1. Cra出しRADIO 工芸とカルチャー
  2. S2 ep3 生活最適化の極致? 中..

徳島県上勝町探訪編最終回は、HOTEL WHYにも関わっている会社スペックの代表田中達也さんの紹介で訪問したあるお宅の話題を中心に。上勝町の仙人とも呼ばれる中村修さんの暮らし方から見えてくるものとは?

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ゼロ・ウェイストの町 徳島県上勝町の今を創る人々 <後編>
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ごみゼロの街を辛酸なめ子が調査!徳島県上勝町に学ぶ地産地消の暮らし方
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パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

00:01
CRA出しRADIOは、使わなくなった大切なものを、様々な手法で生まれ変わらせるコレクティブ、コンクラのメンバーが、工芸を軸に、物と人との関係、物を作ることについて、皆さんと一緒に考えていく番組です。
コンクラのうみです。
岩田です。
しほです。
3人合わせてコンクラですっていう感じかな。
そうなると、3人でコンクラみたいな感じになっちゃうから。
それはちょっと違いますね。
もうちょっとね、広がりがある概念なんです。
広がりのある話です。
という感じで、徳島編も3話目にやってまいりまして、前回まではホワイホテルという非常にコンセプチャルな、おそらく日本か世界探してもまずないだろうという、ゴミを収集している場所の横に併設されたホテルというお話でした。
ちなみに、このホテルって、今聞いて泊まりたいなと思ったら、わりとすぐに泊まれる感じなんですか。
普通に予約ネットで出てきます。
公式サイトから空室を確認。
空室空いてるかどうか、すぐに空いてるかどうかわからないけど。
そうですね。最初に普通に予約して泊まろうかなと思ってた。
そうです。
前回のエピソードを聞いて、ちょっと泊まってみたいなという方は。
公式サイトから。
そうですね。どうしても車が必要になっちゃうので、レンタルカーが必須というところがポイントかなと。
空港からレンタルカー借りれるので、空港着いて、そのまま空港で車借りて、そのままビーって行ってしまうというのがおすすめです。
電車の人は徳島駅とかから。
そうですね。徳島駅もレンタカー。
徳島で一泊したかったら、駅のすぐ横にホテルとかがあったりして。
そこも駐車場付きだからレンタカー借りて、そこのホテルの横の駐車場に泊めるとか全然できる。
意外と旅しやすいなあなんていうのを思いました。
そうですね。本当に細かいことを覚えてますね。
大事。
あとそこのホテルの朝ご飯で徳島名物の練り物を揚げたハムカツみたいな徳島特有の食べ物が食べられます。
03:02
それ徳島のホテルって言わないとわかんないよ。
今のホワイトの話じゃなくて。
駅ビルのホテルです。徳島駅の。紛らわしいですね。
紛らわしいことを言ったなと思います。
電車で徳島に行く人は徳島駅に降りて、駅のすぐ横。
駅ビルにある?
駅ビルのホテルが朝ご飯、ビュッフェで徳島の特産品とかも食べられます。
駐車場ついてるので、レーターか借りても、次の日に神勝に行こうとか言う人でも簡単ですよっていう話でした。
この話に時間割くのをやめましょう。
前回も収まりきらなかったので、ホテルの元締めをやっている田中さんという方が別のことも取り組みとしてやっているので、その話を松尾さんから。
そもそも徳島で食品の管理の会社をやっているというのは前回お話をちょろっとしたんですけど、
もともと最初神勝町の町長さんに、神勝に若い人たちとかいろんな人口を増やしてほしいというお頼みがあったらしいんですね。
彼なりに考えて、こういうごみを減らすという方法を簡単にもうちょっとできないかなということを考えて、
はかり売りのお店をオープンしたらしいんですよ。
それも食品から、食品のクオリティー、品質管理の会社をやっているだけで得意なのか、
例えばシチューの粉とか、何でも全部パッケージ化されているのをはかり売りみたいにして売るというお店を開けて、
ただ2年ぐらいしか持たなかったと。事業として失敗したなという自覚があったと。
なんでやっぱり、はかり売りと言ってもどうしてもビジネスとして成立しづらいというのが、
神勝町にいる人しかやっぱり買いにもちろん来ないし、はかり売りは。
でも外から人を呼べないと、それだけでは。
