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2021-03-21 33:01

事業をどう思いつけば良いですか / 情熱かチャンスか

Mai
Mai
Host

起業ネタをどう決めたらよいでしょうか、というリスナー質問に、柴田陽がスマポをどう着想したか、関口舞がベストナインをどう着想したかという例を引いて回答します。また、浅いペイン問題、情熱ドリブンかチャンスに飛びつくのとどちらが良いか、などについても話しました。

START/FMは、"はじめる"を応援するPodcastです!連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽と、起業家でTOKYOFMパーソナリティの関口舞が一緒にお届けします。

番組への質問はこちらからお寄せください。番組ハッシュタグ #STARTFM で感想お待ちしています!

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はじめるを応援するSTART FM
この番組は、スタートアップや起業について楽しく語っていくポッドキャストです。
シリアルアントレプレナー、エンジェル投資家の陽さんと、起業家で東京FMパーソナリティの関口舞が一緒にお届けしています。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。あったかいですね。
あったかくなってきましたね。
私、春が一番好きなんですけど、陽さんはどの季節が一番好きですか?
僕、花粉症持ちなんで、秋。
季節の変わり目が好きですね。
いいですね。今ちょうど花粉さえなければいい感じということで、皆さんも元気にお過ごしでしょうか。
さあ、今日はリスナーの方からいただいた質問にお答えしていきたいと思います。
ラジオネーム、ゆうさんからのお便りです。
最近、会社の仕事も落ち着いてきて、いよいよ自分で会社を始めてみたいと考えているのですが、なかなか事業内容を決められず困っています。
いくつかアイデアはあるものの、どれが良くてどれが悪いのかの判断が難しいです。
考えるより先に、まずは動くべきだという意見もあるとは思うのですが、一度決めたらある程度そこに集中することになるので、選択を間違えたくないなと思っています。
お二人はどのようにアイデアの良し悪しを見極めるのがいいと思いますか?
なるほど。
そういう悩みはありますよね。
そうですね。なので、どうやってアイデアをまず思いついて、そしてそれをどうやって検証するかということですね。
ただ、確かにゆうさんおっしゃっているように、まずは動くべきだという意見もあるとは思うのですが、
確かに市場を選ぶとかどういう風に買っていくかみたいなところの選択は実行と同じくらい大事かなと思っていて、
私、毎回思うのがヒカキンさん。私、好きなんですけど。
ヒカキンさんがM-1グランプリとか出て、お笑い芸人とかをやっていた場合とユーチューバーをやっていた場合で、もう全然やっぱり違うだろうなとかっていつも思っていて、
なので、自分の特性などを見極め、得意分野とかどの市場かというのを選ぶというのはすごい大事かなと。
ということで、今回、事業アイデアの考え方と見極め方について語っていきたいと思います。
はい。
例えば、洋さん、スマポってどうやって思いついたんでしょうか。
スマポは来店してチェックインして、それで店舗の集客になっていると。
店舗さんは集客の人数に応じてお金をいただくという仕組みの来店ポイントアプリなんですけれども、
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実は前のエピソードでお話ししたかもしれないんですが、これをやる直前、バーコード価格比較のショッピーというアプリをやっていて、
その時にそれが一番店頭でよく使われていたんですね、小売店さんの。
今でこそ当たり前ですけど、家電量販店の中に入っていって、製品についているバーコードをスキャンして、
Amazonだったら3万円安いみたいなことを店員にバトルを仕掛けるみたいな、そういうユースケースがすごく多くてですね。
当然、家電量販店さんからすると良い迷惑だったらしくて、
実際に問い合わせフォームにお問い合わせをいただいて、某家電量販店の販促担当者からですね。
これは一体どうなっているんだと。
苦情みたいな感じですか。
実際、バーコードアプリ使用禁止という張り紙が一時期貼られていましたから、2011年とか12年くらい。
そうなんですか。店内でそういうのをやらないでくださいということですか。
そう、という時期もあったんですよね。今では当たり前ですけど。
それで呼び出しみたいな感じになって、そこですごく話をお伺いしていて、
なるほどなと思ったのは、スマホ、当時まだ普及率10%もいっていなかったと思うんですけれども、
ただどんどん普及してきているスマートフォンというものは小売店の味方なのか敵なのかと。
