ちょっと硬い。
言いたりてない部分はありますか?
そんな偉そうな感じじゃなくて、僕自身前職魔法瓶メーカーに勤めていて、
商品企画とか新しい技術の掘り起こしとか新規事業の開発チームをやってたんです。
その中で魔法瓶って電気もガスも使わないのにずっと熱を保温し続けるというのが
すごい技術だよなと。
未来に残すべき技術だし。
実際使われているのは外に持ち出すボトル。
よくステンレスボトル、マイボトルとかですね。
外に持ち出すボトルとしてばかり使われていて、
もっといろいろなシーンで使われればいいなと。
少なくとも家の中で使いたいよなと。
普段のおいしいコーヒーとかおいしい紅茶を入れるのに、
魔法瓶だったら長くおいしいを楽しめるので、
そういう使い方したいなと思って。
いろいろ企画したんですけど、なかなか前職では物にならず飛び出しちゃったという。
じゃあ結構社内でいろいろ企画を立ち上げたりとかされてたってことですね。
そうですね。
いろんな使い方が。
いろんな使い方が。
正直プロフィール文を書きながら、
魔法瓶好きがこうして次世代に続く本質的な仕事がしたいって。
ちょっとジャンプしましたね。
なんで魔法瓶なのかが気になるよね。
飛距離がだいぶ出てますね、そこで。
魔法瓶こそ本質的な技術だと。
結構僕もともと技術者なんです。
大学も技術系なんですけど、
今めちゃくちゃ世の中が動いている中で、
やっぱり特に少人数で仕事をやるとなると、
何か塾を置かないとあっち行ったりこっち行ったりフラフラしてさまらない。
もちろん変化は必要だと思うんですけどね。
どっか塾を置くべきだと。
塾は技術家だと。
歴史もあって、
今後10年20年、場合によって100年残る技術、
これ塾に置けば、そこの塾はブレないだろう。
っていう思いのもと、
きっとこの魔法瓶技術はこれに勝る断熱性能の技術はないだろうという
自分の中で確信があって。
それでじゃあ魔法瓶塾にして、
これでいろいろと面白いことやろうと。
それで立ち上げた会社です。
塾さんは魔法瓶のタンブラービールがぬるくならなくて好きですよね。
うん。氷入れる系のドリンクを多用する。
タンブラーね。
そういうレベルじゃないんですよね。きっとみんなが思いつく。
そんなもんですよ。
ちなみに魔法瓶っていつ頃発明されたんですか?
150年くらい前みたいですね。
ちょっと調べましたけどほぼほぼ忘れちゃってるんですけど。
でもヨーロッパの方で、フランス、ドイツ、あのあたり、ドイツかな。
もともとはガラスのデュアビーン。
ガラスが二重になってですね。
昔そうでしたよね。
昔の魔法瓶ガラスですね。
そうですよね。
割れちゃってたから昔。
魔法瓶は落としたらアカンっていう振り込みが結構。
そうなんです。
150年くらいで、日本に来たのは100年ちょっと前。110年くらい経ちますかね。
だから大正、昭和その頃の古き良き時代の貴重品で、
どうもめちゃくちゃ儲かったらしいんですよ。
マジですか。
あと冷蔵庫ない時代ですもんね。
全職の社長の話とするのもあるんですけど、
だいたい創業者は大金落ちます。
ちなみに全職でいろいろ開発にいながら企画を出したりみたいなことが、
なかなか北山さんご本人の思うようにいかなかったっていうのは、
やっぱり新しいことをやろうっていうことが社内的に難しかった?