あと人を増やしてくれって言ってるのに、それじゃ増えないから、これはあかんぞって言って閉じて、
考えてもっと楽しいことをやらないと人は外から見にも来てくれんぞと。
06:04
人が外から見に来たら、ごみのリサイクルを楽しくやるように、モチベーションが上がるからという考えで、
ライズアンドウィンっていうビール屋さんを作ったんですね。
クラフトビール作るんですよ、そこは。
マイクロビューアリーって言って小さなブリューアリーを作って、オリジナルのクラフトビール作って、
そこで一応宿泊も実はできるんですね、レストランなんですけど。
レストランなのにクラフトビールの作ってる小さな工房もあるし、
あとバーベキューとキャンプみたいなのができるお庭があって、
そこの庭の中にお風呂が、簡単に言うと露天風呂なんですけど、
普通のバスタブがドンって。
ウッドデッキにボンって置いちゃって。
開放的この上ないバスタブがある。
隣何にもないから見えないだろうってことで。
あとキャンピングカーがドンって置いてあって、
それもすごいクラシカルなキャンピングカーが置いてあって、
中綺麗になってるんですね。
そこも泊まれますよと。
雰囲気あるですよね。
すごいかっこいいです。
ちなみにレストランも同じ中村さんの建築で、
外から見ると上勝町の入り口にあります。
ウェブサイトを見ていただくと。
またリンクを貼っておきますけど、
墳墓がかなり共通してますね。
古い窓枠がいっぱい付いてる。
坂の途中で上勝町の入り口なので、
窓が一面リユースされた窓枠がコラージュのようにくっついていて、
中はすごく素敵で、
光がすごくバーって入ってくるんですね。
壁一面窓なんで。
そこに上勝町のお野菜とか、近隣の通れたお肉とかで、
バーベキューで作ったお肉とか食べれるので、
いろんなビールを作られてて、
すごい研究熱心で、さすが元バイオの人というか、
09:00
1,2種類どころじゃなくて、何種類もいっぱい面白い。
マダカスカルのバニラビーンズと一緒に作ったビールとか、
青色、デニムの藍染めの藍で作った青いビールとか、
あとサウナーの方と一緒に開発したモーニングサウナーっていうビールで、
朝サウナ入って飲むビールとか、設定細かいやつとか。
ストーリーをね。
いろんなものがあって、
実はそこはブルーワリーもう一個持ってて、
神勝の奥の方に。
結構大きい施設になってます。
そこ行くだけでも楽しい。
むしろ。
そこまで行ったらもうゼロウェイストセンター見ないで帰るのはなんでって思うんだけど。
ゼロウェイストセンターとライズ&ウィーンを両方見るのはすごいおすすめのコースです。
あとビールは本当にうまくないと意味がないってことで、
やっぱりブルーワリーの人と研究して作った奥とは言ってましたね。
いろいろ種類あるんですけど、どれも外れがないですね。
結構何種類も飲むんですけど、全部うまいですね。
私、お酒にはクラフトビールって結構うるさいって自分で勝手に思い込んでるんですけど、
本当にお世辞なくおいしいです。
帰りに徳島駅空港で飛行機待ってる間にお土産屋さん行ったらやっぱり売っててですね、瓶が。
買いました。帰りに。
全国に卸してはいるんですよね。
東京にはいくつかお店があって、東京でも飲むことができます。
普通に多分全国的に卸して流通してるんだと思うんですけど、
楽しくないと意味がないっていうのがここに来たらちょっと悩んでたことと、
試みが田中さんの言ってる意味がわかったなっていう感じで、
ずっとここにいたいなっていう風に思う空間ですね。
やっぱり上勝町に移住された方もライズ&ウィーンで働いてたりとか、
ビールを作るためにクラフトビールを勉強したいって言って移住される方とかもいるんですよ。
だからゼロウェイストセンターの試みだけでっていう方だけではなくて、
そういったサステナブルなお店の作り方を覚えたいとか、クラフトビールを作りたいとか、
12:06
そういうことを学びたいって若者が働いてます。
あと一応セレクトショップみたいなのがあって、
基本的に上勝の人ってサランラップをあまり使わないというか、
ゴミになるものを極力減らしたいと思っている人たちだから、
それに代わるようなシリコンの器具とか、なんかおしゃれなやつとかをセレクトして置いているという、
この町ならではで使えるもの。
洗剤も測り売りしてたりとかもするし、
それは別にそこしか測り売りしてないわけではないんだろうけれども、
あとはいろんなお店からのキュレーションをしているので、
情報発信地みたいなポジションになっているなというのを見てて思いました。
あとは、お店とあとはブルーアリーの工場でできている絞ったカスですよね。
モルトカスですね。
ビールを作るためにモルトを使ったカスが出ちゃうんですけど、
