のここのかき氷屋さんっていうのはすごいクラシックな
木を照らってない
ただもちろん純平というちゃんとした氷を使っておいしいっていうのがあると思うんですけど
かけてるのはいちごのシロップとかブルハイのシロップとかになっていて
いわゆる定番ですよね
昔懐かしのっていう感じでいわゆる映えかき氷とかじゃないですよね
だから本当にどんな人にも食べた経験があって
食べたいなと思わせるし
そうやってここに来れば本当にどんな人にも提供するっていう
本当の圧倒的な平等性があるおかげで
さっき言ったように誰しもが愛し愛される存在になってるっていうのを
この真夏で3日間切り取るっていうところで
なるほどなみたいなところ
見てると単純に食べたくなるという
日本人に仕掛けられたギミックみたいなことになってるけど
面白いですよね
その2日目か3日目かですけど
家族がなかなか時間合わないけど
かき氷だけが全員が揃ってご飯を食べる時間ですみたいな
家族も出てくるわけじゃないですか
それもそれで結構不思議な家族の風景なんですけど
でもやっぱりねそういう家族の待ち合わせ場所じゃないけど
そういうのになるぐらいやっぱり
いろんな人にも愛されるものですしね
本当に
結構ね実際の見せ方もそうなんですけども
本当に実際にたくさん子供たちも出てきますよね
だから子供たちの人生で初めてのかき氷とかも確かに小さくなったと思うんですけど
人生初のかき氷
今まさにこの瞬間で人生初のかき氷を食べている子もいて
で大人になってくれば友達と
中学生とか小学生とか友達同士で行くとか
でその就活の学生が最高
就職を前に最後に友達と夏の思い出で食べに来て
で結婚したら妻を初めて妻を連れてくるっていうので
かき氷を食べてる夫婦もいらっしゃって
でさらに子供が孫が
でおじいちゃんになって子供の時これ食べたんだよなって言いながら
食べるおじいちゃんも来てるってことで
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本当に人生のどの瞬間にもかき氷がいるという
そうそうそう
これはものすごいことで
30分の間に日本人の一生のどのステージにも
かき氷は存在してるってことを証明してしまってる
そう
言われてみればそれはそうじゃないですか
確かに夏に1回くらい食べてますよ僕も
別に今なり
大なり小なり食べてますよね1回くらいは
絶対
それ多分僕だけじゃなくてかなり多くの人がそうで
それはなんか別にお店でかき氷食べたとかじゃなくて
コンビニとかで売ってる氷のあれでもいいんですけど
それぐらいかき氷って
実は誰も言わないけど日本人の国民食ぐらいの
認知度とあとなぜか食べたくなるっていう
その次元爆弾のようなものが備わっているんじゃないかなっていうのは
すごいなんか感じますね
やっぱ贅沢品というかちょっとやっぱ
贅沢な感じがいわだりするんでしょうねかき氷って
だから誰とでもいけるわけじゃないですか友達ともいくし
カップルでもいくし子供ともいくし一人でもいくし
それぐらい誰とでも行ってもなんていうか違和感が一切出ない
そうなんですよ
っていうところがあるのがこの子供たちの笑顔とともにあるみたいなところが
あってよかったんですよね
2日目にはそのおばあさんが一人で食べてて
なんで食べてるんですかみたいな
なんで来たんですかみたいな質問すると
自分はガンででも治らないガンなんだけど
だから食べに来たみたいな人もいるわけじゃないですか
本当にそうですよね
人生で初めてのかき氷から人生で最後かもしれないかき氷まで
詰まってるんですよここに人生が
そこはねまず本当にこのかき氷のその良さみたいなのが出てきて
なるほどなっていうのを一つ一つ確認していくような作業でもあったっていうところが結構大きいですよね
あとはやっぱりこの店自体が40年以上やってるっていうことが
やっぱり大きいもう一つの要因だと思っていて
本当そうですね
なんかかき氷屋でかき氷屋厳密に言うと街の氷屋さんだから
この人たちのメインの職っていうのは
この氷を街の喫茶店とかバーとかそういうところに下ろすっていうのがこの人たちの本業なんだけども
夏は期間限定みたいな感じで店先でかき氷屋さんをやってると
その形態だとしてもかき氷屋さんとして40年以上やってるっていうことは
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やっぱりその今人生のどの瞬間にもかき氷が出てくるっていう話じゃないですけど
それと相まってやっぱり地元の人にとってはより愛されるし
お祭りとか以上に愛されるというか
それと同じくらいだけ愛されるような場所になる