僕のテクニック不足っていうのもあるんですけど、
魔法瓶もそうですし、もう一つ家電もやってたんですよね。
家電も結構創意工夫でちょっとずつちょっとずつモデルチェンジしていって、
新しい商品として毎年毎年リニューアルしていくっていう、
そういう商売のスタイルなんですね。
そこに飛んだもの、今まで見たことないようなものとか、
これってあんまりないよなっていうようなものを作ったことで、
これどこで売るのよ、どう売るのよっていう話から始まると結構混乱するんですよね。
なのでそういう混乱するような企画ばっかり立ててたのが良くなかったりとか。
もうシンパシーしか感じないけど、基本混沌しかないから。
会社に混乱を持ち込むために採用されたみたいなことがありますからね。
私は混乱させたい。
混乱担当。
そういう人がいっぱいいると、もっと面白いことが早くできたかもしれないですけど。
そこで社内でなかなかそれが前に進まないっていう中でも自分でやるしかないっていうことで独立された。
まずは皆さんが身近で使うようなものからやろうと思って。
僕自身コーヒー好きなんですね。
自分で入れたものを美味しく、この時間いいなって思いながらじっくり味わう器が欲しくて。
いろいろと。
ただ、マホビーって今は材料ほぼほぼステンレスでできてるんですよ。
ステンレスって金っ気って言ってちょっと金属の風味がある。
これを手でハンドドリップしたコーヒー、これで飲むのもちょっと。
それちょっと分かるかな。
お茶だとなおさら嫌な風味になるんですよ。
嫌な風味になりますね、そういうのは。
そういうのがあるので、ちゃんとしっかりといいコーティングがあればなと。
ただ、ケミカルなコーティングちょっと嫌だったんですよね。
せっかくならばやっぱり自然由来で何かいいものがあるかなってことでいろいろと探していたり。
そういう背景でございます。
ある意味漆にきたったのは必然と言えば不必然だったんですか?
漆に最初到達しなかったんですよね。
最初はホウロウとかガラスとか陶器とかそういった方向でずっとやってたんですけど、
なかなかちょっと技術的にはいけるんですけど、
今こういった魔法瓶にホウロウを塗ってものづくりしようと思うと、
それなりに数作らなきゃいけないとか、
各工程でいろんなところで抑えなきゃいけなくて、
なかなかショーロットでは難しいという状況がありまして、
ちょっと悩んでたという状況ですね。
そんな中でちょっと出会いがあって。
ようやく漆にチョコって。
あれですか、前田さんは、お母さんの故郷ということは、
お盆とか正月とかに帰るぐらいの距離感ってことですね。
そうですね。小学生の頃とかは、ひよじいさんとかがいたときは、
いとことかおばさんとかの親戚が結構集まって、毎年割と帰ってた。
でもそれぐらいですね。
そこの記憶とパッとコーティング剤になったときに結びついたんですか?
コーティング剤、そうですね。
自然素材で、心地よくて、身近にあるじゃんみたいな感じで。
彼女は漆が身近だったらしいんですけど、僕は全然身近じゃなかったんです。
もちろん知っておいたんですけどね。
家には漆の湿気って確かにあるなと。正月用のセットが。
高級品。
実は宝瓶にも漆を塗ったっていうのはあって、
外側だけなんだよ。外側塗って巻き絵があったり、柄があったり、
どちらかと言っては和の高級なイメージを乗せたデザイン。
衣装面のための漆だったんです。
で、欲しいのと違うんだよなと。機能面なんだよなと。
だから内側を外側を塗らなくちゃ意味ないんだよなと。
つつ、彼女は漆がいいっていうので、漆はやれないことはないかなと。
ちょっと色々調べ始めたっていうのがスタートなんですね。
二の辺ではそんなに漆がいっぱいあるんですか?家で。
家?毎年お墓参りに行った帰りとかに、
おばさんとかが結構工芸とか好きで、三姉妹とかでお母さんが行っていて、
二の辺はどちらかと言うと、お坊さんが昔、
結構質素な暮らしをするために作られた縄文字塗りっていう縄文字の漆器があるんですけど、
結構質素なのでシンプルなもの。
めちゃ安いわけではないんですけど、
現地では漆器にしては安価に買えるので、
毎年行ったら自分のお菓子だったりとか買ってもらって、
家で使っているみたいな。
高級品みたいな先入観はそもそもない?
