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始めるを応援するポッドキャスト、START FM。おはようございます。
企業課で東京FMパーソナリティの関口舞です。
連続企業課でエンジェル投資家の柴田陽さんと、
企業や独立を考えている方に役立つ情報を楽しく語っていきます。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。柴田陽です。
調子はいかがでしょうか?
調子バッチリです。花粉も収まってきている気がします。
よかったです。では早速、本題に入っていきましょう。
前回のエピソードでは、事業の探し方というテーマで話したんですけれども、
結論としては、やりながら課題への洞察を深めていけばいいんじゃないかということになりました。
はい。ただけど、そんなふうに言われても、実際どうなんだというふうに思うかなと思ったので、
今日は皆さん大好き、マッチングサービスを例にとって具体的な話をしようかなと思います。
皆さん大好きなんですかね。
いや、舞さんやってましたよね。マッチングサービスの事業として。
作ってましたね。
女性企業課でマッチングサービスといえば、最近バンブルというアメリカの会社で、
ホイットニーウルフという方が創業者で、
この方が最近上場して、女性で最年少ビリオネア、
ミリオネアじゃなくてビリオネアなので、1000億円以上資産がある人のことをビリオネアと言うんですけど、
最年少記録を更新したということで、舞さんもいつホイットニーウルフになるのかなと。
この人は年齢もほぼ一緒で、私が一個下なんですけど。
やってた領域もダダカブリしている状態。
参入時期もホイットニーさんの方が早かったとは思いますけど、
時代がそんな違ったわけでもないという意味では、結構なんとも言えない気持ちに。
ちなみにホイットニーウルフさんはTinderの創業メンバーで、
かつTinderのCEOのガールフレンドだったんですけど、
そのTinderのCEOから、本人曰くDV的な扱いを受けて、
ブレイクアップして見返してやろうと思ったのか、何かわからないですけど、
完全にTinderの競合のサービスをBumbleというサービスを作って、
女性の味方のデーティングアプリみたいな形のブランディングで伸びたという話なんですけど、
その話は置いておいて、舞さんがどこら辺が惜しかったのかという話というよりは、
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舞さんの例をとって事業の仮説検証プロセスを掘り下げていこうと思います。
舞さんがマーチングアプリを立ち上げたのは2016年くらいですかね。
大体それくらいの時期ですね。
そうするとすでにペアーズとかお見合いみたいなサービスが先行していたということですよね。
そうですね。
そこに逆にどういう課題だったりを見出してやろうと思ったんですか。
まずは結構自分自身が当時結婚相手とかが見つかっていない状態で、
彼氏とかもいないという中で、なかなかTinder使いづらいなって当時思って、
顔写真で右左ってやるじゃないですか。あれが抵抗があるなと。
かといってペアーズお見合いで年収とか年齢とかで一覧に表示されるのも、
ちょっと普通の感覚だと、後半は感覚を麻痺してめっちゃ使ってましたけど、
なかなか使うのが難しいし、その中で一覧で検索、年齢で検索をかけるとかやっていくのもちょっと感覚的に怖いなみたいな。
そういうふうに私が思うということは思っている人周りにもたくさんいて、
使ってみたいけど怖くて使えないみたいな人も結構周りに多かったんですよね。
そういった中で、あとは例えば既存サービスのターゲットユーザーが男性と女性でだいぶ獲得しようとしている層が異なっている問題。
具体的には例えば。
例えばなんですけど大手マッチングサービスが出している広告が、女性向けには年収1000万円のお医者さん、
結婚相手探してますみたいなスーツを着た男性の広告を出していて、
男性側に出てくる広告っていうのがパジャマを着た女の子、ちょっとパンツ見えそうな感じで、
今日会いたいみたいなのが全く同じマッチングサービスなんですが、
男性と女性で出すコンバージョンを考えた結果、仕方ないと思うんですけど、
それでやっていらっしゃるという中で、どうしてもニーズが食い違ってしまっている問題。
女性側はゆくゆくの結婚相手を探そうと思って行ったのに、
男性側はまた違った目的で来ていたりすると、結局お互いにニーズがマッチしなくて、
会った時にどちらかが嫌な思いをするとかいうのも結構周りからも聞いていたので、
これは結構きついなと。
なるほど。
