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2025-07-30 28:30

#16 US建設業におけるテック活用の状況とタイムマシーン経営・海外進出の可能性

■トピック
アメリカにおけるデジタル化は思いのほか進んでいない?/建設関連ソリューションは多いし、お金も集まっている/「お金かけてデジタル化するならこの業務なくていいのでは?」という割り切りの強さ/日本はプロセスを証明できるドキュメントの残し方をする/ロボットのPoCは進んでいるが一般的な現場に入っているケースはあまり多くない/プレプログラムドロボットとフィジカルAIロボット/毎日状況の変わる現場ではフィジカルAIロボットが期待されるが安全性の観点でハードルは高い?/プロセスや契約形態、法律も異なる中でタイムマシーン経営をやるには、同じ課題が存在するポイントをわかる人とともに探す必要がある/海外は物価が高いので海外に進出する際に価格優位性を発揮しやすい/日本水準の管理とセットで海外を攻める/
■パーソナリティ
平田 拓己(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@internet_boy53⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)
waypoint venture partners 代表取締役 Founding Partner
甲南大学卒業後、独立系VCに新卒入社しファンドレイズやPreSeed~Seedステージを軸に12社のスタートアップに投資。2023年にwaypoint venture partner(独立系VC)を設立し、「新しい街づくり」「産業の持続的成長」「個人のエンパワーメント」を軸にPreSeed~Seedスタートアップへ投資
斎藤寛彰(⁠@HiroakiSait⁠)
戸田建設(株)ビジネスイノベーション部課長 一般社団法人建設テック協会事務局長 / 早稲田大学招聘研究員 東京工業大学大学院修了後、2012年に戸田建設に入社。建築施工管理、エンジニアリング等を経験後、経営企画、ICT戦略部門等を経て、現在は国内外の優れたスタートアップ企業への投資とオープン・イノベーションに取り組む。国内外の建設関連スタートアップ企業4社でEvangelist / Executive Fellow / アドバイザー 等を務める。建設DXや建設×イノベーション領域での研究活動にも取り組む

サマリー

アメリカの建設業界におけるテクノロジー導入の状況や、タイムマシン経営、さらには日本のスタートアップの海外進出の可能性について議論しています。また、両国のデジタル化の進展度や、投資環境の違いにも触れています。アメリカにおける建設業のテクノロジー活用状況や、フィジカルAIの可能性についても意見が交わされています。日本の厳しい安全基準や業界の慣習が、海外のスタートアップが日本で成功する際の障害になることも指摘されています。このエピソードでは、アメリカの建設業界におけるテクノロジー活用の現状や、日本企業の海外進出時の課題について議論が行われています。また、国際市場での競争力や品質の高さを生かした展開の可能性についても考察されています。

アメリカの建設業の現状
皆さんこんにちは、Waypoint Venture Partnersの平田です。
外田建設の斎藤です。
建設テックAtoZでは、これから企業を目指す方や、建設業の建設領域で事業に取り組むスタートアップの方について、
初期から明るい建設領域の解説と、建設関連のニュースやテクノロジー、スタートアップについて深掘りをしていきます。
今回は、前回に引き続き、アメリカにおけるテック活用の動向と、タイムマシン経営や日本スタートアップの海外進出可能性について話していきます。
一旦ここまでで、日本とアメリカの業界構造であったりとか、業界の課題感の違いみたいなところを見てきたんですけど、
ここから見ていきたいのが、アメリカにおける今出てきた人手不足であったりとか、それ以外も含めて課題感に対して今どうアプローチしているのか、
まさに建設のスタートアップとかがどういうふうなパフが出てきているのかみたいなところに近いかなと思っているんですけど、
デジタル化とか新しいテクノロジーの導入みたいなのって、日本だとまだまだこれからなんじゃねえかみたいな印象を持っている方がすごく多いんじゃないかなと思っていて、
まだまだアナログ作業が多かったりとか、場合によってはそれこそホワイトボードでいろんな情報管理してたりみたいな話も未だに聞くなと思っていて、
一方でこれ完全な素人考えですけど、アメリカの場合は他の業界も含めてテックの導入スピードが速いイメージというか、
なんならテックドリブンで動いているぐらいの感覚で結構効率化されてそうなイメージがあるなと勝手に思っているんですけど、
アメリカって今その実際のところどんな印象を斎藤さん持たれていますか?
