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2025-09-03 30:25

#17 産業におけるロボット・ドローン活用の現在地~建設業ロボット活用挑戦の歴史と市場動向~

■トピック
【プレプログラムドロボット】と【フィジカルAIロボット】/建設会社が独自に開発したロボットは他社に提供しずらいからこそスタートアップの入り込む余地がある/フィジカルAIは「安全」「品質」「コスト」のハードルを越えられるか/建設業におけるロボット活用への挑戦の歴史/外部企業がチャレンジするからこそ普及させられる可能性がある/ロボットの世界市場は407億ドルで5-10%程度の年成長率/国内ドローン関連市場は4,371億円/グローバルに見るとロボット関連への投資は64億ドル
■パーソナリティ
平田 拓己(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@internet_boy53⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)
waypoint venture partners 代表取締役 Founding Partner
甲南大学卒業後、独立系VCに新卒入社しファンドレイズやPreSeed~Seedステージを軸に12社のスタートアップに投資。2023年にwaypoint venture partner(独立系VC)を設立し、「新しい街づくり」「産業の持続的成長」「個人のエンパワーメント」を軸にPreSeed~Seedスタートアップへ投資
斎藤寛彰(⁠@HiroakiSait⁠)
戸田建設(株)ビジネスイノベーション部課長 一般社団法人建設テック協会事務局長 / 早稲田大学招聘研究員 東京工業大学大学院修了後、2012年に戸田建設に入社。建築施工管理、エンジニアリング等を経験後、経営企画、ICT戦略部門等を経て、現在は国内外の優れたスタートアップ企業への投資とオープン・イノベーションに取り組む。国内外の建設関連スタートアップ企業4社でEvangelist / Executive Fellow / アドバイザー 等を務める。建設DXや建設×イノベーション領域での研究活動にも取り組む

サマリー

建設業界におけるロボットやドローンの活用現状が議論されています。プレプログラムドロボットとフィジカルAIロボットの違いや、ロボット導入の課題として安全性やコストが挙げられています。具体的な取り組みとして建設RXコンソーシアムが紹介されています。建設業におけるロボットとドローンの活用状況や歴史、市場動向について議論されています。特に、サービスロボットとドローンの成長が注目されており、インダストリアルロボットとは異なるトレンドが示されています。最近の市場動向や投資状況が取り上げられ、特にドローンの活用が進んでいる現場の状況と、それに伴う新たな投資傾向に注目が集まっています。

ロボットとドローンの期待
皆さん、こんにちは。ウェイポイントベーターパートナーの平塚です。
裏建設の斉藤です。
建設テックAtoZでは、これから企業を目指す方や建設業の近接領域で事業に取り組むスタートアップの方に向けて、
初歩からわかる建設領域の解説と、建設関連のニュースやテクノロジー、スタートアップについて深掘りをしていきます。
今回は、ロボットやドローンなど現場に入り込むハードウェアテックについてお話ししていきます。
よろしくお願いします。
非常に期待が大きい領域ですよね。
そうですね。夢もあるし、人手不足も叫ばれる中で、どんどんどんどん人からロボットに置き換わっていって、
究極の理想系はロボットが働いてくれて、人間は働かなくていいか違うことができる、みたいな感じになるのが、
ある意味、SLも含めた理想系なのかなとは思っていますが、とは言いつつ、
そうも言えないのが現実の世界だよねっていうあたりの話が、
前回のアメリカの建設スタートアップの話の中でも少し出てきたかなと思っていまして、
今回はそのあたりを深掘りしていきたいなと思っています。
はい、お願いします。
ちょっと前回の振り返りみたいなところを少ししたいなと思ってるんですけど、
今回のロボットだったりとか、ハードウェアテックみたいな話が出てくるきっかけになったのが、