それもゴミになるんですよ。
それを駅費として発行。
肥料として近所のおばちゃんが、
基本的に家庭菜園をどの方も持っているような地区なので、
自分たちで食べるものを自分で作っているような方々が、
この駅費はすごくいいわねというのを広げて、
そのコミュニティーがあるというような。
そうですね。お米も畑も持っていて、ライズ&ウィーンで。
レストランを経営しながら田んぼをやっているんですけど、
やっぱりお店もやりながら、毎日いろいろ大変だということで、
ご近所の人たちが手伝ってくれたりとか、
駅費くれているからといろいろやり方を教えてくれたりとか、
そういうので地域のつながりがまた深くなったということを教えてもらいました。
成功していることばかりではないんですけど、
田んぼに関しては、
農薬とかを使わずに自然の肥料とかでやるような
試みではあるんですけど、
すごい稲穂が痩せているんですよね。
言ったらどれだかというのでは、そんなにまだ成功していないという現実を。
でもまだ初めて2年ぐらいだから、
3年目、だんだんやっぱり土が作られていくという。
15:04
そうですね。だから来年はもうちょっといいものができるはずだという。
どんどん毎年、2年目にしてだんだん良くなってきているという感覚があるみたいです。
商業的なことを前提にすると、こういう稲作の試みってできないんだけど、
あえて土作りからやるという試みを見ていくみたいな、
そういう試みもやっていました。
農薬を使っている田んぼは隣にあるんですけど、歴然とした差なんですけどね。
それがどういうふうに変わっていくのかなというのが今後楽しみだなと思っています。
そこが棚田になっていて、棚田の一番上には、
かやぶき屋根というんですか、昔のお家もあって、
そこは田中さんにご紹介いただいて、そこで朝ごはんを食べさせてもらって、
すごい、そこもおすすめなので。
何て名前だったっけ?
いや、思い出せない。
そこも大事なんですけど、今日はまた違う話をしようかなというところで。
田中さんのライズ&ウィームにもあるし、ゼロウェストセンターにも置いてあるんですけど、
薪が置いてあるんですよ、そこに。脇に。
綺麗に大きさとか分けて置いてあって、
実はこの薪の置き方をインスピレーションの元になった、
仙人というふうに神活の人たちが呼んでいる中村さんという方がいるんですけど、
神活町に引っ越してもう20年以上かな、30年かな、いらっしゃる方なんですけど、
そこの中村さんのお家にお邪魔させていただきました。
それがすごい衝撃的だったんですけど。
音声メディアなんでね、口で全部説明していくわけですけど、
どういう家だったかっていうところですよね。
その方は神活町が1エピソード目で野焼きで大問題になってから、
方向転換をしてっていうことの後から移住されて来られたのか。
前ですか?
30年前ぐらい、30年前って言ってたから、ちょうど野焼きの時代と被っているのかもしれないんですけど、
なんで神活町に引っ越したかというと、彼はもともとネパールの寺院で版画の修行をしてたんですね。
18:07
版画?
版画です。
木版画の文様があるんですけど。
そこで出会ったのか、版画家、ネパールの文化の研究者か誰かが神活町に移住したのをきっかけに、
20代で日本に出てしまって、
全然あても何もそんなにないから、
携帯すら当時持ってなかったみたいなんですよね。
なんで探すにも探しようが難しいからってことで、
その方を頼って神活に来て、
もう家探してますって言って、見せてくださいって言って、
2つぐらい見て、そのうちの1個が私たちが見に行った家の1個前のお家だったんですけど、
私たちが見に行ったお家は2軒目なんですね。
もうそんな感じでてんてんともしてなくて、
神活町で30年過ぎてるけど2軒家住んで、
別にゼロウェイストセーターその間にリニューアルしてるなみたいな感じを知ってるって感じですよね。
じゃあ版画家さんなんですか。
とも言えないんですけどね。
趣味でやってますっていうふうに言うんですけど、
全然作品としてクオリティ高いですね。
クオリティがとんでもなく緻密なんで、
それも含めた全体の佇まいがやばいっていう、
僕がやばいとしか言葉が出てこない、
自分のボキャブラリーの貧困さもすごく自分で嫌なんですけどね。
もともと家自体は農作業用の牛を飼ってた名屋なんですよね、確か。
名屋を家にしてる。
そうです。だから天井低いんですよ、1階は。
1階が牛が住んでたとこなんで。
ちょうど立ってギリギリ頭ぶつかんないぐらいです。
そうですね。僕はちょっとね、頭。
でも牛飼ってた名屋の1階ってことは土間なんじゃないですか?