そういう人ってそれまではどういうサービスを使っていたんですか、女性側でいうと。
結婚相談所とかに行くんですか、今度。
ただ結婚相談所になかなか20代前半とかで、よっぽど親御さんのお勧めとかがないと、
自ら積極的に登録している人っていうのはなかなか周りに、行ってないだけかもしれないですけどいなくて、
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だいたいよくあるソリューションは合婚とか、友達の紹介とかっていう話だと思うんですけど、
そうなんですよね。だから結構とはいえ合婚みたいなものも割とコンバージョンというか難しかったり。
効率が良くないですよね。
そうですね。私は忙しかったりしたのもあって合婚に行ったことがなかったんですけど、みたいな感じですね。
あとは私自身、とはいえいろいろ体験してみようと思って結婚相談所にも実際登録してみたんですけど、
25歳くらいの時かな、24歳かな。それはそれでもうちょっと一周回ってアナログすぎちゃって。
おばちゃんみたいなの出てくる感じですか。
そうなんですよ。お見合い。
対面ですもんね、基本的に。
本当にすごいピンクのスーツを着た強そうな感じの、多分50代、40代後半くらいの女性が出てきて。
そういう感じなんだ。強そうな。
なんかね、すごかったです。私よりも華やかっていうか、多分なんでだか、たまたまその人がそうなだけだったかわからないんですけど、
私に任せてみたいな感じのお姉さま、中尉のお姉さま出てきて。
一通りアンケートを記入させられて、どういう男性を求めているか。
私は自分が身長が結構かなり低いので、自分よりできれば1センチでもいいか高い人がいいなとか。
年収別にそんな高くなくていいけど、普通ぐらいかなとか。
年齢は年下はちょっと1,2歳ならいいですけど、あんま下はやだな。
上はプラス10くらいまでかなとかっていう、ごく普通の素直な優しい、親切な優しい人がいいですみたいな。
記入して出したんですけど、それに対して年収。
私たしかその時自分の周りがだいたい同世代の男性。
600万とか500万みたいな人が多いのかなと思ったので。
そう書いたわけですね。
そう書いたのに、まいさんが送りたい結婚生活ってどんな結婚生活ですかとか言われて。
そのおばちゃんのね。
私いつか猫とか犬とか飼いたくて一緒にお世話したり、ペットのね。
あと休日は一緒にお料理したりとかみたいな夢を描いたわけですよ。
そしたらあなたのその夢にこの年収500万円必要ですかみたいなこと。
あなたのその夢を叶えるにあたって、プラス10歳までならいいって言っていたけど、私当時25で。
じゃあ37はダメですかみたいな。
全然大丈夫ですとか別に37でも8でも。
そうやって条件を広げてくるわけなんですね。
そうなんですよ。で最終的に提案されたのが年収300万円の45歳の男性。
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結構違いますね。
全然別にその男性が嫌だったっていうよりも、なんかすごいなと思っちゃってその着地のさせ方が。
そうですよね。めっちゃストライクゾーンをめっちゃ広げて、しかもその広げた隅を投げ込んでくるみたいな。
そうなんですよ。であと一人一人のそのプロフィールをその結婚相談所側が作成するんですけど。
じゃあ舞さんのも作成してもらったってことですか。
そうなんですよ。プランナーというか間に立っている方の見解でこの人はこういう人ですっていうのを書いていただけるんですが、
私の紹介文が結構なんかひどくて、会社を経営されている大変利発で聡明な気の強い女性ですみたいなことを書かれて。
どがってたんですか。
なんか別に私気が強い振る舞い全くしていないし、別に気が強い方なはずじゃないと思うんですが、
多分その結婚相談所に訪れる女性の中で会社経営をしているとかっていうのが珍しかったのもあり、
なんかそんな感じで書かれちゃって、気が強い女性大好きみたいな男性だけ来ちゃうみたいな。
超ウケる。
勘弁してくれみたいなね。私はなんか自分では穏やかな方だと自負しているのにとかそういう問題が。
私も嫌だった。たまたまだと思うんですけど、その間に入ってたピンクのスーツの女性からなぜかフェイスブックで友達先生とか来ちゃったんですよ。
なるほどね。気に入られちゃったのかな。
なんかそうやって、間に間に人間が強く介在していく感じ。
そのお金も結構登録料で3万とか、1マッチングで1万円。
実際に会ってマッチングしてその後連絡先交換ってなったらプラス2万円とか。
女性からもかなり取っていくわけですね。
そうなんですよ。
結婚相談所は微妙だったと。
で、自分のサービスを立ち上げようと。
そうなんです。
コンセプトは?