はい、建設業に限ってで言うと、皆さん日本の建設会社とかの方、あるいはその研究者の方とかとお話ししていると、
日本はデジタル化が非常に遅いと、アメリカに奥手を取っているんじゃないかと皆さん課題意識を持たれているんですけど、
私はアメリカの進んでいるゼネコンの現場とかもやり方を拝見させていただいたり、あるいはカンファレンスとかで発表とか聞いていたりする感じで言うと、
特別アメリカが進んでいるって印象も全くなくて、同じようなところでつまづいてたりしてるんじゃないかなっていうのが私なりには感じているところです。
それはちょっとどことどこ比較するかとかありますので、私の感覚でっていう限定でお話しさせていただきます。
決して日本が遅れているとかっていうことはないかなと思います。
ただ、やっぱりテックドリブンというかスタートアップに対するお金の集まり方がアメリカって非常に10倍以上違うと思うので、
ソリューションはやっぱり数はいっぱい出てきてますし、お金がかかるような解決方法、ロボットだとかもそうですよね。
そういったものがどんどん出てきてるのは間違いないです。
日本のベンチャー業界で言うと、ロボットをできる会社、ロボットをやるだけ投資をしてくださるような投資家さんもあまりいなかったりしますので、そこが大きな違いで、
ソリューションいっぱいあるのは確かにアメリカの会社ですし、アメリカの会社は最初はグローバルを狙って展開をされているという特徴があります。
日本とアメリカのデジタル化の違い
ただ、建設業界の現場だとかが非常にデジタル化だとか進んでいるかというと、そこに関してはそれほど感じないというところですね。
ソリューションがたくさん出てくるってなると、使う側からすると選び放題というか、選べる選択肢がたくさんあるという状態だと思うので、
一見、日本の場合だとそもそも建設領域のスタートアップの数がまだまだ少ないよねっていう話だと思うので、
なかなかその選ぶ側、使う側からしてもいいものがないっていう現状も起き得るのかなと思うんですけど、
一方でアメリカの場合はいろんな選択肢がある中で、限りなく選び放題に近くなっているのかなと思ったときに、
それでもそのテック化が進まないみたいなそのボトルネック、進まないというよりかは思ったほど進んでないみたいなところのボトルネックって何になるんですかね。
やっぱり結局建設現場が終わると使い続けるものじゃないから、現場ごとに契約されるから、また続いていかないよねみたいな話なのか、何がボトルネックになりそうですか。
ちょっと誤解を恐れずに言うと、それ紙でいいじゃんみたいな文かな。
それはもうちょっと本質的な話すると、この業務別にやらなくていいじゃんっていうものに対する割り切りがすごいあって、
無駄な業務をほとんどしてないんだと思います。アプリでこんなことをお金かけてやるぐらいだったらやめればいいじゃんとか、紙で十分使われるから紙でいいじゃんみたいな、
そういう感覚をすごく感じるところがあるんですね。
日本は進んでいるというと同じぐらいだっていうふうにさっき言いましたけど、
逆に言うと、その書類作んなきゃいけないみたいな書類を一生懸命デジタル化して折り返っていく。
無効化すると非常に無駄なことをやってるんですけど、ただ日本としては日本クオリティの建物を作るのに必要だが、全部ドキュメントに残すんだと。
それをドキュメントに残すものは全部デジタルに置き換えていけるものだと。非常に真面目なアプローチをしているのに対して、
アメリカのゼネコンさんなんかはもう別にそんな無駄なことはどんどんやめて、最低限契約通りできればいいじゃないかという割り切りがある。
なので、どっちがいいかとか悪いかとかっていう話だとか、デジタルが進んでる進んでないっていう話を同じ土俵でするのは非常に難しくてですね。
