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真夜中、コンビニの駐車場で。
このポッドキャストは、一つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、福島真冬のアイスクリーム店でという話題について話していきます。
タイトルの通りですね、舞台は真冬のアイスクリーム屋さんです。
牧場のオーナーが30年前に開店して以来、
真冬でも地元の人が次々訪れるという、このアイスクリーム屋さんに3日間迫った会になっております。
ということで、本田さんいかがでしょうか。
はい。これもね、またどっから見つけてきたんだろうっていうぐらい。
いや、ほんとですよね。
リサーチロックにとりあえず、すごいなぁと思うんですけど。
はい。
これ、ありそうでやっぱりなかなかないし、
いや、そうですよね。
冬も営業してるっていうのもないし、
ここまでアイス1本って本気でやってるところもね、牧場がいくつかちょっとアイス食べるコーナーがあってみたいなとか、
そういう観光なんとかファームみたいなところでね、
牛と触れ合いながら餌やり体験してアイスも売ってますよとかじゃなくて、
めちゃめちゃ20種類の本格的なアイスを出し、そのために新鮮な常に牛乳を提供し、
その牧場自体も観光牧場じゃないので見学はできないですって感じですね。
本当に普通の牧場ですかね。
本気の牧場で本気のアイスクリームが売られていて、
しかも牧場なんでそれは当然別に駅前とかじゃないんですけど、
そうじゃなくて、あんな陶芸の真ん中に、
この辺コンビニとかも結構まだ先だからトイレ借りに来る人もいるんですよみたいな、
いやもうどう考えてもドライブインやった方がいいだろうみたいな。
それこそね、うどん自販機とかの方がね。
なのに冬でも感謝の政権好きって感じでアイス出しっていう。
いや最高ですよね。
この回の一番最後その大雪警報で営業するアイス屋っていう、
今まで見たことない映像出るじゃないですか。
なんかもうあれを撮るためだけに今回やったレベルでしたよね。
しかもその大雪警報の中のアイス屋さんで来るんですかねみたいな例に聞くと、
必ず一組がやってくるって言うんですよね。
どういうことなんだって感じですよね。
雪の日にアイス屋さんを密着したことって多分これまでないんじゃないかっていうぐらい。
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ないです。史上初ですよ多分。
史上初だし、あんな場所で必ず一組が来るっていう。
本当に福島の街と街をつなぐ峠ですよ本当に。
僕福島何回か行ったことあるんですけど、
福島ってよく浜通り中通りあってみたいな結構縦にはつながってるけど、
その横をつなぐことってあんまりないっていう中で、
その中通りと浜通りを結ぶ峠っていう、
多分相当マニアックな道なんですよ。
地元ですよね。
本当に地元の峠の中にポツンとあって、
そこに雪の日でも誰かは来るんだっていうのもあるし、
雪降ってなかっても結構なんか、
変な話、あなたがアイス食べるんですかっていう、
おじいちゃんとかいたじゃないですか。
いました。
若い子とか観光客とかじゃなくて、
毎日食べるのが2巻あんだよ。
これ何食べてるかってよくわかんないみたいな。
そんなにおっちゃんが日課のように来るとか、
本当にペチャクチャ喋るお母さんみたいなのが、
みんなで来て食べるとか、
本当にいろんな乱々の形があるっていう形で、
アイス屋さんなんでかなり幸福度高めでしたよね。
本当そうですよね。
誰かと来てたじゃないですか。
日課多かったじゃないですか。
自転車で5時間かけてこのアイス食べに来ましたみたいな。
峠越えね。
人とか家族で来てて、
剣道物推薦で入学するんですよみたいな女の子がいて、
剣道で賞とか取ってるんですか?
応援で有名で。
有名でって聞いたことない奴が。
あれめちゃめちゃ面白かったですよね。
やばいですよね。
剣道の推薦で高校入るのに、
しかもめっちゃ家から離れて寮に入るって、
さぞかし強豪のところで大会で言わしてる。
この子が見た目もそんなに強そうには見えなかったとか、
かわいい感じの子で、
え?って思ったら応援で選ばれたんですよっていう。
幸福の女神ですよ。応援で選ばれるって。
言ってくれたらチームが強くなるみたいなことですから。
その子もお父さんもお母さんも超優しそうだし、
そうなんですよ。
寮に入ったら寂しいなとかってこの子も言ってて、
こんな高校1年生いるか?みたいな。
本当ですよね。
それもありましたよね。
いわゆるイメージとしては東北とかの優しい人というか、
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ぶっきら坊だけど純粋な人みたいな感じで、
優しい感じの人が本当に多くて、
地方あるあるだと出てくるやんちゃな皆さんみたいなのも、
ほぼ出ないじゃないですか。
そこですよね。
夜やってないからっていうのはあると思うんですけどね。
あの場所にあってアイス食べに来る人ってハッピーですよね。
2日目に出てきたトラックの前で3人並んで食べてる家族、
いいじゃないですか、あれとか。
あんなこと令和にあります?