前回の後半の方で話があった、プレプログラムドロボットとフィジカルAIロボットみたいなお話から今回の話題が来ています。
軽くそれぞれどういう論点があったかみたいなところをお話をしていくと、
プレプログラムドロボットに関しては、基本的には建設現場の場合って刻一刻と現場の状況が変わっていくよねっていう話がある中で、
彼らの場合だと適用できる範囲がすごく狭くなってしまったりとか、
あとは現場がどんどん変わる中でのその変化に対応できる臨機応変性がないっていうところで、
やっぱり人間の方がそれだったらいいよねってなってしまうのがプレプログラムドロボットだったのかなと思います。
それに対して今期待されているというか注目されている領域がフィジカルAIロボットの領域っていうようなお話だったかなと思うんですけど、
一方でこっちに関しては柔軟性だったり臨機応変性みたいなところは出てくるかもしれないけれど、
一方でどういうふうに意思決定をして動いているかもわからなかったりとかっていうふうな中で、
安全性、現場の安全性っていうのは多分過去の回でもかなりの回数出てきたかなと思うんですけど、
その安全性がかなり重要な建設現場っていうところにおいては、
その安全性に対する理解をフィジカルAIロボットがしっかりできない限り、
なかなか現場で活用していくっていうのは難しいんじゃないかっていうところで課題が残っているよねっていうようなお話が前回の話の中であった。
とは言いつつも、ロボットの活用を進めていかないといけないし、
進めていきたいよねという追い風はかなりあると思っていて、
入職者の数がどんどん減っていくっていうのもそうですし、
加えて技術を持たれた職人の方たちが徐々にやめていってしまったりとか、
現場の数もそれに対して全然減っていかないっていう中で、
やっぱりある程度自動化、精進化であったりとか、
そもそも働く環境もずいぶん過酷になってきましたっていう中で、
やっぱりそういったところの活用を考えていきたいよねっていうところが今回の話題のきっかけになります。
フィジカルAIロボットの台頭
ありがとうございます。
先ほど平田さんの方で整理していただいたプレイプログラムドロボットとフィジカルAI、
その対比もありますし、
あと現状の技能者もその比較には入ってくるわけですよね。
先ほどおっしゃった通り、作業する環境が過酷になっている。
気候変動で暑い中働きづらくなっていたり、
あるいはそこで働きたいと思う人が減っていたりする影響がありまして、
あとその構造的にも生産年齢人口は減っていますので、
人手が不足するというトレンドは今後そのトレンドを解消する材料は今のところないわけですね。
なのでやはりロボットに対する期待というのは建設業界からも大きい部分があります。
具体的には建設RXコンソーシアムというコンソーシアムが数年前にできましたが、
それはこれまで各ゼネコンごとに開発したり提供してきたロボットをお互い融通させて、
産業全体でロボットの導入を後押ししていく。
そういった会計からそういったコンソーシアムができたりしています。
なぜそんなことをするのかというと、やはり自社で開発したロボット、
ゼネコンの現場に一番ニーズがありますので、
彼らが開発するというモチベーションが非常に高いわけですよね。
開発したロボットを提供していくんですけど、
他のゼネコンさんに売りづらいとか、競合なのである意味。
そうですよね。
なので市場が非常に狭まっちゃうんです。
自社でやってしまうと。
なので協力していきましょうという話が当然あるんですけど、
やはりその構造を見ている限り、
サードパーティーであるスタートアップさんとか、
ロボットメーカーさんでもいいと思うんですけど、
そういった企業がゼネコン共通の課題に対して取り組んでいく価値というのが
一つあるんじゃないかなというふうに、
これまでのトレンドからすると思う部分です。
フィジカルAIですね。
ご存知かどうかわからないですが、
今年に入ったバズワードになったんですかね。
NVIDIAの創業者の方がSESかどこかで話されて、
それが次のトレンドだと、
そういう話になってきているわけです。
これまでAIは、
LMを含めた生成AIは、
様々な知識労働を変革してきたわけなんですが、
ただ唯一変革できていない部分というのはフィジカルな部分で、
建設現場、製造現場とか、