なるほどね。
なんかそういう雰囲気を感じますね。
もうドラスティックにやってる工程そのものを変えて潰してしまえばいいじゃないかと。
要は結論、出来上がるものが全てだから、その途中にある無駄な工程は全部潰してしまえと。
そうすると、そもそもスタートアップのサービスになってそこのパートいらねえだろうみたいなところが出てくるっていう。
そういうことですね。お金払うぐらいだったらそもそもやらなくていいんじゃないかっていう、そういう大胆なアプローチが取れるのがやっぱり強いなと思ってて。
紙でやってみたものをアプリで使うとかになるとお金がかかるわけですね。
そのタイミングでやっぱり無駄なものって捨ててるんじゃないかなっていうふうに感じます。
ちなみにそれって例えば日本の場合ってこれを残しておかなければいけないみたいなドキュメントとかって、
それこそ発注者に最後納品するときに渡さなければいけないという契約上のものもあれば、
法律上これを残しておかなければいけないみたいなものも多分あったりするんだと思うんですけど、
これって例えば無駄だよねと思っても契約上やらないといけないから施工する側からするとなくしようがないものだったりするじゃないですか。
一方で海外の場合のこんな業をなくしてしまえばいいんじゃないかみたいなのって、
別にある意味契約にその辺り縛りがあまりなかったりするみたいなところがあるんですかね。
出さなければいけない書類が少なかったりとか。
私もそこの契約の内容に関してはあまり詳しくはないんですけど、
日本の発注者さんが求めてらっしゃる書類は確かに定められていて、
最近の流れでいくとデジタルで納品することも少しずつ見込めていただけるような状況になっているっていうのがあります。
ただ設計図だとか、施工のプロセスの証拠になるような写真だとかっていうのは当然隠蔽されるので提出しなきゃいけないものだと思って、
それはある程度アメリカだって共通だと思うんですけど、
何があるのかっていうと、安全対策をちゃんとやってるかどうかの証拠としてドキュメントに残さなきゃいけないとか、
プロセスをちゃんとやってきたかっていうのを完璧に証明できるようなドキュメントの残し方をする。
それはやっぱり何か万が一あったときにちゃんとしてましたっていう証拠としてないとやってなかったと。
やっぱりやらなきゃいけないとか、そういった側面も当然あるので、あると言ったら仕方ないなっていうふうには思うんですけど、
ただそれを全部書類で統制してる。何かを作業を支持するにしても書類として証拠を残さなきゃいけなかったりして、
投資環境とロボットの活用
そのプロセスに対するドキュメントが非常に多いっていう感じです。
出来上がったものの設計図は当然提出するんですけど、その途中過程が非常に多いんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。
今どちらかというとソフトウェア寄りな話が中心だったかなと思うんですけど、
一方でさっきお話出てきたようにアメリカ建設スタートアップにつくお金が大きい。
そもそもアメリカの場合スタートアップにつくお金が大きいっていう話だと思うんですけど、
であるがゆえに建設スタートアップにつくお金も大きいから、それこそロボットだったりとか、
あとは昔出てきたモジュラー建築だったりとか、そういうところにもお金がつくっていうのがまたアメリカの面白いところというか、
日本が逆に追いつけてない部分なのかもしれないんですけど、
このあたりでやっぱりロボットだったりとかモジュラー建築みたいな、
そういうドラスティックに変えていきますみたいなものってやっぱりアメリカだとすごく多いようなイメージで正しいっていう理解なんですか?