おっしゃる通りです。
寒そう。
それがですね、寒いは寒いんですけど、
何か土みたいなものでチコチコ埋めたって言ってましたね。
解体される古い家の土壁とかがあると、その土の壁をもらってきて、
こうやって釜戸を作ったりとか、
21:00
あとは隙間風のところをパテのように埋めて、
その隙間風っていうのを自分で防げるまでのほうが全部防いでいると。
あとは薪ストーブもあってですね、
もちろん寒いは寒いんでしょうけど、
めちゃめちゃ防寒的な工夫は個人でできる範囲でも知っているという感じでしたね。
屋根も含めて全体的に黒っぽい家で、
なんていうんですかね、むちゃめちゃかっこいいんですけど、
黒さも雨漏りとか屋根の途端の錆びがちょっとひどかったんで、
自分でただただタールを塗っただけって言ってましたね。
それで雨漏りとかそういうのを防ぐような感じだけど、
めちゃめちゃシックでかっこいいんですよね、そんなお家で。
ちょっとここ最近のお宅訪問みたいに言うと、
結構文句なく1位の僕の衝撃堂だったので、
何から話せばいいのかが本当に分からないんですけど。
まず土間もすごいんですけど、
まずびっくりするのがその薪の置き方がやっぱり、
田中さんがインスピレーション湧いた理由がですね、
すごい理にかなってるんですよ。
まず規格としてみんな同じ長さに切ってるから、
綺麗にピシッと揃って置いてるし、
太さも揃えてるんですよ。下の方には太い薪、
上にちゃんと棚みたいに分けてて、
枝とかは火を最初につける火種用だから束ねて置いちゃって、
その次に細い薪、だんだん火がくべてきたら、
中くらいの薪みたいな感じで置いちゃって、
別に綺麗に見せたいからっていうだけじゃなくて、
完全に使う用途の順番を考えて物が置かれてるとか。
千人って呼ばれてるぐらいなので、
ある意味では何ですかね、
寄捨て人というか、隠遁者というか、
お一人で住まわれてるんですか?
そうです。
もう30年ずっと。
世の中のことが嫌いで、僕は一人がいいんだみたいな印象を持ってしまうんですけど、
彼は彼の思ってることというか、
自分で過ごす時間を最も愛しているので、
年金、70を超えた方なので、
24:04
年金と自分の時間と自分がコントロールできる範囲を最適に設計した結果がこれであるということで、
別に話してみたら何の寄捨て人感もないんですよね。
千人とか隠遁者とか山奥に住んでるって言うと、
ヒゲがすっげー生えててとか言ってさ、
そういう気難しいみたいな。
そういう何かを排他的に排除したいからとかいうことでは全くない。
そういうステレオタイプは全くないんですよね。
そもそも田中さんからどういうふうに、そこ行った方がいいよみたいな感じで紹介されたわけですか?
