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始めるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます。企業家でラジオパーソナリティの関口舞です。
テイラー株式会社の柴田陽さんと、企業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。陽さん、おはようございます。
おはようございます。
喉の調子は、かんばしくないんですか?
そうなんですよ。今日ちょっと、実は風邪が治ったばかりで。
あららら、大変ですね。
何かしたんですか?
某カンファレンスに行って、夜な夜な夜更かしをして、調子に乗ってお酒を飲んだり、なんか適当に過ごしていた結果、風邪を引きまして。
なるほど、なるほど。毎回病人を出すカンファレンスですか?
いやいやいや、カンファレンスは何も悪くないんですけどね。やはりね、フェスにしろ何にしろ人が集まるとね、みたいな感じなんですけど。
風邪引いて寝込んで、結構重めの風邪引いて寝込んでた時に、なんか陽さんが昔、体調不良で動けない、仕事ができない日を1年に3日、3、4日以内に収めるべきみたいにおっしゃってたのを思い出して。
収めるべきっていうか、私のKPIですね。人に押し付けてるわけではないですよ、決して。
われわれ3日くらい結構死んでたんで、これでもう使い切ってしまったと思ったことがありました。
なるほど。
陽さんは元気そうで何よりです。
いえいえいえ。オーラリングでレディネスのタブで体温が出てくるじゃないですか。あれが上がってると免疫が活発化してるっていうことだって書いてあるんで、それを信じてるんですけど、いつも。
なのでそれを見て、それが上がって始めたら、たくさん寝るみたいなことをして調整し、KPIを達成しようとしています。
すごい。めちゃめちゃちゃんとやってる。見習いたいです。ちょうどですね、ちょうどじゃないか別に関係ないか、関係ないお便りが来ているんですけど。
つなげようと思ったけど。
つなげようと思ったけどつながんなかった。
リスクの取り方について教えてください。柴田さんはどのようなリスクであれば取ってもよくて、逆にどのようなリスクであれば取ってはいけないと考えていますか。ご自身の基準などあれば伺いたいです。
なるほど。つなげようと思ったらつなげられた感じは。
どうやってつなげたらよかったかなこれ。
わかんないけど。
なんかでも関係してそうな感じは。
トランジションね、大事ですね。
えっと、リスクの取り方。
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はい。
これな。ソンさんの本とか読むと、ソフトバンクのソンさんの本とか読むと、プランAだけじゃなくてプランBもプランCもプランDもプランFぐらいまで俺のレベルになると考えてんだよみたいなことが書いてあって。
そんなもんかっていうか、ソンさんって日本で一番リスク取ってるじゃないですか。
まあまあまあ。
おそらく世界で一番取ってるかもしれないですね、場合によっては。
かっこいい。
っていうソンさんが言ってるんで、それが正解かなっていう。
ソンさんが言うなら間違いない。
まあでもね、この人はね、ソンさんの本とかを読んだか読んでないか知らないけど、読まずしてなのか。
まあ洋さんに聞きたいというね。
これ難しいですよね。
なんか結局のところ、なんかいつぞやもなんかスティーブ・ジョブスの話であったけど、
結局のところ上手くいったら、
例えば官軍理論の理論に勝てない感じがしてて、
結局リスク取って上手くいったら取って良かったね、あの時取るべきリスクだったねってなるし、
上手くいかなかったら取るべきじゃなかったねってなる。
まあ結果論になっちゃいますね。
でもそれだと質問が成立しなくなっちゃうんで。
そうなんですよ。事前にある程度見越したい。
事前にじゃあどういうリスクだったらっていう話で、
逆に考えると成功したら何でも良くなっちゃうんで、
失敗してもあのリスクは取るべきだったよねって思えるリスクは何かっていう風に質問を読み換えると、
良いのかなってちょっと思ったんですけど一瞬。
確かになるほど。
でもそれだとリスク取ってれば上手くいったのに、取らないが故に上手くいかなくもなかったけど、
つまり何も起きなかったっていう側面を見落としてしまうじゃないですか。
失敗しても良いと思えるリスクを取りましょうって考えるのはいいけれども、