そうですね。逆に言うと日本にあまりないですね、お金が、アセットがあるような事業って、
日本の、平田さんもメンチャーキャピタリストなのでおかしいと思うんですけど、
そういう規模でお返しがつかないじゃないですか。
あれが一個少ないぐらいだと思うんですよ、アメリカと比較すると。
その中でできることってどうしてもソフトウェアだったりだとか、
そういうアプローチにならざるを得ないっていうのは正直あるなっていうふうには思います。
これもう一点ちょっと気になってたのが、
我々というかベンチャーキャピタル業界そのものが持ってるお金の総量が少なかったりとか、
あとはロボティクスをちゃんと判断できる投資家があんまりいないんじゃないかみたいなところとかも相まって、
そういうところお金がつきにくいよねっていうのがあるなっていうのと同時に、
もう一個思っていたのが、さっきのお話の中でもあったように、
建設現場の面積が大きい小さい問題みたいなのがちょっとあるのかなと思っていて、
要するに大きい現場の場合だとロボットを、大きいロボットをどこかどこかに入れて、
ロボットにいろいろ作業してもらうみたいなのってやりやすいのかなと思う一方で、
狭い現場とかの場合だと、そもそも人間もそれなりにいるのに、
そこにロボットなんか入られたら管理ができなかったりとか安全性で問題があったりみたいな、
こう課題もあって日本だとなかなか出てきづらいのかなと思ったんですけど、
そういうところもあったりするんですかね?
それも一部あるかなと思います。
一部あるかなっていうのは、当然オーシャルトーリーの部分はあって、
ただそうじゃなくて物流倉庫だとか工場って別に日本でも広々作りますよねと。
そこに対してでも特に広がってない。
そうですね。
そういう理由もあるんでしょうけど、それ以外もあるなっていうのは、
そういう状況を見ていると思います。
少しずつ出てきてはいるけど、アメリカみたいに大量に出てきているかっていうとそうでもないし、
POCぐらいで止まっているところもあったりするし、やっぱりそうです。
そうですね。ただアメリカの現場を見ていて、ロボットに対するトライアルは非常に多いんですね。
確かにいろんなホックがなされてきているのは私も知っています。
カンファレンスとかで言うとやっぱりそういった事例が紹介されるんですけど、
ただ普通の現場で、普通の現場でロボットが普通に動いているみたいな状況の現場って
ほとんどないんじゃないかなっていうふうに私思っていて、
別にアメリカもそこ進んでいない。選択肢はいっぱいあるんですけど、
吸収しきっていないっていうのは多分実情があると思います。
なるほどな。
それはやっぱり構造的な、建設業の構造的な問題があって、
建物を建てるのをイメージしていただければ分かりますけど、
ある日、新しい4階が床ができて、ある日突然柱ができて、壁ができて、
ある日突然ここが、昨日まで通路だったところが通行止めになって
ペンキを塗ってたりだとか、床の工事をしてたりとか、日々変化するんですね、環境が。
一般的にロボットといっても、いろんなロボットがある中でプログラムロボットと言われる、
いわゆる同じ処理を繰り返す系のロボットと、最近で言うとフィジカルAIみたいな
コンセプトも出てきましたけど、自分で状況を判断して自分で動くロボット。
フィジカルAIの展望
2種類あって、今建設現場で普及が期待されているのはプログラムロボット、旧来のロボットですね。
それが得意とするのは、安定した環境で同じ行動をずっとし続けるということが得意なんですけど、
建設現場って状況が毎日変わるので、下手したらフロアが増えたりとか、
柱が立ったりだとか、壁があって見えなくなったりとか、床ができたりとか、
いろいろ状況が変わるのが非常にこのプログラムロボットにとって不利な状況なので、
そこが進まないっていうのが一つあります。
フィジカルAI、フィジカルインテリジェンスとか、今年になって言われ始めましたけど、
AIが状況を判断してロボットを動かすみたいなコンセプトが今後、
イノベーションのトレンドの中心になるんじゃないかということが世界的にも言われてますけど、