仮に味方につける可能性があるとしたら、どういう使い方をすればいいのかというのが、
彼らとしては考えている、頭を悩ませているアジェンダだったんですね。
ということが分かって、最近チラシの効果が下がってきているんだよねとか、
スマホマーケットといってもツイッターアカウントを作ったり、
フェイスブックページを作ったりして、いいねを集めたり、フォロワーを集めたりしているんだけれども、
それがあまり売上につながっているという感覚もないというお話があって、
逆にスマホを使って、例えば100人このお店に連れてきたら、
その100人分代金をいただくみたいなサービスを作ったら、導入してもらえますかという話をしたら、
そういう形であればリスクがないし、始めやすいですという人を、
5社見つけたら起業しようと思って。
なるほど、分かりやすい。
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お手の法理チェーンさんを何社か回ったら、多分10社回らないうちに5社手が上がって、
柴田さんが作るなら実験的に導入してあげてもいいよみたいな。
口頭受注みたいな感じでいただいて、そこから初めてエンジニアを集めてきて、
ハードウェアが必要だったんですけど、ハードウェアを作って、
4月ぐらいに手を挙げて、9月にローンチしたので、半年ぐらいで準備して、ローンチしたという形のスタートの仕方でした。
なるほど、もともとやっていたサービスに対して、まずクレームが来ましたと。
そうですね、始まりはそこからです。
なるほど、こういうニーズがあるのかというところをそこから読み取って、
ある種他人のペインというか、自分が感じていることだけじゃなくて他の人、
法理店がそうやって思っているんだなというところがあり、
結構面白いなと思ったのが、ニーズがあるということをちゃんと検証してからやろうという形を取ったということですね。
そうですね、このサービスに限って言うと、やっぱりB2B2Cという、
つまり来店ポイントを発行してくれる企業さん側がいて、それを集めるユーザーさんがいて、
それで初めてサービスとして成立するという形の事業なので、
そうすると、誰も参加していない来店ポイントプラットフォームに存在感があるという、
誰も参加していない来店ポイントプラットフォームに存在価値がないし、
ユーザーだけいてもしょうがないし、企業さん側だけいてもしょうがないしということで、
まずは企業さん側を何社か集めて、それで初めてプラットフォームになるなと思っていたので、
まずはそちら側を営業しに行ったという感じですね。
なるほど。
ちなみに営業しに行くときって、ほとんどシステム内容ややることの内容はほぼほぼ固めた状態で?
いやいや、全然固まってはなくて、ただ技術的にこういうことができそうという調査というか、
何とか実現できるんじゃないかという仮説と、あと営業資料があって、
世の中こういうふうに今後なっていくから、これを今始めた方がいいみたいな営業資料を作って、
ローンチ予定、2011年夏みたいなのが書いてあって、今ローンチ企業を募っています。
実験的にやってくれませんかという営業資料になっていて、
そのときはまだ新しい会社もできていなかったので、
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個人の名前でサービス名とかも決まっていないという状態でまず営業してみてという順番です。
すごい。そうだったんですね。いいですね。
いいですね。なるほど。
つまりは、自分がやっている事業の延長というか、一応その領域的には…
そうですね。隣接している領域で別なペイン。
バーコード価格比較アプリはどちらかというと、消費者側のスマホを使って何かお買い物を簡単にできないかという、
消費者側のペインを解決するという感じで作っていて、
それで、小売店さん側の課題感を詳しく聞く、肌感覚を持って聞く機会に出会えたので。
そこ大事ですね。
わらしべ長者的にというか。
いいですね。多分そこでね、本当に身近なそういう話が聞けずに、ただただ想像だけでだと結構難しいと思うので。
そうですね。
なるほど。
マイさんは逆にどういう感じで授業を始めることが多いんですか?
私はその世の中の状況とかっていうよりも、結構自分がこういうサービスあったらいいのになとか、
自分がこういうのあったら使いたいのになっていうところから考える場合しかほぼない。
むしろそれしかできないっていう。
そのパターンですね。
身近な問題。
そうですね。例えばわかりやすい事例を挙げるとすると、私の実績の中でわかりやすいやつ、
インスタグラムを使ったバイラルサービスベスト9ってやつがあるわけなんですけど、
これはもともとインスタを使ったマッチングサービスを作りたいなって思ってて、
そのためにバイラルサービス。
インスタグラムを使ったバイラルサービスを作りたいというのがもともとありました。
バイラルサービスっていうのはバズらせる手段ってことですかね?
