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AIアプリは「原価」が高すぎる?従来のSaaSモデルが通用しない理由
2026-09-28 32:41

AIアプリは「原価」が高すぎる?従来のSaaSモデルが通用しない理由

Mai
Mai
Host

【シーズン2エピソード12】

AIソフトウェアは従来のSaaSに比べて原価率が高すぎる? / 動画生成AI「Higgsfield」の4億ドル調達は、推論リソースの「仕入れ原価」 / 粗利率80%のSaaS vs 粗利率50%のAIアプリ / 限界費用がゼロではないAI市場は、寡占化せずにフラグメント化する? / ライトユーザーがヘビーユーザーの赤字を埋める「TSUTAYAモデル」の過渡期 / トークン課金は「パケット通信」と同じで顧客には価値が分かりにくい / インターネット広告(期間保証→インプレッション→クリック→成果報酬)の変遷に見るプライシングの歴史 / パッケージ売りから「月額」への移行は、SaaS最大の資金調達の発明だった / 上流のモデル層(ジャイアン)に依存しない、AI経営の総合格闘技

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サマリー

AIアプリケーションは、従来のSaaSより推論・トークン利用の原価が高く、利用量によってユーザーごとの利益率も大きく変わると話します。動画生成AIのHiggsfieldが推論リソースの確保を目的に大型調達した例や、AIアプリの粗利率が従来のSaaSより低いというデータを取り上げ、ライトユーザーがヘビーユーザーを支える料金構造の可能性を検討します。さらに、トークン課金や成果報酬課金の難しさ、広告やSaaSにおける料金モデルの変遷を振り返り、AIにも業種ごとの新しいプライシング慣行が必要になると述べます。最後に、AI企業は上流のモデル提供者への依存を減らし、原価・価格・評価軸を含む経営全体で競争する「総合格闘技」になるとまとめます。

AIアプリの推論コストとHiggsfieldの大型調達
はじめるを応援するポッドキャスト、STARTFM、今週も始まりました。 外国語会議を100%理解できるようにする会議AI、スーパーインターンをやっている伊藤です。
アメリカに拠点を置くテイラー代表の柴田陽さんと、企業や独立を考えている方に役に立つ情報を話していくポッドキャスト番組です。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
このポッドキャスト、最近またリバーサイドFMに戻っているんですけど、前使ってたやつがなくなっちゃったんで。
最近、議事録アプリっていうか、トランスクリプトしてくれるアプリすごい増えてて、
だいたいMacアプリとしてインストールしていると、みんなMacの音声インターフェースっていうんですかね、マイクとかスピーカーとかっていうところにアクセスするので、
会議始まると、会議始まったなつって、トランスクリプトしますか?みたいなアラートっていうか、ノーティフィケーション出てくるじゃないですか。
僕、ZoomとFirefliesっていう議事録アプリ、会社で使ってるんですけど、あとWhisperflowっていう音声入力の音声キーボードを使ってて、
かつこの最近のポッドキャストアプリはやっぱりもうトランスクリプションして文字として編集できるようになってるんで、
少なくとも4つ我々の会話がトランスクリプトされてて、すっげえトーク無駄遣いしてるなっていう。
そうですね、各有、僕も自社のプロダクトで会議が始まったことを検知して文字起こししますかというか、サポートしましょうかみたいなサジェストを出すっていうのはやってますんで。
やっぱそうですよね、Growth Hackとしてやっぱね、それ。
加担してしまってるかも。
しょうがないっていうか、そんなもんだと思うんですけど、ちょっとコストが気になりますけど。
そうですよね。
江太郎さんのところはどんな感じで考えてるんですか。そんなにコストかかんないんですか、そのトランスクリプトってそもそも。
そうですね、トランスクリプト自体は他のもっと高度なAIの推論に比べたら当然コストかかんないんですけど、とはいえずっと回ってるじゃないですか、トランスクリプトって。