そうなると建設現場で復旧するのかって言われると、それもちょっと私は少し疑問に思ってて、
なぜならば建設現場って本当に少しも事故が起こる要素を残してダメだという厳しい環境になるので、
自律的にロボットが状況を判断して作業を進めていきますよっていうコンセプトが、
人間以上の安全に対する意識が到達できないと、
建設現場でロボットがのびのび働くっていう状況は生まれないんですよね。
そうなるとかなり先になってくると。
どっちもブレイクスルーが見えない、ロボットが非常に困難に陥ってる状況にあるんじゃないかっていうのは少し感じています。
アメリカと日本の違い
今のお話はすごくアメリカだからそうなってるよねというよりか、
日本で仮に今後お金が付くようになってチャレンジできるようになったとしても同じことが起きるというか、
むしろ日本の場合より高いハードルで同じことが起きるんじゃないかっていう感じがするような話であります。
日本の方が厳しい安全基準を求められるので、
フィジカルAIが現場でのびのび働くっていうのはまだ相当先なんじゃないかなっていうのは思います。
だからといってそこはダメかって言われると取り組み領域としてそれは全く別物で、
現場でやるからダメなんであって、やっぱり工場で生産するとか、
ある程度組み立てて現場で置くだけみたいな状況にするのにロボットが活躍するっていう、
そっちの発想を少し転換していかないとロボット自体が普及しないんじゃないかとか、
労働力が減っていく中でロボットが活躍しやすい場所で工事をするっていうのが当たり前になってくる。
ロボットに合わせるという、そっちの方向性が出てくるんじゃないかなっていうふうに思います。
今のお話を伺っていれば伺っているほど、
さっきのアメリカでいろんなスタートアップが出てきてるけどそこまで普及してない背景には、
その工程じゃなくしたらいいんじゃないみたいな話が出てくるっていう話があったと思うんですけど、
ロボットに合わせるみたいなことを考えたときに、
そういうドラスティックなバリューチェーンの改善というか、
今までやってた業務をそもそもなくしてしまえばいいみたいなことを考えれるのって、
アメリカの方が今のお話を聞いているとやりやすいというか、
ロボットに合った現場を作る、ロボットに合ったサプライチェーンだったりとか、
業務工程を作るみたいな、アメリカの方がやっぱり進むスピードが早いのかなっていうのは、
今のお話を通して伺ってただけでも思ってしまったところがあるなっていうのはちょっと思いました。
ご認識の通りで、アメリカの方が国の歴史も会社の歴史も短い会社が多いので、
当然大胆な改革しやすいんですけど、
日本の建設会社って皆さんもう100歳以上、150年が近い会社も多いですけど、
そうなってくるとやっぱりこれまでのやり方とか、
社会的な慣習を急に変えるっていうのは非常に難しかったり、
大胆な意思決定できる人が、創業者がいらっしゃればそれがやりやすいですけど、
皆さんそうじゃない方が会社を経営されているので、
非常に大胆な変化っていうのは起こりにくいのは間違いないかなと思ってます。
建設業のタイムマシン経営
なので、そういった建設会社が変わるのを待つっていう発想よりも、
スタートアップの皆さんがそういった働きかけをして、
リードしていくっていうチャンスが逆に言うとあるのかなというふうにも思いますので、
そういった特徴をちゃんと理解していくと、
やり方っていうのは自ずといくつかいいアプローチができてくるんじゃないかなと思います。
結構いろいろアメリカには意外とアメリカならではの課題もたくさんあるなっていう、
ちょっともっとテックがいろいろ入り込んでいるイメージを勝手に持ってたんですけど、
思いのほかちゃんとボトルネックだったりハードルがあるんだなっていうことを気づかされたんですけど、
その中でも小田建設さんの場合だと日本のスタートアップを見てるし、
海外のスタートアップを見てるし、両睨みだと思うんですけど、
海外だからこそ注目してるみたいなテーマとかってあられたりするんですか?
