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2022-06-17 18:05

第55夜『福井無人氷屋、日本の夏の舞台裏。』

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放送回:選「福井 真夏の無人氷屋」(2016年9月30日放送)
00:00
真夜中コンビニの駐車場で
このポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって停電観測する
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が
番組についての感想や愛を語ります
今回は「福井真夏の無人小売屋」ということで
傑作戦として2016年の9月に放送されたものを
今回取り上げていこうと思います
タイトルの通りなんですがこれは福井県にある
結構全国でも珍しいらしいという
24時間営業の氷屋さんに密着したものになっています
本当にでっかい氷とかをですね
本当にほろせまして並べられていて
それを色々買いに来る人がいるんですけれども
福井の繁華街沿いのところにあるので
そのバーの店員さんとか飲み屋の店員さんが買いに来たりとか
あとは夏なので夏祭り用とか海釣り用とか
いろいろレジャー向けとかいろいろな形で買いに来る
そんな無人の氷屋さんの密着した会になっています
では山口さんいかがだったでしょうか
はいこれマイナーオブマイナーの場所っていうのが
まずいいなと思ってて
この47都道府県ある中で福井県しかも
その無人氷屋っていうその中
福井県はマイナーじゃない
いやでもそのメジャーではないですよ
大阪って大都市じゃないっていうところ
大都市じゃない
しかもその無人氷屋さんっていう
マイナーオブマイナーな感じがまず最高ですよね
どこから見つけてきたんだって感じですよね
そうなんですよ
しかもこの密着した3日間が中身に夏祭りがあるんですよね
その日がその1年で一番売れるっていう風に
このお店の人も言ってて
それはパキ氷だったりとかそういうのなんですけど
その一番この24時間営業の氷屋さんが輝いてる時を
カメラに収めてるっていうのがやっぱさすがですよね
いや本当に着眼点
まずはその企画の着眼点みたいなところと
しかもそれをその時期もあるとはいえ
選んで撮りに行くと
ものすごく引きが強いじゃないですか
いろんな人が出てくるという感じ
そうですね
っていうところも含めて
これ結構ねそのタイトルとかその場所の選びとは
思えないぐらいなんかね結構隠れた傑作だなーって
自分も思ってるんですよね
そうですねなんかその氷屋さんに
03:02
なんで買いに来るんだろうみたいな
家で今冷蔵庫に普通に付いてるじゃないですか
氷作るやつって
だから別に作れるわけですよ家庭用とかだったら
そうですね
そうだからでもなんで買いに来るんだろうっていう
ところですよね
そこのねやっぱ演出というか
これすごいいいなと思うんですよ
本当おっしゃる通りで
なんで最初ここに氷買う人って誰がいるのって思ってて
まあまあ昼からスタートしてて
和食屋さん
あのまあ刺身用とかで氷出すんですよとか
そういう人もいるのかとか
海釣り用で確かになぁこう締める
なるほどって思うんですけど
一転して夜になると実はそこって
福井県の中でも屈指の繁華街
そうですよね
ところにあってそうすると当然その
パブとかそういうこう
お水系のところで
バーの店員さんとかそういろんな人が買いに来る
っていうところがあって
あーなるほどってそこでもう分かる
多分そこが実際の定期的な一番の顧客というか
いう部分であって
さらに今夏でその夏祭りとかもあってくると
そういうなんというか
全日本人の夏の舞台裏みたいな
様相を醸し出していく
それは昼の世界であっても夜の世界であっても
今夏っていうところの舞台裏で氷がこんなに活躍してて
そこに買いに来る人いろんな人がいて
でなんかそれがそういう福井県っていう地方都市であっても
こういう盛り上がりとか
こういうなんかいろんな人が来るっていうところも
見れるんだっていうところが
綺麗になんかこうなんか演出されている
ところが僕はこの会が好きなところですかね
この氷屋さんそのドラマみたいですよね
家族でみんな朝仕込みしている様子とかが映るんですけど
