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スピーカー 1
で、それの一つの結論として出ているのがライセンス契約ですよね、今。
スピーカー 2
コンテンツの。
スピーカー 1
なので、例えばレディットが年間60ミリオンぐらいの契約をGoogleと提携していて、確か去年ですとGoogleとオープンAIから120ミリオンぐらいの契約。
で、それが今年さらに一応条件がいいみたいな噂もあったりしますし、ニューヨークタイムズとかは最近Googleと3年間で100ミリオンぐらいの契約。
で、直近ですと多分ニューヨークタイムズからAmazonと年間20から25ミリオンぐらいの契約を締結しているっていう話ですね。
スピーカー 2
それはコンテンツ側がお金をもらう。
スピーカー 1
コンテンツ側がもらうっていう感じですね、そうですね。
なのでコンテンツを使っていいですよと、GoogleとかオープンAIとかに。
ただその代わり、ある程度のお金をくださいよっていう話で。
そもそもいくらが適切なのかみたいなところは今市場でいろいろ試されているっていう部分があるんですけど、
スピーカー 2
ここで難しいのが、希少価値がどこまであるのかっていう話だと思っていて。
スピーカー 1
これはどっち側にもそうだと思うんですよ。
サプライヤー側でもデマンド側でもそうだと思っていて。
例えばGoogleが今ニューヨークタイムズと提携していますと。
ただGoogleとしては独占契約を結んでいるわけではないので、
ニューヨークタイムズが全く同じ契約をAmazonにできるわけですよね。
実際やっているので。
それと同じ契約をオープンAIでしたり、アンスロピックでしたり、他のAIモデルにもできてしまいますと。
そうすると、ニューヨークタイムズのコンテンツを持っている価値自体が別にそこまで高くなくなるんですよね。
オープンAI側とかGoogle側とかからすると。
他のAIモデルも全く同じ契約をしていて、同じコンテンツを持っていれば。
そうするとどうなるかというと、いわゆるコンテンツがコミュニティ化していくので、
次にニューヨークタイムズと契約するときに、みんなも同じ契約を持っていますし、
そういう意味ですとそのコンテンツ自体の価値がめちゃくちゃ高いわけではないので、
であればちょっと下げましょうみたいな交渉って今後行われると思うんですよ。
スピーカー 2
コンテンツ側からしたらすごい大変になる。
スピーカー 1
そうですね。
安くなると思います。
スピーカー 2
やっぱプラットフォームは強いですね、それって。
そうですね。
スピーカー 1
しかもこれっていわゆるニューヨークタイムズ単体で見た話なんですけど、
例えばニューヨークタイムズのニュース系の記事だけを見ると、
じゃあ別にそれってCNNとかワシントンポストとかFOXとか、
他のニュースメディアと比べるとどこまで違うのか。
それが多少なりしか違わなかった場合、
だったらニューヨークタイムズではなくてもっと安い契約を
違うところと提携した方がいいんじゃないかっていう考えも当然ながらできるんですよね。
なんでなんかすごい面白かったのが、
スピーカー 2
これ実際、さっき言ったレディットの契約金とニューヨークタイムズの契約金って値段が違うじゃないですか。
スピーカー 1
レディットが年間60ミリオンぐらいなんですよ、Googleと。
はい。
ニューヨークタイムズもGoogleと提携してるんですけど、
33ミリオンとかそのぐらいなんですよ。
半分ぐらい。
半分ぐらいなんですよ。
一応そのトークン数、すごい簡単に言うと文字数ベースでいくと、
ニューヨークタイムズとレディットってそんなに変わらないんですよ。
スピーカー 2
そうなんですね。
スピーカー 1
らしいです。
レディットの方が圧倒的に多いのかなと思うんですよね。
UGCだし。
UGCなので。
でもトークン数ベースで見るとそんなに変わらないらしくて、
あとニューヨークタイムズはどこまでカウントしてるのかっていうのもあるんですけどね。
ザスレチックとかいろんな媒体持ってるわけなので、
ただもしそのトークン数が同じぐらいだった場合、
明らかに1トークンあたりレディットの方がもらってるんですよ。
これはじゃあなぜかというと、さっき話した希少価値の問題だと思っていて、
ニューヨークタイムズはニュース系のものが多いので、