最初から私が、そもそも薪について最近研究してるので、
まずそこに行けっていうのが最初だったんですよ。
薪のことを知りたいんやったらそこに行けと。
もう薪で生活してる人を。
薪で生活してる人を見た方がいいってことで。
で、そうですね。
彼が使ってる電気は最低限の照明器具と、
僕らも車でうっすらと人の声が聞こえるようにラジオがかかってたんですけどそれぐらいで、
電気料金は基本料金の300円をほぼ超えたことがないって言ってましたね。
300円。
想像つかないじゃないですか。
お風呂とか薪で。
彼が言ってたのは昔の白熱球じゃなくてLEDとかですかね。
それで格段に安くなったっていう。
テクノロジーコンパスな部分も会話もめっちゃあるんですよね。
今で言うと40Wくらいかなみたいな。
そういう感じの、もう理にかなってんすよね全部設計が。
っていうような感じで。
あと、そうですね。
三河出身、違う浜松出身かなってことで。
浜松って言うと僕愛知県だとちょっと言葉遣いの、いわゆる三河弁のジャンダラリン的な感じが印象深いんですけど。
そこで一回ネパール行って帰ってきて徳島でも何十年もおられるのに何とかじゃねえっていう。
三河弁がめちゃめちゃ出るっていうことに僕はある意味衝撃を受けましたけど。
なんか、そうですね。そんな徳島の山奥の三河弁の方だなっていう。
そんな感じです。
それはさておきですね。
別にこの上勝町のゼロウェイスとここまでのエピソードで話されてきたような、上勝町のあり方に何か補聴を合わせてこうなってるとかでは全くなく。
27:06
たまたまでしょうね。
ナチュラルにここにただいるっていう感じ。
たまたまネパール関連だったってだけですよね。
そうですね。
ネパールの関連なかったら違うとこ行ってると思います。
自作のかまどの横に調味料のネパール仕込みの、僕まだ頂けてないんですけどカレーがすごいお得意だっていう。
それでスパイスとかあと保存食みたいなのを瓶で保存してるんですけど。
この瓶も上勝の再利用の瓶とかを使ってると思うんですけど。
その用途ごとにピシッと高さが揃ってるんですよね。
リサイクルの瓶にも関わらず綺麗に薪と同じように。
そうですね。本人は高さが揃うのに3年かかったって言ってました。
あと色が大体似てるけどよく見ると全部が全部同じ瓶じゃないんですよ。
キッチンを食器棚綺麗に見せるのにスタッキングできる食器みたいなことを全部揃いで買ってみたいなことしちゃうじゃないですか。
しますね。僕も。期待すぎたらね。
リユース瓶で全部やるっていうのは。
そうなんですよ。家がどうしてもドマだからキッチンのススで蓋が黒くなってたりとかちょっとくすんでたりとか。
それによる統一感っていう。
それが統一感を作ってて。
なるほどね。
調理器具も全部そうなんですよね。ススで黒くなってて統一感が出てる。
壁も屋根も家の中もうっすら黒い感じなんですね。
そうなんです。
かと思えばその脇にスタバのコーヒーのカップとかが置いてあって。
中村さんスタバも行くんですか?って言ったら、あ、こないだ行ってみたよって言う。
加号所ってバス乗り継いで行くらしいですよ。
スタバを目的地として?
多分立ち寄っただけだと思うんですけど。
目的だったか知らないけど。
お風呂があるにはあるんですけど。屋根の上にこうなんだろうな。水道の。
引いてきたお水を溜めてこれが日光で温めて多少ぬるま湯の行水ができるような仕組みになってるんですけど。
30:02
あんまりもう使わなくなっちゃって。
それで街まで歩いて。
お風呂に穴がなんかいたからとか言ってね。
それも言ってましたね。
最近は温泉が近くにあるので。
小1時間山を下って行くらしいんですけど。
僕その話を行く途中の道で聞いててそんなもん全然僕が直せるようだったら直したいぐらいですねとか言ってたんですけど。
どうやらそういうことでもないらしくて。
直ってもやっぱ温泉入りたいらしい。
1時間かけて歩いてやっぱり知ってる風景の微小な観察をするのがやっぱ本人的には結構重要みたいで。
田中さんがちょっと歩いてる中村さんを見かけてお風呂の方だったら送ってきますよって言ったら遠慮とかじゃなくてすごく断ってきたみたいで。
車ってのは瞬間移動でしょみたいな。
その間の情報全部端折っちゃうからさ。
僕は見たいんだよねっていうことらしくて。
なんかすげえライフスタイルだなって僕思いましたね。
散歩して植物の観察したりとかするじゃないですか。
あれですよね。ああいう。
そこで飲むお茶みたいなのもお茶の葉としては生えてなくて。
自生したお茶に近いような葉っぱがあるんですけど。
それを摘んで茹ぶして。
たまたま道端に生えてるお茶みたいなものの同じ木が庭にも生えてて。
それをその場でかまどで茹ぶしてお茶にするんですけど。
これがまた最高なんですよね。
これは何ですか?この葉っぱお茶っぽいみたいなことでお茶にしてみたみたいな感じですか?