それだと本当はリスク取ってたら上手くいったはずだという、
ベンチャーキャピタル業界でいうところのエラー・オブ・オミッションってやつですね。
上手くいった会社が例えばUberに投資する機会あったのに、
あるいはAirbnbに投資する機会あったのに、こんなのは無理だよって言ってパスしちゃったっていう損失。
概念上の損失をこれだと考慮できないので、今のちょっとフレーミングは良くないですと。
これが思考その1です。
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じゃあちょっと別の角度から考えると、どういうリスクが取っていいリスクですかと、
一般論的に言うのって結構実際はすごい難しいじゃないですか。
例えばですけど、3ヶ月前だったら取るべきリスクだったけど、
今となってはもはや手遅れで取るべきじゃないみたいな場面って山ほどあるじゃないですか。
そこってもはや一般論ではなく、すごく個別の断片的なシチュエーションの組み合わせになっちゃってるよね、そういうケースって。
3ヶ月前だったら取るべきだったけど、今は取るべきじゃない。
そういうことも多々ありますもんね。
例えば製品をローンチするときに目切り発射するっていうのも当たり前だと思うんですけど、
このレベルで発射してもダメだけど、ここのぐらいまで作って発射すればそれは十分取るべきリスクみたいなのって、
もうすごい程度問題っていうか、もはや一般論じゃないじゃないですか。
そうですよね。やってみないと分かんないしな。
それだと質問に答えられなくなっちゃうんで、それが擬似的に成立させられるとしたら、
周りの人でこれはやめたほうがいいんじゃないですかって言ってくれるのがすごい大事だなと思ったんですよね。
そっかそっか。人の意見はめちゃめちゃ助かりますよね。
例えば企業とかを起業しようと思ってて、こういう需要計画ですみたいな立場からよくそういう話をされるんですけど、
これ絶対うまくいかないでしょみたいな、山ほどあるわけじゃないです。そっちのほうが多いじゃないですか。
います。そうですよね。
それを言うか言わないかは結構その人との関係性とかにもよるんですけど、
直接的にやめたほうがいいんじゃないっていうか、こういう人の意見も聞いてみたらみたいなぐらいでほったらかすのかっていうのは関係性とかによっちゃうと思うんですけど、
でもやっぱりそこで止めてくれる人みたいなのはすごい大事だなと思いました。
確かに。そうですよね。それじゃないですかね。
で、一方でこの試行実験には次のよく言われる格言でちょっとちゃぶ台返しされるんですけど、
例えばピーター・ティールとかが言うように、みんながそれはダメだ、そんなのうまくいくわけないっていうやつこそいいアイデアだみたいな話があるじゃないですか。
出た。そうですよね。エアビー最初出資受けられなかったじゃん的な話ですね。出た、それですね。
そう。だからそう考えると、いくら周りに止めてくれる人がいたとしても、止めるアイデアこそいいアイデアだみたいな話を持ち出されると、この試行実験も破綻するなと思って、ここで試行実験2が終わりましたと。
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むずい。
何でしょうね。
試行実験3。よく投資とか確率分布とかの世界で、非対称なベッド掛け、アシンメトリックな掛けっていう物事の見方があると思うんですけど、つまりダウンサイドはそんなに大きくない。
例えば、ベンチャー投資なんかが一番いい例ですけど、1000万円投資しますって言って、負けるとしても1000万円ですと。
もしそれがGoogleみたいになったら、それが1兆円になりますみたいなとって、ダウンサイドとアップサイドがすごく非対称になってるじゃないですか。
そうですね。
もう少し身近な例で言うと、ストックオプションで給料が200万円下がる代わりにストックオプションがもらえます。
でも、失うのは200万円で、もしうまくいけば、もしかしたら億万長寿になれるかもしれないよね。
っていうのって、すごく非対称な掛けになってるじゃないですか。
そうですね。
そういうのだったら、基本的には取りやすいっていうか。
確かに。
そう。っていうメタファーはいいかもしれないです。
これだったらね、そんなに大増しなくて、うまくいけば超ハッピーみたいな。わかりやすいですよね。
そうですね。
これの落とし穴は。