ニュース系のコンテンツで割と他も似たようなコンテンツを出してたりするんですけど、
レディットの会話ってなかなか他のところでは再現性がないですと。
なので、より希少価値があるものとして見られるので、
より高い、いわゆるニューヨークタイムズの倍の額を払ってでも締結したいとなったっていう話なのかなと思いますね。
スピーカー 2
レディットにしかない情報ってありますもんね。
レディットにしかない会話というか、
スピーカー 1
そうですね、会話ですよね、ほんとに。
スピーカー 2
最近でもほんとに、宮武さん日本語で検索します?そんなにしないから。
スピーカー 1
日本語で検索そんなに多くないですね。
スピーカー 2
なんか日本語で検索して、最近レディットがめっちゃヒットするようになってるんですよ。
たぶん最近、しかもなんか面白いのが、複雑な質問をしたときとかに結構上に上がってきて、
で、日本語化されてるんですよね。
日本語化されてるんですけど、ちゃんとレディットっぽい文章になってて、
なんとかだと思うんだけど、どう思う?みたいな。
すごくいい感じの日本語に訳されてて、もっと日本ユーザー増えるんじゃないかなって気はちょっとしました。
スピーカー 1
でも、彼らも明らかに海外展開を従っているので、
そこで急に日本に行くのが難しいのかなと思ったんですけど、
でもそうでもなさそうな感じですよね、さっきの草野さんの話だと。
スピーカー 2
本当に、書くと日本語化でそれでヒットするようになってくると結構、
しかも最近日本だと、たぶん知恵袋とか、なんとかそういうQA系のサービス、
知恵袋はまだあるかもしれないですけど、シャットダウンしてるところとか結構いるので、
なんかそういう複雑な質問だったり、パーソナルな質問とかって、
もっとRedditが上がってきそうな気がします。
スピーカー 1
確かに、しかもRedditはGoogleともちゃんと提携をしたので、
ちゃんと彼らの回答がAIサマリーとかそういうのに出てくるっていう話もあるんですけど、
たぶんRedditからすると今が最後のチャンスかもしれないですよね。
検索が全部AIオーバービューとかに変わってしまうと、
彼らの流入がどんどん落ちていくので、やっぱりRedditってアメリカでもそうですけど、
Googleからの流入ってめちゃくちゃ多いので、
なので、日本とかも早めにこれを手を打ったほうがっていう判断になったのかもしれないですね。
スピーカー 2
なるほど。めっちゃ便利なんですよね。
だから、こういう性格で、こういう人の主人公の小説探したら、
Redditが一番上に出てきて、それの回答が出てきたりとか、
なんか通常だと出てこないものが出てきて。
スピーカー 1
そうですよね。でも本当にそこの希少価値があるからこそ、
たぶんこういう値段設計になってるのかなと思いますし、
なので逆に言うと、コンテンツクリエイター側からすると、
サイト制作者でもメディア企業でも何でもいいんですけど、
スピーカー 2
Xとかはどう思います?ディスカッションデータめちゃくちゃありますよね。
スピーカー 1
なんでXAIがグロックが強い理由は、そういうところにもあるのかなと思いますよね。
たぶん色マスクはそれに気づいていたので、それを完全に自分のものにするっていう意味合いもあったのかなと思いますね。
スピーカー 2
Google、今のところ情報は提供してないですよね。
スピーカー 1
おそらくGoogleとかには提供していないとは思います。
ただこれはちょっと後々話しますけど、Googleをどこまでブロックできるのかっていう話はあったりするので、
基本的に今AIチャットボットとか、例えばオープンAIのチャットGPTとかですと、
Googleと同じようにクローラー使ってるんですよね。
クローラー使ってインターネット中の情報を集めてきて、それをトレーニングデータに使ったりとか、色々使い道あるんですけど、
当然だからそれをブロックする人もどんどん増えていますと。
そのボットを止めることは可能で、ただ色んな回りくどいやり方あるんですけど、
他の会社のクローラーから提携してそこからデータをもらうとか、色んなパターンを皆さん考えるんですけど、
クラウドフレアのCEO、前回も話したクラウドフレアなんですけど、
クラウドが出しているアイディアとしては、基本的にAIボットの収集できるコンテンツをまずはすごい制限しましょうと。