なんでその量が出ちゃうんですよね。単位あたりは比較的安かったとしても量が出ちゃうんで、結構な減価になりますね、たぶん。
なんでそれこそウィスパーフローさんとか本当に安い価格で提供してるプロダクトだと全然何でしょうね、一定時間以上トランスクライブされたらもうそれだけで赤字になるんじゃないかぐらいの。
そういう感覚なんですね。
感じだと思います。
面白い。
まさにですね、なのでうちのスーパーインターンというプロダクトもそれこそ会議支援なんで、結構減価は気にして作ってるんですけども、
今日はですね、まさにそんなAIプロダクトやられてる方なら非常に頭を悩ませたりとか関心が高いんじゃないかというテーマでですね、
このAIプロダクト、AIソフトウェア、これ従来のSaaSに比べて減価率めっちゃ上がっちゃってるんじゃないのっていうテーマについて話していければと思います。
いいですね。
洋さんのテイラーもAI裏側にガッツリありますもんね。
ガッツリありますね。だから最近、エンタープライズ向けだと技力とかとちょっと違って、ブリングヨアオンモデルというか、
APIキー持ってくるやつですね。
モデルって言っても、彼ら自身が契約してる、LLMだってあることが多いと思うんですけど、ブリングヨアオンキーっていうんですかね。
BIOKができるようにするプラットフォームの機能とかも最近出しましたね。
これがないと結局アプリケーション、エージェントの認証の部分と、そうは言ってもそこから先自社のモデル、いろいろデータのポリシーとかあると思うんで、
そこをうまくつなげられないんで実際、例えば1回フロントエンド側を経由してからじゃないとみたいな感じすると、
メータリングもできないし、システムプロンプトみたいなのもインジェクションするの大変になるんで、
結構実装周りがちょっとわからない人はちょっとわけわかんない話に聞こえると思うんですけど、
何が言いたいかっていうと、ブリングヨアオンキーも別にそんなに簡単な話ではなく、いわゆるハーネスみたいなインフラが必要ですよっていう話なんですけどね。
それとは別に、ソフトウェア作るときにガンガン使ってるんで、むしろ我々がかかってるコストは大半それっていう感じで、
とはいえ人間がコーディングするよりははるかに安いんで、そこはいいかなと思いつつ、
でもそもそもよくAIスタートアップで1年で100ミリオン売上きましたみたいな、よくあるけど、
それの減価率なんぼやねんていうのはめちゃくちゃ気になる話題かなというふうに思います。
そうですよね、それこそまさに最近僕注目してるAIスタートアップで、
AI動画生成系のアグリゲーターのアプリケーションでヒッグスフィールドっていう、
USのスタートアップ、カザフススタン発のファウンダーがやってるやつであるんですけど、
カザフススタンって言ったんですかあれ
そうですそうです、なんで結構その、
すごくないですか
そうなんですよ、非USのファウンダーでとんでもなく伸ばしてるっていうので結構話題になってるんですけど
え、かなり大きいっすよね
かなり大きいですね、ちょうどそれこそヒッグスフィールドがちょうどシリーズBで400ミリオンかな、
調達して、たぶん今評価額バリエーションで5ミリオンとか超えてるんですかね
すごいじゃないですか、日本全然カザフススタンにアグリゲートでも負けてるんじゃないですか、たぶん、
総合計でも負けてるんじゃない、日本総合計、そんなことないか
いやそうなんですよ
すごいっすね、これ確かDSTグローバルがリードしたラウンドかなと思うんですけど、
400ミリオンめちゃくちゃたくさん調達してるんですけど、これがあれですよね、インファレンスを買い漁るための資金調達と言われていますと
そうですね、なのでまさに原価だと、原価に使うんだと
そうですよね、普通ソフトウェアの会社って少なくとも一旦クラウドみたいなインフラストラクションサービスみたいなのを除いて考えると、
日本で言うと桜インターネットみたいなのを除いて考えると、普通資金調達して人を雇ってソフトウェア開発するとか、
マーケティングしますみたいな感じで、どっちかって言うとSG&Aって言うんですか、販売管理費の方に使うことが多かったと思うんですけど、
これはもろに仕入れ原価の運転資金ってことですよね、運転資金としてVCで調達するっていう結構なんだろうね、