これも落とし穴。全部落とし穴があるよ。大変だ。
なんか、これってオプション取引とかによくあるんですけど、金融でオプションとかって聞いたことあるじゃないですか。
ストックオプションもそうですよね。
今、奨学のお金を保険みたいな感じで払っておくと、保険の反対みたいな感じで。
保険はすごく、今、奨学の掛け金を払っておくと、すごく損失が起きたときにカバーしてもらって、損失が限定されますよっていうやつのアップサイド版みたいながこれに多分当たると思うんですよね。
今ちょっと、今100円。宝くじとかですね。今100円買っとくと1億円当たるかもしれない。
でもこれは宝くじの例でわかるように、全部の宝くじ買ったらお金は必ず半分になっちゃうじゃないですか。
宝くじの確率って0.5だから。
確率は期待値。
だからこれだと結局、最終的には平均値を抜け出せないっていうか、大きく勝つことはできない。
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っていうオチになっちゃうんで、いくら非対称ベッドを探してそれを投資しまくっても、平均してみると同じっていう落とし穴があるかもしれない。
なるほど、なんかあれですね、本当になんか洋さんって改めて思いますけど、1個のテーマに対してあらゆる角度から考える能力が高すぎて。
いやなんか私思うんですけど、逆に私はなんか結構勢いで直感でえいっていう時がよくあるんですけど、なんか洋さんほど頭がいいと逆に行動するの難くねって思っちゃうんですけど、でもめっちゃ行動してるじゃないですか。
いやいや別にそんなことないですよ。
椅子に座って目を閉じてずっと思考していたらなんかすべてが。
何も生まれないじゃないですか。
もうなんか、えけどめっちゃその結果というか、そうやってめちゃめちゃ考えて、これがいい面はこうだし悪い面はこうとか、すべてが脳内で分かるのにというか考えている上で行動を取っているということは何らか洋さんの基準っていうのがあるんだと思うんですよね。
お、いい誘導ですね。
その洋さんのスタイルというのは一体何なんでしょうか。
ちょっと一回脱線してもいいですか。
もちろんもちろん。
それまさに社会人1年目ぐらいの時にすごい訓練されたポイントで、両論兵器みたいなのは価値がないからやめろと。スタンスを取ってこそなんぼだみたいな。
訓練を受けたんで、両論兵器みたいなことはしないようにしている。
スタンスを取ってなんぼみたいな訓練ってどういう訓練なんですか。
例えば、コンサル会社にいたんで、コンサル担当とかってお客さんとしてはどっちかを言ってほしいわけですよ。
結局、このお質問者の方と同じように、リスクってどうやって取ったらいいと考えてますか。基準を教えてください。
聞いてるんだから、今みたいなちょっと小賢しくこういう考え方もあるけど、これにはこういう矛盾もあるみたいなことを言っても、うっせーってなるわけですよ。
どっちやねんと。はい、結論は?みたいな。
なので、それでもなお50対50なんだけれども、とはいえ51対49でこっちですみたいなのを答えを出すことが本当に価値のあることですみたいな話ですね。
なので、別に今はもうはや意識してやってないですけど、先ほどの座って目を閉じていないのはなぜかという回答としてはおそらくそういうことだと思います。
なるほどな。じゃあどっちかは両方の観点が見えてしまうけれども、その上でどっちかを決めていると。
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どっちかにかける必要はあると。
で、まいさんのご質問に戻る。じゃあお前はどうしてるのねっていうご質問に戻ると、非対称ベッドみたいなのに近いんですけど、それをうまく使って、よりわらしべ長者をしていくってことなんですかね。
わらしべ長者をしていく。
わらしべ長者ってほら、ちょっとずつよりイメージというか賭け金が増えていく感じじゃないですか。
そうですね。
だから、小学校とか幼稚園とかのゲームで、じゃんけんして勝ったらその人の後ろにつながるみたいなやつあるのかわかりません。
ありましたね。
最終的には全部じゃんけん勝つと、めちゃくちゃ総取りみたいな感じになるじゃないですか。最終的には誰か一人が。
そうですね、確かに。
ああいうのがいいんじゃないですか。ああいうリスクの取り方が賢いです。
最初は小さいところから。
ジャンケンは全然非対称でもなんでもないんですけど、連続して勝てば、さっきの道元に勝てないんじゃないかっていう話はなくせるかなと思ってて。
