コーチングとの出会いは、前職外資系の製薬会社の人事部に勤めていたんですね。
その時に、やっぱり人事なので外資ということもあって、グローバルな研修をたくさんやらせていただく機会があったんですけど、その中でコーチングと出会ったんですね。
それ以前は英語を使う仕事が多くて、その中でも英語を教えるっていうティーチングの仕事が10年以上長かったんですよ。
なので、ティーチングをずっとやっていて、そこでコーチングと出会った時に本当に衝撃的な、今でも覚えてるんですけど、衝撃を受けて、
ティーチングとコーチングってよく対比させると思うんですけども、ティーチングって自分の知識とか自分の経験を相手に与える関わり方だと思ってるんですけど、
コーチングって全く真逆じゃないですか。相手から引き出す関わり方って、そんな関わり方があるんだってすごい衝撃を受けて、
そこからどっぷりハマったというか、こういう関わり方自分もしたいなと思って、そこから資格を取ってプロコーチになりました。
ありがとうございます。すごく気になったポイントを何箇所かお聞きしたいなと思ったんですが、
ティーチングからコーチングに切り替えて、今実際にラジオを聞かれているクライアントさんだったりとか、マネージャーだったりとかリーダーの皆さん、
結構難しさを感じるポイントだろうなというのも感じるんですけど、松田さんの中でティーチングからコーチングに切り替えるポイントのようなものとか、
分析によってそれが身につくことによって、周りにどんなインパクトを与えてきたのか、みたいなことをぜひ伺ってみたいなと思ったんですが、いかがですかね。
ありがとうございます。本当に今ゆみさんがおっしゃった通り、最初コーチになった時ってティーチングが抜けなくて、
頭では分かっているんだけど、コーチングしなきゃと思ってもティーチングをしている自分がいたなというのは確かにあったなと思っていて、
コーチングを学んでいく上で気がついたこととして、先生がティーチングをしている時の大前提が、相手がまだ未熟だとか、十分じゃない、不足しているという見方があったんですよね。
もちろん先生だから当たり前なんですけど、相手の足りないところとか欠けているところをどう補うか、どうサポートしてあげるかという姿勢だったんですよね。
それがコーチになって、コーチとはって自分と向き合っていく上で、私が資格を取ったコーチングスクールの礎に、相手は欠けるところない存在という礎があるんですけど、
それを本当に大切にしていて、言い換えると全ての人ができる存在だと思っているんですけど、相手の可能性を信じられるようになって、
そこからだいぶティーチングが抜けてコーチングができるようになってきたなって自分では思っていますね。
可能性を信じるみたいなことが、結構やっぱり大切になってくるということで、コーチェットでもそのあたりを確かに大事にしているなというふうに思うんですけども、
それが身につくことによって、それこそクライアントに対するインパクトであったりとか、これまで松田さんと関わってきた人たちにどういうインパクトが変化としてあったのかというのをもう少し聞いてみたいなと思ったんですが、いかがですかね。
そうですね、相手の可能性を信じる、相手はできる存在だって信じるっていうと、完璧な人みたいな想像もする方も多いんですけど、私も研修とかもやっているので、私が考えているのは、できる存在っていうのは優秀とか他の人より優れているとか、何でもできるっていう意味ではなくて、
人間は弱い存在ではない。私が守ってあげなきゃとか、作ってあげなきゃ、助けてあげなきゃっていう存在じゃないと思っていて、すべての人が自分で考えて選択して行動して、うまくいかなかったとしてもまた考えてもう一度チャレンジすることができる存在だって思っているんですね。
ただそれは最初からできるわけではないと思っていて、行動、私はよく実験って言うんですけど、実験と学習を繰り返して小さな成功体験を積み重ねて自分の目標や夢に近づいていく。
そのためにどんどん小さい成長をするのをお手伝いするのがコーチだと思っていて、私はずっとそういう関わり方でクライアントさんと関わっているんですけど、それによってクライアントさんも本当に自分以上に信じてもらえることってなかなかないじゃないですか。