彼らが作っているサービス、新しいサービスですと、
メディア企業でしたり出版社でしたり、コンテンツクリエイターとして、自動的にAI企業が自分たちのデータを集めるのをブロックできる、
パーミッションベースの設定を提供し始めていますと。
一応初期ユーザーとしては、コンデナストでしたり、タイムでしたり、アトランティックとか、APとか、バズフィード、レディットも入っていたり、
ピンタレストとか、さっき話したクローラーとか、初期ユーザーとして入っていて、
デフォルトでスクレーピングするボットをブロックできる。
スピーカー 2
これっていわゆる、昔のGoogleが約束していたものが裏切られたって多分感じているので、だったらブロックしますっていう話だと思うんですよ。
スピーカー 1
これが第一ステップなんですよね、このクラウドフレア仕様の作戦としては。
AIボット、クローラーをブロックした後に何が起きるかというと、再度サイトに起床価値が戻ってきますと。
再度起床価値が戻ってくると、そこに対して、いわゆる1ゲートを間に与えて、そこでマネタイズが新しくできるんじゃないかと。
いわゆるクロールするごとにお金払えと、AIモデルに。
スピーカー 1
それが一番フェアなんじゃないかというのがクラウドフレア仕様の考えであるっていう。
スピーカー 2
そうですね。ありがとう。コンテンツを作る側からしたらそうですね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
でもエンドユーザーからしたら、網羅してほしいっていうのを。
そうですね。
でもそれは、プラットフォームとかオープンAIみたいなのがお金払ってくれたらエンドユーザーを使えるし、こういう構図になったらヘルシーな関係なのかな。
スピーカー 1
多分クラウドフレア仕様からすると、このライセンス契約みたいなものは正直あんまりワークしないと感じていて、だからこそ今回の提案をしてるっていうところなんですよね。
スピーカー 2
宮武さんはどう見てますか、それは。
スピーカー 1
僕はライセンス契約は続かないと思ってます。
続いたとしても本当に特定のパブリッシャーしかそれを締結できないので、例えばオフトピックが、Googleがオフトピックと締結したがるのかっていうとたぶんしたがらないので、小さすぎるので我々も。
そこがたぶんラインがどっかにあるので、よりロングテールを本当に取りたい場合は、セルフサービス的なライセンス契約みたいなものを導入するか、もしくはこういうもうちょっとマーケットプレイス型のサービスを導入するかだと思っているので、
これをクロールごとにするのかアウトプットごとにするのかっていう問題もあるんですよね。
スピーカー 2
さっき言ったセルフサービス的なっていうのはどういうことですか。
スピーカー 1
例えばなんですけど、これも結局ライセンス型なので固定費用みたいな感じになるんですけど、例えばオフトピックがライセンス契約を受けたい人たちはこのサイトに来てくださいっていうサイトが作られて、
そこに例えばオフトピックが行って、そこで自分たちのサイトとかポッドキャスト情報とかを全部出して、それをAIがざっと見て、これぐらいのコンテンツだったらこれぐらいのライセンス契約を年間支払いますよっていう。
例えばそれが1000ドルだったり1万ドルだったり、会社によっては何億円っていうところもあるので、それで毎年なのか毎月なのかわかんないですけど、オープンエアだったりそういうところからお金をもらうっていう感じですね。
スピーカー 2
出していいですよっていうので、こちらから応募するみたいな。
スピーカー 1
一部こういうことをお金なしでやってるサイトとかはサービスとかあって、それこそプラットフォーム側でAI企業と提携して、彼らのコンテンツ下のコンテンツクリエイターのコンテンツは一応パーミッションベースで使えるようにして、
ただそこでお金が別に発生するわけではない。なんで多分YouTubeとか確かそうだったはずなので、ただ別途別にオフトピックのYouTubeチャンネルのデータを他社に売ることはできたりするので、我々としては。
ただYouTubeとかGoogleがそれをトレーニングで使うには一応許可は必要なんですけど、ただ我々に別に支払いはあるわけではないっていうところですね、今のところは。
スピーカー 2
パーミッションは動画を投稿する人に対して持ってるってことですか?