フィジカル空間とのインタラクションが必要となるような部分に対してのインパクトというのは
それほど直接的ではなかった。
そこに対してやっぱり最後残るフィールドというのは、
AIがフィジカル空間に対して作用していく、
そういった領域なんじゃないかということで、
注目を集めているわけです。
ベンチャーキャピタルの平田さんも、
当然注目されていると思うんですけど、
やっぱりこれから伸びる領域の一つかなというふうに思います。
ただですね、そこのフィジカルAIだけで30分話せそうなんですけど。
本題に少し戻りますと、
ただやっぱり現場、建設現場を想定してみると、
やっぱりうまくいくケース、いかないケースというのは
当然想定されるなというふうに思っているわけです。
一つがやっぱり安全性の問題ですね。
現場でロボット作業を大体していくということを考えてくると、
一番気にするのはやっぱり安全ですね。
次が品質とコストです。
なぜならその辺りがこれまでのロボットに
なかなかうまくいかなかった部分であるというふうに認識しているからです。
安全、品質、コストの課題をクリアできるのかというのが、
フィジカルAIが今後建設業界で導入が進んでいくかいかないかというところの
分岐点かなというふうに思っています。
建設RXコンソーシアムの役割
これまでの従来のプログラムドロボット、
決められた作業を順繰りに行っていくロボットが、
それもまだまだ建設現場で普及していないじゃないかという話は
一点指摘できるわけです。
彼らの場合、クリアできていない部分としてはやっぱりコストですね。
品質、安全に関しては、ロボットによっては
溶接ロボットとかいろんなロボットが出てきていますけど、
安全は当然繰り返し作業なので、
想定外の作業はしないはずなんですね。
そこは制御できる部分であります。
品質というのは単純繰り返し作業であれば、
当然担保できる作業もあるわけですよね。
溶接作業とか、墨出し作業ももしかしたらいけるかな。
あと、オペレーターの人が操作するようなロボットは当然、
自立自動的に動くわけじゃないんですけど、
作業代替をするようなロボットであれば、
そのあたりはうまくやれるのかなと思うんですけど、
フィジカルAIになった瞬間、
安全と品質の部分にAIがその場で判断をして、
ある程度判断しながら作業を繰り返していくということになった瞬間に、
この2つってそもそもうまくいけるのかという議題が出てくるかなと思ってまして、
当然それは全くできないという話ではなくて、
課題なのでそこを乗り越えていく必要が出てくるだろうというところです。
コストの部分はAIが安くなれば、
時間がある程度解消してくれる部分も出てくるのかなとは思うんですけど、
安全品質の部分で、
現時点では気になる部分になっているというのが、
総論的な話になります。
ありがとうございます。
これまでのプレプログラムドロボットで論点になってなかったところが、
今回論点になり、
プレプログラムドロボットで論点だったところは、
AIの技術革新次第でなんとかなるんじゃないか、
みたいな状態になっています。
というのがたぶんロボットのところかなと思います。
もう一つのRXコンソーってあれでしたっけ、
スーパーゼネコンさんとか結構いろいろ一緒になってやろうとしてたやつですよね。
そうですそうです。今も活動しているとは思いますけど。
リリースで見たときに、
こんな動きって建設業で起きるんだと思いながら見た記憶があって、
びっくりしました。
各社、なんちゃら製作所とか、
そういう研究とか技術開発をする会社だったりとか、
そういうのを持ってらっしゃったりするじゃないですか。
しかも建設関連の会社に限らないと思うんですけど、
そういう研究領域って他とあまり共有しない。
そこがある種コアになる技術だったりもするから、
共有しないっていうのが一般的な動きだったのかなと思ってた中で、
それこそかなりくっきりはっきり分かれた建設業界でもそんなことが起きる。
すごいなと思いながら見た記憶がありました。
実は建設業界はロボット開発において何度も歴史的に失敗して、
失敗して言うと失礼なんですけど、
失敗してきたんです。
簡単に言うと。
実は30〜40年前ぐらいにもまだロボットブームがあって、
その前にも当然ロボットブームとか自動化のブームが、
やっぱり時代によってあるわけですよね。