バズらせる手段が必要だなと。
インスタグラムで自分のフォロワーを増やしたい人向けにってことですかね?
そうですね。そういった人たちに対して使ってもらえるようなもの。
そういうのをやりたいなと。
そもそもそれなんでやりたいかっていうところをちょっとだけ言うと、
当時私Tinderとかに行き通りを感じてて、シャラくてやだなと。
もっとインスタグラムとかを使って、
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もうちょっとその人の内面とかキャラクターとか、
ただただ顔とかだけじゃないマッチングができたらいいのになっていうのがまず前提にあり、
それを作るためには一旦インスタグラムのバイラルサービスとかバズるサービスを作って、
自社サービスの集客、インスタグラムを使ったマッチングサービスの集客につなげようと思ったという経緯がまずあります。
なるほど。自分のマッチングアプリのマーケ手段として使えるようなツールを作ったと。
そうなんです。じゃあまずそれどうやってやろうかって考えたときに、
インスタを自分自身に使っていたり、女性のインスタグラムを見てたりすると、
よっぽどのインスタグラマーとか、最近は一般の人も相当自撮りとか普通にアップするようになりましたけど、
女の子可愛く撮れた自分の写真を見てもらいたいっていうのがあるわけなんですよ。
でも私も過去にちょっと痩せてた時期とかに、いい感じに撮れて評判が良かった写真とかってやっぱり見てもらいたい気持ちはあったりするわけですよ。
うんうん。そこの謙遜のくだりいらないと思う。
ただ問題として、2年前にポストした私のいい感じの写真を、最近知り合って最近ソーコフォロワーになったお兄さんに見てもらいたいと。
なるほどね。あざといだろうとさすがに。いきなりシェアするのは。
もう一回過去にポストしたにもかかわらず、これいいねが多かったからもう一回ポストしますとかっていうのはちょっとあれだな。
いや分かりますよ。それ無理ですよね。
結構厳しいなと思って、ただそれを私の知人でやっている人がいたんですよ。
ただそれやるにも結構言い訳が必要で。
そうですよね。
そのある女性は同じ写真をもう3回4回とたびたびポストしているんですけども、その度に例えば桜の季節になるとこの写真を撮ってもらった日を思い出すとかですね。
なるほど。うまいですね。
バッグに桜があったりとか、あとスタバの飲み物を手に持っているんですけど、スタバの新商品が出ておいしかった。そういえばこの時のスタバもおいしかったとかですね。
なるほど。
すごい可愛いんですよその写真確かに。めっちゃオシャレないい写真ですごい綺麗な人なんですけど、これはちょっと私はできないなと。
同じ手法は。こいつさって思われるのが怖くて私は実行できない。
分かりますよ。
思った時に、なんかいいねが多かった評判の良かった写真を恥ずかしくなく、別に自分で自慢したいとかっていう感じじゃなく、システムから提示されたのでシェアしますみたいな感じでできたら良いのではないかと。
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なるほどね。
結果、今年1年のあなたのいいねの多かった写真トップ9枚を改めて合成する写真、そういう画像が作れるサービスを思いついたと。
なるほど。上手ですね。それがトランプとミシェル・オバマが使ってしまったサービス。
そうなんです。それがそうなんですよ。
すごい。
なので私はこれ本当に考えるときは、ターゲットユーザーが実在の人間の中からいるわけなんですね。
自分自身もある種ターゲットユーザーだし、ただ自分だけだとちょっと心もとないので、そのさっき言ったスタバの持ってる素敵な写真を複数回アップしていた素敵な女性。
彼女が絶対使わなかったらダメだろう、もうこのサービスとかですね。
なるほどね。そのペルソナみたいなものが。
そうです。この人とこの人。
具体的にあるってことですね。