本当ですよね。
あんな仲睦ましい家族ってああいうことを言うんだなっていう感じですよね。
息子は後継ぎたいって言っててみたいな。
すごいなと思って。
建設業のお父さんで、
お母さんと息子の3人で大型トラックのところにきれいに3人で並んで、
しかも3人とも現場帰りなんですって言って、
洋服着て。
中二の男の子が手伝いしてんすよ。
すごいですよね。
今時珍しすぎるっていうか。
本当だからね、家族経営っていうかね。
家族経営って基本飲食店とかそういう感じなんですけどね。
すごいなって感じですよね。
すっごい仲良さそうにアイス食べてたじゃないですか。
あの感じとかも、
本当にニワトリ卵みたいな話で、
アイス屋があるからそういう人が集まってくるのか。
そういう人たちがあるからこそこのアイスというものが存在できるのかみたいな。
それぐらい本当にハッピーにあふれるというか。
トラック乗ってる男性で農家で米作ってるんだって言って、
本当に農家の男性っていう感じでちょこちっぱいアイス食べてるんですよね。
毎日来てるんですもんね。
これ何かって知らねーよとか言いながら、
ちょこちっぷだなーって。
当然ね、福島っていうところもあるし、
この時期っていうのもあるから、
ちょこちょこと南相馬やっぱり甚大な被害を受けてとか、
それでちょっとこの場所離れてたことがあったんですとか、
除染の作業や防波堤の作業とかで結構この辺うるついててさみたいな。
だからこそこのアイス屋さんであったとか。
はたまたこのアイス屋さん自体が震災の頃は、
トイレとか水道を提供するところとして踏ん張ったみたいなところとか。
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やっぱり福島だからっていうところで想像するような大変なことっていうのは見え隠れするんだけど、
それを乗り越えたというか、
それはそれ、これはこれっていうところで、
家族の断乱とか友人と楽しくっていうところが映し出されるっていうところが、
単なるユートピアっていうだけじゃなくて、
この今の日本のリアルなものを映し出してるなっていうところがありました。
なんかこう場所をね、福島っていう感じで、
やっぱ現れてますよね、そのリアルな感じが。
この何て言うんでしょう、
これって直接被せたかわかんないですけど、
震災まであと1ヶ月、2月のこの密着してるタイミングなんで、
あと1ヶ月っていうタイミングで、
途中その除染でそもそも来ててみたいな、
復旧工事してて、そのまま移り住んだんだみたいな常連の人とか、
あとはもうその後半の方に出てくる相馬市から来てますみたいな、
ラムレーズン絶対食べるんだみたいな、
やたらスタッフ全員食べさせるみたいな、
出てきてたじゃないですか。
そういう人もその地震で大変で、
今はね、1月にあった元の方の地震で、
それでみんな大変だからみたいなこと言ってて、
そこもリアルというか、
距離感が結構リアルだなと思っていて、
自分のことももちろんあるし、
落ち着いては来たんだけど、
でもやっぱり他のことで自分がそういう経験してるから、
だってボランティアに行こうと思って、
でも人受け入れてないって言うから、やめたみたいな。
そういうところもリアルっていうか、
体験っていうか、経験になってるというか、
そういうのがわりと生活にも当たり前のこととして出てくる、
いわゆる歴史上の重大事件を話すみたいなこととか、
あれは本当に大変でみたいな話ではなく、
ラムレーズン食べながらちょっと話せるぐらいのことになってるんだなっていうのは、
すごいその一連の下りは思いましたね。
またね、皆さんがね、ほどよく黙ってるんですよね。
食べとか、食べろーとか、
ああいうところも含めてそのリアルさがあるというか、
本当にその土地の人たちが日々の生活を紡いできていて、
当然それが地続きではあるんだけれども、
震災っていうところによるある程度の断絶もあっただろうし、
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でもそれでも前を向いて、
やっぱりご褒美的にアイス結構食べるっていう人多かったんで、
それはそれっていうところでこのアイスで、
幸せをかみしめるじゃないけれども、
そんな時間になってるっていうところが、
また放送としてはね、
3月のそういったタイミングで放送されるっていうところで、
なんかやっぱりズーンとくるものはありますよね。
そうですよね。
でもそんな中の中心にあるのがアイスっていうのが、
さっきの幸せの象徴っていうか、
鳥たまごで優しいじゃないですか、
それが救いっていうとあれだけど、
包み込んでる感じっていうかはしますよね。
後半にね、心が温かいから冷たくてもアイス食べられるみたいな、
寒くてもアイス食べられるみたいなことありますけど。
あれね、あんなにいい発言してたのに、
取材の人なんか、
軽く流してね。
あれ、それ聞きたかったセリフじゃないの?