しかもお祭りは1回しかないんだけどかき氷屋さんは夏の間に10あるから
そこはかき氷屋さんに通うときもそうだし
かき氷屋さんの前を通るときもそうだし
どうしても意識するわけじゃないですかかき氷だみたいな
そこのなんかインパクトは地元に残すインパクトみたいのは強いですよね
本当そうですね
ここはそうやって愛されていてかつ長くやっている分
かき氷屋さん的にも愛されていくわけで
最後の方に出てきたお父さん亡くなって親子で来た方
親子というのはお子さんは30歳くらいの方だったと思いますけど
そういうお父さんの介護のために逆に戻ってきて
それで介護してたけどちょっと亡くなってしまって
それでいろいろと落ち着いたんで
お母さんと二人でかき氷食べに来ましたっていうのもあると思うんですけど
そこでもやっぱりお父さんを思い出せるというか
そういうのはやっぱりかき氷も含めてかき氷屋さんっていうのが
長く続けているからこそそこに思い出っていうのも残っていて
単純に親子で来たっていうのもあるし
お父さんを忍ぶっていうところもあるし
それぐらいかき氷のメモリーズって言ってるぐらいなんで
本当に記憶がどんどん蓄積されていくところが
すごくエモーショナルではありますけど
そういった部分が最後に締めにも持って来られるっていう形なので
本当に人々の記憶がどんどんどんどん蓄積されていく場所っていうところで
ものすごくエネルギーを逆に持ってる場所なんだなっていうのが思いましたよね
やっぱりでもエモーショナルといえば下駄の大学生じゃないですか
下駄を履いている大学生が
2日目に出てくる下駄を履いている大学生じゃないですか
最後の夏休みだって言ってそこのかき氷屋さんで買って神社で食べると
その様子を動画撮影するっていう
カメラ好きの友達カメラマンの卵になっていく友達が
撮影するっていう
あれも良かったですよね
就職ブルーじゃないけど
こういう自由なことを好き勝手にできなくなっちゃいますからねとか言ってたんですけど
そんなことは別に来年も必ず
遠く離れることもあると思うんですけどそんなことはないはずなんですけど
就職を前にしてそう思い込んでしまうという
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就活ブルー的なところも含めて下駄履いて
もうなんかエモーショナルだなっていうのが
表情とかもいいんですよねあの二人の
そういう演出の道具としてはやっぱかき氷って
結構機能するじゃないですか
やっぱかき氷食べてる瞬間ってお祭りとかね
そういうのも多かったりするからかもしれないけど
どうしてもそういうその一瞬のメモリーズ感っていうか
やっぱそういうのもあるじゃないですか
逆に子供達もそれですごくエモーショナルな表情してたんですけど
双子の娘さんお父さんが来ててみたいな
久々にカメラをめちゃめちゃ警戒して
緊張によってほぼ喋らず無表情でかき氷をかき込むという
完全に邪魔しちゃってる
子供がかき氷食べたくてお父さんと来たのに
謎のカメラによってほぼ無表情で
写真撮ってる時だけちょっとはにかんでましたけど
もうそれ以外もう完全無表情で
久々にこんなあからさまにカメラを警戒する子供みたいなのを見た気がしていて
そこも含めて今言ったののエモーショナルの真逆みたいなところでよかったですよね
そうそうそう
子供もね、子供って素直じゃないですか
だからそういうかき氷食べたいって言って来てる人が多いわけだろうし
すごい楽しみにしてたんだろうけど
よくわかんないテレビクルーがいるせいで
急にイレギュラーが起こって
想定してなかったことが起きちゃってね
あれを久々にああいうの見ましたね
なんかね、本当によくて最初にやっぱ出てきたラグビー中学生とかもそうじゃないですか
もうなんか部活帰りなんだろうなみたいな
中学生たちがかき氷を食べるっていう
俺一号みたいな、俺ブルーハワイみたいな
ありましたよね
みんな誰しもが経験しているこう
なんか部活帰りどこかに寄ってみたいな話とかもね、やっぱいいですよね
だからあとはあれじゃないですか
氷っていう意味では我々も前に取り上げた福井のかき氷屋さんっていうのがあったじゃないですか
あれともやっぱりすごい対照的だなと思っていて
あれはどっちかというと福井市の繁華街にある氷屋さん
しかも無人氷屋ということで、別にかき氷とか出してないんですよね
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だから基本的には氷を下ろしてるだけっていうところなんですけど
そこに当然夜のお店みたいなところにどんどんお花が買いに来るっていうのもあったし