そうなんですよ。具体的にあって、かつ大体の企業さんとかが例えばハッシュタグなんとかをつけて画像シェアしようとかいうのあるじゃないですか。
それをシェアしたら何かが当たるとかっていうのもあるけど、どっちかっていうとSNSっていうのは一人一人の自分のプロフィールみたいなものだったりするので、
自分が作ったサービスを誰かが使ってくれた、シェアしてくれた、その人が周りからどう思われるかってことを考えるんですよね。
そうですね。
例えばですけど、すごい私は感情移入しまくって想像しまくって考えるんですけど、
アメリカの結構イケてるモデルだとして、フォロワー10万人とかのモデルさんだったとして、このサービスを使って、なんかもういいよ、この写真知ってるよ、くどいよと思われたくはないなと。
って考えた結果、例えば下の方に今年1年何個ライクをもらいました、みんな今年1年ライクありがとうみたいな文言を入れたんですよね、システムで。
なるほど。
Thank you for your likes みたいなやつを入れた結果、それをシェアすることが改めてもう1回見なさいっていうよりも、今年1年みんなありがとうっていうそうなんです。
いいですね、それはね。賢い。
そうなんですよ、なので私はもう本当に自分の気持ちから考えてっていうのが多いですね。
そういうことですね。
なんかその、要は身近なペインをまずは見つめて、それを解決する方法を考えましょうっていうやり方じゃないですか。
そうですね。
で、それはよく企業の教科書とかにも書いてあると思うんですけど、一方でそれを人に言うとですね、じゃあ身近な問題考えてみてって言うと、めっちゃあっさいペインが出てくるケースって結構多いと思ってて。
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なんだろう、毎日買い物に行くのがだるいとか、魚釣りに行ったけど釣れなかったとか、絶対に儲かる投資商品がないのがつらいとか、
それって多分魚釣りに行って釣れないっていうのって結構解決するの大変だなと思っていて、あるいは絶対に儲かる投資商品みたいなのも、それがないから投資商品っていうのが成立しているのであって、
真剣にそのペインを振りかざされるとめちゃくちゃ浅いなと。そういうふうに陥らないためにはどうしたらいいんですかね。
そうですね。でも多分、さっき例に出たような、例えば釣りに行ったのに釣れないとか、そういう浅いペインっていうのはざっくりしているということが特徴かなって今聞いてて思って。
なるほどね。
おそらく釣りにせっかく行ったのに釣れないっていう中には、細々とした沢山の苦痛があるじゃないですか。
まず釣りに、私釣りちっちゃい頃よく行ってたし、好きだったはずなんですけど、なんか釣り場探すのもめんどくさいし遠いし、どうしたらいいかわからないとか。
わざわざ交通がまた大変とか、釣竿とかの用意の仕方がわからない、手が汚れるとか、ありとあらゆるペインがその中にあって、それを細分化して、
もしかしたらその中のどれかに関しては、もうちょっとこれ解決できるよねとか。
そういうことですね。
なんかざっくりしすぎてるとちょっと問題が漠然としちゃって、それを突き詰めた方がいいのかもしれないんですよね。
なるほど。
そこでそのペインがビジネスのアイディアになり得るような流度のペインなのか、ざっくりしすぎてるのかっていうのを判断していくっていう感じですか。
そうなんですよね。
なので例えば私がさっき言ったインスタの過去自分がたくさんいいねをもらった可愛く撮れた写真を最近知り合ったお兄さんに見て可愛いと思われたいっていうペインが先ほどあったわけですが、
これとかも多分もっと浅くすると、いい恋愛がしたいとかって話に。
そうですよね、モテたいみたいな。
素敵な人に素敵だと思われたいとかっていう風になっちゃって、それをただめちゃくちゃ細かくやっていくと、素敵な人に自分の写真いいねしてもらったら嬉しいとかっていうめっちゃそのちょっとしたことにたどり着き。