日本と海外でスタートアップ出てくるテーマはちょっと違うのかもなと思うんですけど。
そういう意味で言うとやっぱりハードウェア系ですね、先ほどのロボットもそうですし、
モジュラーもそうですし、あとダックですね。
そのあたりはなかなか日本のスタートアップには投資する金額として厳しい部分があって、
そのあたりはアメリカの方が多いのでウォッチしていますね。
なるほど、わかりました。ありがとうございます。
じゃあこれが大きなテーマとしては最後になるんですけど、
今いろんな海外のお話を聞いてきた中で、
海外、海外なりにハードルあるぞっていうところはよくよく理解ができたかなと思ってるんですけど、
一番最初の回でもお話をしたように、海外のスタートアップでうまくいったケースみたいなのを
日本に持ってくることができそうか、タイムマシン経営ができそうかみたいなお話を
ちょっとしていきたいなと思ってるんですけど、
それこそタイムマシン経営でわりと有名なテーマは多分、
eコマースの領域なのかなと。
そうですね。
海外で、eコマースうまくいったから日本に持ってきて、
うまくいったのがある意味楽天だったりとかだと思うんですけど、
そういう海外でうまくいったものを日本にローカライズして持ってくるみたいなのって、
今のお話だけ聞いてると結構ハードルありそうだなと、建設業界に関しては。
そんな印象を持ったんですけど、斉藤さん印象的にはどうですか?
これもイエスかノーかで答えるのは非常に難しいというかと思うんですけど、
雑談から入れますと、ちょうど先週ですかね、
このリスナーの方がですね、全く同じテーマで旅立ちさせてくださいって来て、
ご案内させていただいたこともあって、
こんなに海外のダットアップのベンチャー投資を受けてるリストがあって、
どれが来るのか参考になるのかっていうのも調べられてるから、
非常に素晴らしいなと思って見てました。
そこで言えることとしては、そもそもタイムマシンだろうがそうじゃなかろうが、
アメリカで流行ったものを日本に建設業界に持ってくるっていう発想が、
合わない領域が間違いなくあると。
それは先ほど申し上げた通り、プロセスの考え方が全く異なっていて、
契約形態も異なっていて、
あらゆることが日本の建設産業っていうのは、
アメリカとの違いが非常に大きいというところですね。
アメリカで流行ってるけど、日本にはそもそもその業務ないですよみたいな話が結構あって、
そういった落とし穴が非常に多くあるっていうのは、おそらく間違いなくあるんですよ。
そもそもそのソリューション、日本ではそういう工事許されてないからできませんよとか、
そういうレベルであるんですね。
ただ、じゃあタイムマシン系みたいなコンセプトが全くワークしないかっていうとそうではなくて、
ちゃんとたくさんあるスタートアップの中で、
日本にも全く同じ課題があって、同じような構造になってて、その課題が、
少しアレンジすると思ってこれる領域はなくはないと思っているんですね。
で、それをやっぱり見出すのは、スタートアップの方が自分たちだけでやるのは非常に難しい。
何回か前にも申し上げた通り、本当に建設業のコアな課題って、
内部に10年、20年、あるいは30年働いている人じゃないと見えない部分があったりするので、
企業家の方がそれを判断すると非常に難しいのは間違いないです。
コンシューマーは大丈夫だと思います。楽天だとかeコマースとかは。
コンシューマーは、皆さん、私もコンシューマーですし、皆さんもコンシューマーなんで、
ある程度これ流行りそうだなとかあったら使いたいなっていうのはあると思うんですけど、
その立場になれないので、そこの判断は難しいだろうというのが私の見解です。
なので、建設業のOOBの方とかを、もし必要がありましたら紹介しますが、
パートタイムとかで雇って、意見を壁打ちしてくれたりだとか、
いつでもアイデアをくれたりだとか、
これ日本じゃあるねないねみたいな話をしてくれる人が、
やっぱ内部にいないと、それを高速回転でいいものを見つけることが難しいと思うので、
そういった選択肢を取る必要があるんじゃないかなと思います。
そもそも狙おうとしているサプライチェーンのどこのパートなのかっていう話と、
そのパートがそもそもどういう構造になってるのかっていう、
そこで発生している課題感と、
あとは日本の場合、法律みたいな話も結構難しいというか、
あるかなと思うので、その辺りをちゃんと見ながらここはいけるんじゃないかみたいな仮説を、
業界の中の人も含めて一緒に持ちに行くみたいな、そんなイメージですよね。
そうです。業界の中の人に聞くのが一番手っ取り早い。
そうですよね。
というか、業界の外の人が判断してしまうと非常に危ない領域だというふうに意識しています。
そもそも正しく判断できないよねみたいな話ですので。
そもそも分かんないですからね、何やってるか、建設業界で。
なるほど、分かりました。ありがとうございます。
逆に今のお話を伺っていると、一個一個ちゃんと見ていかないと何とも言えないというか、
できるところもあるしできないところもあるっていうのが本当におっしゃる通りなんだろうなっていうふうに思ってたんですけど、
とはいえこの領域はチャンスあるんじゃね?みたいなことを、
斉藤さんが思われているこの領域みたいなところって何か現れたりしますか?