結婚相談所とマッチングサービスの間みたいなやつがあったらいいなと思って。
Tinderとかはちょっと気軽すぎだし、結婚相談所はちょっとガチすぎたし。
間に人が介在するんだけど、もうちょっとIT化できるところをITにして、
登録をしてウェブ上でやり取りするんだけど、
基本的に間に人が入って紹介はしてくれるっていう恋人プランナーというサービスを。
恋人プランナー。
立ち上げたんですよね。
どうやって立ち上げたんですか。
結局マッチングサービスって両方いないとできないじゃないですか。
男の人と女の人がいないとできない。
だから結構立ち上げの難しそうなんですけど、どうやってやったんですか。
そこに関してはもう完全に自分の知り合いとか知り合いの紹介で、
20代中盤から30代前半くらいの今現在フリーの男性女性。
私的にこの人たちはイケてるからきっと会うであろうと思うような雰囲気の人々。
結構キャリア的にも活躍していたりとか。
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逆にその辺が周りにたまたま多かったっていうのもありますけど、
その辺を50人ずつくらい集めて。
めっちゃ友達いるじゃないですか。
私の直接の友達だけじゃないですよ。
友達の紹介とかいろいろあれして、集めて。
登録してもらって。
登録してもらって。
さっきの話だと勝手にマッチングするんじゃなくて、こっちの運営側でマッチングするってことですか。
そうなんですよ。
なので例えばTinderだったら自分が入って異性をスワイプしていって、
50人って結構すぐ終わっちゃうと思うんですけど、
ユーザーさんからはプールされている50人が見れない状態で、
お待ちくださいみたいになるわけですね。
はい。定期的にアンケートに基づいて、
おそらくあなたたちはお互いに趣味とか価値観が合うのでいいんじゃないでしょうかっていうのを
中のプランナー、人間が判断して、
お互いのプロフィールとあなたたちがなぜいいと思ったかみたいな理由を添えて提案されると。
実際にお互いに会いたいですという風になったら、
会う場所をセッティングしてお店を予約して、
だいたいホテルのラウンジのお茶なんですけど、
そこまで全部やるんですが、
それぞれから5000円ずついただくという。
今思うとちょっと安かったですかね。
っていうのはあったかもしれない。
どうだったんですか?やってみて。
えっとですね、これすごい面白いのが、
女性側のペインは仮説と本当に一緒で、
私と同じような結婚相談所はちょっとハードル高いけど、
マッチングサービスはちょっとなっていう人たちからすごい好評で、
女性側はもう本当にありがとうと、
ぜひこの男性と会いたいですっていうのがすっごい多くて超好評だったんですが、
男性側からのイエスがなかなか出なかったんですよね。
うーん、なんでですか?
でもイケてる女性だったわけですよね。
だったんですけど、
多分これはもしかしたらゲーム理論とかと関係しているかもしれないんですが、
なんだろうな、こうよくあるじゃないですか、
目の前に確実に得られる5万円がありますと。
でもそれは明日になったら20万円になるかもしれない。
今5万円取りますか?それとも明日まで待ちますか?
そうじゃないですか。
どうやらやってみた結果、
女性側の方が今の目の前の確実な結果を得ようという堅実性が高いようだったんですよね。
自分の超理想の王子様ってわけじゃないけど、
この人いいかもな、ちょっと会ってみようかなみたいな。
会ってみる段階でってことですか?
そうなんです。
つまり男性はこの人と会えますよって言われると、
イエスっていう人が多かったってことですか?
そうなんです。
それはその人が気に食わなかったからじゃなくて、
この人が会いたいって言ってるからってこと?
