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はじめるを応援するポッドキャスト、START FM。おはようございます。起業家で東京FMパーソナリティの関口舞です。
連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽さんと、起業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。柴田陽です。
ここ数回、陽さんから起業家におすすめの映像作品などを聞いてきましたけれども、私も発表していいでしょうか。
どうぞどうぞ。お願いします。
開示などで有名な福本先生の過去作、銀と金。
これ漫画ですか?
漫画なんですよ。結構昔に描かれた漫画で。
銀と金っていうのは、将棋ですか?
いや、将棋的な意味もあるのかもしれないですけど、話自体はいわゆる裏社会の裏金とかをいろいろあれして、政治家とかをあれしたり。
長いんですか?何巻くらいあるやつ?
13巻とかかな?
じゃあ、取り組めますね。
そうなんですよ。これ本当に面白くて。
開示より面白い?
私は開示より好きです。
企業家系の人だったら、例えば主人公は結構若い青年で、特に何もできることがない状態で競馬とかで失敗して畜生とか言ってる段階から、自分の手でいろいろ、どっちかっていうと悪いことっぽいこともしてるんですけど、裏社会でいろいろやって。
何もないところから2億円だとか何億円とかを手にしたり、それがいろんなことで失われたり、正義とは何かとかいろいろ考えさせられる。
牛島くんより面白いですか?
牛島くんより面白いと思います。
それ相当面白い。
結構私好きですけど、それよりもうちょっと気軽に読めるというか。
あんなダークじゃないのね。
そうですね。そんなに悲しい思いをしないですもんかな。
良さげですね。読んでみます。
ぜひぜひ、皆さん読んでみてください。
今日はですね、私の友人から届いた質問を取り上げたいと思います。
ありがとうございます。
彼は30歳、大企業のエリートサラリーマン。大変優秀な人なんですけれども、質問の趣旨をまとめました。
企業などにも興味はあるものの、今の仕事にも特に不満はないため、現状維持が続いています。
あるあるですね。
しかし、このままじゃいけないかな、なんか大きな挑戦をしたいなという気持ちはずっとある。
でもきっかけも特にありません。
このポッドキャストを初回から全部聞いていて、シンプルになぜそこまで頑張れるのだろうと思いました。
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陽さんや関口舞のモチベーションの源泉を知りたいということです。
全部聞いていただいてありがとうございます。
ありがとうございます。
まさにそういう方に聞いてほしいと思って始めたので、すごい嬉しいんですけど、
これは本当にあるあるで、特に現状が結構活躍していたり、幸せとか不満がない状態だとより実装なかなかきっかけがないっていうのは
悩みはよく聞くんですけど、実際これは私も気になっていて、
特に陽さんがいまだに私的にちょっと正体が不明というか、爽やかな素敵なお兄さんだということは分かるんですけど、
何回も起業して成功した後も次々にチャレンジしているじゃないですか。
普通の感覚だったら飽きちゃったり疲れちゃったりとかするんじゃないかなと思うんですよ。
その次々と起業していくとかいうものの根源にあるものを探りたい。
陽さんを解剖したいという気持ちは前々からありましたので、ぜひ今回は掘り下げていきたいと思います。
ずばり何がモチベーションでそんなにたくさん起業するんでしょうか。
ね。なんでですかね。
結構正直変わってますよね。
そうですか?
グローバルで見たらそういう人も結構いるのか。
一つはやっぱり会社を作るっていうことが目的じゃないからこうなってるんですよね。まず大前提として。
会社を作ることが目的だったら作ったら達成したってなるので、もう一回やるってならないと思うんですけど。
RPGもクリアしたら基本もう一回プレイしないじゃないですか。
クリアすることが目的であれば。
でも世界観が好きだったら何回でもプレイしても大丈夫じゃん。
確かに。あつ森も何回も終わったのにやってる。
そう。だからクリアすることがゴールじゃないっていうのはあるんでしょうね。
めっちゃわかりやすい。じゃあ起業するっていうことの世界観が好き。
世界観も好きなんですけど、世界観が好きっていうのはあると思う。
嫌いだったら多分無理だよね。
いくつかの組み合わせなのかもしれない。
でも一番大前提としてあるのは、僕の中では答え合わせなんですよね。起業っていうの。
答え合わせ?