スピーカー 1
そうですね、なので我々がそのオフトピックのYouTubeチャンネルをトレーニングとして使っていいですよっていう許可を与えないといけないっていう。
これもサービスによっては勝手に全部取りますよっていう規約によってそこは違うので。
スピーカー 2
あれですね、たとえばノートとか最近だと許可がしたらできるみたいな。
スピーカー 1
まさにそうですね。ただその場合ですと、たとえばお金が発生しなかったりするので、我々としては、クリエイター側としてはですよ。
ノートはそれでもしかしたら提携してると、Googleとかから多少のお金をもらってるかもしれないですけど、我々はそこでもらってるわけではないので、
それをクリエイターによってはフェアと見る人もいればアンフェアと見る人もいたりするので、
そういう意味ですと、よりフェアなちゃんとインセンティングが揃うみたいなシステムの一考えとしてはこのセルフサービスのライセンスみたいなものを入れるっていうところですね。
ただ、これはこれですごい難しくて、我々のコンテンツVSニューヨークタイムズのコンテンツを見ると、
被るものってどうしてもあったりするので、多分ロングテールのコンテンツはめちゃくちゃ価値が低くなるんですよね。
それはそれでそうあるべきだと思うんですけど、それで食べていけるような多分世界観にはならないっていう話なので、
あとそのライセンス契約っていわゆる固定費用なので、
これもどういう契約形態になるかだと思うんですけど、
例えば今のレディットでさえ1年契約だったり3年契約を結んだとすると、
じゃあその3年間の中でもしトラフィックが10倍増えた場合、契約金は一旦変わらないので。
彼らからすると、せっかくこれだけすごい良いメディアになっているのに、そこの評価はされていないみたいな、
っていう恐れは当然ながらあって、逆もあるんですけどね。
OpenAIからすると、レディットが急にトラフィックが落ちているのに、
未だに年間60ミリを払わないといけないみたいな、そういう考えも当然ながらあったりするので、
この固定費用みたいなものがフェアなのかというと、個人的にはそんなにフェアではないかなと思っていて、
そうすると、例えばクラウドフェアのCOが提案しているような、
クロールごとのパターンか、今マイクロソフトがプログラムを検証し始めているらしいんですけど、
アウトプットごと、そのAIチャットボットが、
例えばこれニューヨークタイムズの基地からこういう情報を引用してきたんですよってメンションした度にニューヨークタイムズに支払う、
ような、インプットかアウトプットのどっちかの方で、
お金を発生させる方が、両側に利にかなったものになるのかなと思います。
スピーカー 2
たとえば、ニューヨークタイムズをメンションしたら発生するってことですよね。
スピーカー 1
今のマイクロソフトのプログラムですと。
スピーカー 2
たとえば、超似てるニューヨークタイムズみたいなもう一個媒体があって、
2つデータがあるなってAIが見て、ニューヨークタイムズお金ちょっとかかるから、
ニューヨークタイムズをメンションしてるし、似てるニューヨークタイムズをメンションしようっていうプログラムになりかねなくないですか。
スピーカー 1
その可能性ってありますよね。
たとえば、どんどんどんどん安く安いサイトを選んでしまうと、信頼を失ったりするので、そこのバランス感ですよね。
でも、草野さんの言う通り、それによってニューヨークタイムズみたいな、
スピーカー 2
より信頼されるサイトが出てこない可能性はあったりするんですよね。
スピーカー 1
なので、場合によってクロールごとの方がいいかもしれないかなとは思うんですけど、
これも同じようなリスクは発生したりもするので、
ここが果たして何がいいかっていうのがまだ議論されていますし、
これからいろいろ検証され始めるタイミングかなと思うんですけど、
当然だから、AIモデル側としてはあんまりやりたくないことだと思うんですよ。
追加でお金発生するので。
ただ、特にこのインターネットの場合ですと、ロングテールがめちゃくちゃコンテンツ量が多いので、
そこがどういうふうにマネタイズの仕組みに乗りやすいのかっていうのを考えないと、
そもそも今のインターネットとしては成り立たないかなと思いますね。
スピーカー 2
宮武さんが指してるロングテールっていうのはどういうものですか?
