2025-10-07 29:36

#228 株主が多いことのデメリットとは

サマリー

このエピソードでは、スタートアップ創業者の伊藤氏と橋田氏が、UCバークレーからスタンフォード大学への移転について語り、共同創業者との出会いやビザ取得の重要性について考察しています。また、アメリカの大学制度における退学と再入学の仕組みについても触れています。多くの株主がいることのデメリットについて、特にアメリカと日本の違いに焦点を当て、資金調達時の問題点や意思決定の課題が議論されています。株主が多いことによりコミュニケーションコストが増え、特にエンジェル投資家との関係性に影響が出る可能性が指摘されています。ストックホルダーの数が多いことによるデメリットについて考察し、特にVCと企業家との関係に焦点を当てています。投資資金の調達状況やエンジェル投資家の役割についても議論されています。

スタートアップ創業者の道
OASIS RADIO、ポッドキャスター伊藤です。この番組は、ペライチ創業者で、エンジェル投資家改め、
OASISファンドの橋田一秀さんと、スタートアップを立ち上げるべくの疑問や、企業に関するトピックを取り上げ、
シード企業家や企業家部の方に、役立つ情報をお届けします。 伊藤です。
BOOT UP RADIOに出演して、スライドなしの2分間エレベーターピッチを行う企業家の方を募集しています。
ポッドキャストでの壁打ちをイメージしていただき、ピッチを通じて橋田さんからのフィードバック、そしてリスナーである投資家の方々から認知をやることができます。
収録はオンラインで、マイクなどの特別な準備は必要ありません。 興味をお持ちの方は、概要欄からお申し込みください。
おはようございます。 おはようございます。
伊藤さん、今なんかカフェみたいなとこにいるんですか? カフェじゃなくて、ここは今スタンフォード大学というとこのゲストハウスの、
スタンフォードに来てる人のホテルみたいな場所のロビーにいます。 なんか先週話してた時に、
とりあえず友達の家に転がりこみますみたいな話をしたと思うんですけど、とりあえず今スタンフォードにいる。
あ、そうですね、なんかいろいろ、前回どこに話したか覚えてないです。 前回多分ニューヨークで収録して、
で、えっと、そうですね、そっから、 僕は、そうですね、一旦UCバークレーに入学したので、
編入したので、バークレーのコアキングに暮らしてたんですよ。 あ、そうだよね、そうだね。
で、 UCバークレー行ってたんですけど、
UCバークレーを退学することになり、 早くね?早いな。まだ数日しか経ってないのに。
で、今は今度バークレーの荷物まとめてして、コアキング、5日しか結局バークレー生活なかったんですけど、
荷物まとめて、今今度はスタンフォードに来てるっていう感じですね。 え、どうしたんですか?
何があったんですか? 本当にいろいろあったんですけど、
事業の自分の方向性とかも決まっていて、 ここからサービスローンチしたりとか、資金浄土したりとか、
こっちで法人作ったりとか、ビザ取らなきゃいけないとか、 いろいろ共同創業者見つけたいなとか、いろいろやろうと思って
やってたんですけど、サンフランシスコ帰ってきて、 僕バークレーにいた時に、
JSTORXっていう、 日本政府が企業家の人を海外に送り出すみたいな
プログラムがあって、 そこにスタンフォードに日本の学生の人が来てるみたいな
のがあって、そのうちの一人の人とこっちでお会いすることになって、 そのうちの何人かの人とこっちでお会いすることになって、
で、今こここういう感じで自分の授業やろうと思っていて、 共同創業者とかも探してて、こここういう条件に当たる人とかいませんかね?