私は本気で信じてるんですよ。この人だからじゃなくて、もう人間だからぐらいの大きな感覚で信じていて、私が本当に小さいステップなんですけど、こんなとこ成長しているねっていうところを信じ続けることで、クライアントさんも自分自身を信じられるようになって、どんどん前に進んでいくっていう関わりをずっとしてきて、それを見させていただいているので、
これ間違ってないんだなっていう自分の確信でもあるんですね。
その大前提に実は、私自身がこのコーチングの関わり方を学んで、私が生きやすくなったんですよね。
かけているところにフォーカスすることを自分自身にもやっていたので、本当に生きづらかったんですよ。
達成したりしても、一瞬なんですよ、その達成感って。まだここできてないとか、じゃあ次何に向かわなきゃいけない、もっと頑張らないと認めてもらえないっていうのをやっていたので、すごいつらかったんですけど、
このコーチング的な関わり方、この視点を持つことで、私はこのままでいいんだって、自己需要もできるようになって、すごい私が楽になったっていうのが一番コーチングをしていてよかったことで、
もう一個よかったことが、その視点を持つことで、目の前の人にその人もできないところをフォーカスするとどうしてもイライラしちゃうじゃないですか。
それもしなくなって、あの人も弱い面もあるけどそこも個性だなとか受け入れられるようになったので、相手の見方も変わったっていうのも自分が楽になったところかもしれないですね。
先ほどの本当に信じてるっていうところにも繋がってくるような話だなというふうに感じていたんですけども、自己需要をするからこそ他者の需要にもしっかりと繋がっているような感じなんですかね。
自分が最初かもしれないですね。自分を信じられないのに相手の可能性を信じるって、もしかしたら難しいのかもしれないですね。
私も実際に向き合うクライアントの皆様であったりとか、日々向き合っている友達だとか友人だとかみたいなところでも感じる部分ではあるんですけれども、自己需要ってどうしたらいいのって思う方が結構いらっしゃると思っていて、
いらっしゃる部分に目が行って、もっと頑張らなきゃと思うんだけれども、ずっとそこを続けていくと苦しさを感じるみたいなことも。
結果として、なんとなくメンタルヘルスに影響が来たりとか、そういうことも起きているのかなというような、そんな印象もなんとなく感じるんですけど、
松田さんがここは自己需要するときは意識した方がいいポイントみたいなのがあれば、聞いてみたいなと思ったんですが、いかがですかね。
そうですね、さっき言った、私のコーチングスクールの礎で、人は欠けるところのない存在っていう、その礎がよく研修でもお話しするんですけど、欠けるところがないと伝えすると、みんな満月のようなまんまるを想像するんですよね。
欠けると言えない。
全くそんな必要はなくて、本当にデコボコしていても、歪んでいても、いびつな形でもいいと思ってるんですよ。
そのデコボコも、その人の個性だしユニークさだし、味であるって、それすらも面白がる、楽しむっていう気持ちを持つと、なんかここちょっと凹んでるけど、これって私らしさだよねって。
そういう遊び心も入れて、まんまるである必要はないっていうところを意識してもらえるといいかなって。
自分もそうだし、相手もここへこんでるねって一緒に面白がれるような関係性だったらいいかなって思ってますね。
ボコボコしているのも自分だよねっていう、そのままを認めていくような、ある種強さ、力強さみたいなのも感じるなって、今のお話を聞きながら感じました。
かけているとみんなそこ埋めようってするんだよね。
埋めに行きますね。
そこを見ちゃうんだけど、いやいや、それも味だしっていうふうに思えるように、最初にちょっと本当にトレーニング的なかもしれないけど、そういう出来うちに本当に心から思えるようになっていくと思うので、意識することは必要かもしれないですね。
今お話を聞きながら勝手にインスピレーションが湧いてしまったんですけど、味のある器っていうのもめっちゃ綺麗というわけではないというか、この器すごい綺麗だなとか、素焼きの器すごい美しいなって思うときって、