ないですね。使いにくいとか、お手入れ大変っていうイメージも全くなくて。
前だけではあるんですけど、インスタントラーメンも漆器で食べる?
インスタントラーメン。
ラーメン罰?
そうですね、ラーメン罰。
それも作ってもらって、
美味しいです。
気持ち的にもだし、いい器で食べるだけで。
熱くないしさ。
どんぶり持つときに。
あれですよね、倉田市ラジオで話した話だったの。
五分の岩井辰美さんのゲスト。
五の兵でしたね。
あっぴぬり?
岩手県の隣町ですよね。
城防寺塗りの。
片口の。
あそこで日本の漆の8割ぐらいとかはそこで生産されていて、
青森は城防寺塗り、岩手があっぴぬり。
青森は平じゃなくて。
あっぴぬりと城防寺塗りはほとんど同じような感じです。
店舗でも一緒に売ってたりとかします。
質素な、そんなに巻き絵で飾ってるみたいなことじゃない?
ではなくて本当にシンプルな赤と黒。
プロフィールに後継者不足、漆職人の後継者不足ということを知られたっていうのが、
地方で減ってきてしまっているという状態だったからっていうのがきっかけなんですか?
そうですね。
二の兵の漆の8割ぐらいとかは、
十年ぐらいとか国を始めるまで、
もう結構期間いて行ってなかった時期があったんですけど、
久々にこういったときに、
もう若者がまず街に来て、
若い人が街に来て、
若い人が街に来て、
若い人が街に来て、
若い人が街に来て、
若者が街に来て、
若者が街に来て、
全然いないとか、
本当に過疎地で、
私が歩いていると、
すごいゼロゼロになって、
若い学生とかもいなかったり、
漆器屋さんに行くと、
すごいまずいまずい見て、
興味持ってそうみたいな感じで思われたら、
もう職人目指しませんか?みたいな感じで、
すごい感動しちゃったりとか思って、
行きつけの漆器屋さんに行くと、
あと職人がもう一人だけだから、
母は何とか閉じないでください、
店閉じないでください、
そんな感じで、
ちょっと街もすごい楽しい感じだったんですけど、
でも産業、漆という産業が
二の辺にはあるなと思って、
ただの観光とかだけでもなく、
だから漆の産業を盛り立てれば、
私の思い出の、
美しい街も盛り上がるんじゃないかなって、
今は京都にいるんですけど、
いつかは二の辺も何かしら盛り立てられるんじゃないかって、
今思いました。
実際今のコクーさんのラインナップと、
おっしゃっていた二の辺の漆は、
ビジネス的な繋がりはあるんですかね?
まだないです。
まだというか、
まだ私の中でちょっと温め中という感じですね。
アイデアが流れるんですかね。
コーティング材の話に戻りますが、
前田さんから漆というアイデアが出て、
まずは試してみようというのはうまくいくわけですか?
天然素材だと面白いと思ったんですね。
ただ今まではデザインのかっこつけな感じのイメージしかなくて、
ちょっとこれ問題が大きく二つあるなと思って、
漆って結構デリケートなので、
ちょっとでも傷つくとダメだみたいな、
デリケートなイメージがあったので、
まず堅牢性というか丈夫さという面、
今時職戦期くらいはできないとなって、
丈夫さが問題だというのと、
あとはずっと工業の世界にいたので、
それなりに数作れないとなと。
1日に例えば1個2個じゃダメだよね。
アート作品じゃなくて、10個20個最低でも作れないと、
普通に塗ったら染み込まないものなんですか?
その時もいろいろ薄めたり濃くしたりやっていましたね。
佐藤さんはめちゃくちゃテレビに出て薄めて、
こんな薄める人、多分世の中のうるし主さんにはいないだろうなってくらい薄めてやったり。
結構他の教室の生徒さんに100個目で何やってんだって感じで見られながら、
こう薄めて薄めてミックスして。
また変なことやり始めたみたいな。
村を作るためにその薄さが必要だったってことですもんね。
村っていうのは紙に染み込んで、紙の質感っていうことをすると、
こういうテクスチャー?