世の中もっとこうなったらいいのにってまず思うじゃないですか。
大前提として世の中にプラスのインパクトを残したいと。
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これ多分多くの人は思うと思うんですけれども。
その中で世の中こうなったらいいのに、例えばこういうサービスあったらいいのにとか、
この業界こういう部分がこうなってたらもっといいのになってまず思うんですよね。
思ったら一応それをじゃあこうしたらいいのにっていうのが合ってたかどうかっていうのが知りたいんですよ、次は。
それ合ってたかどうかを調べるための方法って結局やってみて、
それが例えばお客さんが使ってくれるとか、
それいいですねって言ってそれを一緒にやりたいですっていう仲間が集まってくれるとか、
それ絶対うまくいくと思うから投資しますって言ってくれる人がいるとか、
そのサービスすごい価値あると思うから買いたいって言ってくれるとか、
もちろんもしかしたらIPOするとかそういうことも含めて、
いろんなステークホルダーが評価をしてくれることをもって一応これは合っていたんだなってわかるじゃないですか。
そうするとやった合ってたってなるっていう感じですね。
だから数学の問題みたいな感じですね。
なるほど、そっか。
これがいいかもなってこういう方法でやったらいいかもしれないなとか。
そこまで思うのは、そこまで止めると自己満足かなっていう懸念があるんですよね、僕の中で。
だから自己満足じゃないってことを今度は証明したいと。
へー、そっか。
なんかよくいろいろなニュースサイトのコメント欄などで、
NPICSみたいなやつ。
やっぱり数年前から僕はこの分野は結局こうなると思っていましたなどの見解を教えてくださる方いるじゃないですか。
いますね。
あのように多分畳で見ていてきっとこれってこうなるだろうなって人がやってるのを見て、
それで答え合わせになった感覚を味わう人もいると思うんですよ。
なるほどね。
洋さんの場合はそれを自分でやって、自分でそれを正解にしたいってことなんですかね。
まだ誰もやってないアイデアじゃないとまず意味ないと思ってるっていうのが大前提にある。
人のやったやつだと全然つまんない、満足感はないですね。
そこがあれですよね。企業家によっては既にいろんなところで成功事例があるやつをもう一回今っぽくして出すとか、
そういうオペレーションが好きな方もいるじゃないですか。
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これは大なり小なり完全にニューってないので、別に工夫の部分、特許とかもそうですけど、
別にフルスクラッチで特許ってなくて、基本的には今までやられてきたことに何らかのニューな工夫があって、
その部分が特許ですよねっていう考え方。世の中ではそういうふうにできているので、
積み上がって人類は進化していくので、別にその先行研究を踏まえることは全然いいと思う。
それが当たり前だと思うので、それはいいと思うんですけど、
僕の中ではこれまだ誰もやってないけど、これいけんじゃないって思うっていうのはまずステップ1で、
それはそれで見つけたら気持ちいいじゃないですか。わかります?
そうですね。
こうなったらいいのに、これ思いついたみたいな。
思いついたみたいなことはありますね。
嬉しいじゃん、それ。思いついたら今度試したくなる。
確かに。
試したら成功させたくなるじゃない。成功したらあってた。今のところはそこでとりあえず満足。
結構実験っぽい感じなんですかね。
そうですね。まさに社会実験って言うじゃないですか。
スタートアップってそもそもが社会実験だと思う。スタートアップってパラダイムも社会実験だと思うし、
その中で行われている個々の取り組みも全部実験的な取り組みだからこそ、
そういうイノベーティブなものが生まれてくるわけで、かつ当たれば大きいけど失敗確率が高いっていう性質を持っているので、
そもそも実験の場ですよね。スタートアップというものは社会的に見るとね。
なるほどな。ただいろんなことを日々考えて思いついたとか、これいいかもってことって結構あるじゃないですか。
めっちゃありますね。
その中でも全部できるわけじゃない。
そうなんですよ。それが人生最大の悩みですね。
確かに。
自分が影分身みたいに30人くらいいて全部同人口でできたら嬉しいですけどね。
その中からとはいえ選んで、取捨選択してやってるじゃないですか。
いろいろある中から選ぶ基準とかってあるんですか。
まだそこは割と打算も入ってますよね。