ここはさすがに海外で出てきているこれとか日本にもあったらいいのにみたいな、
そういうものってあったりしますか?
ちょっとこれも難しい話なのかもしれませんけど、
一つあるとすると、上流工程の地位があってそこにどれぐらいの建物が建ちそうかだとか、
それを生成AIなんかを組み合わせて即時に簡易的な設計をするみたいな。
工程が進んでくると実際の実施設計というより設計をしたりだとか施工とかになってくると、
よりリジットに管理していかなきゃいけない。
法律だとか職員間だとかお客様の状況だとか予算だとかに合わせてやらなきゃいけないんですけど、
一番最初ってとにかく構想をたくさん出すっていうフェーズがありますよね。
そこには正解はなくて正解に近いのはどれなんだっていうのをとにかく大量に出せるみたいな雰囲気があると思うんです。
そこに関しては生成AIが非常にワークするんじゃないかなと思って、
法の違いだとか職員間の違いだとか、
そういったものはあるにせよある程度万国共通にできる部分がそこかなというふうに思います。
なるほど、ありがとう。
非常に限られてますね、そうなると。
まあそうですね。
でもそりゃそうだよなっていうのは今までの話を伺っているとすごく納得感があるというか、
一番最初こういう風な流れでお話伺おうと思っていろいろ構成を考えるわけなんで、
最後の方にこうやって日本に持ってこれるチャンスないですかみたいなことを後ろに持ってきてるんですけど、
途中あたりからかなり厳しそうだなっていうのはお話伺いながら思ってたので、
そりゃそうなりますよねっていう感じはします。
あと何を作るかっていうのはお客様の合意を取って、
あるいは法律に建築基準法とかに従って作らなきゃいけないですけど、
アメリカ建設業のテクノロジー活用
どう作るかっていうのは割とゼネコンダとか施工者側の工夫が求められる部分なので、
ロボットで作るとかもそうですけど、
どうやって作るかっていうところのフェーズにおいては、
割と会社によっては受けられるものもあったりするので、
そういった視点もあるかなと思います。
そうやって聞くとそもそもタイムマシンができねぇんだからそっちもなかなかハードル高いのではっていう感じは若干思うんですけど、
逆に結構日本のスタートアップが海外に出ていくみたいな話が、
業界とはいろんなところで話されるようになってきたなっていう中で、
そもそもタイムマシンが難しいし、
なぜ難しいかっていうボトルネックが結構業界構造だったりとか、
そういう課題感みたいなところにあるよねっていう風になった時に、
これも結構難しいのかなと思うんですけど、
日本から海外、
これちょっとアメリカだけにすると難しいで終わっちゃうような気もするので、
アメリカ以外も含めた時に、
その海外進出の可能性って結構あり得るものなのか、
それともやっぱりいずれにせよその日本がわりかしガラパゴスな業界構造だし、
法律もだいぶシビアだしって考えると、
なかなか海外狙うの難しそうだよねみたいな感じなのかな、
その辺りってどうですか?逆に出ていくみたいな。
できなくはないと思うんですよ。
そこ狙いにいくのはありじゃないかなと思ってて、
ただですね、やっぱりそのままのプロダクトを持っていっても、
招集官だとかプロセスが違うので合わないってことはあって、
そこをやっぱりローカライズするっていう発想がないといけないんですけど、
そこをやりきれればアメリカだろうがアジアだろうが、
出れるんじゃないかなと思います。
それは一ついいなと思うのが、
とにかくアメリカのソリューション高いんですよ。