って思ったんですけど。
そういうんじゃないですよ。
大雪警報の合成が取りたかっただけなんで。
それどころじゃなかったんでしょうね。
それどころじゃなかったんで、やっぱり。
でも良かったですよね、おばあちゃんも車の中で待っててね、
いいんだよとか言って、寒い時は心温かいから大丈夫とか言って。
良かったんですけどね。流されましたから。
その前のね、韓国人の、
甘酒ソフトクリーム食べててみたいな、
ご夫婦かな。
良かったじゃないですか。
韓国料理屋やってて、ちょっと体壊しちゃって、
今は土日キッチンカーに切り替えててみたいな。
これもね、あんま聞いたことない。
ワッフルと韓国料理って不思議なキッチンカーやってる方でしたけど。
最近は多いですよ。韓国ワッフル結構流行ってますからね。
そうですか。
最近韓国系ワッフルってまたね、ちょっと違うんです、日本と。
普通のワッフルとは違う?
ワッフルなんですけど、型が丸いやつでやってる。
しかもその上にピンスみたいな韓国かき氷みたいな、
ちょっと氷チックなアイスクリームとかを上に乗せるみたいなのが流行ってるんですよ。
最新ってことですか?
そう。ちょっとヤマジさんまだまだですね。
アイス食べに行かなきゃいけないかもしれない。
だからね、韓国で流行ってる最新の方はたぶん繰り出したんだなと思って。
すごいじゃないですか。
なるほどなって僕は普通に思ってました。違和感なかったですけど。
でもね、その人も心の温かさで言ってましたもんね。
意外とね、そういう反面的なとこありますよね。
アイス冷たい、だけど温かいじゃんっていうやり取りがあって。
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そういうのが結構多くあって。
特に仲難しい家族思いみたいなのが結構多くて。
こんなに多いってやっぱり思っちゃいましたね。
そうですね。しかもね、このアイスクリーム屋さんを経営する家族もいいじゃないですか。
そうそうそうそう。
そもそもこの経営する家族自体が牧場やってアイスクリームやってみたいな。
途中そのドローンの映像一回入るじゃないですか。
ドローンでこのアイス屋を上から撮るんですよね。
本当にアイス屋しかないんですよね。
いや本当本当。
あれすごいですよね。
そうそう。だから本来ならドライブインのはずなんですよ。
いやーなんか不思議ですよね。
でもね、アイス20種類って相当だし、めちゃめちゃ凝った味というか、そういうのが入ってたりして。
アイスにも相当本気出してると思うんですよね。
いやだって、あれだけの場所にあるってことは、もちろん通り道っていうことはあるし地元の人は通るんだろうけれども。
とはいえ、本田さん言ったみたいにドライブインじゃないから、別に立ち寄らないというか、むしろドライブインの方に行くよってあるじゃないですか。
だから目的性がないと難しいと思うんですよね、あの場所って。
そうですね。
基本的にやっぱアイスクリーム屋さんって、ピンでそういうところあんまり出てしないじゃないですか。
野良アイスクリーム屋さんみたいなのってないじゃないですか。
だいたい商業施設の中とか、それをドライブインとか、なんかとくっついてるじゃないですか。
だから相当こだわって、かなりおいしいんだと思いますね、ここは。
ここだから行って食べたくなっちゃうじゃないですか。
なりますよ。
やっぱね、調べたらね、予想通りパンクしてましたね、放送で。
本当ですか。
結構意外とホームページがあって、それ見てたんですけど、放送されるまでは72時間で放送されます。
だから記念に○○6セットを販売しますみたいな感じで、結構ノリノリだったんですけど、
放送後にあまりにもクルセイで、営業を制限させていただきます、申し訳ございませんみたいな。
ちょっとやっぱり行き過ぎだよって思いましたね、これ。
ちょっとやっぱね、そういうのありますよね。
コロッケ屋さんとかね、前にもね。
とかありますよね。
時間置いて行ってくださいとかって、いつもそういうのもあったりするんですけど、
本当になんか、見たら翌年にやっぱり行かない方がいいと思うんだよね。