上手くいきそうとか今にあっているとか。
結局、そこはスタートアップという社会のスタートアップというか資本主義というか会社っていう仕組みを使って実験させていただくにあたって成功確率がある程度ないとできないからっていうのはありますよね。
そこはもちろん問題の中で自分が思い入れがあるとか、より課題に感じるっていう目線ももちろん大前提としてあるけれども、上手くいきそうとか当たれば起きそうみたいなものも加味してないと実際問題として取り組めないので、それはあるかな。
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そうですね。ちなみに答え合わせをしていきたい、何か仮説を立てて戦略を立ててそれを実際に実行したいみたいな、そういうのって昔からそういう感じの考え方でしたか。ちっちゃい頃とか。
自分で工夫したり発明したりするのはすごい好きでしたね。
発明。
発明って子どもが言える発明なんであれなんですけど。
例えばどんなものですか。
湿度計を自分で作ったり。
湿度計なんか作れるんですか。
髪の毛で作れるって書いてあったから、母親の髪の毛になって。
つまり湿度で伸びたり縮んだりするものがあれば湿度計で作れるので。
髪の毛って湿度で伸びたり縮んだりするんですか。
だって雨の日とか。
ペトッてするか。
ペトッとかテンパになったりするじゃん。
ちっちゃい頃から自分で作ってみるとか試してみるみたいなことには興味があったってことですね。
めっちゃ興味ありましたね。
たぶん中には髪の毛で湿度計作れるんだって不運で終わっちゃう人もいる中でやってみるみたいな。
そうね。
そういう意味で子どもの頃のヒーローとかっていました?
まだベタですけど、まずエジソンっていうのは子どもにとってめちゃくちゃわかりやすい。
電球作ったとか、電話作ったとか、蓄音機作ったとか。
よく電気が出てるじゃないですか。
図書館で電球読んで一番これ素敵だなって思ったのはエジソンですね。
GEの創業者ですよね。
あとロビンソン・クルーゾー、漂流する人ね。
漂流して無人島で何年か忘れたけど生き延びる人。
それもあれめちゃくちゃ僕すごい好きですっごい何回も読んだんですけど、
無人島にあるもので生活のインフラを作っていくじゃないですか。
火を起こすとか、家を建てるとか、最終的に家畜とか農耕みたいなのも始めるんですよね。
船を作って脱出するのかな最終的に。
未だに僕ロビンソン・クルーゾーになりたいです。
ある意味企業みたいなのにちょっと近いところありますね。
彼の与えられた無人島っていうワールドでマインクラフトみたいな感じですよね。
動物の森もそうかもしれない。
ああいうゲームも結構好きですね。
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シムシティ的な。
なるほど。
やっぱり洋さんが好奇心を抱きがちなものっていうのは。
そうですね。自分で何か工夫してスクラッチから作るみたいな。
逆にもう分かりきっていることをもう一回擦るとこはモチベーションが失われるってことですね。
何かを上手くやるっていうのもすごい好きなんですけど。
そういうちょっとずつ例えば素振りしてバッティング上手くなるみたいな。
サーブ1日1000球打ってサーブの速度上げるみたいなのも好きなんですけど。
でももっと上手い人いるなってもう一方で思うんで。
僕の中ではすごく自己満足的に感じちゃうんですよね。
だから自分でテニス上手くなるっていうのもいいんですけど。
逃走心とか満たされるんですけど。
でももっとテニス上手い奴いるじゃんってどうしても思っちゃう。最終的には。
だから僕が上手くなったから何なのってすごい思っちゃうんですよね。
それはすごい分かります。
だから最後まで頑張れないんですよ。
そっか。その点企業だったらその分野の新しい例えば何らかの形で新しい。
好きな人のないものが生み出されてるんで。
テニスだったらその県大会で優勝する人って別に僕じゃなくても誰かが優勝するから。
別に僕が優勝しなくても一緒じゃないですか。
確かに。
でも新しいサービス作る場合はもし自分でやらなかったら好きな人と同じ形のものはなかったので。
やったら意味あったかなって思いやすいかなと。
いいですね。
じゃあもし何でもできる自分が神みたいな感じで何でもできるんだとしたら何しますか。
たくさんしますね。同時に。
かイーロンマスクみたいに火星に行くみたいな超巨大妄想をミッションにセットしたスタートアップが。
そうですね。現代において僕はイーロンマスクさんが一番かっこいいと思いますね。
なるほどなー。