ちょうど30年前とかで言うと、
バブル景気がまだ少し残っているところで建設投資も非常に伸びていて、
人が足りなくて、
当時働き方改革なんて言葉もなかったので、
朝まで寝ずにやるみたいな世界だったらしいんですけど。
その時、やっぱり効率化する上で、
プレファブ化だとかロボット開発っていうのは非常にフォーカスがされてきた時代がありました。
ただですね、やっぱりそれも下火になってきたわけですね。
なぜならばバブルも崩壊して冬の時代に入るわけです。
つまり人があまり始めるので、
ロボットじゃなくて働きたい人の方があふれ出してくる時代になってくると、
ロボットの話は急速になくなってですね。
まあそうですよ。
その際にですね、当時もゼネコンは研究所が中心になって、
研究所とか本社の技術部みたいなところが中心になってロボットを開発していたんですけど、
ちょっと状況が変わったということで、そこでシーンも解散するんですね。
そのチームが解散してしまうと、そこで得られたノウハウとか、
うまくいかなかったことも全てなくなってしまう。
2010年中盤ぐらいから再度人手不足のリスクが顕在化してくる中で、
再びロボット開発がゼネコンの中でブームになってくるんですけど、
同じ形をやっぱり踏もうとするわけですね。
建設業のロボット利用の課題
繰り返しの作業をロボット化して自社で開発してしまうと、
そうするとやっぱり市場が自社の社内の現場に限られてきて、
適応事例も増えないし、当然機能としても洗練されていかない。
スケールアップしないとコストもダウンできないので、普及ができないと。
そういった歴史を繰り返してきているのが、ちょうど私がゼネコンの研究開発を35年ぐらい分析して中で、
トレンドの変化というのが出てきていることに今気づいたわけです。
なので自社で開発するというのはあまりよろしくないじゃないかというのは私の主張で、
RXコンソーシアムみたいな自社で作ったものを横に普及させていくみたいな、
少しやりづらい状況が出てきているのは、社内で開発してきてしまった弊害なのかなと思います。
そのあたりは今、伝説業界の方でロボットに携わっている方と同じ課題感は認識していますので、
やっぱり外部の協力者、中立的な企業さんと一緒に開発する。
それを普及しないとそもそも競争力にも何もならないので、
そのあたりの意識というのは変化してきていますので、
もしロボットとかでこれから起業されたいと思う方がいらっしゃいましたら、
ぜひZenephoneとパートナーシップを握って取り組むというのは非常にしやすい状況かなと思います。
構造的にスタートアップがチャレンジしていった方がそのまますんなり浸透してくれるというか、
これはあの会社のだから横に使わせることができないとか、
そういうことも考えないで済むし、
かついろんな会社と組める可能性があるから、
サービスとしても品質がどんどん上がっていくし、
というのは業界構造を考えた時にスタートアップだからチャレンジできることなのかな、
というのは今の話の中ですごくよく理解できました。
ロボット市場の現状
ありがとうございます。
とはいえやっぱりハードを扱う事業って、スタートアップさんにとっては非常にきつい領域ではあるんですけど、
ただたくさんの課題があって、人数も非常に多いのは間違いないので、
何かしらの形で挑戦される会社があるとすごくいいんじゃないかなと思います。
そうですね、まさにそもそもやることが、
ソフトの会社が簡単とかそういう話ではなくて、
ソフトとかの会社とまたちょっと違った技術開発の難しさだったりとか、
そういったところもありますし、
加えてハード系スタートアップ特有のコストのかかり方というか、
弊社もハードウェア系の会社に投資をさせていただいているので、
内部のことがよく分かるというか、
お話を聞いているだけですけどよく分かるんですけど、
やっぱりソフトの会社とは全然違うマイルストーンの切り方をしないといけないとかっていうようなハードルの高さもありますし、
やっぱり投資家側の理解をどう追いつかせるかみたいな話もあったりというところで、
全然違った難しさはあるから、
スタートアップの皆さん頑張ってくださいというよりかは、
我々の業界の皆さんも頑張りましょうみたいな話なのかなっていうのは思いますね。
ちょっと脱足かもしれないんですけど、
現ロボテックさんかな?