それが何が理路整然としているからだったりとか、形がまさに綺麗だから入れたというふうに認識しているわけではなくて、そもそものそれ自体の味を感じてだったりとか、凸凹しているからこのところが自分は好きだなと思っている感覚とかっていうのを何となく今お話を聞きながら受け取って、そうだよなって思ったり話を聞きながら思いました。
今の聞いたとしても思ったんですけど、金継ぎってあるじゃないですか。掛けて、私は結構捨てちゃうんだけど、でも本当に気に入ったやつは金で継いでくって、それも味っていうか、それもすごい素敵なことだなと思っていて、捉え方次第なんですよね。それも掛けているから捨てるっていう人もいるかもしれないけど、
いかに価値を感じているんだったら大切にしてほしいし。
弱さと強さが表裏一体だなっていうところを今お話を聞きながら改めて感じたのが、そこをそもそも認めていくということが自分を信じるということを自己需要につながっていって、さらに他者に対しての循環まで追われていくっていうのが本当にあるのかなと私は聞きながら思いました。
ありがとうございます。そんな大切な価値観を持たれている松田さんだと思うんですけれども、なぜ経営者にコーチングをそんな中で提供していきたいと思われたのかだったりとか、もし経営者の方々だったりとかリーダーの皆さんにコーチングを提供している上で何か気をつけていること、大切にしていることがあれば伺ってみたいなと思いますが、いかがですか。
ありがとうございます。今、実際にコーチングセッションを提供している割合って多分8割9割ぐらいが経営者、経営層とかリーダー層なんですね。個人の方は1割ぐらいなんですけど、
本当に独立した4年前とかは、こんな比率でもなく半々、半々より個人が多かったぐらいなんですね。ただその当初から研修とか講演会とかもやらせていただいたので、その後縁でたまたまエグゼクティブの方が増えたっていう経緯があったんですね。
そうですね、その時に最初は実は経営者側に寄り添っていなくて、最初の頃は、今思い返すとなんですけど、社員側というか部下側の視点で関わってたなーって思っていて、その時は
会社の貴重なリソースである人を活かしきれてないなーとかもったいないなーっていう気持ちが強かったと思うんですよ。
でも、多くの経営者やリーダー層と関わらせてお話しさせていただく中で、本当に多くのほとんどの方が、実はもう心から社員の個性を生かしたいとか、活躍の場を作ってあげたいとか、やりがいの持てる職場にしたいなって、心から願っているってことに気がついたんですよ。
それを知って、それでも、やり方がわからないとか、そのためにはどんなマインドスキルを持てばいいのかっていうのがわからないっていう悩みもたくさん聞いてきたんですね。
それを聞いていくうちに、そっかーと思って、本当はそういう願いがあるんだっていうことに気がついたら、多分私の立ち位置というか、変わってきたんだと思うんですよね。
今は本当に経営者側というか、経営者に寄り添っているなーって自分でも思っていて、
多分自分のセッションも変わってきたかなと思っていて、さっきのご質問の気をつけることっていうのであると、やっぱり本当に寄り添うことですかね。
でも同じ目線に立ってたら多分何も一人で考えればいい話なので、
立ってずっといるっていうのはちょっと違うなと思ってるので、俯瞰したり客観的に見えることを伝えしたりとか、私は結構柔軟にいろんな視点から
やることは心がけてるんですけど、でも経営者が本当に心から願っていることは社員の幸せだったり、
職場を、会社を良くしたいっていうところがあるっていうところはもう信じてるし、そこはぶれずに持ち続けてるっていうのは気をつけてるかもしれないですね。
経営者の皆様とか、それこそエグゼクティブのくらいに寄られる皆様っていうところで、経営のバランスと社員の幸せのバランスで結構悩まれるっていうところが、今のお話の中でも印象として感じるところなのかなというふうに思っていて、そこに対してしっかりと共感と需要を持ちつつ、
俯瞰で視点として、新しい視点を与えていくみたいなことを中松田さん自身が常に意識されているのかなというふうに感じました。