やっぱり物価が高いので。
日本の単価で考えると相当安いんですよね。
すごい安いので競争力が非常にあるはずなんですよ。
なので、アメリカで例えば自社の類似のプロダクトが
実は普及しててある程度っていう話であれば、
2番手で価格勝負で挑んでいけるチャンスが非常にあるんじゃないかな
というふうに思います。
アジア方面に行くと、やっぱりその建設のプロセスの管理が
日本ほどしっかりしてないので、
日本はちょっとしっかりしすぎてるって誘われるんですけど、
ただそこまでやらないにしても、ある程度の一部の機能は
日本の品質に近づくためにこういった管理していきましょうよみたいな
啓発をしながらですね。
そういった市場を作っていくっていうのはできなくはないです。
できなくはないんですけど、無効化してみると
今までやってこなかったことをやらなきゃいけないんで
そこにどんな価値があるかっていうのをちゃんとセットで考えてもらえるような
発注者だとかお客さんに説得する必要があるのは間違いないんですけど
ただそっちもロマンがあっていいなと思います。
ほぼほぼブルーオーシャンですね、そっち方面は。
価格優位で価値にいくっていうのはすごい面白い視点だなと思いました。
ソリューションの価格が高すぎると言われてみれば
確かにそれはあり得るなと思ったんですけど
確かにそこで勝つっていうのは一つありそうだなと思いましたし
もう一つ逆に東南アジアとかそういう方向に出ていきますみたいになると
これ本当日本の建設会社マジすごいなと思いながらいつも見てるんですけど
それこそ海外のODAとかで結構日本の建設会社さんがいいものを作って
地元の人たちにすごく評判みたいなアンケートを
たくさんやってきてくださってるがゆえに
日本の建設業に対する信頼感が絶大だったりするようなイメージがあっていて
そういうベースを築いていただいてるからこそ
安全性みたいなところの売りであったりとか
品質の高さみたいなところを売りにしてって海外を攻めていく
特にもしかするとこういう領域は国の案件だったり
公共の案件から入っていくほうがもしかすると
刺さりが良かったりするのかもなと思ったんですけど
そういうベースがあるからこそチャレンジしに行くみたいなのは
時間は多少かかるかもしれないけれど
確かにおっしゃる通りロマンがあるなっていうのはめっちゃ思いますね
決して簡単じゃないと思うんですよ
アメリカにも東南アジアに行くにも非常に難しいと思うんですけど
ただ可能性はあるんじゃないかなっていうのが私の意見です
ありがとうございます
ちょっとここまでで一旦ですね
日本とアメリカの建設の業界構造の話であったり
日本企業の海外進出の課題
課題感の比較をした上で
実はテックがアメリカでもなかなか入りきっていない
ボトルネックみたいなのがあるよねみたいなところも見てきましたし
最後アメリカからタイムマシン的に持ってくるのか
または日本から海外を攻めるのかみたいなお話もさせていただいたので
今回はこれにて以上にしようかなと思っております
聞いていただいてありがとうございました
ありがとうございました
本日の内容で気になったところがあればですね
ぜひコメント欄がSpotifyにはありますので
ぜひコメント欄からコメントいただければと思います
また概要欄にXのアカウントも載せてますので
そちらのフォローもぜひお願いします
それではまたお会いしましょう
28:30

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