神奈川の会社です。
床の背筋を結束するロボットを開発されている会社さんで、
この前また展示会で拝見してきたら、
ロボットじゃなくて、こういうやり方もあるよねというか、
人が使う道具みたいな展示も増やされていて、
そこですごく素晴らしいなと思ったんですけど、
ロボットじゃないといけないのか、
一足飛びにロボットに行く必要性はなくて、
何個かマイルストーンを置いて、
人が使う簡単な道具から課題解決をしていって、
最終的にロボット化していくみたいな修練の仕方っていうのは、
一気に大きな投資をしなきゃいけないみたいな、
そういった賭けに出るような経営も結構きついと思うので、
段階的に課題を解決していくっていうやり方が非常にいいなと思いました。
まさにそのあたりのお話も講談で少しできればなと思っているんですが、
そういった話を踏まえて、
じゃあ今ロボット結構ハードルあるよね?
みたいな話も割かしあったかなと思うんですけど、
そもそも業界全体というか、
今かなり個別の話だったと思うんですけど、
マーケット全体の状況って今どうなんだっけ?
みたいなところを一旦おさらいができればなと思っています。
ロボットのところに関しては、
日本国内単体のデータがかなり少なかったので、
グローバルなものも含めてお話をしていくんですが、
まずロボティクスの方でいくと、
総務省が出しているICT博書というものがあるんですが、
そこにグローバルなデータが載ってまして、
大体ロボティクスだけで市場ってどれくらいありますか?
グローバルでっていうものを見ていくと、
大体2023年の時点で、
407億ドル、ざっくり言うと6兆円くらいの市場があります。
っていうのが現状らしいです。
これに関して言うと、
2016年からデータが出ているんですけど、
おおむねここまでは5パーから10パーくらいの年率成長できているのかな、
というようなのが今の現状です。
それに対して今後どう成長していきますか、
みたいなところの見込みも一緒に出ているんですけど、
24年から28年の伸びに関しては、
年次の平均成長率で大体11%くらいの成長見込みです、
っていうところがあるので、
今まで以上に加速するんじゃないか、
っていうのが見立てになっているというような感じです。
これも面白いのが、
インダストリアルロボットと呼ばれる領域と、
サービスロボットと呼ばれる領域の2つに分かれていまして、
インダストリアルロボットは、
このデータの定義で言うと、
どちらかというと人との共同前提としないというか、
ロボットだけが働くようなところで、
ロボットが働いてくれるっていうロボット。
ロボットアームで製造をしたり物を作ったり、
みたいなところで使われるロボットがインダストリアルロボット。
サービスロボットの方は人と共同する、
ないし人がいるところで働くロボット、
みたいな文脈で書かれていました。
この内訳がどうなっているのか、
みたいなところで言うと、
インダストリアルロボットと呼ばれる、
人とは一緒に働きませんっていうロボットに関しては、
全体で言うと大体5%から10%くらいの伸びてます、
っていうお話をしたんですけど、
インダストリアルの方に関して言うと、
ほぼ横ばいか若干落ちている、
っていうのが現状かなと思います。
一方で、この成長自体を牽引しているのは、
サービスロボットの方なので、
やっぱり人と一緒に働く、
ないし人がいる空間で人の代わりをしたり、
っていうところが現状で言うと伸びている、
ないし今後もそこの部分が伸びる、
っていう風に予測されているのが、
今のロボットの状態なのかなと思っています。
ドローンの活用状況
この点で、ハードウェアテックという風に
あえて言ったのは、
ロボットだけではなくてドローンとか、
あとはそういったロボット以外のものの
活用可能性っていうのもあるのかなと思っていて、
もう一個ドローンの方の試乗を持ってきました。
こっちに関しては、
日本国内のデータが一応出ていて、
25年に出たデータなんで、
24年が実績、一番新しい実績になるんですけど、
ドローン関連の機体販売であったりとか、
ドローンを活用したサービスの販売であったりとか、
あとはドローンのメンテナンス保険関連、
みたいなところまで全部ひっくるめた
ドローンの試乗っていうのは、
2024年時点で4,371億円あります。
これの内訳を見ていくと、
機体がだいたい1,100億ぐらいの試乗があっていて、
その機体を活用したサービスっていうのが、
2,300億弱ぐらいあって、
残りの950億ぐらいがメンテナンスだったりとか、
あとは消耗品関連、あとは保険みたいなところを
含めたものでしたというような形なんで、
基本的にはサービス関連が一番試乗が大きいです
っていうのが現状です。
そのサービスってどういう領域に
どれぐらい寄ってるんだっけ、
みたいなのもデータとして出てて、
これが意外というか、
割と面白い結果だったなと個人的には思ってるんですけど、
2,300億ぐらいの内訳として、
一番大きい割合を占めてるのが点検の領域で、
870かな億円あります。
割と占めてるなっていうような感じかなと思います。
2番目に多いのが農業の領域で、
いわゆる農薬散布だったりとか、
生育状況を見たりみたいなところで
使われるのかなと思うんですけど、
そういったところで使われてるのが
540億円弱ぐらいあります。
3番目につけてるのが土木建築の領域で、
380億円ぐらいっていうような感じになります。
ただこれ、ちょっと素人目に見ると
っていうような話ではあるんですけど、
点検って基本的には、
建ててるそのものの中で使われてるものではないだろうけれど、
基本的には建てた構造物そのものが大丈夫かどうか、
みたいなところを見られるのに使われてるんじゃないかなとか、
あとはプラントだったりとか、
そういったものが動いてる時にどうなってるかな
みたいなところを見に行くものなんじゃないかなと思うので、
こうやって見てみると、
意外と建設領域でのドローン活用が
一番進んでるという結論なのでは?