みたいな、周りに、みたいな、全員に聞いてたんですけど、そういうの。 そしたら、いるよ、いますよ、みたいな感じになって、
で、おとといお会いしたんですよ、その人と。 そしたらすっごい息統合、ビジョンが一緒だったりとか、
あとはそうですね、お互いの弱みを補完できるとか、よく。 あとは、地元がマジで一緒だったみたいな。
とか、いろんな、そうですね、要因が重なって一緒にやろうってなって、
で、彼は今そのスタンフォードに来てるんで、 僕も今そのスタンフォードのゲストラスに一緒に泊まってる。
でもバークレーは、あと4日で退学するって決めたので、 もう授業も行ってないっていう感じです。
なるほど、おお、なるほど。 なるほど、すごい急展開。
急展開っすね。 めちゃくちゃなんか目まぐれしく、
なんか変わってなー、みたいな感じしますね、最近。 えー、なんか、
大丈夫なのって言うとあれなんだけど、
なんかそもそも僕聞いてたのは、バークレー入って、 そもそもやっぱり
スタンフォード大学の経験
そういうなんかやりたい、スタートアップをやりたくて、そこで例えば仲間を見つけたり、 学校通いながら仲間を見つけたりとか、やりたいことを探していこうぜ、みたいな温度感だったと思うんで、
で、今言った、やりたいことも仲間も見つかったんでも、 バークレー大丈夫です、みたいな感じなんです。
そうですね、聞いてる人、なんでじゃあそのバークレー入ったんだっていう話だと思うんで、 そこをちゃんとなんか明確にしておくと、なんかそもそも僕、バークレー入ってるよ、
まさに柱さんが今おっしゃったように、 バークレーで仲間見つけしたいな、みたいなとこと、
まぁ一旦、そうですね、バークレーに入ったっていう、 なんかアメリカに向ける最低限の信頼みたいなのを得たかったとか、
あとはまぁバークレーはもともと辞める予定だったんですけど、来る前から。 それが早まったという感じで、
で、そのこっちの方、ダイヤコードロップアウトした人に出資するみたいなファンドがあったりとか、
もう資格を得たんで、得たんで、そういう感じです、理由はあって、 で、
あのまぁ、バークレー入ってその、なんだろうな、
その、まず最初のバークレーに一旦入らない、 こっちのその最低限の信頼タイムっていうのを達成したし、
その、こっちのバークレー仲間集めするみたいなのは、 別に自分が学生じゃなくてもできそうだな、みたいな感覚がその入ってみて、
入ってみてもそのまぁ1日しか授業を受けてないんですけど、 得れたっていうのもあったりとか、
あとそのさっき言ってその共同創業者になりそうな人も、 日本人でもアメリカ人でもどっちでもよかったんですけど、
探していて、で一旦その、そうですね、 知らなかった人が見つかったのもあって、
バークレーにいる意味がなくなったっていう感じですね。 あとはその、
今その、えっと4日後まで辞めると授業料も90%返ってくるんですよね。
なるほどね。それは一応入学したことになる? なりますね。なんかしかもちょっとこれ面白いんで、いろいろなんか
話したいんですけどその、 バークレー面白いのはその、
なんか休学みたいなのが、そもそも仕組みとして、 一応まぁ言葉としては存在してるんですけど、しっかりとした仕組みで日本でいう
なんか大学休学して、スタートアップしますみたいなのがあんまなくて、 一旦その、英語になるとwithdrawal、withdrawalってなんか言葉なんですけど、
その、退学、日本、日本語ですよって普通に退学になるんですよ。 そうだね。で、
退学になるんだけど、なんかその、ちゃんとそのバークレーの人に何回も確認したんですけど、
なんか、いつでも再入学していいですよみたいな。 すげーな。そういう仕組みなの?アメリカの大学って。
はい、そのやっぱ、うん。なんか本当に、その時にno selection? その何の試験もないし、必要な手続きもほんと何もない。
だから、シンプルに言うと、まぁ僕はちょっとそんなことするかわかんないけど、10年後とかに再入学したいですって言ったとしても入れるみたいな。
いや、超すごいな。俺それ聞きたかったんだよ。なんか、結局普通だったら、そのなんか大学、ね、また、
ネガティブな話をすると、その今からやろうとしてスタートアップがうまくいくかわからないわけで、
その中で、じゃあもう一回ちょっと大学戻ってやり直そうみたいなのが、普通日本だったら休学してないとできないけど、
アメリカは、もう一回入学すれば、あの退学したらいつでも再入学制度があるから基本は大丈夫みたいな感じなんだね。
そうですね。だからなんか、言葉が退学って言うだけで、日本で言う、休学費用のかからない休学みたいな、多分感じないなっていう気がしますね。
要は、入学資格をもう得たので、別にもう一回来ようが、じゃあまあ途中からもう一回やんなよって言ってもらえるっていう仕組みなんだね。
そうですね。結構そのアメリカの人も、やっぱ学費が高いから、まあその留学生とかに限らずその、
やっぱ一旦大学ちょっと払えないから、ちょっと働いてまた帰ってくるみたいなのって多分結構いらっしゃって、なので。
やっぱそうか。それが普通だから、普通っていうか多いから。