ことのほったら何なんですかね。
最初見つけて知らずに切っちゃって後からお茶の葉にできるってことに気づいて
3年かけてここまで育てたって言ってました。
これちょうどお茶の葉っぱを2,3枝取ってその場で茹ぶして。
普通に緑茶とかウロン茶は発酵の手間が入ると思うんですけど。
一旦茹ぶすだけにはなるんですけどその場でかまどで炊いてお茶をいただく。
そんなに濃いお茶は出ないんですけどすっきりした良い味なんですよね。
そういうようなライフスタイルを目の当たりにして
ずっと言葉を失い続けるという感じでしたね。
33:02
印象的だったのがもちろん他の家庭と同じように菜園を作ってはいるんですけど
コンクラ的な話に寄せるとすると何のために作るかっていうようなところで言うと
もちろん食べるためなんですけど
自分がコントロールできる範囲っていうのにすごいこだわってて
40代からここで一人暮らしをしてるんですけど
70を超えてきて体力がなくなってきたっていうところで畑の面積を減らしたらしいんですよ。
それで年金が逆にもらえるっていうところで
そこのバランスを考えて食生活のメニューが変わっていると。
味噌とかも自分で仕込んだりするんですかっていう風に言ったら
昔はやってたけどカビの対策とか手間を考えたら
僕に合わないなっていうので辞めたっていう
徹底的にコントローラブルなものだけがワークしてるっていう感じで言うか
コントロールできないものはもう手放すという潔さがすごいなと思いましたね。
コントロールっていうよりどっちかっていうと改良できるものって感じかも
住み心地をよくどれだけ快適さに持っていくのかとか無駄なことをしないとか
改善ができるっていうことに全てを設計していくと
無駄なものがどんどんなくなっていってっていう
でも結構よく見たものいっぱいあるんだよね
でもだからすごくちゃんと整理されてるから
ごちゃごちゃして見えないっていう
全部どこにあるか
統一感と
なんかその版画も自分で本とか製本して作られてて
その製本された本が積み重なれてるんですけど
必ず同じような大きさで製本してるし
自分で作ってるから形も大きさも全部コントロールできるっていう意味では
そこに風飛ばないように全部重しを置いてあるんだけど
その置き方もやっぱり統一してるから
たくさんあっても全然ごちゃごちゃして見えない
どこに何があるかすぐ取り出せるんだろうな
分かってて
そうなんですよね
多分一人の創作時間をめちゃめちゃ愛するっていう感じなので
僕らが見せてもらったのってすごく一部だと思うんですけど
ネパールで学んだ幾何学的な木版画から派生して
彼の中小画のようなランダムな面白さと
36:06
整頓された自分でルールを決めて作った文様の何とも言い難い
創作物がすごい大量にあったっていう感じで
それなんか別に売るとかでもなく
売れない
ひたすら自分のためにというか
家の至る所に飾ってあって
季節によって変えるって色替えする
田中さんが自分のお店やホテルとかで
ぜひ飾りたいっていう風に言ったことがあるらしいんですけど
そういうのはやってないんだよねって言われちゃう
悪の人は自分で作って自分で楽しむっていうことだ
そういうノウハウの一部を体験できるワークショップみたいなのもやってくれたりとか
そうなんですよね自由に線を描いて正方形でフレーミングしていくみたいな
正方形とかの企画も何を基準にしてるかって言ったら
もう僕らが使わなくなったMDの正方形だったりとか
それをさらに枠の四角はどういう風に決めてるかっていうと
フロッピーディスクのケースと同じ企画みたいな
そういう感じでディスプレイしてみると
そういう理由数と不思議な気持ちになりましたね
これちなみに今の話聞きながら見たいなってなった時に
インターネット上に中村さんの情報ってどっかにあるんですか
ありますね中村治さんっていうのを検索していただくと
いろんなメディアで取材されたことがあるような形跡はたどれるんですけど
彼をちょっと尋ねたいってなった時には僕らもちょっとご紹介ができないという
それはそうでしょうね
いくつか記事になっているので興味がある方は検索をしてください
テレビにも取材されている形跡はあるよね
そうですね
youtubeとかで見つけられるのかな
中村治さん神勝町って入れた方がいいと思う
あとは仙人とか入れると出てくるけど
39:00
仙人
そんなようなちょっとゴミの話から徳島神勝の話が入り
ちょっとさらに発展系の超ほぼ自給自足というスタイルまで踏み込んだっていう話ではありましたが