逆にお昼は夏祭りのためにお父さんたちがすごく買い込みに来て
これからかき氷屋さんやるんですっていうところもあったんですけど
よくも悪くもそういった地方都市の表と裏だったりというかそういうリアルな部分があるのと
ドストレートド直球みたいな大阪人情の中でかき氷ってめっちゃエモいですよねっていうところの
ドストレートなこの2つってめちゃめちゃ対照的だなって結構思ったんですよね見ながら逆に
いや本当そうっすよね
あの向こうはb2bなわけじゃないですか簡単に言うとb2bの氷屋ですよね
下ろしだからやりとりするのは基本的に店だからこっちはb2cなわけですよね
かき氷もちろんb2bもやってるっていうのはさまるんだけど
b2cというか要は来たお客さんに対して氷を振る舞うっていう
そんなことを考えてもいなかったですよね氷屋にb2bとb2cがあるなんて
本当そうなんですよねしかも福井のほう無人なわけじゃないですか基本は買いたい人が買いに来るっていうスタッフっていうのと
ここは下ろしたりもしててそこでやってるなんかおじいちゃんの店主みたいな人が
いろんな人に覚えてもらっててなんかおっちゃんって呼ばれるみたいなっていうのが
めちゃめちゃ対照的で面白いんですよね見てて
向こうの氷屋さんを僕らはすでに先に見てしまったから向こうのイメージが強かったけど
ただ一般的に確かに街にある氷屋さんってシンプルに言われると
かき氷食べれるのかなってやっぱ普通思うじゃないですか
一般的に街にある氷屋さんでみたいなそもそも氷屋さん自体の数が少ないし
そういうのを考えるとこっちの実はこっちの真夏の大阪かき氷のメモリーズが
A面というか表で向こうがB面裏面なんですよね完全に
B面から先にやるのがドキュメント72時間っぽいですね
だからこれと合わせて向こうも見ると同じその氷屋さんっていう軸ではあるけど
今話したB2Bみたいな話とかねそうだけどそういう違いは大きくあるかなと思いますね
氷自体はものすごく日本人というかそこの生活にかなり根ざしているというか
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めちゃめちゃ入り込んできているけれども
だけど流通の流れとしてB2BなのかB2Cなのかみたいなところで
一般的に当然我々が消費者でもあるから思い出すのがB2Cなので
それは氷屋つったらこっちだよなっていうのが
こちらが正解じゃないなこちらがA面でございますっていうのが急に出てくるっていうのが今回あったので
僕裏くらいになってくると言うと変なんですけど
なんかこれ裏があるんじゃないかって結構見始めてやるんですけど
A面でドストレートド直球で突き通したなっていうのが子供の笑顔とともにそのままいったなっていう感じがありますよね
これ最初に僕そのかき氷お店の話じゃなくてかき氷の話をしたっていうのは
この話自体が多分お店の話じゃなくてかき氷の話なんですよね
これもちろん40年やってるお店が舞台なんですよ
だけどここってお店じゃなくて実はそのかき氷っていうものを巡る物語であって
正直このお店じゃないお店でやるっていうことも可能なストーリーだなっていうのは思うわけですよ
そのかき氷っていうことがあまりにも中心にあるからね
そういうとこもさっきの福井の氷屋さんとは違って
福井の氷屋さんはやっぱ無人の氷屋っていうお店自体に強い個性があるから
向こうは無人の氷屋っていうのが一本の強いものとしてあるんだけど
こっちはただ単にかき氷ですよね
かき氷に72時間密着するとどうなるかみたいな話だと思ってて
そこも大きく取り扱っているものが同じ氷屋さんなんだけど
そもそも被写体自体、被写体というか取り囲むものが違うっていうのは
一個要素としてあるかなっていうのは思いましたね
だからかき氷というものが本当に概念になっちゃってるから
変な話大阪のこのお店だけじゃなくても
日本各地の全てでこの状況が起きているし
最初も言った通り本当に平等で人生のいろんなシーンにも出てくるので
でももはやこうやって取り上げないと気づかないぐらいには人々の夏のところに
這い込んでるというか我らが干してしまっている概念としてのかき氷
だから誰も意識してなかったかき氷国民触摂っていうのが突如として浮上してくるっていう
21:00
そう、話なんですけどね
そう、それがこの回を通して描かれるってことになってますよね
そう、だと思います
はい、という感じですかね
はい、今回は以上となります
ありがとうございました
ありがとうございました
♪~
おしまい。最後までご視聴ありがとうございました。
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