奥さんは英国の方なんですよね
ルーマニアの
そうそうなんかそれも合いまって
本当にドラマ化しそうな氷屋さんじゃないですか
そうかね
なんかテレ東の深夜とかでね
ドラマで行きますよね氷屋って
深夜氷屋みたいな
それぐらいなんかこう物語性がある場所
だしやっぱり実際その買いに来る人も
別に何だろうな
何かその思い詰めて買いに来るって普通に特に
氷が必要だから買いに来てるだけなんですけど
だからこそねいろんな人が来てて
いいし特にその今本田さんが言った
昼と夜の二面性があるところが面白いですよね
ここが本当にあって
しかもなんかどっちもなんか舞台裏なんですよね
06:02
そうですね
昼でバスの夏祭りとかもあったりっていうところで
夏祭りを企画するお父さん会みたいなところで来てる人の中で
実際一人だけお父さんじゃない人が混じってるとか
よくよく聞いてみると
なんかちょっと離婚して一人で住んでたら
ちょっとうさぎがちだと思ったところ
なんかこうちょっと下の世代もいるような
お父さん世代のその仕事会みたいなやつに出て
ちょっとなんかこう自分を取り戻していき
実際に夏祭りのところにお邪魔すると
なんかすごいこうやりきった顔で生き生きとした
独身男性の人がいて
横には新しい彼女がみたいな
そうそう
ドラマじゃんみたいな
最高のドラマですよね
最高のドラマですよね
再生の夏祭りのそういう舞台裏の物語があるとかね
いいですよね
なんかそう本当に舞台裏で
結局氷とかをここで買って準備するのは
大人なわけじゃないですか
結局でも食べてるのは子供なわけで
子供はそんな物語を知らずに
かき氷美味しいなみたいな
食べてるだけなわけじゃないですか
そこがまたねその舞台裏感がね
ありますよね
夜もめっちゃ舞台裏でしたよね
そうですね
そういういわゆるスナックみたいなところに行くと
なんか酔っ払ったお客が
お使いですとか言って帰ってきて
で実際にそこに行ってみると
なんかまだ実は開店したばっかりだけど
意外と常連も来て盛り上がってるスナックみたいなところで
ママと話すと
当然ママにも色々あって
みたいなところがあったり
それの場合だと
なぜかお客が勝手に買いに来るっていうのもあったんですけど
でもそういうリアルさとか
実際には
そういう風に夜のお店で働く
若者やっぱり
お金稼げるのでって来てる若者とかも
すごい多かったりとか
復業してて
昼と夜と復業してて
昼はそれは内緒にしてるので
顔はつかないでください
みたいなのがあったりして
そういう夜の世界も
そういう若者の
稼げるからみたいな感じで
稼いでやろうみたいなところで
成り立っている
そういう舞台裏みたいなところ
どっかにもあったり
本当におっしゃった通りなんですね
小売っていうのが
使うのはお客さんだったり
子供だったりそういうところだから
それを仕込む人たちが
買い物を見れるとか
それが小売だと見れるんだよ
しかも福井で
見れるんだよって
どうやったらそんな着眼点なのかなって
09:02
なんかこの小売も
結構普通の小売とは違って
だいぶこだわって作ってるみたいな
話をね
出ますもんね
で、僕この回で
実は一番好きな演出が
ペンギンの氷の像が出てくるんですけど
これが早回しでだんだん
溶けていくっていう演出があるんですよ
ありますね
それめっちゃ良くて
なんで
で、そこにその後かなんかにテロップで
ひと時の幸せをくれる贅沢の夏の量
みたいなのが出るんですよ
いや本当にそうだなと思って
そのペンギンの別に氷の像は
ペンギンの氷の像は
別に氷の像はペンギンじゃなくてもいいんですけど
その場合だけど
もともと形があったペンギンの像って
みんなこうすごい綺麗みたいな感じで
触ったりして
だんだん溶けてなくなっちゃうわけですよ
で、この回も2日目にお祭りがあるんだけど
3日目は本当に
お祭りが終わった
祭りの後っていう感じなわけなんですよ
その寂しさも
ちゃんと氷が溶けるっていう話と
お祭りの屋根があって寂しくなるっていうのが
綺麗にかかってて
あーすごいと思って
結構ね
言っちゃえばこう説明すると
めちゃめちゃベタな話なんだけど
見るとそれが
あーそうだよなみたいな
だからこそ
氷はもちろん贅沢っていう話で
この中には出てるけれども
お祭り今、特にその2016年とは違って
2022年という話から見ると
お祭りっていうことすらも
実は僕らは贅沢だったんだっていうこと?
