皆さん、こんにちは。ウェイポイントベンチャーパートナーの平田です。
戸田建設の斉藤です。
建設テックAtoZでは、これから企業を目指す方や、建設業の近接領域で事業に取り組むスタートアップの方に向けて、
初歩からわかる建設領域の解説と、建設関連のニュースやテクノロジー、スタートアップについて深掘りしていきます。
今回は、企業家の方をゲストにお招きして、新しい建設手法や技術を適用していくにあたってのルールメイクなどについて、
2本立てでお話を伺っていければなと思います。
はい、久々のゲスト会になります。
楽しみですね。
はい、またしても企業家の方に来ていただきまして、今回はどちらかというと現場そのものに入っていって、
新しい施工方法みたいなところでチャレンジしている企業家の方に来ていただいておりますので、早速ご紹介できればなと思います。
今回のゲストは株式会社ポリウス代表取締役の岩本さんになります。岩本さん、ぜひ自己紹介をお願いします。
よろしくお願いいたします。株式会社ポリウスの代表取締役岩本拓也と申します。
弊社はですね、建設用の3Dプリンターというコンクリートを積層状に積み上げて、コンクリート構造物を作って現場のDXを図る、
そういう技術を開発とサービス化を実行しているスタートアップになります。
2019年創業なので、今ようやく7期目ぐらいやっております。
よろしくお願いします。
お願いします。
前々回とかですかね、まさにハードウェア関連のお話をしたところから、
実際にハードウェアをやってらっしゃる企業家の方に出ていただけるということで、リアルなお話をいろいろ伺っていけたらなと思っております。
はい、しかも建設の3Dプリンターといえばポリウスさん、本当に一番有名な企業様で、
今日私も初めてお話を伺う機会なので楽しみにしております。
じゃあ早速なんですけど、まずはそもそも国内であったりとか、
御社の取り組みについて伺いたいなと思っていて、
3Dプリンターとか建設の領域での新しい取り組み方みたいなところって、
日本ではまだまだ数としては多くないのかなと思ってるんですけど、
ポリウスさんの場合だとそもそも一番最初ってどんなところから取り組みをスタートされたというか、
建設の3Dプリンターどういうところに適用され始めたのかみたいなところを伺ってもいいですか?
そうですね。もともと建設用3Dプリンターは国内外を含めて建築用とか非常に利用ケースとして多かったんですけども、
僕らも同じく建築で使えないかというふうに最初考えて、
日本でも全然やってるメーカーとかなかったので始めようとしてたと。
ただニーズがわかんないなと思っていて、
どういうところにニーズがあるのかなみたいなのを建設会社に深掘っていった結果、
土木の中でも収水ますという排水口からの水をトラップする構造物が現場によってかなり形が違って意外とめんどくさい。
量産品でやってるけど量産品でも補えないぐらいいろんな形があるんだと言われていて、
それがファーストターゲットでしたね。
今ではそれが60種類から70種類ぐらい対応工種というか種類が増えていて、
いろんな構造物に土木建築限らず適用を推進している状況にありますね。
一番最初収水ますのところに課題があるぞみたいなところで、
建設業界の中の方に突撃してていきなり聞いてたっていう感じなのかな。
元々つながりがあられたところにヒアリングされてたみたいな感じなんですか?
ある意味突撃なんですけど、
友人に建設業の知り合いいないってひたすらドアノックし続けて、
こんなのやろうと思ってるんだけど興味ないですかね?みたいなのを
本当に何十人、何百人ちょいぐらい聞いてるんじゃないかな。
でもそんなにいるわけじゃないじゃないですか。
現状ではいても経営層ぐらいとかあんまりいなかった。
結局つながれた人が4、5人いて、
そのうちの一社がものすごい厚く押してくれたっていうのがあったのと、
そのうちの一社は要するにそういうふうに聞き決まってたら、
なんか3Dプリンター興味あるらしい京都にゼネコンがあるんだけど、
話してみるみたいな感じで話した先でつながっていったって感じですね。
なるほど。具体的に開発されているプロダクトとしては、
いわゆるコンクリートの3Dプリンター、建設用の3Dプリンターってことだと思うんですけど、
どんな形式のものなのかであったりとか、
どういうふうな形のものなのかみたいなところをもう少し伺ってもいいですか?
うちの開発している3Dプリンターはガントリー型っていって、
箱っぽい形、四角い形ですね。
世の中はロボットアームタイプとガントリー型に大きく対別されてるんですけど、
その中のガントリー型になってます。
大きさもそれほど大きくなくてといっても、
メーター単位なんですけど、横幅4メーター、奥行き3.5メーター、
高さ2メーター50センチぐらい、ちょっとぐらいあるマシン。
それぐらいのマシンを活用して、内部空間はちょっと小さくて、
3メーター×2.5×1.9メーターぐらいが印刷可能範囲になっていて、
毎回最大でも2トンちょっとぐらいのものまでを一回で造形をするのを
繰り返して印刷できるようなマシンを開発しています。
それは基本的には組み上がったものというか、
3Dプリンターそのものできあがった状態でトラックか何かで
現場に持っていくみたいな感じなんですか?それともバラセル?