スピーカー 1
例えば我々のコンテンツもそうですし、一般の方のブログもそうですし、
それこそサブスタックのニュースレターとかもそうだと思いますし、
ノートのクリエイターもそうだと思いますし、
でもその人たちも場合によっては広告でお金儲けしていたり、サブスクでお金儲けしていたりするわけじゃないですか。
でもそれがニューヨークタイムズほどのトラフィック量じゃないかもしれないですけど、
とりあえず100人から信頼されているっていうところで、
でもその100人が今のAIチャットボットの影響によって来なくなってしまったら、
スピーカー 1
これこそ過去の話でもしたと思うんですけど、
何億人って集められるようなサービスってほぼいないので、
そこで広告をどこまで回せるかっていうと結構厳しくなっていく。
少なくともそれをメインのマネタイズ方法としてやるのは、
例えば100万人とかのファンとか登録者がいるだけだと、
広告だけで回せるっていうのは、
なかなか事業を大きくしたいっていう上では厳しくなってくるんじゃないかなと思いますね。
でもここってすごい、
今まで前回と今回も結構メディアとかコンテンツクリエーターの話をしていたと思うんですけど、
当然インターネットができた時点からいろいろ厳しい状況だったじゃないですか。
スピーカー 2
出版業界は。
スピーカー 1
その中ですごい這い上がるところも、
コンテンツクリエーターとかも当然いっぱいいったと思うんですけど、
全体的なメディア業界からすると苦戦しているっていうイメージがある中で、
さらにこのAI時代の中で多分苦戦していくと思うんですけど、
ただ面白いのは、ある程度慣れてる業界だと思うんですよ。
ここ2,30年これを食らってる業界なので。
でもこれを経験してないのが多分サース業界なんですよ。
これは過去のエピソードでも話したと思うんですけど、
Google検索がメディア企業にどういう影響を及ぼしたのかというと、
コンテンツメディアをコミュニティ化したと思うんですよね。
AIのチャットボットはさらにそれをコミュニティ化するものだと思うんですけど、
それが同じようなことがサース業界でも起きる可能性が出てくる。
このAIチャットボットによってどのサースを選ぶべきなのかとか。
だから今まで人間がやってたことだったり、
人間がある程度調べて選んでたものをもう全部AIに寄せられたり、
AIによって簡単にスイッチングができるみたいな。
今までですと直接営業していたのが、
結局AIがその判断をするようになった場合に、
AIに営業しかけないといけない。
そのAIに営業しかけるっていうことはもうAEOじゃないですか。
SEOみたいなもので。
ということは結局Googleがメディア業界に起こしたことと全く同じことが
サース業界でも起こると思うんですよ。
サース業界は今まで自分たちのサービスがコモディ化するっていうことを
経験したことがあんまりなくて、
メディア業界はずっとやってるので、
ある程度そこの危機感を感じてやってると思うんですけど、
サース業界だとそこの危機感がまだ感じられてないことが
多いんじゃないかなっていうふうには思ったりしますね。
スピーカー 2
例えばプロジェクト管理ツールを検討したいなみたいな考えてるときに、
アサナとクリックアップがあったりとか、
トレロがあったりみたいな検索したときにいっぱい出てきたり
比較サイトがあったけど、
AIチャットボット、
チャットGPTとかに聞いて、
それに一番最初に引っかかるものにならないといけないってことですか。
スピーカー 1
そうですそうですまさに。
それが今までですと一部営業とかもあったんですけど、
だからそもそも将来的に特にバックエンド系のツールに関しては、
多分なんですけど、
人間が判断しないと思うんですよ。
裏方でAI、予算これだけの予算与えるので、
自社で作るか、しかもそれはAIがそれを仕切って作るのか、
もしくはAIが第三者のツールを探しに行って、
契約してください。
じゃあ任せますねっていう感じになると思うんですよ。
スピーカー 2