そんなね、30年前からやってるんですから、そんなね、ライブがなくなるとか、そういうスケールの話してないですからね。
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雪の日にだってやってるんだからね。
そうですよ。逆に雪の日に行きたいですけどね。そこまでの足さえ確保できれば。
それが難しいですけどね。
だから本当にその雪の日にやってるっていうところまで含めて、ここのアイス屋さんのその境地を感じるというか。
本当ですよね。
だって営業で考えたら絶対やんない方がね、損ばっかりですからね。
そうですよ。なんかすごいですよね。しかもそれがその30年前からやってるっていうのが、なんか先見の明があるっていうのか、言葉が合ってるのかすらわからないんですけど。
でもなんか今の時代って、タベログとかGoogleマップとかもそうですけど、
その口コミっていうのがネットで発信されるようになったから、隠れた名店っていうのに行きやすくなってると思うんですよね。
それまでって隠れた名店って本当に隠れてるから、マジで迷うか本当に口コミかでしかたどり着かなかったんだけど、
今ってネットで検索するのすぐできるから、あんまりリッチ条件って関係なくなってるじゃないですか。
30年前ってだって、何年?1900?
まあだから90年代。ネットは出てるけど全く一般人には。
ほぼ同い年ってことでしょ、僕ら。
まあそうそう。
同期同期。
同期です。同期の時代で考えると、本当にその口コミで成り立つぐらい美味しいし、
それだけ温かい人もそうだけど、お店自体も温かくて、また行きたくなるなっていう雰囲気になると思うんですね。
そうですね。
だって最初に、寒いのにアイスなんで食べるんですか?みたいに聞いたら、
だってなんかビールは飲むだろ?って言ってて、なるほどってめっちゃ思いましたもんね。
謎の論法ね。
でもなんか、確かにみたいな思うじゃないですか。
それをお客さんに言わせるってめっちゃすごいなと思ってて。
まあね、実際車社会で生きてると、車の中も結構暖房をガンガン焚くんで、
車の中は実は暖かいみたいなのがあって、だからこそ成り立つんだなっていうのもちょっと思ったんですけど、
でも逆にね、夏場は夏場で、でももう冷房つけたって暑いもん暑いんだからってなるんで、
確かにアイスはいけんなっていうのは思ったんですけど、
ただやっぱりあそこまで大規模展開というか、種類も揃えて、雪の日も営業して、
あんな感じで売り上げを出してるというか、やってるのはすごいなと思っていて。
少し前ですけど、筑波の石焼き芋の会。
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ああいうところで言えば、大将が昼間なんかこう昼寝しちゃうみたいな。
最高のお昼寝シーンですね。
最高のお昼寝シーンみたいな。来る人もまばらで。
それこそ知ってる人だけが知ってるというか、味はピカイチだけどとかっていうのとはまた違うバランス感覚で生きてるというかね。
それも味もピカイチで、あんな場所でしっかり大規模展開しててみたいな。
なんか結構経験だなと思いますね。
そうですよね。
行きたいなっていう気持ちがどんどん湧きますよ。
これはしかも頑張っていけそうですしね。
頑張ればね。冬に行きたいじゃないですか。
冬はね、危ないですよ。絶対この峠。
そうなんですよ。本当に慣れてない人が行くべき場所じゃないんですよね。
じゃないと思うんですね。
でもね、北海道とかと違って、冬の中でも絶対雪かどうかっていうところはね、日によって違うでしょうから。
そういう意味では冬の中でも行ける日はあるのかもしれないですけどね。
そうですね。
雪の中行きたいのかもしれないですけど。
さらに難易度が高まるんで。
ひとまず今は混雑しているということで、ちょっと落ち着いた次の冬に考えたいと思います。
もうある意味、これ多分同じ福島でやってた雪山の山越えあったじゃないですか。
はいはい。
あれより難易度高いと思いますよね。ある意味ね。
確かに。ある意味そうですね。
ということで頑張ってください。
頑張ります。
ということで今回は以上になります。
ありがとうございました。
ありがとうございました。