1. やっちー🌸心のコンパスルーム
  2. 介護職の私が、家族を看取った..
2025-09-22 14:59

介護職の私が、家族を看取ったときに感じたこと #1060

介護に向き合う中で、誰もが迷い、揺れる瞬間があると思います。私も同じです。
家族として何ができるのか?
延命治療の選択は?
仕事の立場と、家族の感情に揺れたあの時を思い出しながら声の記録を🌿

テキストでも読めます
https://note.com/tksgy105/n/n04623eb5d34e

父が旅立って10年たちました #1051
https://stand.fm/episodes/68ad715a4b1f318b6169dabe

突然くる親の介護、これだけは準備しておきたいこと
https://stand.fm/episodes/6353261a9a7a92a210c96c5c

思いもしなかった「30代での親の看取り経験」が教えてくれたこと
https://stand.fm/episodes/6349dd5984d63a9e9a400500

「まさか自分が⁉」突然動き出す親の介護に流されないために
https://note.com/tksgy105/n/n1b185abf3f38?sub_rt=share_sb

家族の介護と仕事で悩んだ3年間
https://note.com/tksgy105/n/nc082ca3651d2?sub_rt=share_sb


---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f754cdaf04555115de404a6

サマリー

介護職のやっちーは、家族を看取った経験を振り返り、介護を受ける側とその家族との葛藤や迷いについて語ります。特に、延命治療や家庭での看取りに関する思考のプロセス、そして介護を通じての人との関わりの大切さについて深く考察します。