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なんかね、それもあったと思うんですよね。
会いたいって言ってますっていうのがね、
例えば石原さとみさんみたいな人だったら、
またちょっと違うかもわかんないんですけど、
これで会いたいボタンを押すと、
確実に数日後にこの人と会ってお茶をしなければいけないと。
言うことがまずちょっとハードルになってたっていうのが、
そうなんですね。
Tinderだったら正直ライトスワイプしてマッチングして、
別にメッセージ送らなくてもいいじゃないですか。
まあね。
そこのハードルもそうだし、
この人どうですかってピンポイントでたった一人提案される、
というのが女性側からはすごく良かったけど、
男性側としては言うても他にいないのかなと思っちゃうっていう意見が結構あって、
確かに素敵な人だとは思うけど、
正直あんまりタイプじゃないとか。
なるほど。もうちょい見たいってことですかね。
たくさん見た中で自分で獲得したマッチングだったらまた違ったかもしれないんですが、
なんかそれはもう根本的な色々ある気がします。
狩猟本能とかわかんないけど。
なるほどね。それでわかんなかったんですか?
事前に試す前に。
それが結構難しかったのが、
事前のリサーチ、ユーザーインタビューみたいなことでは、
結婚相手を確実に本当にちゃんと見つけたいって男性は言ってたんですよね。
あとは、これはどうしても遠慮とかもあったと思うんですけど、
どんな女性とマッチングしたいですかっていうのを事前に聞いた時に、
読書が好きな子が好きですとか、一緒に山登りに行きたいとか、
いろいろ言ってくれていたんですけど、
実はめちゃくちゃ見た目がタイプな人がすごく重要だったとかですね。
その辺のニーズ、別に本人も嘘ついてたつもりじゃないと思うんですが、
本人、男性側もどんな女性とマッチングしたいか、
多分自分でもよく分かってないとかっていう問題。
多分女性側の方が年齢的に若干、
急ぎって言ったらあれですけど、
私25の時結構彼氏いなかった時すごいちょっと焦ってて、
ただ25歳の男性が焦ってるかって言ったら、
多分そうでもないみたいな。
そこら辺のニーズの食い違い問題、
ユーザーインタビューとかが難しい問題ですね。
それだからユーザーインタビューでは、
25と25をマッチングしたらいけるっていう風に思ってたってことですか?
思ってましたし、
例えば25の女性と32の男性とかですね。
でもやってみたら?
やってみたら、女性側はかなりの確率で会いたいボタンを押したのに、
男性側はめったに押してくれない。
なるほど。
で、なんでって。
すごく圧をかけるようで申し訳ないけど、
結構仲良い男友達とかに別のメッセンジャー立ち上げて、
ぶっちゃけこれなんで押してくれないの?
女性側はすごい会いたいって言ってるんだけど。
言うと、申し訳ないですが大変素敵な人だと思うんだけど、
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正直ちょっとアウってなるとみたいな。
多分Tinderで出てきたらライトスワイプするとは思うんだけど。
へー。
結構いきなりマッチングさせて、
ホテルのラウンジでお茶をさせるとかっていうのも、
それがありがたい、そこまでお膳立てしてくれてありがとうって思う男性もいたと思うんですけど、
私が結婚相談所で紹介された40代の男性は、
わざわざ結婚相談所に登録していらっしゃるわけなので、
その人たちをユーザーとして連れてこられたら良かったかもしれないんですけど。
なるほどね。
連れてくる女性はあってたけど、男性のターゲット間違えてたんじゃないかなと思います。
確かにマッチングサービスみたいな、結構いろんなサブセグメントみたいなのがあると思うんですよ。
結局マッチングサービスに求めるものって年齢によっても違うだろうし、
置かれてる心境とか、気分が落ち込んでるかテンション高いかによっても違うってくるから、
実はもともと細分化しなきゃいけなかったっていう話はあるんですかね。
そうですね。細分化もそうですし、
あとはやっぱりその結婚相談所に登録するっていうことのハードルが逆にコンバージョンにはつながっているというか、
ライズアップみたいなものというかですね。
お金を払って登録をして、もういろいろお膳立てされて、
だんだんマインドセットができてくると思うんですよ。
ここまでやったからには痩せなきゃみたいな。
ここまでやったからにはちゃんと相手を見つけよう。
コミットメント効果ってことですね。
そうですね。そこがやっぱりちょっとハードルを上げすぎるのも大変だけど、下げすぎても難しい問題とか。
ですね。あとやっぱりプロトタイプの時のユーザーインタビューっていうのはなかなか鵜呑みにしちゃいけないなと。
そうですね。
いや、めっちゃわかりますね。
特にマッチングアプリみたいなのって結局具体的にこの人です。
っていうのを見せない限り、多分わかんないと思うんですよ。それはいいかどうか。