日本でこういう感じのあれとかかね、おいしいファームみたいな植物工場みたいなやつはある意味原価でもないんだろうけど、設備投資として調達したりしてますけど、もろにそんな感じですよね
まさにそうですね、もう実際にヒグスフィールドのユーザーのポストとか見てると、もう生成が遅すぎるとか動画生成終わんないとかっていうポストとか結構あって、
本当にもう仕入れが足りてない状態でもう急遽手格調達してやっていくんだろうなっていう感じですね、アンソロピックとかオープンAIとかも近いですもんね
そうそうもうだからこれってすごくまあ僕も一時情報ではないんですけど、オープンAIのCFOの話とか聞く限りにおいては基本的には計算キャパシティを抑えるゲームになっていて、
抑えられないと結局他社から仕入れてくるしかないから、何て言うんだろう、それこそ原油みたいなやつとかレアアースみたいなと同じで結局そのキャパシティ抑えてないと誰か他の人から買わなきゃいけなくなってめっちゃ高くなるみたいな感じで、
かつプライシングパワーないんで頑張ってお金調達してラインを抑えに行くみたいなノリをしないと結局ユーザーがたくさん集めてもユーザーがじゃあ生成遅すぎるって言ったら結局課金もされないし、
最終的にチャンスしちゃうんで売り上げにならないみたいな感じで、特にモデルの会社はもうもはやそのキャパシティさえあれば売り上げは確保できるみたいな感じの、
スキャクトも今は法定式になっていてもちろんこれブレイクスルーをきてインファレンスのコストが劇的に下がるとか、トークン効率が劇的に上がるとかってなっちゃうとまた話変わってくるので、そこは完全に安全な投資じゃないとは思うんですけど、
今のパラダイムはスキャクトもそうなってて、だからNVIDIAがベンダーファイナンスっていうかめちゃくちゃ循環取引みたいな感じに批判されてますけど、
結局各プレイヤーの思惑としてやっぱそれやんないと、どんどんどんどんキャパシティ立てていかないと売り上げも増えないみたいな感じになっているという、
なんかその本当にね、小売店の出店競争みたいなノリになっていて、ソフトウェアっぽくないゲームになってるなというふうに思ってます。
SaaSとAIアプリの粗利率・ユーザー別コスト
そうですよね、本当にチップレイヤーとかモデルレイヤーだったらまだ自社でチップ作るとかっていう動きもしてますけど、それこそさっき出したヒッグスフィールドみたいな、いわゆるAIのアプリケーションレイヤーだと、
トークンを自社で、じゃあ推論のリソース用意しますみたいなことって結構難しいと思うんで、使われれば使われるほどその分限界かかるっていう、従来のソフトウェアとは違うような荒い率の構造になってるなっていうのはありますよね。
いつかこのサプライチェーンの上流に各社がどういう、別途してるのかみたいな話も面白そうですよね。なんかデータブリックスとか自社でチップ作ったりしようとしてる、設計しようとしてるけど、
でも確かにヒッグスフィールドとかイレブンラブスとか、いわゆるLLM、フロンティアモデル会社ではないけれど、かなりヘビーにトークンを使う、ある種のトークンリセールアプリケーション勢はどのタイミングでどのぐらい上流に手を伸ばしていくと最適なのかみたいな、各社模索中っていう感じですごく面白いですよね。
そうですよね。スタートアップで新しく始めるとかってなると結構プレイヤーとしてはAIアプリケーションのまさに層になると思うんですけど、これちょうどベッセマーっていうアメリカのVCがあると思うんですけども、そこが出してた資料でAIアプリケーション企業の荒利率を統計取ったみたいなのがあったんですけど、
それによると従来のSaaSは大体荒利率で80%から90%、結構利益率高いなみたいな感じだったんだけれども、AIアプリケーションになるとこれが50%から60%ですっていうデータが出てたんで。
そうなんですよね。なんでもう利益率、荒利率が非常に下がっているAIソフトウェアになったことによってっていうふうに書かれてたりとか、なんならこれ徐々にモデルのコストが下がってきてるんで荒利率が上がってはきてるっていう話であるっぽいんですけど、2024年とか2年前とかだともう荒利率33%だったみたいな感じのこと書いてありました。1年ごとにちょっとずつ上がってきてるみたいな。
で今50%ぐらいってことですかね。 そうですね。大体50%ぐらいっていう。従来のSaaSだと大体8割は荒利あるよねみたいな話だったのが、AIソフトウェアになったら荒利50%だよねみたいになってるっていうのが現状なのかなっていう。
