CRA出しRADIOは、さまざまな手法で物を生まれ変わらせるコレクティブ、コンクラのメンバーが工芸を軸に、物と人との関係、物を作ることについて、皆さんと一緒に考えていく番組です。
コンクラのしほです。
うみです。
ゆわたです。
そして、今回もゲストお二人をお迎えしております。お願いします。
COCOO(後編)です。
COCOO(前田です。
よろしくお願いします。
最初にあまり詳しく説明をしていなかったんですけど、佐藤清松商店さんに伺ってますとだけ言ってたんですけど、その中のこの今お話をしている一角っていうのが、ここがCOCOO(の拠点ということになるわけですかね。
拠点でございまして、今年の1月から本格的に入らせていただいて、いそおろうですね、ほとんどは。
そうなんですね。
佐藤さんが倉庫、かつては住居、その前は漆の研究所みたいです。
佐藤さんのおじいさんが研究してたみたいで。
巡り巡ってここ来ようという、我々の実験場と言いますか、それは自身の実験もしますし、人との出会いの場、いろんなトライアンドエラーの場の提供ということで、何でもありな場所になっています。
初回の収録から聞いている方からすると、喋っている後ろに何か人が歩いたり、ドア開けたり、ピッピーってなったりとか、多分そういう音が入ってたと思うんですけど、実際だからここで塗ったりとかっていうことも、先ほどもされてましたけど。
ものづくりもしてますし、最近はうるし、どなたでも出られるんですね。体験コースということで、本当に一番小さい方ですと3歳から80歳近くまで。
すごい幅。
思うままに実はいろんなうるしを塗れるという。
3歳からできるということは、もう何もテクニカルに、お絵かきするのと何も変わらないということですか。
お絵かき感覚で塗っていただいて、でもそれはちゃんと器となって、ある意味一生ものとして使えるくらいのクオリティのものができます。
うるしで悪い目にあっては、主に体の耐性のなさというか、アレルギーの、なんかでも希望の湧く話ばっかりです。
3歳で持ってなると、結構やっぱり皮膚についたりとかしないようにって。
保護者はね。
ですよね、でもそんなに。
そうですね、完全防備はもちろんするんですけどね。
うるしは今、佐藤さんのところでは、かぶれにくいですけどね。かぶれにくいうるしを開発していたり、よりどなたでも使っていただけるようなうるしというのは開発をしていますので。
そこから僕、再チャレンジできそうな気がします。
元々の北山さんの独立した時の動機から言うと、やっぱり物を作ろうというところから始まっているじゃないですか。
それで一つの、まず最初の完成形としてキッスルがあってというところからの流れで言うと、自由に人が来て体験ができる場所を作るというところには、
多分最初は直接そういうアイデアがなかったようにも思ったんですけど、今ここに行き着いているのって、そこにどういう変化があったんですか。
そうですね。半分想定してないというか、もちろんこの半年前、この体験を全面的に体験もやろうぜみたいな話にはなっていなくて、それは想定外ではあったんですけど、
元々そういったものづくりからサービス、サービス的なことをやろうぜっていうのを前田とも話していたんです。創業当時から。
これ前田が話した方がいいかもしれませんが、二之兵との関わりをなんとか持てたらな。
そうですよね。そこは最初の話で。
そうですね。二之兵って岩手県の最北端、関西の人はもうほぼ行ったことがない人が多かったりとか、最初はいいなとは思ってたんですけど、やっぱり結構個室的な感じだったりとか、最初から二之兵っていうのは難しいなと思っていて、
私はものづくり経験者でもないですし、でも私の最初のファーストキャリア、実はホテルサービスなんで、何かしら人が動くような、新しい人の動きがあるような場所だったりとか、
心地よい空間だったりとか、そういう場がいつか作れればなっていうのは隣思っていたんですよね。
その中でたまたまで会ったのが北山とか佐藤さん、ものづくりおじさんに出会いまして。
ものづくりおじさんって言われて。
ある種可能性あるなと思って、ものづくりの世界に入って。
自分の中で何かしらいろんな人が集えるような場があったらなって思ってたら、佐藤さんがうち来ればって言って、自由にかかっていいよっていうことで関わっていただくことになって、ここKIOが生まれたんですけれども。
ここKIOは何で、ここにおいでよって。
ここっていう、ここともちょっと欠けてるんですけど、こことKIO松の、佐藤清松のKIO。
大人も子どもも、業種の方も、地域の方も、それこそ海外からの旅行者の方もおいでよっていうコンセプトで入ってきた場所で。
そうすると本当にサービス事業のアイデアが段々と与えられました。
逆に前田さんのキャリア的には一周回って、こっちに戻ってきたみたいな感じもあるので。
繋がるかっていう感じなんですけれども。
私は大阪のホテルのオープニングスタッフで入ったっていうのがあって、京都いろんなホテルがオープンして。
今もね、どんどんどんどん立ってますけど、私の同僚とか先輩とかが実は京都のホテル、あらゆる場所に結構いまして。
今は私たちが作った体験を営業させてもらってたりとか、実は。
いろんなホテルさん。
それはホテルに出張して体験できるようにみたいなプログラム?