多分そういう人もいるからそういう仕組みなのかなって思ってますね。ちょっとそこの、なんでなのかとかわかんないんですけど、っていう感じ。
まあ事実としてそうですね。
ビザと共同創業者
はい。しかも授業料90%返ってくるって、額にすると360万円とかなので、なんか360万円あったらビザも申請できるし、こっちでいろいろなんか検証とかもできるし。
しばらくいけるね。
なんか、マジでその、大事だなっていうのと、あとその、初めてその授業受けたときに、バークレーで、なんかその、まあ、なんだろうな、授業受けてるときも結局そのみんななんかこう、先生の授業聞かずになんか自分たちの課題やったりとか、なんか、その、ゲームしてたりとか、マジでなんかその、バークレーでもこんなもんなんかってなんか思ったりして。
日本の大学生やんそれ。
そうですね。まあ学…。
いやなんかイメージね、俺もなんかアメリカの大学行ったことないけど、なんかね、アメリカの大学ってすごいなんか大変っていう話を聞いてたし。
そうですね。
なんか思ってたのと違うみたいな感じが。
まあ、その学部の、あくまでも小学部生なんで、そんなに授業レベルもまあそんなに高くはないと思うんですけど、まあ、と思ってたんですけど、まあそれでもこんなもんかっていうのもあったりして、これにその、1年間じゃなくて1学期で400万つぎ込むっていうのはちょっと考えられないなって思ったりもして、ちょっとさすがにおかしいなみたいな感覚もあったりとかですね。
なのでまあ、もうすぐもう一旦辞めようっていう感じで、なので元々は今回、アメリカ滞在、今年の年末ぐらいまで居る予定だったんですけど、一旦そのビザがもう終わっちゃうので、帰んなきゃいけなくて、9月の18日に一旦日本に帰ってきて、
またエスタで旅行ビザみたいなやつで、アメリカにまたその後すぐ帰ろうかなっていう感じですね。
そういう展開になります。
すごいなって思ってる。なんかその、すごいなんか意思決定、なんか普通に考えると見切り早って思うんですけど、なんか僕は結構、今の話聞いて、すごいなんか理にかなってるというか、いい意思決定したなっていうふうに僕は見えていて、
一方で大学生っていう身分じゃなくなっちゃったから、現地に滞在するっていうことの大変さ、ビザの話。ビザどうするのかとかが絶対にあるはずなんで、そこがクリアできればめちゃくちゃいいんじゃないかなって思います。
そうですね、なんかこれ前の時に話したかわかんないんですけど、一旦その法案ビザっていうのを取得を目標に今頑張っていて、こっちのファウンダーというか、その企業化に特化した移民弁護士みたいな人にレビューとかしてもらって、
資金調達の準備
今なんか法案って8項目ぐらいのうち最低3項目を満たしてないと申請できないみたいな、法案ビザっていうのを最初に説明すると、こっちでスタートアップを始める人が就労できるというか、取ったりするメジャーのビザのうちの一つなんですけど、
今僕はその8つのうち2から3つぐらい主張できるものがありますみたいな、でもやっぱり最多区率というかビザの承認率みたいなのを上げるためには4から5ぐらいまで目標に頑張ってほしいって言われていて、
なので今年の12月とか来年の1月ぐらいに申請しようと思っているので、それまでにエスタでこっちに来て、いろいろやっていくって感じですね。エスタでこっちに来ても法人作ったりとか、株主と試験調達の交渉とかするの自体は問題ないっていう感じなんで。
なのでいろいろ。
なんかあれだよね、具体例えば僕もよく聞くのが、さっきJSTARXみたいな話とかもあったけど、やっぱり日本から押されてますから、あとは登壇とかそういう経験だよね、いろいろがしっかり積み上がっていると確率が上がるって話。
感じですね。
受賞歴、フォーブスアンダーサーティとかさ、そういうのに入っていると、あれはシンプルにそういう、フォーブスとかアメリカにもあるから権威あるやつなんでっていう話を、あれか、スタートFMの陽さんとか言ってたよね。
そうですね、アワードみたいな確か項目があるんで、それではい、いけますね確かに。
なのでまぁ。
なんかIVSで優勝するとかさ。
あ、そうですね、そんなんできたらめちゃくちゃ。
日本で最大の権威のあるピッチコンテストで優勝するとか、めちゃめちゃ実績あるじゃん。
確かに確かに確かに。
とかですね、っていうのが今の一端の近況ですね。
残り3ヶ月で、ちょっと実績作り頑張るっていう感じで。
はい、そうですね。ここからあともうちょっとしかないんですけど。
いやー面白いなー。
じゃあアメリカに行ったばっかりですけどすぐ戻ってくるっていうことで。
本当にもうなんか自分もこうなると思ってなかったんですけど。
いやー面白いなーそんなことに。
なんかまぁでも、でもなんか変な意思決定してる感覚がやっぱなくて。
これで合ってる感じもするし、いいのかなって。
まぁなんかそれを正解できるように頑張ってますね。
そうですね、はい。もちろんです、はい。
いやめちゃくちゃリアルタイムにめっちゃ面白いですよ。
確かに。
はい、じゃあ今日の、長くなりましたけど今日のテーマお願いします。
株主の数の影響
今日のテーマはですね、資金到達をする時にエンジェル投資家の数が多すぎると良くないことはあるのでしょうか?