なるほどね。 別に荒利率だけでビジネスの良し悪しが決まるわけじゃないと思うんですけど、もう一個思うのはこれって結局さっきのヒグスフィールドの例もそうなんですけど、全てのユーザーが同じ利益率じゃないじゃないですか。
SaaSの場合はSaaSっていうか普通に一般的な経費生産SaaSみたいな簡単なやつ考えると、経費生産はOCR使ってるかもしれないんでもうちょっと単純なSaaSみたいな考えると、基本ソフトウェアって限界費用というか利用者1ユーザー増えたあたりのコストって本当に微々たるものなんで、結局ほぼ限界費用ゼロみたいな感じで、
そうするとどのユーザーも基本利益率一定だと思うんですよね。ヘビーに使われてもそうは言ってもたくさんなんかデータベース使ったりするかもしれないけど、そもそも小さいからユーザーAとユーザーBでそこまで差がないと思うんですけど、AIの場合はヘビーユースするかしないかですっごいコスト変わっちゃうので。
一方で今のまだAIアプリケーションの料金体系って完全なトークン連動型になってるケースって少ないと思っていて、SaaSを多分引きずってるんだと思うんですけど、スターティングみたいな30ドルみたいなプライスティアがあって、プロフェッショナル75ドルみたいなプライスティアがあって、エキスパート300ドルみたいなプライスティアがあって、もちろんカスタムクオートみたいなあったりトップアップするみたいなあると思うんですけど、
基本的にはそのティアがあって、その中にアッパーリミットみたいなついてて、今日はこれ以上できませんとか、なんかもう上のプランにしてくださいとかって制限をかけてコストコントロールするみたいな、こういう風なプライシングになっていることがまだ多いかなと思ってて、
どう考えてもそのライトユーザーの中にはほぼ使ってない、あるいは使えてないけど、休眠してるみたいなユーザーが結構いると思うんで、ぶっちゃけ多分そのライトユーザーがヘビーユーザーの赤字を埋めてるみたいな、平均して50%みたいな感じの仕上がりになっていそうだなという感じもして、だから多分最終的にみんな合理的に行動してライトユーザーがチャンしていくともっともっと力強くなるみたいなことも考え売りそうと思う。
結構この辺なんか全然手つけられてない感ある領域だなと、それカトキっぽいなっていう感じはすごくしてます。
いやそうですよね、まさにツタヤモデルというか、
そうですね、ツタヤモデルいいですね。
一部のユーザーから来る売り上げによって全体が最適化されているというか、全体がペース上になっているっていう。
そうですねそうですね、まあそういう業態多いんで別にそれが悪いことではない、ジムとか大学とかやっぱりそうとみんな同じ価格で出席率にすごい差があるみたいなモデルもあると思うし、
飲食店みたいに一部の高いシャンパン開ける人で全体の利益率、飛行機とかもそうですねビジネスクラスとかで利益率が担保されているみたいな、そういうのはたくさんあると思うんで、
いろんな考え方あっていいと思うんですけど、いずれにせよ過渡期間っていうのはあるかなと思っていて、
かつこれって結構仕上がりとしてのプロフィットプール、例えば特定のカテゴリー、議事録ソフトウェアなのか議事録ソフトウェアみたいな時に、
すごい小さいプレイヤーがたくさん乱立するような姿になるのか、あるいは過戦したプレイヤーが2,3社でパイを分け合うような感じになるのかみたいな、
その辺も結構この利益率というか限界利益の分布がどうなるかによっても結構変わるなと思っていて、
限界費用が生む市場構造と料金設計の難しさ
なんでそう思うかというと、SaaSって基本的には限界費用ゼロみたいな世界観なんで、ユーザー数いくら増えてもそんなに限界費用は変わらなくて、
基本的には平均費用の方が大事になるので、端的に言うと規模の経済がすごい働くわけですよね。
だからSaaSっていうソフトウェアは一つしか作らなくていいわけで、コードベースとしては。
10人使っても100万人使っても別にあんまり、もちろん変わるんですけど、すごい端的に言うと変わらなくて、結果的にそうなると大きい方が有利になるんで、
いわゆるテックが過戦されてるって言われてるポイントですし、より身近な業態で言うと鉄道会社とかがそうですけど、