昔はバラセルを試行していて、結局僕らのマシンって
大きくないのが特徴なんですけど、大きくないのがメリットは
現場でいろいろ移動してやったりとか、日本って結構施工宿狭いんで、
狭い空間でどれだけ施工に活用できるかって考えたときに、
運搬性能ってものすごい大事だよねっていうのと考えていて、
あるいは拠点、工場とかで製造するにあたっても、
工場で作ったものを運ばなきゃいけないので、運搬時に
出荷できるサイズが制限があるので、そういう意味でいうと
それほど大型のマシンにしなかったっていうのがまずあります。
結果、作ったマシン自体は4トントラックに全部積載可能で、
周辺機材も含めて全部4トントラックに収納可能で、
折りたたむことで、パカパカッと折りたたんで収納できるので、
5分で展開できるような、結構簡易なマシンになっています。
なるほど。じゃあ結構建設現場で使われる機械としては
コンパクトで持っていけるし、しかも現場に行っても
すぐ使えるような形なので、わりと新しい負担が生まれるというよりかは
今まで使ってた重機だったりとか、よりもむしろ簡単に使えるよねみたいな
そんなイメージなのですか?
そうですね。イメージはフォークリフトと近くて、
報酬が1週間ぐらいあれば大体誰でも身につくみたいな気持ちですごい
イメージ的にはわかりやすいかなと思います。
ありがとうございます。今の事業のフェーズでいうと、
基本的にはある程度開発は終わって、
もう生産みたいなところに近づいているという感じなんですか?
開発って終わりはない。
今はアップデートがあるので、iPhoneのバージョンアップデートみたいなものであるんですけど
現時点で初期的な量産機体が既に販売開始し、納品開始していて
本年度で36台、来年度で合わせて累計100台を国内に配備するっていうのが
今うちの会社の計画になっているので、そのうち半分ぐらいは売れてるんですけど
それをバンバンバンバン提供していって
国内どこにおいても誰でも簡単に利活用できるようにするっていうのが今の目標になってますね。
今の販売されているプリンタですかね、ホームページ見ると値段も書かれててびっくりしたんですけど
これはどういう戦略でそうされてるんですか?
いくらするのか分からないと最初買いづらいかなと思ったんですけど
あんまりそんなに狙いがあったわけじゃないですけど
マシンを買っていただいて終わりじゃなくて、結局3Dプリンタって生産設備なんですよ。
もっと言えばコンクリートを現場で施工するためのハウトゥーのうちの1個でしかないので
現場うちなのかプレキャストなのか3Dプリンタなのかなんですよね。
その中で3Dプリンタっていう生産装置を導入いただくにあたって
どれぐらいの金額なもんかなっていったときに
重機のIoT化してるものってだいたい3000万ぐらいにもなってるんですよ。
いわゆるICT研究っていうやつですね。
逆に施工プラントとかでプラント施工をしてて
生コンプラントとか一台プリキャスト工場とかで作ると
だいたい1億から2億とか3億の投資になるんですよ。
そう見たときに3000万ってさほど手が出ないほどではない。
そうですね。
金額っていうのがなんとなく想像つくので
そのあたりを狙っていて、手は出せそうだよねみたいな感覚で
流行ってんだ、じゃあ導入検討しようか、コンタクトしてくれればいいかな
みたいな感じの気持ちぐらいにしか持ってないですね。
ありがとうございます。
なるほど。分かりやすくて非常にいいなというふうに思いました。
あと、今のポリウス1を製造するまでに
2019年から起業されて取り組まれてるって話だったんですけど
試作品とかも含めて何台ぐらい試作をされたんでしょうか?
大きなバージョンアップデートは2回で
一番最初の機体があって
その次のプロトタイプ機って呼んでるやつがあるんですけど
プロトタイプ機があって
それで本社の今の機体があるっていうぐらいなんで
大きなアップデートで2回って感じですかね
その中にマイナーアップデートとか
ちょっとずつ改良したりとかはあるんですけど
基本はそんな感じですね。
なるほど。ありがとうございます。
あとすいません、基本的なところなので
先にちょっとお伺いさせていただきたいんですけど
プリンター自体は当然生産プラントなので
設備だというところと
使う側の会社はそれプラス材料とかですかね
骨材とかですかね
絵を買う必要があるのか
その辺りもベースとしてお伺いさせていただきたいなと思いました。
僕らの3Dプリンターは粉体を投入して造形する形になっているので
粉体から積層するための材料の状態に練り上げるっていう工程が入るんですね
それを送り出して圧層していくっていう機体もあるんで
そのポンプとかミキサーって呼ばれる機能が必要になるんですけど
それだとマシンの本体をセットでご提供する形になっていて
これで3300枚にまとまってますっていうのがポイントです。
ビジネスモデル的にもう少し解説をすれば
僕らは実はマシンの販売事業っていうのは
それもやってますけども
もう1個やってる事業があって
それは何かというと
実際現場のところで活用ってなると
3次元キャドウを作って
そこから印刷データに変換して印刷していかなきゃいけないので
データ変換とか
あとはおせしさんを説得したりとかですね
いろいろ調整作業みたいなのがいっぱい出てくるわけですよ
それも現場サポート事業みたいな形になっていて
なるほど
なのでどちらかというとそっちも合わせてやってるので
導入後はインクジェットプリンターの場合
インクで稼ぎ回すとか言ってるんですけど
僕ら実は材料はある意味横流ししてるだけで
あんまりそこで稼いでなくて
実際現場をサポートすることで
そこのところで多少設計費のようにお金をいただく形で
稼ぐモデルになっていて
一緒にこの3Dプリンターっていうのを社会実装するのを
マシンを買った企業パートナーみたいな位置づけになっていて
それを僕らは設計業務のところを
どんどん難しいところをサポートします
一方で製造の部分とか推進の部分は
一緒にフロントのところとかは
購入された企業さん一緒にやってくださいねっていう形で