っていうふうに見えたのが、
このドローン通信でした。
いいような感じです。
そうですね。
ドローンってどちらかというと、
建設とか土木とか点検も含めて、
関連する領域で使われてるイメージがあるなとは思ってました。
土木建築、3番手に市場が大きいところでいくと、
おそらく土木の測量とかでは割と普及してきてるかなと思ってまして、
上空をドローンを飛ばして、
土のどれぐらいの土量があるかとかを測ったり、
そういったところで非常に広大な敷地の中で
土の溶石とかを測る必要があるのを結構自動化できる、
そういったところでは普及が進んでいるのかなという印象です。
点検もそうですね、
橋梁とかの高いところに人が行かないといけないっていうのは、
これまで足場を作ったりとか、
非常に点検をするための準備作業の方が逆に言うと、
作業的に重かったっていうところがあります。
皆さんも橋とか、たまに点検とか塗装のし直しなんかも
足場かけるんですけど、
そこもドローンとかやってくれればいいなと思うんですけど将来。
点検に関してもやっぱり人が見るってなると、
何かしらカメラを入れなきゃいけない。
橋の底を見るってなったときは、
じゃあどうするんだと。
結局足場をかけて人が行けるような状況を作らなきゃいけない。
そこのコストの方が逆に言うとデカくなってしまう。
そういう経済のことがあったんですけど、
そういったことが一気に楽になるのが、
このドローンのありがたいところなのかなというふうに思います。
そうですね。
やっぱりどうしても建設だったりとか、
あとは点検関連の領域って直に2Cで触れることはないと思うので、
あんまり目立ってないというか、
ドローンがめちゃくちゃ使われてるっていうイメージって、
ロボットとドローンの市場動向
建設に絡んでない方たちだとあんまりイメージ持てないのかなと思っていて、
むしろ多分市民生活っていう意味で近いところで言うと物流だったりとか、
あとは最近だったらドローンショーだったりとか、
つい最近実はめちゃくちゃ脱線するんですけど、
横浜スタジアムに野球を観に行った時に、
ドローンショーをその試合の後にやってて、
めちゃくちゃ制御されて綺麗に動いてるのを見て、
ドローンショーってこんな感じになるんだっていうのを初めてちゃんと体験したんです。
そういったところの方がニュースにもなるし、
よく目立つとは思うんですけど、
ドローンショーとかに関してはまだまだ市場としてはやっとでき始めたっていうような感じで、
今さっきの数字の中で言うと、
さっき点検が870億で、
3番手の土木建築でも380億っていうようなお話をしたと思うんですけど、
今現状で言うとドローンショーで20億で、
実は物流も同じぐらいの20億しかないっていうような感じなんで、
やっぱり建設領域のところがぶっちぎりでドローン活用自体は進んでいる、
少なくとも市場規模ベースで言うと進んでいる、
その現場にどれだけ便益をもたらしているかという観点は
要議論なのかもしれないですけど、
かなり進んでいる領域なのかなっていうところは、
数字を見ても分かるところな感じはありました。
先ほど申し上げた通り、
点検するのに足場をかけなきゃいけないってなると、
そこの費用がそれなりになるので、
それより安いよねっていうところで、
マネダイズしやすい領域でもあるのかなと思います。
ありがとうございます。
そういったところが市場の全体感ではあるんですけど、
そこに対して投資側はどう動いてますかみたいなところを
最後にこのセクションでは見ていこうかなと思ってまして、
これも直近の日本のスタートアップの投資環境をまとめているレポートとか
いろいろ見てみたんですけど、
なかなかロボットだけ切り取ってデータを出してくれてなくて、
またアメリカというかグローバルの指標で恐縮なんですが、