まいさんは起業もして、FMのパーソナリティもして、小説も書いて、どういうモチベーションでやってるんですか。
私は結構やっぱり一生というのは一回しかないので、いろんなことをやってドキドキしたいし刺激を得たいっていう思いが強いんですよ。
一つのことをだんだんやっていると慣れてきてドキドキしなくなるじゃないですか。
そしたらまたドキドキする新しいことがやりたいんですね。
そのために自分が何をやったら得意なのかとか、何をやったら楽しいのかっていうのを人生を実験しているみたいな感じ。
個人的には、ベートーベンってもともとはサッカーがやりたくて、サッカーボールを庭で蹴ったり、
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やばいおばあちゃんにお前はピアノを弾けって言われて、ピアノの椅子に紐で縛り付けられて、無理やりピアノを弾かされたんですよ。
結局、あそこまでの巨匠になったわけですけど。
それに対してベートーベンの人生ってどういうものかっていうと、
そこでもしベートーベンがサッカーをやっていて、音楽をやらずに死んでいたらって思うと、結構ゾッとするというか。
自分がベートーベン並みの才能があると思っているわけじゃないですけど、あそこまでさすがに何をやったらいいのかって思うと、
何か実はこれをやったらとても得意な意外なものがあったのに、発掘できずに終わったら嫌だなっていう思いがあるんですよね。
なんか、才能を自分は他にもっと別の才能があるはずっていう感覚があるってことですか?
なんか、そう言うとすっごい中二病が治りきってない感じですけど、才能もそうだし、
自分がベートーベンの人生ってどういうものかっていうと、
それができるだけ予想外であればあるほど嬉しくて。
好奇心的な話?
そうです。だから、例えば学生時代、文学部の時代とか、
自分がベートーベンの人生ってどういうものかっていうと、
自分がベートーベンの人生ってどういうものかっていうと、
自分がベートーベンの人生ってどういうものかっていうと、
だから、例えば学生時代、文学部だったわけですけど、
それで私がいわゆる出版とか、文学関係の営業マンとかに例えばなったとする、
そうすると別にびっくりしないんですよね、自分的に。
人当たりも悪くないから営業でそこそこやる。
全然いいんだけど、びっくりしないなという意味では、
なんかよくわかんないけど起業してサービスを出したときはすっごいびっくりしたので嬉しかったし。
それ誰かの期待を裏切りたいっていう話なんですか?
多分自分の期待を裏切りたいんですよ。
まさか私こんなことをやると思ってなかったみたいな。
でも逆にしてどうやって選ぶんですか?
自分が期待してないことをチョイスするのって結構難しくないですか?
すごい難しくて、だからあらゆることに手を出すしかないですけど、
そうすると中途半端になるので、ほんと運ですよねほぼ。
どうやって決めるんですか?例えば起業するとか。
ただ起業はまず環境として周りに起業しているイケている友達がいた。
で、憧れはあったけど自分には関係ないと思っていた。
ときに誰かにやったらって言ってもらうとか、
こういうのやってくれたらこういう仕事頼みたいんだけど。
なるほどね。具体化すると。
えーまさか私が会社を作るなんてって思う。
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って思うのが気持ちいいってことですね。
そうなんです。
引き寄せられちゃうんですね。
そうすると、ただそれが予想外だったらなんでもいいわけじゃなくて、
もともとその憧れがあったとか、素地はあったと思うんですけど。
さっきその質問者のもともとの質問を考えてたんですけど、
だからまあ興味はあるけれども、別に現状を変える積極的な理由もない。
理由もないっていう場合、
まいさんみたいな性格だったら、
じゃあそれがいきなりやってみてよって誰かに言われるっていう具体化イベントがあったら、
やっちゃうってことですかね。
そうですね。誰かに言われて、
さっき洋さんが言ってた話ともちょっと近いんですけど、
例えば私がテニス楽しいからやろうよって言われたとして、
テニスまあまあ好きなんですけど、
それで誰かをめちゃくちゃ喜ばせるぐらい強い選手になるのは絶対にもう無理なので、
結局自分が趣味としてやるっていう話になっちゃう。
企業とかもそうだし、東京FMのラジオにお声掛けいただいたときもそうなんですけど、
やっぱり仕事として誰かに必要としてもらって声をかけてもらった、
ということに自己満だけじゃない社会に何か価値が発揮できるかもしれないとか、