鉄道引くのにめっちゃコストかかるけど、鉄道走らせるのにそんなにコストかかんないんで、自然に過戦が起こりますっていう規模の経済ドリブンになってるんだけど、
これ限界費用が高いパターン、要するにあらりが低いパターンだと、その力が働きにくい可能性があって、
そうするともっともっとそのフラグメントする可能性が出てくるかなと思うので、
例えば小売業とかってすごいフラグメントしてると思う、薄利多倍の代名詞みたいな小売業と思うんですけど、やっぱりフラグメントしてますよね、スーパーマーケットとか、
別に日本に2社しかないとかじゃないじゃないですか、もちろん大きい会社はありますけど、セブンとかイオンとか、でも別に多分皆さんの日々のレシート全部集積して、
セブンとイオンが80%占めてますみたいなことにはなってないわけじゃないですか、でもインターネットの利用ってほぼそうなってるんで、
ここはやっぱりAIの今後どんな感じのパイの分け合いになるかみたいなところにもすごい影響してくるんじゃないかなと思っていて、結構研究する対象として面白そうですよね。
そうですね、確か同じソフトウェア、同じITっていう考え方をすることもできると思うんですけども、そうじゃなくて、そもそも原価率の構造が違うとマーケットの構造も変わると考えると、今までのインターネットとかサースソフトウェアとはまた違った展開になる可能性があるというのは面白いですね。
そうですね、あとちょっと別の視点でよりビジネス上経営判断として大事なポイントって、結構その料金待機がさっきAI過渡期なんじゃないかっていう話をしたと思うんですけど、そもそもプライシングってめっちゃ重要な割にめっちゃ見つけるの難しくてすごい有名なんですよね、マーケティング4Pでいうと多分プロダクトの次に難しいような感じがしていて、
トークン課金から中間指標を探す
何が言いたいかっていうと、例えばサース、じゃあその、サースというかごめんなさい、AIアプリケーションでサースみたいなレベル1、レベル2、レベル3みたいな省畜倍みたいなプライシングはなんかあんまりAIにフィットしないよねってなったとて、じゃあどういうプライシングだったらうまくなんですか、経営的な利益率的な意味での最適化も解けるし、一方でお客さんから見て買いやすいかどうかっていうのもあると思うんで、何が最適解なのかって結構難しいなと思っていて。
で、一番そのコストに連動させようと思ったらトークンのじゃあ10トークン使ったから1トークン1セントで10セントですみたいな感じにすればいいような感じはするんですけど、結局これってユーザーから見たときにパケットとかと同じでよくわかんないじゃないですか、10トークン使いましたって言われても別にお客さんの価値としては10トークンですごいいろいろできることもあれば全然何もできないこともあるんで、
なんかあんまり例えば企業の決済担当者がじゃあ今年は200トークン購入しますみたいな、そういうのってやっぱ難しいと思っていて、よく言われてるのはじゃあ成果みたいなに応じてプライシングしたら、例えばサポートチケット1件解決したらいくらくださいみたいな。
実際そのセールスフォースとかってやり始めてると思うんですけどこういうの、でもこれも解決って何よみたいな話があるし、その同じチケットでいろんな質問してきた人どうすんのみたいな、結局やっぱり机上の空論としては簡単だけど実務としてはなんかあんま納得感なかったりもするかなと思って、そのトークンと多分同じぐらい納得感ないかなと思ってて、
結局なんかそこの間でトークンじゃあちょっとコスト側に近すぎるし、成果みたいなことは定義しにくいしっていうことで、これいろいろな営業のKPIとかと同じで設定するの正解ないけどし難しいなというふうに思っていて、
要するに何らかの仕事単位、何かワークユニットって呼ばれてますけど、サポートだったらサポートの件数解決したかしないかに関わらず、やり取り1オフにつきいくらとか、リード生成だったら1通送信につきいくらとかっていう何らかの中間指標で、かつお客さんにとっても何か意味があるし比較的フェアに計測できるっていうその辺の中間指標のどこかで、
お客さんが買いやすくて提供者側も提供しやすい、かつ一定利益率が担保できるっていうこの結構ファジーな最適バランスを追求していくような感じになるから、実は多分一朝一夕には決まんないと思うんですよね。