ニューヨークタイムスに出てる
ニューヨークタイムススタイルマガジンでTっていうやつあるんですけど
ちょっとまたリンク貼っておきますね
某柳総理風の
いやこれは言えないな
ある人気カトラリーライフスタイルウェアのメーカーの社長が来て
誰でも知ってるあれなんですけど
もうここに究極があるって言ってなんかもうおののいたらしいという
いつもは聞きましたね
なんかでもあれですねあのこうそういうそういうそういうって言うとまたなんか違う
なんかすごいねあの軽やかなお話ですね
いやそうなんですよあの思いのほか軽やかな話だったっていうことに
そうそうそう何かなんかあんまり背負ってるものがないっていうか
ただただただただ快適な状態をこうなんて言うんですかね
あのそうなんて言うんですかねこういうの
いやなんて言うんですかねこういうのなんですよ
あの比較するならばたまたまですけど
えっとあのアメリカの写真家でエリックソスっていうあの写真家がいるんですけど
えっとあのいわゆるそのアメリカのイントン者ばっかりを撮った
あの写真家がいるんですけど
その写真をちょっとたまたまあの1、2ヶ月前に見てて
そこの写真に出てくるイントン者は重いんですよ
とにかくやっぱりこうアメリカのなんか社会に傷ついて
雲がかりするようになんか砂漠とかポツンって暮らしたりとか
なんかやっぱり重いんですよね
だからそのアンチ資本主義とか
とかとか
そうですねなんかやっぱこう何らかちょっとあのいづらいところから
まあそのある種それを求めて
まあ哲学的なところだったり
まああの追われるようにしてそうなったりとか
いろんな理由があると思うんですけど
そういう感じが全くない軽やかさですよね
やっぱり20代になって
なんかこう今しかちょうどその高度経済期だったっていう
42:03
海外にこうやっと簡単に行けるようになったぞってなった時代らしいんですよね
その時におめき行って仕事辞めて
で放浪の旅に出たっていうのがスタートだった
それがまず最初の彼の何て言うんですか
人生をより良くするための選択っていうのの第一歩だったっていうことですよね
やっぱり働いてたからこその年金があるっていうのもポイントだって言ってました
そうですよね
なんか海さんのその説明の中でその度々そのコントローラブルなっていう言葉が出てきましたけど
なんかその自然派な生活みたいなこと言って言うと
その自然はコントロールできないっていうところ
だからコントローラブルであることから距離を取るような
あのアティテュードの場合が多い気がするんですけど
自然とともに生活するみたいなことで言うと
でもなんかあのむしろなんていうかコントロールしたいっていう欲望はちゃんとあるっていうか
それをなんかうまくその自分のサイズに合った状態で
保ち続けて生きているみたいなそんな印象を受けますね
中村さんのワークショップやって気づいたことあったんですけど
まずなんかペンと紙を渡されて
四角い紙とペン
好きな線を書いてって言われて
何の説明もないから適当に書くんですよ
好きな線ってなんだっけとか思いながら
でその後に枠を渡されるんです
四角く真四角の穴が開いた紙を渡されて
それが枠だから
自分が書いた線の紙の上に枠をはめて
好きな位置この線がこの枠で書こうと
この線がいいなと思う場所を見つけてって言われて
見つけて決まったらカットするんですね
それで色鉛筆出してきて
色塗って好きなように塗って塗ると
でその最後はさっきのMDのケースに入れて飾るんですけど
それやっては気づいたのが彼の生活そのものだなと思って
自然がその好きな線ですよね
予想つかない線というか
いろんな線があるそれぞれの多様な線があり
予想もつかない
ただフレームを決めることで
視点が決まって何が自分が好きで
45:01
どれが意味があって
どこがいらない線なのかみたいなのを決めると
それで色を塗っていくことでさらに
その線が作る隙間隙間の空間に
自分で意味を作っていくっていうのが
彼の生活そのものだなって思ったっていう
ごめんなさい僕戻っちゃうんですけど
アレックソスでしたねエリックソスじゃなくて
アレックソスですね
もう展示それやってないんじゃないかな
やってないですね
あれなんだっけあそこ
神奈川県葉山の美術館ですよね
でもなんか本とかも出てるから
ソスの展示を見た後に中村さんで会うと
結構なかなかこう
ギャップですね
イントンシャイメージのギャップですね
完全なるよすて人っていうのと
洞窟で暮らしたいって言って