今現状で言うと2024年が一番新しいデータになるんですが、
ロボットに関する投資っていうところで言うと、
スタートアップにVCがどれだけロボティックス関連で出資をしてますかっていうところで言うと、
24年が64億ドル出資をしていますっていうところが
現状の足元の数字です。
投資した件数で言うと473件でいいような形になっています。
これは多いのか少ないのかって言うようなお話なんですけど、
直近で一番数が多かったり金額が多かったりしたのが2021年なんですね。
2021年で言うとざっくり150億ドルぐらい多分
投資額ベースで言うとあったんじゃないかなと思いますが、
かなり金額的にはありました。
半分ぐらいに今なっているっていうような状況かなと思ってます。
件数的に言ってもおそらく半分ぐらいっていうようなところで、
じゃあその1年前の2020年っていうところで言うとどうなるかっていう話なんですが、
件数で言うと2020年と比較しても270件ぐらい減少しています。
金額自体はあまり変わってないっていうような感じです。
なのでやっぱり金額自体は変わってないかもしれないけど、
件数自体はがっつり減ってきてるなっていうのが現状です。
しかもこの数字をさらに掘り下げてみると、
実は2024年のこの金額のうち13億ドルは
たった3社で集めてますっていうところがあったりするので、
その3社の異常値というかかなり大きい調達を除くと、
やっぱり金額ベースでも件数ベースでも大きく落ちているっていうのが現状なんじゃないかなっていう風には
見て取れるなっていうのがそのロボットへのVCからの投資というようなところでした。
ありがとうございます。勉強になります。
2021年は逆に言うとドローンに限らずですけど、
スタートアップ投資が非常に盛んだった、
どちらかというとそっちが外れ値なので、
おそらく少し減少トレンドにあるように見えますけど、
2021年がそもそもちょっと過大な投資があったという見方が多分現実的かなとは思います。
あとドローンで言うと機体の部分は中国のメーカーさんが市場を取っていらっしゃいますので、
そこになかなか勝てないよねというところで、
機体ではなくて制御とかそっち系の企業に投資が向き始めているのかなと。
そうなるとやっぱり必要となる資金がハードと比べると小さくできるということも踏まえて、
金額が少し小さくなっていっているような、そんな感じなのかなと思います。
ありがとうございます。
まさにロボットだったりとかそういったもののトレンドどう変わってきてますかみたいなところで言うと、
さっき前半の方でも話があった通りで、やっぱりAI組み合わせるみたいなところがかなり盛り上がってきているようで、
直近資金調達をしたロボティックス関連を見ても基本はAIかけるロボットっていうような感じになってきているので、
やっぱりプレプログラムドロボットだったりとか単純作業の繰り返しっていうところに関しては、
もうスタートアップとしては基本はあまりメジャーな領域にはなっていない。
基本はAIで動いてもらうっていうところが前提になっているロボットへの投資が集まっているっていうのが現状なのかなというふうに見えました。
というのがここまでが市場の話っていうような感じです。
ありがとうございます。
じゃあここからは…
本日はこれにて以上になります。
聞いていただきありがとうございました。
投資状況とトレンド
次回は建設現場でロボットやドローンが実際にどのように使われているのかについて触れていければなと思っております。
本日の内容で気になったことがあればコメント欄よりコメントをお願いします。
また概要欄のXのアカウントのフォローもお願いします。
それではまたお会いしましょう。
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