結局お客さんの購買行動も変わっていかなきゃいけないじゃないですか、要するに例えばあいみつしたときに各社別々の仕事量の定義で見積もり出されても結局わからんってなるので、大体成功した会社に寄せられていくと思うんですよね。
だからそういう感じで、いろんなプレイヤーと開店も含めたいろんなステークホルダーの経路依存的っていうんですかね、やりとりの結果として、大体例えば顧客、カスタマーサポート、AIアプリはこんな感じの根付けの仕方するよねとか、コーディングアプリは普通にこういう感じでするよねとか、
そういう感じでジャンル別にそういうノームが形成されていくまでに結構時間かかるんじゃないかと思ってるし、かつここめちゃくちゃ会社の業績に影響するポイントだから、結構周りでどういうプライシングしてる会社がどんな感じでプロコンがあるのか伸びてるだけじゃなくて利益率の観点もあると思うんで、取りやすさとか、これ結構やっぱりAIアプリ作ってる方々はアンテナ立てて周り見た方がいいんじゃないかなって思ってます。
そうですよね、本当にAIアプリケーションのプライシングの正解みたいなのはまだ全くないと言っても過言じゃないぐらいだと思ってて、成果報酬型が一番いいですよねみたいな話はずっとされてると思うんですけども、なかなか成果報酬モデルを組み込めるタイプのアプリケーションも少ないと思いますし、
本当にまさにヨウさんおっしゃった通り、ジャンルごとにプライシングの発明みたいなのが必要になってくるんですかね、全く新しいこれだみたいなのが。
広告・サブスク・SaaSに見る料金モデルの変遷
そうですね、結構そのプライシングの発明って歴史上も繰り返されてるなと思っていて、例えばインターネットのコンシューマー向けサービスって基本的には昔は広告モデル一本やりだったんですけど、おそらくそのNetflix出てきたあたりからサブスクリプションっていうのが正解だっていう話になって、基本的には今コンシューマーインターネットイコールサブスクリプション、あるいは投げ線みたいな感じの勾配のあるサブスクリプションモデルみたいな感じなんですよ。
でもこれもなんか一直線にこうなったわけじゃなくて、例えばiTunesが出てきたときは、いわゆるあれって1曲1ドルみたいなのがiTunesの売りだったわけなんですけど、江太郎さんがインターネットに触れる前に起こった話かもしれないですけど。
いやいや、存じてます。
でもあれ、PPVのモデルってそんなに今でもそんなに流行ってないですね。一部どうしてもIPの関係で映画とかはペーパービューになっちゃってますけど、基本的にはやっぱりそのサブスクリプションで全部バンドルしてっていう方が流行ってるから、広告モデルPPVサブスクリプションって一応経路を取ってるんだけど、PPVはそんな立ち上がらなかったっていうのもあるし、
もちろんね、SaaSの発明ってもともとはパッケージソフトウェアみたいに初期費用めっちゃ高くて、保守費用は安いって定期的に買い直させるっていう、そのWindows 95、Windows 97、98かな、Windows 2000、Windows XPみたいな感じで定期的に買い直させるっていうモデルから、いやいやもう月額7ドルですみたいな方にいった結果、資金調達すごい、財務予測すごくしやすくなったんで、これ一個の発明だったわけですよね。
で、インターネット広告を一個だけ取り出しても、結局一番最初はなんかYahooのトップページに2週間バナー出します、何百万円ですっていう、いわゆる期間と場所を保証する。
これってやっぱりなんでこうなったかっていうと、もともと広告っていうのがこういう売り方をしてたから、この例えばMEN'S NONNOの1枚目に1面、これでいくらですっていう世界観だから、それをそのままアナロジーとしてインターネット広告に展開したんだけど、
いやいやこれって何人見てるかインプレッションわかるよねみたいな話になって、なんかインプレッション課金1000インプレッション、あれごめんなさい、ミリオンで考えることが多いかもしれないですけど、インプレッションで100万円みたいな感じになって、
でその後その、いやこれクリックさせたらクリックで勘定した方が良くねって話になって、これはそのロングテールが出てきたせいなんですけれども、つまりインプレッションがあんまり取れないところでもなんかすごく濃いユーザーがいるようなサイトがたくさん、ロングテールのサイトがたくさん出てきて、その人たちに取ってみるとクリックさせて、それで人数はインプレッション少ないけどたくさん送客してるよねっていうところでクリック課金にした方がいいって話になって、