そういうことですね。そこのリンクですよね。
自分の興味、世の中にも価値が発揮できる、向いている、楽しいとかが重なり合うイベント。
そもそもとしてやっぱりまえさんの場合は、
そもそもいろんなことをしたいっていう、現状を維持したくないっていうバイアスがあるってことですね。
そうなんです。これは本当にそうで。
そうすると質問者さんの人とは性格の前提が結構違いますね。
確かにそうですよね。そもそも性格がだいぶ違う。
私10年ぐらい前から桜ノートというノートを書いていて、
ロマンチックな話になっちゃうんですけど、
毎年桜が咲くじゃないですか、すっごい切ない気持ちになるんですよ。
そわそわするんですけど、その毎年桜が咲いたら、その時期に一回、
自分は今こんなことを考えてて、こんなことをやってるっていう現状を書くんですよ。
それを10年間ぐらいやっていて、去年の桜の時期はこんな感じだったんだとか。
それで去年と今を比べて差があればあるほど嬉しいっていう。
なるほどね。成長してる感じがするから。
そうですね。予想外であればあるほど嬉しいみたいな価値観ですね。
多少は自己破滅願望があるんですね。
ありますね。あるんですよ。
でも割とそういう人じゃないと企業家になってないかもしれないですね。
そうですね。安定が一番幸せとか変化が少ない方が幸せっていう人だと多分向かないでしょうね。
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向かないですね。
だから本当だったらCIAとかの偉い人がやってきて、
君には間違いなく超能力操作官の才能があるからうちでそれを発揮してくれとか言われて、
突然もう訓練の日々が始まるみたいな。
そういうことね。
人生が大きく変わるとか。大好き。
それよく分かった。それはよく分かりましたね。
でもそういう人多いかもしれない。
現状否定バイアスがあって、そういう人結構多いと思うんですよ。
現状肯定維持バイアスがある人も多いと思うけど、
現状から移り変わることに快感を覚える人って一定数いるじゃないですか。
そうですね。
そういう人には強く誘えばいいんだね。
確かに強く誘ったりとか。
君じゃなきゃこれできないから、君この才能あると思うしやってみようよって言うと起業するってこと?
確かにそれ起業するかもしれないし、自分のスタートアップとかに仲間に入ってもらうときもそういうふうな伝え方があるかもしれないですし、
でもやっぱりそういうのを好きな人は多いからこそ、
例えばキングスマンみたいな突然町のチンピラが超一流スパイ組織に入るとか、
ハリーポッターとかいきなりホグワーツから手紙が来るとか、そういうコンテンツってずっとあるじゃないですか。
それは神話の基本的なプロトですよね。
でもそうなっていくとやっぱりそういうきっかけですよね。
それもなるべく自己満で、私ってこれができるんじゃないかなって自分で思いついてやるのではなく、なるべく誰かに必要とされてやれると。
未知の世界からの招待状であってほしいんですね。
いつかこの回やったほうがいいと思うんだけど、神話の話知ってます?
神話の話?
クリストファー・ポグラー。神話の法則。
なるほど。
ギリシャ神話もなんでもプロットがあると。神話には。
それはその冒険への招待からスタートするんですけど。
その試練があって、仲間と会って、最大の試練があって、宝を持って村に帰ってくるっていう。
スターウォーズとかもそうだし、あらゆる感動するプロットっていうのはこのプロットになっていると。
テンプレみたいなんですね。
やっぱりテンプレあるんだ。ありますよね。そっか。
人間の心を揺さぶるようにできているんですね。
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主人公タイプだったらそうだよね。冒険に誘ってほしいもんね。
そうですね。突然長老みたいな魔法使いみたいな人から剣とかを授けられたり。
そういうことだよね。
これはすごい有名なプロットで、それだけが普遍的なんでしょうね。
面白い。それはそれでまた別途、ぜひいつか掘り下げたいなと思うんですけど。
ところで、そうは言っても、なかなかそんな剣を授けてくれる長老が今すぐ現れないと。
今回の質問のように、なんとなく進路でモヤモヤしていることがあったりとか、人生で道に迷う。
自分は本当はどうしたいんだっけみたいな、わからなくなることってあると思うんですよ。
メンタルがブレるとかそういうのもね。
私もそういう時あるんですけど、そういった時はどうするのがいいんですか?