わかんないです。ほんとそうですね。
逆にそういうユーザーインタビューってほぼ無意味で。
よくモノの本にユーザーインタビューをまずしなさいって書いてあると思うんですけど。
企業の本とか。あれ嘘ですね。
結構嘘ですよね。あれは。
全然嘘ですね。
だってiPhoneだって出た時みんなあんなん買わないとか。
めっちゃそれ。
全然専門家の言うことも聞いちゃいけないし、ユーザーインタビューもしちゃいけない。
しちゃいけないっていうか、厳密に言うと、していいんですけど、
した話を鵜呑みにしてはいけないっていう話で。
ほんとにそうですよね。
ユーザーインタビュー。別にユーザーさん側も嘘ついてるわけじゃないと思うけど、自分でもわかってないと思うし。
スティーブ・ジョブズが言う通りそう。人って欲しいものわかんないんで。
わかんない。
有名な話で、自動車が誕生する前に欲しいものがないって聞くと、もっと早い馬車って答えると。
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なるほど。
だから車っていうのは行き着かないから、それで新しい事業を考えようっていうのは特に新規カテゴリーの場合とか、
こういうマッチングアプリみたいに、なんだろうな。やっぱりすごく感覚的なサービス。
あとあれもあるかな。ユーザーインタビューって結局、自分コスト払ってないじゃないですか。
お金も払ってないし、その人と会いに行かなきゃいけないっていう心理的な負担もないけど、
実際この人と明日リッツ・カールトンのラウンジで会ってくださいって言われると、めんどくさいし。
そうなんですよ。
その人にも迷惑かかるじゃん。もしその気がないなら。
でもそういうことって、ユーザーインタビューで答えてる人って全く考慮に入れないから。
そうなんですよ。
いいんじゃん、いいんじゃんってなるんだけど、点で嘘だからそれ。
そうなんですよ。事前にはね、うわーそれありがたいとか、結構やっぱり撮ってきた男性もわりとスペックが高くて、
練習とかも高かったり忙しかったりして、
Tinderとかでいちいち女の子とメッセージをやり取りするのめんどくさいと。
だから確かに。
そこは多分真実なんですけど。
そうなんですよ。
素敵な人紹介してくれて、しかもお店とか選んだり、しかも行ってデートして1万円とかおごったりとかもね、
結局5000円のディナーとか、会ってみたらあんまりタイプじゃなくてとかっていうのもやだから、
確かに運営側がお店、しかもカフェを予約してくれて、そうすれば1、2時間で終わるし、
超いいじゃんって言ってたんですよね。
うん、わかるわかる。
多分言ってる時は本当にいいと思ってた。
実際めんどくさいって思ってるのは本当なんだけど、
でもそれと、じゃあそういうサービスがあったら使うかって全然違う問題なんだよ。
違うんですよね。
でも後者の方が大事じゃん。
事業する側からすると。
っていう話ですね。
そのノーフロップっていう本にもっとこの辺詳しく書いてあるんで、
もしまだ読んでない方がいたらぜひ読んでみてください。
ノーフロップ。
ノーフロップ。
日本語になってます。
うーん。
で、結局どうしたんですか?
マッチングサービスうまくマッチングしないなってなって。
結局はスペックとか好みのタイプとかを自分に言わせてやるマッチングがダメだなと。
お互いやっぱりいろいろわがままも言うし。
と思ったので、もっとあなたたち合うんじゃないですかっていう根拠を
本人たちの好みのタイプとかじゃないところに用意した方がいいんじゃないかと思って。
だってどうしても年収1000万以上がいいって言ってる女性に
年収300万の人を理由なく当てるってできないわけで。
そこで私自身もすごい自分だったらめちゃくちゃ精密な性格診断を受けて
何か科学的にこの人とあなたはすごい良い友達になれますとか
超親友になれるとかめっちゃ良い恋人になれるって
言ってもらえるようなサービスがあったらいいんじゃないかと思い
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性格診断サービスをベースにしようという風になりました。
マッチングのロジックを変えましょうと。
あとはシンプルにユーザー獲得で困ってて。
最初のイケてる50人50人集めたわけですけど
なかなかマッチングサービスって新しい人をユーザーが連れてくるものじゃないので
お金かかりますよね。
そうなんです。かといって調達調達で資金も大してない中で困ってたから
バズらせなきゃっていうのもあったんですが
それで結局Mグラム診断っていうのを作ったっていう感じだったんですよね。
この有名な。バズらせるやつ考えるの得意ですね。
そうなんですよ。得意技ですね。
うまくいかなかった時に得意に立ち返るのはすごい良いですね。
困った時のバズらせ。
良いですね。強いと思います。
めちゃくちゃ疲れるから本当にオススメしないですけどね。
結局それは正確診断ベースのマッチングサービスはどうだったんですか?