それこそGoogleのadwordsとかダブルクリックみたいな世界が起きて、でその後さらにその後っていうか愛善をして、いやいやもう成果で見たら完璧じゃん、この問題完全に解けるじゃんつって、いわゆるアフィリエイトみたいな感じで、で一個売れたら500円ねとか売れたら1000円ねみたいなのが出てきました。
一方でこれはなんかいろんな不正の問題だったり、計測の難しさだったり、別に最後に踏まれたからってそれが一番有力だったとは限らないよねっていうアトリビューション問題っていうのが起きて、結局そのインターネット広告の現在地ってまたクリックに戻っていると思うんですよね。
基本的にはインスタだったりFacebookだったりGoogleだったりってほぼほぼクリック課金の広告商品になってるんで、ただこれAIでオーディエンス最適化して、あんまりいろいろ考えなくてもとりあえずクリックでいくら払うか決めてくれれば最適化して、とりあえずでもクリックと連動させて金払ってねみたいな感じになっていることが多いと思うんですけど、こんな感じで変遷してるんですよね。
それぞれのパラダイムチェンジのタイミングでやっぱりでかいプレイヤー出てきて、みんなあれいいなってわーってみんな真似して、でもアフィリエイトみたいに対象伸びずにまたニューパラダイムに吸収されちゃうケースとかもあって、必ずしも最終的な成果っていうのに向かって一直線に進化していくとは限らないんじゃないかなと思っていて、だからそのAIアプリケーションって成果で課金すべきだみたいな言ってる人たまに見かけますけど、別に歴史的に考えるとそうでもないよなっていう。
このいいタイミングで適切な料金モデルにちゃんと脱皮していけることがやっぱり共有性を生み出すのでその瞬間瞬間に。結構これ大事な技術なんじゃないかなというふうに思いますね。
結局その買い手側が相場感みたいなものをその時その時の料金体系パラダイムで考えるので、それをちょっと先回りしてちゃんと取り入れていかないと、あの会社はクリックベースで課金するのにあなたはまだインプレッションで課金してるんですかみたいな瞬間が生まれちゃうっていうことがAIでももう1回歴史は繰り返さないが陰を踏む的なことがいかにも起こりそうな。
特に今多分これから2,3年にわたってまず一旦1段階進化するんじゃないかっていう。
いやそうですよね。だから1プレイヤーとしては横をしっかり見て周りをしっかり見て最先端キャッチアップしていきましょうっていう話になると思うんですけど、できれば自分たちが新しい最強のプライシングを発明できたら最高ですけどね。
かっこいいですけどね本当にね。だからNetflixとかねやっぱりそういうイメージすごい強いですよねSpotifyとか。Spotifyが結構やっぱり綺麗かな。なんかもともとは音楽でそれ無理でしょみたいな言われてた世界で、ある意味ただにしますってことなんでその1曲1曲については。
ダニエルエッグの映画がありますけどNetflixとかで見れる。あれとか見てるとやっぱり。
要するに音楽の世界で低学生をやろうとした人って本当すごいたくさんいたわけですよね。僕考えてみたら普通じゃないですか結構インターネットで。
いくらで聞き放題みたいな。
そうそう聞き放題って。でもうやっぱりもう数多の人たちが失敗してなんかあれも言ってたな。YCのもうちょっと辞めちゃったパートナーすごい長かったパートナーがいて彼は音楽サービスやってたんですけど。
音楽サービスはやるなっていうのが彼のアドバイスなんですけど。すごい抵抗っていうか怖い目にあったりロサンゼルスで。
なんかね本当にSpotifyみたいな会社が本当にめちゃくちゃ絶妙なタイミングと絶妙な突破力と。
なんか北欧から始めたみたいなのもちょうど良かったなと思うんですけど。結構プライシングパラダイム変えるのめっちゃ気持ちいいと思うし、すごくそれだけアンロックできるものって大きいと思うんで。
ぜひなんか音声AIのプライシングパラダイムを刷新していただけるとかっこいいなと思います。
そうですよね。さっきの洋さんの話にもありましたけど、やっぱ買い手側が慣れてないみたいな話もあると思うんで。一番最初にその次のプライシングモデルを切り開く、そこが一番大変みたいなのがありますよね。