硬めのうるしで表面がつるっとするというよりは、
このザラザラとした質感を生かしたいからテレビでちょっと柔らかくするってことですかね。
ちなみに相変わらずリスナーのことをほっといて、
目の前の質感のことを喋ってるんですけど、
うちの番組の毎度のことですけど、
この辺の商品は買えたりもするんですよね。
もちろんです。
コクーさんのオンラインショップとかで。
コクーのオンラインショップ、
私たちのコクーのショップは川奥堂って今開けてるんですけど、
そこと佐藤清町商店でも販売してます。
小村はこういう難しい漢字を書くんだな、今パッケージ見てる。
草むらの…
森とか岸上とかっていう意味で、そこから。
ちなみにもう何かこれ1000回ぐらい使っても全く減たれないってさっきおっしゃってました。
全くかどうかあれなんですけど、一部カフェでも使っていただいてて、
1日3,4回洗ってこの1年持ってるよって。
もう1000回ですね、じゃあ。
はい、なるほど。
で、もうめちゃくちゃくたびれた状態、まだ未だにわからないんですよ。
なので、どこまで使えるのか、まだずっと実験中な感じです。
下手ってまたでもちょっとさらに塗って補強したり、
ちょっとさらに塗って補強しても面白そうですね。
そうですね、そんなんができたらいいですね。
飲み物とか食べ物以外で植木鉢として使うっていう。
めっちゃいい。
うちまさにそうしてるね。
サボテンが元気になりすぎて小空きにして、なんかいい感じのポットを探してたと。
それでこのコップ、たぶん同じ会社さんなのかな?
パーティー用に買って、でももうワインとかやっちゃうと染みて赤いのがついちゃうから、
捨てるんですけどすごい捨てるの嫌で、鉢上にして使ってたんですよ。
で、水が切れるから、一応でも穴開けちゃうんですけど下に。
穴開けちゃっていいと思います。
紙だから開けやすかったしね。
そういう使い方してましたね。
衛生面もバッチリなんで、高級に高いんで。
ただコーティングしてるやつ買って赤ワインが染みないって言うんだったら、
コムラを買い揃えた方がいいなっていう結論が。
いいですね。
レストランとか職のスペシャリスト、バーの方とか、
どんどん使っていただいて、意見を返し、どれくらいいけるかっていうのを見てるところです。
塩さんのパーティーとかでこれ出てきたら嬉しいです。
結構パーティーやるんですよ。
月一くらいでバーベキューやったりすると、やっぱりガラスだと割れちゃうんで、外でやるから。
紙コップとかにするけど毎回ゴミがすごい出ちゃうから、
嫌で結局プラスチックのお洒落カップみたいなの買って、毎回洗ってたんですけど、
お洒落だから装飾ついてて剥がれるんですよ、装飾が。
そうするとちょっと嫌だなみたいな、結局捨てるっていう悪循環になってたんです。
揃います。買い物ショップが始まってしまって。
そういう形で気になった方はぜひPCで買ってもらって。
これいいですよ。
このシリーズ。
木漆を白漆の上から塗ったっていうやつ。
これいいですよね。
木漆の木みたいなやつすごくいいと思う、パーティーに。
白ワインがぬるくなっちゃうんですよ、外だとすぐに。
めっちゃそうなんですよ。
ビールもぬるくなるから。
スパークリングワインとかも冷たいまんま外最高だなって。
ちょっとうちのパーティーで。
そして初回のエピソードは、国風さんがどのように生まれたかっていうことをじっくり聞けたわけなんですけど。
今の話に登場した佐藤清松少年の佐藤社長にはお話をせっかくここに来ているので、
伺っておかないとなということを思っておりまして。
次週はさらに北山さん、前田さんのお二人に加えて佐藤さんにもお越しいただいてお話を伺っていきたいと思います。