たとえばどこら辺のツールの領域とか。
スピーカー 1
ざっくりでいいですけど。
このツールになるかどうかわかんないですけど、
たとえばCRMもそうだと思いますし、
場合によってタスク管理ツールとかもそうなるかもしれないですよね。
スピーカー 2
このデータにあったツール探して、
もう導入しといてみたいな感じですね。
スピーカー 1
結局、将来的に人間としてデータ入力したくないじゃないですか。
たとえばCRMとか簡単にそうですけど。
あと、たとえばトレーノとかもそうですけど、
タスク管理ツールにこのタスクみたいなものを、
わざとトレーノに行って、そこでボード作って、
そこで色々情報を入れてっていうのってやりたくないじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
でもそれを自動的にデータを収集してくれて、
勝手にトレーノに入れてくれるAIがあったら、
それはそっちを使うじゃないですか。
スピーカー 2
AIも入れやすいやつを選びますね。
スピーカー 1
そうなんですよ。入れやすいやつを選びますし、
それではUIとかも場合によってはトレーノ風に変えたりとか、
ビジュアルのところとか、そこを操作するものは人間は見ますけど、
裏方のところは見ないので、
ある程度低予算で導入しやすいものとか、
我々のワークフローにあったものを見つけてくださいっていう、
多分オーダーを投げると思うんですよ、AIに。
そうすると、そもそもAIって別に、
それで検索エンジンにいいCRMツールとは、
みたいなものを必ずしも検索するわけではないですし、
色んなところに行って検索しに行ったりするので、
アピールしないといけないのは、
AIの方になってくる可能性が高くなる。
それでもしかしたら最終判断は人間がやるかもしれないですけど、
ほとんどのその前のフィルタリングがAIがやるので、
これの実例って出始めてるんですよ。
例えば最近ショピファイが、
彼らがサイドキックっていうAIアシスタントツールを出してるんですけど、
そのAIアシスタントツールはマーチャント用なんですよ。
ブランドがショピファイを自分のストアを構築する上で、
色々質問ができるAIアシスタントです。
どういうストアがいいのかとか、
その中でツールの質問をすると、
3つぐらい比較対象で出してくれるんですよ。
スピーカー 2
思いました。ECツールは確かに検討めっちゃしますもんね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
なので、すでにそれだけでもすごいフラットな状況になるじゃないですか、
ショピファイアプリからすると。
今までブランディングみたいなもので、
なんとなくレピテーション的に、
例えばアナリティクスだとトリプルウェールとか、
メールだとクレビオがいいみたいな、
なんとなく業界のブランディングがあったものの、
ショピファイのサイドキックからすると、
当然そこの情報は多少ない、見るかもしれないですけど、
機能として普通に見たりとか、
価格として普通に見たりとかしてるわけなので、
だったらクレビオではなくて、
違う、もうちょっと安めのメールツール使った方が、
結果的にそっちの方がいいと思いますよっていうレコメンドを、
すごいフラットでやってくれるわけなんですよね。
スピーカー 2
あなたに合ったツールはこれらですって言ったら、
もうそれで行こうってなっちゃいそうですね。
スピーカー 1
そこの誰にアピールしていくのかっていうのが、
多分メディア業界だと、
そもそもそれをGoogleとか、
自分たちの直接ユーザーを追いかけるだけではなくて、
それも最初から重要ではあったんですけど、
ただそれ以外にGoogleとかSNSとかに、
ちゃんと寄せるっていうことを、
今までずっと学んできた業界ではあるので、
そういう意味ですと彼らの方が、
もしかしたらただそのテックサビかどうかっていうと、
必ずしもそうではないので、
他のプラットフォームに寄せやすい業界ではあるのかなと思うのと同時に、