という僕の疑問です。に橋田さんに答えていただこうと思っています。
はい。これあれですよね、伊藤さんがいよいよアメリカで起業するかっていうふうに
結構リアルに思い始められていて、
でじゃあ最初に調達するならなんかエンジェルかなーみたいな感じで、
エンジェルから調達すると結構株主の数が増える時もあるっていうのも含めて、
なんか株主が多いとどういうメリットデメリットの場所があるのか、
みたいなのを改めて確認したいみたいな趣旨ですね。
そうですね、はい。まさに話に詰める感じです。
ちょっとこれ、なんか日本とアメリカで違う気はちょっとだけしてるんで、
そういうことは詳しく調べてほしいです。
例えば僕もアメリカ、USの企業家に15人ぐらい投資してるんですけど、
なんか、いや例えば具体で言っちゃうと、
Anyplaceの内藤悟さん、頭に出てもらってますけど、
悟さんの会社に投資してるんですけど、株主めちゃくちゃ多いですよ。
具体の数は控えますが、めっちゃ多いですね。
これ個人も含めて、個人もVCも。
彼らはシリーズBまで進んでるんですけど、めっちゃ多いです。
日本だと考えられないぐらい多い。
これはなんかアメリカだからなんかいいのかなっていうのはちょっと僕、
ふわっとちょっと思ってるんで、
なんか日本とアメリカだと事情がちょっと違うかもって思う部分が結構あるので、
それは詳しく調べてほしいですっていうのをまず前提としてお伝えしますね。
じゃあ、ベース日本とかだったら、
どういうメリデメがあるかみたいな話をちょっと先にさせてもらいますね。
悟さん逆に株主多いとどういうふわっと不安がありますか?
いや、なんかそうですね。
例えば。
いいじゃん。多いほうがお金も集まるし、
いろんな人に味方になってもらえて相談できるとか、
なんかそういうのあると思う。
なんかその最初は。
いいことしかなさそうに見えるけど。
会社のステージが進んでいったときに、
例えば蝶突の続き、誰か気迫化していくみたいなときに説明する、
なんかお願いするのとかが毎回いろんな人にあるのって大変だったりするのかなとか、
ちょっと全然わからないですけど、
とかですかね、
なんかそういういいお願いじゃないお願いをしなきゃいけないみたいなのがあったときに、
そういう人が多い。
そういう人とか株主が多いと、
毎回説明するコストが大きいのかなみたいなとかを思ってました。
あとは意思決定しなきゃいけないのに連絡が来ないとかいう人が
もしかしたらいらっしゃるかもしれないとか、
そこら辺ですね。
そうですね。
まず一般論からいくと、
株主が多いってことは、
それだけいわゆる関わるステークホルダーが多いわけですよね。
例えば会社の重要な局面において、
本当に会社の重要な意思決定をするときに、
これを株主総会とかで決議しないといけないねってなったときに、
意見が分かれたりとか、
意思決定に時間がかかるかもしれない。
これ一般論。
あとは多くの株主さんがいるんで連絡、
一言で言うとコミュニケーションコストが増える。
例えば今だったら全部デジタルで夏インの依頼とかするわけだけど、
にしても株主3人の会社と株主20人の会社で
事務作業がめっちゃ増えるみたいな話ですかね。
それに付随して、
特にエンジェルとかだと、
VCとかはそれが仕事なんでちゃんとやってくれるんですけど、
エンジェルとかだと連絡取れないから、
そういうことが起こるかもしれない。
例えばですけど、
エンジェルの人で連絡したけど連絡返ってこないとき、
この日までに全員の合意を得なきゃいけないのに
スタンプ押してくれないみたいな、
そういうのとかは現実起こるかな。
本当に人によるとか。
エンジェルだとちょっとVCより起こる確率が高いみたいな感じかな。
あとは何だろう、
もう一個大きいのは、
M&Aとかするときに全員の合意が必要なんだけど、
反対する人がいると決まんないとか。
そういうのありますね。
こういうのって、
テクニカルな話で言うと、
エンジェルみたいな少数株主、
シェアのものすごい低い株主の人にも、
いわゆる他のシェアの多いVCとかリードVCみたいな人たちと
同じ権利を付与しちゃってると結構トラブルが起こるかな、
みたいな話があって。