00:02
こんにちは、やっちーの心のコンパスルーム、お聴きくださいましてありがとうございます。
こちらのチャンネルでは、日々の暮らしや、福祉の仕事で感じたことや、心のコンパスを大切にしながら、しなやかに生きるヒントをお届けしております。
いかがお過ごしでしょうか。
はじめに一つお知らせをさせてください。
今度の10月4日の土曜日で、私はスタイフォーを始めて5周年ですね。丸5年を迎えます。
ちょっと去年はやらなかったんですけれども、それまで何年経ったっていうときにライブをしていたので、今回土曜日の夜ではあるんですけれども、
10月4日土曜日の夜9時から30分ぐらい、その5周年でのライブをしようかなと思っております。
またコミュニティ欄の方でお知らせの方を出したいと思いますので、よかったら遊びに来てください。
家族の介護との葛藤
今日は昨日のオットの方に書いた記事で、介護職の私が家族を見取った時に感じたことということで、お話をしようと思います。
先月の配信の中で、父が旅立って10年経ちましたっていうお話をさせていただきました。
10年経ってみて、時間の経過とともに気持ちの整理がつくところもあったとともに、
当時私は主任ケアマネージャーで管理者をしていたんですけれども、
そうやって働きながら家族の介護をしていたことで、その介護の仕事が役立ってよかったって思うこともあれば、
反対にちょっとそれがあったから苦しかったかなって思うことがあったのを思い出したんですね。
介護職として、介護を受ける方だったり、そのご家族の方には本当にこれまで合わせると1万人近くかな、関わってきているんですけれども、
いざ自分が家族を見とる立場ってなった時に、それまで想像してなかったような葛藤とか迷いに向き合うことがすごく多かったんですね。
知識があって、それが良かったことと苦しかったこと、あと家族だからこそできたことっていうのを、
私なりにちょっと振り返りながら、これから介護する方だったり、今介護をしている方だったりとかに、少しでも何かヒントになればと思って話していこうかなと思います。
まずは、介護職でも家族になると迷うんだなっていうのが、実際に介護をしてみて一番自分が感じたことでした。
介護の仕事をしていて、介護をしている方、仕事でそういう方に出会うことが確かにあったんですね。
でも自分の場合は、いざ自分が家族の介護とか見取りをするってなった時に、頭ではこういう時はこうしたらいいんだよなっていうのはわかるんです。
ものすごい理解しているつもりなんですけれども、家族として、父の介護だったので娘としてっていう感情が入ると、そんなに簡単にこれ決められないよなとか、こうしたらいいのはわかるんだけどさみたいなことが、実際結構そういうふうに思うことの連続というか、結構多かったです。
自宅で過ごした方がいいのかなっていうところから始まって、でも普段は私は仕事行くので、母一人で介護をするのは負担が大きいからやっぱり病院の方がいいのかなとか、そんなことを結構ぐるぐるぐるぐる考えて、なかなか決められなかったりしました。
この本当に知識とか経験とかがあっても、家族としてどうしたらいいのかっていう葛藤は、おそらく最後まで私はなくならなかったなと思います。
この嫁選国を父はされていて、その時間の中で家族として何ができるのかなっていうのを、本当に日々模索していたなって思います。
初めは実家と離れていて、1時間から1時間半ぐらいかかる距離に住んでいたんですけれども、途中で実家の近くに引っ越してからは、毎朝保育園に息子を送る前に実家に顔を出すっていうことをしていたり、週末には実家に泊まりに行ったり。
とにかく一緒に過ごす時間を作ることだけが本当に必死だったなって思います。
その時に正直ちょっと仕事を辞めようかなって考えた時もあったんですね。
それを母に話した時に、父は自分のせいで娘に仕事を辞めてほしくないっていうことを話してたっていうのを聞いて、確かになって思ったので、できることは少ないんだけど、これまで同時生活をしようって思ったこともありました。
とにかく孫の成長っていうのがすごい楽しみに父はしていたので、息子の写真を撮って送ったりとか、あと息子がまだ小さかったので本当何も描けないんですけども、
二顔絵らしきものを描いていたりとか、なんかしたものをその仕事行く前に届けるっていうのが精一杯だったんだけど、
でもそうやって何かしら小さなことでも自分にできることをやることで、自分の気持ちを落ち着けてたなって思います。
一番家族の介護の中で迷いが大きかったのが、延命治療のことですね。本人の希望と家族の希望とそこを合わせていくっていうのもそうだし、
なんかその延命治療はしないって父は初めから決めていたんだけれども、だんだん父も自分の意思が伝えられなくなってきて、意思疎通がだんだんできなくなって、最後の頃。
そうなった時に、家族が最終的に判断しなきゃいけなくなる場面があって、そこが結構揺れましたね。
最後、食べ物とか水分を摂ると護衛性肺炎を起こす危険が高いって言われて、何も口からは摂れなくなったんだけど、延命治療はしないっていう選択をしているので、
天敵とか何も一切治療しないで過ごすっていうので、食べられなくなっていく姿を見て、どんどんやっぱり体も痩せていくしね、そういう姿を見ていて、
頭ではこれでいいんだよなって思ってても、やっぱり心はすごい揺れていました。最後の最後になって、母は病院に連れて行ったほうがいいのかなって一瞬考えた時があったんですよね。
でも私ももちろん気持ちは揺れたんだけど、仕事の中で最後の最後に気持ちが揺れて病院に連れて行って、延命治療をやっぱりやることになった時に、天敵だったり栄養とかいろんな中部につながれているのを見て、後悔している方もたくさん見てきていたので、
私は気持ちが揺れながらも、でもお父さん希望してたのって最後まで家で過ごすことだよねって、本当に自分に言い聞かせるように家族に話しながら最後まで過ごしました。
結果的にはそうやって最後まで苦しまずに、自然な最後を迎えられたんだけれども、そこに至るまでの葛藤は相当なものがありました。
介護と心のケア
ケアマネージャーをしていて、良かったなっていうのはやっぱり知識だったり経験に助けられたこともすごく多かったです。
でも逆にケアマネージャーとして先の見通しが見えてしまうっていうのが、かえって苦しくなることがありました。
病状だったりとか家族の状況を見ると、なんとなくこういうふうに進んでいってこういうふうに変わっていくんだろうなっていう予測がつくこともやっぱり多いので、
自分の実際に父の病状だったりとか状況を聞いたときに、これはちょっと本当に長くないかもしれないっていうのがわかるし、どういう経過をたどるかもなんとなく想像がつくんですね。
でもやっぱり家族としてはそれは信じられないというか、信じがたいなっていう気持ちが大きくて、現実と向き合わなきゃいけないんだけど、結構目を背けたくなるような日が続いていました。
仕事として支援者としての視点と家族としての感情で、本当に経験したことのない苦しい経験もしたなって、今だからだけど思ったりしています。
介護をする前に何かできることはないかなって、やっぱりこの見取りを経験した後に思ったんです。
私は父の一周期が過ぎた頃、これでよかったのかなっていう、なんかこう気持ちの整理がつかないというかね、だったので、ちょうどその頃にご縁があったエンディングノートとか就活の活動っていうのに興味を持って、そういうのをやるようにしました。
その中でやっぱり本人の希望は聞けるうちに聞いておいて、エンディングノートまで行かなくても残しておくって大事だなと思ったり、あとは相談できる人を持っておくって、それは身近な相談窓口もそうだし、
今だとSNSとかオンラインのコミュニティとかもあるので、そういうのを利用するっていうのも結構大事なんだなって、後から思ったりしました。
そうやって介護とか衛命のことを前もって話す機会っていうのを作っておけるといいなって思うんですね。
そうやって準備しておくことで、その衛命治療って結構重大な決断になるので、そこで家族に負担をかけずに済むことがあるなって思ったりもしていますね。
あとは相談できるところを作っておくっていうのは、解決したいっていうよりも、多分この大変さとか辛さをわかってほしいみたいな気持ちが大きかった気がします。
話せる人とか場があることで、自分だけで抱え込まなくていいんだっていうことで、だいぶ気持ちの負担が違ってくるのかなって思います。
今回この発信しようかなって思ったのは、自分を休ませることも介護の一部というか大事な部分だなって思ったので、それを最後に伝えたいなと思います。
介護ってゴールの見えないマラソンだって言われるように、長期間にわたることも結構あるので、本当に自分を休ませる時間を取るのって大事だったりします。
家族として介護をしていると、身体的な負担だけじゃなくて精神的な負担っていうのもすごく大きいし、睡眠取れないと当たり前だけどイライラしたり、判断力鈍ったりして、やらなきゃいけないことができなくなるなんていうこともあったりしました。
やっぱり在宅での見取りって常に気を張っていることも多かったりするので、本当にこの休む時間って大事だなって思います。
家族だからしっかりやらなきゃって思っちゃったりするんですけど、周りに頼っていくことで介護って続けていけるんだなって思いますし、
私もその家族としてたくさんの人に助けられてきたなって思うし、今でもその感謝は忘れられないくらいに、本当にそのおかげで最後まで過ごせたなって思っております。
これを私が話したり伝えることで、今は介護をしている方とか、これからの不安になっている方が少しでも気持ちが軽くなればと思って、今日はお話をしてみました。
最後までお聞き下さいましてありがとうございました。もし何か感想もそうだし、質問とか何かあればコメントとかレターとかいつでも送ってください。では今日も素敵な一日をお過ごしください。じゃあまたねー。
14:59

コメント

スクロール