それがですね。Mグラム診断をやったら思った以上に単体でバズりまくってしまい
正確診断の部分がね。
そうです。そこだけが超人気になり
そこから一応。
登録しないと。終わった後。
そうなんですよ。誘導はあったんですがほとんどの人が登録してくれなくて
なるほどね。
そうなんです。そこの誘導が難しいので
いろいろ共同創業者とも話し合って
じゃあこれでまた無理やりマッチングに誘導して
とにかくマッチングにこだわるのが良いのか
それともせっかく正確診断単体が人気出たんだから
そっちでも授業としてやっていくのが良いのか
ってことで結構異論になりまして
私はぶっちゃけマッチングやっぱりやりたかった気持ちすごいあったんですけど
結構一緒にやってた共同創業者は
もうだいぶ正確診断単体でやるという方に情熱が向いていて
そこでじゃあ説中案みたいのが一番やっぱりつまんないと思うし
結局私は一緒にやってた彼が割と天才だという気持ちもあったので
じゃあもうちょっとそうしようかということで
マッチング諦めたという経緯があったんです
なるほどね。
Mグラム自体は今でもユーザー課金のサービスとして
単品で残っていい感じなわけですよね?
結構韓国でもかなり
韓国だと日本よりも人口少ないけどユーザー数は韓国の方が多かったりとか
課金も割と金額そんな安くもないので
それはそれで成り立っているので
結局一周回って恋人プランナーというサービスは
皆さんのご期待にお答えできずに残念だったわけですが
まあそれで苦労した結果別のもの生まれたので
結果往来っちゃ往来かな
でもそのパターン結構あると思いますけどね
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当初仮説でそれがホームランになるって
まあまあ珍しいと思っているので
いろいろひねった結果ひねっただけが
ひねった部分だけが残るみたいな
全然あると思いますけどね
ありますよね
いやでも結構本当に申し訳なかったし
もったいなかったなと思ったのが
特に女性すごい素敵な女性で
結婚意向も強かったりとか
お金も持っていて使う意向もあるという
ユーザーとしてはいろんなターゲット
いろんなサービスが喉から手が出るほど欲しいような
素敵な人たちが集まったのに
そこを丸々いいサービスを提供できないで
終わっちゃったのが惜しかったなと思ってて
そのめちゃくちゃイケている人
最初50人でしたけど結局広告というかPRとかして
なんだかんだで何百人かぐらいはいたわけですが
それもったいないですね
洋さんだったらどうしますかその人たちに対して
でも最近そういう上昇志向が高くて
素敵な活躍している女性たちの
別に恋愛とか結婚とかも一部なんだけど
仕事とか健康とかも含めた
コミュニティみたいなサービスが結構出てきているな
というふうに観察していて
それはお仕事切り口であったり
ママ切り口であったり
自己啓発切り口であったり
いろんな切り口があるんですけど
そういうのは今やるんだったら結構
USでも結構出てきているので
女性版なんていうのかな
女性版例えば日本で言うと
転職会議みたいなサービス
女性版グラスドアみたいなやつとか
女性版リンクトインみたいなやつとか
ちょっとエグゼクティブ寄りなんですけど
あと単純にウェルネス系の
これはもう無数にあるんですけど
そういうサービスとかあって
今っぽいかな
そうですね
いいですねそれもね
そしたら彼女たちが集まってきて
期待してくれた人たちに
また別の価値を提供できたかもしれない
そうそう
ちょっとねもったいなかったなと
これでもさ
例えば前のエピソードにあった
インスタバズらせのベスト9も
そういうバズらせたい
インスタグラマー向けの
ツールだったり
というふうに掘り下げることもできたと思うし
Mグラムも性格診断として掘り下げて
ユーザー課金だけじゃなくて
いろいろ派生商品あると思うし
女性コミュニティもあると思うし
結婚相談所的なものも
2016年当時はなかったけど
結局最近で言うと
ペアーズエンゲージみたいな
オンラインの
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ペアーズエンゲージみたいな
オンライン版結婚相談所みたいな