そうですよね。なんかお客さんにとってはこれお得かもってなるんだけど、よくよく考えると裏側のコスト構造的に比較的うまく回る計算が成り立ってるみたいなのが多分一番美しいですよね。
なんか考えられそうなので。
そうですよね。なのでAIのアプリケーションのプライシングはまだまだこれからいろんな発明が変遷していくんじゃないかというところですよね。
楽しみですね。
AIソフトウェアの評価軸と経営の余地
ちなみにこのAIソフトウェアの原価率、今までと違って高くねっていう文脈で、これAIのソフトウェアって今までのSaaSと同じ指標で評価できないんじゃないかみたいな話も結構ホットじゃないですか。
これは洋さんどう考えられてるのかめっちゃ気になってます。
そうなんじゃないですか。そもそも今までのSaaSの評価の仕方がちょっと言い方悪いですけど、すごいレイジーな評価の仕方だったなと思ってて、
結局なんでレベニューマルチプル売り上げのARRの12倍したら時価総額適切だっていう話になるのかみたいなのってすごくいろんな計算をした結果そうなっているっていう話で、
計算過程みたいなあんまりちゃんと考えずにみんな一人歩きするような感じで語られてたなと思うんで、結局企業の企業価値ってめちゃくちゃシンプルで、
単純にキャッシュフローの現在価値の相和なので利益出して利益が成長していけばいいんじゃないですかっていう感じで、そこにたどり着くやり方みたいなって別に一個じゃないと思うから、
それこそソフトウェアだけである必要もないと思うし、なのでそもそもSaaSの利益率がX%じゃなきゃいけないみたいなこと自体がたまたま2010年代に一番マジョリティだったスタートアップ投資対象が、
そういうふうに単純化しても差し支えないジャンルだったっていう中だけの話な気はします。
まさに新しいこれまでとはそれは違うよねっていう話になるっていうことですよね、モデルが違うから。
でもそれこそ今回の話で、限界率高くなっちゃったよね、ソフトウェアの限界費用ゼロの旨味がないんじゃないのみたいな文脈で語られることもあるかなと思いつつ、
一方で別に限界率高くて利益率が低いよねってなったとして、じゃあAIソフトウェアの方がより売り上げ単価高いよねみたいな話には全然なり得る感じもあると思うんで。
そうですね、ある意味経営としてはよりレバーが増えて面白くなったんじゃないかなと思ってて、
結局特にトークンにダイレクトに上乗せして売るみたいな感じになっちゃってるとものすごい上流側、これ製造業とかでバリューチェーンっていう考え方あると思うんですけど、上流側ってそのモデルの会社なんですごい交渉力強いわけじゃないですか。
上流にすごい強いプレイヤーがいる下流ってあんまりやっぱりいいポジションではないんですよね、一般論として。
例えばメーカーに売らせてもらってる氷の店舗みたいな感じになって、メーカーがジャイアンみたいなことしてきても、仕入れコストは何の交渉力もないみたいな感じで、これすごいやっぱり最悪な居場所なんで、それをやっぱりどうやって単なるトークン仕入れに振り回されない形に持っていくかっていうのが多分大事だし、
逆にそういうレバー増えてるってことは経営の採角でアイディアでなんかいろいろなことができるっていうことでもあるので、一見SaaSみたいにシンプルな方程式の事業ってなんか良さそうに見えるんだけど、逆に言えばすごく単純であんまり競争軸がないので、
なんでしょう。顧客獲得効率とグロースレートだけで決まりますみたいな世界になっちゃうじゃないですか。それはなんか面白いんかっていう話はありますよね、経営として。
確かに。シンプルじゃないが故にそれだけ余白があって、発明の余地があるからっていうことですよね。
より総合格闘技感があるからそっちの方がいいんじゃないかと。
いやいいですね。ありがとうございます。なんで総括するとAIソフトウェアは確かにこれまでのソフトウェアとは特に玄関の観点で変わってきてるけど、プライシングとか評価軸とかビジネスモデル自体いろんなところでまだまだ発明の余地があると。
ここはより複雑だから難しくて面白いんじゃないかという感じですかね。
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それではありがとうございました。ありがとうございました。
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