じゃあなんか私がシンプルに素敵な人に素敵だと思われたいから、じゃあ美容の事業やろうとかファッションやろうとかってなってくると得意分野なんだっけとか、あなたがやる必要あるんだっけってなってきちゃうので、みたいなところがあるんですかね。
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確かに今のベスト9のサービスも結局当初は出会い系サービスを作りたかったみたいだからスタートしているけれども、それ考えていったら出会い系サービスって流行らせなきゃいけないよね。流行らせるためにはどうしたらいいんだろうみたいので、最初の取っ掛かりだったペインとはちょっと変わっていってるわけですよね。
そうですね。本当にそうなんですよね。あとはシンプルにこれって本当やってみないと分かんない問題ですけど、じゃあそのバズるサービス、インスタグラムを使ってまずユーザー獲得のためにもバズるサービスを作ろうと思って、
自分のインスタアカウントでログインをしたら1年が振り返れるやつを作ろうってところまでたとえばたどり着くじゃないですか。で作ったんですけど、作って1週間くらいでできたんですよ。システム自体は結構簡単で。
ただ5日目くらいで、これログインの必要なくねってことに気づき、どうせローリングして画像撮ってくるわけで。ログインが必要だと自分自身のやつしか作れないけど、ログインが必要なければ私がジャスティン・ビーバーのベスト9作って自分で楽しんでもいいわけで。
なるほどね。
っていうところに途中で気づいちゃったのがすごくでかかったですね。
なるほど。
おかげさまで私がテイラー・スウィフトのベスト9を作って、テイラーは今年1億以上いいねをもらったっていうプレスリリースを海外メディアに送ったりとかですね。
なるほどね。他人のふんどしで。
そうなんです。なのでこういうのは本当にやっていくうちにより、ログインしたくないっていうペインにぶち当たるとか、いろいろ鍵垢の人はどうするんだとか。
そうですよね。やってみないと分かんないペインってすごいたくさんありますよね。
ちなみにペイン問題がさっきから議論されてますけれども、いわゆる情熱ドリブンか、それか市場調査をしてマーケットを見てチャンスに飛びつくという戦略か、どっちがいいのかみたいな論争がよくあるじゃないですか。
分かります。それよく取材とかで聞かれますね。なんでそのサービス始めたんですか?
たぶん取材されてる方の意図としては、できれば老いたちとか、幼少期の体験とか、その人じゃなきゃいけない理由みたいなものの延長線上にストーリーがあると、つまり情熱っていうのが先にあって、それを企業のネタにしたらうまくいきましたみたいな。
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一方で、世の中的にそういう人ばっかりかっていうと成功してる企業家でね、全然そうじゃないじゃないですか。例えば楽天のミキタインさんが、eコマースが生まれた時から死ぬほど好きだったかってありえないじゃないですか。
そうですね。
銀行員だし、もともと。
なんかたぶん、eコマース来てるっていうことに気づいて、もうちょっと言うと、確かポールグレアムかな?が、あの人の一番最初のサービスって今で言うショッピファイみたいなサービスなんですよね。
ウェブ版かな?ウェブ版っていうサービスがあって、それの日本展開を誘われてミキタインさんが。
それはなんか、LISPっていう言語で書いてあったから、ミキタインさんのチームでは書けずに断ったんだけど、そういう、じゃあそれ来てんだったらそれ作ればいいじゃんみたいな感じで楽天がスタートしてるみたいな、確か裏話があった気がするんですけど。
なんで、明らかに別にeコマースに生涯を捧げようと思って幼少期を過ごしたわけじゃ絶対ないじゃないですか。
そうですね。
そうすると、情熱ドリブンVSチャンスに飛びつくオポチュニスティックって英語だと言いますけど、どっちが正しいのかっていうのは結構なんか興味深いなといつも思って聞いていて。
そうですね。
舞さんはどっちタイプなんですか?