改めて気づかされるかなって思うんですよね
いやほんと全くそうです
だから僕もメモに不要不急の氷
(笑)
不要不急の氷
だって本当にこれを今
今、傑作戦として選んだ一つとして
やっぱりそういう部分僕もすごくあって
やっぱりこの氷っていうものの使われ方が
ことごとく今の時代になると
不要不急にされちゃってるものなんですよ
当然そのお祭りもなくなって
レジャーで使う魚釣りとか
魚釣りとかやってる人はいるでしょうけども
それもなんか贅沢なこととして
不要不急ちゃ不要不急
みたいな感じで扱いされてるし
当然夜のお店っていうのもことごとく
辛い状況にあるっていう
今回取り上げたようなところの
多分今ほとんどが打撃を正直受けてるんだろうな
っていう状況の中で
これだけ氷ってやっぱり不要不急のものなのか
でもこの回を見る限り
やっぱりこの日常が欲しいというか
12:00
恋、焦がれるものがある
本当にそう
不要不急とか
贅沢っていう言葉で話した方が
分かりやすいかもしれないですけど
贅沢って別にお金をかけることだけが
贅沢じゃないと思うんですよね
この場合は時間だったりとか
人だったりとか
そういう単にお金をかけて
合流するだけじゃない贅沢
まさに不要不急の逆ですよね
余白とか余剰とか
っていうのかもしれないけれども
そういうものがもう1回
求められてるっていうか
これからコロナと一緒にやっていく
withコロナっていう話だけれども
その中での新しい僕らの贅沢ってなんだろう
みたいな話をきっと考えなきゃいけなくて
ここで描かれている贅沢
そのままの贅沢が
そのまま帰ってくるのはまだ先かもしれないけれども
じゃあなんか
別の贅沢ってなんだろうみたいな
それをみんなでいろいろ考えている段階の
過渡期だと思うんですけどね
そういうなんか贅沢について
改めて考えさせられるなって
思いましたね見てて
本当にそうですね
お金だけじゃなくてやっぱり
手間暇もかけた小売みたいなところがあって
それを使って贅沢というか
すごく充実した人生を過ごすみたいなところがあって
それを今後我々も本当に考えていきたいなと
だからこそこの
夏と氷
日本人みたいなところって
すごい結びついてるなと
切っても切り離せないというかね
っていうところがあるから
こういうのって別にノスタルジックな気分ではないんだけれども
今後も引き続きあってほしいというか
のは思いますね
不要不急が叩かれている世の中で
このさっきも本田さんが途中で話してた
そのお店をスナックを始めてまだ2ヶ月の
お客さんが酔っ払って買いに来た
そのお店のママのナオミさんっていうのは出てくるんですけど
ナオミさんはさっきは話さなかったんですけど
離婚したのをきっかけに
このお店を始めようと思ったっていう話ですよね
その時にまだ2ヶ月だから
正直その業界から言ったら全然新人なわけじゃないですか
なんでそれ始めたんですかみたいなことスタッフが聞くと
子供がいなかったから手がかかることをしたかったっていうんですよね
まさにその手がかかることをしたいって逆じゃないですか
僕ら楽をしよう楽をしようと思ってるんだけど
15:00
手がかかることをしたくなる瞬間って
実は効率化とか要領欲とか言われる中でも
手がかかることをしたくなる瞬間って多分無数にあって
あるね
それこそが実は贅沢だと思うんですよね
だからこうやって直美さんがお店を開いたように
手のかかることをする贅沢みたいなことを
何かこう見つける必要があるなっていうのは
やっぱり思わされるというか
改めて思わされるっていう感じですね
うん
なるほど
それがねなんか最初ちょっと茶化してみましたけど
この福井っていうね
そうですね
場所感もいいんですよねこれが大都会とかじゃなくて
なんていうかこう日本海側の地方都市で
っていうところも何て言うんだろうな
これぞジャパンというかね
これがなんか日本の
それこそどこにでも起こっている光景でもあり
ここでしかない
まあ氷屋さん自体はここしかないみたいなんで
ここでしか起こってないんでしょうけど
その夏の舞台裏的な状況っていうのは
日本の全国で行われている
その地方都市ならではのところもあるかもしれないけど
そういう良さみたいなところが
ちょうどこの2016年の段階できれいにまとめられていて
それを2022年の私たちが見るっていうこの感覚
この経験がすごく今回は良かったなと思って
とりあえず作ってもらった
そう本当にこう
福井の真夏の無人氷屋を
なんかっていうタイトルだけを見て
今だから見る必要があるって全く意味がわからないと思うんですけど
でもそれでもなお
僕らはやっぱり今だからこそ
福井真夏の無人氷屋を見るべきって言いたいですよね
そうですね
普通に聞くと伝わらないですね
意味がわからないんですよ
結構これタイトルがドキュメント72時間の割にはめちゃめちゃシンプルなんですよね
場所のことしか言ってないっていう
面白いのかなみたいな
結構面白いのかすらもわからないようなタイトルなんだけど
ぜひ今2022年
それ以降でも見てほしいっていう気持ちを
今だからこそ見る回
ですね
そう思います
こんな感じですかね
はい
では今回は以上となります
ありがとうございました
ありがとうございました
(♪ BGM)
18:05

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