サービスも出てきてるわけで
これ舞さん
いずれも結局やってないじゃないですか
なんでやってないんですか
いやーやっぱり一旦
ちょっともういいやと思っちゃったんですね
なるほどね
お腹いっぱいになった
一旦ちょっと冷静に
ゼロベースで考えたいなと思ってしまい
なのでこれは本当に
重要な教訓としては
たぶん掘り続ければ
どの路線だとしても
意外とね
請求しすぎれば何らかはできる
だと思うんですけど
やっぱり情熱が重要だったりとか
どこかを掘り下げ続けることが重要
なるほどね
だなと
前回エピソードであった
情熱ドリブンがいいのか
オポチニスティックに
今このマーケット
チャンスみたいなで行くのがいいのか
っていう話があると思うんですけど
あったと思うんですけど
掘り続けられるんだったら
どっちでもいいけど
情熱あった方が掘り続けられるよね
っていう
平均して統計取ると
たぶんそう
だから統計的に考えると
情熱ベースの人の方が
最終的には上手くいってる
ってなってるかもしれないなと思いました
なるほど
そうですねそれか
オポチニスティックな人で
短期間でさっさと結果出していける人だったらね
一発で当たるか
一発で当たるんだったら
両方とも上手くいくじゃんまず
でもだいたい1分の1で上手くいかないから
じゃあその
ワンストライク
ツーストライク
スリーストライクってなって
いくら打席に立ち続けられるかっていうので
すごいメンタル強いタフな人とか
例えばあとなんだろう
経済的にも続けられる人は
別に
チャンスベースで考えてもいいけど
多くの人は
そんなに強くないから
強くないと
上手くいかなかったわって言って
確かに
もうやめたくなっちゃう
あとは一周回って
私情熱多分ありすぎて当時
思いが強すぎて
マッチングに
でも結婚当時やればよかったじゃん
でもそこがこういう思いで
こういうのを提供したいっていうこだわりとか
こうじゃなきゃ嫌だっていうね
そうなんです
だから例えばユーザー獲得を効率化するために
男女結構違う広告を打とうみたいなことが
やっぱり
やっぱりそれありすぎると
それはだからアーティストなのか
企業家なのかっていう話だよね
ですね
だからそこは私みたいな
美学なの理念なのが強すぎちゃう人は
もうちょっと
打算的にというかね
そうは言ってもこのターゲットに
こういうサービスを提供しようよとか
いうところの視点をもうちょっと入れて
深呼吸しながら進めていけたらよかったかなと
深呼吸
でも今の話めっちゃ重要で
でも結局それで打算的にやって
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打算的か美学かっていうのって
結局
0-1じゃないじゃないですか
そうですね
白か黒かじゃないから
程度問題なんだけど
仮に100%打算的にやったところで
うまくいっても辛くなるじゃん
確かに
だから事業的にもうまくいってるし
自分の美学とか美意識
価値観にも
めちゃくちゃうまくいってる
っていうのって
めちゃくちゃ幸せなんだけど
超ハッピーですね
あんまりいないよ
あんまり見たことない
結局何らかの妥協
どちら側でも多少妥協してますよね
確かにな
そういう意味では私が結構すごい
こういうのやりたいとか
こういうの作りたいって思いが強くて
割と一緒にやってた共同創業者が
人工知能博士で
結構頭脳型なところもあって
バランスが取れていたけれども
そこで方針がまた
その2人で変わっちゃったから
しょうがなかったかなっていうのも
あるかな
いつかね
共同創業者会
共同創業者の話も
したいですね
したいですね
皆さんぜひぜひ
今回私のうまくいかなかったサービスを
供養しつつ
いろいろ反省点を振り返りましたが
参考にしていただけると
嬉しいです
スタートFMでは
あなたからの質問やメッセージを
募集しています
ポッドキャストの概要欄から送ってください
というわけで
エピソード6聞いてくださりありがとうございました
ありがとうございました
もしいいなと思ってくれた方は
チャンネル登録よろしくお願いします
次回は資金調達についての
リスナーさんからの質問に
お答えしていきたいと思います
それでは素敵な1日をお過ごしください