だからエンジェルみたいな少数株主の人にはいって、
そこまでの権限を与えないみたいなのも大事かもな。
特にこれからM&Aが増えるみたいな局面において、
シェア一定以上のVCと、
特にエンジェルの人たちみたいな人たちとで、
多少権利を分けるみたいなのも現実的かなとかはちょっと思ったりして。
これすごいちょっとテクニカルな話なんですけど、
でも意外と大事な話っていうふうに思ってます。
そんな感じで、大きくそれぐらいかな。
オプションコストが上がるなんだけど、付随して出てくる問題として、
事務手続きが増えたりとか、
M&Aの時とかに困る可能性があるよとか、
そういう感じかな。あとなんかいっぱい入れちゃうと、
やっぱり変な人が
株主に入っちゃうと良くないみたいな、
デューデリジェンスの問題なんですけど、シンプルに誰を入れるかっていうときの話なんですけど、
僕はたくさん投資してるんで、
一部そういう人を見たことがありますね、やっぱり。
M&Aの局面とかで、
みたいな人もいなくはない。
でも見てこれは、それ自体が悪いというよりかは、もちろん株主の権利なんで、
ちゃんと主張するみたいなことはあっていいと思うし。
でもなんかそれで、企業側とすごいバチバチやってもしょうがないかなとは思います。
株主が多くなると、
そういうリスクが顕在化する確率がちょっと上がるみたいな感じですね。
これはもう本当に良いところと悪いところのトレードオフなんで、
たくさんいればさっき言ったように、お金ももちろんたくさん入ってくるし、
応援団が、エンジェルとかだったら応援団が増えて、
いろんなこと助けてもらえるかもしれないし、
そことのトレードオフになります。
契約の重要性
いや勉強になりました。
さっきおっしゃっていた権利を分けるというか、あまり付与しないようにするみたいな話っていうのは、
最初の調達の時の
投資契約書とかに盛り込むみたいな。
そうですそうですそうです。
要はVCと結ぶ契約。
エンジェルだけのラウンドだったらまだいいんですけど、VCが入ります。
VCって基本的には業でやっているので、
そこでリードVCとの交渉が発生します。
その時にVCは基本的に強い権利を持ちたいなって思ったりするので、
同じラウンドで入るエンジェルの人たちにも、
大体はよくあるのが、リードVCとこういう風に決まりました。
あとの皆さん、フォローVCとかエンジェルの皆さんとかは、
この契約よろしくお願いしますって流れてくるのが通常なんだけど、
VCとリードVCと結んだ強めの契約の部分。
それはバリューエーションの話だけど、
契約書の中にですね。
そこがめっちゃ強くなっていることがVCと契約する時にもちろん多くなって、
でもそれを本当にちょっとしか出していないエンジェル株主にも認めると、
例えばよくあるのが、
MAというよりかはセカンダリーで売る時に、
一緒に売れる権利みたいなのがあるんですよね。
例えばVCA社がセカンダリーでファンドの期限きそうなので、
セカンダリーで他のVCに売却しますってなった時に、
じゃあ他のVCとか他の株主も、
株主の権利とリスク
じゃあ私も売りたいですって手を挙げることができる権利があるんですけど、
あなたが売るなら私も売りたいですっていう権利があるんですけど、
これを例えば他のリード以外とかにも認めちゃうと、
全然それは交渉次第だと思うんですけど、
後からどんどん手を挙がって、
もともと売りたかった、例えばですけど、
VCとしては自分たちの持っているこの10%の持ち分を
次のセカンダリーの株主の人に
途中で売却したいですってなった時に、
じゃあそれをわかんない、例えばその10%を
1億円で売りますってなった時に、
買う方はバジェット1億円用意するわけですよね。
なんだけど、そのVCの人が売りたいですって言った瞬間に
他の株主の人も私も私も私もみたいになって、
もともとの1億円のバジェットが足りなくなるみたいな。
でも結局じゃあ1億円しか買う方は用意できないから、
その1億円を売りたい人で分割することになって、
もともとの売りたかったVCは1億円で売れなくなるみたいなことが発生する。
1億円分売れなくなるみたいな、8000万円分しか売れなくなる。