そうですね、それもあります。
ホテルでやってほしいっていう依頼もあるんですが、最近は特に高級ホテルさんに来るような日本通のお客様ですね、リピーターの方は
日本で特に京都の工芸的な文化的な体験を本場のそのものの場所で体験したいっていう方が多くて、本当の日本を感じたいという方が多くて、できれば工房とか現場に行って体験したいという方が多いそうなんですね。
そこに結構我々の今、ウルシュ体験ボースっていうのがはまりそうで。
確かにホテル、たまたまホテルじゃなくてあれはなんていうの、エアビーでもないしね。
ちょっと宿泊システム。
民泊。
民泊。で、隣がショップで、上がスタジオ、ちっちゃなスタジオで金継ぎの体験ができる。
で、お店もあるよっていうところに泊まったんですよ。
金継ぎセットもそこで売ってるんだけど、すごい人気で予約が埋まってるって旅行者と泊まった人とっていう。
でもあれですね、海外の方が工房に行ってみたいなことを希望されるっていうのは、90年代からバイメルさんが巻いてきた種が。
そうだね。
予約が見つくみたいな。
バイメルさんの回、ちょっとだけ聞いてますね。
例えばインバウンドの方々が滞在期間も結構バラバラあると思うんですけど、漆が例えば硬化するまでの時間みたいなのはどういう解決というか。
そこは我々の一つの技術の見せどころというか強みがあって、1日でできるんですよね。
持って帰る?
持って帰る。
それ重要ですよね。
それは嬉しい。
送ってもらうとかも大変だもんね。
だいたいそういうのって送ってもらうパターンじゃないですかね。
ほとんどインバウンドらしいとか、ショッピングきついってのはあるんですけど。
送っても割れないし軽いからそんなにあれだけど、すぐ使いたいもんね。
作ったら。
そこにポイントがある。
その場で自分のスマホを使えるっていう。
作って使える。
じゃあトータルで何時間くらい?
2時間から2時間半くらいお時間いただくんですけど、ゼロからやるわけじゃなくて、
最後の一番おいしい、絵付けの部分、柄を決めるところを、
佐藤さん特技のユロウルシを使って、自在に塗っていただくというコースなんですね。
塗っていただいて、焼き付けます。
焼き付けてる間に、佐藤さんのウルシ工房を見学いただくんですよ。
昭和な、だけども実は先端の工房を見ていただいて、
ウルシについてちょっと知識を深めていただいて、
戻ってきたらもう出来ててですね、器が。
そこでお茶と京菓子を自分の作った器でいただくという。
この紙コップって言っちゃいけない。
小村を重ねるとちょっとしたケースになるんですね。
ショースペースと重さをひたすら
攻め合っている人たちの需要にぴったりというか。
アウトドアの中ではどういうふうに話題になったんですか?
告知頑張ったんですか?
告知はまともにはできてないのかな?
本当にたまたまなんですけど、
メディア向けに発表があって、
そこからアウトドア向けのデータメディアとか雑誌とかに出していただいたり、
あとはYouTubeとかで勝手に上げてくださった。
それはすごいっていうので、
結構アウトドアの始められる方とかって
他の人と被らないものを持ちたいっていう方もいたりとか、
ショップ、アウトドアのショップの方とかも
すごい他にないものを探されている方が多いので、
そのショップさんに見つけていただいて。
現地借りですかね、それは。
そうですね。
それこそアウトドアで使うマグカップとかってダブルウォールのステンとかで、
極端な場所で使うものだから金属の味とかはあるんですけど、
そういうことは割引手なんかも頭の中でキャンセルしてますからね。
そういうものだからってあるけどね。
やっぱり持っていくんですよ、コーヒーミルとかちっちゃいやつとか。
で、山登ってそこでコーヒーをミルしてお湯やって、
コーヒー飲んで良くていいねってやりたいんですが。
僕はそこまでミルまで持っていかないですけどね。
モンカフェとかのレベルとか。
軽い方がいいですね。
私はどっちかと言うと車でキャンプ派なんで、
荷物やたら大きい重い、山は登るもんじゃなくて乗って上がるものみたいな。
それでちょこっとだけ登って、最後登頂したみたいな。
その時にやっぱりコップが象徴的だなってイメージは自分の中であったんですよ。
家であまり使わないコップが山だから使うんだみたいなのがあったけど、
これを見た時に、やっぱり山でも可愛いとか自分が好きな良いものっていう選択肢が
ステンレスカラーしかないんだもん。
それちょっとつまんないなって思ってたから。
機能を彼ら求めるから、そうなるとそうせざるを得ないっていうところかなってところでしょうね。
塗装のもあるでしょ、ステンで。
だいたい内側はシルバーなのよ。
結局同じじゃない。
飲んでるとシルバーが見えるから。
コーヒー飲まれる方とか、アウトドア行かれる方とか、
結構自分の器、気に入りの器もあるんですけど、
そのシーンによって変えたいっていう。
コーヒーとかは陶器で飲みたい方って時もあるし、
その器に、漆の器を持ってくださっている方とかも、
コーヒー好きっていうのもあるので、コーヒー好きの方。
アウトドアの方も、本当に漆、工芸の漆、工芸好きの方だけじゃなくて、
コムラ出す時は工芸に興味があるけれども、
あまりそこまで漆に縁がなかった方に広がったっていうのは、
すごく熱想が広がった、いい機会だったなっていう。
ちなみに結構、摩擦とかそういう感じにはどうなんでしょう?
摩擦もまだね、結構ガンガン使ってはいるんですけど、
ボロボロになったシーンっていうのは、見たことないんですよね。
なので結構強いとは思っています。
男の人の握力だったら潰れることは潰れるんですけども、
折り目、紙なので折り目がつくような感じ。割れない。
飲み物が漏れたりもしない状態なんですね。
なので最終これがガンガン使っていってどんな姿になるかっていうのは、
まだそこが見えてないんです。
ガンガン使ってみたくなりました、やっぱり。
使い倒してみていただければ。
今もう一個相手が浮かんでしまったらダメだと思います。
今日いろんなものを見たから頭の中で足し算ができなかったですね。
アウトドア、アウトドアと言いつつ残念ながら
国務の中にまともにアウトドアする人がいないんですよ。
ソーラーパネルでログハウス作って、