自分が今やりたいって思っていることが、内心ちょっと違うんじゃないかって思っているっていう時だとすると。
せっかくさっきの物語の話が出てきたので、舞さんが物語の主人公だとしますと。
その舞さんの物語の舞台に観客席があって、観客席に人が座っていますと。
その舞さんの舞台の観客席の一番前に座っている、最前列に座っている人たちは誰なんですか?
自分の中でね。自分が思う自分のことを一番見ていてくれてるというか、見ててほしいなというふうに自分が暗黙的に置いている人たちがいるじゃないですか。
なるほど。
実は自分がこれをやらなきゃいけないって思っていることって、基本的にここの最前列に座っている人が自分にかけている機体なんですよ。
確かにそこ結構無自覚でした。今まであんまり考えたことなかったですね。
逆にこれをやればやるほど私不幸になっているっていう自覚があるんだったら、そこに座っている人を入れ替えなきゃいけないんですよね。
そのためにはその人たちと連絡を取らないようにしたり、その人から離れて、自分がやってて幸せになる価値観を自分に期待している人に置き換える。
そういう人たちとの接点をより増やして、その人たちに自分の近況をアップデートする。
そうか。
と、観客席が入れ替わるので、結果的に自分がこれをしなきゃ、したいって思っている内容が入れ替わる。
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そこをマニュピレーションするっていうのが一番良い。
これをやりたいんだけど、でも違うんだよなぁみたいな時って、基本的にそれが矛盾しているというか、自分ではこれを続けてもしょうがないんだけど、
誰かを意識してそれをやるという立て付けになっちゃっているというケースが多いのかなと思いますよね。
確かになぁ。結構それがうっかりすると、本当は今ここに座らせておくべきじゃなかった人が座らせ続けられちゃってる。自分の脳内ですけど勝手に。
だから自分がやりたいことは例えば前と変わったのに、前観客席に座っていた人の顔色を未だに気にしていたらそれはスムーズじゃないですよね。
確かになぁ。逆に今、あれ何がしたいか本当に分からなくなっちゃったっていう場合は、誰に一番喜んでほしいんだっけ?
そうね。そういうのもありますね。
そこを考えて、そこから逆算してやるっていう点もあるかもしれないですね。
そうですね。
ここ誰が座っているんですか?洋さんは。
内緒です。
なんで?内緒なんですか?
内緒です。
内緒なんだぁ。えぇでも私誰が座っているか分かんない。分かんないからちょっと考えてみよう。昔はルフィが座ってたんですよ。
それもそれで怖いけどね。
いやでも本当に私、多分5年以上前ぐらい、10年前とかぐらいまではもうワンピースを本当に自分にとっての聖書のように読んでいったので。
ルフィだったらこれどう思うかなとか。
まぁ多分何も思わないと思いますけどルフィは。どうでもいいと思うけど。
それはすごいね。そこまで没入できるのすごいですね。
でも没入しすぎてやっぱり原作の進みに対していろいろ物申すこと出てきて読めなくなったりみたいな弊害はあるんですけど。
すいませんね関係ない話になっちゃった。
なのでまとめると今何したらいいか分かんないという場合は観客席に座っている人のことを考える。
そしてやりたいことをやっているはずなのに何か人の目が妙に気になるっていうときは観客席に座らせる人を入れ替える必要があるのかもしれません。
ぜひぜひ参考にしてみてください。
そういう話だっけ今日。
違ったっけ。そっかそれはそうとして。
モチベーションが答え合わせだったっていう話ですね。
そう陽さんのモチベーションは答え合わせで、私のモチベーションは。
自分探し。
冒険者。
現状否定バイアスがすごい強い。
ここではないどこかだったということでした。
何か共感していただける点があったりしたら嬉しいです。
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ぜひ皆さんのモチベーションを教えてください。
START FMではあなたからの質問やメッセージを引き続き募集しています。
ポッドキャストの概要欄から送ってください。
というわけでエピソード14を聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
次回もお楽しみに。それでは素敵な一日をお過ごしください。