残り2000万円で他に手を挙げた人も売れるみたいな権利がついているとそうなっちゃう。
これはVCの話だったりするんですけど、
これは企業家がどうこうというよりかは、
企業家とVCとの間で、
こういうシチュエーションを想定して、
少数株主の人たちにもこの権利を認めるかどうかっていうのをちゃんと議論する
というのが実は重要だったりするんですね。
めっちゃテクニカルな話なんですけど、
そうしないとそういうリスクが起こる。
VCの人がそれを言ってたんですけど、
今みたいなシチュエーションになって、もともと1億円分売りたかったけど、
8000万円分しか売れなかった。
なぜなら残りの2000万円は他の株主が売りたいって言ったから。
ちょっと細かいんですけど、
最初からエンジェルラウンドからそれは想定しなくていいと思うんですけど、
VC入るときとかは少し意識した方がいい。
VCがそう言ってくると思う。
少数株主の人も同じ契約で行きますか。いや行きませんよね。
だったらこういう感じにしましょうかみたいなのを提案してくる気がします。
資金調達の現状
そうですね。
勉強になりました。ありがとうございます。
すみません、めっちゃ細かい話でした。
元の話に戻ると、
エンジェル100人から1億円集めますみたいな話とかって
ちょっと多くないみたいなのは
多少思ったりはしますけど、
だったら10人から1000万円ずつ集めた方が
数としてはそんなに増えないし、
トラブルが起こる確率も
10分の1ぐらいに抑えられるのでは。
でもやっぱりその人たちにも入ってほしい
ってことであれば別に止めはしないよみたいな感じですね。
ありがとうございます。
例えば今ちょうど
これから資金調達するかもしれないっていうシチュエーション。
向こう半年とか1年で資金調達をするかもしれないっていうシチュエーションだと思うんですけど、
そうなった時に他に何か気になることとかってありますか。
本当になってたら結構それなんかふわっといろいろ疑問が出てくるのかなって思うんですけど。
なければ僕もアメリカの会社に投資をしてるので、
日本人ファウンダーのUSでやってる人に投資をしてるので、
よくあるパターンでいうと、
言うてもやっぱり日本人から調達するっていう話なんですよね。
だからアメリカに
何の縁もゆかりもない人がアメリカ人の投資家から
いきなり調達するってまあまあハードル高いなってやっぱり思ってて、
アクセラに入る以外の調達方法があんまりないんじゃないかなって思って。
アクセラはまあ
いろんな国から受け入れてますみたいな感じのところとか多いんで、
それぞれ見たことあるんですけど、
エンジェル投資家集めますってなった時に、USベースの会社だったとしても、
まあ日本人のエンジェル投資家からお金集めてるよねみたいな感じ。
まあVC含めてエンジェルとかVCとかからお金集めてるよなーっていうのは一番
よく見るパターン。
て思うなー。
だからアメリカベースの会社でも日本のエンジェルやVC回るんだよなー
つってそれで日本に帰ってきてオアシスにいるような企業家の人を
よく見かけます。オアシスまさにそういう場所になってて、
僕の投資先でもそうじゃない企業家でも、
アメリカから帰ってきてとりあえずオアシスでとりあえず数日いますみたいなケース
よく見るんですよね。
今どんな感じなのって言ったら、調達今やってて、
日本の投資家さんとか回ってますみたいな。アメリカの会社でもそうなってますね。
確かに。
ありがとうございます。
みなさんどうやってエンジェル開拓してるんですかね。
オアシスレディオは番組に対する質問や取り扱ってほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるお便りからぜひ送信してください。
そしてこの番組がいいなと思ってくださった方は
番組のフォローとシェアをよろしくお願いします。
それではまた次回の放送でお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
29:36

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