でも私は逆に、チャンスにいい感じに飛びついたり、ビッグウェーブにいい感じに乗っている人ってすごい普通にいいなと思ってまして、羨ましいなと思っていまして。
私は逆に自分自身の体験とか自分自身の自分がひしひしと感じているような辛さとか、ベースで思いつくことしか逆にあんまりやってこれなかったところがありますね。
消去法みたいな感じですけど。
ただとはいえ、じゃあいきなり世の中の事情とか状況なんも知らずに、本当に圧倒的な感覚だけで、情熱だけでやってるのかって言ったら多分そんなことなくて。
普通に今世の中でこうですこうです、例えば海外でティンダーとか流行ってますとか、みたいな状況は一応ふんわりとは掴みながらも、その中で自分が心からこういうサービスが欲しいとかこういうのを使いたいなみたいなところでやってる感じですかね。
なるほどね。
だから消去法といえば、僕は逆に、じゃああなた何がやりたいのって聞かれても結構困っちゃうタイプの人で。
そうするとやりたいことはないから、逆に今世の中で解決した方がいい課題って何だろうとか、最近新しく可能になった技術なりプラットフォームなりで解決できる問題って何だろうみたいな探し方をしないと、結局テーマにたどり着けなくてですね。
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だから心の奥底を眺めてもあんまそのテーマが出てこなくて。
まあでもどっちもありますよね。ただ私すごいいつも思うのが、私はじゃあ例えば自分の心の奥底とか自分の身を削ったものを作らないと洋さんみたいな人に勝てないって思いがあるんですよ。
でも私と洋さんが二人して今、例えば音声SNS流行ってますとか言って、我々が同時にそこを迫ろうと思ったとするじゃないですか。
情報分析とかちゃんとした実行力とかで圧倒的に私は勝てない気がするから、そうなってくると自分の感覚ベースで自分に似た人間がいると信じて変わったことを突き進めるしかないとか思っちゃって。
まあそれ半分正しくて、結局それってファウンダーマーケットフィットって言うじゃないですか。
その創業者とその創業者がアタックしようとしている課題なりマーケットなりっていうものが、強みがその課題を解決するのにマッチしてないとダメだよねみたいなコンセプトだと思うんですけど。
だから結局その何か洞察力とかパターン認識が強い人が得意な課題もあると思うし、なんかもう少し感覚的に優れた人がやった方がいいあるいは流行るサービスを作れるっていうマーケットもあると思うから。
確かに。
なんかそれは一概にどっちがいいっていうことではなくて、今の例にあったもしかしたら音声サービスみたいなのだったらなんかセンスの方が大事かもしれないから分析より。
ここは本当にね、難しいですよね。
実際に、私はでも常に自分自身、チャンスに飛びつくとか市場をちゃんと見てどうのこうのというところはもうちょっと自分は強みを身につけた方がいいなとは常々思っています。
だからやっぱ得意不得意ってどうしてもありますよね。
それは絶対ありますよね。
だからまあ、僕は逆になんかセンスある人いいなっていつも思っていて、例えば音楽とかファッションとかってもうほぼ論理じゃない僕が少しでも見えるんですね。
もしかしたら感覚がある人から見るとそうじゃないのかもしれないけど、どういう音楽が流行るかとかって分からないから。
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だからそういう人すごいセンスある人憧れるなって思うんですけど、まあ幸い企業はチームを組めるので、なんかそういう補完的な人と一緒にやったらある程度解決できるのかもしれないですよね。
確かに。まあなのでまとめると今回メッセージくださったユウさん、そしてね今事業どうしようかなって考えている方たくさんいると思うんですけど、
まずは自分自身のペインとか周りの人のペインみたいなことを考えつつも、今のマーケットの状況だったり世の中の状況なども見ながら選んでいくっていうところですかね。
だから今の話を総合すると、結局取っ掛かりは何でもいいですと。むしろその取っ掛かりで見えている風景なんてどうせ浅いペインしかつかめないんだから、何か決めてより深掘りしていく。
掘り下げていって、よりその浅いペインの奥にあるより深いというか、事業になりうる問題の種みたいなものを見つけていくっていうことの方が大事で。
まだ始めてない段階で情熱ドリブンで行った方がいいのか、チャンスをスキャンした方がいいのかみたいなのだったり、どのテーマがいいんでしょうみたいなのって、実はあんまり成功率に関係ないのかなっていう気も最近しています。
例えば今迷っていますと、仮に3つあるのだとしたら、ノリでも個人的好みでもいいから、どれか1個選んでそこについて徹底的に掘り下げてやっていく中で、より突き詰めて浅かったペインをどんどん深いものにしていくということが大事って感じですかね。
そうですね。若干多分質問者さんが満足しない気がするんですけど、多分それが真実なんじゃないかなと思います。
はい、というわけでメッセージありがとうございました。
ありがとうございました。他の皆さんもぜひ質問を寄せください。
ぜひぜひあなたからの質問やメッセージ募集しています。
ポッドキャストの概要欄にURLが貼ってありますので、そちらから送ってください。
なんかこういうのって送りづらいかもしれないけど、ぜひぜひ気軽に送ってくれると嬉しいです。
というわけでエピソード5聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
次回はですね、マッチングサービス、いわゆる婚活サービス、デートアプリの今、そして今後について私自身の開発経験なども踏まえて語っていきたいと思います。
それでは、素敵な一日をお過ごしください。
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