よを捨てて洞窟で暮らしてる人とか
あと親から虐待を受けて
逃げるようにして暮らしてる人とか
そういうことではない
全く違うっていうのは確かに
ちょっといい時間まで喋りましたね
いくつか私今検索
見てみるとやっぱり記事が結構あったので
ちょっとリンクは多めに貼っておきます
いろいろ
これはぜひちょっと
これ写真見てほしいですね本当に
ダヨネのアーティストのやつが一番
お部屋の写真が見れておすすめですね
このタイトルが
徳島県上勝町のダヨネさんの生き方が美しすぎます
マチログダヨネさん
ダヨネさんと名付けられたんでしょうね
ダヨネが口癖で
ネパールに住んでた頃のあだ名のようです
僕としてはジャンネさんですね
三河部のなんとかジャンネ
なんとかジャンネの人ですね僕からしたら
細かいです
これでも写真見ると
ノースフェイスのダウンジャケット着てる
おしゃれだと思って見て
そうっすか
今気づいた
ノースフェイス着ちゃってます
僕は何だろう
ポロのようなものを着ているのが印象的でしたけどね
ちょっとその辺を掘っても
48:00
でも循環型の暮らしそのものっていう
彼のネパールで
学んでいた時のノートがすごい
これ製本して販売してほしいというぐらい
すごい美しくてびっくりした
あれを見た時に
この人研究者向きだ
エンジニアだってちょっと思っちゃった
設計が好きなんだなっていうのがすぐ分かりました
設計って感じはしますよね
設計師ですね
どれが一番ベストなのかっていうのを
設計してきたっていう感じ
ものからライフスタイルから経済的なことに
手を設計してますね
私よく聞かれるんですけど
何をよく考えて生活とかいろんな仕事とか選ぶんですか
変な質問されるとき
オプティマイゼーションですとか一言で言うと
だからやっぱりより良くするっていうことを考えると
あんまりネガティブなことを人生起きても
そっちにフォーカスしないっていう
ウェルビーングとか言うじゃないですかみんな今
そうじゃなくてベタービカミングをやりたいと思うんですよね
それが最終的に未来を作っていくから
未来からの逆算をするっていう
そういう考え方じゃなくて
今をどうより良くするかってことを続けてたのが
高村さんまさに生活だなって
究極の師匠
田中さんが師匠と呼ぶだけあるって思った
もちろん何かそのまんまリユースしてるのもあるし
改造したのもあるし
それは全部自分の用途とか
やりたいこととか暮らしたい
佇まいとかが全部わかってるから
そうしてるんですけど
そういうコンクラ的なリフラクトの視点があってもいいなとは思いましたね
ゼロから作るものばっかりではないんですけども
あるものは使っていくわけですけど
使いづらいものはそこからアレンジしたりとか
そんなようなことが
そうですね多分だから
自分で全部作るっていうことにもこだわらず
買って揃えるみたいなことにこだわらずに生きていくと
自然にリクラフトっぽい生活になっていくってことですよね
そうですね
牛小屋自体が居住空間になってるってこと自体がリクラフト
確かに
結構規模のでかい
ほんとセンスがいい
51:00
やっぱり一個一個美意識を感じます
選んでいるものに
ちゃんと統一性があるし
それがマスプロダクションのものから作られてたとしても
彼なりの彼の空間に置くと
それがスポットにちゃんとはまるっていうのがすごいなって思ったんです
っていう感じでしょうか
はい
神勝町シリーズの
テーマに3回お送りしたのはこれで最終回ですけど
いきなりシーズン2
全部時間が長いっていう
すみません
別にシーズン2になって
長くしたいわけではない
神勝のことを話した過ぎて長くなる
次回は岩田さんの話も聞きたいなと思ってるんですけど
今日はこんな感じでしょうか
こんな感じでしょうか
じゃあ倉田紫ラジオは毎週火曜配信してますので皆さんフォローしてお聞きいただければと思います
神勝町への質問は受け付けておりますので
ハッシュタグ
僕らで受け付けのか
答えられる範囲で受け付けます
もしかしたら
村役場のホームページのリンクでお返しする可能性があります
どこが美味しかったかとか他にもあるよ
面白い情報を聞きたい観光情報をお伝えできます
美味しいお店もありますね
もちろんコンクラコレクティブも引き続きよろしくお願いします
というわけで神勝町シリーズ以上ということでありがとうございました
53:22

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