だから、順番にリスクを上げていくってことなんですかね、要するに。
そっか、洋さんも意図的かどうかは置いといて、結構順番にリスクを上げてってるんですかね。
と思いますね。
覚えてる範囲だとね、まず最初学生時代に例えば起業してとかって別に何にもリスクないじゃないですか。
その後、金税入ってからもういきなり辞めちゃわずに事業作ってみたいなところからやってたりとか、これもリスクなんですね。
自分の弱みでもあることはわかってるんですけど、要するにもう少しリスク取ってもよかったかもしれないじゃないですか。
これはさっきの一番目の勝てば還元理論みたいなのに近いんですけど。
それはわかんないですよね。
そう、わかんないじゃないですか。だから当然、これのダウンサイドとしては、当然リスクをたくさん取って、自分よりもっと早く上がって、何ていうんですか、
スゴロクで言うと前に進む人っていうのは当然出てくると思うんですよね、これやってると。
それでも焦らないかみたいなところはあるかもしれない。
確かに。
地道っちゃ地道だと思うんですよ。勝った分だけもう1回倍プッシュしますみたいな世界観じゃないですか。
例えばカジノで例えると。
確かにいきなり全部かけちゃうのとはまた違う話ですもんね。
でもいきなり1回目の勝負で全部ベッドすれば、親戚中の財産を7に入れてベッドすれば、スゴロク大勝ちできるわけなんで、うまくいけば大勝ちできるわけなんで、
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そうするとそっちの人の方が、スゴイもう上がってんじゃんみたいな感じになるじゃないですか。
なんてひどい、それダメだったらどうするんだっていうね。確かにでもそうですよね。
でもさ、そういうストーリー、そういうアネクドート自体はたくさんあるじゃないですか。
そうですね。
それがその排水の陣があったからこそ、うまくいったんだみたいな説明の仕方も、しようと思ったらできるじゃないですか。
できますね。
実際その人はそういう気分だと思いますしね、実際やってる方は。
それでうまくいかなかったら、やっぱアホだねあの人みたいになるし、うまくいったら、それだけ焦燥感を背負ってたから、うまくいったんだって話になっちゃう。
試行実験その1にたどり着くわけなんですけど、でもそれは一定あると思うんですよ。
その人には勝てないと思うんですよ、このやつだったら。だから1になることが目的だったら、これは良くないと思うんですよ、戦略として。
なるほど。
ポーカーとかでもそうですけど、やっぱりどっかで頭最初抜けないとどんどん自力になるんで、早め早めに頭一つ抜けるみたいな戦略を取らなきゃいけないんですよね。
その順位が重要なゲームだとしたら、として人生を捉えるんだったら、なんかその今のわらししべ長者戦略は結構遠回りというか、遅い可能性は当然あると思うんですよ、確率的に。
そっか、だからどこ、価値観次第ですよね、何を目的にするのか。
そうですね、本当そう思いますね。
何を最も目指すのかとか。
うん、本当その価値観はすごい大事だと思います。
いやー、ちょっと改めて自身を振り返ろうという気持ちに、いやなんか私そこまで考えて、いや、生きてないなと思って。
いやいや、それもまあ価値観ですから。別にそのね、難しいこと言ってもしょうがないだろうと、何も変わるもんじゃないよねっていう。
いやー、でもね、この質問者さんがね、一体リスクを取んなきゃなっていう気持ちだったんですかね。
うーん、そうでしょうね。リスクを取りたいという潜在的な思いがあるんでしょうね。
まあそういう人はね、たくさんいると思うので、これらを、いろんな観点が出たので、自分の価値観に合うものをよかったら参考にしてみていただけると幸いです。
ありがとうございます。
スタートFMでは、あなたからの質問やメッセージを募集しています。
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そして最後まで聞いてくださったそこのあなた、チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。
今回も聞いてくださりありがとうございました。
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ありがとうございました。
それでは、素敵な一日をお過ごしください。